JPS60255110A - スルホン化ポリスルホン半透膜及びその製造方法 - Google Patents
スルホン化ポリスルホン半透膜及びその製造方法Info
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- JPS60255110A JPS60255110A JP11172384A JP11172384A JPS60255110A JP S60255110 A JPS60255110 A JP S60255110A JP 11172384 A JP11172384 A JP 11172384A JP 11172384 A JP11172384 A JP 11172384A JP S60255110 A JPS60255110 A JP S60255110A
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- semipermeable membrane
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はスフレホン化ボ「ノスル示ンからなる半透膜及
びその製造方法に関し、詳しくは、部分スルホン化され
たポリスルホンの均質膜からなる半透膜及びその製造方
法に関する。
びその製造方法に関し、詳しくは、部分スルホン化され
たポリスルホンの均質膜からなる半透膜及びその製造方
法に関する。
式A
と、弐B
とを繰返し単位として有する線状ポリスルホン共重合体
は、既にカナダ特許第847.963号明細書に記載さ
れており、また、この共重合体のスルホン化物も既に特
開昭55−48222号公報に記載されている。即ち、
この公報には、上記ポリスルホン共重合体を濃硫酸に溶
解させてスルホン化することによって、式Aの繰返し単
位は実質的にすべてスルホン化されているが、弐Bの繰
返し単位は実質的にすべてが非スルホン化状態で残存し
ている親水性のスルホン化ポリスルホンが生成すること
が記載されている。更に、このスルホン化ポリスルホン
共重合体が限外濾過膜≧して潜在的に有用であることも
言及されている。また、同時に、式Aの繰返し単位のみ
からなるポリスルホンを同様に濃硫酸中に溶解させると
き、このポリスルホンは速やかにスルホン化されて、完
全に水溶性のスルホン化ポリスルホンを生成することが
記載されている。
は、既にカナダ特許第847.963号明細書に記載さ
れており、また、この共重合体のスルホン化物も既に特
開昭55−48222号公報に記載されている。即ち、
この公報には、上記ポリスルホン共重合体を濃硫酸に溶
解させてスルホン化することによって、式Aの繰返し単
位は実質的にすべてスルホン化されているが、弐Bの繰
返し単位は実質的にすべてが非スルホン化状態で残存し
ている親水性のスルホン化ポリスルホンが生成すること
が記載されている。更に、このスルホン化ポリスルホン
共重合体が限外濾過膜≧して潜在的に有用であることも
言及されている。また、同時に、式Aの繰返し単位のみ
からなるポリスルホンを同様に濃硫酸中に溶解させると
き、このポリスルホンは速やかにスルホン化されて、完
全に水溶性のスルホン化ポリスルホンを生成することが
記載されている。
また、繰返し単位が式C
からなるポリスルホンのスルホン化物は、米国特許第3
,709,841号明細書に記載されており、特開昭5
0−99973号公報及び特開昭5に146379号公
報には、このようなスルホン化ポリスルホンの溶液を異
方性限外濾過膜の表面の緻密層上に塗布し、溶剤を蒸発
させることにより、半透性を有する薄膜が限外濾過膜上
に積層されてなる逆浸透用の複合半透膜を製造する方法
が記載されている。同様に、0ffice of Wa
ter Re5earchand Technolog
y Department of the Inter
ior。
,709,841号明細書に記載されており、特開昭5
0−99973号公報及び特開昭5に146379号公
報には、このようなスルホン化ポリスルホンの溶液を異
方性限外濾過膜の表面の緻密層上に塗布し、溶剤を蒸発
させることにより、半透性を有する薄膜が限外濾過膜上
に積層されてなる逆浸透用の複合半透膜を製造する方法
が記載されている。同様に、0ffice of Wa
ter Re5earchand Technolog
y Department of the Inter
ior。
Report No、 2001−20には、上記式C
の繰返し単位からなるポリスルホンのスルホン化物の溶
液を式Cの繰返し単位からなるポリスルホンの限外濾過
膜上に塗布し、溶剤を蒸発させて、半透膜を得る方法が
記載されている。
の繰返し単位からなるポリスルホンのスルホン化物の溶
液を式Cの繰返し単位からなるポリスルホンの限外濾過
膜上に塗布し、溶剤を蒸発させて、半透膜を得る方法が
記載されている。
しかしながら、本発明者らは、前記式Aの繰返し単位の
みからなるポリスルホンを・、そのスルホン化条件を制
御することにより、親水性ではあるが、水不溶性である
ように、部分スルホン化し得ることを見出すと共に、更
に、この部分スルホン化ポリスルホンを均質な薄膜状の
半透膜に製膜することができ、この半透膜が耐塩素性、
耐pH性、耐熱性及び耐圧密化性にすぐれた所謂ルーズ
な逆浸透膜乃至は限外濾過膜として有用であることを見
出して、本発明に至ったものである。
みからなるポリスルホンを・、そのスルホン化条件を制
御することにより、親水性ではあるが、水不溶性である
ように、部分スルホン化し得ることを見出すと共に、更
に、この部分スルホン化ポリスルホンを均質な薄膜状の
半透膜に製膜することができ、この半透膜が耐塩素性、
耐pH性、耐熱性及び耐圧密化性にすぐれた所謂ルーズ
な逆浸透膜乃至は限外濾過膜として有用であることを見
出して、本発明に至ったものである。
本発明によるスルホン化ポリスルホン半透膜は、繰返し
単位A ′ よりなるポリスルホンを部分スルホン化してなり、N−
メチル−2−ピロリドン1’00m1に重合体0゜5g
を溶解した溶液について、30℃において測定した対数
粘度が0.5c+a/g以上であり、且つ、イオン交換
容量が2ミリ当量/g以下である水不溶性の部分スルホ
ン化ポリスルホンからなることを特徴とし、かかる半透
膜は、本発明に従って、上記部分スルホン化ポリスルホ
ンを、少量の非プロトン性極性有機溶剤を含んでいても
よいアルキレングリコールモノアルキルエーテルに溶解
シて製膜溶液とし、これを適宜の基材上に塗布し、溶剤
を蒸発させることによって製造される。
単位A ′ よりなるポリスルホンを部分スルホン化してなり、N−
メチル−2−ピロリドン1’00m1に重合体0゜5g
を溶解した溶液について、30℃において測定した対数
粘度が0.5c+a/g以上であり、且つ、イオン交換
容量が2ミリ当量/g以下である水不溶性の部分スルホ
ン化ポリスルホンからなることを特徴とし、かかる半透
膜は、本発明に従って、上記部分スルホン化ポリスルホ
ンを、少量の非プロトン性極性有機溶剤を含んでいても
よいアルキレングリコールモノアルキルエーテルに溶解
シて製膜溶液とし、これを適宜の基材上に塗布し、溶剤
を蒸発させることによって製造される。
本発明において用いる部分スルホン化ポリスルホンは、
前記式Aで表わされる繰返し単1位を有するポリスルポ
ンを部分スルホン化することによって得られる重合体で
あって、親水性であるが、水不溶性である。この部分ス
ルホン化は、ポリスルホンを例えば比較的粗大な粒子の
まま、97〜98%濃硫酸中に加え、当初は未溶解のま
まに、常温にて数時間緩やかに攪拌することによって得
られる。反応後、得られた粘稠な反応液を水中に投じる
ことによって、部分スルホン化ポリスルホンを容易に分
離することができる。
前記式Aで表わされる繰返し単1位を有するポリスルポ
ンを部分スルホン化することによって得られる重合体で
あって、親水性であるが、水不溶性である。この部分ス
ルホン化は、ポリスルホンを例えば比較的粗大な粒子の
まま、97〜98%濃硫酸中に加え、当初は未溶解のま
まに、常温にて数時間緩やかに攪拌することによって得
られる。反応後、得られた粘稠な反応液を水中に投じる
ことによって、部分スルホン化ポリスルホンを容易に分
離することができる。
本発明においては、かかる部分スルホン化ポリスルポン
は、乾燥樹脂1gについて、イオン交換容量が2ミリ当
量/g以下であり、且つ、N−メチル−2−ピロリドン
loOmjにこの重合体0.5gを熔解した溶液につい
で、30°Cにおいて測定した対数粘度(以下、スルホ
ン化ポリスルホンの対数粘度の測定方法は同じである。
は、乾燥樹脂1gについて、イオン交換容量が2ミリ当
量/g以下であり、且つ、N−メチル−2−ピロリドン
loOmjにこの重合体0.5gを熔解した溶液につい
で、30°Cにおいて測定した対数粘度(以下、スルホ
ン化ポリスルホンの対数粘度の測定方法は同じである。
)が0.5 cIR/g以上、好ましくは0.7cJ/
g以上であることが必要である。
g以上であることが必要である。
繰返し単位が式Aのみからなるポリスルホンにおいて、
二つのエーテル基に挟まれた芳香環のすべてがモノスル
ホン化されたとき、かかるスルホン化ポリスルホンの理
論イオン交換容量は2.4ミリ当量/gであるが、本発
明において用いる部分スルホン化ポリスルホンは、その
イオン交換容量が2ミリ当量9g以下であることが必要
である。
二つのエーテル基に挟まれた芳香環のすべてがモノスル
ホン化されたとき、かかるスルホン化ポリスルホンの理
論イオン交換容量は2.4ミリ当量/gであるが、本発
明において用いる部分スルホン化ポリスルホンは、その
イオン交換容量が2ミリ当量9g以下であることが必要
である。
イオン交換容量が2ミリ当量/gを越えるときは、部分
スルホン化ポリスルホンが水溶性を有するに至り、水性
媒体を含む液体を処理することが多い半透膜として不適
当である。また、対数粘度が0゜5 cJ / gより
も小さいときは、ピンホール等の欠陥のない均一な薄膜
に製膜することが困難である。
スルホン化ポリスルホンが水溶性を有するに至り、水性
媒体を含む液体を処理することが多い半透膜として不適
当である。また、対数粘度が0゜5 cJ / gより
も小さいときは、ピンホール等の欠陥のない均一な薄膜
に製膜することが困難である。
本発明において用いる部分スルホン化ポリスルホンが有
するスルホン酸基は、式−5O,Mで表わされ、ここに
、Mは水素、アルカリ金属又はテトラアルキルアンモニ
ウムを示す。例えば、ポリスルホンを部分スルホン化し
た後、この部分スルホン化ポリスルホンを水洗し、乾燥
すれば、遊離のスルホン酸基を有する部分スルホン化ポ
リスルホンを得ることができる。また、この部分スルホ
ン化ポリスルホンを水酸化アルカリ金属又はアルカリ金
属アルコラードの水溶液やメタノール、エタノール溶液
等にて処理すれば、スルホン酸基をアルカリ金属塩とす
ることができる。水酸化アルカリ金属としては、例えば
、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム
等が、また、アルカリ金属アルコラードとしては、例え
ば、ナトリウムメチラート、カリウムメチラート、カリ
ウムエチラート等が用いられる。また、テトラアルキル
アンモニウム、例えば、水酸化テトラメチルアンモニウ
ム、水酸化テトラエチルアンモニウム、水酸化テトラプ
ロピルアンモニウム、水酸化テトラブチルアンモニウム
等の上記と同様の溶液で処理すれば、対応するテトラア
ルキルアンモニウム塩とすることができる。
するスルホン酸基は、式−5O,Mで表わされ、ここに
、Mは水素、アルカリ金属又はテトラアルキルアンモニ
ウムを示す。例えば、ポリスルホンを部分スルホン化し
た後、この部分スルホン化ポリスルホンを水洗し、乾燥
すれば、遊離のスルホン酸基を有する部分スルホン化ポ
リスルホンを得ることができる。また、この部分スルホ
ン化ポリスルホンを水酸化アルカリ金属又はアルカリ金
属アルコラードの水溶液やメタノール、エタノール溶液
等にて処理すれば、スルホン酸基をアルカリ金属塩とす
ることができる。水酸化アルカリ金属としては、例えば
、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム
等が、また、アルカリ金属アルコラードとしては、例え
ば、ナトリウムメチラート、カリウムメチラート、カリ
ウムエチラート等が用いられる。また、テトラアルキル
アンモニウム、例えば、水酸化テトラメチルアンモニウ
ム、水酸化テトラエチルアンモニウム、水酸化テトラプ
ロピルアンモニウム、水酸化テトラブチルアンモニウム
等の上記と同様の溶液で処理すれば、対応するテトラア
ルキルアンモニウム塩とすることができる。
本発明による半透膜は、種々の方法にて製造することが
できるが、通常、前記部分スルホン化ポリスルホンを有
機溶剤に溶解して製膜溶液とし、これを適宜の支持基材
上に塗布し、溶剤を蒸発させることによって製造するこ
とができる。
できるが、通常、前記部分スルホン化ポリスルホンを有
機溶剤に溶解して製膜溶液とし、これを適宜の支持基材
上に塗布し、溶剤を蒸発させることによって製造するこ
とができる。
製膜溶液を調製するための有機溶剤としては、ジメチル
スルホキ゛シト、N−メチル−2−ピロリドン、N、N
〜ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミ
ド等の非プロトン性極性有機溶剤や、エチレングリコー
ルモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチル
エーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、
プロピレングリコールモノエチルエーテル等のアルキレ
ン基の炭素数が2又は3であり、アルキル基の炭素数が
1〜4であるアルキレングリコールモノアルキルエーテ
ルを挙げることができる。尚、用いる部分スルホン化ポ
リスルホンによっては、上記アルキレングリコールモノ
エーテルに溶解しないか、又は膨潤のみする場合もある
が、このようなスルホン化ポリスルホンも、アルキレン
グリコールモノエーテルに少量の上記非プロトン性極性
有機溶剤を添加してなる混合溶剤にはよく溶解する。
スルホキ゛シト、N−メチル−2−ピロリドン、N、N
〜ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミ
ド等の非プロトン性極性有機溶剤や、エチレングリコー
ルモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチル
エーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、
プロピレングリコールモノエチルエーテル等のアルキレ
ン基の炭素数が2又は3であり、アルキル基の炭素数が
1〜4であるアルキレングリコールモノアルキルエーテ
ルを挙げることができる。尚、用いる部分スルホン化ポ
リスルホンによっては、上記アルキレングリコールモノ
エーテルに溶解しないか、又は膨潤のみする場合もある
が、このようなスルホン化ポリスルホンも、アルキレン
グリコールモノエーテルに少量の上記非プロトン性極性
有機溶剤を添加してなる混合溶剤にはよく溶解する。
製膜溶液の溶剤として、アルキレングリコールモノアル
キルエーテル又はこれと少量の前記非プロトン性極性有
機溶剤との混合溶剤を用いることは、後述する溶剤の蒸
発除去において、常温乃至0 僅かの加熱によって溶剤を除去することができ、且つ、
欠陥のない均一な薄膜を得ることができるので有利であ
る。
キルエーテル又はこれと少量の前記非プロトン性極性有
機溶剤との混合溶剤を用いることは、後述する溶剤の蒸
発除去において、常温乃至0 僅かの加熱によって溶剤を除去することができ、且つ、
欠陥のない均一な薄膜を得ることができるので有利であ
る。
製膜溶液における部分スルホン化ポリスルホン濃度は、
得られる半透膜の膜厚にも関係するが、通常、0.01
〜15重量%の範囲が好ましく、特に、0.1〜10重
量%の範囲が好ましい。
得られる半透膜の膜厚にも関係するが、通常、0.01
〜15重量%の範囲が好ましく、特に、0.1〜10重
量%の範囲が好ましい。
製膜溶液を塗布するための基材は特に制限されないが、
例えば、ガラス、ステンレス鋼、アルミニウム、ポリエ
チレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等からなる平滑な面を
有するものが好ましく用いられる。溶剤を蒸発さセるた
めに、必要に応じて加熱してもよい。加熱温度は用いた
溶剤に応じて適宜に選べばよい。尚、製膜溶液を基材上
に塗布後の溶剤の蒸発を促進するために、製膜溶液を予
め加熱しておいてもよい。
例えば、ガラス、ステンレス鋼、アルミニウム、ポリエ
チレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等からなる平滑な面を
有するものが好ましく用いられる。溶剤を蒸発さセるた
めに、必要に応じて加熱してもよい。加熱温度は用いた
溶剤に応じて適宜に選べばよい。尚、製膜溶液を基材上
に塗布後の溶剤の蒸発を促進するために、製膜溶液を予
め加熱しておいてもよい。
次いで、支持基材上に塗布した製膜溶液から溶剤を蒸発
除去させることによって、本発明による半透膜を得るこ
とができる。溶剤を蒸発除去した後、支持基材を水中に
浸漬すれば、膜を容易に支1 持基材から剥離することができる。
除去させることによって、本発明による半透膜を得るこ
とができる。溶剤を蒸発除去した後、支持基材を水中に
浸漬すれば、膜を容易に支1 持基材から剥離することができる。
得られる半透膜の膜厚は、製膜溶液における部分スルホ
ン化ポリスルホンの濃度や、支持基材への製膜溶液の塗
布厚みにもよるが、膜の透水速度を高くするには薄いほ
うがよく、強度を高めるためには厚いほうがよい。従っ
て、特に、制限されるものではないが、通常、膜厚は0
.05〜5μmの範囲である。
ン化ポリスルホンの濃度や、支持基材への製膜溶液の塗
布厚みにもよるが、膜の透水速度を高くするには薄いほ
うがよく、強度を高めるためには厚いほうがよい。従っ
て、特に、制限されるものではないが、通常、膜厚は0
.05〜5μmの範囲である。
このようにして得られる本発明による半透膜は、異方性
をもたず、厚み方向に均質な膜であって、且つ、耐塩素
性、耐pn性、耐熱性等にすぐれ、所謂ルーズな逆浸透
膜乃至は限外濾過膜として使用するのに好適であり、更
に、本発明による半透膜は、長期間にわたる連続使用に
よっても、圧密化することなく、当初の高い透水速度を
維持する。
をもたず、厚み方向に均質な膜であって、且つ、耐塩素
性、耐pn性、耐熱性等にすぐれ、所謂ルーズな逆浸透
膜乃至は限外濾過膜として使用するのに好適であり、更
に、本発明による半透膜は、長期間にわたる連続使用に
よっても、圧密化することなく、当初の高い透水速度を
維持する。
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例により何ら限定されるものではない。尚、実
施例において、得られた半透膜の溶質除去率及び透水速
度は次式によりめた。
れら実施例により何ら限定されるものではない。尚、実
施例において、得られた半透膜の溶質除去率及び透水速
度は次式によりめた。
2
実施例1
(1) ポリスルボンの製造
特公昭46−21458号に記載されている方法に従っ
て、繰返し単位が式A1 であるポリスルホンを製造した。
て、繰返し単位が式A1 であるポリスルホンを製造した。
即ち、ヒドロキノン13.2g(0,12モル)を攪拌
器、窒素ガス導入管、水抜き管及び温度計を備えたフラ
スコに入れ、これにスルホラン100m1とキシレン5
0m1を加えた。マントルヒーターによる加熱下に攪拌
しながら、150℃で1時間還流を行ない、この際、本
釣3mlを抜き出した。
器、窒素ガス導入管、水抜き管及び温度計を備えたフラ
スコに入れ、これにスルホラン100m1とキシレン5
0m1を加えた。マントルヒーターによる加熱下に攪拌
しながら、150℃で1時間還流を行ない、この際、本
釣3mlを抜き出した。
次いで、温度を110℃まで下げ、4,4°−ジクロル
ジフェニルスルホン34.5g(0,12モル)3 と炭酸カリウム20.7g(0,15モル)を加えて重
合反応を開始した。155℃で50分間還流した後、5
0分間の間に水を抜きながら、200℃まで昇温し、更
に、200〜215℃で30分間還流を続けた。この反
応の間に抜き出された水量は3.6mlであった。
ジフェニルスルホン34.5g(0,12モル)3 と炭酸カリウム20.7g(0,15モル)を加えて重
合反応を開始した。155℃で50分間還流した後、5
0分間の間に水を抜きながら、200℃まで昇温し、更
に、200〜215℃で30分間還流を続けた。この反
応の間に抜き出された水量は3.6mlであった。
反応液の一部をガラス板に塗布し、水中に浸漬したとき
、フィルムを形成し得ることを確認した後、反応液にス
ルホラン80m1を加え、1(10℃まで温度を下げ、
ジクロルメタン201を加えた。
、フィルムを形成し得ることを確認した後、反応液にス
ルホラン80m1を加え、1(10℃まで温度を下げ、
ジクロルメタン201を加えた。
このようにして得た反応混合物を純水中に投じて、ポリ
スルホンを凝固させ、−晩装置した。これを分離し、ミ
キサーで粉砕し、純水とイソプロピルアルコールで洗浄
した後、80°Cの温度で6時間乾燥した。
スルホンを凝固させ、−晩装置した。これを分離し、ミ
キサーで粉砕し、純水とイソプロピルアルコールで洗浄
した後、80°Cの温度で6時間乾燥した。
このようにして得られたポリスルホンは、小豆色粒状物
であって、この重合体0.5gをp−クロルフェノール
100m1に溶解した溶液として、47℃において測定
した対数粘度(以下、ポリスルホンの対数粘度の測定条
件は同じである。)は1゜4 40C♂/gであった。
であって、この重合体0.5gをp−クロルフェノール
100m1に溶解した溶液として、47℃において測定
した対数粘度(以下、ポリスルホンの対数粘度の測定条
件は同じである。)は1゜4 40C♂/gであった。
(2)部分スルホン化ポリスルホンの製造上記のように
して得たポリスルホン10gを比較的粗大な粒子状のま
まで97%濃硫酸80m1に加え、当初は未溶解のまま
で常温にて緩やかに4時間攪拌反応させて、黒褐色の粘
稠な反応液を得た。これを水浴中に投入して、部分スル
ホン化ポリスルホンを凝固させた。水にて洗浄後、0.
5N水酸化ナトリウム水溶液800m1中に一晩放置し
た。次いで、洗浄液が中性になるまでこの重合体を洗浄
した後、30℃で7時間真空乾燥した。
して得たポリスルホン10gを比較的粗大な粒子状のま
まで97%濃硫酸80m1に加え、当初は未溶解のまま
で常温にて緩やかに4時間攪拌反応させて、黒褐色の粘
稠な反応液を得た。これを水浴中に投入して、部分スル
ホン化ポリスルホンを凝固させた。水にて洗浄後、0.
5N水酸化ナトリウム水溶液800m1中に一晩放置し
た。次いで、洗浄液が中性になるまでこの重合体を洗浄
した後、30℃で7時間真空乾燥した。
このようにして得られた淡黄色粒状の部分スルホン化ポ
リスルホンは、水不溶性であって、対数粘度は3.00
cJ/g、イオン交換容量は1.92ミリ当量/gであ
った。
リスルホンは、水不溶性であって、対数粘度は3.00
cJ/g、イオン交換容量は1.92ミリ当量/gであ
った。
(3)半透膜の製造
上記のようにして得た部分スルホン化ポリスルホン0.
8gをN、N−ジメチルホルムアミド9.4gに溶解し
、孔径10μmの濾紙を用いて異物を除いて、均一な製
膜溶液を調製した。60℃に加熱し5 たガラス板上にこの製l!溶液を55μmのギャップに
て流延塗布し、熱風乾燥器にてガラス板上の塗布膜に熱
風を送風して溶剤を蒸発させ、除去した。ガラス板を水
中に浸漬して、膜をガラス板より剥離した。この膜の膜
厚は0.3μmであった。
8gをN、N−ジメチルホルムアミド9.4gに溶解し
、孔径10μmの濾紙を用いて異物を除いて、均一な製
膜溶液を調製した。60℃に加熱し5 たガラス板上にこの製l!溶液を55μmのギャップに
て流延塗布し、熱風乾燥器にてガラス板上の塗布膜に熱
風を送風して溶剤を蒸発させ、除去した。ガラス板を水
中に浸漬して、膜をガラス板より剥離した。この膜の膜
厚は0.3μmであった。
(4)膜特性の評価
水中でガラス板から剥離した部分スルホン化ポリスルホ
ン半透膜をポリスルホン限外濾過膜にすくいあげ、濃度
5000 ppmの塩化ナトリウム水溶液を原液として
、温度25℃、圧力50kg/cJで透過実験を行なっ
たところ、塩化ナトリウムの除去率37.4%、透水速
度4.67rrr/rrr・日であった。
ン半透膜をポリスルホン限外濾過膜にすくいあげ、濃度
5000 ppmの塩化ナトリウム水溶液を原液として
、温度25℃、圧力50kg/cJで透過実験を行なっ
たところ、塩化ナトリウムの除去率37.4%、透水速
度4.67rrr/rrr・日であった。
また、濃度5000 ppmの平均分子量20000の
ポリエチレングリコール水溶液を原液として、温度25
℃、圧力30kg/cJにて透過実験を行なったところ
、ポリエチレングリコールの除去率は94%、透水速度
は2.3d/cd・日であった。
ポリエチレングリコール水溶液を原液として、温度25
℃、圧力30kg/cJにて透過実験を行なったところ
、ポリエチレングリコールの除去率は94%、透水速度
は2.3d/cd・日であった。
実施例2〜4
実施例1において、製膜溶液における部分スル6
ホン化ポリスルホン濃度と、製膜溶液をガラス板上に塗
布するときのギャップを変えた以外は、実施例1と全く
同様にして、膜厚の種々異なる半透膜を得た。これらの
半透膜について、濃度5000ppn+の塩化ナトリウ
ム水溶液を温度25℃、圧力50kg/c[ilで透過
実験を行なった結果を第1表に示す。
布するときのギャップを変えた以外は、実施例1と全く
同様にして、膜厚の種々異なる半透膜を得た。これらの
半透膜について、濃度5000ppn+の塩化ナトリウ
ム水溶液を温度25℃、圧力50kg/c[ilで透過
実験を行なった結果を第1表に示す。
実施例5
実施例1で得た部分スルホン化ポリスルホン0.1gを
エチレングリコールモノメチルエーテル10gとN−メ
チル−2−ピロリドン1gとの混合溶剤に溶解し、10
μmの濾紙を用いて異物を除いて、製膜溶液を調製した
。これを55μmのギャップにてガラス板上に流延塗布
し、25℃で殆どの溶剤を除去した後、120℃で30
分間加熱して溶剤を除去した。次いで、ガラス板を水中
に浸漬して、膜をガラス板より剥離した。゛この膜の膜
厚は0.3μmであった。
エチレングリコールモノメチルエーテル10gとN−メ
チル−2−ピロリドン1gとの混合溶剤に溶解し、10
μmの濾紙を用いて異物を除いて、製膜溶液を調製した
。これを55μmのギャップにてガラス板上に流延塗布
し、25℃で殆どの溶剤を除去した後、120℃で30
分間加熱して溶剤を除去した。次いで、ガラス板を水中
に浸漬して、膜をガラス板より剥離した。゛この膜の膜
厚は0.3μmであった。
この膜をポリスルホン限外濾過膜上にすくいあげ、濃度
5000 ppmの塩化ナトリウム水溶液を温7 度25°C1圧力50kg/CTAで透過実験を行なっ
たところ、除去率は36.5%、透水速度は4.8%/
d・日であった。
5000 ppmの塩化ナトリウム水溶液を温7 度25°C1圧力50kg/CTAで透過実験を行なっ
たところ、除去率は36.5%、透水速度は4.8%/
d・日であった。
実施例6
実施例1において、ポリスルホンを部分スルホン化し、
反応液を水浴中に投入して、部分スルホン化ポリスルホ
ンを凝固させ、水にて洗浄後、0.5N水酸化ナトリウ
ム水溶液で処理することなく、そのまま60℃で6時間
乾燥した。
反応液を水浴中に投入して、部分スルホン化ポリスルホ
ンを凝固させ、水にて洗浄後、0.5N水酸化ナトリウ
ム水溶液で処理することなく、そのまま60℃で6時間
乾燥した。
この部分スルホン化ポリスルホン0.1gをエチレング
リコールモノメチルエーテル10gに溶解し、孔径10
μmの濾紙を用いて異物を除いて、製膜溶液を調製した
。
リコールモノメチルエーテル10gに溶解し、孔径10
μmの濾紙を用いて異物を除いて、製膜溶液を調製した
。
25℃の温度において、この製膜溶液をガラス板上に5
5μmのギャップにて流延塗布し、雰囲気温度に約30
分間放置して溶剤を蒸発除去した。
5μmのギャップにて流延塗布し、雰囲気温度に約30
分間放置して溶剤を蒸発除去した。
ガラス板を水中に浸漬して、膜をガラス板から剥離した
。この膜の膜厚は、0.4μmであった。
。この膜の膜厚は、0.4μmであった。
この膜をポリスルポン限外濾過膜上にすくいあげ、濃度
5000. pplllの塩化ナトリウム水溶液を温9 度25°C1圧力50kg/c−で透過実験を行なった
ところ、除去率は38.5%、透水速度は5.Or//
d・日であった。
5000. pplllの塩化ナトリウム水溶液を温9 度25°C1圧力50kg/c−で透過実験を行なった
ところ、除去率は38.5%、透水速度は5.Or//
d・日であった。
実施例7
実施例1において、ヒドロキノンの代わりにレゾルシノ
ールを用いた以外は、実施例1と同様にして、弐At の繰返し単位を有するポリスルホンを得た。このポリス
ルホンは小豆色粒状物であって、対数粘度は1.30
c+J/ gであった。
ールを用いた以外は、実施例1と同様にして、弐At の繰返し単位を有するポリスルホンを得た。このポリス
ルホンは小豆色粒状物であって、対数粘度は1.30
c+J/ gであった。
このポリスルホン10gを97%硫酸80m1に加えて
、実施例1と同様にして、常温にて2時間緩やかに攪拌
反応させて、黒褐色の粘稠な反応液を得た。これを水浴
中に投じて重合体を凝固させ、洗浄後、0.5N水酸化
ナトリウム水溶液BQOml中に一晩放置した。この後
、重合体を純水で洗浄し、30℃で7時間真空乾燥した
。
、実施例1と同様にして、常温にて2時間緩やかに攪拌
反応させて、黒褐色の粘稠な反応液を得た。これを水浴
中に投じて重合体を凝固させ、洗浄後、0.5N水酸化
ナトリウム水溶液BQOml中に一晩放置した。この後
、重合体を純水で洗浄し、30℃で7時間真空乾燥した
。
0
このようにして得られた部分スルホン化ポリスルホンは
、淡黄色の粒状物であって、対数粘度は2、96 cJ
/ g、イオン交換容量は1.6ミリ当量/gであっ
た。
、淡黄色の粒状物であって、対数粘度は2、96 cJ
/ g、イオン交換容量は1.6ミリ当量/gであっ
た。
このようにして得た部分スルホン化ポリスルホンo、
a gをN、N−ジメチルホルムアミド9,4gに溶解
し、孔径10μmの濾紙を用いて異物を除いて、製膜溶
液を調製した。
a gをN、N−ジメチルホルムアミド9,4gに溶解
し、孔径10μmの濾紙を用いて異物を除いて、製膜溶
液を調製した。
この製膜溶液を60℃に加熱したガラス板上に55μm
のギャップで流延塗布し、熱風乾燥器にて製膜溶液塗布
面に熱風を送風して溶剤を除去した。このガラス板を水
中に浸漬して、膜をガラス板より剥離した。この膜の膜
厚は0.3μmであった。
のギャップで流延塗布し、熱風乾燥器にて製膜溶液塗布
面に熱風を送風して溶剤を除去した。このガラス板を水
中に浸漬して、膜をガラス板より剥離した。この膜の膜
厚は0.3μmであった。
この膜をポリスルホン限外濾過膜上にすくいあげ、濃度
5000 ppmの塩化ナトリウム水溶液を温度25°
C1圧力50kg/c+aで透過実験を行なったところ
、除去率は38.5%、透水速度は4.2n?/m′・
日であった。
5000 ppmの塩化ナトリウム水溶液を温度25°
C1圧力50kg/c+aで透過実験を行なったところ
、除去率は38.5%、透水速度は4.2n?/m′・
日であった。
実施例8
1
実施例1において、ヒドロキノンの代わりにカテコール
を用いた以外は、実施例1と同様にして、式A3 の繰返し単位を有するポリスルホンを得た。このポリス
ルホンは小豆色粒状物であって、対数粘度は1.32c
d/gであった。
を用いた以外は、実施例1と同様にして、式A3 の繰返し単位を有するポリスルホンを得た。このポリス
ルホンは小豆色粒状物であって、対数粘度は1.32c
d/gであった。
このポリスルホンを実施例5と同様にして部分スルホン
化して、淡黄色粒状であって、対数粘度2.80c艷/
g、イオン交換容量1.7ミリ当量/gの部分スルホン
化ポリスルホンを得た。
化して、淡黄色粒状であって、対数粘度2.80c艷/
g、イオン交換容量1.7ミリ当量/gの部分スルホン
化ポリスルホンを得た。
この部分スルホン化ポリスルホンを用いて、実施例5と
同様にして厚み0.3μmの半透膜を得、これについて
実施例5と同じ条件でその膜性能を評価した結果、塩化
ナトリウム除去率は39.0%、透水速度は4.5nr
/rrf・日であった。
同様にして厚み0.3μmの半透膜を得、これについて
実施例5と同じ条件でその膜性能を評価した結果、塩化
ナトリウム除去率は39.0%、透水速度は4.5nr
/rrf・日であった。
実施例9
(耐圧密化性)
2
実施例4において得た半透膜について、実施例1と同じ
条件にて塩化ナトリウム水溶液の透過実験を連続して行
ない、透過特性の経時変化を測定した。結果を第2表に
示すように、膜性能は経時的に変化せず、膜の圧密化は
起こらなかった。
条件にて塩化ナトリウム水溶液の透過実験を連続して行
ない、透過特性の経時変化を測定した。結果を第2表に
示すように、膜性能は経時的に変化せず、膜の圧密化は
起こらなかった。
第2表
(耐熱性の評価)
実施例1において得た半透膜を95°Cの熱水中に30
分間浸漬し、除去率及び透水速度を測定した。更に、こ
のように熱水に30分間浸漬する操作を繰り返して、同
様に除去率及び透水速度を測定した。結果を第3表に示
す。本発明による半透3 膜は、熱水中への繰り返しての浸漬によっても、その膜
性能が実質的に変化せず、従って、高温の液体混合物の
処理に好適に用いることができる。
分間浸漬し、除去率及び透水速度を測定した。更に、こ
のように熱水に30分間浸漬する操作を繰り返して、同
様に除去率及び透水速度を測定した。結果を第3表に示
す。本発明による半透3 膜は、熱水中への繰り返しての浸漬によっても、その膜
性能が実質的に変化せず、従って、高温の液体混合物の
処理に好適に用いることができる。
第3表
(耐酸性)
実施例1において得た半透膜を蒸留水に2時間浸漬し、
次いで、25℃の0.5N塩酸水溶液に2時間浸漬した
後、実施例1と同じ条件下で塩化ナトリウム水溶液につ
いての膜性能を測定した。除去率は37.6%、透水速
度は4.7rrr10f・日であって、実質的に変化が
なかった。従って、本発明4 の半透膜は耐酸性にすぐれていることが理解される。
次いで、25℃の0.5N塩酸水溶液に2時間浸漬した
後、実施例1と同じ条件下で塩化ナトリウム水溶液につ
いての膜性能を測定した。除去率は37.6%、透水速
度は4.7rrr10f・日であって、実質的に変化が
なかった。従って、本発明4 の半透膜は耐酸性にすぐれていることが理解される。
(耐アルカリ性)
実施例1において得た半透膜を蒸留水に2時間浸漬し、
次いで、25℃の0.5N水酸化ナトリウム水溶液に2
時間浸漬した後、実施例1と同じ条件下で塩化ナトリウ
ム水溶液についての膜性能を測定した。除去率は35.
0%、透水速度は4.8イ/イ・日であって、実質的に
変化がなかった。
次いで、25℃の0.5N水酸化ナトリウム水溶液に2
時間浸漬した後、実施例1と同じ条件下で塩化ナトリウ
ム水溶液についての膜性能を測定した。除去率は35.
0%、透水速度は4.8イ/イ・日であって、実質的に
変化がなかった。
従って、本発明の半透膜は耐アルカリにすぐれているこ
とが理解される。
とが理解される。
(耐乾燥性)
実施例1において得た半透膜を蒸留水に2時間浸漬し、
次いで、25℃で2時間乾燥した後、実施例1と同じ条
件下で塩化ナトリウム水溶液についての膜性能を測定し
た。除去率は37.5%、透水速度は4,7rrr/r
rr・日であって、実質的に変化がなかった。従って、
本発明の半透膜は乾燥後も、これを再湿潤化すれば、当
初と同等の膜性能を有することが理解される。
次いで、25℃で2時間乾燥した後、実施例1と同じ条
件下で塩化ナトリウム水溶液についての膜性能を測定し
た。除去率は37.5%、透水速度は4,7rrr/r
rr・日であって、実質的に変化がなかった。従って、
本発明の半透膜は乾燥後も、これを再湿潤化すれば、当
初と同等の膜性能を有することが理解される。
5
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (11繰返し単位A よりなるポリスルホンを部分スルホン化してなり、N−
メチル−2−ピロリドン100m1に重合体0.5gを
溶解した溶液について、30℃において測定した対数粘
度が0.5cJ/g以上であり、且つ、イオン交換容量
が2ミリ当量/g以下である水不溶性の部分スルホン化
ポリスルホンからなる半透膜。 (2) 部分スルホン化ポリスルホンの有するスルホン
酸基が式−503M (但し、Mは水素、アルカリ金属
又はテトラアルキルアンモニウムを示す。)で表わされ
ることを特徴とする特許請求■ の範囲第1項記載の半透膜。 (3)繰返し単位A よりなるポリスルホンを部分スルホン化してなり、N−
メチル−2−ピロリドン1001に重合体0.5gを溶
解した溶液について、30℃において測定した対数粘度
が0.5c+a/g以上であり、且つ、イオン交換容量
が2ミリ当量/g以下である水不溶性の部分スルホン化
ポリスルホンを、少量の非プロトン性極性有機溶剤を含
んでいてもよいアルキレングリコールモノアルキルエー
テルに溶解して製膜溶液とし、これを適宜の基材上に塗
布し、溶剤を蒸発させることを特徴とする半透膜の製造
方法。 (4) 部分スルホン化ポリスルホンの有するスルホン
酸基が式−503M <但し、Mは水素、アルカリ金属
又はテトラアルキルアンモニウムを示す。)で表わされ
ることを特徴とする特許請求/ の範囲第3項記載の半透膜の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11172384A JPS60255110A (ja) | 1984-05-30 | 1984-05-30 | スルホン化ポリスルホン半透膜及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11172384A JPS60255110A (ja) | 1984-05-30 | 1984-05-30 | スルホン化ポリスルホン半透膜及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60255110A true JPS60255110A (ja) | 1985-12-16 |
JPH052365B2 JPH052365B2 (ja) | 1993-01-12 |
Family
ID=14568528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11172384A Granted JPS60255110A (ja) | 1984-05-30 | 1984-05-30 | スルホン化ポリスルホン半透膜及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60255110A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS614505A (ja) * | 1984-06-15 | 1986-01-10 | Nitto Electric Ind Co Ltd | ポリスルホン複合半透膜及びその製造方法 |
US6026968A (en) * | 1996-05-13 | 2000-02-22 | Nitto Denko Corporation | Reverse osmosis composite membrane |
EP1380619A4 (en) * | 2001-02-05 | 2005-11-16 | Kaneka Corp | PROTONIC CONDUCTIVE POLYMER FILM AND PROCESS FOR PRODUCING THE SAME |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5964114B2 (ja) * | 2012-04-05 | 2016-08-03 | ダイセン・メンブレン・システムズ株式会社 | 内圧式の中空糸型nf膜とその製造方法 |
JP6109492B2 (ja) * | 2012-05-22 | 2017-04-05 | 株式会社ダイセル | Nf平膜とその製造方法 |
-
1984
- 1984-05-30 JP JP11172384A patent/JPS60255110A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS614505A (ja) * | 1984-06-15 | 1986-01-10 | Nitto Electric Ind Co Ltd | ポリスルホン複合半透膜及びその製造方法 |
JPH0252528B2 (ja) * | 1984-06-15 | 1990-11-13 | Nitto Denko Corp | |
US6026968A (en) * | 1996-05-13 | 2000-02-22 | Nitto Denko Corporation | Reverse osmosis composite membrane |
EP1380619A4 (en) * | 2001-02-05 | 2005-11-16 | Kaneka Corp | PROTONIC CONDUCTIVE POLYMER FILM AND PROCESS FOR PRODUCING THE SAME |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH052365B2 (ja) | 1993-01-12 |
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