JP2641547B2 - インレイクラッド材の製造方法 - Google Patents

インレイクラッド材の製造方法

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JP2641547B2 JP33477188A JP33477188A JP2641547B2 JP 2641547 B2 JP2641547 B2 JP 2641547B2 JP 33477188 A JP33477188 A JP 33477188A JP 33477188 A JP33477188 A JP 33477188A JP 2641547 B2 JP2641547 B2 JP 2641547B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、クラッド材の内、特にインレイクラッド材
の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来のインレイ材を図面を用いて以下に説明する。
第3図は正面図であり、図において、1はクラッド母
材、2はインレイ材であり、クラッド母材1に形成した
溝にインレイ材2をインレイクラッドする場合、両者の
接合性が悪いものにおいては、インレイ材2の底面にク
ラッド母材1と接合性のよい接合材3を接合しておき、
その接合材3を利用して圧着等によってインレイ材2の
溝に接合している。
ところが、上記の構成によるとインレイ材2の底面に
はクラッド母材1と接合性のよい接合材3が接合してあ
るが、その側面には接合材3が無いためにクラッド母材
1の溝の側壁との接合の悪さは解決されていない。
ところが、インレイ材2の底面から側面にかけて接合
材3を接合することは技術的には非常に複雑な工程を必
要とする問題があって実用的ではない。
ところが、このクラッド母材1の溝の側壁とインレイ
材の側面の接合がなされていないと、クラッド材を例え
ば接点材料に用いた場合、接点部となるインレイ材2が
使用によって剥離してしまうという重大な事故が生ず
る。
そこで、それを解決する方法として、クラッド母材の
溝に接合材をめっきしておく方法がある。これによる
と、溝全周にわたって接合材が形成されているためにク
ラッド材を圧着等したときに完全な接合状態が得られる
ことになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記の技術によると、溝全周にわたって接合
材のめっきのつきまわりを良くするためには、厚めっき
をする必要がある。ところが、この厚めっきをするとめ
っき時の加熱によってめっき層に膨れが生じ、均一なイ
ンレイクラッド材が得られないという問題がある。
また、クラッド母材の方でなくインレイ材の方にめっ
きを施すことも考えられるが、その場合には表面にもめ
っき層ができてしまうために表面に予めマスキングを施
しておかなければならず、作業性はきわめて悪く、量産
ができないという問題がある。
〔課題を解決する為の手段〕
本発明は、断面矩形の条材の下面にクラッド母材との
接合に適した接合材を接合し、この条材を断面逆台形に
圧延して成形することにより下面の接合材を側面にせり
上げて下面と側面に接合材を配置したインレイ材とし、
このインレイ材をクラッド母材の溝に嵌めて一体に接合
することを特徴とする。
〔実 施 例〕
以下に本発明の一実施例を図面を用いて説明する。第
1図は製造工程を示す説明図である。
図の(1)に示す如く断面形状6×3からなるAg−Cd
O接点材の条材の下面に、図の(2)〜(4)に示す様
に6×0.1の断面形状を有するクラッド母材との接合に
適した接合材としてのAg材を複合して断面形状を6×2
の条材とした。
この6×2の条材を図の(5)に示す如くダイス成形
によって5×4×15の逆台形の条材にした。この工程に
よって下面のAg材は側面にせり上がってくる。
上記の条材を図の(6)に示す如くダイス成形によっ
て4×1.5の断面形状の条材とした。
再び、上記の条材を図の(7)に示す如くダイス成形
によって4×3×1の逆台形の条材にした。この工程に
よって下面のAg材は側面の上端までせり上がって下面と
側面を被うことになる。
このようにして下面と側面に接合材5を有するインレ
イ材4を形成し、第2図に示すように銅からなるクラッ
ド母材1の溝に熱間圧延によって接合してインレイクラ
ッド材とした。
なお、上記実施例では矩形と逆台形とを2度繰り返し
て行って下面と側面を接合材で被うインレイ材を形成し
たが、この工程は材料や大きさによって異なるものであ
り、さらには側面の上端までせり上げる必要がない場合
もあり、それぞれ必要に応じて繰り返されればよく、無
論一回だけでもよい。
以上のようにしたインレイクラッド材の条材を冷間圧
延により1mmの厚さとし、インレイ材とクラッド母材と
の接合界面を圧延方向と平行に0.1〜0.5Rに折り曲げて
剥離の有無をもって接合強度の比較をし、その結果を以
下の表に示す。
なお、比較のために従来の方法によってクラッド母材
の溝に5μ厚のめっきを施し、4×3×1のAg−CdO接
点材の条材を熱間圧延により接合してインレイクラッド
材とし、このインレイクラッド材を上記と同様の方法に
よって1mmの厚さとした。
〔発明の効果〕 以上詳細に説明した本発明によると、断面矩形の条材
の下面にクラッド母材との接合に適した接合材を接合
し、この条材を断面逆台形に圧延して成形することによ
り下面の接合材を側面にせり上げて下面と側面に接合材
を配置したインレイ材とし、このインレイ材をクラッド
母材の溝に接合することにより、インレイ材の下面と側
面は強固に溝に接合することができた。
また、従来の厚めっきのような膨れの問題がないため
に均一なインレイクラッド材を得ることができる効果を
有する。
さらに、加工時間が従来に比べて格段に短く、しかも
量産が可能な加工工程となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例を示す製造工程の説明図、第2図は本発
明によるインレイクラッド材の正面図、第3図は従来例
のインレイクラッド材を示す正面図である。 1……クラッド母材 4……インレイ材 5……接合材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面矩形の条材の下面にクラッド母材との
    接合に適した接合材を接合し、この条材を断面逆台形に
    圧延して成形することにより下面の接合材を側面にせり
    上げて下面と側面に接合材を配置したインレイ材とし、
    このインレイ材をクラッド母材の溝に嵌めて一体に接合
    することを特徴とするインレイクラッド材の製造方法。
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