JPS60247588A - 押圧式製版印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、抑圧式製版印刷装置に係り、特に押圧式に感
熱製版と感熱製版された印刷用原版を用いた孔版印刷と
を行う製版印刷装置に係る。

発明の背景 感熱シートを用いた孔版印刷用原版の感熱式の穿孔製版
とこの孔版印刷用原版を用いた孔版印刷とを押圧式に行
う製版印刷装置は本願出願人と同一の出願人による実願
昭５１−１１４２５３号（実公昭５７−１５８１４号）
に於て既に提案されており、この製版印刷装置は、受圧
面部を有する基台と、抑圧面部を前記受圧面部に押付け
られる押圧位置と前記押圧面部を前記受圧面部より引き
離された開放位置との間に前記基台に対し回動可能な押
圧板とを含み、前記受圧面部をウレタンフオームの如き
クッション板により構成され、前記押圧面部を透明ガラ
ス板の如き光透過板により構成されている。

上述の如き型の製版印刷装置に於ては、製版は感熱性孔
版印刷用原紙を備えた印刷用原版と原稿シートとの重合
体を前記クッション板と前記光透過板の間に挾んで前記
押圧板の前記基台に対する回動操作によって前記両者を
互いに押圧した状態にで前記光透過板を通過した光線を
前記重合体に照銅することにより感熱式に行われ、印刷
は前記押圧板の前記押圧面部に取付けられた印刷用原版
を前記押圧板の前記基台に対する回動操作によって前記
基台の受圧面部上に載置されている印刷用紙に押付ける
ことより押圧式に行われる。

上述の如き型の押圧式製版印刷装置に於ては、感熱製版
と孔版印刷とが基台上の同一位置にて行われ、このため
前記光透過板或いはクッション板が印刷時に印刷インキ
の付着によって汚損されることがあり、これらが汚損さ
れると、感熱製版に悪影響を及ぼし、良好な感熱製版が
行われなくなることがある。

一般に、感熱製版時には孔版印刷時に比して数倍の比較
的大きい押圧力が必要であり、このため上述の如き回動
押圧式の製版印刷装置に於ては、製版時に大きい押圧力
が得られるように製版印刷位置は前記押圧板の前記基台
に対する回動軸線に可及的に近い位置に設定されている
ことが好ましい。しかし上述の如く製版印刷位置が定め
られると、孔版印刷時には過剰な押圧力をもって孔版印
刷が行われ良質な孔版印刷物が得られないことがある。

また上述の如く製版印刷位置が定められると、該製版印
刷位置が前記基台と前記押圧板との連結部近くに位置す
るようになるためにその製版印刷位置に対する印刷用紙
のセットが行われにくくなる。

発明の目的 本発明は、特に光透過板が印刷時に印刷インキによって
汚損される虞れがなく、しかも感熱製版時には比較的大
きい押圧力を、孔版印刷時にはさほど大きくない適当な
押圧力を容易に与えることができ、そのうえ印刷用紙の
セット操作が容易に行われるよう改良された回動押圧式
の製版印刷装置を提供することを目的としている。

発明の構成 上述の如き目的は、本発明によれば、受圧面部を有する
基台と、押圧面部を有し前記押圧面部を前記受圧面部に
押付けられる押圧位置と前記押圧面部を前記受圧面部よ
り引き離された開放位置との間に前記基台に対し回動可
能な押圧板とを含み、前記受圧面部と前記押圧面部のい
ずれか一方の一部分を光透過板よりなる製版用面部に且
他の部分を印刷用面部に構成され、他方にはクッション
部材が前記製版用面部に対応する位置と前記印刷用面部
に対応する位置との間に移動可能に取付けられている如
き押圧式製版印刷装置によって達成される。

発明の効果 上述の如き構成によれば、感熱製版と孔版印刷とが互い
に異なった位置にて行われ、これにより感熱製版時に用
いられる光透過板に孔版印刷位置程に於て印刷インキが
付着する可能性が著しく減少し、光透過板の印刷インキ
による汚損が回避され、この汚損による感熱製版性能の
低下がなくなる。

前記製版用面部は前記印刷用面部より前記押圧板の前記
基台に対する回動軸線に近い位置に設定されていてよい
。これにより感熱製版は前記押圧板の前記基台に対する
回動軸線に近い位置にて行われ、製版時には前記押圧板
の回動操作によって比較的容易に大ぎい押圧力が得られ
、これに対し孔版印刷は前記押圧板の前記基台に対する
回動軸線より遠去かった位置にて行われ、前記押圧板の
回動操作により押圧力が過剰になることなく適当な押圧
力にて良好な孔版印刷が行われるようになる。また孔版
印刷は前記押圧板と前記基台との連結部より遠去かった
、いわゆる手前位置にて行われるから、孔版印刷位置に
対する印刷用紙のセットが容易に且迅速に行われ１ｑる
ようになる。

実施例の説明 以下に添付の図を参照して本発明を実施例について詳細
に説明する。

第１図乃至第３図は本発明によれば押圧式製版印刷装置
の一つの実施例を示している。これらの図に於て、１は
箱状の基台を示しており、該基台は上部に平な受圧面部
２を有しており、該受圧面部はその半分を透明ガラス板
製の光透過板３により構成され、残りの半分を基台１の
上壁より与えられて印刷用紙載置台４として構成されて
いる。光透過板３は印刷用紙載置台４より押圧板８の枢
軸７に近い側に設けられている。印刷用載置台４は印刷
用紙の位置決めが容易に行われるように幅広の溝になっ
ている。

基台１内にはキセノン放電管の如き光源装置５と反射鏡
６及び光源装置５の電源装置（図示省略）が設けられて
おり、光源装置５は、前記電源装置より電力を供給され
ることによって発光し、光線を光透過板３へ向けて放つ
ようになっている。

基台１は枢軸７によって押圧板８の一端縁部を回動可能
に支持している。抑圧板８は、受圧面部２に対応する側
に押圧面部９を構成するパッド板１０を枢軸７と平行な
支持軸１１によって枢支・し、押圧面部９を受圧面部２
に押付けられる押圧位置と押圧面部９を受圧面部２より
引ぎ離された開放位置との間に枢軸７の周りに基台１に
対し回動し得るようになっている。

パッド板１０は、第４図によく示されている如く、表裏
両面に各々比較的硬い製版用クッション板１２と比較的
軟らかい印刷用クッション板１３とを備え、印刷用クッ
ション板１３には図示されていない印刷用原版の支持を
行う原版支持要素１４が取付けられている。パッド板１
０は、第１図及び第２図に示されている如く製版用クッ
ション部材１２が外側に露呈して該クッション板１２に
て光透過板３に対応する製版回動位置と、第３図に示さ
れている如く前記製版回動位置より支持軸１１の周りに
押圧板８に対し実質的に１８０°回転変位した印刷回動
位置とに選択的に位置し得るようになっており、印刷回
動位置に於ては、印刷用クッション板１３が外側に露呈
してクッション板１３にて印刷用紙載置台４に対応する
ようになっている。パッド板１０の回動操作はパッド板
１０に取付けられた把手１５により行われるようになっ
ている。パッド板１０は、前記製版回動位置に於ては押
圧板８に取付けられた永久磁石１６に磁気的に吸着され
ることによりその回動位置に安定保持され、前記印刷回
動位置に於ては押圧板８に設けられた永久磁石１７に磁
気的に吸着されることによりその回動位置に安定保持さ
れるようになっている。

製版を行う場合は、第１図及び第２図に示されている如
く、製版用クッション板１２が外側に露呈するようにパ
ッド板１０を前記製版回動位置に位置せしめ、光透過板
３上に印刷用原版を載置し、更にその上に印刷画像面を
下向きにして原稿シートを載置し、次に押圧板８の把手
部８ａをもって抑圧板８を第１図に示されている如き開
放位置より第２図に示されている如き抑圧位置へ向けて
回動させ、製版用クッション板１２を光透過板３へ向け
て押圧せしめる。この押圧力が所定値に達し、これが基
台１内に設けられている図示されていない押圧力検出装
置によって検出されると、光源装置が発光し、印刷用原
版に光線が照射されることによって感熱式に穿孔製版が
行われる。尚、この押圧力検出装置は本願出願人と同一
の出願人による特願昭５９−　号に於て提案されて いる如き構造の押圧力検出装置であって良い。

上述の製版は、抑圧板８の基台１に対する回動軸線に近
い位置、即ち押圧板８の支点に近い位置にて行われるこ
とにより、比較的容易に大きい押圧力が得られ、大きい
押圧力の下に良好な押圧式の感熱製版が行われる。尚、
この製版時には原版支持要素１４はパッド板１０と押圧
板８との間に隠没され、原版支持要素１４の如き障害物
を備えていないクッション板１２によって製版のための
抑圧が行われるから、この押圧が原版支持要素１４の如
き障害物によって阻害されることなく良好に行われる。

また製版用クッション部材１２は比較的硬い弾性材料に
より構成されていることにより印刷時に比して大きい押
圧力を必要とする感熱製版が、特にべた画像部を有する
感熱製版が良好に行われる。

印刷を行う場合は、第３図に示されている如く、印刷用
クッション板１３が外側に露呈するようにパッド板１０
を、前記製版回動位置より支持軸１１の周りに実質的に
１８０°回転変位させて、即ち表裏反転させて前記印刷
回動位置に位置せしめ、印刷用原版を原版支持要素１４
の溝部に挿入して該印刷用原版をパッド板１０に取（＝
Ｉけ、また印刷用紙載置台４上に印刷用紙を載置し、次
に押圧板８の把手部８ａを握って押圧板８を開放位置よ
り抑圧位置へ向けて回動させ、印刷用原版とともに印刷
用クッション板１３を印刷用紙載置台４へ向けて押圧せ
しめる。これにより押圧式の孔版印刷が行われる。

この孔版印刷は押圧板８の基台１に対する回動軸線より
遠去かった位置、即ち、押圧板８の力点に近い所で行わ
れるから、過剰な押圧力が生じることがなく、適当な押
圧力をもって良好な孔版印刷が行われる。孔版印刷は光
透過板３の設置位置とは別印刷用紙載置台４上にて行わ
れるから、印刷過程に於て印刷インキによって光透過板
３が汚損される可能性が著しく少くなり、光透過板３の
印刷インキによる汚損が回避される。またこの場合には
孔版印刷は印刷用クッション板１３を用いて行われるか
ら孔版用クッション板１２も印刷インキによって汚れる
ことがない。

印刷用クッション板１３は比較的柔らかい弾性材料によ
り構成されているから、さほど大きい押圧力を必要とす
ることなく孔版印刷が行われて孔版印刷用原版に装填さ
れている印刷インキが拡がりに（くなり、これによって
その印刷インキが孔版印刷に有効に使用されるようにな
り、−回の印刷インキの充填によって多数枚の印刷が行
われ、また多色刷りの場合には互いに異なって多色の印
刷インキが印刷用原版内にて互いに混り合うことが少（
なる。

本発明による製版印刷装置に用いられる印刷用原版は、
本願出願人と同一の出願人による実願昭５０−５１３０
６号（実開昭５１−１３２００７号）に於て提案されて
いる如く、厚紙により構成された額縁状の枠体と、前記
枠体の一方の面に張着された感熱性孔版印刷用原紙と、
前記枠体の他方の面に開閉可能に貼着されたインキネ通
過性のインキカバーシートとからなり、前記枠体の内側
にて前記孔版印刷用原紙と前記インキカバーシートとの
間に比較的硬い印刷インキを貯容し得るように構成され
ているものであってよい。

１１５図は本発明による押圧式製版印刷装置の他の一つ
の実施例を示している。尚、第５図に於て第１図に対応
する部分は第１図に付した符号と同一の符号により示さ
れている。かかる実施例に於ては、押圧板８にパッド板
１８が光透過板３に対応する位置と印刷用紙載置台４に
対応する位置との間に摺動可能に取付けられ、該パッド
板には製版用クッション板と印刷用クッション板とを兼
用するクッション板１９が取付けられている。また押圧
板８にはその印刷用紙載置台４に対応する位置にクッシ
ョン板１９と共働して印刷用原版を支持するための原版
支持部材２０が取付けられている。この原版支持部材２
０は製版時に基台１に衝突して製版作業を阻害しないよ
うにゴム或いはゴム類似品の如き可撓性材料により構成
されてる。

かかる実施例に於ても感熱製版と孔版印刷とが上述した
実施例と同様に互いに異なった位置にて行われることに
より上述した実施例と同様の作用効果が得られる。

以上に於ては、本発を特定の実施例について詳細に説明
したが、本発明は、これらに限定されるものではなく、
本発明の範囲内にて種々の実施例が可能であることは当
業者にとって明らかであろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による押圧式製版印刷装置の一つの実施
例を示す斜視図、第２図は本発明による抑圧式製版印刷
装置の製版作業時の状態を一部断面にして示す側面図、
第３図は本発明による押圧式製版印刷装置の孔版作業時
の状態を一部断面にして示す側面図、第４図は第１図乃
至第３図に示された本発明による押圧式製版印刷装置に
用いられるパッド板を示す斜視図、第５図は本発明によ
る抑圧式製版印刷装置の他の一つの実施例を示す斜視図
である。 １・・・基台、２・・・受圧面部、３・・・光透過板、
４・・・印刷用紙載置台、５・・・光５Ｍ装置、６・・
・反射鏡、７・・・枢軸、８・・・押圧板、９・・・押
圧面部、１０・・・パッド板、１１・・・支持軸、１２
・・・製版用クッション部材。 １３・・・印刷用クッション部材、１４・・・原版支持
要素、１５・・・把手、１６．１７・・・永久磁石、１
８・・・パラ（さ根、１９・・・クッション板、２０・
・・原版支持部材 特許出願人　理想科学工業株式会社 代　理　人　弁理士　明石　昌毅 第２図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）受圧面部を有する基台と、押圧面部を有し前記押
   圧面部を前記受圧面部に押付けられる押圧位置と前記押
   圧面部を前記受圧面部より引き離された開放位置との間
   に前記基台に対し回動可能な押圧板とを含み、前記受圧
   面部と前記押圧面部のいずれか一方の一部分を光透過板
   よりなる製版用面部に且他の部分を印刷用面部に構成さ
   れ、他方にはクッション部材が前記製版用面部に対応す
   る位置と前記印刷用面部に対応する位置との間に移動可
   能に取付けられている押圧式製版印刷装置。 （２、特許請求の範囲第１項の抑圧式製版印刷装置に於
   て、前記製版用面部は前記印刷用面部に比して前記押圧
   板の前記基台に対する回動軸線に近い側に設けられてい
   ることを特徴とする押圧式製版印刷装置。