JPH08121117A - 多軸型複合発電プラントの起動方法 - Google Patents

多軸型複合発電プラントの起動方法

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JPH08121117A
JPH08121117A JP26255694A JP26255694A JPH08121117A JP H08121117 A JPH08121117 A JP H08121117A JP 26255694 A JP26255694 A JP 26255694A JP 26255694 A JP26255694 A JP 26255694A JP H08121117 A JPH08121117 A JP H08121117A
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JP
Japan
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steam
exhaust heat
heat recovery
turbine
main steam
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JP26255694A
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English (en)
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Masayuki Nagasawa
正幸 長沢
Kosei Akiyama
孝生 秋山
Motoaki Utamura
元昭 宇多村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】他系統の運転状態の影響を受けることなく、安
価にしてプラントの立上りの速い,すなわち起動時間を
短縮することが可能な多軸型複合発電プラントの起動方
法を提供する。 【構成】それぞれ排熱回収ボイラ4を備えた複数のガス
タービン3および少なくとも1台の蒸気タービンを備
え、ガスタービンから排出される排熱を利用してそれぞ
れの排熱回収ボイラで蒸気を発生させ、その発生蒸気を
主蒸気ヘッダ17で合流させ、その合流させた蒸気によ
り前記蒸気タービンを駆動して発電を行うように形成さ
れている多軸型複合発電プラントの起動方法において、
このプラントを起動するに際し、前記排熱回収ボイラ4
から前記主蒸気ヘッダ17までの主蒸気管の熱容量が最
も小さいガスタービンおよびその排熱回収ボイラを起動
し、次いで他のガスタービンおよびその排熱回収ボイラ
を起動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多軸型複合発電プラント
の起動方法に係り、特にそれぞれ排熱回収ボイラを備え
た複数のガスタービンおよび少なくとも1台の蒸気ター
ビンを備え、ガスタービンから排出される排熱を利用し
てそれぞれの排熱回収ボイラで蒸気を発生させ、その発
生蒸気を主蒸気ヘッダで合流させ、その合流させた蒸気
により蒸気タービンを駆動して発電を行うように形成さ
れている多軸型複合発電プラントの起動方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガスタービンの排ガス熱により
排熱回収ボイラで蒸気を発生させ、その発生蒸気で蒸気
タービンを駆動するようになした複合発電プラントで
は、複数の排熱回収ボイラと蒸気タービンとを結合して
いる主蒸気管は、大気中に配置されているのが普通であ
る。
【0003】このため、長時間停止した後の再起動時に
おいては、主蒸気管は冷えた状態にあり、排熱回収ボイ
ラにて発生した蒸気は、主蒸気管内を流通する際に、こ
の冷えている主蒸気管で冷却されることになり、蒸気タ
ービン入口の蒸気温度の上昇が遅れ、結果的にはプラン
ト出力が定格値になるまでに長時間を要する,すなわち
プラントの立上りが遅れることになる。
【0004】この課題を解決する策として、これまでに
例えば特開昭60−190607号公報にも記載されて
いるように、排熱回収ボイラと主蒸気管との間に暖気連
絡管を設け、主蒸気管をウォーミングする方法や、ま
た、特開平4−272408号公報に記載されているよ
うに、ガスタービンおよび蒸気タービンからなるブロッ
クが複数並置されている多軸型複合発電プラントの場合
に、運転しているブロック(他系統)の発生蒸気を用い
て、蒸気タービンの起動を行うとともに、これに並行し
てガスタービンおよび排熱回収ボイラの起動を行う方法
が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらいずれの起動方
法においても、プラントの立上り遅れは解消され、有効
な方法の一つではあるが、しかしながらこの起動方法で
は、主蒸気管のウォーミングのために、他系統から蒸気
を導く配管やその配管支え,また弁等を追加する必要が
あり、コスト高となるきらいがあり、さらに他系統の運
転状態の影響を受け、また場合によっては他系統の運転
状態に影響をおよぼす恐れがあった。
【0006】本発明はこれに鑑みなされたもので、その
目的とするところは、他系統の運転状態に影響なく、か
つ低いコストにしてプラントの立上りの速い,すなわち
起動時間を短縮することが可能なこの種多軸型複合発電
プラントの起動方法を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、それ
ぞれ排熱回収ボイラを備えた複数のガスタービンおよび
少なくとも1台の蒸気タービンを備え、ガスタービンか
ら排出される排熱を利用してそれぞれの排熱回収ボイラ
で蒸気を発生させ、その発生蒸気を主蒸気ヘッダで合流
させ、その合流させた蒸気により前記蒸気タービンを駆
動して発電を行うように形成されている多軸型複合発電
プラントの起動方法において、このプラントを起動する
に際し、前記排熱回収ボイラから前記主蒸気ヘッダまで
の主蒸気管の熱容量が最も小さいガスタービンおよびそ
の排熱回収ボイラを起動し、次いで他のガスタービンお
よびその排熱回収ボイラを起動するようになし所期の目
的を達成するようにしたものである。
【0008】
【作用】すなわちこのような多軸型複合発電プラントの
起動方法であると、複数系のガスタービンの内、排熱回
収ボイラから主蒸気ヘッダまでの主蒸気管の熱容量が最
も小さいガスタービンおよびその排熱回収ボイラが、ま
ず起動されるので、その主蒸気管は熱容量が小さく温ま
り易い、すなわち熱容量が小さいほど配管が所定温度に
加熱され易いので、その主蒸気管内を流通する間に失な
われる蒸気の損失熱量は少く、蒸気ヘッダに流入する蒸
気温度は早く上昇する。
【0009】このことより蒸気タービンの起動が早めら
れ、多軸型複合発電プラントの起動時間の短縮を図るこ
とができるのである。そしてこのように起動時間の短縮
化が図られるものであっても、従来のように主蒸気管の
ウォーミングなどは不用であり、したがって他系統から
蒸気を導くための配管や弁などを追加する必要はなく、
低コストであり、さらに他系統の運転状態の影響を受け
たり、また他系統の運転状態に影響をおよぼす恐れもな
いのである。
【0010】
【実施例】以下図示した実施例に基づいて本発明を詳細
に説明する。図1が、その多軸型複合発電プラントの起
動方法を説明するためのプラント系統図であるが、その
前に図4に基づき本発明の起動方法が適用される多軸型
複合発電プラントの系統構成について説明する。
【0011】本例のプラントでは、ガスタービンと排熱
回収ボイラの組み合わせが2組と1台の蒸気タービンか
ら構成されているが、組み合わせの数が2以上または蒸
気タービンの数が2台以上あってもよい。
【0012】まず、ガスタービン3a,3bを駆動する
ことにより発電機1a,1bで発電を行い、ガスタービ
ンの排ガスを利用して排熱回収ボイラ4a,4bで熱回
収を行う。排熱回収ボイラ4a,4bで蒸気を発生さ
せ、その蒸気により高圧蒸気タービン27、中圧蒸気タ
ービン28、低圧蒸気タービン29を駆動し、発電機3
0で発電を行う。
【0013】排熱回収ボイラ4a,4bには、高圧蒸気
ドラム5a,5b、中圧蒸気ドラム6a,6b、低圧蒸
気ドラム7a,7bが設けられている。高圧蒸気ドラム
で発生した蒸気は加熱された後、高圧主蒸気管8a,8
bを通り高圧主蒸気ヘッダで合流し、高圧主蒸気管21
を通り高圧蒸気タービン27へ供給される。
【0014】高圧蒸気タービン27からの排気は、低温
再熱蒸気ヘッダ20で分岐され、低温再熱蒸気管14
a,14bを通り、中圧蒸気ドラム6a,6bで発生す
る蒸気と合流し、更に過熱され、高温再熱蒸気管9a,
9bを通り、中圧蒸気ヘッダ18で合流し、中圧主蒸気
管22を通り、中圧蒸気タービン28に供給される。
【0015】また、低圧蒸気ドラム7aで発生した蒸気
は、低圧主蒸気管10a,10bを通り、低圧蒸気ヘッ
ダ19で合流し、低圧主蒸気管23を通り、低圧蒸気タ
ービン29に供給され、その排気は復水器31で復水に
なり、復水ポンプ32で昇圧され給水管16a,16b
を通って排熱回収ボイラ4a,4bに至る。
【0016】図1には本発明の一つの実施例が示されて
いる。これは高圧蒸気タービンを用いた起動方法に係る
もので、弁の開閉状態を示すものである。なお、この場
合蒸気タービンの起動に最も寄与する高圧系の主蒸気管
8a,8bのうち、配管のメタル熱容量が主蒸気管8a
の方が主蒸気管8bに比べて小さいとする。またこの
時、蒸気タービンを起動する際に、高圧主蒸気止弁11
aが開、高圧主蒸気止弁11bが閉とする。
【0017】1軸の蒸気のみで起動を行う場合において
は、まずガスタービン3aを最初に起動し、高圧主蒸気
管8aを流れる蒸気を使用して蒸気タービンを起動す
る。タービン排気は中圧主蒸気管22から分岐するター
ビンバイパス系を経由して復水器31に至り凝縮する。
その後、ガスタービン3bを起動する。
【0018】このようにすると、メタル熱容量が小さい
高圧主蒸気管8aを流れる蒸気温度の上昇が早まるの
で、ガスタービン3bを先行起動する場合に比べて、高
圧蒸気タービン27前の蒸気温度の上昇が早まるため、
蒸気タービンの通気時刻が早まりプラント起動時間を短
縮することができる。
【0019】すなわち、ガスタービンの起動初期、主蒸
気管のメタル温度は低いので、排熱回収ボイラで発生し
た蒸気の一部は主蒸気管を流れる過程で、配管に熱を奪
われ減温または凝縮する。なお、この場合蒸気からの伝
熱により配管の温度を1℃上昇させる熱量をメタル熱容
量と定義する。排熱回収ボイラから主蒸気ヘッダまでの
主蒸気管のメタル熱容量が軸間で異なっているとき、メ
タル熱容量が小さいほど配管が所定温度に加熱される間
に失なわれる蒸気の損失熱量は少ないため、蒸気ヘッダ
に流入する蒸気温度が早く上昇する。複合発電プラント
においては蒸気タービンの通気時刻が早まればプラント
の起動時間が早くなる。
【0020】すなわち、蒸気タービンの通気を早めるた
めにはタービンに流入する蒸気温度の上昇を早める必要
がある。このため、排熱回収ボイラから主蒸気ヘッダま
でのメタル熱容量が最も小さい軸のガスタービンから起
動を行い、その排熱回収ボイラから発生する蒸気を用い
て蒸気タービンを起動すれば、プラントの起動時間を短
縮することができると云うことである。
【0021】配管の熱容量を考慮した時の主蒸気管出口
温度の応答は概略、次式で与えられる。
【0022】
【数1】
【0023】また、時定数τは、
【0024】
【数2】 τ =CpM/ K …(2) ここで、 Cp: 鋼管の比熱、M: 配管の重量、K: 配管への
熱伝達率 これより配管の熱容量CpMが大きいと時定数τが大き
くなる関係がある。
【0025】図2,図3は3軸型複合発電プラントにお
ける起動曲線と、式(1)に基づいた熱容量の異なる蒸気
配管系からなる多軸型複合発電プラントにおける起動時
の主蒸気ヘッダ入口蒸気温度の過渡変化を示している。
これより配管の熱容量CpMが大の軸ほどヘッダ入口の
蒸気温度の立ち上りが遅くなる関係にあることがわか
る。
【0026】なお、ガスタービンは一定の時間々隔をお
いてシーケンシャルに起動、点火し、無負荷定格回転数
到達後に併入し、低負荷運転状態を継続する。ドラム圧
力が所定値に到達すると蒸気タービンに通気し、回転数
が定格値に到達後に併入する。その後ガスタービンの負
荷を上昇させ、ガスタービンと蒸気タービンの負荷がと
もに100%近傍に到達する時点をもってプラント起動
が完了する。
【0027】プラント起動時間とはガスタービンの起動
からプラントが定格負荷に至るまでの時間を指すものと
する。本発明では前述した起動手順の中で、蒸気タービ
ンの通気のタイミングを前倒しすることによりプラント
の起動時間の短縮を図るものである。
【0028】図2より、排熱回収ボイラから主蒸気ヘッ
ダまでのメタル熱容量が最も小さい軸のガスタービンか
ら起動を開始し、その排熱回収ボイラから発生する蒸気
を用いて蒸気タービンを起動することにより、蒸気ター
ビン入口の蒸気温度の上昇を早めることで蒸気タービン
の起動を早め、起動時間の短縮を図ることができること
が理解されよう。
【0029】図5に示す第二の実施例は、高圧および中
圧蒸気タービンを同時に用いて起動する場合である。な
お、前述した実施例と同一符号は同一物を示しており、
ここではその詳細説明は省略する。この実施例では高圧
主蒸気管8a、8bから低温再熱蒸気管14a、14b
が連結されて高圧タービンバイパス系が構成されてい
る。
【0030】このような構成では高圧タービン通気前に
高圧タービンバイパスの運用で、低温再熱蒸気管14
a、14bの加熱ならびに再熱器の空炊き防止が行われ
るので高温再熱蒸気管9aの加熱は高圧主蒸気管8aの
加熱と同時進行する。高圧タービン通気後は、高圧ター
ビンバイパス弁は閉止する。
【0031】このような理由から、この場合も蒸気温度
の早期立上げに効果があるのは、高圧系のメタル熱容量
の小さい方、すなわち実例1の8aを経由した蒸気供給
が有利であるのでガスタービン3aを最初に起動する。
【0032】本実施例におけるタービン通気後の蒸気の
流れは以下のようになる。ガスタービン3aの起動によ
り高圧蒸気ドラム5aで発生した蒸気は高圧主蒸気管8
a高圧主蒸気ヘッダ、高圧主蒸気管21を経由して高圧
タービンに流入する。その排気は中圧蒸気ドラム6aで
発生した蒸気と合流して高温再熱蒸気管9a、中圧蒸気
ヘッダ18、中圧主蒸気管22を通り中圧蒸気タービン
28に供給される。中圧蒸気タービン28の排気はクロ
スオーバー管を経由して低圧蒸気タービンに流入後復水
器31に至る。
【0033】図6に示す第三の実施例は、蒸気タービン
の起動を中圧蒸気タービンで行う方法を示す。中圧蒸気
ドラム6cで発生した蒸気は、高温再熱蒸気管9a、中
圧主蒸気管22を経由して中圧蒸気タービンに流入し、
低圧蒸気タービンを経由して復水器に至る。
【0034】この場合は蒸気タービンの通気時間短縮に
効果があるのは中圧系であるため、中圧主蒸気管9a,
9bのうち、配管のメタル熱容量が小さい方(図示の例
では9a)の軸のガスタービンを最初に起動することに
より、上記と同様の効果が得られる。
【0035】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、プラントを起動するに際し、排熱回収ボイラから主
蒸気ヘッダまでの主蒸気管の熱容量が最も小さいガスタ
ービンおよびその排熱回収ボイラを起動し、次いで他の
ガスタービンおよびその排熱回収ボイラを起動するよう
になしたから、蒸気タービン入口の蒸気温度の上昇を早
めることができ、蒸気タービンの通気時刻を早め、他系
統の運転状態の影響を受けることなく、安価にしてプラ
ントの立上りの速い,すなわち起動時間を短縮すること
が可能なこの種多軸型複合発電プラントの起動方法を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の起動方法の一実施例を説明するための
多軸型複合発電プラントの系統図である。
【図2】メタル熱容量と蒸気温度との関係を示す特性図
である。
【図3】ガスタービンおよび蒸気タービンの立上り状態
を示す図である。
【図4】多軸型コンバインドプラントの構成図である。
【図5】本発明の起動方法の他の実施例を説明するため
の多軸型複合発電プラントの系統図である。
【図6】本発明の起動方法の他の実施例を説明するため
の多軸型複合発電プラントの系統図である。
【符号の説明】
1a,1b,30…発電機、2a,2b…ガスタービン
圧縮機、3a,3b…ガスタービン、4a,4b…排熱
回収ボイラ、5a,5b…高圧蒸気ドラム、6a,6b
…中圧蒸気ドラム、7a,7b…低圧蒸気ドラム、8
a,8b…高圧主蒸気管(排熱回収ボイラ〜主蒸気ヘッ
ダ)、9a,9b…中圧主蒸気管(排熱回収ボイラ〜主
蒸気ヘッダ)、10a,10b…低圧主蒸気管(排熱回
収ボイラ〜主蒸気ヘッダ)、11a,11b…高圧主蒸
気止弁、12a,12b…高圧主蒸気止弁、13a,1
3b…高圧主蒸気止弁、14a,14b…低温再熱蒸気
管、15a,15b…低温再熱蒸気止弁、16a,16
b…給水管、17…高圧主蒸気ヘッダ、18…中圧主蒸
気ヘッダ、19…低圧主蒸気ヘッダ、20…低温再熱蒸
気ヘッダ、21…高圧主蒸気管(高圧主蒸気ヘッダ〜高
圧蒸気タービン入口)、22…中圧主蒸気管(中圧主蒸
気ヘッダ〜高圧蒸気タービン入口)、23…低圧主蒸気
管(低圧主蒸気ヘッダ〜高圧蒸気タービン入口)、24
…高圧主蒸気加減弁、25…中圧主蒸気加減弁、26…
低圧主蒸気加減弁、27…高圧蒸気タービン、28…中
圧蒸気タービン、29…低圧蒸気タービン、31…復水
器、32…復水ポンプ、33…給水管(復水器〜給水ヘ
ッダ)、34…給水ヘッダ、35a,35b…高圧ター
ビンバイパス弁、36a,36b…中圧タービンバイパ
ス弁、37a,37b…低圧タービンバイパス弁。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ排熱回収ボイラを備えた複数の
    ガスタービンおよび少なくとも1台の蒸気タービンを備
    え、ガスタービンから排出される排熱を利用してそれぞ
    れの排熱回収ボイラで蒸気を発生させ、その発生蒸気を
    主蒸気ヘッダで合流させ、その合流させた蒸気により前
    記蒸気タービンを駆動して発電を行うように形成されて
    いる多軸型複合発電プラントの起動方法において、 前記プラントを起動するに際し、前記排熱回収ボイラか
    ら前記主蒸気ヘッダまでの主蒸気管の熱容量が最も小さ
    いガスタービンおよびその排熱回収ボイラを起動し、次
    いで他のガスタービンおよびその排熱回収ボイラを起動
    するようにしたことを特徴とする多軸型複合発電プラン
    トの起動方法。
  2. 【請求項2】 排熱回収ボイラを備えたガスタービン系
    を複数備え、ガスタービンから排出される排熱を利用し
    てそれぞれの排熱回収ボイラで蒸気を発生させ、複数系
    の発生蒸気を主蒸気ヘッダで合流させ、その合流させた
    蒸気により蒸気タービンを駆動して発電を行うように形
    成されている多軸型複合発電プラントの起動方法におい
    て、 前記プラントを起動するに際し、前記排熱回収ボイラか
    ら前記主蒸気ヘッダまでの主蒸気管のメタル熱容量が最
    も小さい系のガスタービンを起動し、次いで他の系のガ
    スタービンを起動するようにしたことを特徴とする多軸
    型複合発電プラントの起動方法。
  3. 【請求項3】 排熱回収ボイラを備えたガスタービン系
    を複数備え、ガスタービンから排出される排熱を利用し
    てそれぞれの排熱回収ボイラで蒸気を発生させ、複数系
    の発生蒸気を主蒸気ヘッダで合流させ、その合流させた
    蒸気により蒸気タービンを駆動して発電を行うように形
    成されている多軸型複合発電プラントの起動方法におい
    て、 前記プラントを起動するに際し、前記排熱回収ボイラか
    ら前記主蒸気ヘッダまでの主蒸気管の長さが最も短い系
    のガスタービンを起動し、次いで他の系のガスタービン
    を起動するようにしたことを特徴とする多軸型複合発電
    プラントの起動方法。
  4. 【請求項4】 それぞれ排熱回収ボイラを備えた複数の
    ガスタービンおよび少なくとも1台の蒸気タービンを備
    え、ガスタービンから排出される排熱を利用してそれぞ
    れの排熱回収ボイラで蒸気を発生させ、その発生蒸気を
    主蒸気ヘッダで合流させ、その合流させた蒸気により前
    記蒸気タービンを駆動して発電を行うように形成されて
    いる多軸型複合発電プラントの起動方法において、 前記プラントを起動するに際し、前記排熱回収ボイラか
    ら前記主蒸気ヘッダまでの主蒸気管の熱容量が小さいガ
    スタービンおよびその排熱回収ボイラから順次起動する
    ようにしたことを特徴とする多軸型複合発電プラントの
    起動方法。
  5. 【請求項5】 前記プラントが3軸型複合発電プラント
    である請求項1,2,3若しくは4記載の多軸型複合発
    電プラントの起動方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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