JPS60257590A - 多層プリント配線板の製法 - Google Patents
多層プリント配線板の製法Info
- Publication number
- JPS60257590A JPS60257590A JP11518184A JP11518184A JPS60257590A JP S60257590 A JPS60257590 A JP S60257590A JP 11518184 A JP11518184 A JP 11518184A JP 11518184 A JP11518184 A JP 11518184A JP S60257590 A JPS60257590 A JP S60257590A
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- Laminated Bodies (AREA)
- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
この発明は、電気機器、電子機器、コンピュータ等に用
いられる多層プリント配線板の製法に関するものである
。
いられる多層プリント配線板の製法に関するものである
。
従来、多層プリント配線板は、つぎのようにして得られ
ていた。すなわち、回路を形成した内装材の回路形成側
に、樹脂量40〜55重量%(以下単に%と記す)にす
るため厚み0.1 +n程度の薄い基材に多量の樹脂を
含浸させてなる樹脂含浸基材を多数枚弁して、片面金属
張積層板を、その金属箔側を外側にして配設し、一体化
して得られていた。
ていた。すなわち、回路を形成した内装材の回路形成側
に、樹脂量40〜55重量%(以下単に%と記す)にす
るため厚み0.1 +n程度の薄い基材に多量の樹脂を
含浸させてなる樹脂含浸基材を多数枚弁して、片面金属
張積層板を、その金属箔側を外側にして配設し、一体化
して得られていた。
ところが、このものは、内層材と片面金属張積層板との
間に介在する樹脂含浸基材の樹脂量が多量にすぎるため
、樹脂硬化時の歪応力が大きく、微細な回路を変形させ
たりしていた。また、片面金属張積層板の樹脂板側に付
着している離型フィルムが人手による引剥しを必要とし
たため、工程自動化を不可能とさせていたほか、樹脂含
浸基材の使用枚数が多数枚となっていることによる効率
低下と、配線板厚みの増大も問題になっていた。
間に介在する樹脂含浸基材の樹脂量が多量にすぎるため
、樹脂硬化時の歪応力が大きく、微細な回路を変形させ
たりしていた。また、片面金属張積層板の樹脂板側に付
着している離型フィルムが人手による引剥しを必要とし
たため、工程自動化を不可能とさせていたほか、樹脂含
浸基材の使用枚数が多数枚となっていることによる効率
低下と、配線板厚みの増大も問題になっていた。
この発明の目的とするところは、内層回路の信頼性向上
、離型フィルム不使用による工程の自動化、および、樹
脂含浸基材取扱枚数減少による効率化と厚み減少が可能
な多層プリント配線板の製法を提供することにある。
、離型フィルム不使用による工程の自動化、および、樹
脂含浸基材取扱枚数減少による効率化と厚み減少が可能
な多層プリント配線板の製法を提供することにある。
従来法において、樹脂含浸基材の樹脂量を40〜55%
もの多量にしていたのは、積層する各材料間の接着力を
充分にするためには、これだけの樹脂量が必要であると
の考えによる。また、金属箔を片面金属箔張積層板の形
で用いていたのは、金属箔を直接積層したのでは充分な
接着力が得られないという考えによる。
もの多量にしていたのは、積層する各材料間の接着力を
充分にするためには、これだけの樹脂量が必要であると
の考えによる。また、金属箔を片面金属箔張積層板の形
で用いていたのは、金属箔を直接積層したのでは充分な
接着力が得られないという考えによる。
しかしながら、発明者らの見出したところによれば、接
着力を確保するために樹脂量を充分に多くする必要があ
るのは、金属箔を接着させる面のみである。したが・つ
て、従来のごとく、すべての樹脂含浸基材の樹脂量を多
くしていたのは、歪応力発生の点で不都合であるばかり
でなく、不必要に樹脂量の無駄をしていたと言うことに
゛もなる。
着力を確保するために樹脂量を充分に多くする必要があ
るのは、金属箔を接着させる面のみである。したが・つ
て、従来のごとく、すべての樹脂含浸基材の樹脂量を多
くしていたのは、歪応力発生の点で不都合であるばかり
でなく、不必要に樹脂量の無駄をしていたと言うことに
゛もなる。
また、金属箔に接する面の樹脂量を充分に多くし1 て
やりさえすれば、敢えてこれを片面金属箔張積層板の形
にして用いる必要がないと言うことも分かった。
やりさえすれば、敢えてこれを片面金属箔張積層板の形
にして用いる必要がないと言うことも分かった。
この発明は、以上の知見に基づいて完成されたものであ
って、回路形成した内層材の回路形成側に、樹脂含浸基
材を所要枚数弁して金属箔を配設、一体化するにあたり
、前記樹脂含浸基材の樹脂量を30〜35重量%にする
とともに、樹脂含浸基材の前記金属箔に向かい合う面に
樹脂を塗布して樹脂層を形成することを特徴とする多層
プリント配線板の製法をその要旨とする。以下にこれを
詳しく説明する。
って、回路形成した内層材の回路形成側に、樹脂含浸基
材を所要枚数弁して金属箔を配設、一体化するにあたり
、前記樹脂含浸基材の樹脂量を30〜35重量%にする
とともに、樹脂含浸基材の前記金属箔に向かい合う面に
樹脂を塗布して樹脂層を形成することを特徴とする多層
プリント配線板の製法をその要旨とする。以下にこれを
詳しく説明する。
この発明に用いる回路形成した内層材としては、片面回
路内層材および両面回路内層材のいずれをも用いること
ができ、また、内層材の回路形成側に、樹脂含浸基材の
所要枚数を介して、さらに回路形成した内層材を配設す
ることもでき、かくすることにより超多層プリント配線
板とすることもできるものである。
路内層材および両面回路内層材のいずれをも用いること
ができ、また、内層材の回路形成側に、樹脂含浸基材の
所要枚数を介して、さらに回路形成した内層材を配設す
ることもでき、かくすることにより超多層プリント配線
板とすることもできるものである。
樹脂含浸基材の樹脂としては、フェノール樹脂、クレゾ
ール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、メ
ラミン樹脂、ポリイミド、ポリブタジェン、ポリアミド
、弗化樹脂、ポリフェニレンサルファイド等の単独、混
合物、変性物等が用いられ、これらは、必要に応じて、
粘度関整のために水、メチルアルコール、アセトン、シ
クロヘキサノン、スチレン等の溶媒が添加される。基材
としては、ガラス、アスベスト等の無機繊維やポリエス
テル、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリアクリ
ル等の有機合成繊維、あるいは木綿等の天然繊維からな
る織布、不織布、マット、寒冷紗もしくは紙またはこれ
らの組合せ基材等である。これらのうちでは、寸法安定
性に優れたガラス布を用いることが望ましい。樹脂含浸
基材の樹脂量は、30〜35%であることが必要である
。
ール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、メ
ラミン樹脂、ポリイミド、ポリブタジェン、ポリアミド
、弗化樹脂、ポリフェニレンサルファイド等の単独、混
合物、変性物等が用いられ、これらは、必要に応じて、
粘度関整のために水、メチルアルコール、アセトン、シ
クロヘキサノン、スチレン等の溶媒が添加される。基材
としては、ガラス、アスベスト等の無機繊維やポリエス
テル、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリアクリ
ル等の有機合成繊維、あるいは木綿等の天然繊維からな
る織布、不織布、マット、寒冷紗もしくは紙またはこれ
らの組合せ基材等である。これらのうちでは、寸法安定
性に優れたガラス布を用いることが望ましい。樹脂含浸
基材の樹脂量は、30〜35%であることが必要である
。
すなわち、30%未満では内層回路間に樹脂を平滑に埋
めることができず、35%をこえると樹脂硬化時の歪応
力が大となり、内層回路の信頼性が低下するためである
。
めることができず、35%をこえると樹脂硬化時の歪応
力が大となり、内層回路の信頼性が低下するためである
。
金属箔としては銅、アルミニウム、ステンレス鋼、鉄、
ニッケル、真鍮等の単独あるいは合金からなる金属箔を
用いる。
ニッケル、真鍮等の単独あるいは合金からなる金属箔を
用いる。
樹脂含浸基材の金属箔に向かい合う面に塗布する樹脂と
しては、樹脂含浸基材に用いるとして上ニ述べた樹脂を
用いることが必要であるが、実施に際して、当該樹脂含
浸基材に現実に用いたものと全く同じ樹脂を用いる必要
は必ずしもなく、上記したものでありさえすれば、異種
の樹脂を用いてもよいのである。樹脂層の厚みは特に限
定するものではないが、好ましくは1〜200ミクロン
である。すなわち、1ミクロン未満ではガラス布表面の
平滑性をなくすることが難しい傾向にあり、200ミク
ロンをこえると成形時の溶出樹脂量が増加するためであ
る。この樹脂層形成は、樹脂含浸基材を内層材に重ね合
わせる曲中後いずれの時期でもよい。
しては、樹脂含浸基材に用いるとして上ニ述べた樹脂を
用いることが必要であるが、実施に際して、当該樹脂含
浸基材に現実に用いたものと全く同じ樹脂を用いる必要
は必ずしもなく、上記したものでありさえすれば、異種
の樹脂を用いてもよいのである。樹脂層の厚みは特に限
定するものではないが、好ましくは1〜200ミクロン
である。すなわち、1ミクロン未満ではガラス布表面の
平滑性をなくすることが難しい傾向にあり、200ミク
ロンをこえると成形時の溶出樹脂量が増加するためであ
る。この樹脂層形成は、樹脂含浸基材を内層材に重ね合
わせる曲中後いずれの時期でもよい。
成形方法は、従来と同様であり、プレスを用いたバッチ
式でもよく、流れ作業による連続成形法でもよい。
式でもよく、流れ作業による連続成形法でもよい。
以下に実施例を従来例と併せてのべる。
(実施例)
両面に回路を形成した厚み1龍のエポキシ樹脂ガラス積
層板からなる内層材の両面に、樹脂量33%で厚み0.
18mmのエポキシ樹脂含浸ガラス布を各面2枚づつ配
設するとともに、各面における樹脂含浸ガラス布の銅箔
貼着面には、エポキシ樹脂を厚み35ミクロンに塗布し
ておき、その上に、厚み0.038++mの銅箔を配設
した。このようにして得られた積層体を165℃、40
kg/a(で90分間加熱成形して、4層目路プリント
配線板を得た。
層板からなる内層材の両面に、樹脂量33%で厚み0.
18mmのエポキシ樹脂含浸ガラス布を各面2枚づつ配
設するとともに、各面における樹脂含浸ガラス布の銅箔
貼着面には、エポキシ樹脂を厚み35ミクロンに塗布し
ておき、その上に、厚み0.038++mの銅箔を配設
した。このようにして得られた積層体を165℃、40
kg/a(で90分間加熱成形して、4層目路プリント
配線板を得た。
(従来例)
実施例と同じ内層材の両面に、樹脂量50%で厚み0.
11mのエポキシ樹脂含浸ガラス布を、各面3枚づつ配
設するとともに、厚み1.0額の片面銅張エポキシ樹脂
ガラス積層板の樹脂板側に密着している厚み50ミクロ
ンのポリエステルフィルムを人手で剥し、その樹脂板側
をエポキシ樹脂含浸ガラス布側に対向させて配設した。
11mのエポキシ樹脂含浸ガラス布を、各面3枚づつ配
設するとともに、厚み1.0額の片面銅張エポキシ樹脂
ガラス積層板の樹脂板側に密着している厚み50ミクロ
ンのポリエステルフィルムを人手で剥し、その樹脂板側
をエポキシ樹脂含浸ガラス布側に対向させて配設した。
このようにして得られた積層板を165℃、40kg/
cn!F 120分間加熱成形して、4層回路プリント
配綿板を得た。
cn!F 120分間加熱成形して、4層回路プリント
配綿板を得た。
上記実施例および従来例の4層目路プリント配線板の製
造効率と内層回路の信頼性は、第1表で示すとおりであ
り、この発明の多層プリント配線板の製法はその効率が
きわめてよく、しかも、得られた多層プリント配線板の
性能も優れている。
造効率と内層回路の信頼性は、第1表で示すとおりであ
り、この発明の多層プリント配線板の製法はその効率が
きわめてよく、しかも、得られた多層プリント配線板の
性能も優れている。
実施例のプリント配線板は従来例のプリント配線板より
も薄かった。
も薄かった。
第 1 表
往来従来を100とした場合の比率である。
この発明は、以上のように構成されるものであって、樹
脂含浸基材の樹脂量が適切であるため、樹脂硬化時の歪
応力が少なく、内層回路に悪影響を与えるおそれがない
ほか、離型フィルムを使用しないので工程を自動化する
ことができ、さらに、樹脂含浸基材取扱枚数を減少させ
ることもできるため、大幅な効率化を達成することがで
き、また、プリント配線板を薄くすることもできる。
脂含浸基材の樹脂量が適切であるため、樹脂硬化時の歪
応力が少なく、内層回路に悪影響を与えるおそれがない
ほか、離型フィルムを使用しないので工程を自動化する
ことができ、さらに、樹脂含浸基材取扱枚数を減少させ
ることもできるため、大幅な効率化を達成することがで
き、また、プリント配線板を薄くすることもできる。
代理人 弁理士 松 本 武 彦
Claims (2)
- (1)回路形成した内層材の回路形成側に、樹脂含浸基
材を所要枚数弁して金属箔を配設、一体化するにあたり
、前記樹脂含浸基材の樹脂量を30〜35重量%にする
とともに、樹脂含浸基材の前記金属箔に向かい合う面に
樹脂を塗布して樹脂層を形成することを特徴とする多層
プリント配線板の製法。 - (2)樹脂層の厚みが1〜200ミクロンである特許請
求の範囲第1項記載の多層プリント配線板の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11518184A JPS60257590A (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | 多層プリント配線板の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11518184A JPS60257590A (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | 多層プリント配線板の製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60257590A true JPS60257590A (ja) | 1985-12-19 |
Family
ID=14656358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11518184A Pending JPS60257590A (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | 多層プリント配線板の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60257590A (ja) |
-
1984
- 1984-06-04 JP JP11518184A patent/JPS60257590A/ja active Pending
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