JPS6023840B2 - スエヒロタケによるグルコアミラーゼの製造法 - Google Patents

スエヒロタケによるグルコアミラーゼの製造法

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JPS6023840B2
JPS6023840B2 JP3286783A JP3286783A JPS6023840B2 JP S6023840 B2 JPS6023840 B2 JP S6023840B2 JP 3286783 A JP3286783 A JP 3286783A JP 3286783 A JP3286783 A JP 3286783A JP S6023840 B2 JPS6023840 B2 JP S6023840B2
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JP
Japan
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glucoamylase
culture
present
enzyme
production method
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JP3286783A
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孝行 嶋崎
信 佐藤
昌道 原
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KOKUZEICHO CHOKAN
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KOKUZEICHO CHOKAN
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスェヒロタケ(SchizophyllmmC
omm皿eFrjes)を培地に培養して、その培養物
からグルコアミラーゼを生産する方法に関するものであ
る。
本発明者らは、担子菌によるアミラーゼの製造法につき
鋭意研究した結果、本発明者が用いたマツタケ目スェヒ
ロタケが、糠質又はでんぷん買物を基質とした靖地で好
気的に培養することによりグルコァミラーゼを菌体外に
多量に生成し、生成したグルコアミラーゼが生でんぶん
及び種々の生でんぷん質物を容易に分解し、グルコース
を大量生成するという新知見を得た。
この知見に基づき本発明を完成した。すなわち本発明は
スェヒロタケ(SchizophyllmmComm肌
eFries)を培地に培養し、培養物からグルコアミ
ラーゼを採取することを特徴とするグルコアミラーゼ製
造法である。以下、本発明について詳細に説明する。
本発明において使用したスェヒロタケは、グルコアミラ
ーゼ生産能を有する菌であれば適宜使用し得るが、例え
ばスェヒロタケIF04928 スェヒロタケIF○4
92以 スエヒロタケIF06503 スエヒロタケI
F06505力ミ特に利用される。
上記菌株は、財団法人発酵研究所に標準株としてm○番
号で保存されており、ィンスティチュ−ト・フオア・フ
アーメンテ−シヨンオーサ力;リスト・オブ・カルチヤ
ーズ(Institute forFementati
on0saka;UstofCultures)第6版
(1978)に記載されている。本発明で用いられる菌
の培養に際しては菌が同化し得る炭素源、資化し得る窒
素源、その他を含有する培地が用いられる。
炭素源としては同化し得るものであれば何でもよいが、
特にふすま、米ぬか、米粉、洗米廃水、洗米廃水により
生じた堆積物又は沈殿物、穀物、でんぷん、可溶性でん
ぷんなどがよい。窒素源としてはべプトン、酵母エキス
、アンモニウム塩類、硝酸塩類、その他の有機又は無機
の窒素含有物が用いられ得る。その他少量の無機塩類、
例えばリン酸塩類、カルシウム、マグネシウム、マンガ
ン、鉄などの金属塩類、チァミンなどの徴量栄養物質等
も、必要に応じて適宜に添加される。培養は静置あるし
、は振とう培養のいずれでもよいが、好気的条件下に深
部培養するのが一般に有利である。
培養温度は20〜3500の範囲が望ましく、級性をp
H3〜10、好ましくはpH5〜8の範囲に保持し、3
〜16日程度培養するのがよい。培養の結果得られた培
養物中にはグルコァミラーゼが生成、蓄燈されており、
グルコアミラーゼは、液体培養の場合は培養ろ液中に存
在するので、培養物を遠心分離あるいはろ過により菌体
等の園型物を除去した液体部分からグルコアミラーゼを
得るが、固体培養の場合は水又は温水で抽出し、抽出液
を得る。この培養ろ液又は抽出液をグルコアミラーゼ粗
酵素原液とし、酵素の一般的分別採取法、すなわち、ア
ルコール沈殿法、硫安塩折法、イオン交≠鰯樹脂、セル
ロース等のクロマトグラフィー、ゲルろ過法等を組合せ
ることによりグルコアミラーゼを採取することができる
。次に、本発明法によって得られるグルコアミラーゼの
性質について述べる。‘1} 基質特異性 本酵素はでんぷん、でんぷん質物の糊化物、糠質からグ
ルコースを生成するほか、特に各種の生でんぶん、生で
んぷん質物に作用する。
例えば、2%の各種生でんぷん、生でんぷん質物1.0
地、0.2モル酢酸緩衝液(pH5.0)、酵素液(3
104単位/地、単位については、{3’で述べるグル
コアミラーゼ活性単位)0.1の【で40oo、20分
間作用させた場合第1表、第2表で示すように大量のグ
ルコースが生成した。なお、グルコースの定量はグルコ
アミラーゼ活性測定法糊で述べるグルコスタット法(以
下のグルコースの定量は、この方法によった。
)により定量した。‘2} 至適pH及び安定pH範囲 4000で至適pHはpH4.0〜6.0であり、pH
3.0〜7.0が安定pHである。
測定は各種pHのマッキルヴヱン(Mcllvatio
n)氏緩衝液を用い、40こ0で生成するグルコースを
定量する方法で行った。‘31 グルコァミラーゼ活性
測定法グルコアミラーゼの力価は2%可溶性でんぷんを
基質とし、酢酸緩衝液中30℃で酵素と反応後、生成す
るグルコースを測定して求めた。
グルコアミラーゼ1単位(U)は、酵素反応液中に60
分間に1の9のグルコ−スを生成する活性を示すものと
した。なお、グルコースの定量には藤沢薬品工業株式会
社販売のグルコスタット試薬を用い、OD認oで比色定
量するグルコスタット法によって求める岩野らの方法に
よった。
〔岩野、風間、布川:日本醸造協会雑誌、71、斑3〜
滋6(1976)〕■ 温度、pHなどによる失活条件 本酵素はpH4.0〜7.0で30o○、24時間放置
しても安定であるが65こ0、1雌ご間の加熱により失
活する。
‘5i 分子量 SDS−アクリルアミドゲル電気泳動法により、べ−リ
ンガー・マィンハィム山之内株式会社販売の標準たんぱ
くを用いて測定した結果、約66000である。
以下実施例をもって、さらに詳細に本発明の内容を説明
するが、これによって本発明が限定されるものではない
実施例 1 ふすま5%、リン酸1カリウム0.1%、硝酸アンモニ
ウム0.1%、硫酸マグネシウム・7水塩0.05%、
塩化カリO.05%、硫酸マンガン・4水塩0.000
15%、チアミン1そ培地量当り50〃夕からなる種培
地60の【を500の‘容坂口フラスコに分注し、滅菌
後、これにスェヒロタケ『04928の−斜面培養を接
種し、往復式振とう機上で3000、7日間培養した。
別に耐圧ガラス製5ク発酵槽に、上記塔地と同組成の培
地3〆を仕込み、常法に従って滅菌後、冷却した。これ
に上記種培養物を無菌的に接種し、3000で通気かく
はん培養(通気量毎分2ぞ、かくはんは毎分100回転
)した。7日間培養した後培養物を取り出し、遠心分離
とる過によって菌体及び岡型物を除き「2.5その培養
ろ液が得られた。
このろ液中には、グルコアミラーゼ212単位/地が含
まれていた。このろ液を5%濃度の酸性白土処理を行い
、硫安塩析を行った後沈殿物を再溶解し、再び酸性白土
を5%濃度まで加えて5℃で20分間かくはん処理後、
遠心分離により酵素濃縮液190の‘を得た。この濃縮
液をセフアデツクスG−100を充てんしたカラムを用
いてゲルろ過を行い、分画後再び同じカラムで再ゲルろ
過を行い「この分画液を濃縮してグルコアミラーゼ溶液
43の‘が得られた。この濃縮液のグルコアミラーゼ活
性は310△単位/机存在し、SDSアクリルアミド電
気泳動で単一のたんぱくの発色バンドを与えた。実施例
2 実施例1の培地組成のうち、ふすま5%にかえて各種の
炭素源を5%加えた培地を500の‘客坂口フラスコ中
に調製、滅菌後スェヒロタケIF04928を接種し往
復式糠とる機上で3ぴ○、9日間培養した。
この培養物をろ過して得られた培養ろ液中には第3表の
ようにグルコアミラーゼが存在した。この培養ろ液に各
々アルコール分77%となるようにエチルアルコールを
加え、沈殿物を遠心分離により採取し、乾燥して酵素製
剤を得た。実施例 3実施例1の靖地組成の培地を50
0の【容坂口フラスコ中に調製、滅菌後各種スェヒロタ
ケを接種」実施例2と同様往復振とう機上で3000、
11日間培養した。
この培養物をろ過して得られた培養ろ液中には、第4表
のようにグルコアミラーゼが存在した。この培養ろ液か
ら実施例2と同様アルコール沈殿により酵素製剤を得た
。第1表pH5.0 ,40℃ ,20分反応 第2表 pH5.0 ,40℃,20分反応 第3表 30℃,9日間培養 グルコアミラーゼ生成量は、培養ろ液1の【当りの酵素
活性(単位)で示した。
第4表 30℃,11日間培養 グルコアミラーゼ生成量は、培養ろ液1叫当りの酵素活
性(単位)で示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 スエヒロタケ(Schizophyllum Co
    mmuneFries)を培地に培養した培養物からグ
    ルコアミラーゼを採取することを特徴とするグルコアミ
    ラーゼの製造法。
JP3286783A 1983-03-02 1983-03-02 スエヒロタケによるグルコアミラーゼの製造法 Expired JPS6023840B2 (ja)

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JP3286783A JPS6023840B2 (ja) 1983-03-02 1983-03-02 スエヒロタケによるグルコアミラーゼの製造法

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JPS59159779A JPS59159779A (ja) 1984-09-10
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ID=12370802

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0763364B2 (ja) * 1986-08-28 1995-07-12 大関株式会社 生澱粉分解酵素の製造法
JP5769289B2 (ja) * 2011-02-04 2015-08-26 国立大学法人 千葉大学 スエヒロタケによる真菌症の検査用試薬

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JPS59159779A (ja) 1984-09-10

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