JPS60245904A - ボイラ給水ポンプ駆動用蒸気タ−ビンの暖機方法および装置 - Google Patents

ボイラ給水ポンプ駆動用蒸気タ−ビンの暖機方法および装置

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JPS60245904A
JPS60245904A JP10055784A JP10055784A JPS60245904A JP S60245904 A JPS60245904 A JP S60245904A JP 10055784 A JP10055784 A JP 10055784A JP 10055784 A JP10055784 A JP 10055784A JP S60245904 A JPS60245904 A JP S60245904A
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前田 高義
広野 正光
俊紀 伊藤
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、ボイラ給水ポンプ駆動用蒸気タービン(以下
、BFPタービンと略称)の暖機方法および装置に係シ
、さらに詳しくはBFPタービンへ動力用熱源としての
主蒸気を導く高圧蒸気導入部の暖機方法および装置に関
する。
〔発明の背景〕
一般に、大容量の発電用蒸気タービンにおいては、発電
プラントの熱効率を高めるため、ボイラ給水ポンプをR
FPタービンによって駆動させる方式を採用している。
また、RFPタービンは一般に主タービン1台につき、
50%容量のものが2台設けられている。
前記RF P’メタ−ンの動力用蒸気源には、高圧蒸気
と低圧蒸気の2種類がある。高圧蒸気とはボイラからの
主蒸気を意味し、低圧蒸気とはキク・−ピンの適当な段
落、例えば中圧タービンの排気から抽出した比較的低温
低圧の蒸気を意味する。
主タービンが高負荷で運転されている場合、主タービン
から抽出した低圧蒸気は、RFPタービンの要求する出
力をまかなうのに十分な熱エネルギーを有しているので
、高圧蒸気でおる主蒸気の導入は不要である。しかし、
主タービンの起動時、または主タービンが低負荷で運転
されている場合、BFPタービンへ流れる低圧蒸気の熱
エネルギーが低いため(主タービンの起動時にはゼロと
なる)、十分な駆動力が得られない。これを避けるだめ
には、RFPタービンへ高圧蒸気を導入する必要がある
。・ 高圧蒸気は前述のごとく主蒸気であり、その蒸気条件は
一般に圧力は169〜246 kglon”g %温度
は530〜566Cである。このような高温かつ高圧の
蒸気を使用する以上、BFPタービンの高圧蒸気導入部
の暖機を行うことは、過度の熱応力からRFPタービン
を保護するために不可欠である。なお、低圧蒸気は前述
のごとく、低温のため、暖機の必要はない。
最近、電力事情によシ発電用プラントは、昼間は高負荷
運転を行い、夜間は低負荷運転、または中、低負荷で連
続運転を行う、いわゆるミドル化運転の傾向にある。そ
して、2台のBF’Pタービンのうち、主タービン負荷
が50%までは1台運転し、50%以上で2台運転を行
う。したがって、主タービンが低負荷から高負荷運転に
移行する場合、停止中の1台のRFPタービンを運転す
る必要がある。この場合に、停止中のBFPタービンを
起動する前に、BFPタービンの高圧蒸気導入部を必ず
暖機する必要がある。
第1図にRFPタービン1台についての高圧蒸気系統と
低圧蒸気系統とを示し、第2図に高圧蒸気導入部と従来
の暖機技術を示す。
その第1図に示すように、BFPタービン1には高圧蒸
気系統Aと低圧蒸気系統Bとが接続されている。
前記高圧蒸気系統Aは、高圧蒸気配管2a〜2Cと、電
動の高圧蒸気人口弁3と、高圧主蒸気止め弁(以下、H
P−MSVと略称)4と、高圧蒸気加減弁(以下、HP
−CVと略称)5と、これらHP −Msv4およびu
p −CVsの−y−s−ストロと、HP・MSV4の
チェスト6に接続された第1のドレン系統と、HP−C
V5のチェスト6に接続された第2のドレン系統と、同
じ<HP・CV5のチェスト6に接続された暖機系統と
、HP−MSV4の弁棒4′とチェスト6間のギャップ
のリーク蒸気系統15と、HP−CV5の弁棒5′とチ
ェスト6間のギャップのリーク蒸気系統16と、温度計
測器17とを備えている。前記高圧蒸気人口弁3は、高
圧蒸気系RhからRFPタービン1を隔離するために設
けられている。前記HP−M8V4とHP・CV5とコ
レらを内蔵しているチェスト6とにより高圧蒸気導入部
が構成されている。前記HP・MSV4は、油圧駆動に
よシ開閉操作されるようになっていて、危急時にBFP
タービン1へ流入する蒸気を遮断するために設けられて
いる。前記HP−CV5は、油圧駆動の制御装置(図示
省略)によシ開閉操作されるようになっていて、ボイラ
(図示省略)からの要求信号に応じてRFPタービン1
への流入蒸気量を制御するために設けられている。前記
第1のドレン系統は、ドレン配管7a〜7Cと、手動の
ドレン排出弁8と、電動のドレン排出弁9とを有し、高
圧蒸気配管2a〜2CとHP −MSV4Oチェスト6
の内部のドレンをブロータンク(図示省略)へ排出する
とともに、高圧蒸気導入部の暖機にも使用される。前記
第2のドレン系統は、ドレン配管108〜IOCと、手
動のドレン排出弁11と、電動のドレン排出弁12とを
備え、HP・CV5のチェスト6の内部のドレンを主タ
ービンの復水器(図示省略)へ排出す・るとともK、高
圧蒸気導入部の暖機にも用いられるようになっている。
前記暖機系統は、暖機蒸気配管13a。
13bと、オリフィス14とを有し、BFPタービン1
の再起動に備えて待機中に高圧蒸気導入部を常時暖機す
るために設けられておシ、オリフィス14は最適蒸気量
を流し、暖機蒸気配管13bは暖機後の蒸気を主タービ
ンの復水器へ入れるようになっている。
一方、低圧蒸気系統Bは前記高圧蒸気系統Aとほぼ同様
に構成されておシ、低圧蒸気配管182〜18cと、電
動の低圧蒸気人口弁19と、低圧主蒸気止め弁20と、
低圧蒸気加減弁21とを備えている。そして、この低圧
蒸気系統Bはドレン系統(図示省略)は必要であるが、
低温低圧蒸気を流すため、暖機系統は必要ではない。
ところで、前記高圧蒸気系統Aでは、機器のコンパクト
化を図るため、第2図に示すごとく、HP−MSV4と
HP−CV5とを共通のチェスト6に内蔵させている。
そして、このチェスト6には高温高圧の主蒸気が入って
来るため、チェスト6は肉厚が非常に厚く形成され、ま
たHP・MSV4とHP−CV5とを内蔵させているた
め、構造も複雑である。このため、高温高圧の主蒸気の
導入時には、チェスト6の内壁と外壁との温度差が犬と
なシ、チェスト6に過大な熱応力が発生する。チェスト
6に熱応力が繰り返し掛かるとクラックが発生し、大事
故に継がる。そのため、チェスト6の暖機は絶対に必要
である。
次に、高圧蒸気導入部の従来の暖機方法について説明す
る。
その一つの方法は、51c1図および第2図に示す高圧
蒸気系統Aに付属の系統を使用して次のように行う。
RFPタービン1の起動時において、暖機前には高圧蒸
気人口弁3、HP・MSV4およびHP・CV5は全閉
、ドレ/排出弁8,9の組および11.12の組は全開
となっている。
そこで、まず高圧蒸気人口弁3を開く。これによシ、高
温高圧の主蒸気が高圧蒸気配管2a→高圧蒸気人口弁3
→高圧蒸気配管2bを通、り、HP・MSV4のチェス
ト6に導入される。ここで、HP−MSV4が全閉のた
め、蒸気はチェスト6の内部から第1のドレン系統のド
レン配管7a→、ドレン排出弁8→ドレン配管7b→ド
レン排出弁9→ドレン配管7Cを通シ、ブロータンクに
排出される。また、HP−MSV4の弁棒4′とチェス
ト6間のギャップからのリーク蒸気は、リーク蒸気系統
15を通ってグランド蒸気系統(図示省略)へ熱回収さ
れる。この間、HP −MSV4のチェスト6の内面が
暖機される。
前記HP −MSV4のチェスト6の内面を暖機後、次
にHP−MSV4を開く。これによシ、主蒸気はHP−
MSV4からHP−Cv5のチェスト6の内部に導入さ
れ、その蒸気の一部は第2のドレン系統のドレン配管1
0a→ドレン排出弁11→ドレン配管10b→ドレン排
出弁12→ドレン配管10Cを通って主タービンの復水
器へ排出され、蒸気の他の一部は暖機系統の暖機蒸気配
管131→オリフィス14→暖機蒸気配管13bを経由
して、これも主タービンの復水器へ排出される。また、
HP−CV5の弁棒5′とチェスト6間のギャップから
のリーク蒸気は、リーク蒸、気系統16を通シ、グラン
ド蒸気系統に熱回収される。この暖機をチェスト6が暖
機完了目標温度に到達するまで継続する。この暖機完了
目標温度は、主蒸気の定格温度の約50%である。
暖機完了の判定は、温度計測器17によシ行う。
暖機完了後は、第1.第2のドレン系統の電動のドレン
排出弁9,12を全閉にし、主蒸気をいつでもRFPタ
ービン1に通気できる状態にしておく。この状態におけ
る高圧蒸気導入部の暖機は、主蒸気を常時チェスト6の
内部を経由して暖機系統から排出させて行う。したがっ
て、高圧蒸気導入部を常時暖機状態に保持することがで
きる。
前記暖機方法による高圧蒸気導入部温度を第6図に示す
しかし、前述の従来技術では高圧蒸気導入部から暖機系
統に主蒸気を暖機蒸気として常時流入させているので、
熱エネルギ〜を浪費し、熱効率の低下を招き、ひいては
性能低下を来たす。
次に、前述の暖機方法を改善した従来のもう一つの暖機
方法を説明する。
この暖機方法では、第1図に示すBFPタービンlに付
属する系統のうちから、暖機蒸気配管13a、13bと
オリフィス14とを含む暖機系統を除去し、HP−M8
V4と第2のドレン系統の電動のドレン排出弁12を交
互に開閉させ、高玉導入部を暖機するようにしている。
すなわち、高圧蒸気人口弁3を開く前に、HP−MSV
4お!びHP −CV5を全閉とし、第1゜第2のドレ
ン系統の電動ドレン排出弁9,12を全開とし、手動の
ドレン排出弁8,11を開状態とする。なお、前記手動
のドレン排出弁8,11は、電動のドレン排出弁9,1
2の故障時に閉じ、通常は全開状態とされている。
前記HP−MSV4およびHP−CV5を全閉とし、ド
レン排出弁9,12を全開とし、ドレン排出弁8,11
を開いた状態から、高圧蒸気人口弁3を開き、高圧蒸気
配管28〜2C内のドレン等を第1のドレン系統のドレ
ン配管7a→ドレン排出弁8→ドレン配管7b→ドレン
排出弁9→ドレン配管7Cを通じてブロータンクへ排出
させる一ついで、第2のドレン系統のドレン排出弁12
を閉じた後、HP−MSV4を開き、主蒸気をHP・C
V5のチェスト6の内部に導入して暖機し、設定時間経
過後、I(P−MSV4を閉じる。そして、第2のドレ
ン系統のドレン排出弁12を全開させ、チェスト6内の
停滞ドレンまたは蒸気を第2のドレン系統のドレン配管
10a→ドレン排出弁11→ドレン配管10b→ドレン
排出弁12→ドレン配管10Cを経由して主タービンの
復水器へ排出する。
この操作を繰シ返しながら、高圧蒸気導入部を暖機する
前記従来の暖機方法における高圧蒸気導入部温度を第7
図に示す。
しかし、この暖機方法では高圧蒸気導入部に過大な熱応
力が発生する。また、前述の操作を繰り返して暖機する
ようにしているので、暖機完了までに長時間を要する。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、高圧蒸気導入部に過大な熱応力を与え
ることなく暖機でき、かつ熱効率を向上でき、しかも暖
機時間を短縮し得るBFPタービンの暖機方法を提供す
るにアシ、本発明の他の目的は、前記暖機方法を適確に
実施し得るBFPタービンの暖機装置を提供するにちる
〔発明の概要〕
本発明の1番目の発゛明は、ボイラ給水ポンプ駆動用蒸
気タービンへ動力用蒸気源としての主蒸気を導く高圧蒸
気導入部に、主タービンの段落途中から抽気した蒸気と
、高圧蒸気人口弁の上流側から分岐した必要最少限度の
主蒸気とのいずれかを導入し、暖機するようにしたとこ
ろに特徴を有するもので、この構成により高圧蒸気導入
部に過大な熱応力を与えることなく暖機でき、かつ熱効
率を向上でき、暖機時間を短縮することができる。
また、本発明の2番目の発明は、ボイラ給水、ポンプ駆
動用蒸気タービンへ動力用蒸気源としての主蒸気を導く
高圧蒸気導入部の入口側鵜、主タービンの段落途中から
抽気した蒸気を導入する蒸気配管と、弁とを備えた暖機
蒸気系統を接続したところに特徴を有するもので、この
構成により前記1番目の発明である暖機方法を適確に実
施することができる。
そして、本発明の3番目の発明は、ボイラ給水ポンプ駆
動用蒸気タービンへ動力用蒸気源とじての主蒸気を導く
高圧蒸気導入部の入口側に、高圧蒸気人口弁の上流側か
ら主蒸気の一部を分岐する蒸気配管と、弁とを備えた暖
機蒸気系統を接続したところに特徴を有するもので、こ
の発明も前記1番目の発明である暖機方法を適確に実施
することができる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を図面によシ説明する。
第3図および第4図は、本発明方法を実施する装置の一
実施例を示すもので、高圧蒸気系統Aの高圧蒸気人口弁
3と高圧蒸気導入部とを結ぶ高圧蒸気配管2bに、暖機
蒸気系統Cが接続されている。
前記暖機蒸気系統Cは、主タービンの段落途中に接続さ
れた蒸気配7zzaと、これに接続された電動弁23と
、この電動弁23に接続された蒸気配管22bと、これ
に接続された逆止弁24と、この逆止弁24と高圧蒸気
人口弁3の下流側の高圧蒸気配管2bとを接続している
蒸気配管22Cとを備えて構成されている。
なお、高圧蒸気導入部は前記第1図、第2図について説
明したものと同様、HP−MSV4と、HP−CV5と
、これらHP−M8V4お、1:びHP−CV5を共通
に内蔵しているチェスト6とを有して構成されている。
また、暖機蒸気配管とオリフィスとを含む暖機系統は除
去されている。
なお、この実施例の他の構成については、前記第1図、
第2図に示すものと同様である。
次に、第3図および第4図に示す暖機装置の作用に関連
して本発明方法の一例を説明する。
まず、主タービンの起動時において、高圧蒸気導入部の
暖機前の状態では、高圧蒸気系統Aの高圧蒸気人口弁3
と、HP−M8V4と、HP−CV5は全閉、第1.第
2のドレン系統のドレン排出弁8,9,11.12は全
開になっている。
この状態から暖機蒸気系統Cの電動弁23を開くと、主
タービンの段落途中から抽出された暖機完了目標温度よ
りも多少高めの、低温低圧の蒸気が暖機蒸気として蒸気
配管22a→電動弁23→蒸気配管22b→逆止弁24
→蒸気配管22Cを通って高圧蒸気配管2bに流れ、こ
の高圧蒸気配管2bからHP−MSV4のチェスト6の
内部に導入される。
ここで、前記HP−M8V4は全閉となっているので、
暖機蒸気はI(P−M8V4のチェスト6の内部から第
1のドレン系統のドレン配管7a→ドレン排出弁8→ド
レン配管7b→ドレン排出弁9→ドレン配[7cを通夛
、ブロータンクへ排出される。また、HP−MSV4の
弁棒4′とチェスト6間のギャップからのリーク蒸気は
、リーク蒸気系統15を通シ、グランド蒸気系統に熱回
収される。
その間、HP−MSV4のチェスト6の内部は、暖機蒸
気が低温低圧の蒸気でちるため、徐々に暖機される。
また、暖機によって発生したドレンも前記第1のドレン
系統を通ってブロータンクへ排出される。
前記HP−M8V4のチェスト6の内部を暖機後、HP
−MSV4を開くと、暖機蒸気はHP・MSV4を通D
、HP −CV 5ノチエ、1.トロの内部に導入され
る。
この状態では、HP−CV5が全閉となっているので、
暖機蒸気はHP −CV5のチェスト6の内部から第2
のドレン系統のドレン配管10 a→ドレン排出弁11
→ドレン配管10b→ドレン排出弁12→ドレン配管1
0Cを通シ、主タービンの復水器へ排出される。また、
HP−CV5の弁棒5′とチェスト6間のギャップから
のリーク蒸気は、リーク蒸気系統16を通シ、グランド
蒸気系統に熱回収される。
この状態を保持し、チェスト6の温度が主蒸気を導入し
ても、チェスト6が主蒸気を連続的に流し、あるいは主
蒸気の導入、停止を何回繰シ返しても許容できる熱応力
以下となる温度まで暖機する。
前記暖機完了時、第1.第2のドレン系統の電゛ 動の
ドレン排出弁9,12を全閉とする。これらドレン排出
弁9,12の全閉時、暖機蒸気はHP・MSV4.I(
P −CV5(D弁棒4’ + s’ と−y−ニスト
ロ間のギャップから第1.第2のリーク蒸気系統15.
16を経由してグランド蒸気系統へ排出されるため、チ
ェスト6の内部には、ドレンは溜らない。
前記暖機完了後、BFPタービン1からの主蒸気の要求
時に、高圧蒸気系統Aの高圧蒸気人口弁3が開かれ、B
FPタービン1へ主蒸気が通気される。
前記主蒸気を導入すると、暖機蒸気は自動的に流れなく
なる。
この実施例の暖機方法によれば、第8図に示すごとく、
暖機開始時、高圧蒸気導入部に過大な熱応力を与えるこ
となく徐々に暖機することができる。また、暖機蒸気と
して主蒸気を使用せず、抽気を使用して暖機しているの
で、熱効率の向上を図ることができる外、従来の暖機蒸
気配管とオリフィスとを含む暖機系統を取り除いた暖機
技術に比べて暖機時間を短縮することができる。
ついで、第5図は本発明方法を実施する装置の他の例を
示すもので、高圧蒸気人口弁の高圧蒸気大口弁3をバイ
パスする暖機蒸気系統りが設けられている。
前記暖機蒸気系統りは、高圧蒸気人口弁3の上流側の高
圧蒸気配管2aに接続された蒸気配管25aと、これに
接続された電動弁26と、この電動弁26と高圧蒸気人
口弁3の下流側の高圧蒸気配管2b間を接続している蒸
気配管25bとを有して構成されている。
なお、この第5図に示す実施例の他の構成については、
前記第3図、第4図に示すものと同様でちる。
そして、この第5図に示す実施例の暖機装置では、高圧
蒸気導入部の暖機時に、暖機蒸気系統りの電動弁26が
開かれ、高圧蒸気人口弁3の上流側の高圧蒸気配W2a
から暖機蒸気系統りの蒸気l配管25aに暖機蒸気とし
て、必要最少量の主蒸\/ 気が分岐され、その暖機蒸気は電動弁26から蒸気配管
25bを経由して高圧蒸気人口弁3の下流側の高圧蒸気
配管2bに流入し、この高圧蒸気配管2bから高圧蒸気
導入部に導入され、暖機する。
前記高圧蒸気導入部の暖機完了後、BFPタービン1が
主蒸気を要求した時は、暖機蒸気系統りの電動弁26は
閉じられ、ついで高圧蒸気人口弁3が開かれる。
この実施例による暖機装置を使用して行う暖機方法によ
れば、第9図に示すごとく、高圧蒸気導入部に過大な熱
応力を与えることなく暖機でき、しかもよシ一層暖機時
間を短縮できる。また、この暖機方法では、主蒸気の一
部を暖機蒸気として絶えず流すのではなく、暖機の必要
時にのみ、必要最少限度の主蒸気を導入して暖機するよ
うにしていることと、暖機時間を短縮できることが相俟
ち、熱効率の向上を図ることができる。
なお、この第5図に示す暖機装置の他の作用、およびこ
の暖機装置を使用して行う暖機方法の他の工程について
は、前記第3図および第4図について説明したところと
同様である。
また、前記各実施例とも、暖機蒸気系統を、高圧蒸気人
口弁3とHP−MSV4とを結ぶ高圧蒸気配管2bに接
続するものに限らず、例えば第1のドレン系統の手動の
ドレン排出弁8とHP・MSV4とを結ぶドレン配管7
aに接続してもよ<、HP−MSV4のチェスト6に接
続口を設けて接続してもよく、要は高圧蒸気導入部の入
口側に暖機蒸気を導入し得る構成であればよい。
さらに、暖機蒸気系統に設ける弁は、各実施例とも電動
弁に限らず、流体圧によシ開閉制御するものでもよい。
しかも、前述の暖機蒸気系統は1系統に限らず、蒸気条
件の異なる複数の系統を追設してもよい。
〔発明の効果〕 。
以上説明した本発明の1番目の発明としての暖機方法に
よれば、ボイラ給水ポンプ駆動用蒸気タービンへ動力用
蒸気源としての主蒸気を導く高圧蒸気導入部に、主ター
ビンの段落途中から抽気した蒸気と、高圧蒸気人口弁の
上流側から分岐した必要最少限度の主蒸気とのいずれか
を導入し、暖機するようにしているので、暖機開始時に
、高圧蒸気導入部に過大な熱応力を発生させることなく
暖機し得る効果があり、低温低圧の抽気または必要最少
限度の主蒸気を利用して暖機するようにしているので、
熱効率の向上を図り得る効果を有する外、暖機時間の短
縮を図シ得る効果がある。
また、本発明の2番目の発明としての暖機装置によれば
、ボイラ給水ポンプ駆動用蒸気タービンへ動力用蒸気源
としての主蒸気を導く高圧蒸気導入部の入口側に、主タ
ービンの段落途中から抽気した蒸気を導入する蒸気配管
と、弁とを備えた暖機蒸気系統を接続しているので、前
記本発明方法を適確に実施し得る効果がある。
さらに、本発明の3番目の発明としての暖機装置は、ボ
イラ給水ポンプ駆動用蒸気タービンへ動力用蒸気源どし
ての主蒸気を導く高圧蒸気導入部の入口側に、高圧蒸気
人口弁の上流側から主蒸気の一部を分岐する蒸気配管と
、弁とを備えた暖機蒸気系統を接続しているので、この
発明によっても前記本発明方法を適確に実施し得る効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の暖機装置を含むRFPタービンの系統図
、第2図は第1図中の高圧蒸気導入部とその回りの系統
を示す拡大断面図、第3図は本発明方法を実施するだめ
の装置の一例を示す系統図、第4図は第3図中の高圧蒸
気導入部とその回シの系統を示す拡大断面図、第5図は
本発明方法を実施するための装置の他の例を示す系統図
、第6図は第1図に示す従来技術による暖機特性を示す
図、第7図は他の従来技術による暖機特性を示す図、第
8図は第3図に示す本発明による暖機特性を示す図、第
9図は第5図に示す本発明による暖機特性を示す図であ
る。 1・・・RFPタービン、A・・・高圧蒸気系統、B・
・・低圧蒸気系統、28〜2C・・・高圧蒸気配管、3
・・・高圧蒸気人口弁、4・・・高圧蒸気導入部を構成
しているHP・MSV、5・・・同HP−CV、6・・
・同チェスト、7a〜7C・・・第1のドレン系統のド
レン配管、8,9・・・同ドレン排出弁、10a〜10
C・・・第2のドレン系統のドレン配管、11.12・
・・同ドレン排出弁、C・・・低温低圧の蒸気による暖
機蒸気系統、22a〜22C・・・暖機蒸気系統を構成
している蒸気配管、23・−・同電動弁、24・・・同
逆止弁、D・・・主蒸気から分岐した蒸気による暖機蒸
気系統、25a、25b・・・暖機蒸気系統を構成して
いる蒸気配管、26・・・電動弁。 代理人 弁理士 秋本正実 第1図 第2riJ b 第 3 図 第4図 第 5 図 第6図 第7圀 纂8図 第9反 鍍歳任渦的閉−融機任え晴朋−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ボイラ給水ポンプ駆動用蒸気タービンへ動力用蒸気
    源としての主蒸気を導く高圧蒸気導入部に、主タービン
    の段落途中から抽気した蒸気と、高圧蒸気人口弁の上流
    側から分岐した必要最少限度の主蒸気とのいずれかを導
    入し、暖機することを特徴とするボイラ給水ポンプ駆動
    用蒸気タービンの暖機方法。 2、ボイラ給水ポンプ駆動用蒸気タービンへ動力用蒸気
    源としての主蒸気を導く高圧蒸気導入部の入口側に、主
    タービンの段落途中から抽気した蒸気を導入する蒸気配
    管と、弁とを備えた暖機蒸気系統を接続したことを特徴
    とするボイラ給水ポンプ駆動用蒸気タービンの暖機装置
    。 3、ボイラ給水ポンプ駆動用蒸気タービンへ動力用蒸気
    源としての主蒸気を導く高圧蒸気導入部の入口側に、高
    圧蒸気人口弁の上流側から主蒸気の一部を分岐する蒸気
    配管と、弁とを備えた暖機蒸気系統を接続したことを特
    徴とするボイラ給水ポンプ駆動用蒸気タービンの暖機装
    置。
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