JPH01139513A - 総合的防カビ・防蟻方法 - Google Patents

総合的防カビ・防蟻方法

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JPH01139513A
JPH01139513A JP62296197A JP29619787A JPH01139513A JP H01139513 A JPH01139513 A JP H01139513A JP 62296197 A JP62296197 A JP 62296197A JP 29619787 A JP29619787 A JP 29619787A JP H01139513 A JPH01139513 A JP H01139513A
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mold
termite
fungi
mildewproofing
chemistop
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JP62296197A
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Masashi Yoshida
政司 吉田
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MIRUDOU SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)発明の目的 [産業上の利用分野1 本発明は、一般の建築物における浴室の天井、タイル目
地、サツシュ廻り、屋内の天井、壁面、畳、木部床、ボ
ード等特に土台等の床下木部に優れた長期に付着性およ
び防カビ・防蟻作用を発揮して耐久性に富む総合的防カ
ビ・防蟻方法に関する。
[従来の技術] カビ類の数は一般に4万5千あるいは5万ともいわれて
いる。建物にとりつぎ、やがて建物の付属品や構造物そ
のものを変質変敗させたり、悪臭を出したり、時には人
間や動物さえも襲う菌類は広範囲な有機物基質に存在し
ている。そしてそれらは、極めてあたりまえの菌類なの
である。
微生物学者にいわせれば″出来のよい腐生菌類であるパ
ということになり、建物にとりついた場合に組織に集落
を形成(この時点で建物にカビが生えたことになる)を
始める。その大部分は不完全菌類であり、それに藻菌類
、木造家屋にあっては担子菌類などがある。担子菌類は
室内の畳などに極度に発生・発育した場合は大きなキノ
コになることもある。
これらの発育は一様ではなく、浴室などの水分が多いと
ころや、温泉湯にような所は野生酵母により正真菌類の
集落形成を進行させる場合もある。また、石材のような
無機質のものには、独立栄養型細菌などにより酸化され
た後、カビ−コケ等の発育に至るなど微生物によってつ
くり出される環境は多様であり、−概に定義づけること
はできない。しかし、この様なメカニズムを考慮した防
カビ技術が建物には必要である。
更にある種の菌類、R,Cクックの著書によれば「タレ
オソートカご(Alorphothecaresina
e)または、ケロシンカビとよばれているものは、他の
菌類と争う能力がないが大多数のm菌類や菌類には利用
できない炭素化合物を利用できるという、そういう生態
的地位を占めている」のである。
そのような菌類は自然界に於てはかなりあると推定され
、現に実例によれば次のようになる。
(実験は356.11、■〜■は防菌防カビ剤の原体く
化合物〉の名称) ■2− (4’ チアゾリル)−ベンツイミダゾール 
略称TBZ ■H,N−ジメチルーN′−フェニルスルファミド −
船名ジクロフルアニド ■10.10’ −第4ニジビスフェノキアルシン−船
名バイナジン、デイロテツクス ■2.4.5.6−チトラクロロイソフタロニトリル 
−船名、略称TPN、TCIPNこれらの防カビ剤をか
なりの濃度で単独または混合して(単独で白色セメント
に重逗比で5O%、混合の場合はそれぞれ10%の範囲
まで混入した条件で)通常の微生物抵抗性試験をおこな
った結果、ある種の不完全世代の野生酵母には全く抵抗
性を認めることができなかった。
同Mmは、コンクリート造りのビルの柱に発育したもの
で、殺菌剤の存在がない場合ではシミ程度の状態である
が前記の殺菌剤を使用した時に、著しく反応するのを確
認できた。これらの件は自然界に於る一例にすぎず、建
物のカビについて言及すれば人や動物、あるいは使用条
件で変化するのは避けられず、現時点に於て発育してい
る菌類を以て有効な殺菌材料を使用して事足りるとする
従来の防カビ技術では、その殺菌剤のみをたよりとする
ところであっても効果は期持できない。
まして建物のカビを阻止するには、設計上・構造上の問
題をさておいても表面結露及び壁の内部結露防止、静電
気を防止することにより同一殺菌剤において、もつとも
有効的な手段を得なければならない。この問題は本発明
者により特開昭59−122403号に一部記述すると
ころである。
しかして内部結露によるカビ発生の状態とその条件とし
て内部結露はその外側と内側の部屋との温度差により生
じた結露のことであるが、実際は内側から、又は侵入す
る水蒸気により極めて多い水分量になり不飽和点に達し
て結露する水滴となる。それによってカビ発生の素因と
なり壁内部より速やかに部屋側の表面仕上げ材へと汚染
して来る。表面仕上げ材等に防カビ剤を混入または塗布
してもそのエネルギーの差によって容易に変敗させてし
まう。
ゆえに内側にコーテイング材をシールすることによって
結露を防止し、そのコーティング、シール材に防カビ性
能、静電気防止性をもたせることにより総合的な対策と
して防カビの目的を達成する。
一般に菌類は単独で生活していることは稀でそれぞれ競
合・共生・寄生して共同生活している。防カビ技術の立
場から観察すれば、単独で実験する時と比べて複合実験
した時の方が生活力はたくましくなる場合が多いことが
確認された。
そこで殺菌剤及び防カビ剤の選択として1、安全性の高
いものであること 2、取り扱いが容易であること 3、他製品との混合により劣化または変質したり、させ
たりしないこと 4、長時間効力の維持できるものであること5、トアル
カリ等に影響を受けないものであること 6、耐候性に優れたものであること 7、広範囲の菌類により効果があること以上が主な条件
であるが、防カビ防菌剤は一般に選択性をもっている。
前記の微生物汚染のメカニズムのプロセスを見る時、大
きく分けて次の4つに分類し組成とする。
1、独立栄養型細菌を含めて細菌類に効果があるもの 2、正真菌類にとくに効果があるもの 3、酵母類とくに野生M母類に効果があるもの4、i類
に効果があるもの そして正真菌類のうち藻菌類と不完全菌類は建物カビと
され子ノウ菌類と担子菌類は木材カビとされている。特
に木材に関しては、木材腐朽菌、前記正真菌類、昆虫、
なかでも白蟻により最も被害を受ける。乾燥に強い木材
腐朽菌を除いて、水分量の多い湿潤性の場所で陽に当た
らない部位に被害が続発するのが共通している。
−設工真菌類は表面劣化と汚染の主たる要因であるが建
物の室内においては壁内部の結露によるところは、他の
木質構造以外の建築物とも共通している。昆虫類特に白
蟻による被害が木材腐朽菌の繁殖条件と共通しているの
は、室内においてダニとカビの共存共生関係によく類似
している。本来防蟻方法は有機リン系殺虫剤等の毒性の
強いものが使用され前記殺菌剤及び防カビ剤の選択条件
とは相客れないものであった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、従来の防カビおよび防蟻方法に鑑み白蟻によ
る被害条件と木材腐朽菌の繁殖条件の合致に着目すると
ともに合せて防露性、防塵性をも含めた表面汚染防止効
果により防菌・防カビ剤の効力を長期間維持安定するの
に有効適切な総合的防カビ・防蟻方法を提供せんとする
ものである。
(2)発明の構成 [問題点を解決するための手段] 本発明の総合的防カビ・防蟻方法は、発水浸透剤として
のケミストップに殺菌・溶媒剤としてのイソブOビルア
ルコールと溶解親和剤としてのキシロールとを混合し約
35℃迄加熱した混合液溶剤に、防カビ剤として2− 
(4’ −チアゾリル)−ベンツイミダゾールとN、N
−ジメル−N′−(フルオロジクロルメチルチオ)−N
’ −フェニルスルファミドをさらに必要に応じて1−
[(ジョードメチル)スルホニル)]−]4−メチルベ
ンゼを溶解混合し、当該溶解液を被処理物に塗布又は噴
霧して行ってなる。
[実 施 例] 本発明の総合的防カビ・防蟻方法に使用される防カビ剤
の種類、発水浸透剤、殺菌・溶媒剤、溶解親和剤それら
の混合比等について説明する。
本発明方法に使用する防カビ剤、殺菌・溶媒剤は前記選
択条件に適うものでなければならず、しかも発水浸透剤
や溶解親和剤と混合溶解しても安定で両立性があり効力
の持続性があるとともに光や熱によって分解しない性質
をもつことら要件とされている。これらの諸条件を充足
する防カビ剤と殺菌剤および溶媒剤を次に示し一般的性
状を説明する。
(I)本発明で使用する防カビ剤 (a)2− (4’−チアゾリル)−ベンツイミダゾー
ル 別名チアベンダゾールともいい、理化学的性質は、白色
又は類白色〜淡渇色の流動性粉末、無味無臭、mp:2
96〜303℃、 d: 1.44.溶解r!1:水0
.003% (室温)、アセトン、ベンゼン、クロロホ
ルム等の有機溶媒にも難溶、グリコール酸等の易溶、分
解温度700℃を示し化学的には安定で加水分解しにく
く、300℃においても分解せず化学構造式および分子
式は次の通りである。
C1oH7N 3S (201,26)用途としては防
カビ剤として塗料、合成樹脂、紙製品等に使用されるほ
か、農薬、食品添加物(かんきつ、バナナ)、動物薬(
駆虫薬)としても利用されている。農業用殺菌剤として
テンサイ・・・褐斑病。カンキツ・・・貯蔵病害(青カ
ビ病緑カビ病)。タバコ・・・菌核病:つる腐れ(菌核
病菌)・うどんこ病。シイタケ・・・トリコデルマ菌に
よるほだ木の障害。ナメコ、ヒラタケ、エノキダケ(菌
床栽培)トリコデルマ菌による生育障害に有効である。
安定性は、酸性、アルカリ性で簡単に分解することもな
く、化学的に極めて安定した化合物で他の物質とも反応
しにくい。耐熱性は300℃まであり、熱的にも安定で
耐紫外線性もある。
抗菌性は、抗菌作用範囲は主にカビに限定されてd3す
、HICが50〜1100tlDのものもあるが、大多
数のカビに対しては0.02〜201)11mの値を示
し低濃度でカビの発育を阻止する。
作用機作は、抗菌スペクトルや交叉耐性からベノミル剤
やチオファネートメチル剤と同じ作用点を有すると考え
られる。
安全性は、毒性LD5o3.100u/ ka(ラット
、経口) 、LD5o3,80001Mkg(ウサギ、
経口)。
魚毒性A類にして局所刺激性、眼に対する刺激性、アレ
ルギー性もとくになく、分子内に金属、または塩素を含
まない極めて毒性の低い安全性の高い化合物である。
(b)N、N−ジメチル−N′−(フルオロジクロルメ
チルチオ)−N′−フェニスルファミド別名ジクロフル
アニドともいい、理化学的性質は、白色粉末、かすかな
特有臭、mp:105〜107℃、 d:1.58.粒
径1〜15μ、蒸気圧IX 1O−61111111(
+/ 20℃、揮敗しにくい、溶解度:水には不溶、ア
ルコールには難溶、キシレン、アセトン等の有機溶媒に
可溶で化学1造式および分子式は次の通りである。
09H,1N28202012F(333,1)用途と
しては、塗料各種(屋外用には塗料不揮発分の1,5〜
2.5χ、屋内用には1〜1.8%添加、エマルジョン
塗料には使用直前に添加する方が安定性が良い。木工用
上塗り塗料には0.4〜0.7%添加。プラスチック製
品、ゴム、接着剤、tar/!i、紙等に防カビ剤とし
て使用する。耐候性に優れ、藻類にも効果がある。漁網
、船底塗料用防汚剤としても有効である。塗膜に汚れを
生じない性質を有し、溶剤系の塗料の添加に適合する。
安定性は、熱、光に対して安定、強アルカリ物質の混入
を避ける。
抗菌性は広範囲の糸状菌に対して有効である。
(藻・コケ・木材変色菌にも効果あり)。木材腐朽菌に
対するHICは5〜10ppmであり所謂広い範囲のカ
ビ、細菌、酵母に対して殺菌力を持つので室内用の塗装
に適する。
作用機作は、微生物体内力燐配合金有酵素の一8′基に
活性の強い一〇(Cρ)、−C((13)Fが結合する
ことによって不活性化し、微生物を死滅させる。
安全性は、防カビ剤中、毒性が低く毒性−し。
so 2,500ffl(+/k(+(ラット♂、経口
)、LD5o1.。
00mΩ/k(+(ラット、経皮) 、LD50300
mO/kg(ラット、吸入4時間〉、慢性毒性:ラット
のエサに01%添加しても1年間これといった一変化ナ
シ。魚毒性・・・コイTLm O,25である。
(C)1−[(ジョードメチル)スル小皿スル]−4−
メチルベンゼン 別名ジョードメチル−P−トリルスルホンともいい、理
化学的性質は、淡黄色の粉末、IBD:148〜148
.5℃、FB解度(25℃);水0.IQ/R1灯油4
g/ρ、キシレン33(]/N、トルエン43g/gで
化学構造式および分子式は次の通りであCB Ha S
 O212(295,1)用途は、防菌・防カビ剤とし
て塗料用または印刷用インキ中に配合:印刷用インキに
0.025%以上添加すると良好な防菌効果を示す。
安定性は、塗膜を黄変する場合がある。
安全性は毒性は低く即ち毒性−LD5o10,000I
lo/ko(マウス、経口) 、LD5o9,400m
Mka(ラット、経口)。魚毒性・・・(TLm):ニ
ジマス・・・0.21)Elmである。
(II)本発明で使用する殺菌・溶媒剤イソプロピルア
ルコール 分子式は(CH3)2CHOH0沸点82゜7℃、比重
d20=0.7887゜プロピレンに硫酸の存在で水を
付加すれば得られ変性し易い。
(I[I)本発明で使用する発水浸透剤浸透性の充水剤
は石油系の溶剤またはパラフィン及びアロマチック系の
混合溶剤と、非シリコン系発水性樹脂とを主成分とした
数種類の充水樹脂から成るもので、これを木材、コンク
リート、モルタル、ブロック、レンガ、素焼タイル、プ
ラスチックなどの被処理物に施すと、内面に深く浸透し
、溶剤の蒸発後は、被処理物の毛管壁及び表面に沿って
化学反応によるゲル層が形成され、耐候性、耐汚染性に
優れた強い防水効果を与えるもので、代表的には三片石
油化学工業(株)の商品名゛ケミストップ″がそれであ
る。なお品質規格は次表の通りである。
った赤外線吸収スペクトル図であって波長500〜2 
、000mμの部分はアルキッド樹脂2000〜36.
000mμの部分はエボキン樹脂の存在を示す。
(IV)本発明で使用する溶解親和剤 キシロール 別名キシレンともいい、ジメチルベンゼンにあたり、化
学構造式および分子式は次の通りである。
O−キシレン O−キシレン(沸点144℃)1m−キシレン(沸点1
39℃)、P−キシレン(沸点138℃)の3異性体が
ありどれも無色の液体。溶媒や合成原料などとして用い
られる。コールタール中に含まれ、コールタールの分留
によって49れたものはおちにm−キシレンから成り、
他の異性体およびエチルベンゼンを少樋含むが、沸点が
近いので食品だけでは分離できない。石油の改質によっ
ても抽出される。酸化すれば相当するベンゼンカルボン
酸C6114(COOH)2どなる。疎水性の有機溶媒
で浸透性に優れているとともに発水浸透剤の石油系溶剤
と両立性があり如何なる割合でも混合することができる
このような−殻内性状および特性を示す防カビ剤各穂と
ケミストップとイソプロピルアルコールとキシロールを
選択した理由は、溶解親和剤として従来トルエンを用い
ていたが殺菌力を有せず、殺菌効能があり浸透性に優れ
かつ防カビ剤溶解と発水浸透剤中のアルコールとの親和
性を高める有機溶剤としてのキシロールを採択したこと
、溶媒剤として従来は市販のエタノールを採用していた
がこれまた糸状菌に対する殺菌性がなくキシロールの有
v!A溶剤と使用すると悪性および変性がなくなり特に
糸状菌に有効であることを確認した上でイソブロピルア
ルコ−ルを採択したこと、これら殺菌力のあるイソプロ
ピルアルコールとキシロールに加え防カビ剤としてチア
ベンダゾールとジクロフルアニドとジョードメチル−p
−トリスルホンの組合せが前記した建物・家屋に係る総
べての菌類・カビ・酵母に対して網堕し得ることが総合
的汎用対策を立てる意味では大きなな留意点でもある。
かくして以上のような性状をおよび特性の組合わせ効果
による総合性を示す前記防カビ剤各種とケミス]−ツブ
とイソプロピルアルコールとキシロールとを用いて本発
明に使用する総合的防カビ・防蟻剤の製造手順を以下に
説明する。
まずケミストップにイソプロピルアルコールとキシロー
ルとを混合して約35℃迄加熱した混合液溶剤を用意す
るに当り、ケミストップにインビルアルコールとキシロ
ールを混合する割合はケミストップを総量に対して 1
0%〜80%、残礒をイソプロピルアルコール55%〜
Oxとしその差をキシロールとする。
一方、防カビ剤であるチアベンダゾールとジクロフルア
ニドとジョードメチル−P−t−リスルホンとを前記用
意した混合液溶液中に配合する割合は、チアベンダゾー
ルが0.5〜1総量%。
ジクロフルアニドが1〜2総通%、ジョードメチルーP
−トリスルボンがO〜1総聞%とじ合計約2.2総量%
程度とする。
次いで当該配合割合の防カビ剤を前記混合液溶液中に混
合するに当り、チアベンダゾールは当該混合液溶剤に対
して難溶であるので35℃位迄加熱し、まずチアベンダ
ゾールを溶解混合し、しかる後にジクロフルアニドとジ
ョードメチル−P−トリスルホンを投入し撹拌均一混合
して本発明に使用する総合的防カビ・防蟻剤(以下水剤
)を得る。
なお長期経過により美観を損ねる変色を嫌う場合にはジ
ョードメチル−P−トリスルホンは省略可能である。
水剤を必要に応じ事前に適宜酸化漂白した被処理物表面
に塗布又は噴霧施工すれば、防カビ剤溶液は被処理物表
面からも毛管壁に沿って内面に浸透するとともに発水浸
透剤溶液も同様に浸透し、溶剤の蒸発後化学反応による
ゲル層が浸透部及び表面に形成され強固な防水被膜によ
って空気相を遮所しこれによって耐久性を有するととも
にチアベンダゾール成分により防水。
防カビを、ジクロフルアニド成分により防カビ(特に糸
状菌や木材腐朽菌)、防菌、防藻・コケ、防酵母、防塵
を、ジョードメチル−P−トリルスルホン成分により防
菌、防カビを、イソプロピルアルコール成分およびキシ
ロール成分で殺菌を、ケミストップ成分により防露をそ
れぞれ分担又は相剰して総合的に防カビおよび防蟻効果
を発揮する。また水剤の重ね塗り効果は汰群である。
[実 験 例] 水剤の白蟻および木材腐朽菌に対す効能を実証するため
、杉、檜、唐松、つが松を各々15cm角、長さ30c
mに切断して水剤を含浸、風乾燥した後、表面に10c
m露出し、pH6,6〜 γ、0の土壌中に20ci埋
没して2ケ年の試験をした所、無処理Hについては18
0日で木材腐朽菌(褐色)による汚染が認められ、36
0日で白蟻により食害された。
更に3゛60日の試験では水剤を塗布されたものには、
それらの害は認められなかった。
この実験結果から木材腐朽菌の発生を阻止するか木材腐
朽菌を殺菌するか、その繁殖を抑制すれば白蟻の食害を
回避し得ることが確認された。その理由は今だ解明され
ていないが理論的仮説としては、木材腐朽菌が白蟻の餌
であるか白蟻の好適生活環境条件が木材腐朽菌の繁殖条
件と一致しているかのいずれかと推測される。
[施工例11 水剤を塗布した本方法と塗料中に防カビ剤を混入した市
販品の防カビ塗料の中布又は目地セメントに市販品の防
カビ剤混入のもので施工した従来方法を静岡県伊東市の
老人ホームの浴室に同一の対面積処理量でそれぞれ塗装
実施し4年放置経過少両者のカビの発生状況を比較検視
した曝露試験結果が数表である。
なお検視基準は、◎被害なし、○若干あり、×効果なし
の記号による三段階評価で示す。
なお実施の前処理として次亜鉛素酸5〜6x溶液による
酸化、漂白後直ちに本則を塗布する本発明方法を施工し
た。
(施工例21 前記施工例1と同一条件で本方法と従来方法を静岡県沼
津市の製パン工場にそれぞれ実施し、2年放置経過後両
者を比較検視した曝露試験結果を数表に示す。
[tM工例3] 前記施工例1と同一条件で本方法と従来方法を東京都大
島のペンションにそれぞれ実施し、2年放置経過後両省
を比較検視した曝露試験結果を数表に示す。
なお床下木部および上面には本方法に依らない所は担子
菌類(キノコ)の群生が見られた。
以上の施工例はいずれも被害の多発する場所に本方法を
用いたものであり、当然従来方法よりら優れており、あ
わせて本方法を施工した土台等の床下木部は白蟻被害を
も避は得る等総合的な防カビ・防蟻効果を達成出来た。
(3)発明の効果 かくして本発明方法は、安全性が高く、取扱いが容易で
あり、本則の調合時の劣化・変質を来たさず安定であり
酸・アルカリ等の対薬品性に抵抗力があり、耐候性に優
れコンクリート建物・木造家屋に発生するあらゆる菌類
やカビに広範囲に効果があり、防露性、防塵性をも含め
た表面汚染防止効果があり、しかも一般住居で昔通防蟻
剤が耐用年数5年であるのに対し本発明方法によれば耐
用年数を2倍の10年保持出来る長期間に亘る防蟻効力
が持続する等どのようなケースにも適用可能な総括的、
総合的防カビ・防蟻対策に有効である等優れた効果を秦
する。
【図面の簡単な説明】
第1図はケミストップの組成分析を行う赤外線吸収スペ
クトル図である。 智噌稗(−)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、発水浸透剤としてのケミストップ[三井石油化学工
    業(株)の商品名]に殺菌・溶媒剤としてのイソプロピ
    ルアルコールと希釈剤としてのキシロールとを混合した
    混合液溶剤に、防カビ剤として2−(4′−チアゾリル
    )−ベンツイミダゾールとN,N−ジメル−N′−(フ
    ルオロジクロルメチルチオ)−N′−フェニルスルファ
    ミドをさらに選択的に1−[(ジョードメチル)スルホ
    ニル)]−4−メチルベンゼンを溶解混合し、当該溶解
    液を被処理物に塗布又は噴霧してなる総合的防カビ・防
    蟻方法 2、混合液溶剤は、防カビ剤の溶解混合に当り約35℃
    迄加熱してなる特許請求の範囲第1項記載の総合的防カ
    ビ・防蟻方法 3、ケミストップにイソプロピルアルコールとキシロー
    ルを混合する割合は、前記ケミストップを総量に対して
    10%〜80%、残量を前記イソプロピルアルコール5
    5%〜0%としその差をキシロールにしてなる特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載の総合的防カビ・防蟻方法
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