JPH066947A - 樹脂モールド型電動機 - Google Patents
樹脂モールド型電動機Info
- Publication number
- JPH066947A JPH066947A JP15640592A JP15640592A JPH066947A JP H066947 A JPH066947 A JP H066947A JP 15640592 A JP15640592 A JP 15640592A JP 15640592 A JP15640592 A JP 15640592A JP H066947 A JPH066947 A JP H066947A
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- JP
- Japan
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- bracket
- resin
- molded
- stator
- electric motor
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- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種電気機器に使用される樹脂モールド型電
動機において、ブラケットの板厚を厚くすることなく、
低騒音、低振動にすることを目的とする。 【構成】 固定子を樹脂で一体にモールドした本体モー
ルド樹脂２のブラケットインロー部２ｃのブラケット３
のインロー部３ａが当接する面に樹脂で複数個のモール
ド凸部２ｂを設けることにより、ブラケット３の固定の
不十分なインロー部３ａに適度な応力が加わり十分に固
定できてブラケット３の剛性を上げることとなり、騒音
の原因となる電動機の電磁振動やベアリングの回転振動
によるブラケット３の振動を抑えることができる。
動機において、ブラケットの板厚を厚くすることなく、
低騒音、低振動にすることを目的とする。 【構成】 固定子を樹脂で一体にモールドした本体モー
ルド樹脂２のブラケットインロー部２ｃのブラケット３
のインロー部３ａが当接する面に樹脂で複数個のモール
ド凸部２ｂを設けることにより、ブラケット３の固定の
不十分なインロー部３ａに適度な応力が加わり十分に固
定できてブラケット３の剛性を上げることとなり、騒音
の原因となる電動機の電磁振動やベアリングの回転振動
によるブラケット３の振動を抑えることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はブラケットで軸受を支持
する低騒音、低振動の樹脂モールド型電動機に関する。
する低騒音、低振動の樹脂モールド型電動機に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、樹脂モールド型電動機は電動機へ
の小形化、低騒音化の要求に応えて空調機器、石油ファ
ンヒータ、エアクリーナなどの各種家電製品に数多く使
用されている。
の小形化、低騒音化の要求に応えて空調機器、石油ファ
ンヒータ、エアクリーナなどの各種家電製品に数多く使
用されている。
【０００３】従来、この種の樹脂モールド型電動機はブ
ラケットの固定方法について、精度、信頼性、コスト、
作業性などの面から様々な方法が用いられている。
ラケットの固定方法について、精度、信頼性、コスト、
作業性などの面から様々な方法が用いられている。
【０００４】以下に従来の樹脂モールド型電動機につい
て説明する。図３および図４に示すように、固定子１は
固定子鉄心に巻線を施し、本体モールド樹脂２により一
体にモールド固定されている。固定子１と対向させてい
る回転子４は軸５に固定され、軸受６を介してブラケッ
ト３，９で回転支持されている。一方のブラケット９は
本体モールド樹脂２により一体にモールド固定されてい
る。他方のブラケット３は固定子１と回転子４とのエア
ギャップ精度を出すように、本体モールド樹脂２に形設
されたブラケットインロー部２ｃでブラケット３のイン
ロー部３ａを本体モールド樹脂２に形設されたインロー
溝部２ａに嵌合させて、ブラケット固定ねじ部で複数個
のねじ７とナット８により、本体モールド樹脂２に固定
されている。
て説明する。図３および図４に示すように、固定子１は
固定子鉄心に巻線を施し、本体モールド樹脂２により一
体にモールド固定されている。固定子１と対向させてい
る回転子４は軸５に固定され、軸受６を介してブラケッ
ト３，９で回転支持されている。一方のブラケット９は
本体モールド樹脂２により一体にモールド固定されてい
る。他方のブラケット３は固定子１と回転子４とのエア
ギャップ精度を出すように、本体モールド樹脂２に形設
されたブラケットインロー部２ｃでブラケット３のイン
ロー部３ａを本体モールド樹脂２に形設されたインロー
溝部２ａに嵌合させて、ブラケット固定ねじ部で複数個
のねじ７とナット８により、本体モールド樹脂２に固定
されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、ブラケット固定ねじ部とブラケットイン
ロー部２ｃが離れているのでブラケット３のインロー部
３ａが十分に固定されず、電動機の電磁振動やベアリン
グの回転振動によりブラケット３が振動して騒音の原因
となるという問題点、またこの問題点を解決するために
ブラケット３の板厚を厚くする方法が考えられるが、材
料費が高価になり、かつ、ベアリング部のプレス加工が
難しくなるという問題点を有していた。
来の構成では、ブラケット固定ねじ部とブラケットイン
ロー部２ｃが離れているのでブラケット３のインロー部
３ａが十分に固定されず、電動機の電磁振動やベアリン
グの回転振動によりブラケット３が振動して騒音の原因
となるという問題点、またこの問題点を解決するために
ブラケット３の板厚を厚くする方法が考えられるが、材
料費が高価になり、かつ、ベアリング部のプレス加工が
難しくなるという問題点を有していた。
【０００６】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、ブラケットの板厚を厚くせずに、低騒音、低振動の
樹脂モールド型電動機を提供することを目的とする。
で、ブラケットの板厚を厚くせずに、低騒音、低振動の
樹脂モールド型電動機を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の樹脂モールド型電動機は、本体モールド樹脂
のブラケットインロー部のブラケットのインロー部が当
接する面に樹脂でモールド凸部を複数個設けている。
に本発明の樹脂モールド型電動機は、本体モールド樹脂
のブラケットインロー部のブラケットのインロー部が当
接する面に樹脂でモールド凸部を複数個設けている。
【０００８】
【作用】この構成において、ブラケットと本体モールド
樹脂との固定が不十分な部分に適度な応力が加わり剛性
が上がることとなる。
樹脂との固定が不十分な部分に適度な応力が加わり剛性
が上がることとなる。
【０００９】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【００１０】本発明の一実施例を示す図１および図２で
は従来例と同一部品に同一符号を付して、説明を省略す
る。
は従来例と同一部品に同一符号を付して、説明を省略す
る。
【００１１】図１および図２に示すように、本実施例の
特徴とするところは、前述従来の構成に本体モールド樹
脂２のブラケットインロー部２ｃの符号Ａで示したブラ
ケット３のインロー部３ａが当接する面にモールドで形
設したモールド凸部２ｂを付加したことにある。
特徴とするところは、前述従来の構成に本体モールド樹
脂２のブラケットインロー部２ｃの符号Ａで示したブラ
ケット３のインロー部３ａが当接する面にモールドで形
設したモールド凸部２ｂを付加したことにある。
【００１２】本実施例ではブラケット固定ねじ部が３個
所であるので、モールド凸部２ｂも３個所形設してい
る。モールド凸部２ｂの高さ寸法Ｈは０．３mm程度、そ
の幅寸法Ｗは２mm程度のブラケット３のインロー部３ａ
に十分に当接し固定できる寸法である。モールド凸部２
ｂの寸法や個数についてはブラケット３の形状や寸法に
より設定すればよい。
所であるので、モールド凸部２ｂも３個所形設してい
る。モールド凸部２ｂの高さ寸法Ｈは０．３mm程度、そ
の幅寸法Ｗは２mm程度のブラケット３のインロー部３ａ
に十分に当接し固定できる寸法である。モールド凸部２
ｂの寸法や個数についてはブラケット３の形状や寸法に
より設定すればよい。
【００１３】以上のように本実施例によれば、本体モー
ルド樹脂２のブラケットインロー部２ｃのブラケット３
のインロー部３ａの各当たり面にそれぞれモールド凸部
２ｂを設けることにより、ブラケット３のインロー部３
ａに適度な応力が加わり十分に固定できて、ブラケット
３の板厚を厚くすることなく剛性を上げることとなり、
騒音の原因となる電動機の電磁振動やベアリングの回転
振動によるブラケット３の振動を抑えることができて、
電動機を低騒音、低振動にできる。
ルド樹脂２のブラケットインロー部２ｃのブラケット３
のインロー部３ａの各当たり面にそれぞれモールド凸部
２ｂを設けることにより、ブラケット３のインロー部３
ａに適度な応力が加わり十分に固定できて、ブラケット
３の板厚を厚くすることなく剛性を上げることとなり、
騒音の原因となる電動機の電磁振動やベアリングの回転
振動によるブラケット３の振動を抑えることができて、
電動機を低騒音、低振動にできる。
【００１４】
【発明の効果】以上の実施例の説明からも明らかなよう
に本発明は、本体モールド樹脂のブラケットインロー部
のブラケットのインロー部が当接する面に樹脂でモール
ド凸部を複数個設けた構成により、ブラケットの板厚を
厚くせずに低騒音、低振動の優れた樹脂モールド型電動
機を実現できるものである。
に本発明は、本体モールド樹脂のブラケットインロー部
のブラケットのインロー部が当接する面に樹脂でモール
ド凸部を複数個設けた構成により、ブラケットの板厚を
厚くせずに低騒音、低振動の優れた樹脂モールド型電動
機を実現できるものである。
【図１】本発明の一実施例の樹脂モールド型電動機の概
念を示す分解斜視図
念を示す分解斜視図
【図２】同樹脂モールド型電動機の本体モールド樹脂の
ブラケットインロー部の斜面略図
ブラケットインロー部の斜面略図
【図３】従来の樹脂モールド型電動機の概念を示す分解
斜視図
斜視図
【図４】（ａ）は同樹脂モールド型電動機のブラケット
固定ねじ部での半断面図 （ｂ）は同樹脂モールド型電動機のブラケットインロー
部での半断面図
固定ねじ部での半断面図 （ｂ）は同樹脂モールド型電動機のブラケットインロー
部での半断面図
１ 固定子 ２ 本体モールド樹脂 ２ｂ モールド凸部 ２ｃ ブラケットインロー部 ３ ブラケット ３ａ インロー部 ４ 回転子 ５ 軸 ６ 軸受
Claims (1)
- 【請求項１】固定子鉄心に巻線を施し樹脂で一体にモー
ルドした固定子と、前記固定子と対向する回転子と、前
記回転子を固定した軸を回転自在に支持する軸受と、前
記軸受を保持するブラケットを備え、前記樹脂モールド
された固定子の前記ブラケットとの当たり面に複数個の
樹脂のモールド凸部を備えた樹脂モールド型電動機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15640592A JP3147495B2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 樹脂モールド型電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15640592A JP3147495B2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 樹脂モールド型電動機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH066947A true JPH066947A (ja) | 1994-01-14 |
| JP3147495B2 JP3147495B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=15627028
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15640592A Expired - Lifetime JP3147495B2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 樹脂モールド型電動機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3147495B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009055768A (ja) * | 2007-08-29 | 2009-03-12 | Tsukasa Denko Kk | ブラシレスモータ |
| US7893572B2 (en) * | 2007-08-28 | 2011-02-22 | Delphi Technologies, Inc. | Motor attachment assembly for plastic post isolation system |
| JP2014087216A (ja) * | 2012-10-25 | 2014-05-12 | Mitsuba Corp | モータ装置 |
| JP2017538391A (ja) * | 2014-12-11 | 2017-12-21 | エムエムティー エスアー | 被覆されたステータモジュールおよびロータモジュールを有するアクチュエータ |
-
1992
- 1992-06-16 JP JP15640592A patent/JP3147495B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7893572B2 (en) * | 2007-08-28 | 2011-02-22 | Delphi Technologies, Inc. | Motor attachment assembly for plastic post isolation system |
| JP2009055768A (ja) * | 2007-08-29 | 2009-03-12 | Tsukasa Denko Kk | ブラシレスモータ |
| JP2014087216A (ja) * | 2012-10-25 | 2014-05-12 | Mitsuba Corp | モータ装置 |
| JP2017538391A (ja) * | 2014-12-11 | 2017-12-21 | エムエムティー エスアー | 被覆されたステータモジュールおよびロータモジュールを有するアクチュエータ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3147495B2 (ja) | 2001-03-19 |
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