JPS60235881A - 紫外線硬化性シ−ル材および車体の防錆シ−ル工法 - Google Patents
紫外線硬化性シ−ル材および車体の防錆シ−ル工法Info
- Publication number
- JPS60235881A JPS60235881A JP9355484A JP9355484A JPS60235881A JP S60235881 A JPS60235881 A JP S60235881A JP 9355484 A JP9355484 A JP 9355484A JP 9355484 A JP9355484 A JP 9355484A JP S60235881 A JPS60235881 A JP S60235881A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealing material
- ultraviolet
- sealing
- filler
- curing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Gasket Seals (AREA)
- Sealing Material Composition (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は紫外線硬化性シール材および車体の防錆シール
工法、更に詳しくは、特に自動車車体の組立製造ライン
におけるスポット溶接箇所の継目部のシールに適用され
、紫外線照射によって短時間で容易に表面硬化し、その
後の脱脂、洗浄その他の後処理にも優れた耐性を示し、
表面状態の適正なシール層を得ることができる/−ル材
およびそのシール工法に関する。
工法、更に詳しくは、特に自動車車体の組立製造ライン
におけるスポット溶接箇所の継目部のシールに適用され
、紫外線照射によって短時間で容易に表面硬化し、その
後の脱脂、洗浄その他の後処理にも優れた耐性を示し、
表面状態の適正なシール層を得ることができる/−ル材
およびそのシール工法に関する。
従来の自動車車体の組立製造において、ロボットによる
自動化、高速化への対応および防錆性に優れた製品の要
請か強まりつつある・ ところで、自動車車体の組立製造は例えば以)−に示す
工程ラインで実施されている。先ず、外板パネルと内板
パネルの周縁部を接着剤を介してヘミング固定し、次い
でスポット溶接する車体組立工程後、脱脂・洗浄・化成
工程、電着工程および乾燥工程を行い、その後シール工
程および上塗犠装工程の順で行う。しかしながら、この
ように両パネルの継目部に付されるシール工程は従来、
電着塗装、焼付乾燥後に行なわれ、シール材の硬化前に
中塗、上塗塗装を行い、中塗あるいは上塗塗料の硬化の
時にシール材が焼付けられる。そのため、中塗、上塗塗
料の影響も受け易く、シール材に要求される物性にも制
約があり、また工程上も複雑である。
自動化、高速化への対応および防錆性に優れた製品の要
請か強まりつつある・ ところで、自動車車体の組立製造は例えば以)−に示す
工程ラインで実施されている。先ず、外板パネルと内板
パネルの周縁部を接着剤を介してヘミング固定し、次い
でスポット溶接する車体組立工程後、脱脂・洗浄・化成
工程、電着工程および乾燥工程を行い、その後シール工
程および上塗犠装工程の順で行う。しかしながら、この
ように両パネルの継目部に付されるシール工程は従来、
電着塗装、焼付乾燥後に行なわれ、シール材の硬化前に
中塗、上塗塗装を行い、中塗あるいは上塗塗料の硬化の
時にシール材が焼付けられる。そのため、中塗、上塗塗
料の影響も受け易く、シール材に要求される物性にも制
約があり、また工程上も複雑である。
そこで、本発明者らはこのシール工程をスポット溶接直
後1こ行うことによりその解決を試みたが、新たな問題
か起生ずる。即ち、従来のシール材(アフターシーラー
、ダストシーラー、ボデーシーラー)としては、ポリ塩
化ビニルを主成分とし、これに可塑剤や充填剤等を配合
したものが多用されているが、後続する脱脂・洗浄・化
成工程が通常アルカリ脱脂→水洗(スプレー洗浄)→化
成処理→水洗(スプレー洗浄)で行われているため、特
にスプレー洗浄によってシール層のへコミやスリップ、
飛散が生じる。これはシール層が充分硬化している場合
には解消するか、そのためには別途硬化用の熱エネルギ
ーが必要となる。
後1こ行うことによりその解決を試みたが、新たな問題
か起生ずる。即ち、従来のシール材(アフターシーラー
、ダストシーラー、ボデーシーラー)としては、ポリ塩
化ビニルを主成分とし、これに可塑剤や充填剤等を配合
したものが多用されているが、後続する脱脂・洗浄・化
成工程が通常アルカリ脱脂→水洗(スプレー洗浄)→化
成処理→水洗(スプレー洗浄)で行われているため、特
にスプレー洗浄によってシール層のへコミやスリップ、
飛散が生じる。これはシール層が充分硬化している場合
には解消するか、そのためには別途硬化用の熱エネルギ
ーが必要となる。
本発明の目的は、上記スプレー洗浄に充分耐えうる(耐
スプレー性の)シール層を簡易に形成するシール材を提
供し、これによって車体組立製造ラインをより単純化し
、かつ防錆性を高めることにある。
スプレー性の)シール層を簡易に形成するシール材を提
供し、これによって車体組立製造ラインをより単純化し
、かつ防錆性を高めることにある。
本発明者らは、かかる目的を達成するため鋭意研究を進
めた結果、ポリ塩化ビニルを主成分とするシール材に紫
外線硬化性樹脂と光重合開始剤を配合して紫外線硬化性
とすることにより、短時間の紫外線照射で表面硬化を起
こし、上述のスプレー洗浄に対し良好な耐スプレー性を
発揮し、これによって所望の防錆性が得られることを見
出し、本発明を完成させるに至った。
めた結果、ポリ塩化ビニルを主成分とするシール材に紫
外線硬化性樹脂と光重合開始剤を配合して紫外線硬化性
とすることにより、短時間の紫外線照射で表面硬化を起
こし、上述のスプレー洗浄に対し良好な耐スプレー性を
発揮し、これによって所望の防錆性が得られることを見
出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、ポリ塩化ビニル、合成ゴム、可塑剤お
よび充填剤から成るシール材において、紫外線硬化性樹
脂と光重合開始剤とを配合したことを特徴とする紫外線
硬化性シール材、および自動車車体の組立製造ラインに
おけるシール工法において、外板パネルと内板パネルの
周縁部を接着剤を介してヘミング固定し、次いでスポッ
ト溶接した後両パネルの継目部に上記紫外線硬化性シー
ル材を充填し、これに紫外線照射して表面硬化させるこ
とを特徴とする車体の防錆シール工法を提 □供するも
のである。
よび充填剤から成るシール材において、紫外線硬化性樹
脂と光重合開始剤とを配合したことを特徴とする紫外線
硬化性シール材、および自動車車体の組立製造ラインに
おけるシール工法において、外板パネルと内板パネルの
周縁部を接着剤を介してヘミング固定し、次いでスポッ
ト溶接した後両パネルの継目部に上記紫外線硬化性シー
ル材を充填し、これに紫外線照射して表面硬化させるこ
とを特徴とする車体の防錆シール工法を提 □供するも
のである。
本発明で用いる上記ポリ塩化ビニル(pvc )として
は、乳化重合、懸濁重合、塊状重合、溶液重合法などに
より製造される通常のプラスチゾル用のものが使用され
てよい。使用量は通常3〜40%(本発明シール材に対
する重量%、以下同様)、好ましくは5〜20%の範囲
で選定すればよい。
は、乳化重合、懸濁重合、塊状重合、溶液重合法などに
より製造される通常のプラスチゾル用のものが使用され
てよい。使用量は通常3〜40%(本発明シール材に対
する重量%、以下同様)、好ましくは5〜20%の範囲
で選定すればよい。
3%未満では、良好な物性および接着性が得られず、ま
た40%を越えると、接着の耐久性が悪くなる傾向にあ
る。
た40%を越えると、接着の耐久性が悪くなる傾向にあ
る。
本発明で用いる上記合成ゴムとしては、ブタジェンゴム
、インプレンゴム、クロロプレンゴム、ブタジェン−ア
クリロニトリル共重合体ゴム(NBR)、スチレン−ブ
タジェン共重合体ゴム(SBR)7.(どジエン系のゴ
ムが使用されてよい。使用量は通常4〜30%、好まし
くは5〜15%の範囲で選定すればよい。4%未満では
、接着、耐久性に効果がなく、また30%を越えると、
作業性に問題か生じる傾向にある。
、インプレンゴム、クロロプレンゴム、ブタジェン−ア
クリロニトリル共重合体ゴム(NBR)、スチレン−ブ
タジェン共重合体ゴム(SBR)7.(どジエン系のゴ
ムが使用されてよい。使用量は通常4〜30%、好まし
くは5〜15%の範囲で選定すればよい。4%未満では
、接着、耐久性に効果がなく、また30%を越えると、
作業性に問題か生じる傾向にある。
本発明で用いる上記可塑剤としては、ポリ塩化ビニルお
よび合成ゴムの両方を膨潤溶解しうるものであって、具
体的にはフタル酸エステルや石油系分留生成物、例えば
DOP (ジオクチルフタレート)、DBP(ジブチル
フタレート)、DIDP、(ジイソデシルフタレート)
、BBr’(プチルベンジルフタレ−))、DIOP
(ジイソオクチルフタレート)、DHP(ジオクチルフ
タレート)、高級アルコール・フタレート等カ挙げられ
る。使用量は通常10〜50%、好ましくは15〜40
%の範囲で選定すればよい。
よび合成ゴムの両方を膨潤溶解しうるものであって、具
体的にはフタル酸エステルや石油系分留生成物、例えば
DOP (ジオクチルフタレート)、DBP(ジブチル
フタレート)、DIDP、(ジイソデシルフタレート)
、BBr’(プチルベンジルフタレ−))、DIOP
(ジイソオクチルフタレート)、DHP(ジオクチルフ
タレート)、高級アルコール・フタレート等カ挙げられ
る。使用量は通常10〜50%、好ましくは15〜40
%の範囲で選定すればよい。
本発明で用いる上記充填剤としては、物性、流動性、経
済性の調整のためのもので特に制限されるものでなく、
通常の無機充填剤や有機充填剤、例えば炭酸カルシウム
、クレー、タルク、シリカ粉、セルロース粉、樹脂粉末
等か挙げられる。使用量は通常30〜70%、好ましく
は40〜60%の範囲で選定すればよい。
済性の調整のためのもので特に制限されるものでなく、
通常の無機充填剤や有機充填剤、例えば炭酸カルシウム
、クレー、タルク、シリカ粉、セルロース粉、樹脂粉末
等か挙げられる。使用量は通常30〜70%、好ましく
は40〜60%の範囲で選定すればよい。
本発明で用いる上記紫外線硬化性樹脂としては、ポリエ
ステルアクリレート(ポリエステルとアクリル酸ヒドロ
キシアルキルの付加物など)、エポキシアクリレート(
エポキシ化合物とアクリル酸の付加物なと)、ウレタン
アクリレート(多価アルコール・ジイソシアネートとア
クリル酸ヒドロキシアルキルの+j加物なと)、ポリエ
ーテルアクリレート(ポリエーテルグリコールとアクリ
ル酸の反応物など)、アクリル系(アクリル系コブレポ
リマーの官能基に不飽和基を導入したもの)、油脂系(
乾性油・半乾性油から誘導されたエポキシ化油とアクリ
ル酸の付加物なと)、その他年飽和ポリブタジェン、メ
ラミンアクリレート等が挙けられ、特にポリエステルア
クリレートのタイプ(例えは東亜合成社製の[アロエッ
クスM−7100J、r同M−8060j)が好ましい
。使用量は通常5〜40%、好ましくは10〜30%の
範囲で選定すれはよい。5%未満であると、硬化性か遅
れ、また40%を越えると、収縮等の物性上問題があり
好ましくない傾向にある。なお、かかる紫外線硬化性樹
脂にビニル糸上ツマ−もしくはオリゴマー(スチレン、
2−エチルヘキシルアクリレートなどのモノビニル系、
ジエチレングリコールジアクリレートなどのジビニル系
、トリノヂロールプロパントリアクリレートなどのトリ
ビニル系、テトラメチロールプロパンテトラアクリレー
トなどのテトラビニル系)を適量併用してもよい。
ステルアクリレート(ポリエステルとアクリル酸ヒドロ
キシアルキルの付加物など)、エポキシアクリレート(
エポキシ化合物とアクリル酸の付加物なと)、ウレタン
アクリレート(多価アルコール・ジイソシアネートとア
クリル酸ヒドロキシアルキルの+j加物なと)、ポリエ
ーテルアクリレート(ポリエーテルグリコールとアクリ
ル酸の反応物など)、アクリル系(アクリル系コブレポ
リマーの官能基に不飽和基を導入したもの)、油脂系(
乾性油・半乾性油から誘導されたエポキシ化油とアクリ
ル酸の付加物なと)、その他年飽和ポリブタジェン、メ
ラミンアクリレート等が挙けられ、特にポリエステルア
クリレートのタイプ(例えは東亜合成社製の[アロエッ
クスM−7100J、r同M−8060j)が好ましい
。使用量は通常5〜40%、好ましくは10〜30%の
範囲で選定すれはよい。5%未満であると、硬化性か遅
れ、また40%を越えると、収縮等の物性上問題があり
好ましくない傾向にある。なお、かかる紫外線硬化性樹
脂にビニル糸上ツマ−もしくはオリゴマー(スチレン、
2−エチルヘキシルアクリレートなどのモノビニル系、
ジエチレングリコールジアクリレートなどのジビニル系
、トリノヂロールプロパントリアクリレートなどのトリ
ビニル系、テトラメチロールプロパンテトラアクリレー
トなどのテトラビニル系)を適量併用してもよい。
本発明で用いる上記光重合開始剤としては、ベンツイン
系化合物(ベンゾイン、ベンジル、ベンジルジメチルケ
タール、ベンゾインエーテルなと)、アゾ系(ABIN
、2.2′〜アゾビスプロパン、ヒドラゾンなど)、ジ
フェニルジスルフィド系(ジフェニルジスルフィド、ジ
ベンンルジスルフィドなど)、有機過酸化物系(13P
O、ジーL−ブチルパーオキサイドなど)が使用されて
よく、特にベンジルジメチルケタール(例えはチバ・ガ
イギー社製の「イルガキュア651J)が好ましい。
系化合物(ベンゾイン、ベンジル、ベンジルジメチルケ
タール、ベンゾインエーテルなと)、アゾ系(ABIN
、2.2′〜アゾビスプロパン、ヒドラゾンなど)、ジ
フェニルジスルフィド系(ジフェニルジスルフィド、ジ
ベンンルジスルフィドなど)、有機過酸化物系(13P
O、ジーL−ブチルパーオキサイドなど)が使用されて
よく、特にベンジルジメチルケタール(例えはチバ・ガ
イギー社製の「イルガキュア651J)が好ましい。
使用量は通常0.05〜5%、好ましくは0.2〜】0
%の範囲で選定すればよい。なお、かかる光重合開始剤
に通常の光増感剤(アントラキノン、5−ニトロフルオ
レイン、5−ニトロアセナフテン?J+!a□t、3.
ア、よい。 “・本発明シール材において、上記必須成
分以外に通常の添加剤、例えば脱塩酸反応抑制安定剤(
金属石ケン、有機錫化合物など)、顔料(チタン白など
)、密着付与剤等を適宜配合してもよい。上記密着付与
剤としては、エポキシ樹脂と加熱活性な潜在性硬化剤(
例えばウレア系、イミダゾール系、ヒドラジン系、グア
ニジン系)の混合物、フェノール樹脂、ポリアミド樹脂
、有機アルコキシシラン化合物、ブロックイソシアネー
ト等が使用されてよい。また調製法としては、例えば可
塑剤を攪拌下、これに合成ゴムを添加混合した後pvc
および充填剤を添加混合し、次いで紫外線硬化性樹+1
ii +光重合開始剤および必要に応じて添加剤を配合
し、減圧下で脱泡混合する方法が採用される。
%の範囲で選定すればよい。なお、かかる光重合開始剤
に通常の光増感剤(アントラキノン、5−ニトロフルオ
レイン、5−ニトロアセナフテン?J+!a□t、3.
ア、よい。 “・本発明シール材において、上記必須成
分以外に通常の添加剤、例えば脱塩酸反応抑制安定剤(
金属石ケン、有機錫化合物など)、顔料(チタン白など
)、密着付与剤等を適宜配合してもよい。上記密着付与
剤としては、エポキシ樹脂と加熱活性な潜在性硬化剤(
例えばウレア系、イミダゾール系、ヒドラジン系、グア
ニジン系)の混合物、フェノール樹脂、ポリアミド樹脂
、有機アルコキシシラン化合物、ブロックイソシアネー
ト等が使用されてよい。また調製法としては、例えば可
塑剤を攪拌下、これに合成ゴムを添加混合した後pvc
および充填剤を添加混合し、次いで紫外線硬化性樹+1
ii +光重合開始剤および必要に応じて添加剤を配合
し、減圧下で脱泡混合する方法が採用される。
このようにしてえられる本発明シール材は、紫外線照射
によって硬化するものであり、またその表面硬化により
従来のシール材における可塑剤のタレ、ブリードといっ
た問題が改善されている。
によって硬化するものであり、またその表面硬化により
従来のシール材における可塑剤のタレ、ブリードといっ
た問題が改善されている。
本発明シール材は、各種部位のシール用途に用いられる
が、特に自動車車体のスポット溶接箇所の継目部のシー
ルに有用で、例えばルーフドリップレール、トランク開
口部、リヤコンビネーションランプ、床の部位に適用さ
れる。
が、特に自動車車体のスポット溶接箇所の継目部のシー
ルに有用で、例えばルーフドリップレール、トランク開
口部、リヤコンビネーションランプ、床の部位に適用さ
れる。
本発明に係るシール工法は、自動車車体の組立製造ライ
ンにおいて、外板パネルと内板パネルの周縁部を接着剤
(一般にエポキシ系接着剤)を介してヘミング固定し、
次いでスポット溶接した後に実施される。即ち、スポッ
ト溶接後両パネルの継目部に上述の本発明シール材をシ
ーリングガンで充填し、これに紫外線照射を行い表面硬
化したシール層を形成する。上記照射に用いる光源とし
ては、通常出力450 W (50W/cm )の高圧
水銀灯、例えばウシオ電機社製の[ミニキュアUv−4
50J(波長として3651mが一番強く、次に405
.436.253.7nmが線スペクトルとして発生)
が採用されてよく、また照射時の距離、波長、時間は目
的とする硬化速度に合わせて設定すればよい。
ンにおいて、外板パネルと内板パネルの周縁部を接着剤
(一般にエポキシ系接着剤)を介してヘミング固定し、
次いでスポット溶接した後に実施される。即ち、スポッ
ト溶接後両パネルの継目部に上述の本発明シール材をシ
ーリングガンで充填し、これに紫外線照射を行い表面硬
化したシール層を形成する。上記照射に用いる光源とし
ては、通常出力450 W (50W/cm )の高圧
水銀灯、例えばウシオ電機社製の[ミニキュアUv−4
50J(波長として3651mが一番強く、次に405
.436.253.7nmが線スペクトルとして発生)
が採用されてよく、また照射時の距離、波長、時間は目
的とする硬化速度に合わせて設定すればよい。
かかるシール工法を行った後、通常の製造[程ラインに
沿ってスポット溶接する車体組立、脱脂・洗浄・化成、
電着、乾燥および上塗横裂を行う。
沿ってスポット溶接する車体組立、脱脂・洗浄・化成、
電着、乾燥および上塗横裂を行う。
シール工法によって形成されるシール層はその表面硬化
によりその後の脱脂・化成工程におけるスプレー洗浄に
対し耐えうるものであるから、車体組立ラインの防錆性
を充分保全することができる。
によりその後の脱脂・化成工程におけるスプレー洗浄に
対し耐えうるものであるから、車体組立ラインの防錆性
を充分保全することができる。
なお、上記シール層の最終硬化は中塗、上塗の塗装焼付
にて完了する。
にて完了する。
また、以上の説明から、本発明のシール工法はその適用
箇所として外板パネルと内板パネルのあわせ部を対象と
しており、車体パネルの製造時に防錆シール工法が採用
できるので、車体組立機複雑な形状と異なり、組立部品
としてロボットによる自動化への対応が図れる。また、
これに限らず紫外線照射の可能な箇所であればいずれも
対象とじうろことが理解されよう。
箇所として外板パネルと内板パネルのあわせ部を対象と
しており、車体パネルの製造時に防錆シール工法が採用
できるので、車体組立機複雑な形状と異なり、組立部品
としてロボットによる自動化への対応が図れる。また、
これに限らず紫外線照射の可能な箇所であればいずれも
対象とじうろことが理解されよう。
次に実施例および比較例を挙げて本発明をより具体的に
説明する。
説明する。
実施例1〜4および比較例1
第1表に示す重量部数の各成分において、合成ゴム(N
BR)と可塑剤(DOP)を強力ニーグーにより混練し
、次いで充填剤(炭酸カルシウム)、pvc、紫外線硬
化性樹脂および光重合開始剤を配合しニーグーにて攪拌
混合して紫外線硬化性シール材を調製する。
BR)と可塑剤(DOP)を強力ニーグーにより混練し
、次いで充填剤(炭酸カルシウム)、pvc、紫外線硬
化性樹脂および光重合開始剤を配合しニーグーにて攪拌
混合して紫外線硬化性シール材を調製する。
上記紫外線硬化性シール材を100x150xQ、 8
mmの冷延鋼板に約71(7mmφ)のビード塗布し、
これを紫外線ランプ(ウシオ電機社製のミニキュアUV
−450使用)下17cnにセットして照射する(硬化
時間を第1表に示す)。なお、硬化時間はポリエチレン
シートにて表面タックが消失するまでの時間である。
mmの冷延鋼板に約71(7mmφ)のビード塗布し、
これを紫外線ランプ(ウシオ電機社製のミニキュアUV
−450使用)下17cnにセットして照射する(硬化
時間を第1表に示す)。なお、硬化時間はポリエチレン
シートにて表面タックが消失するまでの時間である。
次に、紫外線照射したテストピースのビード面に、20
cImの距離から径2mmのノズルを介して温水噴霧(
圧力2Kg/ad、50℃に加温した水道水使用)を行
い、ビード面の飛散・変形を観察し、その結果を第1表
に示す。
cImの距離から径2mmのノズルを介して温水噴霧(
圧力2Kg/ad、50℃に加温した水道水使用)を行
い、ビード面の飛散・変形を観察し、その結果を第1表
に示す。
1
注■) 日本ゼオン社製商品名「ゼオン121」を使用
。
。
■)日本ゼオン社製商品名「ニラポール1432JJを
使用。
使用。
■)A:オリゴエステルアクリレート、東亜合成社製の
アロエックスM−7100゜ B:ウレタンアクリレート、共栄社油脂工業社製の2H
EA−IPDI。
アロエックスM−7100゜ B:ウレタンアクリレート、共栄社油脂工業社製の2H
EA−IPDI。
C:エポキシアクリレート、昭和高分子社製のリポキシ
5P1507゜ ■)ベンジルジメチルケタール ギー社製のイルガキュア651を使用。
5P1507゜ ■)ベンジルジメチルケタール ギー社製のイルガキュア651を使用。
■)紫外線未照射の場合の結果を示す。
特許出願人 サンスター技研株式会社
代理人弁理士青山葆外1名
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ポリ塩化ビニル、合成ゴム、可塑剤および充填剤か
ら成るシール材において、紫外線硬化性樹脂と光重合開
始剤とを配合したことを特徴とする紫外線硬化性シール
材。 2、自動車車体の組立製造ラインにおけるシール工法に
おいて、外板パネルと内板パネルの周縁部を接着剤を介
してヘミング固定し、次いでスポット溶接した後両パネ
ルの継目部に、ポリ塩化ビニル、合成ゴム、可塑剤、充
填剤、紫外線硬化性樹脂および光重合開始剤から成る紫
外線硬化性シール材を充填し、これに紫外線照射して表
面硬化させることを特徴とする車体の防錆シール工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9355484A JPS60235881A (ja) | 1984-05-09 | 1984-05-09 | 紫外線硬化性シ−ル材および車体の防錆シ−ル工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9355484A JPS60235881A (ja) | 1984-05-09 | 1984-05-09 | 紫外線硬化性シ−ル材および車体の防錆シ−ル工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60235881A true JPS60235881A (ja) | 1985-11-22 |
JPH0434581B2 JPH0434581B2 (ja) | 1992-06-08 |
Family
ID=14085468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9355484A Granted JPS60235881A (ja) | 1984-05-09 | 1984-05-09 | 紫外線硬化性シ−ル材および車体の防錆シ−ル工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60235881A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62270678A (ja) * | 1986-05-20 | 1987-11-25 | Toagosei Chem Ind Co Ltd | シ−リング剤組成物 |
JPH03239776A (ja) * | 1989-01-26 | 1991-10-25 | J Gereis Michael | ホットプラスチゾル組成物 |
JPH04145174A (ja) * | 1990-10-05 | 1992-05-19 | Nippon Tokushu Toryo Co Ltd | 制振性を有するプラスチゾル組成物 |
WO2001010972A1 (fr) * | 1999-08-06 | 2001-02-15 | Nichiban Company Limited | Materiau d'etancheite photodurcissable |
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