JPH0381505A

JPH0381505A - 蒸気タービンのプリウォーミング装置および方法

Info

Publication number: JPH0381505A
Application number: JP21596189A
Authority: JP
Inventors: Yoshitsugu Uchida; 内田　義次
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1989-08-24
Filing date: 1989-08-24
Publication date: 1991-04-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は火力発電所等の蒸気タービン起動時のプリウオ
ーミング装置および方法に関する。

（従来の技術）一般に蒸気タービンの高温部に使用されているＯｒ　　
Ｍｏ　　Ｖ　ｆ’Ａ等のロータ及びケーシングは、その
材料特性上、高温強度を向上させた結果として、遷移温
度が１００〜１５０℃と比較的高くなっている。

遷移温度を境としてそれよりも低温側では別科が脆性損
傷を起こす可能性が急激に増大する。

従って、冷機状態から蒸気タービンを起動する際には、
事前に高圧タービンを遷移温度以上（１５０〜１８０°
Ｃ以」二）に暖機（ウオーミング）する必要がある。

更に、起動に際しては、冷たい状態の所へ急に高温の蒸
気が流れ込んた場合、過大な熱応力が発生し、ロータ、
ケーシング等を損傷する危険性も大である。この点から
も、冷機状態から蒸気タービンを起動する際には、蒸気
タービンを事前に暖機（プリウオーミング）する必要が
ある。

従来、高圧タービンのプリウオーミングは、ボイラと高
圧タービンを結ぶ主蒸気管に設けた主塞止弁（ＭＳＶ　
）の副弁を開いて、ボイラの主蒸気を高圧タービン入口
から流して行う方法か、高圧ライン出口とボイラの再熱
器を結ぶ低温再熱蒸気管の途中に設けた補助蒸気ライン
を使って、他ユニットからの補助蒸気を高圧タービンの
出口から流し込む方法により行っている。ＭＳＶ副弁を
開いて行なう方法は、ボイラの主蒸気を使う為、ボイラ
を点火してからでないとプリウオーミングを開始できな
い。従って、一般には低温再熱蒸気管の途中に設けた補
助蒸気ラインから、ボイラ点火前に他ユニットの補助蒸
気を使ってプリウオーミングする方法が行われている。

（発明が解決しようとする課題）従来のこの低温再熱蒸気管から他のユニットの補助蒸気
によりプリウオーミングする方法では、ウオーミング用
補助蒸気が高圧タービン側だけでなく、低温再熱蒸気管
、ボイラ再熱器及び高温再熱蒸気管側に迄流れ込んでし
まう７ｂ１大息のウオミング用補助蒸気が必要になると
共に、ボイラ再熱器の放熱効果によりプリウオーミング
に要する時間も長くなると言う欠点があった。

本発明の［１的は、このような欠点をなくし、少ない量
のウオーミング用補助蒸気で、短い時間で有効的にプリ
ウオーミングできる高圧タービンのプリウオーミングシ
ステムを提供する事である。

〔発明の構成〕

（線通を角４′、？）！、するための手段）本発明によ
る蒸気タービンのプリウオーミングシステムは、高圧タ
ービン出口とボイラ再熱器を結ぶ低温再熱蒸気管の途中
にウオーミング蒸気止め弁を設け、このウオーミング蒸
気止め弁と高圧タービン出口間の低温再熱蒸気管へウオ
ーミング蒸気供給弁を介して、補助蒸気ラインを接続し
た事を特徴とするものである。

（作　用）冷機状態からタービンを起動する際、低温再熱蒸気管の
途中に設けたウオーミング蒸気止め弁を目１じ、ウオー
ミング蒸気（」を給弁を開いてウオミング用袖助蒸気を
高圧タービン側のみに流してプリウオーミングを行う。

（実施例）以下、本発明を図面を参照して説明する。

ボイラ１は、主蒸気管２により主塞止弁３、加減弁４を
介して高圧タービン５に接続している。

高圧タービン５の出口は低温再熱蒸気管６によりボイラ
再熱器７に接続している。ボイラ再熱器７は高温再熱蒸
気管８により再貼基止弁９、中間１（３１止弁１０を介
して中・低圧タービン１１に接続、更に復水器１２へと
結ばれている。復水器１２は、図示してはいないが、復
水管、給水管により低圧給水加熱器、脱気器、高圧給水
加熱器等を経てボイラ１に接続している。１３はウオー
ミング蒸気止め弁で、高圧タービン５の出口近くの低温
再熱蒸気管６の途中に設けられている。１４はウオーミ
ング蒸気供給弁で、高圧タービン５とウオーミング蒸気
止め弁１３間の低温再熱蒸気管６に接続されている。１
６はドレン弁で、各蒸気管或いは各塞止弁前後に設けら
れていて、複水器１２へ接続している。

冷機状態から高圧タービンをプリウオーミングする場合
は、タービン起動前なのて主塞止弁３、再熱塞＋ｈ弁９
は閉っており、各ドレン弁１６は開いている。この状態
で、ウオーミング蒸気止め弁１８を閉め、ウオーミング
蒸気供給弁１４を開いて補助蒸気ライン１５から他ユニ
ットのウオーミング用補助蒸気を高圧タービン５側のみ
へ流す。高圧ライン５に入ったウオーミング用補助蒸気
は、各ドレン弁１６を通って復水器１２へ流れ出ていく
。プリウオーミングが完了したらウオーミング蒸気供給
弁１４を閉めてウオーミング止め弁１３を開ける。

〔発明の効果〕

本発明によれば、プリウオーミング時、容積が大きく、
放熱効果の大きいボイラ再熱器及び低温再熱蒸気管、高
温再熱蒸気管側へウオーミング用補助蒸気を流すことな
しに、有効に高圧タービン側へのみ流すことができるの
で、使用するウオーング用補助蒸気量も少なくてすみ、
またウオーミングに要する時間も短く出来る等、経済的
てタービン起動性に優れたプリウオーミングシステムを
提供することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明による高屈タービンのブリウオミング装餉
゛を示す系統図である。１・・ボイラ　　　　　　２・・・主蒸気管３・・・主
塞止弁　　　　　４・・・加減弁５・・・高圧タービン
　　　６・・・低温再熱蒸気管７・・・ボイラ再熱器　
　　８・・・高温再熱蒸気管９・・・再熱塞止弁　　　
　ｌＯ・・・中間阻止弁１１・・・中・低圧タービン　
１２・・・複水器↓３・・・ウオーミング蒸気止め弁１４・・ウオーミング蒸気供給弁

Claims

【特許請求の範囲】

（１）高圧タービン出口とボイラの再熱器を結ぶ低温再
熱蒸気管の途中に止め弁が配設され、この止め弁と高圧
タービン出口間の低温再熱蒸気管へ補助蒸気ラインが接
続されていることを特徴とする、蒸気タービンのプリウ
ォーミング装置。
（２）請求項第１項記載の蒸気タービンのプリウォーミ
ング装置を用いて高圧タービンのプリウォーミングを行
なうにあたり、上記止め弁を閉じて、補助蒸気ラインか
らウォーミング用補助蒸気を高圧タービン内へ流すこと
を特徴とした蒸気タービンのプリウォーミング方法。