JPS6024755B2 - 複合電気接点材料の製造方法 - Google Patents
複合電気接点材料の製造方法Info
- Publication number
- JPS6024755B2 JPS6024755B2 JP10708977A JP10708977A JPS6024755B2 JP S6024755 B2 JPS6024755 B2 JP S6024755B2 JP 10708977 A JP10708977 A JP 10708977A JP 10708977 A JP10708977 A JP 10708977A JP S6024755 B2 JPS6024755 B2 JP S6024755B2
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- base metal
- electrical contact
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、複合電気銭点材料の製造方法の改良に関する
ものである。
ものである。
一般に台材となる帯状の母材金属材料の表面の所望位置
に接点条材としての貴金属材料を設けた複合電気接点材
料を製造するには、第１図に示す如く母材金属材料１の
表面の所望位置に、ある程度の傾斜角を持ちその断面形
状が台形となるような溝２を設け、この溝２と類似した
断面形状を持つ接点条件３を挿着せしめた後これを圧春
暖合し第２図の如く複合電気接点材料４となす方法が探
られていたが、溝２の断面形状及び断面積と略同じ接点
条材３を挿着した場合、圧着接合に際に接点条材３が母
材金属材料１の溝２に埋まってしまい、加圧力を接点条
材３に十分与えることができなかった。
に接点条材としての貴金属材料を設けた複合電気接点材
料を製造するには、第１図に示す如く母材金属材料１の
表面の所望位置に、ある程度の傾斜角を持ちその断面形
状が台形となるような溝２を設け、この溝２と類似した
断面形状を持つ接点条件３を挿着せしめた後これを圧春
暖合し第２図の如く複合電気接点材料４となす方法が探
られていたが、溝２の断面形状及び断面積と略同じ接点
条材３を挿着した場合、圧着接合に際に接点条材３が母
材金属材料１の溝２に埋まってしまい、加圧力を接点条
材３に十分与えることができなかった。
従って接点条村３に十分な加圧力を与える為には溝２の
断面積より多少多目の断面積を持つ接点条材３を挿着し
、圧着接合しなければならないが、この場合第２図に示
す如く接点条材３の両側端部が母材金属材料１の上面に
かぶり、所要寸法の複合電気接点材料４が得られない為
、表面を薄く削り取って所要寸法の複合電気接点材料４
に修正しなければならないという欠点があった。また母
村金属材料１の溝２の断面形状に、接点条材３の断面形
状を合わせるようその寸法管理を行なわなければならず
、その為には接点条材３を成形ダイス等により成形しな
ければならず、接点条村３の製造に手間がかかり、生産
性が悪かった。本発明は、かかる欠点を解消することの
できる複合電気薮点材料の製造方法を提示することを目
的とするもので、以下にその詳細を図面により説明する
と、第３図に示す如く帯状母材金属材料１′の表面の所
要位置に上部拡関の溝、例えば側壁が４０度乃至７０度
の範囲で傾斜する断面台形の溝２′を設け、この溝２′
に溝２′の中よりも細く且つ溝２′より突出する断面形
状例えば断面樽状の接点材３′を挿着せしめた後、これ
を圧着後合し、第４図に示す如く接点条材３′と母材金
属材料１′の表面を面一になして複合電気接点材料４′
と成すものである。然して本発明の製造方法に於いて、
溝２′を上部拡開の溝となした理由は、圧着接合の初期
に塑性変形する接点条材３′を介して溝２′の内面に十
分な加圧力を与える為である。
断面積より多少多目の断面積を持つ接点条材３を挿着し
、圧着接合しなければならないが、この場合第２図に示
す如く接点条材３の両側端部が母材金属材料１の上面に
かぶり、所要寸法の複合電気接点材料４が得られない為
、表面を薄く削り取って所要寸法の複合電気接点材料４
に修正しなければならないという欠点があった。また母
村金属材料１の溝２の断面形状に、接点条材３の断面形
状を合わせるようその寸法管理を行なわなければならず
、その為には接点条材３を成形ダイス等により成形しな
ければならず、接点条村３の製造に手間がかかり、生産
性が悪かった。本発明は、かかる欠点を解消することの
できる複合電気薮点材料の製造方法を提示することを目
的とするもので、以下にその詳細を図面により説明する
と、第３図に示す如く帯状母材金属材料１′の表面の所
要位置に上部拡関の溝、例えば側壁が４０度乃至７０度
の範囲で傾斜する断面台形の溝２′を設け、この溝２′
に溝２′の中よりも細く且つ溝２′より突出する断面形
状例えば断面樽状の接点材３′を挿着せしめた後、これ
を圧着後合し、第４図に示す如く接点条材３′と母材金
属材料１′の表面を面一になして複合電気接点材料４′
と成すものである。然して本発明の製造方法に於いて、
溝２′を上部拡開の溝となした理由は、圧着接合の初期
に塑性変形する接点条材３′を介して溝２′の内面に十
分な加圧力を与える為である。
また接点条材３′の断面形状を溝２′の中よりも細く且
つ溝２′より突出する形状となした理由は、圧着接合の
初期に接点条材３′の塑性変形量を大にしてその両側部
の接合面を粕面になして溝２′との接合力を向上せしめ
るためであり、また母材金属材料１′に被せることがな
く、溝２′内に埋め込んだ接点条材３′の表面と母材金
属材料１′の表面とを面一にする為である。
つ溝２′より突出する形状となした理由は、圧着接合の
初期に接点条材３′の塑性変形量を大にしてその両側部
の接合面を粕面になして溝２′との接合力を向上せしめ
るためであり、また母材金属材料１′に被せることがな
く、溝２′内に埋め込んだ接点条材３′の表面と母材金
属材料１′の表面とを面一にする為である。
尚母村金属材料１′に設けた溝２′と接点条村３′との
寸法の関係について述べれば、好ましくは接点条村３′
の厚さは溝２′の深さの約２０％増しとし、その中は接
点条村３′の断面横中の最長寸法の部分が母材金属材料
１′に設けた溝２′の深さの略１／２の高さの位置にな
るようにすれば十分なる接合強度が得られる。
寸法の関係について述べれば、好ましくは接点条村３′
の厚さは溝２′の深さの約２０％増しとし、その中は接
点条村３′の断面横中の最長寸法の部分が母材金属材料
１′に設けた溝２′の深さの略１／２の高さの位置にな
るようにすれば十分なる接合強度が得られる。
次に本発明の具体的な実施例について説明する。
下表の左欄に示す如く母材金属材料１′として銅及び黄
鋼を用いてその表面に４５度、６０度の額斜角を有する
側面を持つ溝２′を設け、この溝２′に銀及び銀・縮合
金を丸棒より圧延しその断面形状を樽状となした接点条
村３′を挿着し、然る後熱間圧延により母材金属材料１
′と接点条材３′とを圧着接合し、第４図の如くそれら
の表面を面一になして複合電気接点材料４′を製作した
。一方従来例として、下表の左欄に示す材料でしかも第
１図に示す形状の母材金属材料１と接点条材３を圧着接
合せしめて第２図の如き複合電気接点材料４を得た。
鋼を用いてその表面に４５度、６０度の額斜角を有する
側面を持つ溝２′を設け、この溝２′に銀及び銀・縮合
金を丸棒より圧延しその断面形状を樽状となした接点条
村３′を挿着し、然る後熱間圧延により母材金属材料１
′と接点条材３′とを圧着接合し、第４図の如くそれら
の表面を面一になして複合電気接点材料４′を製作した
。一方従来例として、下表の左欄に示す材料でしかも第
１図に示す形状の母材金属材料１と接点条材３を圧着接
合せしめて第２図の如き複合電気接点材料４を得た。
そしてこれら複合電気接点材料４′，４を曲げ加工を施
してその剥離状態を調べ、また接点条材３′，３の位置
等所定寸法通りの複合電気接点材料となったか杏かを調
べたところ、下表の右欄に示す通りの結果を得た。
してその剥離状態を調べ、また接点条材３′，３の位置
等所定寸法通りの複合電気接点材料となったか杏かを調
べたところ、下表の右欄に示す通りの結果を得た。
上記表で明らかなように本発明の製造方法により得た複
合電気接点材料４′は、母材金属材料１′と接点条材３
′の接合強度が十分であり、またその仕上り寸法も極め
て良好である。
合電気接点材料４′は、母材金属材料１′と接点条材３
′の接合強度が十分であり、またその仕上り寸法も極め
て良好である。
以上詳記した通り、本発明の複合電気接点材料の製造方
法によれば、母材金属材料と接点条材との接合強度の十
分な複合電気接点材料が得られ、曲げ加工等を施した場
合にも剥離することがない。
法によれば、母材金属材料と接点条材との接合強度の十
分な複合電気接点材料が得られ、曲げ加工等を施した場
合にも剥離することがない。
また母材金属材料と接点条材とを圧着接合した際、接点
条材が母材金属材料に被さることがないので、その仕上
り寸法が極めて良好であって、従釆法の場合のように圧
着接合後に表面を削り取る必要がない。
条材が母材金属材料に被さることがないので、その仕上
り寸法が極めて良好であって、従釆法の場合のように圧
着接合後に表面を削り取る必要がない。
しかも母材金属材料の上部拡開の溝に挿着する接点条材
は、その溝の形状と同じにする必要はない。従って複合
電気接点材料の生産性が極めて良好で、従来法にとって
代ることのできる画期的な製造方法と言える。
は、その溝の形状と同じにする必要はない。従って複合
電気接点材料の生産性が極めて良好で、従来法にとって
代ることのできる画期的な製造方法と言える。
尚上記実施例では溝２′が台形状であるが、球面状でも
良い。
良い。
また接点条村３′は断面樽状であるが断面円形、矩形等
であって良いことを付言しておく。
であって良いことを付言しておく。
第１図及び第２図は従来の複合電気接点材料の製造方法
の工程を示す断面図、第３図及び第４図は本発明による
複合電気接点材料の製造方法の工程を示す断面図である
。 １，１′・・・・・・母材金属材料、２，２′・・・…
断面台形状の溝、３・・・・・・断面台形状の接点材、
３′・・・・・・断面樽状の接点材、４・・・・・・従
来法による複合電気接点材料、４′・・・・・・本発明
の製造方法による複合電気接点材料。 繁１１９ 的２図 劣３図 発ム図
の工程を示す断面図、第３図及び第４図は本発明による
複合電気接点材料の製造方法の工程を示す断面図である
。 １，１′・・・・・・母材金属材料、２，２′・・・…
断面台形状の溝、３・・・・・・断面台形状の接点材、
３′・・・・・・断面樽状の接点材、４・・・・・・従
来法による複合電気接点材料、４′・・・・・・本発明
の製造方法による複合電気接点材料。 繁１１９ 的２図 劣３図 発ム図
Claims (1)
- １ 帯状の母材金属材料の表面に、上部拡開の溝を設け
、この溝に該溝巾よりも細く且つ溝より突出する断面形
状の接点条材を挿着せしめ、これを圧着接合して接点条
材と前記母材金属材料の表面を面一にすることを特徴と
する複合電気接点材料の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10708977A JPS6024755B2 (ja) | 1977-09-06 | 1977-09-06 | 複合電気接点材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10708977A JPS6024755B2 (ja) | 1977-09-06 | 1977-09-06 | 複合電気接点材料の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5440274A JPS5440274A (en) | 1979-03-29 |
| JPS6024755B2 true JPS6024755B2 (ja) | 1985-06-14 |
Family
ID=14450178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10708977A Expired JPS6024755B2 (ja) | 1977-09-06 | 1977-09-06 | 複合電気接点材料の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6024755B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61176485A (ja) * | 1985-01-29 | 1986-08-08 | Hitachi Cable Ltd | 銅−半田インレイクラツド材の製造方法 |
-
1977
- 1977-09-06 JP JP10708977A patent/JPS6024755B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5440274A (en) | 1979-03-29 |
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