JPH01229078A - 粉体塗料組成物 - Google Patents

粉体塗料組成物

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JPH01229078A
JPH01229078A JP5260788A JP5260788A JPH01229078A JP H01229078 A JPH01229078 A JP H01229078A JP 5260788 A JP5260788 A JP 5260788A JP 5260788 A JP5260788 A JP 5260788A JP H01229078 A JPH01229078 A JP H01229078A
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acid
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meth
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浅田 直則
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坂本 幸也
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は、改良された粉体塗料組成物に関し、溶融性及
び成膜性に優れ、各種の産業分野で利用される塩化ビニ
ル系粉体塗料組成物を提供するものである。
[従来の技術] 粉体塗装は、一般に塗装すべき金属基材表面に、樹脂を
主成分とする粉末状の組成物即ち粉体塗料を付着させ、
この粉末を加熱することによって溶融させ、金属基材上
に平滑な樹脂被膜を形成させる塗装手段である。
粉体塗装法では、このように粉体を用いるので、溶剤を
使用する必要がなく、火災、爆発などの危険を伴わず安
全である他、塗装に際して熟練者を必要とせず、 ■塗装工程の自動化が容易である、 ■1コートで厚Ill塗装が可能である、■回収物が再
利用できる、 等の特長があるため、現在種々の分野で広範囲に実用さ
れている。
粉体塗料を構成する樹脂成分として従来より実用に供さ
れているものとしては、熱硬化性樹脂ではエポキシ樹脂
、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂等が挙げられ、また
熱可塑性樹脂ではポリエチレン樹脂、ナイロン樹脂、塩
化ビニル樹脂、弗素樹脂等が挙げられ、これらの樹脂を
ベースとした粉体塗料が種々知られている。中でも塩化
ビニル樹脂を主成分とした粉体塗料は、耐薬品性、耐候
性、機械的強度などの緒特性に優れ、なお且つ安価で経
済的であるため優れた塗料と評価されていしかしながら
、塩化ビニル樹脂を主成分とした従来の粉体塗料は、金
属に対する密着強度が低いという難点を有しているため
、これを金属面に塗装する場合には、溶剤タイプのプラ
イマーを使用せざるを得す、その結果塗装工程が増え、
塗装コストが高くなるという欠点を有し、かつ溶剤によ
る火災、爆発等の危険性も高いものである。
プライマーを使用しないでも金属基材に対して高い密着
強度を示す粉体塗料として、塩化ビニルとヒドロキシル
基を有する単量体との共重合体(ヒドロキシル基含有塩
化ビニル系共重合体)が特開昭50−25631号公報
等で知られている。
このヒドロキシル基を有する単量体の代わりに、金属と
の密着性を向上させるといわれているエポキシ基を有す
る単量体を用い、これを塩化ビニルと共重合させてなる
エポキシ基含有塩化ビニル系共重合体を粉体塗料とする
ことも考えられるが、その塗料から得られる塗膜は、平
滑性に劣るうえ、可塑剤を多量に添加すると、密着性が
経時的に低下するという問題を有している。それらの問
題を解決するためには、出来る限り可塑剤量を少なくし
、ロールまたは押出機等の機械を使用して溶融混練した
後、粉砕するという工程を採用しなければならないとい
う新しい問題を生じている。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、塩化ビニル共重合体のうち、特にエポキシ基
含有塩化ビニル系共重合体を用いて、平滑性に優れ、ま
た特定の化合物を配合することによって、プライマーを
使用しなくても金属基材に強固に密着し、しかも塩化ビ
ニル系粉体塗料の長所である耐薬品性、耐候性、機械的
強度などを具備した塩化ビニル系粉体塗料組成物を提供
しようとするものである。
(ロ)発明の構成 [課題を解決するための手段] 本発明者等は、エポキシ基含有塩化ビニル系共重合体を
製造する際に、エポキシ系可塑剤を重合系内に共存させ
ると、上記課題が解決されることを見出して本発明を完
成した。
即ち、本発明は、エポキシ系可塑剤の共存下に、塩化ビ
ニルおよび塩化ビニルと共重合可能な単量体からなる単
量体混合物を重合してなる共重合体を含有することを特
徴とする粉体塗料組成物である。
なお、本発明におけるエポキシ基含有塩化ビニル系共重
合体は、エポキシ基を有する単量体におけるエポキシ基
の一部又はそのほとんどが塩化ビニルとの重合に際して
開環したものも包含するものである。
本発明における、エポキシ基を有し塩化ビニルと共重合
し得る単量体としては、アクリル酸やメタクリル酸など
の不飽和有機酸のグリシジルエステル例えばグリシジル
メタクリレート、グリシジルアクリレート、メチルグリ
シジルメタクリレート、メチルグリシジルアクリレート
等が好ましく、その他に、エポキシ化1.2−ポリブタ
ジェン等も用いることができる。
上記したエポキシ基を有する単量体の、塩化ビニルとの
共重合量は、塩化ビニル100ff11部(以下部とあ
るのは重量部とする)に対して0.1〜10部の範囲が
よく、さらに好ましくは0.5〜5部の範囲がよい、0
.1部より少ない場合は得られたエポキシ基含有塩化ビ
ニル系共重合体からなる粉体塗料の金属基材との密着性
を向上させることが困難になり、又10部を越えると塗
膜表面の平滑性を低下させる恐れがある。
本発明において、塩化ビニルと上記エポキシ基を有する
単量体との共重合の際に、これらと共重合可能なその他
の単量体を併用することができる。
この様なその他の単量体の例としてはブチルアクリレー
ト、エチルアクリレート等のアクリル酸エステル類、メ
タクリル酸メチル等のメタクリル酸エステル類、アルキ
ル基の炭素数が4ないし 18の比較的長鎖のアルキル
ビニルエーテル類例えばイソブチルビニルエーテル、セ
チルビニルエーテル等、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル等のカルボン酸ビニルエステル類等が挙げられる。こ
れらの好ましい共重合量は、塩化ビニル100部に対し
て0.1−1部部、より好ましくは0.5〜5部である
本発明において、エポキシ基含有塩化ビニル系共重合体
を得る際に共存させるべきエポキシ系可塑剤の具体例と
しては、エポキシ化大豆油、エポキシ化ヒマシ油、エポ
キシ化アマニ油、エポキシ化すフラワー油、エポキシ脂
肪酸エステル、エポキシへキサヒドロフタル酸ジー2−
エチルへキシル、およびエポキシへキサヒドロフタル酸
ジーi−デシル等が挙げられるが、それらの中でも、エ
ポキシへキサヒドロフタル酸ジー2−エチルヘキシル、
およびエポキシへキサヒドロフタル酸ジーi−デシルが
、エポキシ基含有塩化ビニル系共重合体との相溶性が良
いので好ましい、エポキシ系可塑剤の好適な使用量は、
塩化ビニル100部に対して0.1〜20部が好ましく
、さらに好ましくは1〜10部である。使用量が0.1
部より少ないと、塗膜表面の平滑性を向上させる効果が
充分発揮されず、20部を越えるとエポキシ基含有塩化
ビニル系共重合体のTgが低くなり、乾燥性が悪くなる
傾向がある。
本発明のエポキシ基含有塩化ビニル系共重合体の製造に
際しては、通常の塩化ビニル樹脂を得るための懸濁重合
方法を用いることができ、触媒としてはジイソプロピル
パーオキシジカーボネート、ジー2−エチルヘキシルパ
ーオキシジカーボネート、ジェトキシエチルパーオキシ
ジカーボネート等のパーオキシジカーボネート化合物、
t−ブチルパーオキシネオデカネート、α−クミルパー
オキシネオデカネート、2,4.4−)サメチルペンチ
ルパーオキシ−2−ネオデカネート等のパーオキシエス
テル化合物、ラウリル−パーオキサイド、3.5.5−
)リメチルヘキサノイルパーオキサイド等のジアシルパ
ーオキサイド化合物、アヅビスイソプチロニトリル、お
よびアゾビスジメチルバレロニトリル等のアゾニトリル
化合物等が用いられる。
?A濁剤としては、従来広く使用されているもので、例
えば、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース
、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース等の水?8性セルロースエステル部分
ケン化ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、および
ゼラチン等の水溶性ポリマー等が使用される。
上記重合を行う温度は、一般的な温度範囲である30〜
80″Cであり、また触媒および懸濁剤の使用量その他
の重合条件や重合操作す、常法に従えばよい。
本発明の粉体塗料組成物は、上記エポキシ基含有塩化ビ
ニル系共重合体を含有してなるものであり、一般的に塩
化ビニル系粉体塗料組成物を構成する可塑剤、安定剤、
顔料等を適宜配合することができる。
一例として挙げれば、可塑剤は、一般に塗膜の機械的強
度や硬度を調整するために使用されるもので、通常エポ
キシ基含有塩化ビニル系共重合体100部に対し、5〜
80部配合させることが好ましい、可塑剤の配合量が5
部より少ないと塗膜が硬くなり、耐衝撃性、耐屈曲性が
低下する傾向がでる。また本発明のエポキシ基含有塩化
ビニル系共重合体には、可塑剤を比較的多量に含有させ
ることができるが、可塑剤の添加量が80部を越えると
柔らかくなり過ぎて、強度、耐汚染性および耐候性など
が低下する傾向がでる。好適な可塑剤としては、例えば
、フタル酸ジー2−エチルヘキシル(以下DOPと略称
する)等のフタル酸エステル類、トリメリット酸トリオ
クチル等の芳香族カルボン酸エステル類、セバシン酸ジ
ブチル等の脂肪族二塩基酸エステル類、リン酸トリオク
チル等のリン酸エステル類、およびポリプロピレンアジ
ペート等のポリエステル系可塑剤等が挙げられ、それら
の1種または2種以上を使用できる。
安定剤としては、塩化ビニル系樹脂の耐熱性を改良する
ために一般に使用されているもののいずれを用いてもよ
く、通常エポキシ基含有塩化ビニル系共重合体100部
に対して、0.5〜10部使用することが好ましい、安
定剤の使用量が0.5部より少ないと、安定剤の添加効
果が充分発揮されず、加熱焼付中の変色が著しくなり、
作業管理幅が狭くなることがある。また、安定剤の使用
量が10部を越えても熱安定性改良効果は変わらず、コ
ストアップの要因となるため好ましくない0本組成物中
で、安定剤は種々の安定剤の中から、1種または、2部
1以上が使用できる。
顔料は通常の着色顔料の他、必要に応し炭酸カル7ウム
、硫酸バリウム、亜鉛華、シリカ、ケイ砂粉末などいわ
ゆる体質顔料も使用できる。顔料の添加量は、エポキシ
基含有塩化ビニル系共重合体100部に対して、0゜5
〜20部の使用が好ましい、顔料の使用量が0.5部よ
り少ないと、隠蔽力不足となり所定の色調の塗膜が得ら
れない他、膜厚により色調が変動することがある。また
、顔料の使用量が20部を越えると、溶融粘度の低下が
著しくなり平滑な塗膜が得られなかったり、機械的強度
が低下したりすることがある。
また本発明組成物には、必要に応してソラン系及びチタ
ネート系などのカンプリング削、あるいは更に基材との
親和性を!Ii!整するために、(メタ)アクリル系低
分子量重合体などを配合することもできる。
さらに、本発明の粉体塗料組成物に、本願発明者等が先
に提案したエポキシ基と反応する架橋性化合物および一
分子中に2個以上の二重結合を有する重合性不飽和化合
物を配合することによって(特願昭62−189684
号)、プライマーを使用しない場合であっても、金属に
対する密着強度を一層高めることができる。
上記架橋性化合物は、エボキン基含有塩化ビニル系共重
合体におけるエポキシ基と反応性を有する官能基、例え
ばカルボキシル基、アミノ基、ヒドラジノ基等を分子中
に2個以上有する非ラジカル重合性の化合物であり、例
えば下記(a)〜(e)に示す任意の化合物を使用する
ことができる。
(a)ジカルボン酸とジアルコールを主成分とし末端に
カルボキシル基を有するポリエステル樹脂。
このポリエステル樹脂は、軟化点が65〜115°C1
酸価が25〜120 meq/grのものが好ましい、
軟化点が65°C未満の場合、塗料がブロッキングを起
こし易くなり、また、軟化点が115°Cを越える場合
は溶融粘度が高くなり、塗面の平滑性が低下する傾向が
ある。また、酸価が25 meq/grより小さい場合
は反応性が低下し、密着性の向上が充分でないことがあ
る。また、酸価が 120meq/grを越えると架橋
密度が高くなりすぎ、硬くて穐い、機械的強度が低い塗
膜しか得られないことがある。
このポリエステル樹脂を構成するジカルボン酸成分とし
ては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、トリメ
リット酸、ピロメリット酸、コハク酸、アゼライン酸、
スペリン酸、1.12−ドデカンジカルボン酸、アジピ
ン酸、セパチン酸、およびp−オキシ安、e、香酸など
を挙げることができ、またこれらの低級アルキルエステ
ルを用いることもできる。
また、ジアルコール成分としては、エチレングリコール
、1.2−及び1.3−プロパンジオール、1,3−及
び1.4−ブタンジオール、プロピレングリコール、1
,6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、ト
リメチロールエタン、ネオペンチルグリコール、ジエチ
レングリコール、トリエチレングリコール、グリセリン
、キシレングリコール、および水添ビスフェノールAな
どを挙げることができる。
このようなポリエステル樹脂の市販品としては、大日本
インキ化学工業■製のファインディンクM−8500、
M−8530、M−8830、M−8520、日本エス
テルレジンのエステルレジンER−8101、ER−8
105、東洋紡I!■製のGV−230、GV−760
、DSM製のP−2065、P−2980、P−229
8、P−2127などが挙げられる。
(b)ジヒドラノソド類たとえばアジピン酸ジヒドラジ
ノド、イソフタル酸ジヒドラジ、ド、セパチン酸ジヒド
ラジッド、ドブカニ酸ジヒドラジノドなど。
(C)アミン化合物たとえばジシアンジアミド、ジアミ
ノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルスルホン、ジ
エチレントリアミンなど。
(d)アジピン酸、イタコン酸、セパチン酸、無水トリ
メリット酸、無水ピロメリット酸などのカルボン酸もし
くはその酸無水物。
(e)2−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾ
ール、2−ウンデシルイミダゾール、2−ペンタデシル
イミダゾール、2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメ
チルイミダゾ−/L;、2−フェニル−4−メチル−5
−ヒドロキシメチルイミダゾールなどのイミダゾール化
合物。
上記架橋性化合物は、本発明に係わるエポキシ基含有塩
化ビニル系共重合体100部に対して、0.1〜5部使
用するのが好ましい、この架橋性化合物の添加量が0.
1部より少ない場合は、得られる塗料塗膜の初期接着力
を向上させる効果が不充分であり、また、添加量が5部
を越えると溶融特性の低下が著しく、平滑な塗面が得ら
れない恐れがある。より好ましい架橋性化合物の使用量
は共重合体100部に対して、0.2〜4部である。
前記重合性不飽和化合物は、−分子中に2個以上のラジ
カル重合性の二重結合を有するものであり、このような
重合性不飽和化合物としては任意のものが用いられるが
、例えば、下記(イ)〜(へ)のように、常温で液体ま
たは固体のものを用いることができる。
(イ)脂肪族、脂環族、芳香脂肪族、芳香族2〜6価の
多価アルコールまたはポリアルキレンゲリコールのポリ
(メタ)アクリレート(アクリレート及びメタアクリレ
ートの双方を(メタ)アクリレートと記す、以下同じ)
具体例としては、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、1.3または1.4−ブタンジオール、ヘキサ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサン
ジオール、トリメチロールエタン、トリメチロールフロ
パン、グリセリン、ソルビトール、ペンタニルスリトー
ル、ジペンタエルスリトール、水素化ビスフェノールA
などの多価アルコール、及びジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポ
リエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリ
プロピレングリコール等の多価アルコールのポリ(メタ
)アクリレートが挙げられる。
(ロ)脂肪族、脂環族、芳香脂肪族、芳香族2〜6価の
多価アルコールに、アルキレンオキサイドを付加させた
形の多価アルコールのポリ(メタ)アクリレート。
具体例としては、ビスフェノールAなどの多価アルコー
ルにエチレンオキサイドやプロ4.ピレンオキサイドを
付加させて得られる多価晩1 、子ルコールのポリ(メタ)アクリレートなどが挙げら
れる。
(ハ)ポリエステルポリ(メタ)アクリレート。
ポリエステルポリ(メタ)アクリレートは通常(メタ)
アクリル酸と多価アルコールと多価カルボン酸とをエス
テル化することによって合成される。具体例としては、
コハク酸とエチレングリコールとのポリエステルジオー
ルのジ(メタ)アクリレート、マレイン酸とエチレング
リコールとのポリエステルジオールのジ(メタ)アクリ
レート、フタル酸とジエチレングリコールとのポリエス
テルジオールのジ(メタ)アクリレート、テトラヒドロ
フタル酸とジエチレングリコールのジ(メタ)アクリレ
ート、アジピン酸とトリエチレングリコールとのポリエ
ステルジオールのジ(メタ)アクリレート、テトラヒド
ロフタル酸とトリメチロールプロパンとのポリエステル
ポリオールのポリ(メタ)アクリレート、テトラヒドロ
フタル酸とペンタニルスリトールとのポリエステルポリ
オールのポリ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
(ニ)エポキシポリ(メタ)アクリレート。
これは分子中に2個以上のエポキシ基を有するエポキシ
樹脂に、エポキシ基とほぼ当量の(メタ)アクリレート
、もしくは(メタ)アクリル酸またはカルボキシル基を
もつ(メタ)アクリレートと多塩基酸との?H合物を反
応させることによって合成することができる。
具体例としては、ビスフェノールAプリンジルエーテル
型、グリセリングリシジルエーテル型、ポリアルキレン
グリコールジグリシジルエーテル型、多塩基酸ジグリノ
ジルエステル型、ンクロヘキセンオキサイド型などの、
各エポキシ樹脂と、(メタ)アクリル酸との付加反応生
成物などが挙げられる。
(ホ)ポリウレタンポリ (メタ)アクリレート。
これは主鎖にポリウレタン結合単位を有する多価アルコ
ールの(メタ)アクリレートの構造を有し、通常ヒドロ
キシル基含有(メタ)アクリレートとポリイソンア不一
ト及び必要により多価アルコールとを反応させることに
よって合成することができる。
具体例としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート又は2−ヒドロキノプロピル(メタ)アクリレー
トとジイソソア不−トとの付加反応生成物、2−ヒドロ
キノエチル(メタ)アクリレートとジイソソア不一トと
多価アルコールとの付加反応生成物などが挙げられる。
(へ)その他 その他にポリアミド(メタ)アクリレート、ポリシロキ
サンポリ (メタ)アクリレート、フタル酸のジアリル
エステル類、エチレン性不飽和二塩基酸のジアリルエス
テル類、飽和二塩基酸のジアリルエステル類がある。
上記重合性不飽和化合物は、本発明のエボキソ店1含有
塩化ビニル系共重合体100部に対して 0゜5〜10
部使用することが好ましい。上記重合性不飽和化合物の
添加量が0.5部より少ないと得られる塗料の二次密着
性向上の効果が充分発揮できないことがある。また、上
記重合性不飽和化合物の添加量が10部を越えると塗料
のプロ、キング性が増加し、貯蔵安定性が悪くなる恐れ
がある。
より好ましい重合性不飽和化合物の使用量は、共重合体
100部に対し、1〜8部である。
本発明組成物の調製は、上記のエポキシ基含有塩化ビニ
ル系共重合体と各種配合剤を、高速ミキサー等で加熱混
合した後、ふるい分けする方法、あるいは押出機または
ロール等を使用して溶融混合後、冷却、粉砕するという
方法などによって行うことができる。なお、製造コスト
を比較した場合には、前者の方法が掻めて安価であり、
後者の方法はコスト的に不利である。
本発明による粉体塗料組成物の塗装方法としては、既に
知られている各種の方法、例えば、流動?i tM法、
静電塗装法等を利用することができる。
これらの方法により、塗装後、例えば、180 ’C−
250°Cの温度で2〜20分間加熱すると、平滑性に
優れた塗膜が得られ、架橋性化合物および重合性不飽和
化合物を配合すれば、プライマーの存在なしで金属等に
も強固に密着した′Pi!II(lが得られる。
[実施例1 以下、本発明の実施例について比較例とともに説明する
実施例1 純水+200fと、ケン化度70モル%で且つ4%水溶
液の20°Cでの粘度が6 cpsであるポリビニルア
ルコール400gと、およびケン化度33モル%で且つ
4%水?8液の20°Cでの粘度が10cpsであるポ
リビニルアルコール150gとを、容積が2400F!
のオートクレーブに仕込み、3時間撹拌する0次に重合
触媒としてジー1−ジー2−エチルヘキシルパーオキン
ジカーボ不−4480g及びラウリルパーオキサイド6
61gを仕込み、さらにグリソジルメタクリレート6.
5kg、エポキシへキサヒドロフタル酸ジー2−エチル
ヘキシル32.5kgを仕込む。そしてオートクレーブ
内を窒素で置換した後、ゲージ圧160mat1gまで
真空にする。次に塩化ビニル単量体を650kg仕込み
、65°Cの温度で7時間重合することにより、85−
t%の収率でエポキシ基含有塩化ビニル系共重合体を得
た。この塩化ビニル共重合体を脱水乾燥した後、以下に
より組成物を調製した。
エポキシ基含有塩化ビニル系共重合体100部に対し、 ・DOP  35部。
・P−2065(DSM製、カルボキシル末端ポリエス
テル樹脂系架橋性化合物)を1部。
・トリメチロールプロパントリアクリレートを5部。
・有機錫マレエート系安定剤を3部。
・顔料として酸化チタンを5部 を加え、ヘンシェルミキサーを使用して80〜100 
′Cの温度で加熱混合した後冷却し、40メツシユのふ
るいで分級し、粉体塗料を製造した。
この粉体塗料を使用して230°Cに予熱した2an厚
の脱脂済みの軟鋼板に流動浸漬塗装した後、230°C
で2分間加熱を行い、冷却して塗膜を得た。この塗膜の
乾燥性、平滑性、初期密着性、二次密着性を測定した。
その結果は、表1に示すとおりであった。
実施例2゜ 塩化ビニル共重合体の製造において、塩化ビニル100
部、グリシジルメタクリレート5部、エポキシへキサヒ
ドロフタル酸ジー2−エチルヘキシル5部とする他は実
施例1と同様にして塗膜を得た。
比較例1゜ エポキシへキサヒドロフタル酸ジー2−エチルヘキシル
を添加せずに塩化ビニル共重合体を得て、配合時にエポ
キシへキサヒドロフタル酸ジー2−エチルヘキシルを5
部、DOP35部とする他は実施例1と同様にして塗膜
を得た。
く物性測定方法〉 ′(乾燥性) 塩化ビニル共重合体スラリを脱水した後、気流乾燥と流
動乾燥を行う際の配管、サイクロンでの詰まり、及び乾
燥後の塩化ビニル共重合体のブロンキング性で判断した
○ 乾燥性が良い × 乾燥性に劣る (塗膜平滑性) 塗膜平滑性は目視にて評価し、評価基準は以下の通りと
する。
◎ 極めて平滑 × 平滑性に劣る (密着性) 70X150X0.8m+の軟鋼板を試験板として用い
、これを脱脂した後、流動浸漬法により塗膜厚400〜
500μmに塗装する。これについて25mm幅の平行
した2本の切込みを入れ、この部分の180度剥離強度
を引っ張り試験機を用いて20閣/Ilaの速度で測定
する。単位はkg / cm ”で示した。
(二次密着性) 塩水噴霧試験を200時間実施した後の剥離強度を測定
する。
O剥離強度 >  6kg/am” 0      2〜6kg/cm” 八       〇 、5〜2 k g / c m”
X            <   0.5k  87
cm”物性評価結果を表−1にまとめた。
(ハ)発明の効果 本発明による粉体塗料組成物は、塗膜表面の平滑性に優
れており、架橋性化合物および重合性不飽和化合物を配
合することによって、塗膜は金属基材に対して高度の密
着性を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、エポキシ系可塑剤の共存下に、塩化ビニルおよび塩
    化ビニルと共重合可能な単量体からなる単量体混合物を
    重合してなる共重合体を含有することを特徴とする粉体
    塗料組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5728779A (en) * 1992-12-01 1998-03-17 Dsm N.V. Powder paint of epoxy-reactive polymer and aliphatic chain-containing polyepoxide
US5789493A (en) * 1993-05-11 1998-08-04 Dsm N.V. Powder print from melt-mixing and grinding binder particles and additives
NL1009254C2 (nl) * 1998-05-25 1999-11-26 Univ Eindhoven Tech Poederverf.

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