JPS60250066A - 殺虫・殺菌被膜剤 - Google Patents

殺虫・殺菌被膜剤

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JPS60250066A
JPS60250066A JP59106406A JP10640684A JPS60250066A JP S60250066 A JPS60250066 A JP S60250066A JP 59106406 A JP59106406 A JP 59106406A JP 10640684 A JP10640684 A JP 10640684A JP S60250066 A JPS60250066 A JP S60250066A
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Kunitaka Oda
織田 州隆
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Fumakilla Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、接着力が強く、耐水性、耐熱性、耐蝕性、耐
薬品性等の面で耐久力が高く、また殺虫剤、殺菌剤を保
持して透明被膜を形成可能な殺虫φ殺菌被膜剤に関する
ものであり、防虫、防蝕、防黴等の各稲処理に有用な殺
虫・殺菌被膜剤を提供するものである。
従来技術 近年、衛生害虫としてのゴキブリの繁殖が、家庭や飲食
店などで問題となっており、また、家庭や事務所内外等
での白アリ類の繁殖、家庭内における衣料置市の被害も
問題となっており、これらの害虫駆除に殺虫塗布剤が用
いられることは知られている。例えば、特開昭54−7
6826号公報には、ラッカーや油性フェスに殺虫剤を
混入させて殺虫塗布剤として用いることが提案されてい
る。
また一方、農薬入り樹脂組成物をマルチ栽培用、包装用
等のフィルムに成形して使用することも知られており、
例えば特開昭58−210003号公報にはエチレン共
重合体と艇機微粉末に殺虫剤を混入してフィルムに成形
することが提案されている。
しかしながら、前記したような有機質を用いて被膜を形
成させると、カビが発生するなどの欠点があると共に、
被膜の経時安定性が劣ることが知られている。
発明が解決しようとする問題点 一般に、前記したような殺虫・殺菌効果を発揮する被膜
を形成しつる殺虫・殺菌被膜剤としては、硬化後におい
である程度の硬さを有し、また使用場所、用途等によっ
ては耐水性、耐熱性、耐蝕性、耐薬品性等が要求され、
さらにカビ等の発生があってはならない。
さらに、一般に被膜形成剤に殺虫剤、殺菌剤等を混入す
ると、被膜形成剤の透明性が損なわれ、得られた殺m−
殺菌被膜剤の透明度は殆んどなくなってしまう。しかし
、殺虫・殺菌被膜剤としては、実用上、透明であること
が望まれており、さらに作業性に優れることも要求され
る。しかしながら、従来、前記したような要求を全て満
足する殺虫・殺菌被膜剤は開発されていないのが現状で
ある。
従って、本発明の目的は、前記したような特性を有する
殺虫・殺菌被膜剤を提供することにある。
発明の背景乃至基礎知見 本発明者らは、殺虫・殺菌被膜剤の被膜形成剤として無
機コーティング剤に着目した。
一般に、無機コーティング剤は、その硬化機構により乾
燥型、水硬型、熱融着型、反応型に分けられるが、乾燥
型に属する水ガラスなどの水溶性ケイ噛塩は、木材や紙
などの多孔質体に塗布すると耐熱性、難燃性を付与する
が、耐水性が低い。一方、水硬型に属するセメント類は
、耐薬品性、防水性、作業性に問題がある。
これらに対し、反応型無機コーティング剤は、原料面か
らケイ素化合物、アルミナ、リン酸塩、有機金属化合物
、有機−無機複合体に分けられるが、最も一般的なもの
がケイ素化合物のアルカリシリケートとアルキルシリナ
ートである。
本発明者らは、これらの結合剤の中でも、絶縁性、耐熱
性、耐薬品性、作業性などにおいてバランスのとれた特
性を示すアルキルシリケートに着目し、結合剤の種類、
殺虫殺菌剤の配合比、溶剤の種類、添加剤などの適切で
合理的な組合せにより、前記したような要求を満足する
優れた特性を有する殺虫・殺菌被膜剤、特にエアゾール
式に有用な殺虫・殺菌被膜剤が得られることを見い出し
、本発明を完成するに至ったものである。
問題点を解決するための手段− すなわち、本発明に係る殺虫・殺菌被膜剤は、殺虫成分
、殺菌成分等を配合する被膜形成剤としてアルキルシリ
ケート系無機フェスを使用することを特徴とするもので
あり、これによって前記したような要求を全て満足する
優れた特性を有する殺虫・殺菌被膜剤が提供される。
発明の作用及び態様 本発明で被膜形成剤として用いるアルキルシリケート系
無機フェスとは、アルキルシリケートを各種溶剤に溶か
したものであり、溶剤としては揮発性を有する有機溶剤
、特に沸点150°C以下の有機溶剤が好適に使用でき
、例えばエチルアルコール、イングロビルアルゴール等
のアルコール系溶剤、アセトン、メチルエチルケトン等
のケトン類、ジクロルエチレン、四塩化炭素等のハロゲ
ン化炭化水素類、石油エーテル、エチルエーテル等のエ
ーテル類、ノルマルヘキサン、ノルマルペンタン等の炭
化水素類、など種々の有機溶剤あるいはこれらの混合溶
剤などが好適に使用できる。各種変性剤を加えた変性ア
ルキルシリケート系無機フェスも使用できる。
アルキルシリケート糸無機フェスは、水、酸性触媒、溶
剤の共存下で反応が繰り返し進み、シロキサン結合を形
成するが、塗布後、溶剤の蒸発や大気中の水分との反応
に・よる脱アルコール反応により、シロキサン分子が巨
大化して密層性や耐摩耗性の良い被膜を与える。この脱
アルコール反応ハ、エチルシリケートやブチルシリケー
ト、プロピルシリケートなど低級シリケートの方が反応
が進み易く、室温で被膜を与える。
下記第1表及び第2表に、エチルシリケートとブチルシ
リケートをそれぞれ用いた無機ワニスについて、硬化時
間(室温25°Cにおいて)、被膜の透明性、エアゾー
ル缶の噴射釦内孔のつまりの有無の各特性について試験
した結果を示す。なお、溶剤としてはエタノールな用い
た。
注)記号の意味二〇 完全な透明、ガラス様。
Δ やや不透明であるが実用上差支えない。
XΔ不透明で実用上差支えがある。
× 明らかに不透明である。
第2表−ブチルシリケート系無機ワニスの特性注)各記
号の意味は第1表に示すものと同氏なお、各特性の試験
方法は以下のとおりである。
硬化時間:室温25°C:で、各濃度の無機ワニス2m
l k fl! 径9cmφのシャーレに塗布し、JI
S K 5400 C2103による指触乾燥時間測定
法により判定した。
透明性:硬化時間測定後、肉眼で観察した。
噴射蜘つまり:噴射釦内孔径0.45mmのエアゾール
缶に、上記各濃度の無機ワニス100 m1と噴射剤フpンI 14/+2 (60/40 )
V/Vチ、100nZとを充填してエアゾール缶を調製
した。エアゾール 剤を3秒間噴霧した後、噴射釦を 取外し、温度80°Cの恒温器に2 時間放置した。これを10回繰り 返した徒、判定した。
上記第1表及び第2表に示す特性から明らかなように、
被膜の透明性の点から、アルキルシリケート系無機ワニ
スの濃度は1〜40%が適当である。濃度40%でエア
ゾールの噴射釦のつまりが見られるが、これは溶剤を適
当に選択することによって解決できる。
また、前記2種のシリケーFの長所を活用する目的から
、両者の各種比率の無機ワニスについて硬化時間及び被
膜透明性を検定した。その結果を下記第3表に示す。な
お、無機ワニスの濃度は20チである。
第3表−アルキルシリケート混合無機ワニスの特性注)
各記号の意味は第1表に示すものと同様。
上記第3表に示す結果から、アルキルシリケートとして
エチルシリケートとブチルシリケートを混合して用いる
場合には、エチルシリケートとブチルシリケートの比は
7:3〜10:0が適当である。上記したような硬化時
間、被膜の透明性等を判断して、他の各種アルキルシリ
ケートあるいはそれらの混合物を、適宜、選択使用でき
る。
本発明に用いる殺虫剤とは、各種殺虫剤の他、各種忌避
剤などを含む広い概念での殺虫剤を意味する。配合する
殺虫剤としては、アレスリン、フタルスリン、レスメト
リン、フェノトリン、ペルメトリン等のピレスロイド系
殺虫剤、ダイヤジノン、フェニトロチオン、ピリダフェ
ンチオン、フェンチオン、ジク四ルボス等の有機リン系
殺虫剤、々ロルデン等の塩素系殺虫剤、など各種殺虫剤
が使用でき、これ以外のホウ酸などの殺虫剤でもよく、
またDEr 、パラジクロルベンゼン等の各種忌避剤で
もよい。さらに、ネズIc対するオキシクマリンなどの
殺鼠剤やナラマイシンなどの忌避剤であってもよい。殺
虫剤の配合量はあまり多く配合すると、硬化時間が長期
間になったり被膜の透明性に欠けるなど様々な点で影響
が出るので、アルキルシリケート全量に対してイ以下が
適当である。
下記第4表に、各種殺虫剤の配合濃度の硬化時間及び被
膜の透明性に及はす影響を示す。なお、試験液の調製は
、エチルシリケート50gをエタノールに溶かしてlQ
QmZとし、この無機ワニスに第4表に示す各種濃度(
IF’/V %’ )となるように各種殺虫剤を添加し
て溶解させた。
以下余白 第4表中で、結晶化と記載がある場合は、固化している
ので実用上差しつかえないが、被膜の特性はかなり減退
している。しかし、目的物への付着力は極めて強く無機
物質を用いた点では他に類がない。直接虫体に噴霧する
場合は、硬化時間のやや遅いものが適当であるし、一方
、忌避作用を主目的にして家屋等に塗布あるいは噴霧す
る場合は、被膜の硬化が早い方が適切である。
第4表から明らかなように、殺虫剤の種類によって硬化
時間、被膜の透明性に差異が見られる。例えば、ジクロ
ルボスのように硬化時間も早く、透明性も良好なものか
ら、レスメトリンのように硬化時間も遅く、透明性に欠
けるものもある。しかし、これらの現象は使用する溶剤
によってもかなり左右される(第6表参照)ので、殺虫
剤の種類によって適当な溶剤を選択する。
殺虫剤と同様に、本発明で用いる殺菌剤も防カビ剤、防
腐剤等を含めた広い概念での殺菌剤を意味する。配合さ
れる殺菌剤としては、例えばTEZ、ホクサイド60、
PCMX 、 7)ro3:gZX12、マイペック、
プロノザール、アミカル48、prgvgntol 、
 OPP 、塩化ベンザルコニウム、ヒビテン、TPN
%TBP 、 UP −33、ナフテン酸亜鉛などがあ
る。これら殺菌剤の配合量は、殺虫剤と同様にアルキル
シリケート全量に対し&以下が適当である。
下記第5表に、各種殺菌剤の配合濃度の硬化時間及び被
膜の透明性に及ばず影響を示す。なお、試験液の調製は
、溶剤としてエタノールとイソプロピルアルコールを1
:1の割合で配合したアルコールを用い、エチルシリケ
ート50gをこのアルコールに溶かしてl007XZと
し、このようにして得られた無機ワニスに第5表に示す
各種濃度(Vl/V%)となるように各徨殺菌剤を添加
して溶解させた。
以下余白 前述した殺虫剤、殺菌剤の種類及び配合濃度によって被
膜の硬化時間及び透明性は影響を受けるが、さらに、使
用する溶剤及び添加剤によっても、生ずる被膜の硬化時
間、透明性、被膜強度、耐水性、耐蝕性、耐薬品性など
が影響を受ける。下記第6表に、使用する溶剤及び添加
剤の被膜の硬化時間及び透明性に及ばず影響を示す。な
お、試験液の調製方法は前記第4表及び第5表の場合と
同様である。
以下余白 殺虫剤としてアレスリンを用いた場合、上記第6表に示
す如く、溶剤としてアセトンもしくは石油エーテルを用
いると硬化時間が短縮される。同様に、レスメトリンの
場合も、溶剤としてエタノールとアセトンの混合溶剤’
e= 用いルコとにより、第4表に示す溶剤としてエタ
ノールを用いた場合よりも硬化時間が著しく早くなって
いる。またP CMXの場合も、エタノールとインプロ
パツールの比率を1=1(第5表)から3:1(第6表
)に変えることによって硬化時間は早くなっている。こ
れらの現象は、殺虫剤の溶解度や溶剤の揮散性が大きな
因子となっているものと考えられる。さらに、上記第6
衣中1)ETの場合のように、トリシクロデカンのよう
な昇華剤の配合は、硬化時間を早め被膜に透明性を付与
することから極めて有効である。
発明の効果及び用途 本発明の殺虫・殺菌被膜剤の場合、被膜形成剤としてア
ルキルシリケート系無機ワニスを用いるので、密着性や
耐摩耗性、透明性、耐水性等に優れた被膜を形成すると
いう効果の他に、その主要構成物質が上記無機質の被膜
であるから、以下のような利点をも有している。
1)成分がガラス質に近く、被膜強度がプリネル硬さで
20〜35と硬く、害虫による喰害はなく、またカビ等
の発生もない。
ii)硬化後においては有機溶剤に不溶となり、また塩
酸系タイル洗剤にも影響を受ける口となく、耐薬品性に
優れる。
111)被膜は500°Cの高熱にも耐え、殺虫剤、殺
菌剤自体の分解・連敗温度の方がはるかに低い故、実用
とからいって充分に耐熱性がある。
1v)殺虫剤、殺菌剤等を配合した本発明の殺虫・殺菌
被膜剤で木質部等を処理した場合、その周辺部にまで効
果が及ぶ。
本発明の殺虫・殺菌被膜剤の用途としては、風呂場、台
所、押入れ等のカビの発生し易い場所に塗布あるいは噴
霧すれば、長期間の防黴効果が期待できると共に、透明
性、接着性があり、また使用感がよく防水性、耐蝕性に
優れていることから最適の商品であり、また耐硬性があ
るので水漏れ防止剤とし、でも使用できる。
さらに、殺虫剤として、床下に生息する白アリに対して
被害のあった柱あるいは被害の予想される柱に塗布して
おけば、柱の強度補強的作用があると共に、殺虫剤配合
及びその被膜の硬さからも白アリ防除効果が期待でき、
被膜内に存在する殺虫剤も長期間残存するという効果も
期待でき、最適な薬剤となる。さらに、防黴剤入りであ
れば、木材を長期間保護することがより完全になること
が期待される。
また、通常のエアゾール式殺虫剤として使用する場合、
虫体に直接噴撃すると、その接着性の強さから虫体より
殺虫剤が離れることがなく、またその硬化時間の選定に
よっては巣穴等に持ち込まれた場合などに全滅させるこ
とも可能である。
本発明の殺虫・殺菌被膜剤は、被膜の硬化性の点から考
えれば防虫剤、忌避剤的に使用するのが最も普通であり
、家屋の新築時の外壁木部に塗布したり、ゴキブリやネ
ズミの忌避剤として使用するのが最も望ましい。
さらに他の用途としては、合板用接着剤の中に混入した
り、壁クロス、ボードのような建築材に混入することも
可能である。また、園芸用の切口癒合剤にも最適で、殺
菌剤入りの被膜剤の応用例の一つである。
実施例 以下、実施例及び各種試験例を示して、本発明の効果に
ついて具体的に説明する。
実施例1 下記第7表に示す各処方例の殺虫・殺菌被膜剤を調製し
た。調製手順は、溶剤にアルキルシリケートを溶解し、
この溶液中に殺虫剤、殺菌剤を添加して溶解させた。得
られた各殺虫・殺菌被膜剤を殺虫・殺菌剤原液(エアゾ
ール原液)として用い、この原液+00mZと噴射剤と
しての70ンI 2200yxlとをエアゾール缶に充
填し、エアゾール剤を調製した。
上記のようにして調製された各エアゾール剤の実用上の
各種効果を確認するため、下記のような各種試験を行な
い、極めて有効な効果が得られた。
試験例1:強度増強性試験 処方番号1〜6の各エアゾール剤を戸紙A 5A(東洋
沖紙(株) 、lI’l! )に充分に塗布し、溶剤が
揮散した後に、JISK6301 (加硫ゴム物理試験
方法)に規定するダンベル状1号形試験片を調製し、1
日放置後、プッシュプルスケールにて引張強度を測定し
た。その結果を第8表に示す。
第8表−強度増強性効果 上記試験結果から明らかなように、いずれの処方の場合
も、エアゾール剤の塗布によって引張強度が増大してい
る。なお、上記第8表は、被膜の厚みが30〜50μの
場合の結果を示すが、これを厚くするとさらに強度が増
す。
試験例2:耐水性試験 処方番号1〜6の各エアゾール剤をIX’lX10cm
のサイズの木材(ラワン材)の表面が均一にぬれるよう
に塗布し、−日放置後、水中に2時間浸漬し、表面に付
着した余剰の水分は拭き取り、重量変化を測定した。そ
の結果を下記第9表に示す。なお、エアゾール剤を塗布
しない場合を対照として示す。
第9表−耐水性効果 上記第9表に示す如く、本発明のエアゾール剤を塗布し
た場合、塗布しないもの(対照)に比べて強い耐水性を
示す。
試験例3:耐薬品性試験 処方番号1〜6の各エアゾール剤をq Cmφのシャー
レ内に表面が均一に濡れる程度に噴撃し、1日放置して
乾燥後、第10表に示す各種検液中に1週間浸漬した。
付着している検液は拭き取り、外観の異常の有無を肉眼
で検定した。その結果をv110表に示す。
なお、外観検査の内容は変色、ヒビ割れ、剥離の有無に
ついて行なったが、1週間程度ではほとんど影響がない
試験例4:耐蝕性試験 処方番号1〜5の各エアゾール剤を鉄片(2XIOXO
,1CyIL)の表面が充分に塗れる程度に噴霧し、1
日放置して乾燥後、5%塩酸水に3日間浸し、肉眼検査
及び重量変化によって耐蝕性を判定した。その結果を第
11表に示す。エアゾール剤を塗布しない場合も対照と
して併せて示す。
上記第11表に示す如く、本発明のエアゾール剤を塗布
した場合には、塗布しないもの(対照ンに比べて強い耐
蝕性を示す。
試験例5:耐熱性試験 処方番号1〜5の各エアゾール剤をqcmφのガラス製
シャーレ内に表面が均一に塗れるように噴霧塗布し、1
日放置後、100°C乾燥器で2時間加熱した。加熱、
放冷の操作を7回繰り返し、外観検査を行なった。その
結果を第12表に示す。
第12表−耐熱性効果 なお、変色の程度は、初めから少し色がついているもの
は乾燥前と乾a後のものを比較して判定した。ヒビ割れ
、剥離については、7回の繰り返し加熱・放冷操作では
全く変化がなかった。
試験例6:透明性試験 処方番号1〜6のエアゾール原液をガラス片(lX3c
m)に浸漬塗布しくIfi:y、 50−100/J)
、1日放置後、分光光度計にて3oomμでの透過率及
び肉眼検査を行なった。その結果を第13表に示す。
上記第13表より、本発明の殺虫拳殺菌被膜剤により得
られる被膜は、塗布していない対照と比べて略同等の透
過率を示し、また肉眼検査によっても殆んど透明であっ
た。
試験例7:殺虫効力試験 処方番号1,2,3.6の各エアゾール剤及び市販の黒
アリ用エアゾール剤を、約3Qcm離れた位置からオオ
々ロアリに直接、2秒間噴霧し、ノックダウン率KTI
I0値を測定した。その結果を第14表に示す。
なお、上記試験において、供試中は試験1回につき10
匹を用いた。また、試験は野外にて直接噴霧して行なっ
た。
第14表に示す結果から明らかなように、本発明のエア
ゾール剤は一部を除いて市販品よりも殺虫効力において
優れている。
試験例8:防カビ試験 ポテト寒天1QiZをシャーレに流し、平板を作製した
。ポテト斜面寒天・で培養したAvpmlrgiLlw
nigar のブイヨン浮遊液を、上記平板上に白金耳
で10本の画線に塗抹した。これを1日放置後、処方番
号3,4.5の各エアゾール剤を1秒及び2秒それぞれ
噴霧し、これを27°Cで7日間培養し、カビの発生状
況を判定した。その結果を第15表に示す。なお、エア
ゾール剤を噴霧しない場合の結果も対照として併せて示
す。
2/ 注)(−)完全阻止、(±)殆んど阻止、(+ ) /
3阻止、(+)4阻止、(帯)名阻止、(−s−)阻止
できず上記試験結果から、本発明のエアゾール剤は防カ
ビ効果が栖めて高い・ことがわかる。
試験例9:防カビ試験−2 カビの発生の多い一般家庭の浴室天井(モルタル塗り)
に標白剤を用いて20×20CrILの広さの5ケ所を
殺菌し死後、処方番号3,4.5の各エアゾール剤及び
市販スプレー品Aでスプレーした区並びにスプレーしな
い対照区を設け、スプレー後のカビの発生状況を観察し
た。その結果を下記第16表に示す。なお、試験始期は
6月上旬であった。
注Ω市販スプレー品Aは、本発明の無機ツニスを含まな
い殺菌剤を溶剤に溶解させただけの組成のものである。
注)0表中、各符号の意味は、←)完全阻止、(ト)殆
んど阻止、←)カビの棲息を詔める、(→カビの増殖を
認める、(+)かなりの繁殖を認める、(+)全域に亘
り繁殖t−iめる、ということを意味する。
上記第16表に示す結果から明らかなように、本発明の
殺虫・殺菌被膜剤は、かなりの長期間に亘って顕著な防
カビ効果を発揮する。
実施例2 前記実施例1と同様にして、下記第17表に示す処方例
の忌避被膜剤を調製した。得られた各原液をエアゾール
原液として用い、この原液200mZと噴射剤+00f
iZとをエアゾール缶に充填し、エアゾール剤を調製し
た。
以下余白 試験例10:忌避性試験 上記実施例2で得られた各エアゾール剤をゴキブリが常
食とする飼(固型)に噴霧し、所定期間放置したものの
喫食量により忌避効果を判定した。その結果を下記第1
8表に示す。、なお、エアゾール剤を噴霧しない場合の
結果も、対照として併せて示す。
以下余白 第18表−忌避効果 上記第18表に示す結果は、各経過時期毎の7日間経続
してクロゴキブリ10匹に―露した場合の総喫食量であ
るが、エチルシリケートのみ(A9)の場合には2週間
程度迄は喫食されないが、以後かなりの喫食が認められ
るから忌避性が強いとはいえない。また、薬剤のみの場
合(A8)も25週目でわずかに嗅食量が認められ、こ
れ以降も確実に喫食してし)るのに対し、本発明のA7
の処方では全く喫食せず、完全な忌避作用が示された。
出願人 7マキラー株式会社 代理人 弁理士 米 原 正 章 弁理士 浜 本 忠

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルキルシリケート系無機フェスに殺虫成分、殺菌
    成分の一方又は双方を配合することを特徴とする殺虫・
    殺菌被膜剤。 2 エチルシリケート、ブチルシリケートを主成分とす
    るアルキルシリケート系無機フェスを用いることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の殺虫・殺菌被膜剤
    。 3 アルキルシリケート糸無機フェスの濃度が1〜40
    チであることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第
    2項に記載の殺虫・殺菌被膜剤。 4 殺虫成分及び/又は殺菌成分の配合量がアルキルシ
    リケート系無機フェスの11(7) !/4以下である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至I@3項の
    いずれかに記載の殺虫・殺菌被膜剤。
JP59106406A 1984-05-28 1984-05-28 殺虫・殺菌被膜剤 Expired - Lifetime JPH0681825B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59106406A JPH0681825B2 (ja) 1984-05-28 1984-05-28 殺虫・殺菌被膜剤

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JP59106406A JPH0681825B2 (ja) 1984-05-28 1984-05-28 殺虫・殺菌被膜剤

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JPS60250066A true JPS60250066A (ja) 1985-12-10
JPH0681825B2 JPH0681825B2 (ja) 1994-10-19

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JP59106406A Expired - Lifetime JPH0681825B2 (ja) 1984-05-28 1984-05-28 殺虫・殺菌被膜剤

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JP (1) JPH0681825B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008162951A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Earth Chem Corp Ltd クモの営巣防止エアゾール剤

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS512737A (ja) * 1974-06-25 1976-01-10 Dow Corning

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JPH0681825B2 (ja) 1994-10-19

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