JPS60250Y2 - 屋根瓦成型金型の金型サック - Google Patents

屋根瓦成型金型の金型サック

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JPS60250Y2
JPS60250Y2 JP2151981U JP2151981U JPS60250Y2 JP S60250 Y2 JPS60250 Y2 JP S60250Y2 JP 2151981 U JP2151981 U JP 2151981U JP 2151981 U JP2151981 U JP 2151981U JP S60250 Y2 JPS60250 Y2 JP S60250Y2
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JP
Japan
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mold
sack
molding
deaeration
roof tile
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Application number
JP2151981U
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JPS57134110U (ja
Inventor
広 長坂
時平 石川
Original Assignee
株式会社 石川時鉄工所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は屋根瓦のプレス成型時に成型キャビテイー内の
脱気を完全に行なわしめる屋根瓦成型金型の金型サック
に関するものてある。
従来屋根瓦の成型においては、第1図に図示する様に上
型aと下型bとの間に屋根瓦素地Cを投入して上型a下
面と下型b上面に各々所定の湾曲形状に形成された成型
面d,d’間にて圧縮成型せしめており、又かかる圧縮
成型の際屋根瓦素地Cが成型面d,d’間より外部へ喰
み出すことを防ぐため上型aの尻側及び小口側の側壁に
金型サック、 e/を、下型bの左右側壁には側板f,
f′を夫々取付せしめている。
而して上記成型面d。d′、金型サックe,e′及び側
板f,f’により形成される成型キャビテイーは上型a
と下型bが圧縮成型の直前において所定距離まで近接し
た時密封状態となって該成型キャビテイー内に一定量の
空気が残留するので、屋根瓦素地Cは金型通りの形状に
成形されず、又空気や離型剤が屋根瓦素地C内に混入し
易く、成型品の品質を低下せしめていた。
又かかる残留空気を脱気せしめるため、第2図に図示す
る様に金型サックe,e′の内側壁面即ち屋根瓦素地C
に当接する側の壁面上垂直方向に所定長さの底の浅い脱
気溝gt g’・・・を適宜数没設せしめ、該金型サッ
クe,e′を上型aに取付せしめた時脱気溝gtg’下
端が成型キャビテイー内に開口する様或さしめたものも
見受けられるが、かかる金型サックを用いた楊合第5図
矢印にて図示する様に残留空気を脱気溝gwg’・・・
の下端より上端まで逃がさねばならないから脱気径路が
長くなって脱気効率を低下せしめ、一方圧縮成型時にお
いて成型キャビテイー内に開口せしめた脱気溝g。
g′・・・中へ屋根瓦素地Cが喰み出す事態を避けるた
めに脱気溝gwg・・・下端の開口面積は極めて小なる
ものとせねはならず、脱気口断面積が小さくなって完全
に脱気せしめることが困難であった。
本考案は金型サツク下端方に膨出部を所定幅延設せしめ
ると共に該膨出部に適宜数の脱気孔を貫設することによ
り上記欠点を解消せしめたものにして、以下本考案実施
の一例を図面に基づいて説明すると、 第3図において1は本考案に係る金型サックであって、
該金型サック1下端方には成型時に屋根瓦素地2の尻側
又は小口側端面が当接すべき当接予定壁面部Aの下端縁
(換言すれば該金型サック1を取付けしめた上型14が
下死点まで達した時下型12の成型面と一致する線)よ
り所定幅下方まて膨出部3を延設ぜしめ、該膨出部3下
端縁は屋根瓦素地2の湾曲形状に概略対応する形成ぜし
めている。
次に4,4′・・・は膨出部3壁面上におい”C前記当
接予定壁面部Aより僅か下方の所定位置に該膨出部3壁
部を垂直に貫通する様に適宜数置設された所定径の脱気
孔である。
該脱気孔4,4′・・・は相互に連通ぜしめた一連の長
孔状とせしめても良い。
尚、金型サック1内側壁面上には前記従来の実施例と同
様なる脱気FB5,5’・・・を併せ設けしめても良い
又6,6′・・・は金型サック1を上型14に螺着t(
シめるための螺孔、7は成型時に屋根瓦素地2の尻切述
部又は小口切込部に当接する段部である。
次に第4図は本考案の他−力の実施例を示すものにして
、金型サック1の膨出部3に前記脱気孔4.4′・・・
を貫設せしめると共に金型サック1の内側壁面」二の前
記当接予定壁面部Aの上端縁に沿って隣接する位置(換
言すれは金型サック1を上型14に取付せしめた時上型
14の成型面15と一致する線上に1τ端縁をイ〕する
状態)に広範囲に渉る帯状の凹部8を所定深さに没設せ
しめ、又該凹部8上端より垂直上方に白飯壁面−(二端
まて達する脱気i苗9,9′・・・を適宜数没設せしめ
ると共に凹部8底面には金型サック1壁部を垂直に貫通
して外側壁面に開口した所定径の脱気孔10,10′・
・・を適宜散設けしめている。
次に本考案に係る金型サックの使用状態について説明す
ると、第6図に図示する様に左右側壁に側板11,11
’を固着せしめた下型12の成型面13上に屋根瓦素地
2を投入し、一方尻側及び・コ・口側の側壁の金型サッ
ク1,1′を螺着せしめた上型14を垂直上方より降下
せしめて該金型サック1,1′下端の膨出部3下端縁が
下型12の成型面13より下方に達した時、上型14の
成型面15、下型12の成型面13、金型サック1゜1
′内側壁面及び側板ILII’内側壁面により密室状の
成型キャビティー16が形成されるが、少なくとも上型
14が下死点へ降下するまでの間においては金型サック
1,1′下端の膨出部3に貫設せしめた脱気孔4,4′
・・・が該成型キャビティー16内に開口しており、従
って成型キャビティー16内の残留空気は該脱気孔4,
4′・・・により金型サック1,1′壁部を通過する極
めて短い脱気経路にて瞬間的に且つ容易に脱気される。
又該脱気孔4,4′・・・は上型14が下死点まで降下
した瞬間、即ち圧縮成型の瞬間には下型12の成型面1
3より下方まて降下しているのて該脱気孔4,4′・・
・を如何に太径に形成せしめても、圧縮成型時に屋根瓦
素地2が喰み出ず恐れは全くなく、従って十分なる脱気
孔断面積を確保することができる。
次に本考案の第2の実施例のものにおいては、上型14
が下死点まて降下する直前まての間において前記第1の
実施例と同様脱気孔4,4′・・・により予め十分に脱
気か行なわれるに加え、第7図に図示する様に凹部8下
端部が成型キャヒティー16内に細長く開口しているた
め、圧縮成型の瞬間において成型キャヒテイー内に僅か
な残留空気が存在していても、凹部8より脱気孔10,
10′・・・へ通する極めて短い脱気経路若しくは従来
例のものと同様な脱気85,5’・・・へ通する脱気経
路により完全に脱気されるのてあり、又この際において
も凹部8下端部は上型14の成型面15に沿って広範囲
な一連の脱気開口部17を形成するため第5図に図示す
る従来例のものに比し成型キャビティー16における脱
気口断面積が著しく増大し、極めて容易に脱気せしめる
のである。
要するに本考案は、屋根瓦成型金型の上型14に取付せ
しめる金型サック1下端方に所定幅の膨出部3を延設ぜ
しめ、該膨出部3において金型サック1を取付せしめた
上型14が下死点まて降下した時下型12の成型面13
より僅か下方に達する部分の壁面上に所定径の脱気孔4
,4′・・・を適宜数貫設仕しめたのて、上型14が下
死点へ降下するまての圧縮成型の前段階において予め成
型キャビティー16内の空気を脱気出来、而もかかる脱
気を脱気孔4,4′・・・により行なわしめることによ
り脱気経路を著しく短縮出来、且つ圧縮戊型時において
屋根瓦素地2が該脱気孔4,4′・・・より喰み出す恐
れがないのて脱気孔4,4′・・・の径を任意に犬なら
しめて脱気口断面積を如何様にも拡大出来、以上の点に
より圧縮成型の前段階における脱気を著しく迅速且つ容
易ならしめることが出来るのであり、又本考案の第2の
実施例においては第1の実施例の構成に加え金型サック
1の内側壁面上において、該金型サック1を上型14に
取付せしめた時上型14の成型面15と一致する線上に
下端縁を有する帯状の凹部8を広範囲に渉り没設ぜしめ
、且つ該凹部8底面には金型サック1壁部を垂直に貫通
して外側壁面に開口した所定径の脱気孔10,10’・
・・を適宜数貫設せしめたのて、上記圧縮成型の前段階
における脱気の後に仮に少量の空気が成型キャビティー
16内に残留していても、圧縮成型時において上型14
の成型14の成型面15に沿って開口せしめた脱気開口
部17より完全に脱気され、而も単に適宜数の脱気’f
Rg、g’により脱気せしめる従来例のものに比し脱気
開口部17が著しく広範囲に且つ一連に開口しているの
てかかる脱気が極めて容易に戒され、又脱気開口部17
を脱気孔10,10’・・・に連通せしめることにより
脱気経路が著しく短縮されてかかる脱気が極めて迅速に
戒される等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案実施の一例を示すものにして第1図は金型サ
ックの一般的な使用状態を示す斜視図、第2図は従来の
金型サックを示す斜視図、第3図は本考案に係る金型サ
ックを示す斜視図、第4図は同上第2の実施例を示す斜
視図、第5図は従来の金型サックの使用状態を示す縦断
面図、第6図は本考案に係る金型サックの使用状態を示
す縦断面図、第7図は第2の実施例における金型サック
の使用状態を示す縦断面図である。 1・・・・・・金型サック、3・・・・・・膨出部、4
,4′・・・・・・脱気孔、8・・・・・・凹部、10
,10’・・・・・・脱気孔、16・・・・・・成型キ
ャビティー 17・・・・・・脱気開口部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)屋根瓦成型金型の上型に取付せしめる金型サック
    下端方に所定幅の膨出部を延設せしめ、該膨出部におい
    て金型サックを取付せしめた上型が下死点まて降下した
    時下型の成型面より僅か下方に達する部分の壁面上に所
    定径の脱気孔を適宜数貫設せしめたことを特徴とする屋
    根瓦成型金型の金型サック。
  2. (2) 金型サックの内側壁面上において、該金型サ
    ックを上型に取付せしめた時上型の成型面と一致する線
    上に下端縁を有する帯状の凹部を広範囲に渉り没設せし
    め、且つ該凹部底面には金型サック壁部を垂直に貫通し
    て外側壁面に開口した所定径の脱気孔を適宜数貫設せし
    めたことを特徴とする請求 金型サック。
JP2151981U 1981-02-17 1981-02-17 屋根瓦成型金型の金型サック Expired JPS60250Y2 (ja)

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JPS57134110U JPS57134110U (ja) 1982-08-21
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