JPS60233395A

JPS60233395A - 電動送風機

Info

Publication number: JPS60233395A
Application number: JP9051284A
Authority: JP
Inventors: Masami Fukumoto; 正美福本; Masao Torigoe; 鳥越　正夫; Sadahiro Shimada; 嶋田　定廣; Izumi Yamaura; 泉山浦
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1984-05-07
Filing date: 1984-05-07
Publication date: 1985-11-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、一般家庭において使用する、真空掃除機など
に用いる、真空圧発生用の電動送風機に関するものであ
る。

従来例の構成とその問題点従来、この種の電動送風機においては、第１図に示すよ
うに、インペラ１と、その周囲のディフューザ部（２−
ａ）と戻り通路部（２−ｂ）が一体となったエアガイド
２と、これら、インペラ１と、エアガイド２を覆い、か
つ、ディフューザ部（２−ａ）を押え付けて、モータブ
ラケット上部３に圧入により取り付けられたケーシング
４とから成り立っている。又、上記戻り通路部（２−ｂ
）は、第２図に示すように複数のガイド壁６からなり立
っており、かつ、このガイド壁５のモータブラケット上
部３に対向する端面６はほぼ平面状に仕上げられており
、モータブラケット上部３に、端面６の全面で接するよ
うに構成されていた。さらに、材質としては、エアガイ
ド２は樹脂であり、モータブラケット上部３は鉄である
のが一般的であった。

しかし、この構成では、モータの回転時に生ずる振動が
、モータブラケット上部３を通して、エアガイド２に伝
わった場合、エアガイドの端面６は、全面でモータブラ
ケット上部３に接しているために、振動は端面６の全面
に伝わることになる。

振動がエアガイド２に伝わっても、ディフューザ部（２
−ａ）は、ケーシング４により押え付けられているため
に振動を起しにくい構造をしているが、エアガイド２に
おけるディフューザ部（２−ａ）より中心側にある部分
は、押え付ける力が無いために、振動を起しやすい構造
となっている。

このエアガイドの中心部に伝わって生じた振動は、エア
ガイド全体を振動させ、ビビリ音を発生させたり、ケー
シング４とディフューザ（２−ａ）との間に振動による
歪のためによる隙間を生じて送風効率を低下させるなど
の問題を有していた。

発明の目的本発明は、このような従来の問題を解消し、送風効率の
低下の防止と、ビビリ音の低下をはかった電動送風機を
提供するものである。

発明の構成本発明の電動送風機は、インペラと、エアガイドと、こ
れらを覆うケーシングとを有し、前記エアガイドはディ
フューザ部と戻り通路部を一体に構成し、ケーシングに
よりディフューザ部が押え付けられ、かつ戻り通路部に
おけるガイド壁のモータブラヶ’７　）上部に対向する
端面は、外周部側近のみがモータブラケット上部に接し
、それより中心側ではモータブラケット上部との間に隙
間を構成している。このエアガイドの構成により、モー
タが回転した時に生じる振動は、エアガイドが、モータ
ブラケット上部に接している外周付近から加わるのであ
るが、エアガイドの外周部は、ケーシングにより押え付
けられ、それより中心側はモータブラケット上部との間
に隙間を形成しているため、振動が起りにくく、また振
動は伝わらないことになる。

実施例の説明以下、添付図面に基づいて本発明の一実施例について説
明する。第３図〜第５図において、７はインペラで、モ
ータ軸８に、ワッシャ９とスペーサ１０を介してナツト
１１で締め付けて、取り付けられである。インペラ７の
周囲には、インペラからの送風を案内するディフューザ
１２と、戻り通路１３とが一体となったエアガイド１４
が設置されている。これら、インペラ７と、エアガイド
１４を覆い、ケーシング１５がディフューザ１２を押え
付けて、モータブラケット上部１６に圧入により取り付
けられている。上記戻り通路１３は、複数のガイド壁１
７により成り立っており、このガイド壁１７のモータブ
ラケット上部１６に対向する端面１８は、エアガイド１
４の外周付近の端面１９のみでモータブラケット上部１
６に接し、外周付近の端面１９より中心側２０では、モ
ータブラケット部１６に対し隙間Ａを設けて、接してい
ない構成としている。２１はモータブラケット下部であ
る。２２はロータ部であり、２３は軸受である。

上記構成において動作を説明すると、モータを回転させ
ると、インペラ７が回転し、空気が流れ、矢印で示すよ
うな、インペラ７−ディフューザ１２−戻り通路１３と
いう気流を生じ、この時インペラ７や、ロータ部２２の
重量アンバランスによる振動を生じる。この振動は、モ
ータブラケット下部１６に、軸受２３を通して伝わり、
続いて、エアガイド１４に伝わろうとする。この時、エ
アガイド１４の部分で、モータブラケット上部１６に接
しているのは、戻り通路１３における、ガイド壁１７の
モータブラケット上部１６に対向する端面１８のうちの
外周付近の端面１９のみであることから、この外周付近
から振動は伝わろうとする。

しかしながら、エアガイド１４の外周付近は、ディフュ
ーザ１２の側から、ケーシング１５により押え付けられ
ているため、剛性が高くなり振動が起りにくい形状とな
っている。そして、エアガイド１４の中心側では隙間Ａ
が構成されていることにより、モータの振動はエアガイ
ド１４には伝わらず、従来の電動送風機にあったビビリ
音や、ケーシング１５と、ディフューザ１２との間に生
じる隙間による送風効率の低下といった問題が解消され
るという効果がある。

なお、上記の実施例では、戻り通路１３の外周付近の端
面１′９のみでモータブラケット上部１６に接している
が、エアガイド１４の最中心部２４から空気が漏れるの
を防ぐために、第６図のようにモータブラケット上部１
６と、エアガイド１４ノ最中心部２４との間に、ゴム、
スポンジの様な軟体物２６を設けてもよい。要は、剛体
であるエアガイド１４と、剛体であるモータブラケット
上部１６とが接するのは、外周付近の端面のみとすれば
、効果を得ることができる。

一発明の効果上記実施例からあきらかなよ゛うに、本発明の電動送風
機は、とくに、エアガイドにおける、戻り通路側のモー
タブラケット上部に接する端面を、エアガイドの外周付
近の端面に限り、他は隙間を設けたことにより、モータ
の振動がエアガイドに伝わろうとした場合、この外周付
近は、ケーシングにより押え付けられて剛性が高く、振
動を起しにくい構造・となっており、しかも隙間により
振動が伝わらない。このことにより、電動送風機にエア
ガイドの振動によるビビリ音の発生がなくなり、又、ケ
ーシングとエアガイドとの間に、振動による歪のために
生ずる隙間からくる送風効率の低下を防ぐといった効果
を得ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の電動送風機を示す要部破断面図、第２図
は従来の電動送風機におけるエアガイドの断面図、第３
図は本発明の一実施例を示す電動送風機の要部破断面図
、第４図は同実施例のエアガイド断面図、第６図はエア
ガイドの中心部に軟体物をはさんだ実施例の要部破断面
図である。７・・・・インペラ、１２・・・・・・ディフューザ、
１３・・・・・・戻り通路、１４・・・・・・エアガイ
ド、１６・・・・・ケーシング、１６・・・・・モータ
ブラケット上部。

Claims

【特許請求の範囲】

モータ軸に取り付けられたインペラと、インペラからの
送風を案内するエアガイドと、これらインペラ・エアガ
イドを橢うケーシングとからなり、前記エアガイドは、
ディフューザ部と戻り通路が”一体に構成されており、
かつ、ケーシングにより、ディフューザを押えつけ、戻
り通路は外周付近の端面のみがモータブラケット上部に
接して、それより中心側ではモータブラケット上部との
間に隙間を構成した電動送風機。