JPS60250088A - 農園芸用土壌改良剤 - Google Patents
農園芸用土壌改良剤Info
- Publication number
- JPS60250088A JPS60250088A JP59107264A JP10726484A JPS60250088A JP S60250088 A JPS60250088 A JP S60250088A JP 59107264 A JP59107264 A JP 59107264A JP 10726484 A JP10726484 A JP 10726484A JP S60250088 A JPS60250088 A JP S60250088A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- soil
- polybutadiene
- foam
- soil conditioner
- conditioner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規な農園芸用土壌改良剤に関するものである
。
。
周知のように、植物がよく生育するためには、その生育
土壌が適度の孔隙を有し、通気性、保水性の良好なこと
が必要である。そのため、昔から稲わらや籾殻などを土
壌にすきこんで土壌孔隙量を適度に保ち、土壌の物理的
性質を改良することが行われている。しかしながら、近
年の作付は規制にともなって稲わら等が不足気味になり
、米作農家以外の者にとって稲わら等の入手が次第に困
難になってきた。
土壌が適度の孔隙を有し、通気性、保水性の良好なこと
が必要である。そのため、昔から稲わらや籾殻などを土
壌にすきこんで土壌孔隙量を適度に保ち、土壌の物理的
性質を改良することが行われている。しかしながら、近
年の作付は規制にともなって稲わら等が不足気味になり
、米作農家以外の者にとって稲わら等の入手が次第に困
難になってきた。
本発明者は、かかる事情に鑑み、合成樹脂発泡体を土壌
改良剤として使用することに着目し、種々研究を重ねた
が、その成果は容易にはあがらなかった。即ち、土壌改
良剤としての使用に適するためには、適度の保水性があ
ること、易分解性であること、土壌に均一に混ざること
、適度の保温性があること等の条件を満たず必要がある
が、従来の一般的な合成樹脂発泡体は一長一短があり、
これら諸条件をすべて満たすものがなかなか見当たらな
かったのである。それでもあきらめることなく研究を続
は之結果、遂に1.2−ポリブタジェンを主成分とする
発泡体に限っては、上記諸条件をすべて満たし、土壌改
良剤として頗る好適に使用出来るという事実を見いだし
、本発明を完成するに至った。
改良剤として使用することに着目し、種々研究を重ねた
が、その成果は容易にはあがらなかった。即ち、土壌改
良剤としての使用に適するためには、適度の保水性があ
ること、易分解性であること、土壌に均一に混ざること
、適度の保温性があること等の条件を満たず必要がある
が、従来の一般的な合成樹脂発泡体は一長一短があり、
これら諸条件をすべて満たすものがなかなか見当たらな
かったのである。それでもあきらめることなく研究を続
は之結果、遂に1.2−ポリブタジェンを主成分とする
発泡体に限っては、上記諸条件をすべて満たし、土壌改
良剤として頗る好適に使用出来るという事実を見いだし
、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、1.2−ポリブタジェンを主成分とし
た発泡体の破砕物より成ることを要旨とする農園芸用土
壌改良剤に係るもので、望ましくは少量の高吸水性樹脂
粉末が配合されるものである。
た発泡体の破砕物より成ることを要旨とする農園芸用土
壌改良剤に係るもので、望ましくは少量の高吸水性樹脂
粉末が配合されるものである。
この発泡体は、光増感剤と熱分解性発泡剤を含有する1
、2−ポリブタジェン又はこれを−成分とする熱可塑性
樹脂のポリマーブレンド系に所定波長、所定強度の紫外
線を短時間照射して三次元網目状に架橋し、その後発泡
剤の分解温度以上に加熱して発泡膨張させることにより
、連続的に製造されるもので、その発泡倍率が10〜2
0倍程度の程度が好適に使用される。主成分の1,2−
ポリブタジェンとしては、熱安定性及び成形性が良く、
1.2結合が70%以上で比較的多く、分子量が10万
以上で比較的高く、結晶化度が50%以下で比較的低く
、しかも20%以上のシンジオタクチックな立体規則性
を有するもの(例えば日本合成ゴム(株)製の商品名R
B810等)が用いられる。
、2−ポリブタジェン又はこれを−成分とする熱可塑性
樹脂のポリマーブレンド系に所定波長、所定強度の紫外
線を短時間照射して三次元網目状に架橋し、その後発泡
剤の分解温度以上に加熱して発泡膨張させることにより
、連続的に製造されるもので、その発泡倍率が10〜2
0倍程度の程度が好適に使用される。主成分の1,2−
ポリブタジェンとしては、熱安定性及び成形性が良く、
1.2結合が70%以上で比較的多く、分子量が10万
以上で比較的高く、結晶化度が50%以下で比較的低く
、しかも20%以上のシンジオタクチックな立体規則性
を有するもの(例えば日本合成ゴム(株)製の商品名R
B810等)が用いられる。
この1.2−ポリブタジェン発泡体以外の一般的な発泡
体、例えばポリエチレンやポリスチレン等の発泡体は、
通常、30〜50倍程度の程度倍率を有する綴軽量物で
あるため、土壌表面に浮き上って均一に混じり難く、風
に吹かれて飛散するという欠点があり、また難分解性で
あるためいつまでも土壌内に残るうえに、疎水性である
ため容水量が低下する欠点もあるので、土壌改良剤とし
ては不適当である。一方、ポリウレタンの発泡体は、易
分解性であり且つ親水性である点ではポリエチレンやポ
リスチレンの発泡体よりも適しているが、あまりにも保
水力に富むため、土壌に混合すれば水浸しのような状態
となって植物の根腐れを生じる欠点があり、又ポリスチ
レン発泡体等と同様に50倍程度の高発泡倍率を有する
ので土壌と均一に混じり難い欠点もあり、やはり土壌改
良剤としては不適当である。
体、例えばポリエチレンやポリスチレン等の発泡体は、
通常、30〜50倍程度の程度倍率を有する綴軽量物で
あるため、土壌表面に浮き上って均一に混じり難く、風
に吹かれて飛散するという欠点があり、また難分解性で
あるためいつまでも土壌内に残るうえに、疎水性である
ため容水量が低下する欠点もあるので、土壌改良剤とし
ては不適当である。一方、ポリウレタンの発泡体は、易
分解性であり且つ親水性である点ではポリエチレンやポ
リスチレンの発泡体よりも適しているが、あまりにも保
水力に富むため、土壌に混合すれば水浸しのような状態
となって植物の根腐れを生じる欠点があり、又ポリスチ
レン発泡体等と同様に50倍程度の高発泡倍率を有する
ので土壌と均一に混じり難い欠点もあり、やはり土壌改
良剤としては不適当である。
これに対し、前記の1,2−ポリブタジェン発泡体は、
光崩壊性に冨むので短期間のうちに容易に分解して土化
可能であり、また半鏡水性であるので保水量も適度であ
り、更に発泡倍率も上記ポリエチレン、ポリスチレン、
ポリウレタン等の発泡体に比べればおよそ半分以下であ
るので浮き上がることなく土壌と均一に混りあい、その
上保温性も適度である等、前述の諸条件をすべζ満たず
ものであり、土壌改良剤として頗る好適なものである。
光崩壊性に冨むので短期間のうちに容易に分解して土化
可能であり、また半鏡水性であるので保水量も適度であ
り、更に発泡倍率も上記ポリエチレン、ポリスチレン、
ポリウレタン等の発泡体に比べればおよそ半分以下であ
るので浮き上がることなく土壌と均一に混りあい、その
上保温性も適度である等、前述の諸条件をすべζ満たず
ものであり、土壌改良剤として頗る好適なものである。
特に、既述の如き10〜20倍の発泡倍率のものは、保
水量、均−混合性等が良好であり、極めて望ましいもの
である。
水量、均−混合性等が良好であり、極めて望ましいもの
である。
本発明の土壌改良剤は、このような1.2−ポリブタジ
ェン発泡体の破砕物から成るもので、その破砕物の大き
さについては特に制限を受けないが、およそ10ミクロ
ンから2cm程度の範囲内の大きさを有する不定形の破
砕物とすることが望ましい。10ミクロンより小さい場
合は、土壌孔隙の増大効果を殆ど期待することが出来ず
、2cmより大きい場合は、土壌との均一混合が困難に
なる等の不都合を生じるからである。
ェン発泡体の破砕物から成るもので、その破砕物の大き
さについては特に制限を受けないが、およそ10ミクロ
ンから2cm程度の範囲内の大きさを有する不定形の破
砕物とすることが望ましい。10ミクロンより小さい場
合は、土壌孔隙の増大効果を殆ど期待することが出来ず
、2cmより大きい場合は、土壌との均一混合が困難に
なる等の不都合を生じるからである。
このような1,2−ポリブタジェン発泡体の破砕物は、
それ単独で満足な土壌改良効果を奏するが、これに高吸
水性樹脂粉末を少量配合すると、保水性が増すので、よ
り一層優れた効果を奏するようになる。かかる高吸水性
樹脂粉末としては、例えばアクリル酸・ビニルアルコー
ル共重合体、アクリル酸ソーダ重合体、アクリル酸ソー
ダ・アクリルアミド共重合体等が好適に使用される。又
その配合量は、1.2−ポリブタジェン発泡体破砕物に
対して1〜2重量重量%色するのが望ましい。1重量%
未満では保水量の向上があまり顕著でなく、2・重量%
を超えると、保水量が過剰となって根腐れ等の虞が生じ
るからである。
それ単独で満足な土壌改良効果を奏するが、これに高吸
水性樹脂粉末を少量配合すると、保水性が増すので、よ
り一層優れた効果を奏するようになる。かかる高吸水性
樹脂粉末としては、例えばアクリル酸・ビニルアルコー
ル共重合体、アクリル酸ソーダ重合体、アクリル酸ソー
ダ・アクリルアミド共重合体等が好適に使用される。又
その配合量は、1.2−ポリブタジェン発泡体破砕物に
対して1〜2重量重量%色するのが望ましい。1重量%
未満では保水量の向上があまり顕著でなく、2・重量%
を超えると、保水量が過剰となって根腐れ等の虞が生じ
るからである。
尚、本発明の土壌改良剤は、必要に応じて窒素、燐酸、
カリウム等の肥料を更に配合することも可能である。
カリウム等の肥料を更に配合することも可能である。
以上のような本発明の土壌改良剤は、土壌に対して10
〜90%(701%)の割合で混合される。10%未満
では、土壌改良効果が顕著でなく、90%を超えると、
土量が過少となるため却って植物の発育が悪化するから
である。尚、90%という数値は一見して大き過ぎるよ
うに感しられるが、この1.2−ポリブタジェン発泡体
は柔軟性に富み、土圧によって容易に体積収縮するので
、土壌孔隙量が過剰となることはない。
〜90%(701%)の割合で混合される。10%未満
では、土壌改良効果が顕著でなく、90%を超えると、
土量が過少となるため却って植物の発育が悪化するから
である。尚、90%という数値は一見して大き過ぎるよ
うに感しられるが、この1.2−ポリブタジェン発泡体
は柔軟性に富み、土圧によって容易に体積収縮するので
、土壌孔隙量が過剰となることはない。
次に実施例を挙げて説明する。
(実施例)
1.2−ポリブタジェン発泡体の破砕物(平均ナイスが
10mm径の不定形破砕物)をそれぞれ30%、50%
、80%(vo1%)混合した3種類の試験上を3個の
ブランク(内容積1500CC)に詰め、プリムラポリ
アンサスの種を植えて同条件のもとに発育させ、その発
育状態を観察した。
10mm径の不定形破砕物)をそれぞれ30%、50%
、80%(vo1%)混合した3種類の試験上を3個の
ブランク(内容積1500CC)に詰め、プリムラポリ
アンサスの種を植えて同条件のもとに発育させ、その発
育状態を観察した。
比較のために、1,2−ポリブタジェン発泡体無配合の
土を同量プランタに詰め、同様の発育試験をおこなった
。
土を同量プランタに詰め、同様の発育試験をおこなった
。
その結果、1.2−ポリブタジェン発泡体を配合したも
のは、いずれも無配合のものよりも、根の発達、葉の色
、花の大きさ及び個数の点で発育良好であり、特に50
%配合のものは発育がすこぶる良好であった。
のは、いずれも無配合のものよりも、根の発達、葉の色
、花の大きさ及び個数の点で発育良好であり、特に50
%配合のものは発育がすこぶる良好であった。
次いで、給水を止め、プリムラポリアンサスが萎れるま
での日数の長短を調べたところ、最も早く萎れたのが発
泡体無配合のもので、次が30%配合のもので、その次
が50%配合のもので、最も長持ちしたのが80%配合
のものであった。
での日数の長短を調べたところ、最も早く萎れたのが発
泡体無配合のもので、次が30%配合のもので、その次
が50%配合のもので、最も長持ちしたのが80%配合
のものであった。
以上の説明及び実施例から理解出来るように、本発明の
土壌改良剤は、植物の生育に適するように土壌を改良し
、植物の発育を向上させることが出来る有用なものであ
る。
土壌改良剤は、植物の生育に適するように土壌を改良し
、植物の発育を向上させることが出来る有用なものであ
る。
特許出願人 タキロン株式会社
渡辺泰株式会社
Claims (2)
- (1)1.2−ポリブタジェンを主成分とした発泡体の
破砕物より成る農園芸用土壌改良剤。 - (2)高吸水性樹脂粉末を配合した特許請求の範囲第1
項記載の土壌改良剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59107264A JPS60250088A (ja) | 1984-05-25 | 1984-05-25 | 農園芸用土壌改良剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59107264A JPS60250088A (ja) | 1984-05-25 | 1984-05-25 | 農園芸用土壌改良剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60250088A true JPS60250088A (ja) | 1985-12-10 |
JPH038167B2 JPH038167B2 (ja) | 1991-02-05 |
Family
ID=14454637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59107264A Granted JPS60250088A (ja) | 1984-05-25 | 1984-05-25 | 農園芸用土壌改良剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60250088A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002051637A (ja) * | 2000-08-11 | 2002-02-19 | Kohjin Co Ltd | 緑化体 |
CN110564424A (zh) * | 2019-09-16 | 2019-12-13 | 上海中新国源环保集团股份有限公司 | 一种化工污染土壤修复组合物以及修复方法 |
-
1984
- 1984-05-25 JP JP59107264A patent/JPS60250088A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002051637A (ja) * | 2000-08-11 | 2002-02-19 | Kohjin Co Ltd | 緑化体 |
CN110564424A (zh) * | 2019-09-16 | 2019-12-13 | 上海中新国源环保集团股份有限公司 | 一种化工污染土壤修复组合物以及修复方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH038167B2 (ja) | 1991-02-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0072213B1 (en) | Particulate compositions useful as plant growing media additives | |
US5791085A (en) | Porous solid material | |
JP6059240B2 (ja) | 植物用の生育基材 | |
BRPI0610229A2 (pt) | material hìbrido intumescìvel em água com aditivos inorgánicos e processo para sua preparação | |
JPS60155288A (ja) | 土壌母体を変性させるための改良剤 | |
JPS60250088A (ja) | 農園芸用土壌改良剤 | |
JPS5934822A (ja) | 植物生育用保水剤 | |
JP2000308412A (ja) | 植物体育成用保水材 | |
JP3296450B2 (ja) | 高吸湿感熱性高分子ゲルを用いた土壌改良材及びそれを用いた土壌の改良法 | |
JP3222064B2 (ja) | 適度な脆さを有する吸水性且つ保水性硬質ポリウレタンフォームの製造方法 | |
GB2269378A (en) | Fibrous growth media | |
JP2005058036A (ja) | 人工種子及びその製造方法 | |
JPH11113387A (ja) | 植物栽培用吸水性樹脂及びそれを用いた植物栽培方法 | |
JPH0224447Y2 (ja) | ||
Paschold et al. | Production of vegetable transplants for NFT in pure hydrogel | |
JPH01309624A (ja) | 植物栽培用土壌ブロック及びその製造方法 | |
JPS58101623A (ja) | 育苗用培土ブロツクの製造方法 | |
JP2020103051A (ja) | ポリビニルアルコール系ゲルを含む植物栽培用培地 | |
JPS59192026A (ja) | 水耕栽培用人工土壌 | |
JPS6036723B2 (ja) | 土壌培地材料の製造方法 | |
JP3781191B2 (ja) | 人造リサイクルガーデンプランター底石 | |
JPS6029869Y2 (ja) | 人工培土 | |
JPH01287193A (ja) | 農園芸用土壌およびその製造方法 | |
JPS6098910A (ja) | 植物栽培用基材 | |
JP2002051638A (ja) | 生分解性植物支持体 |