JPS60252603A - 光硬化性組成物 - Google Patents

光硬化性組成物

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JPS60252603A
JPS60252603A JP59107513A JP10751384A JPS60252603A JP S60252603 A JPS60252603 A JP S60252603A JP 59107513 A JP59107513 A JP 59107513A JP 10751384 A JP10751384 A JP 10751384A JP S60252603 A JPS60252603 A JP S60252603A
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dimethyl
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Takeshi Sakashita
健 阪下
Takayuki Nakano
貴幸 中野
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、常温付近の低温領域における光硬化性に優れ
、硬化物の耐水接着強度などの接着性能、硬度、強度お
よび色調に優れた光硬化性組成物に関する。きらに詳細
には、歯牙用接着剤、歯牙用コンポジットレジン、歯牙
用硬質レジンなどの歯牙用硬化性組成物として優れた性
能を発揮することのできる光硬化性組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来、歯牙用の接着剤、コンポジットレジン、硬化レジ
ンなどの歯牙用硬化性組成物としては、(メタ)アクリ
ル酸エステル系ビニルモノマーなどのラジカル重合性単
量体および重合開始剤からなる硬化性組成物が多数提案
されてい己。
歯牙用接着剤に要求される性能としては常温付近の低温
領域における硬化速度が大きいことの他に、硬化物の歯
牙に対する接着強度および耐水接着強度に優れているこ
とである。
また歯牙用コンポジットレジンおよび歯牙用硬質レジン
に対しては組成物の常温付近の低温領域における硬化性
能ならびに硬化物の歯牙に対する接着性能が前記同様に
優れていることの他に、硬化物の強度、圧縮強度、硬度
、耐摩耗性などの機械的特性および色調に優れているこ
とが要求されている。最近の歯牙修得治療技術の著しい
進歩に伴ない、これらの歯牙用硬化組成物の性能向上に
対する要求は著しく厳しくなっている。
従来の(メタ)アクリル酸エステルビニルモノマーなど
のラジカル重合性単量体および重合開始剤からなる歯牙
用硬化性組成物のうちで、重合開始剤として光重合用開
始剤を使用し、光硬化はせる方法を採用することにより
、前述の性能の向上を達成しようとするものも幾つか提
案されている。たとえば、特公昭54−10986号公
報および特公昭56−33687号公報には、α−ジケ
トンなどのカルボニル化合物とアミン類からなる光重合
用開始剤の存在下に重合を行う方法が提案されている。
しかしながら、光重合開始剤としてこれらの先行技術文
献に提案きれたカルボニル化合物とアミン類との組合わ
せからなる光重合開始剤を使用し、芳香族ポリカルボン
酸またはその酸無水物構造を有する(メタ)アクリル酸
エステル系のラジカル重合性単量体を光硬化はせ、前述
の歯牙用光硬化組成物の用途に利用しようとしても、硬
化物の色調に劣りかつ耐水接着強度に劣るという欠点が
あり、充分な性能を発揮することができなかった。
一方、本出願人は、歯牙用接着剤として4−メタクリロ
イルオキシエトキシカルボニルフタル酸寸だはその酸無
水物とビニル化合物とからなるラジカル重合性単量体お
よび遊離基発生剤からなる組成物を使用すると、接着強
度、耐水接着強度などの接着性能に優れることを見出し
、特開昭51−12338号公報および特公昭5817
513号公報にすでに提案した。
該歯牙用硬化性組成物は接着性能、機械的特性および色
調には著しく優れているが、硬化速度の点では改良の余
地が残されていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、従来の歯牙用硬化組成物の技術ならび(
C該組酸物に対する性能の要求が前述の状況にあること
に鑑み、組成物の硬化性能、硬化物の接着性能、機械的
特性および色調のいずれにも優れた光硬化性組成物を鋭
童検討した結果、ラジカル重合性単量体およびα−ケト
カニボニル化合物と特定の芳香族アミンからなる光重合
開始剤からなる組成物に光照射して硬化させることによ
り前記目的が達成できることを見出し、本発明に到達し
た。
〔発明の効果〕
本発明によれば、組成物の常温付近の低温領域における
光硬化速度が大きく、接着強度、耐水接着強度などの接
着性能に優れ、硬化物の曲げ強度、圧縮強度、硬度、耐
摩耗性などの機械的特性および色調に優れており、歯牙
用の接着剤、コンポジットレジン、硬質レジンなどの歯
牙用硬化性組成物に要求でれる性能を充分に満足してい
るのでこれらの歯牙用用途に適していることの他に、歯
牙用以外の精密工作用の接着剤、金属用接着剤、種々の
コンポジットレジンなどの用途にも利用できる。捷た、
本発明によれば、従来から知られている通常のラジカル
重合性単量体の他に、前述の芳香族ポ17カルボン酸ま
たはその酸無水物構造を有する(メタ)アクリル酸エス
テル系のラジカル重合性単量体の光硬化に適用するさ、
すら(て前述の優れた効果が得られるという特徴を有し
ている。
〔本発明の概要〕
本発明を概説すれば、本発明は、 (a) ラジカル重合性単量体、および(b) α−ケ
トカルボニル化合物(bl)ならびに一般式〔I〕 〔式中 、R1は水素原子−!たはアルキル基を示し、
R2(ri水素原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル
基またはアリ一ル基を示し、Rはシアノ基、二l・口塞
、ハロゲン原子を示し、nは0ないし4の整数を示す。
〕で表わされる置換芳香族アミン(b2)からなる光重
合開始剤、 を含有する光硬化性組成物、を発明の要旨とするもので
ある。
〔問題点を解決するだめの手段および作用〕本発明の光
硬化性組成物に使用されるラジカル重合性単量体(A)
は、通常のラジカル重合性炭素・炭素不飽和単量体であ
り、さらに具体的には不飽和カルボン酸単量体、エステ
ル系不飽和単量体、ニトリル系不飽和単量体、芳香族ビ
ニル系化合物などを挙げることができる。該不飽和カル
ボン酸単量体としてはアクリル酸、メタクリル酸などを
例示することができ、該エステル系不飽和単量体として
は、通常(メタ)アクリル酸エステル系単量体、酢酸ア
リルなどの低級脂肪族カルボン酸不飽和エステル単量体
などを例示することができる。
該ニド1フル系不飽和単量体としてはアクj70 : 
)リル、メタクリロニトリルなどを例示することができ
、該芳香族ビニル系化合物としてはスチレン、α−メチ
ルスチレン、ビニルトルエン、イソプロペニルトルエン
などを例示することができる。
該(メタ)アクリル酸エステル系単量体としてさらに具
体的には、アクリル酸またはメタクリル酸と1価ヒドロ
キシル化合物または多価ヒドロキシル化合物から形成さ
れた(メタ)アクリル酸エステル系化合物である。さら
に具体的には、(メタ)アクリル酸エチルなどの(メタ
)アクリル酸アルキル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロ
キシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピ
ル、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールシ
(メタ)アクリレート、ヘキシレングリコールジ(メタ
)アクリレート、2,2−ビス〔4−(メタ)アクリロ
イルオキシフェニル〕プロパン、2,2−ビス[4−(
メタ)アクリロイルオキシシクロヘキシル〕プロパン、
2,2−ビス[3−(メタ)アクリロイルオキシ−2−
ヒドロキシプロポキシフェニル〕ブaパン、トリメチロ
ールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリス
リトールヘキサ(メタ)アクリレートなどを例示するこ
とができる。
該(メタンアクリル酸エステル系単量体のうちの他の化
合物として、ざらに1分子中に少なくとも1個の(メタ
)アクリロイルオキシル基含有芳香族ポリカルボン酸ま
たはその酸無水物を挙げることができる。該(メタ)ア
クリロイルオキシル基含有芳香族ポリカルボン酸または
その酸無水物は、1分子中に少なくとも2個のヒドロキ
シル基を有するアルカンポリオールまたはポリオキシア
ルカンポリオールのうちの少なくとも1個のヒドロキシ
ル基が少なくとも3個のカルボキシル基を有する芳香族
ポリカルボン酸の1個のカルボキシル基とエステルを形
成した構造を有する化合物である。
該(メタ)アクリロイルオキシル基含有芳香族ポリカル
ボン酸またはその酸無水物(a)を構成する、1分子中
に少なくとも2個のヒドロキシル基を有するアルカンポ
リオールとしては、エチレングリコール、1,2.−プ
ロピレングリコール、1.3−プロピレングリコール、
ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、トリメチロールプロパン、グリセ
リン、ペンタエリスリトールなどを例示することができ
る。また、1分子中に少なくとも2個のヒドロキシル基
を有するポリオキシアルカンポリオールとしては、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレ
ングリコール、ジトリメチロールプロパン、ジグリセリ
ン、トリグリセリン、ジペンタエリスリトールなどの他
如、 H CH。
OHCH,OH ○HCH,OH などを例示することができる。
また、該(メタ)アクリロイルオキシル基含有芳香族ポ
リカルボン酸を構成する(メタ)アクリル酸成分として
はアクリル酸またはメタクリル酸であり、ざらに少なく
とも6個以上のカルボキシル基を有する芳香族ポリカル
ボン酸成分としては少なくとも2個のカルボキシル基が
芳香核上の隣接する炭素原子に結合した芳香族ポリカル
ボン酸であることが好適であり、具体的にはへミメリノ
ト酸、トリメリット酸、ブレニド酸、メロファン酸、ピ
ロメリット酸などを例示することができる。
該(メタ)アクリロイルオキシル基含有芳香族ポリカル
ボン酸またはその酸無水物としては、4−(メタ)アク
リロイルオキシエトキシカルボニルフタル酸またはその
酸無水物、4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシカ
ルボニルフタル酸捷たはその酸無水物、4−C2−ヒド
ロキシ−6−(メタ)アクリロイルオキシエトキシカル
ボニルフタル酸またはその酸無水物、2,6−ビス(6
,4−ジヵルボキシベンゾイルオキシ)プロピル(メタ
)アクリレートまたはその酸無水物、2−(3,4−ジ
カルボキシプロパンまたはその酸無水物、 0 〔式中、Rは水素原子寸たはメチル基を示す。〕または
これらの酸無水物などを例示することができる。これら
の中では4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシカル
ボニルフタル酸またはその酸無水物が好ましくは、特に
4− (メタ)アクリロイルオキシエトキシカルボニル
無水フタル酸が好tLい。
本発明の光硬化性組成物に配合これる光重合開始剤(b
)は、α−ケトカルボニル化合物(bl)および置換芳
香族アミン(b2)からなる。核α−ケトカルボニル化
合物としてはα−ジケトン、α−ケトアルデヒド、α−
ケトカルボン酸、α−ケトカルボン酸エステルなどを例
示することができる。さらに具体的には、ジアセチル、
2,3−べ、タンジオン、2.3−ヘキサンジオン、ベ
ンジル、4,4.’−ジメトキシベンジル、4.4’−
ジェトキシベンジル、4.4’−オキシベンジル、4.
4’−ジクロルペンジノへ4−二トロベンジル、α−ナ
フチル、β−ナフチル、カンファーキノン、1,2−シ
クロヘキサンジオンなどのα−ジケトン、メチルグリオ
キザール、フェニルグリオキザールなどのα−ケトアル
デヒド、ピルビン酸、ベンゾイルギ酸、フェニルピルビ
ン酸、ピルビン酸メチル、ペンゾイルキ酸エチル、フェ
ニルピルビン酸フチルなどを例示することができる。こ
れらのα−ケトカルボニル化合物のうちでは安定性など
の面からα−ジケトンを使用することが好ましい。α−
ジケトンのうちではジアセチル、ベンジル、カンファー
キノンが好ましい。
本発明の光硬化型組成物に配合される置換芳香族アミン
(b2)は一般式〔l〕 で表わされる置換芳香族アミンである。ここで Hlは
水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
、ペンチル基、ヘキシル基などの通常炭素原子数が1が
いし6のアルキル基を示す。Rは水素原子、前記同様の
炭素原子数が1ないし6のアルキル基、ヒドロキシメチ
ル基、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピ
ル基、ヒドロキシブチル基、ヒドロキシペンチル基、ヒ
ドロキシヘキシル基などのヒドロキシアルキル基、フェ
ニル基、)・リル基、エチルフェニル基、プロピルフェ
ニル基、イソプロピルフェニル基、ジメチルフェニル基
、フロロフェニル基、クロロフェニル基、ジクロロフェ
ニル基、ブロモフェニル基、メトキシフェニル基、エト
キシフェニル基、イソプロポキシフェニル基、ジメトキ
シフェニル基、ニトロフェニル基、ジニトロフェニル基
などのアリール基を示す。Rはシアノ基、ニトロ基、ハ
ロゲン原子を示す。
該置換芳香族アミン(b2)として具体的には、N、N
−ジメチル−〇−シアノアニリン、N、N−ジメチル−
〇−ニトロアニリン、N、N−ジメチル−〇−クロルア
ニリン、N、N−ジメチル−〇−ブロムアニリン、N、
N−ジメチル−〇−ヨードアニリン、N、N−ジメチル
−m−シアノアニリン、N、N−ジメチル−m−ニトロ
アニリン、N、N−ジメチル−m−クロルアニリン、N
、N−ジメチル−m−ブロムアニリン、N、N−ジメチ
ル−p−シアノアニリン、N、N7ジメチルーp−ニト
ロアニリン、N、N−ジメチル−p−クロルアニリン、
N、N−ジメチル−p−ブロムアニリン、N、N−ジエ
チル−〇−シアノアニリン、N、N−ジエチル−m−シ
アノアニリン、N、N−ジエチル−p −シアノアニリ
ン、N、N−ジエチル−p−クロルアニリン、N、N−
ジプロピル−p−シアノアニリン、N、N−ジプチル−
p−シアノアニリン、N、N−メチルフェニル−p−シ
アノアニリン、N、N−β−ヒドロキシエチルメチル−
p−クロルアニリン、N、N−ジメチル−2,4−ジシ
アノアニリン、N、N−ジメチル−2,4−ジニトロア
ニリン、N、N−ジメチル−2,4−ジクロルアニリン
などを例示することができる。これらの置換芳香族アミ
ンのうちではN、N−ジメチル−p−シアノアニリン、
N、N−ジエチル−p−シアノアニリンが好マしい。
さらに、本発明のα−ジケトン、α−ケトアルデヒド、
α−ケトカルボン酸などα−ケトカルボニル化合物(b
、)または置換芳香族アミン(b2)はポリマーの側鎖
または末端処結合した形で使用することもできる。
本発明の光硬化型組成物忙おいて、前記α−ケトカルボ
ニル化合物の配合割合は前記ラジカル重合性晶Jll、
 lk 4 n n (r JII& :酊I 1y 
+、+ + 4 :& r昏n n 141八l I 
C%重量部、好ましくは0.05ないし10重量部の範
囲であり、前記置換芳香族アミンの配合割合は前記ラジ
カル重合性単量体100重量部九対して通常0.01な
いし15重量部、好ましくは0.05ないし10重量部
の範囲である。α−ケトカルボニル化合物に対する置換
芳香族アミンのモル比は通常0.1ないし10、好まし
くは0.2ないし5の範囲である。
本発明の硬化性組成物には、さらIC必要に応じて他の
成分、たとえば粉末状無機充填剤、有機質重合体、粘着
性付与剤、光増感剤、重合調節剤、重合抑制剤などを配
合することもできる。粉末状無機質充填剤として具体的
には、カオリン、タルク、クレー、炭酸カルシウム、シ
リカ、シリカ・アルミナ、アルミナ、酸化チタン、リン
酸カルシウム、ガラス粉末、石英粉末などを例示するこ
とができる。有機重合体としては、ワックス、エチレン
・酢酸ビニル共重合体、ポリアクリル酸メチル、ポリメ
タクリル酸メチルおよびこれらの共重合体などを例示す
ることができる。
これらの成分の配合割合は適宜である。
本発明の光硬化性組成物に光を照射することによって重
合が起こり、硬化する。光線としては自然光線であって
も人工光線であってもよく、紫外領域から可視領域まで
の光線を採用することが可能である。人工光線としては
、高圧水銀灯、中圧水銀灯、低圧水銀灯、ハロゲンラン
プ、タンクステンランプなどを使用することができる。
光硬化の際の温度は通常口ないし80℃、好ましくは5
ないし50℃の範囲であり、光照射の時間は通常1秒な
いし5分である。
〔実 施 例〕
次に本発明を実施例によって具体的に示す。
実施例1 トリエチレングリコールジメタクリレート70g、2.
2−ビス[:4−(3−メタクリロイルオキシプロポキ
シ)フェニル〕プロパン25F、、4−メタクリロイル
オキシエトキシカルボニル無水フタル酸5gおよび微粉
末シリカ(日本アエロジルKK製、アエロジルR−97
2)50!9を二本ロールで室温下混練し、組成物を作
成した。直径5朋の円孔をあけた厚さ3mmのポリプロ
ピレン板の片面に別のポリプロピレン板を重ね、この円
孔に前記組成物2gとカンファーキノン5■およびN・
N−ジメチル−p−シアノアニリン5■をスパチュラで
十分に混合した光硬化性組成物を詰め、Q、5儒上方か
ら可視光線照射器(Kulzer社製、Translu
x )を用いて可視光線(波長350〜700nm)を
照射し、硬化時間と硬化物の色調を調べた。なお硬化時
間は硬化物の可視光線照射器の反対側の面の針深入度(
荷重1 kg)を調べ、針入度が0となる最も短い可視
光線照射器間で表わしだ。結果を表1に示す。
実施例2〜8、比較例1〜2 実施例1においてα−ケトカルボニル化合物および置換
芳香族アミンとしてカンファーキノンおよびN、N−ジ
メチル−p−シアノアニリンヲ使用する代わりに表1に
記載した化合物を表1に記載した蜜月いた他は実施例1
と同様の方法で光硬化性組成物の硬化時間と色調を調べ
た。結果を表1に示す。
実施例9 メチルメタクリレート93重量部、2,2−ビス(4−
(3−メタクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロポキ
シ)フェニル〕プロパン5 it重量部4−メタクリロ
イルオキシエトキシカルボニル無水フタル酸2重量部か
らなる組成物6gKカンファーキノン30〜およびN、
N−ジメチル−p−シアノアニリン30■を加え光硬化
性ライナーを作製した。生歯前両層に直径3m、深さ2
゛−の穴をあけ65%リン酸水溶液で45秒間エツチン
グし、水洗、乾燥した後前記ライナーを生歯円孔にうず
く塗布し、2分間風乾した後可視光線を2分間照射した
。その後トリエチレングリコールジメタクリレート5F
、2.2−ビスC4−(’3−メタクリロイルオキシー
2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル〕プロパン5g1
微粉末シリカ(日本アエロジルKK製、アエロジルPM
−5,0) 10 II、カンファーキノン40■およ
びN、N−ジメチル−p −シアノアニリン40〜をス
パチュラで十分に混合した光硬化性組成物をライナー処
理をした前記生歯円孔につめ、可視光線を60秒間照射
して光硬化性組成物を硬化させた。
試料を1晩水中傾浸漬した後充填状態を観察するために
試料を4℃の冷水および60℃の温水に交互に1分間ず
つ60回、計2時間浸漬した。その後ビンセットで充填
物の脱離を試みたが歯質からはがすことはできなかった
・ 比較例3 実施例9において光硬化性ライナーとし4−メタクリロ
イルオキシエトキシカルボニル無水フタル酸を含有しな
いものを使用し、また光硬化性組成物はN、N−ジメチ
ル−p−シアノアニリン40■を使用する代わりにN、
N−ジメチルアニリン40■を使用した他は実施例9と
同様の方法で光硬化性ライナーおよび光硬化性組成物を
作製し、実施例9と同様の方法で生歯の充填操作を行っ
た。
その後実施例9と同様の方法で水中浸漬、ヒートサイク
ル試験を行い、ピンセットで充填物の脱離を試みたとこ
ろ充填物は歯質から容易にはがれた。
実施例10 生歯前歯唇面のエナメル質面を扁610エメリーペーパ
ーで良く研磨し、表面を平滑にした後65%リン酸水溶
液で45秒間エツチング処理した。十分に水洗を行った
後、エツチング面を空気で乾燥し、直径5.4闘の円孔
のあいたセロファンテープ(約13X13nm)をはっ
た。実施例9に記載の光硬化性ライナーを前記円孔にう
すく塗布し、室温下2分間放置後可視光線を2分間照射
した。その後トリエチレングリコールジメタクリレート
50重量部、ネオベンチシダリコールジメタクリレート
25重量部、2,2−ビスC4−1−メタクリロイルオ
キシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル〕プロパン
25重量部、微粉末シリカ(日本アエロジル社製、RM
−50)100 重量部を混練した組成物に一方はベン
ゾイル・(−芽キシトを0.5重量%、他方にジメチル
パラトルイジンを0,6重量%をよく混練した組成物を
2種作成した。前記ベンゾイルパーオキシドおよびジメ
チルパラトルイジンを含有する組成物を各々等量よ〈混
線して作成した接着剤組成物を用いて前記ライナー処理
をした生歯エナメル質面と直径5mmのステンレス棒と
を突き合せによって接着した。−晩放置後4℃の冷水と
60℃の塩水とに交互に1分間ずつ60回、計2時間接
着試験片を浸漬した後′23℃の温度で空気中Vcio
分間放置した後23℃の温度で引張り速度2 urn 
/ vrsの条件で生歯とステンレスとの接着力を測定
した。接着力は121kg/caであった。
比較例4 実施例10において実施例10に記載の光硬化性ライナ
ーを使用する代わりにメチルメタクリレート95重量部
、2.2−ビス〔4−メタクリロイルオキシ−2−ヒド
ロキシプロポキシ)フェニル〕プロパン5重量部からな
る組成物6gにカンファーキノン60■およびジメチル
アニリン60■を加えて作成した硬化性ライナーを用い
た他は実施例9に記載の方法で接着試験片を作成し生歯
とアクリル棒との接着力を測定した。接着力は32kg
/C廃であった。
出願人 三井石油化学工業株式会社 代理人 山 口 和

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) (a)ラジカル重合性単量体、および(b)α
    −ケトカルボニル化合物(bl)ナラびに一般式CI) 〔式中 R1は水素原子またはアルキル示し R2は水
    素原子、アルキル基、ヒドロキレアルキル基またはアリ
    ール基を示し、・R3はシアノ基、ニトロ基、I・ロゲ
    ン原子を示し、nは0ないし4の整数を示す。〕で表わ
    される置換芳香族アミン(b2)からなる光重合開始剤
    、 を含有する光硬化性組成物。
JP59107513A 1983-09-28 1984-05-29 光硬化性組成物 Granted JPS60252603A (ja)

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JP59107513A JPS60252603A (ja) 1984-05-29 1984-05-29 光硬化性組成物
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CA000464137A CA1221496A (en) 1983-09-28 1984-09-27 Photocurable resin composition
EP19840306648 EP0136186B2 (en) 1983-09-28 1984-09-28 Dental treatment composition curable by visible light
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6428630A (en) * 1987-06-13 1989-01-31 Basf Ag Resin composition cross linkable by photopolymerization
JPS6450807A (en) * 1987-08-21 1989-02-27 Ube Industries Photo-polymerizable dental material
JPS6450810A (en) * 1987-08-21 1989-02-27 Ube Industries Photo-polymerizable dental material

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JPS6428630A (en) * 1987-06-13 1989-01-31 Basf Ag Resin composition cross linkable by photopolymerization
JPS6450807A (en) * 1987-08-21 1989-02-27 Ube Industries Photo-polymerizable dental material
JPS6450810A (en) * 1987-08-21 1989-02-27 Ube Industries Photo-polymerizable dental material

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JPH0329082B2 (ja) 1991-04-23

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