JPS6025378B2 - ガラス組成物 - Google Patents
ガラス組成物Info
- Publication number
- JPS6025378B2 JPS6025378B2 JP2062781A JP2062781A JPS6025378B2 JP S6025378 B2 JPS6025378 B2 JP S6025378B2 JP 2062781 A JP2062781 A JP 2062781A JP 2062781 A JP2062781 A JP 2062781A JP S6025378 B2 JPS6025378 B2 JP S6025378B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- temperature
- viscosity
- water resistance
- liquidus temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C3/00—Glass compositions
- C03C3/04—Glass compositions containing silica
- C03C3/076—Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight
- C03C3/089—Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing boron
- C03C3/091—Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing boron containing aluminium
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
ガラスの製造は、溶解というエネルギー多消費型のプロ
セスを含んでいるため、最近のエネルギーコストの上昇
に伴い省エネルギー対策が真剣に考えられている。
セスを含んでいるため、最近のエネルギーコストの上昇
に伴い省エネルギー対策が真剣に考えられている。
省エネルギー対策としては、より低い温度でガラスを溶
解することが望ましく、そのためには、高温におけるガ
ラスの粘度がより低くなるようなガラス組成を採用する
必要がある。
解することが望ましく、そのためには、高温におけるガ
ラスの粘度がより低くなるようなガラス組成を採用する
必要がある。
従来、蛍光灯管等に用いられるソーダ石灰ガラスでは、
ガラス中のアルカリ金属酸化物（Ｒ２０）の含有量を増
加して高温における粘度を低下したものであるが、この
ガラスは耐水性が悪いため、ガラス表面にアルカリ成分
が塔出し、比較的短期間の内にＮａ２０３，Ｎａ２０４
等の反応生成物を作る、いわゆるソーダ吹きの現象を生
ずる欠点がある。
ガラス中のアルカリ金属酸化物（Ｒ２０）の含有量を増
加して高温における粘度を低下したものであるが、この
ガラスは耐水性が悪いため、ガラス表面にアルカリ成分
が塔出し、比較的短期間の内にＮａ２０３，Ｎａ２０４
等の反応生成物を作る、いわゆるソーダ吹きの現象を生
ずる欠点がある。
又、アルカ１」士類金属酸化物（ＲＯ）の含有量を約１
０％以上に増加させたソーダ石灰ガラスは、高温粘度が
低下し耐水性も改善されるが、液相温度の上昇により、
ガラスの成形、例えば管ガラスの成形の際に失透を生じ
易くなるという重大な欠点を生じる。本発明の目的は、
高温粘度及び液相温度が低く、アルカリ溶出量が少なく
、溶解性、耐水性、作業性に優れたソーダ石灰ガラスを
提供することである。本発明者は、研究を重ねた結果、
Ｓｉ０２，Ａそ２０３，Ｍｇ０，Ｃａ０，Ｎａ２０，Ｋ
２０から成るソーダ石灰ガラスの組成系に＆０３とＰ２
０３を共存し含有させることにより、前記目的を達成で
きることを見し、出した。
０％以上に増加させたソーダ石灰ガラスは、高温粘度が
低下し耐水性も改善されるが、液相温度の上昇により、
ガラスの成形、例えば管ガラスの成形の際に失透を生じ
易くなるという重大な欠点を生じる。本発明の目的は、
高温粘度及び液相温度が低く、アルカリ溶出量が少なく
、溶解性、耐水性、作業性に優れたソーダ石灰ガラスを
提供することである。本発明者は、研究を重ねた結果、
Ｓｉ０２，Ａそ２０３，Ｍｇ０，Ｃａ０，Ｎａ２０，Ｋ
２０から成るソーダ石灰ガラスの組成系に＆０３とＰ２
０３を共存し含有させることにより、前記目的を達成で
きることを見し、出した。
本発明に係るガラス組成物は、重量％表示で、Ｓｉ〇２
６５〜７５，Ａ夕２〇３０．５〜２．５，Ｍｇ０１〜
５，Ｃａ０ ３〜８，Ｍｇ０十Ｃａ０５．５〜９．５
Ｎａ２０ １３〜１９，Ｋ２０ ０〜３，Ｎａ２０十Ｋ
２０ １３〜２０，弦０３０．３〜３，Ｐ２０５０．１
〜１．０からなる。
６５〜７５，Ａ夕２〇３０．５〜２．５，Ｍｇ０１〜
５，Ｃａ０ ３〜８，Ｍｇ０十Ｃａ０５．５〜９．５
Ｎａ２０ １３〜１９，Ｋ２０ ０〜３，Ｎａ２０十Ｋ
２０ １３〜２０，弦０３０．３〜３，Ｐ２０５０．１
〜１．０からなる。
本発明のガラスを上記の如く限定した理由は、次の通り
である。Ｓｉ０２は、主要なガラス形成酸化物であるが
、７５％を超えると熔解性が悪くなると共に失透を生じ
易くなり作業性が悪くなる。
である。Ｓｉ０２は、主要なガラス形成酸化物であるが
、７５％を超えると熔解性が悪くなると共に失透を生じ
易くなり作業性が悪くなる。
６５％より少ないと耐水性が低下する。
Ａ夕２０３は、２．５％を超えると溶解性が悪くなり、
０．５％より少ないと耐水性が劣下する。
０．５％より少ないと耐水性が劣下する。
Ｍｇ０，Ｃａ０は、それぞれ５％，８％を超えると失透
性が強くなり作業性を悪くする。Ｍｇ０，Ｃａ○の合量
が９．５％を超えると、Ｐ２０５の添加によりガラスが
乳白化し易くなる。Ｍｇ○，Ｃａ○がそれぞれ１％，３
％以下及びその合量が５．５％以下になると、耐水性が
悪化する。Ｎａ２０，Ｋ２０は、ガラスの溶解性を向上
し、熱膨張係数を上げるが、Ｎａ２０が１９％以上ある
いはＮａ２０とＫ２０の合憲が２０％以上になると、熱
膨張係数が高く成り過ぎ耐水性が低下する。
性が強くなり作業性を悪くする。Ｍｇ０，Ｃａ○の合量
が９．５％を超えると、Ｐ２０５の添加によりガラスが
乳白化し易くなる。Ｍｇ○，Ｃａ○がそれぞれ１％，３
％以下及びその合量が５．５％以下になると、耐水性が
悪化する。Ｎａ２０，Ｋ２０は、ガラスの溶解性を向上
し、熱膨張係数を上げるが、Ｎａ２０が１９％以上ある
いはＮａ２０とＫ２０の合憲が２０％以上になると、熱
膨張係数が高く成り過ぎ耐水性が低下する。
Ｎａ２０が１３％以下あるいはＮａ２０十Ｋ２０の合量
が１３％以下になると、熱膨張係数が低く成り過ぎ溶解
性が悪くなる。Ｎａ２０の一部をＫ２０で置換すると耐
水性を向上させるが、３％以上になるとガラスの粘度を
上げ溶解性を悪くする。＆０３の添加は、ガラスの高温
粘度を低下させ、耐水性を向上させる効果があるが、一
方では液相温度を上昇させるために失透を生じ易くする
という欠点がある。
が１３％以下になると、熱膨張係数が低く成り過ぎ溶解
性が悪くなる。Ｎａ２０の一部をＫ２０で置換すると耐
水性を向上させるが、３％以上になるとガラスの粘度を
上げ溶解性を悪くする。＆０３の添加は、ガラスの高温
粘度を低下させ、耐水性を向上させる効果があるが、一
方では液相温度を上昇させるために失透を生じ易くする
という欠点がある。
しかし、Ｐ２０５が共存する場合には液相温度が低下し
失透性が改善される。＆０３が０．３％以下及びＰ２Ｑ
が０．１％以下では上記効果が得にくく、Ｂ２０３が３
％以上では溶解中の揮発物が増大し、Ｐ２０３が１．０
％以上ではガラスの乳白化が生じ易くなる。下表に、本
発明の実施例のガラス（地．１〜肺．４）、及び比較例
としてＢ２０３とＰ２０５を共存しないガラス（Ａ，Ｂ
，Ｃ）を示す。
失透性が改善される。＆０３が０．３％以下及びＰ２Ｑ
が０．１％以下では上記効果が得にくく、Ｂ２０３が３
％以上では溶解中の揮発物が増大し、Ｐ２０３が１．０
％以上ではガラスの乳白化が生じ易くなる。下表に、本
発明の実施例のガラス（地．１〜肺．４）、及び比較例
としてＢ２０３とＰ２０５を共存しないガラス（Ａ，Ｂ
，Ｃ）を示す。
この表の下段には、熱膨張係数（３０〜総０００×１０
‐７／℃）、軟化点、作業温度（１ぴポィズの温度）、
１ぴポイズの温度、１ぴ．５ポイズの温度、液相温度及
びその粘度、アルカリ溶出量を示す。
‐７／℃）、軟化点、作業温度（１ぴポィズの温度）、
１ぴポイズの温度、１ぴ．５ポイズの温度、液相温度及
びその粘度、アルカリ溶出量を示す。
尚、液相温度はボート状白金容器に入れたガラス粉末を
、温度勾配を有する電気炉中に１６時間保持し、結晶が
析出した最高温度を測定することにより行った。又、ア
ルカリ溶出量は、ＪＩＳＲ−３５０２「化学分析用ガラ
ス器具の試験方法」によって測定した。上表について説
明する。
、温度勾配を有する電気炉中に１６時間保持し、結晶が
析出した最高温度を測定することにより行った。又、ア
ルカリ溶出量は、ＪＩＳＲ−３５０２「化学分析用ガラ
ス器具の試験方法」によって測定した。上表について説
明する。
ガラスＡは、＆０３及びＢ２Ｑを含有しない例で、その
ガラスの特性は１０２．５ポィズの温度が１３０１℃、
液相温度における粘度が１０５。
ガラスの特性は１０２．５ポィズの温度が１３０１℃、
液相温度における粘度が１０５。
５ポィズ、アルカリ溶出量０．９松９である。
ガラスＢは、ガラスＡのＳｉ０２を置換してＢ２０３１
．５％を添加した例で、１０２．５ポィズの温度がガラ
スＡより４０ｏｏ低下し、アルカリ溶出量も改善されて
いるが、液相温度が５４ｑＣも上昇するため、液相温度
における粘度が１０４．６ポィズと低下し、ガラス管成
形時に失透を生じ易い。ガラスＣは、ガラスＡのＳｉ０
２を置換してＰ２０５０．３％を添加した例で、液相温
度はガラスＡより２９００低下しているが、高温におけ
る粘度及びアルカリ溶出量はガラスＡと同等で、溶解性
及び耐水性は何等改善されていない。ガラス地．１は、
Ｂ２０３を含有しているガラスＢのＳｉ０２を置換して
、Ｐ２Ｇを０．３％添加した本発明のガラスの例で、ガ
ラスＢの低い高温粘度及び改善されたアルカリ溶出量を
保ちながら、液相温度がそのガラスＢより６ぴ０低下し
、液相温度における粘度は１０５．５ポィズとなってい
るため、失透問題も全く改善されている。
．５％を添加した例で、１０２．５ポィズの温度がガラ
スＡより４０ｏｏ低下し、アルカリ溶出量も改善されて
いるが、液相温度が５４ｑＣも上昇するため、液相温度
における粘度が１０４．６ポィズと低下し、ガラス管成
形時に失透を生じ易い。ガラスＣは、ガラスＡのＳｉ０
２を置換してＰ２０５０．３％を添加した例で、液相温
度はガラスＡより２９００低下しているが、高温におけ
る粘度及びアルカリ溶出量はガラスＡと同等で、溶解性
及び耐水性は何等改善されていない。ガラス地．１は、
Ｂ２０３を含有しているガラスＢのＳｉ０２を置換して
、Ｐ２Ｇを０．３％添加した本発明のガラスの例で、ガ
ラスＢの低い高温粘度及び改善されたアルカリ溶出量を
保ちながら、液相温度がそのガラスＢより６ぴ０低下し
、液相温度における粘度は１０５．５ポィズとなってい
るため、失透問題も全く改善されている。
このガラス腕．１と同様にＢ２０３とＰ２０５を共存含
有しているガラス蛇．２，３，４も高温粘度が小さい上
にアルカリ溶出量が少なく液相温度も低い。上記表によ
り、本発明のガラスは、高温における粘度が小さい上に
アルカリ港出量が少なく、液相温度も低いので、溶解性
、耐水性、作業性に優れていることが分かる。
有しているガラス蛇．２，３，４も高温粘度が小さい上
にアルカリ溶出量が少なく液相温度も低い。上記表によ
り、本発明のガラスは、高温における粘度が小さい上に
アルカリ港出量が少なく、液相温度も低いので、溶解性
、耐水性、作業性に優れていることが分かる。
本発明のガラスは、特に蛍光灯管に適しているが、これ
に限定されるものではなく、電球、太陽熱集熱賛、医療
用錠剤容器等の各種用途に広く用いることができる。
に限定されるものではなく、電球、太陽熱集熱賛、医療
用錠剤容器等の各種用途に広く用いることができる。
Claims (1)
- １ 重量％で、ＳｉＯ＿２６５〜７５，Ａｌ＿２Ｏ＿３
０．５〜２．５，ＭｇＯ１〜５，ＣａＯ３〜８，ＭｇＯ
＋ＣａＯ５．５〜９．５，Ｎａ＿２Ｏ１３〜１９，Ｋ＿
２Ｏ０〜３，Ｎａ＿２Ｏ＋Ｋ＿２Ｏ１３〜２０から成る
ソーダ石灰ガラスに、Ｂ＿２Ｏ＿３０．３〜３．０とＰ
＿２Ｏ＿５０．１〜１．０を共存し含有するガラス組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2062781A JPS6025378B2 (ja) | 1981-02-13 | 1981-02-13 | ガラス組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2062781A JPS6025378B2 (ja) | 1981-02-13 | 1981-02-13 | ガラス組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57135743A JPS57135743A (en) | 1982-08-21 |
| JPS6025378B2 true JPS6025378B2 (ja) | 1985-06-18 |
Family
ID=12032470
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2062781A Expired JPS6025378B2 (ja) | 1981-02-13 | 1981-02-13 | ガラス組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6025378B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5401287A (en) * | 1993-08-19 | 1995-03-28 | Ppg Industries, Inc. | Reduction of nickel sulfide stones in a glass melting operation |
| US7648929B2 (en) | 2004-12-30 | 2010-01-19 | Owens Corning Intellectual Capital, Llc | Low boron glass composition for loose-fill fiberglass insulation |
| JP6627779B2 (ja) * | 2014-12-10 | 2020-01-08 | 日本電気硝子株式会社 | 医薬品容器用ガラス及び医薬容器用ガラス管 |
-
1981
- 1981-02-13 JP JP2062781A patent/JPS6025378B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57135743A (en) | 1982-08-21 |
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