JPS6024843Y2 - 雨戸の引手取付け構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は戸袋への出入操作が極めて簡単な雨戸に関す
る。

第３図に示すように戸袋２０に収納されている多数の雨
戸１を引き出す際に、手前側に収納されている雨戸１は
手を戸ぐり口２１から戸袋の奥に入れることができない
ので、その引手が戸先妻板２２側に取付けられている方
が簡単に引き出すことができる。

また、戸袋２０の奥にある雨戸１は戸袋１内へ手を深く
差し入れて軽く持ち上げるようにして引き出すためその
引手が雨戸の中央部分に取付けられていると簡単にかつ
軽く引き出すことができる。

この考案は前記事情を鑑みて考案されたもので、その目
的は雨戸を戸袋から容易に出入れできるようにした雨戸
の引手取付は構造を提供することにある。

この考案に係る雨戸の引手取付は構造は、雨戸室内面に
雨戸幅方向に連続する凹溝を形成するとともに該凹溝に
引手を取付けてなるもので、前記凹溝内に所定間隔をお
いて複数の挿入穴を穿設し、前記引手にはばねにより付
勢され前記挿入穴に挿脱自在の挿入ピンを突設すること
を特徴とする。

以下、この考案を図示する一実施例によって説明する。

第１図、第２図に示すように、雨戸１は上・下框２，２
と竪框３，３を短形の枠状に組立てるとともにその中に
パネル４を嵌め込んで構成されている。

上・下框２，２および竪框３，３はアルミ型材またはス
チール型材で成型されている。

パネル４の裏面のほぼ中央部分には雨戸１の内方にへこ
む凹溝８が雨戸１の幅方向に連続して形成されている。

そして第４図に示すように凹溝８の対向内壁面には所定
間隔をおいて複数の挿入穴１３が穿設されており、引手
９の上下端面には前記挿入穴１３に挿脱自在である挿入
ピン１４が４本突設されている。

挿入ピン１４，１４は引手９の左右両端部に上下方向に
貫通して形成された貫通孔１５．１５内に遊挿され、上
下挿入ピン１４．１４間に配された圧縮スプリング１６
．１６によって挿入穴１３．１３方向に付勢されている
。

また、挿入ピン１４．１４にはレバー１７．１７が形成
され、レバー１７，１７は引手９側部の長孔１８，１８
より突出している。

そして、上下レバー１７．１７を上下から押し付けると
上下挿入ピン１４．１４は挿入穴１３，１３より外れ引
手９は凹溝８より簡単に取外すことができる。

また、上下レバー１７．１７を上下から押し付けたまま
引手９を挿入ピン１４．１４と挿入穴１３．１３が対応
するように凹溝８内に挿し込み上下レバー１７．１７か
ら手を離す挿入ピン１４．１４は圧縮スプリング１６．
１６に付勢力によって挿入穴１３．１３に嵌まり引手９
は凹溝８内に固定される。

なお、凹溝８内には長手方向に所定間隔をおいて複数の
挿入穴１３が穿設されているので、引手９は凹溝８内の
長手方向任意位置に取付けることができる。

この考案の構成は以上のとおりであり、その構成によれ
ば、何等取付工事を使用することなく引手を凹溝内の長
手方向任意位置に簡単に取付けることができ、引手の取
付け・取外しをきわめて容易に行うことができるので、
戸袋への雨戸の出入れを簡単に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は雨戸の正面図、第３図は戸袋の横
断面図、第４図はこの考案の引手の取付は状態を示す引
手の一部破断斜視図である。 １・・・・・・雨戸、２・・・・・・上・下框、３・・
・・・・竪框、４・・・・・・パネル、８・・・・・・
凹溝、９・・・・・・引手、１２・・・・・・内壁面、
１３・・・・・・挿入穴、１４・・・・・・挿入ピン、
１５・・・・・・貫通孔、１６・・・・・・圧縮スプリ
ング、１７・・・・・・レノく−

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 雨戸室内面に雨戸幅方向に連続する凹溝８を形成すると
   ともに該凹溝８に引手９を取付けてなる雨戸の引手取付
   は構造において、 前記凹溝８内に所定間隔をおいて複数の挿入穴１３を穿
   設し、前記引手９にはばねにより付勢され前記挿入穴１
   ３に挿脱自在である挿入ピン１４を突設しであることを
   特徴とする雨戸の引手取付は構造。