JPS60251535A - 貼り合せ型情報記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は光ティスフ等の高密度情報記録媒体に関するも
のであり、特に記録層を有する２枚の円盤を放射方向中
心スペーサーと外周スペーサー　とを介して貼合せ型情
報記録媒体に関するものである。

（従来技術） １／−ザービーム等の高エネｌレギービームヲ用いて高
密度記録を行う光ディスク等の円盤状記録媒体には再生
専用のビデオディスク、ＤＡＤや、追記可能ないわゆる
ＤＲＡＷ型ディスク、さらには消去−追記可能ないわゆ
るＥ、ＤＲＡＷ型ディスクがある。

これらの円盤状情報記録媒体は一般にガラスまたはプラ
スチックの透明円板上に記録層を形成したものが一般的
であるが、取扱中あるいは保存中での記録層の保護のた
め記録層を有する透明円盤を記録層を内側にして２枚貼
合せたものが提案されている。このいわゆる貼合せ型デ
ィスクの構造にはサンドイッチ型とエアーサンドイッチ
型があるが、記録層を外気から遮断するために２枚のデ
ィスクの内外周を接着剤でシールする方式が一般的であ
る（例、特開昭５７〜１７２５４１、特開昭５８　２０
３６４２、実開昭５７−１５３５６５参照）。しかし、
２枚のディスクを完全に固着してし捷うと、各ディスに
残っている歪みや熱膨張によるそ変形が吸収できないた
め、貼合せディスク全体が曲りたり湾曲するという不都
合が生じ、防止するためにスペーサーに応力吸収部を設
けることが提案されている０例、特開昭５９−７１１．
４５号）が、単なるスペーサーだけでは円盤の変形を防
止することはできない。

この欠点を解決するために２枚の円盤の間に補強材を配
置することが提案されている０例、特開昭５７７９２４
４３、特開昭５７−１２０２４５、特開昭５９−７１．
１４６　）が、単に補強材を入れるだけでは全体の重量
および厚さが増加して円盤ドライブに大きな負荷が加わ
り、バラ−＞スをとるのｒ回部ｔなり、大きなスペース
を必要とした。

さらに、従来の貼合せ型情報記録媒体は製作方法が複雑
で、コストが高くなり、実用化が難しい。

（発明の目的） 従って、本発明の目的は長期間にわたって寸法安定性が
保証でき、外気との遮断性に優れ、重量および厚みを大
巾に増加させずに補強材が配置でき、且つ製作が容易な
貼り合せ型情報記録媒体を提供するととである。

（発明の構成） 本発明による貼り合せ型情報記録媒体は表面に記録層を
有する２枚の円盤を中心スペーサーおよび外周スペーサ
ーを介して互いに貼シ合せ且つ前記両円盤の間に補強相
が配置されているものにおいて、上記補強材が複数の放
射状線状体によって構成されており且つこれら線状体の
放射方向両端のいずれか一方が前記スペーサーに対して
放射方向に相対移動自在な状態で前記スペーサーに嵌合
されていることを特徴としている。

本発明が適用可能な前記記録層は前記円盤の外側露出面
に形成きれていてもよいが、一般には記録層を外気から
保護するために、記録層は２枚の円盤の互いに対向する
内側表面に形成きれている、記録層としては読取り専用
記録層、ヒートモート記録等を使うＤＲＡＷ記録層ある
いは光磁気や結晶−非晶変換等を利用するＥ−ＤＲＡＷ
記録層がｊ：ｌｌ　ｌ旧　〒眉　合し　−７′−ム　ツ
ー　ン“　唱　乙　Ｍ　＝−４話　階名　１／４−　ａ
ソ　亜　Ｗ　ｒネー　ド　１ｒ表面保護層、中間保護層
、反射層、断熱層等を有する公知の任意の複合層にする
ことができる。

本発明が適用可能な前記円盤は任意の材料、例えばアル
ミ等の金属で作ることもできるが、記録層を内側にする
場合には透明円盤にする必要があシ、この透明円盤はガ
ラスあるいはアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の
プラスチックで構成でき、その背面には周知のトラック
や情報ピントを形成しておくことができる。との透明円
盤の外径は例えば１２０，２００，３００ｍ肩で、中心
にはスピンドルと係合する内径が１．５＋３５ｍｍの中
心孔が形成されており、その肉厚は約１〜２　ｍｍであ
る。

前記中心スペーサーおよび外周スペーサー自体は周知の
ものであり、これらは金属、プラスチック等の任意の材
料で作ることができるが、熱および吸湿膨張等に起因す
る変形を防止するために、円盤と同じ寸たけ類似の利料
で作るのが好ましい。

本発明の特徴は前記補強材が複数の線状体で構成されて
おり、且つこれら線状体の放射方向両端のいずれか一方
が前記スペーサーに対して放射方向に相対移動自在な状
態でスペーサーに嵌合されている点にある。

上記線状体は最終製品である貼り合せ型情報記録媒体の
放射方向、軸線方向および周方向の寸法が熱および吸湿
による膨張、使用時および保存時の不均一外力や自重あ
るいは円盤自体の残留応力等に起因して変形するのを防
止する補強材として使用可能なものでなければならず、
さらに、通常１８００ｒｐｍ以上の高速で回転される光
ディスク等の動的特性を満足するものでなければならな
い。

従って、この線状体は十分な剛性と振動収吸収特性を有
していなければならず、一般にはアルミ合金、鋼等の金
属や繊維強化樹脂で作られる。

本発明の特殊実施例ては上記線状体が中実寸だは中空な
棒で構成きれており、これらの棒の放射方向内側端が前
記中心スペーサーに固着され、その放射方向外側端が前
記外側スペーサーに形成された対応孔中に摺動自在に挿
入されており、両円盤は中心スペーサーと外周スペーサ
ーに固着されている。従って、両円盤、上記棒および各
スペーサーの膨張率の差に起因する変形は上記摺動自在
な挿入部によって吸収される。

本発明の特殊実施例では外径３００ｍｍ５’厚さ１２ｍ
ｍの円盤２枚を直径２　ｍｍの不錆鋼の棒８本を用いた
放射状補強材を用いて貼り合せることにより、最終製品
である貼り合せ型情報記録媒体の重量を３２０　ｇ、厚
さを５．４羽に減すことができる。これに対し公知の円
盤状補強材（厚さ５　ｍｍのプラスチック材料）を用い
たものでは重量は５７０ｇ、厚さは８　ｍｍとなる。す
なわち、本発明により従来のものて比べて重量は約５６
％、厚さは約６８係に各々減少させることができ、補強
効果においても実用上全く問題は無いことが認められた
。

本発明による上記棒の断面形状は円、四角形、１字形、
十字形等の任意のものにでき、これらの異形拐は押出し
成形等で容易に製作できる。

本発明による前記線状体による補強材は容易に製作する
ことができる。最も簡単な方法は中心スペーサーに直径
方向対称な複数（例えば８つ）の孔を穿け、これらの孔
に前記の棒を挿入し、接着剤等で固着した後、外周スペ
ーサーに形成された対応する数の貫通孔または盲穴に、
上記棒の放射方向端を挿入すればよい。この場合外周ス
ペーサーの貫通孔または盲穴の直径は棒の直径よりわず
かに大きくして、棒がこれらの孔寸た穴の中に摺動自在
に収容されていなければならない。

このようにして作られた本発明補強材は公知の方法で両
円盤に固着される。すなわち、中心リングおよび外周リ
ングを介して両円盤を接着剤および／または溶着等によ
って貼り合せる。この貼り合せ方法自体は周知であり、
前記の各特許公報を参照されたい。

なお、上記貫通孔を用いた場合には、円盤内面を外気と
遮断するために貫通孔の放射方向外端に密封材を充填し
たり、プラグや７−トで被ってソールするのが好ましい
。しかし、貫通孔にせよ、盲穴にせよ、棒の伸びを収収
できるだけの放射方向空間が棒の先端に残されていなけ
ればならないのは当然である。

本発明の他の実施例では上記放射方向空間を確保するた
めに、前記棒の先端（（キャップが取付けられる。この
キャップは外周リングと一体化され、棒はこのキャップ
内を摺動する。

本発明では上記補強体をいわゆるインサート成形によっ
て一般で成形することができる。すなわち、必要本数の
棒を金型のインサートキャビティー中て配置した後に中
心スペーサーと外周スペーサーとを同時捷たけ別々に成
形するととができる。

このインサート成形において、棒と外周リングとの間に
前記の放射方向摺動自在嵌合を確保するために棒の放射
方向外端には前記キャップを被せておくのが好ましい。

このキャップは任意の材料で構成でき、棒と同一材質の
キャップでもよいし、場合によっては棒とリングとの相
対移動を許容する弾性材料等で棒の放射方向外端全体を
被ったものでもよい。いずれにせよ、外周リングを成形
した際に棒の外端と外周リングの放射方向移動を許す手
段であればよｔ／）。

寸だ、本発明による放射状線状物は各々別体ではなく、
放射状内側近傍が互いに一体化されたものにすることも
でき、一体化することによって製作速度およびハンドリ
ング性を向上させるととができる。

以下、添付図面を用いて本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明による貼り合せ型情報記録媒体の断面図
で、２枚の透明グラスチック円盤１，１′が中心スペー
サ−２々外周スペーサー３とを介して互いに貼り合きれ
ている。なお４はスピンドルと係合する中心孔である。

両スペーサー２，３０間には本発明による複数（図示す
る実施例では８本、第２図参照）の棒５が配置されてい
る。

第２図は本発明による線状体より成る補強材の平面図で
、前記棒５の放射方向内側端６は中心ス周リングに形成
された貫通孔９中に互いに相対移動自在に挿入されてい
る。

本発明の特殊実施例では、外径３００羽、厚さ１、２　
ｍｍ　（Ｄ　Ｐ　ＭＭＡ製円盤２枚が、外径１．　ＯＯ
ａｍ、厚さ３　ｍｍのＰＭＭＡ製中心スペーサーと、外
径３００酵、内径２９５ｍｍ、厚さ３　ｍｍのＰＭＭＡ
製外周スペーサー如より、互いに接着剤で貼シ合され、
両スペーサーの間には直径２ｍｍ、長さ１２３朋の８本
の不錆鋼の棒が上記の方法で配置された。この場合、最
終製品の重量は３２０ｇ、厚さは５．４　ａｍで、これ
は従来型式の重量５７０ｇ、厚さ８朋より大巾に小型軽
量化されたもので、その寸法安定性は実用上十分許容し
得るものであった。

第３図は前記棒の種々の断面形状を示す図で、本発明の
棒はこの図に示す中実寸たけ中空の円、四角形、１字形
、十字形以外にも任意の形状のものが使用可能である。

第４図は本発明による複数の線状物の放射方向内端部を
予め円周リング１０で一体化した場合の実施例で、図示
した例では同一材料の円周リングを用いているが、異る
材料でこの円周リングを作ることもでき、また、内端よ
り放射方向外側で各線状物を連結するとともでき、必要
な場合には各線状物の放射方向中間位置を周方向リング
で互いに連結してもよい。さらに、線状体の放射方向内
側端を中心スペーサーに摺動自在に嵌合する場合には、
上記放射方向内側端をフリーにし、放射方向外側端を外
周リングで互いに連結すればよい。

なお、内周リングの内径を最終製品の中心孔の径と同一
にして、この内周リングをスピンドルト係合させるよう
にしてもよい。

第５図は本発明による補強材を射出インサート成形で一
段で製作する場合の金型組立体の右半分の断面概念図で
、本発明の本質でない型締装置、冷却装置、エジェクタ
ー等は図示してぃな１．／）。

図示１−７だ実施例でけ、中心スペーサー成形用キャビ
ティー２３々外周スペーサー成形用キャビティ２　’４
　Ｋ　射出／ソング−のノズルタッチ部２６から導かれ
るランナー２７が連通しておシ、内外スペーサ−２，３
が同時に成形される。なお、図示した例では３つの割型
２０．２１．２３を用いているが、ホットランナ−を使
用することにょって２つの割型２０．２１のみにするこ
ともできる。

なお、図中の２４は割型２１に形成した放射状棒５の固
定用突起であり、この突起は第４図に示す内周リングを
用いた場合には省略することもできる。

本発明による線状体５の外周スペーサー３に対する相対
移動を許すために、線状体５の外側端８にはキャップ２
５が予め被せられている。このキャップは成形キャビテ
ィー２４中に充填された樹脂と一体化されるが、線状体
５ばこのキャップ２５中で自由に移動できる。

こうして作られた本発明補強材は前記の周知方法により
土工の円盤に上記スペーサー２，３を介して固着される
。

以上、本発明を特殊実施例によって説明したが、本発明
はこれにのみ限定されるものではない。特に、スペーサ
ーと線状体との相対移動は外周スペーサーの所ではなく
、中心スペーサーの所で行うようにしてもよい。寸だ、
金型２０，２１のパルティングラインは第５図に示した
位置にすることができる。さらに、本発明の補強材およ
び／または最終製品に適当なカウンターウェイトを取付
けたり、補強材の一部を除去して全体の回転バランスを
とることもできる。さらに補強材と円盤との間にシート
を介在させて外から補強材が見えないようにすることも
できる。

（本発明の効果） 本発明により貼り合せ型情報記録媒体の大巾な軽量化が
寸法安定性を保持したま壕達成でき、外気との遮断性を
確保した捷ま熱（吸湿）変形を吸収する構造にすること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による貼り合せ型情報記録媒体の軸方向
断面図で、図の右と左は異る直径に於いて切られたもの
であり、寸法は実際のものと異っている。 第２図１は第１図のｎ−ｎ線による平面図で、本発明に
よる補強材の構造を示（〜ている。 第３図は本発明の線状体の種々の変形例の断面形状を示
す図。 第４図は本発明の線状体を一体化した場合の変形実施例
の斜視図。 第５図は本発明による補強材をインサート成形により作
る場合の金型組立体の概念的断面図。 （図中符号） １．１′：円盤、２：中心スペーサー、３：外周スペー
サー、４：中心孔、５：線状体、１０：内周リング、２
０，２１．２２：金型、２３　、２４　：成形キャビテ
ィー、２５：キャノプ 特許出願入 ダイセル化学工業株式会社 第１図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■）表面て記録層を有する２枚の円盤を中心スペーサー
   および外周スペーサーを介して互いに貼合せ１１つ前記
   内円盤の間に補強材が配置されている貼り合せ型情報記
   録媒体において、上記補強材が複数の放射状線状体てよ
   って構成されており且つこれら線状体の両端のいずれか
   一方が前記スペーサーに対して相対移動自在に嵌合され
   ていることを特徴とする情報記録媒体。 ２）上記線状体が中実捷たは中空な棒によって構成され
   ていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の情
   報記録媒体。 ３）上記棒の断面形状が円形、四角形、　Ｉ−字形また
   は十字形であることを特徴とする特許請求の範囲第２項
   記載の情報記録媒体。 ４）　−に配線状体が放射方向内側端で前記中心スペー
   サーに固着たれており、その放射方向外側端で前記外周
   スペーサーに形成された対応孔中に摺動自在に挿入され
   ていることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の
   情報記録媒体。 ５）上記線状体の放射方向外側端にキャップが摺動自在
   に嵌合されており、このキャップは前記外周スペーサー
   内に埋ぬ込まれてそれと一体化されていることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の情報記録媒体。 ６）上記複数の線状体が内周リングに固着されて全体が
   一体化され、この中心リングが前記中心スペーサーと一
   体化されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の情報記録媒体。