JP2676740B2 - モールドモータ及びその製造法 - Google Patents

モールドモータ及びその製造法

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JP2676740B2
JP2676740B2 JP62192922A JP19292287A JP2676740B2 JP 2676740 B2 JP2676740 B2 JP 2676740B2 JP 62192922 A JP62192922 A JP 62192922A JP 19292287 A JP19292287 A JP 19292287A JP 2676740 B2 JP2676740 B2 JP 2676740B2
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molded
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宏 向出
秀人 井上
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、固定子鉄心と巻線を樹脂で一体にモールド
固定したモールドモータとその製造法に関するものであ
る。 従来の技術 上述したモールドモータは、空調機器、石油ファンヒ
ーター,エアクリーナー等の各種家電製品に数多く使用
されている。特にモータの薄型化、小型化、低騒音化の
要求に対応するためトロイダル巻線によるモールドモー
タが増加の傾向にある。 以下、図面を参照しながら上述した従来のトロイダル
巻線のモールドモータについて説明する。 第4図および第5図において、5は固定子本体で、こ
の固定子本体5は絶縁成形された固定子鉄心1にトロイ
ダル巻線2を施し、本体モールド樹脂3により、一体に
モールド固定されている。6は固定子鉄心1と対向させ
ている回転子で、この回転子6は軸7に固定され、軸受
9a,9b,ワッシャ10を介してブラケット4a,4bで回転支持
されている。 前記ブラケット4bは本体モールド樹脂3により一体に
モールド固定されており、他方のブラケット4aは固定子
本体5に設けたインロー溝部A内に位置させて、押えバ
ネ11により固定している。ブラケット4aと押えバネ11の
インロー溝部Aへの挿入は固定子本体モールドの切欠部
Bの位置にブラケット4aの突出部4c、押えバネ11の突出
部11aを合わせてインロー溝部A内に挿入する。ブラケ
ット4aの固定は、ブラケット4aをインロー溝部A内に挿
入後、ブラケット4aと押えバネ11を押えながらインロー
溝部Aに沿わせて回転させ、ブラケット4aの突出部4cと
押えバネ11の突出部11aをインロー溝部Aに嵌合させて
行っている。 なお、前記インロー溝部Aは固定子本体5の成形用金
型の抜き方向に対して直角方向に溝が形成されているた
め、、固定子本体5のモールド成形後に切削してインロ
ー溝部Aを設けていた。 発明が解決しようとする問題点 しかし、上述したようなモールドモータでは、インロ
ー溝部Aを切削して設けているため、作業工数が多くか
かり、コストが多くかかるという欠点があった。そし
て、切削粉によるモータ内部の組立不良と騒音を防止す
るために、切削後の切削粉の除却作業も必要となり、作
業工数がさらにかかるという問題点があった。 この問題点を解決するためにネジ穴を設けた取付金具
を固定子本体にインサート成形するものや、固定子本体
にネジ下穴を設けて、ブラケットをネジ止めするものが
考えられるが、前者の場合、固定子鉄心に巻回した巻線
端部(コイルエンド)との絶縁性を保つために取付金具
とコイルエンドの間の樹脂の厚さを厚くする必要があ
り、モータの小型・薄型化を妨げるという欠点がある。
また、後者の場合、固定子本体を構成する樹脂は硬度を
大きくする必要があるため、ネジ下穴にネジを切ると、
その部分が加工中に欠ける恐れがあり、このため、硬度
が大きくかつ破損しにくい特殊な樹脂を固定子本体用の
モールド樹脂に使用すると価格が高くなるという欠点が
あった。 本発明は上記問題点を解決するもので、作業工数を減
少させ、コストを安く、かつ小型・薄型化することがで
きるモールドモータ及びその製造法を提供するものであ
る。 問題点を解決するための手段 このような従来の問題点を解決するために本発明は、
巻線を巻回した固定子鉄心と、前記固定子鉄心と対向す
る回転子を回転自在に支持する軸受と、前記軸受を保持
し、かつ複数のネジを嵌合させる孔を配設したブラケッ
トと、前記ブラケットの孔と対応する位置にネジ下穴を
設けた取付部と、前記固定子鉄心と取付部を樹脂で一体
にモールド固定した固定子本体とを備え、前記取付部を
固定子本体のモールド樹脂よりも耐破損性の強い樹脂で
構成し、固定子本体を形成する際に、樹脂モールド用の
金型に前記取付部のネジ下穴と対応させて設けた突出ピ
ンを前記ネジ下穴に嵌入させ、取付部の位置決め及び前
記ネジ下穴の封止を行うものである。 作用 本発明は上記構成および製造法により、固定子本体に
取付部を介してブラケットをネジで固定でき、固定子本
体にインロー溝を切削して設ける必要がなくなる。その
ため、切削作業および切削粉除却作業を省け、製造工程
を合理化できるとともに、取付部を樹脂で構成している
ため、巻線端部とブラケットとの絶縁性を低下させな
い。さらに、固定子本体のモールド成形時にネジ下穴に
金型の突出ピンを嵌入させて取付部を一体モールド固定
するため、取付部を取付けるための作業をモールド成形
と同時にできるとともに取付部の位置を正確に取り付け
ることができ、作業工数を減少させることができる。 実施例 以下本発明の一実施例のモールドモータおよびその製
造法について、第1図〜第3図を参照しながら説明す
る。 なお、第1図〜第2図において従来のものと同じ構成
の部分については、従来例(第4図および第5図)と同
じ符号を付し、その説明を省略する。 本実施例の特徴とする構成は、固定子本体5aにネジ下
穴12aを有する樹脂成形品の取付部12を本体モールド樹
脂3で一体にモールド成形し、この取付部12にネジ13で
ブラケット4cを固定していることである。この取付部12
には、第3図に示すようにネジ下穴12aの部分(ネジ下
穴形成部)12bを他の部分(固定部)12cよりも突出さ
せ、固定部12cを本体モールド樹脂3で覆い、取付部12
を固定子本体5aに固定している。したがって、ブラケッ
ト4cを取付けるためのインロー溝を必要とせず、製造工
程を合理化できる。 なお、取付部12には本体モールド樹脂(ポリエステル
樹脂)3よりも耐破損性の強い材質の樹脂(ポリブチレ
ンテレフタラート樹脂とガラス繊維との混合体)を使用
し、固定子本体5aにはモールド成形しやすい樹脂を使用
している。したがって、モールド成形しやすく、ネジ13
の取付部分の強度を強くできるとともに、トロイダル巻
線2の端部とブラケット4cとの絶縁のための間隔を小さ
くできるため、モータの小型・薄型化を図ることができ
る。 固定子本体5aのモールド成形時にはモールド用の金型
14に突出ピン15を設けて、この突出ピン15を取付部12の
ネジ下穴12aと嵌合させ、本体モールド樹脂3がネジ下
穴12に入らないようにするとともに、取付部12の金型14
への位置決めを行う。また、固定子本体モールド5aにブ
ラケットインロー面段差部cをモールド成形時に設ける
ことにより、切削加工なしにブラケット4cのインロー面
4dを嵌合させ組立精度を向上させることができる。 発明の効果 以上の説明から明らかなように本発明によれば、ブラ
ケットを固定するネジ用のネジ下穴を設けた取付部を固
定子本体に一体にモールドして固定するとともに、取付
部をモールド樹脂よりも耐破損性の強い樹脂で形成した
ため、ブラケットを固定するためのインロー溝を固定子
本体に切削して設ける必要がなくなり、切削作業及び切
削粉処理作業を省くことができ、製造工程を合理化する
ことができる。また、巻線とブラケットとの絶縁間隔を
小さくできる。したがって、コストを下げることができ
るとともに品質管理しやすく小型・薄型化することがで
きる優れた効果を有するモールドモータを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例におけるモールドモータの要
部断面図、第2図は同モールドモータの要部を破断した
組立斜視図、第3図(a)は同モールドモータにおける
取付部の斜視図、第3図(b)は取付部の金型内配置
図、第4図は従来のモールドモータの要部断面図、第5
図は従来のモールドモータの要部を破断した組立斜視図
である。 1……固定子鉄心、2……巻線、3……本体モールド樹
脂、4b,4c……ブラケット、5a……固定子本体、12……
取付部、12a……ネジ下穴、13……ネジ、14……金型、1
5……突出ピン。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.巻線を巻回した固定子鉄心と、前記固定子鉄心と対
    向する回転子を回転自在に支持する軸受と、前記軸受け
    を保持し、かつ複数のネジを嵌合させる孔を配設したブ
    ラケットと、前記ブラケットの孔と対応する位置にネジ
    下穴を設けた取付部と、前記固定子鉄心と取付部を樹脂
    で一体にモールド固定した固定子本体とを備え、前記取
    付部を固定子本体のモールド樹脂よりも耐破損性の強い
    樹脂で構成したモールドモータ。 2.巻線を巻回した固定子鉄心と複数のネジ下穴を有す
    る取付部とを樹脂で一体にモールド固定して固定子本体
    を形成する際に、樹脂モールド用の金型に前記取付部の
    ネジ下穴と対応させて設けた突出ピンを前記ネジ下穴に
    嵌入させ、取付部の位置決め及び前記ネジ下穴の封止を
    行うモールドモータの製造方法。
JP62192922A 1987-07-31 1987-07-31 モールドモータ及びその製造法 Expired - Lifetime JP2676740B2 (ja)

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