JPS60236335A - 携帯無線通信方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は携帯無線通信方法に関し、特に、自動車電話機
あるいは公衆電話機を中継して基地局への送信を行なう
携帯無線機による通信方法に関するものである。

〔従来技術〕

従来、移動体を対象とする通信サービスの一種として、
自動車電話方式がある。この方式は、自動車に積載され
ている電話機と一般の電話機との間の、あるいは自動車
電話機相互間の通信サービスを対象としそいる。例えば
、第１図に自動車′電話機を利用するネットワークの一
例を示す。第１図において、１〜８は無線基地局で、そ
れぞれ半径８〜１ＯｋＩＲのサービスエリア５ＡＩ−８
Ａ８を構成し、１つのサービスエリアには、最大数千回
線の自動車電話加入者（′４話機）５が存在する。また
、複数の無線基地局を制御するために、無線回線制御局
番が設置されており、無線回線の制御−切を担当すると
共に、無線系の保守監視の機能も有している。また、６
〜９は送受信電波で、実線は送信を示し、破線は受信を
示す。ＳＡ４は、前述と同様のサービスエリアである。

さらに、図には示していないが、１つの移動集中局が１
つ又は複数の無線回線制御局に対して設けられており、
一般の電話機との接続や課金等を担当する。無線基地局
を数多（設けるのは限られた電波を有効利用するためで
、ある程度離れた基地局で同じ周波数を用いて通信を行
なうことができる。

しかしなから、自動車電話は車内から電話をかけること
ができても、車外へ電話機を持出せないという欠点があ
る。そのため、車外へ持出して使用できる携帯無線電話
機の実現か、自動車電話の普及に伴い、強く望まれてい
る。しかるに、自動車電話回線を利用した上記携帯無線
電話機を構成する場合、以下のような幾つかの問題点を
有している。

（１）　半径８〜１０ｍのサービスエリアに於いて、建
物、土地の起伏等の電波障害物に影響されず通話品質を
良好に保つためには、送４ｍ電波出力か１〜５Ｗ必要で
ある。しかも、携帯機は単なる無線機として音声情報の
送受信のみを行なうのではなく、種々の制御用集積回路
によりデータ処理およびデータの送受信も行なうため、
その消費電力もかなり大きい。従って、電池により携帯
機を動作させた場合、通信可能な時間をより長く維持す
るためには大容量の電池が必要となる。そのため、一般
加入者が気軽にポケット等に入れて持ち歩けるような超
小型、超軽量でしかも電池充電周期あるいは電池交換周
期の長いものを実現することが困難である。

（２）携帯機を用いて見通しの良い山頂、高−ビルの屋
上等高度の高い位置から発呼すると、オーバーリーチに
よる自己サービスエリア以外の周辺無線基地局への干渉
妨害が問題となる。すなわち、１つのサービスエリアに
は処理可能な加入者数が設定されているため、多数の移
動無線電話機が高度の高い位置から発呼すると、平地の
自動車電話が接続不可能となる事態を引き起こすおそれ
がある。

（３）　携帯機は通信装置自体が直接取扱い者によって
操作されるため、機器の電気的特性はもちろんのこと、
美観、体裁、取扱いの容易さ等人間工学的配慮が要求さ
れる。また、小型であることは携帯機にとって最も重要
な要素の一つであるが、送受話機（低周波部）、無線送
受信機（高周波部）、アンテナ制御回路、電池ボックス
等が一体化した構造となるため、例えばアンテナの指向
性により、通信中に身体の向きを変えると通信不能とな
ることがある。さらに、アンテナ部を手で触れると放射
インピーダンスが変化し、所定の電力でもって送信され
なくなり通信不能になることがある。

（４）　高出力の携帯無線機を小型化することは一般に
困難で、送信機の出力が、周波数発生回路等微弱な信号
を扱う回路にフィードバックされ異常発振を生じてスプ
リアスを発生したり、送信波のかふりによる受信機の感
度抑圧等の異常動作を引き起こしたりすることがある。

これらの現象を防ぐため必要な回路ブロックにシールド
板、フィルタ等を施し、電気的かつ高周波的に分離する
ような対策を講じるが、その反面、これらの対策はすべ
て携帯機の形状寸法、重ｔ。

製造原価の増大を招くという欠点がある。

〔発明の目的〕

本発明の目的は上述の問題点を解消することである。そ
のために、公衆電話機あるいは自動車電話機を中継局と
して携帯機と無線接続を行ない。

一般電話回線を利用して基地局との交信接続を行なうこ
とにより、小電力による送信を可能とし、従って消費電
力の低減化を図り、同時に小型軽量化およびコストの低
廉化を図って携帯機の操作性を改善するものである。

〔発明の構成〕

本発明は、無線基地局との間でデータおよび音声の送学
信を行なう携帯機による通信方法において、該携帯機か
ら発せられた電波を中継、局を介して上述の無線基地局
に接続するようにし、該中継局が公衆電話機あるいは自
動車電話機に組込まれていることを特徴としている。

〔実施例〕 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。

第２図は、本発明の一実施例を説明するための中継図で
ある。図において、１０は携帯機、５は自動車電話機、
ｌは無線基地局、１１は公衆電話ボックスや店頭等に設
置しである公衆電話機であり、矢印（実線）は送信電波
、矢印（破線）は受信電波を示す。なお、受信について
は、従来と同様に無線基地局１からの直接受信なのひ、
説明は省略する。

携帯機１０から送信された電波は、中継局として設定さ
れた近傍にある公衆電話機１１若しくは自動車ｉ１；を
話機５に無線接続された後、一般電話回線を経由して基
地局１に送られる。

このような構成をとることによって次の利点がある。

まず、公衆電話機は既に国内の殆んどの地域に設置され
ているため、携帯機ｌＯと公衆電話機１１との無線接続
を行なう電波は微弱なものでよい。

さらＫ、都市部のように公衆電話機の数か多いところで
は、全ての公衆゛電話機に対して小型無線基地局を設置
する心火はない。

次Ｋ、携帯機、小型無線基地局共微弱な電波を出力すれ
ば充分であるため、実装スペース及び重置が比較的大で
ある高価な高出力増幅器を用いる必要がない。特に、携
帯機に於いては、高出力増幅器の省略により消費磁力が
大幅に低下し、使用する電池も小型でよいため、省スペ
ース化、すなわち小型軽量化が可能となる。

また、前述したように、無線回路部のシールド対策も、
送信電力が小さいため比較的容易に行なうことができ、
小型軽量化および価格の低廉化を促進することになる。

更には、自動車電話加入者５は、自動車外に着脱式の携
帯機１０を持出して長時間の通信を行なうことができる
。

加えて、本発明の方法を発張させて、バス、電車等の公
共輸送車に中継局を設置すれば、いかなる場所からでも
交信を行なうことが可能となる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、公衆電話機あるいは自
動車電話機を中継局として携帯機と無線接続を行ない、
一般電話回線を利用して基地局との交信接続を行なうた
め、携帯機の小型軽量化及びコストの低廉化並びに消費
電力の低減化を図つて操作性を改善し得る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、自動車電話機を利用する従来の交信系統を示
す図、第２図は、本発明の一実施例を説明するための中
継図である。 １〜８・・・・・・無線基地局。 ４・・・・・・・・・無線回線制御局。 ５・・・・・・・・・自動車電話加入者（電話機）。 １０・・・・・・・・・携帯（無線電話）機。 １１・・・・・・・・・公衆′電話機。 特許出願人　日本電気株式会社 代理人　内　原　晋 （ 第　１　１

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　無線基地局との間でデータおよび音声の送受信
   を行なう携帯機による通信方法において、前記携帯機か
   ら発せられた電波を中継局を介して前記無線基地局に接
   続するようにしたことを特徴とする携帯無線通信方法。
2. （２）　前記中継局が公衆電話機に組込まれていること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の携帯無線通
   信方法。
3. （３）　前記中継局が自動車電話機に組込まれているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の携帯無線
   通信方法。