JPS6140763Y2 - - Google Patents

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JPS6140763Y2
JPS6140763Y2 JP92082U JP92082U JPS6140763Y2 JP S6140763 Y2 JPS6140763 Y2 JP S6140763Y2 JP 92082 U JP92082 U JP 92082U JP 92082 U JP92082 U JP 92082U JP S6140763 Y2 JPS6140763 Y2 JP S6140763Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
hot water
expansion tank
water circulation
circulation system
Prior art date
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Expired
Application number
JP92082U
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English (en)
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JPS58105461U (ja
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  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
  • Furnace Details (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、転炉排ガス処理装置に於ける冷却水
循環系の加圧装置に関するものである。
転炉排ガス処理装置の冷却システムは、近時冷
却水の水質管理が困難で問題の多い開放システム
から冷却水の水質管理が容易で、冷却器のトラブ
ルが少なく、水及び薬品の消費量が非常に少なく
(蒸気発生の無い場合)、エネルギ回収できる密閉
システムの採用が主流となつている。
密閉システムは、熱交換器を使用する方式と使
用しない方式に大別され、熱交換器を使用する方
式はさらに加圧温水方式、高低温タンク方式、非
加圧全量通水方式に分けられる。
ところで従来の加圧温水方式には、 冷却水循環系の膨張タンクを密閉し、N2
スで加圧し、圧力コントロールを行う方式。
膨張タンクを高い位置に設置してヘツドを高
める方式。
冷却器出口側配管をバルブで絞り、圧力コン
トロールを行う方式。
等があるが、前記の方式は、吹錬による膨張、
非吹錬による収縮を繰返すので、高圧のN2ガス
の消耗が多い。またの方式は、大重量物である
膨張タンクを50m程度の高い場所に設置できない
場合が多く、仮に設置できるとしてもこれの付帯
設備が膨大となり、経費がかかり過ぎる。さらに
の方式はバルブで絞つて圧力を掛ける為、その
分だけ冷却水循環系の圧損が増え、冷却水循環ポ
ンプのエネルギー(電力)消費が大となるもので
ある。
このようなことから、膨張タンクを低位置を設
置して、該膨張タンクへの配管を高くして加圧す
ることが考えられるが、非吹錬による膨張タンク
の収縮の際ヘツドが低下するという欠点がある。
本考案は、上記諸事情に鑑みなされたもので、
膨張タンクが低位置にあつても、また吹錬、非吹
錬にかかわらず常時冷却水循環系に圧力が掛るよ
うにした加圧装置を提供せんとするものである。
以下本考案による転炉排ガス処理装置に於ける
冷却水循環系の加圧装置の実施例を図によつて説
明すると、1は転炉、2は転炉排ガス処理装置の
下部フード、3は上部フード、4は輻射伝熱部、
5は冷却水循環系である。
この冷却水循環系5は下部フード2の熱水送出
路6、上部フード3の熱水送出路7、輻射伝熱部
4の熱水送出路8が1本の熱水移送路9に結合さ
れ、この熱水移送路9は途中に電動切替弁10、
熱水移送ポンプ11が設けられて熱利用設備例え
ばフロンタービンユニツト12に接続され、フロ
ンタービンユニツト12からの冷却水移送路13
は途中に冷却水循環ポンプ14が設けられ、端部
に下部フード2への冷却水送入路15、上部フー
ド3への冷却水移送路16、輻射伝熱部4への冷
却水送入路17が接続されている。前記電動切替
弁10に連なる熱水移送路18は冷却水循環ポン
プ14よりも上流で冷却水移送路13の途中に接
続されてバイパス路となつており、熱水移送路9
の電動切替弁10の下流と冷却水移送路13に於
ける熱水移送路18の接続部の上流との間には熱
水アキユームレータ19が設けられている。冷却
水移送路13に於ける熱水移送路18の接続部と
冷却水循環ポンプ14との間には低位置に設置し
た膨張タンク20への逃し流路21が垂直に高く
設けられて膨張タンク20の蒸気放出管20aの
途中に接続され、膨張タンク20の出口流路22
の途中には本考案による冷却水循環系の加圧装置
であるヘツド保持ポンプ23及びチエツキバルブ
24が設けられ、出口流路22の未端は前記逃し
流路21の下部に接続されている。
上記の加圧装置を有する冷却水循環系に於いて
は、吹錬中下部フード2、上部フード3、輻射伝
熱部4に送入された冷却水は夫々転炉排ガスの冷
却に携わり熱水となつて熱水送出路6,7,8か
ら送り出され、熱水移送路9を通つて熱水移送ポ
ンプ11により熱利用設備であるフロンタービン
ユニツト12に送られ、ここで熱交換されて温水
となり、冷却水移送路13を通つて冷却水循環ポ
ンプ14により移送され、冷却水送入路15,1
6,17から下部フード2、上部フード3、輻射
伝熱部4へ送入され、再び転炉排ガスの冷却に携
わる。また前記冷却水移送路13を通る温水の膨
張分が逃し流路21を通つて膨張タンク20内に
入り、貯留される。温水の膨張分が逃し流路21
を通る際、途中に接続された膨張タンク20の出
口流路22にはチエツキバルブ24が設けられて
いるので、温水が出口流路22に流れることがな
い。かくして吹錬中冷却水循環系の冷却水には逃
し流路21の高さに相当するヘツドが掛り、加圧
状態で冷却水が循環するので、冷却水循環ポンプ
14のエネルギー(電力)消費を減少できる。
また非吹錬中下部フード2、上部フード3、輻
射伝熱部4に送入された冷却水は転炉排ガスの発
生が無いのでその冷却に携わつても熱水とはなら
ず、温水の状態で熱水送出路6,7,8から送り
出され、熱水移送路9を通り、電動切替弁10の
切替によりバイパス路である熱水移送路18を通
つて冷却水移送路13に入り、冷却水循環ポンプ
14により移送され、冷却水送入路15,16,
17から下部フード2、上部フード3、輻射伝熱
部4へ送入され、再び転炉排ガスの冷却に携わ
る。前記冷却水移送路13を通る温水は収縮して
いるので、逃し流路21を上昇しても膨張タンク
20内に入ることはないが、膨張タンク20の出
口流路22のヘツド保持ポンプ23により膨張タ
ンク20内に吹錬中に貯留された熱水のヘツドが
逃し流路21内に入つた温水に掛けられるので、
結局冷却水循環系の冷却水は加圧状態で循環する
ことになり、従つて冷却水循環ポンプ14のエネ
ルギー(電力)消費を減少できる。
以上詳記した通り本考案による転炉排ガス処理
装置に於ける冷却水循環系の加圧装置によれば、
膨張タンクが低位置にあつても、また吹錬、非吹
錬にかかわらず、常時冷却水循環系に圧力を掛け
ることができるので、冷却水循環ポンプ及び熱水
移送ポンプのエネルギー(電力)消費を減少でき
る。また常時冷却水循環系に圧力を掛けることが
できるので、循環する冷却水の温度を高めること
ができ、熱回収を効率良く行うことができる。さ
らに膨張タンクを高い場所に設ける必要が無いの
で、その付帯設備に費用が掛らず、しかも膨張タ
ンクへの逃し通路を高くし、その逃し通路の下部
に連なる膨張タンクの出口通路の途中にヘツド保
持ポンプ及びチエツギバルブを設けるだけである
から安価に製作でき、既存の冷却水循環系にも簡
単に装備できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の加圧装置を備えた転炉排ガス処理
装置に於ける冷却水循環系を示す系統図である。 1……転炉、2……下部フード、3……上部フ
ード、4……輻射伝熱部、5……冷却水循環系、
6,7,8……熱水送出路、9……熱水移送路、
10……電動切替弁、11……熱水移送ポンプ、
12……フロンタービンユニツト、13……冷却
水移送路、14……冷却水循環ポンプ、15,1
6,17……冷却水送入路、18……熱水移送
路、19……熱水アキユームレーク、20……膨
張タンク、20a……蒸気放出管、21……逃し
流路、22……出口流路、23……ヘツド保持ポ
ンプ、24……チエツキバルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 転炉排ガス処理装置に於ける冷却水循環系の大
    気解放型膨張タンクへの温水の逃し通路を高く
    し、その逃し通路の下部に接続した膨張タンクの
    出口通路の途中にヘツド保持ポンプ及びチエツキ
    バルブを設けたことを特徴とする転炉排ガス処理
    装置に於ける冷却水循環系の加圧装置。
JP92082U 1982-01-08 1982-01-08 転炉排ガス処理装置に於ける冷却水循環系の加圧装置 Granted JPS58105461U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP92082U JPS58105461U (ja) 1982-01-08 1982-01-08 転炉排ガス処理装置に於ける冷却水循環系の加圧装置

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JP92082U JPS58105461U (ja) 1982-01-08 1982-01-08 転炉排ガス処理装置に於ける冷却水循環系の加圧装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58105461U JPS58105461U (ja) 1983-07-18
JPS6140763Y2 true JPS6140763Y2 (ja) 1986-11-20

Family

ID=30013969

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JP92082U Granted JPS58105461U (ja) 1982-01-08 1982-01-08 転炉排ガス処理装置に於ける冷却水循環系の加圧装置

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JP (1) JPS58105461U (ja)

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Publication number Publication date
JPS58105461U (ja) 1983-07-18

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