JPS60233101A - 架橋ヒアルロン酸 - Google Patents

架橋ヒアルロン酸

Info

Publication number
JPS60233101A
JPS60233101A JP8844084A JP8844084A JPS60233101A JP S60233101 A JPS60233101 A JP S60233101A JP 8844084 A JP8844084 A JP 8844084A JP 8844084 A JP8844084 A JP 8844084A JP S60233101 A JPS60233101 A JP S60233101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crosslinked
hyaluronic acid
salt
crosslinking
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8844084A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2501551B2 (ja
Inventor
Katsukiyo Sakurai
桜井 勝清
Yoshio Ueno
上野 義夫
Takashi Okuyama
隆 奥山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seikagaku Corp
Original Assignee
Seikagaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seikagaku Corp filed Critical Seikagaku Corp
Priority to JP59088440A priority Critical patent/JP2501551B2/ja
Priority to US06/729,558 priority patent/US4716224A/en
Priority to EP85303183A priority patent/EP0161887B1/en
Priority to DE85303183T priority patent/DE3583963D1/de
Publication of JPS60233101A publication Critical patent/JPS60233101A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2501551B2 publication Critical patent/JP2501551B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Epoxy Resins (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、架橋ヒアルロン酸に関し、更に詳しくは、ヒ
アルロン酸(以下rHAJという)又はその塩を多官能
性エポキシ化合物で架橋させて成る架橋ヒアルロン酸及
びその塩に関するものである。
I(Aは、コンドロイチン硫酸、ヘノfラン硫酸やケラ
ト硫酸などの酸性ムコ多糖と同様に、皮膚、硝子体、騰
帯、関節滑液、鶏冠などの結合組織の中に広く分布して
いる。また、HAO組絨内での存在形態は蛋白質との複
合体で細胞間に存在し、その高い保水性によシゼリー状
のマトリックスを形成しておシ、細胞の保持外力あるい
は細菌侵入に対する保護、細胞の代Im調節、関節にお
ける潤滑的な働きなど生体において型費な役割を果たし
ている( K、Meyer、 Phyaiol、Rev
、、 27 、335(1947))。
このように、HAは他の高荷電性を有するムコ多糖とは
異なった作用を有しており、これは単なる多荷陰性荷電
的性質とは別の因子、uIJも、8人分子の高粘弾性に
よるものであろうとされている単離精製しfcHAを生
体内又は細胞系に投与して上記のよりなHAのもつ作用
を発現させる試み、例えば、関節炎□等の治瞭、眼科領
域における前眼部除術での組織表面の損傷防止など、は
従来から行なわれてきている。しかしながら、生体内に
おけるHAは、おる特殊な蛋白質と複合体を形成し、安
定かつ強い曳糸性、高粘弾性を有し、特殊な働きをして
いるのに対して、単離精製され7’cHAは曳糸性をほ
とんど示さず、かつ、従来技術では高粘性のHAの抽出
精製は非常に困難である。また、生体内、特に病的部位
に投与した後、酵素的分解 ゛や非酵素的酸化還元的分
解(W、Pigman、 S、Pizvi及びH,L、
Ho1ley、、 Arthritis Rheuma
tism、 4 。
240−252(196,1))を受け、その粘性を維
持することが困難であるため、満足な結果は得られてい
ない。
一方、従来ニジデキストランやアガロースを架橋剤を用
いて架橋する試みは行なわれているが(特開昭47−1
321号)、HAt−架橋した事例はない。
そこで、本発明者らは、酵素的分解及び非酵素的酸化還
元的分解に対して抵抗性を有する架橋HAt−得ること
全1的として鋭意研究を1ねた結果、HA又はその塩を
多官能性エポキシ化合物で架橋することによシ、本発明
の目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに
至った。
即ち、本発明の架&HA及びその塩は、HA又はその塩
を多官能性エポキシ化合物で架橋させて成る゛架橋HA
であって、架橋数がHAのグルクロン酸とN−アセチル
グルコサミンから成る繰り返し三糖(以下rHAの繰シ
返し三糖」という)1000個当シ5以上であることを
特徴とするものである。
本発明に用いるH、Aは、胴帯、鶏冠、硝子体など特に
その由来は限定きれず、通常、分子量数千から数百万の
ものを用いる。その精製法としては、特開昭52−14
5594号、同54−67100号及び同55−747
96号公報記載の方法などが挙げられる。また、HA塩
としては、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金
属塩及びカルシウム塩、マグネシウム塩などのアルカリ
土類金属塩等が挙げられる。
本発明において、多官能性エポキシ化合物とは、エポキ
シ基を少なくとも1個有する化合物であって、その他に
、エポキシ基を含めて、ヒアルシロン竣を架橋するに適
した官能基全1個以上有する化合物をいう。
か、かる化合物としては、例えば、ノーロメチルオキシ
ラン化合物及びビスエポキシ化合物などが挙げられる。
ハロ、メチルオキシラン化合物としては、エピクロルヒ
ドリン、エピブロムヒドリン、β−メチルエ・ビ、クロ
ル・ヒドリン及びβ−メチルエビブロムヒドリンなどが
挙けられる。ビスエポキシ化合物としては、1,2−ビ
ス(2,3−エポキシプロポキシ)エタン、1.4−ビ
ス(2,3−エポキシプロポキシ)ブタン、1,6−ビ
ス(2゜3−エポキシプロポキシ)ヘキサン及びビスフ
ェノールA又はビスフェノールFのシ9グリシツルエー
テルなどが挙げられる。
本発明の架橋HAは、例・えに、次のようにして合成す
ることができる。 、 通常、分子量数千から数百万のHA又はその塩を、0.
5%以上、好ましくは1.0%以上の濃度に、アルカリ
水溶液に溶解し、水溶性有機溶剤を全液量の30%以上
、好ましくは50%以上になるように加える。アルカリ
水溶液は、pH8〜14であることが好しく、pH12
〜14であることが更に好ましい。アルカリとしては、
通常、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カル
シウムなどの金属水酸化物及び炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウムなどの金属炭酸塩□等が挙げられる。水溶性有機
溶剤としては、メタノール、エタノール、インプロ・臂
ノール、アセトン、シ”オキサンなどが挙げられ、これ
らは、単独で又は混合物として用いられる。
これらの水溶性有機溶剤を加えることにより反応を有効
に行なうことができ、また、アルカリによるHAの分解
(低分子化)も抑制することができる。
次いで、得られた溶液に、前記多官能性エポキシ化合物
の1種以上を加え、O〜100℃゛、好ましくは10〜
60℃、更に好ましくは20〜40°Cで反応させる。
反応時間は、反応温度によシ異なるが、20℃近辺では
24時間から48時間が好ましく、40℃近辺では2時
間から3時間が好ましい。
本反応において、HA又はその塩と多官能性エポキシ化
合物とのモル比t−iえることにより、得られる架橋H
A又はその塩の架橋率會駒節することができる。
本発明で目的とする架橋数がHAの繰シ返し三糖100
0個肖#)5以上である架橋HAを得るには、HAの繰
シ返し三糖1モルに対し、多官能性エポキシ化合物1モ
ル以上用いればよい。分子量100万前後のHAにおい
ては、HAの繰シ返し三糖1モルに対する多官能性エポ
キシ化合物の使用モル敷金1〜10モルにすれば、水溶
性で曳糸性を有すゐ架橋HA(以下「8−架橋HAJと
いう)¥r得ることができ、該使用モル数t−10モル
以上にすれば、水不溶性でゲル状の架橋HA(以下[i
s−架橋HAJという)を得ることができる。また、分
子量200万前後のHAにおいてはそれぞれ、2〜6モ
ル、6モル以上で同様の目的を達成できる。
S−架橋HAは、高粘性、即ち、原料HAに比し粘度が
高く、1%生理食塩水浴液における粘度(20’C,す
υ速度1.05ec−” )は、通常、650〜500
00センチボアーズであシ、非ニユートン指数(近藤仁
、北里医学、10,485(1980))は、O15〜
0.8である。
本発明の架橋HA及びその塩は、ヒアルロニダーゼに対
して抵抗性を示すと共に、HAの有する種々の特性も維
持しており、幅広い用途を有する。
8−架橋HAは、正常人の関節液と非常に類似する性質
を有し、関節炎時の疼痛に対して優れた鎮痛効果を示す
。また、高粘性であるにもかかわらず、無理なく注射針
全通過する。
1B−架橋HAは、コラーゲン及びゾロチオグリカンに
親和性を示し、これらのアフィニティークロマトグラフ
ィー用の担体として有用である。
以下、実施例によシ本発明金更に詳細に説明するが、こ
れらの実施例は、本発明の範囲を何ら制限するものでは
ない。
実施例1 (1)8−架橋HAの合成 HAナトリウム塩(分子i7.3XlO’)109を0
.2 N−水酸化ナトリウム浴液450m1に冷却しつ
つ溶解し、0.45μのミクロフィルターで濾過した。
p液にl0N−水酸化ナトリウム溶液4〇−を加えて、
撹拌下、エタノール500t/とエピクロルヒドリン6
.0m!’e加えた。20℃で24時間反応し、反応液
全酢酸でpH6,4に調整した。
エタノール500−を加えて白色沈殿物を得、戸数後、
エタノールで充分に洗浄し、減圧乾燥した。
収量 8.92 1 %生理食塩水浴液における粘度 11000センチ
ボアーズ(20℃、すり速度1.05ec−”)非ニユ
ートン指数 0.60 元素分析値 C: 42.0 % 、 H: 4.87
%。
N : 3.29%、Na:5.81%(21s−架橋
HAのゲルクロマトグラフ(−(1)で合成されfcs
−架橋)IAと合成に使用したHAについてガラスピー
ズCP G 3000(ELECTRONUCLEON
IC8,INC,社)のカラム(6x 850 m )
 k用いて、ゲルクロマトグラフィー全行なった。展開
m媒は1.5M塩化ナトリウム水溶液を水酸化ナトリウ
ムでpH8,5に調整して使用し、0゜52−ずつ溶出
画分に分け、カルバゾール−硫酸法でウロン酸を定量し
た。結果を図1に示す。図1において、○印及び・印は
、それぞれ、8−架橋HA及びHAの各フラクションの
カルバゾール−硫酸法における吸光度を表わし、VOは
ゲル粒子外部容積を表わす。
図1から、本発明のS−架橋HAは、HAに比し、非常
に高分子になっていることがわかる1、(3)s−架橋
HAの非ニユートン指数tllで合成され′fc8−架
橋HAと合成に使用したHAとの1%生理食塩水浴液に
ついて回転粘度l((株)東京計器板E形粘度計)を用
い、ずp速度を変え、37℃で粘度全測定し、非ニュー
トン指数(m=−)k算出した。また、正常人の関節液
す 及び変形性関節症患者の関節液についても、同様に粘度
を測定し、非ニュートン指数全算出した。
結果を図2に示す。図2に、おいて、O印、・印、0印
及び1印は、それぞれ、a−架橋HA及びHAの1%生
理食塩水溶液並びに正常人の関節液及び軽度の変形性関
節症患者の関節液の各ず多速度における粘度を表わす。
図2から、本発明の8−架橋nAの1%生理食塩水溶液
は、正常人の関節液と非常に類似した物理パターンを示
すことがわかる。
(4) 8−架橋HAの曳糸性 illで合成されたS−架橋)IAと合成に使用したH
Aの曳糸性を、渡辺式曳糸性廁定装置(池内宏。
日本整形外科学会雑誌、34.175(1960))を
模して作製した装置を用いて測定した。結果を図3に示
す。図3において、○印、Δ印及び・印は、それぞ、れ
、8−架橋HAの0.5%生理食塩水溶液、同1%生理
食塩水溶液及び)(Aの1%生理食塩水溶液の各引き上
は速度における曳糸性を表わす。
図3から、本発明の8−架橋HAは、高い曳糸性を有す
ることがわかる。
(51g−架橋HAの鎮痛効果 illで合成されたS−架@HAについて、次のよう圧
して、その鎮痛効果を検討した。
ピーグル大を雌雄の別なく用い、一方の後肢のヒザ関節
に疼痛物質として、ブラシ゛キニン又はアセチルコリン
のそれぞれ20μV又F12■を8〜架橋HA2.5〜
70.5−生理食塩水と同時に投与し、投与側の後肢荷
重の変動を経時的に測定した。
また、対照として8−架橋HAの代シにillで原料と
して用いたHAナトIJウム塩5FW10.5−生理食
塩水を用いた。鎮痛効果は、正常時の50%荷重回復時
間をもって比較した。結果を表1に示す。
表 1 表1から、本発明のS−架橋HAは、HAナトリウム塩
と同様に優れた鎮痛効果を有することがわかる。
実施例2 a−架@HAの合成 HAカリクム墳(分子量1.7X10)の1Llb水溶
液にl0N−水酸化カリウム0.1−とメタノール5−
を加えた。撹拌下、エビブロムヒドリン17thik加
えて、20℃で24時間反応後、反応液を酢酸でpH6
、5としてエタノール1011Itt加えて白色沈殿會
得た。沈殿をい堆し、減圧乾燥した。
収量 98w9 非ニユートン指数 0.65 元累分析値 C: 41.98 % 、H: 4.79
%。
N : 3.30%、 K : 9.45%実施例38
−架橋HAのヒアルロニダーゼ抵抗輿辷 分子量7.3 X 105のHAナトリウム塩を出発原
料として実施例1(11に準じて次に示す3種の8−架
橋HAを合成した。
(A) HAの繰シ返し二軸1000個尚シの架橋数 
131チ生理食塩水溶液における粘度 45500(2
0℃、ず多速度1.05ec−”)非ニユートン指数 
0.77 Q3)HAの繰シ返し三糖1000個当シの架橋数 1
1.5非ニユートン指数 0□、70 (C)HAの繰力返し三糖100(l轟シの架橋数 7
.5非ニユートン指数 0.61 これらの3種のS−架橋HA及び合成に使用したHAナ
トリウム塩を、それぞれ、0.1M−酢酸(pH5,0
)に1%の濃度に溶解し、測定(20℃。
すり速度1.05ec−1) したところ、次のとおシ
であった。
S−架&HA(A) 45000センチポアーズB−架
橋HA(B) 27000センチポアーズS−架橋HA
(Cン 8000センチポアーズHAナトリウム塩 1
500センチポアーズこれらの溶液に0.09重量−に
なるように牛輌丸ヒアルロニダーゼを加え50℃で反応
させ、15.35.55.70分後に粘度を測定し、反
応前の粘度に対する割合を算出した。
結果を図4に示す。図4において、0印、Δ印、○印及
び・印は、それぞれ、S−架橋HA囚、(BへC)及び
HAナトリウム塩の酢酸溶液の各反応時間における反応
前の粘度に対する割合を表わす。
図4から、本発明の8−架橋HAは、HAに比し、ヒア
ルロニダーゼに対する抵抗性が高く、その程度は、架橋
Kが高いほど顕著であることがわかる。
実施例4 01 is −架橋HAの合成 )iAナトリウム塩(分子!: 7.3 XI O5)
 l (itIN−水酸化ナトリウム500−に冷却し
つつ溶解し、エタノール500m1とエピクロルヒドリ
ン35m1を加えた。40℃で2時間反応し、水500
#1/ヲ加えて酢酸で中和した3、3000 rpmで
遠心し、沈殿物’i 1.OM塩化ナトリウム水溶液で
充分に洗浄した。最後に、0.15M塩化ナトリウム水
溶液で洗浄し、エタノール全卵えて脱水し、乾燥した。
収f 9.6r HAの繰シ返し三糖1000個幽シの架橋数 40元素
分析値 C: 41.66%、 H: 4.89%。
N : 3.39%、Na : 5.779b(1)で
合成された18−架橋HAをI O,00。
5.56 、2.94 、2.00 、1.67 、1
.25■秤量し、0.00167M酢酸15−に懸濁し
た。これらに帆5%コラーゲン(牛真皮コラーゲンをペ
ゾシンで溶解?#製しfc)の0.00167M酢酸溶
液1.〇−ずつを加えてよく混合し、10分後、300
0rpmで遠心した。沈殿物を0.00167M酢酸で
充分洗浄、し、2M−グアニジン塩酸(pH7,0)で
コラーゲンを溶出し、プロコツブ法によシ定量した。
また、長浜らの方法(Y、Imoue and K、 
Nagasawa。
Carbohydr、 Rea、、 111,113(
1982) )に従って、HAのウロン酸のカルボキシ
ル基の約50%全水素化ホウ素ナトリウムで還元したH
A(以下rHAradJという)til+に準じて架橋
することによ)合成した18−架橋HAred につい
ても同様に実施した。結果を図5に示す。
図5から、本発明の18−架橋HAは、コラーゲンに対
し親和性を示すことがわかる。
(31is−架橋HAのプロテオグリカンに対する親和
性 (1)テ合成されたis−架橋HA500IIvを0.
15M塩化ナトリウム水溶液に懸濁し、ローゼンバーグ
法(L、Rosenberg、et al、、J、Bi
ol、Chem。
248.3681(1973) )に準じて、牛新生肋
軟骨(New Born Co5tal Cartil
age)から調製した。プロテオグリカンを0.1%に
なるように0.15M−塩化ナトリウム水溶液に溶かし
た溶液1〇−を加えて攪拌した。3000rpmで遠心
し、沈殿を0.15 M−塩化ナトリウム水溶液200
−で更に3回洗浄した。次に、各々200ゴの0.5 
M −塩化ナトリウム水溶液、10M−グアニジン塩酸
(pH7,0)、2.0 M−グアニジン塩#(pI−
17,0)5.0M−グアニジン塩酸(pH7,0)の
順に30分間ずつの攪拌及び遠心(3000rpm)を
行なった各々の上清についてカルバゾール−硫酸法でウ
ロン酸定量を行ない、グロテオグリカン量をめた結果を
表2に示す。
表 2 表2から、本発明のis−架橋HAは、プロテオグリカ
ンに対し親和性を示すことがわかる。
HAナトリウム塩(分子量2.OX 10’) 2.O
f會1.0 N−水酸化ナトリウム100−に冷却しつ
つ溶解し、ソオキサン100−と1.4−ビス(2,3
−エポキシゾロポキシ)ブタン4.3fを加えて、40
℃で2時間反応した。反応液に水200−を加えてIN
−塩酸で中和後、3000rpmで遠心した。沈殿物t
−1,0M−塩化ナトリウム水溶液で充分に洗浄し、最
後に帆15M塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。次いで
、エタノールで脱水し、乾燥しfc。
収量 1.7f HAの繰シ返し三糖1000個当9の架橋数 13元素
分析値 C: 42.02 % 、H: 4.87%。
N : 3.29%、Na : 5.88 %実施例6
.架橋HAの架橋率 分子量3.7 X 10’及び7.3 X 10’のH
Aナトリウム塩100W9’k、それぞれ、IN−水酸
化ナトリウム5.0−に溶かした溶液に、エタノール5
−とエピクロルヒドリン、それぞれ、25,50゜10
0.200μtとを加え、40℃で2時間反応した。反
応後は実施例1(11に準じて後処理を行なった。
また、分子量1.7 X 10’のHAナトリウム塩7
5■1lN−水酸化ナトリウム7.5−に溶かした溶液
にエタノール7.5−とエピクロルヒドリン40μを又
は80μLとを加え、40℃で2時間反応した。更に、
上記反応と同時に同じ条件で[2−14C)エビク。ヤ
ヒドリ、(ア、シャ!、Vヤ24ン社から入手)を用い
て反応を行ない、この標識化合物の放射活性から架橋率
t−算出した。−橋本と粘度との関係を表3に示す。
表3から、S−架橋HAにおいては、架橋率と粘度とが
比例関係にあることがわかる。
【図面の簡単な説明】
図1は、8−架橋HAとHAとのゲルク、ロマトグラム
を示す図である。図2は、S−架橋HA。 HA並びに正常人及び変形性関節症患者の関節液の粘度
測定結果を示す図である。図3は、B−架橋HA及びH
Aの曳糸性測定結果を示す図である。 図4は、各種S−架橋HA及びHAをヒアルロニダーゼ
処理したときの粘度低下と時間との関係を示す図である
。図5は、lB−架橋RAに対するコラーゲンの吸着度
を示す図である。 図1 ■O フラクション番号 図3 引き上げ速度 (cm/see ) 図4 反応時間(仔) 図5 又はis−架橋HAred (mV) 手 続 補 正 書 昭和59年 5月24日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和59年特許願第88440号 2、発明の名称 架橋ヒアルロン酸 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称 生化学工業株式会社 4、代理人 5、補正命令の日付 自発 6、補正により増加する発明の数 なし7、補正の対象
 明細、書の発明の詳細な説明の欄8、補正の内容

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) ヒアルロン酸又はその塩を多官能性エポキシ化
    合物で架橋させて成る架橋ヒアルロン酸であって、架橋
    数がヒアルロン酸のグルクロン酸とN−アセチルグルコ
    サミンから成る繰シ返し三糖1000個当り5以上であ
    ることを特徴とする架橋ヒアルロン酸及びその塩。 +21 非ニユートン指数が0.5〜0.8であシ、か
    つ、水溶性で曳糸性を有する特許請求の範囲第1項記載
    の架橋ヒアルロン酸及びその塩。 [3) 架a数がヒアルロン酸のグルクロン酸とN−ア
    セチルグルコサミンから成る繰り返し二軸1000個当
    #)10以上であり、がっ、水不溶性である特許請求の
    範囲第1項記載の架橋ヒアルロン酸及びその塩。
JP59088440A 1984-05-04 1984-05-04 架橋ヒアルロン酸 Expired - Fee Related JP2501551B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59088440A JP2501551B2 (ja) 1984-05-04 1984-05-04 架橋ヒアルロン酸
US06/729,558 US4716224A (en) 1984-05-04 1985-05-02 Crosslinked hyaluronic acid and its use
EP85303183A EP0161887B1 (en) 1984-05-04 1985-05-03 Crosslinked hyaluronic acid and its use
DE85303183T DE3583963D1 (en) 1984-05-04 1985-05-03 New crosslinked hyaluronic acid prods.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59088440A JP2501551B2 (ja) 1984-05-04 1984-05-04 架橋ヒアルロン酸

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60233101A true JPS60233101A (ja) 1985-11-19
JP2501551B2 JP2501551B2 (ja) 1996-05-29

Family

ID=13942858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59088440A Expired - Fee Related JP2501551B2 (ja) 1984-05-04 1984-05-04 架橋ヒアルロン酸

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2501551B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63105003A (ja) * 1986-10-13 1988-05-10 フィディーア・ソシエタ・ペル・アチオニ ヒアルロン酸の架橋エステル
JP2004536624A (ja) * 2001-03-13 2004-12-09 フィリップス ハイドロコロイド リサーチ リミテッド 不飽和ガス雰囲気中での固体照射により得られる新規なバイオポリマー
JP2006016519A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Toppan Printing Co Ltd 架橋重合体及びその製造方法
WO2008126803A1 (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Shiseido Company, Ltd. 可溶性架橋ヒアルロン酸含有眼用組成物
JP2010077434A (ja) * 2008-09-23 2010-04-08 Scivision Biotech Inc 架橋ヒアルロン酸の製造方法
JP2016515159A (ja) * 2013-03-15 2016-05-26 レイク リージョン マニュファクチュアリング インコーポレイテッド 変性ヒアルロネート親水性組成物、コーティングおよび方法
US9371402B2 (en) 2009-04-09 2016-06-21 Scivision Biotech Inc. Method for producing cross-linked hyaluronic acid

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019019201A (ja) * 2017-07-14 2019-02-07 キユーピー株式会社 架橋ヒアルロン酸、及びその製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3829412A (en) * 1969-05-16 1974-08-13 Lunz F And Co Ltd Chemically modified polysaccharides and process of preparing same
JPS5436388A (en) * 1977-08-26 1979-03-17 Sumitomo Electric Ind Ltd Porous polysaccharide and its preparation

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3829412A (en) * 1969-05-16 1974-08-13 Lunz F And Co Ltd Chemically modified polysaccharides and process of preparing same
JPS5436388A (en) * 1977-08-26 1979-03-17 Sumitomo Electric Ind Ltd Porous polysaccharide and its preparation

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63105003A (ja) * 1986-10-13 1988-05-10 フィディーア・ソシエタ・ペル・アチオニ ヒアルロン酸の架橋エステル
JP2004536624A (ja) * 2001-03-13 2004-12-09 フィリップス ハイドロコロイド リサーチ リミテッド 不飽和ガス雰囲気中での固体照射により得られる新規なバイオポリマー
JP2006016519A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Toppan Printing Co Ltd 架橋重合体及びその製造方法
WO2008126803A1 (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Shiseido Company, Ltd. 可溶性架橋ヒアルロン酸含有眼用組成物
JP2010077434A (ja) * 2008-09-23 2010-04-08 Scivision Biotech Inc 架橋ヒアルロン酸の製造方法
US9371402B2 (en) 2009-04-09 2016-06-21 Scivision Biotech Inc. Method for producing cross-linked hyaluronic acid
JP2016515159A (ja) * 2013-03-15 2016-05-26 レイク リージョン マニュファクチュアリング インコーポレイテッド 変性ヒアルロネート親水性組成物、コーティングおよび方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2501551B2 (ja) 1996-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0161887B1 (en) Crosslinked hyaluronic acid and its use
US4863907A (en) Crosslinked glycosaminoglycans and their use
KR870001901B1 (ko) 히알루론산 에스테르와 그 염의 제조방법
KR100674177B1 (ko) 교차 결합된 히알루론산과 그것의 의학적 용도
JP2004507586A (ja) 過カルボン酸エステル化された多糖類、及びそれらの作製方法
EP1613663A1 (en) Cross-linked polysaccharide composition
JP2004507588A (ja) ヒアルロン酸の新規架橋誘導体
JPH02504163A (ja) 架橋したカルボキシ多糖類
WO2008008857A2 (en) Thiolated macromolecules and methods of making and using thereof
JPH0456805B2 (ja)
US8530450B2 (en) Mixed butyric-formic esters of acid polysaccharides, and their preparation and use as skin cosmetics
CN101501075B (zh) 支化透明质酸和制造方法
BRPI0708128A2 (pt) derivado de ácido hialurÈnico, processo para produção de um derivado de ácido hialurÈnico, composição, artigo cosmético, artigo sanitário, médico ou cirúrgico, cápsula ou microcápsula de medicamento, métodos para realizar procedimentos em oftalmologia, no tratamento de osteoartrite, e no tratamento de cáncer, para realizar administração transdérmica e dérmica de um agente farmacologicamente ativo, e administração dérmica de um cosmético, e para realizar procedimentos no tratamento de perda de cabelo ou calvìcie, métodos oftalmológico, de tratamento de osteoartrite, de uma ferida, e de perda de cabelo ou calvìcie, e, uso de um derivado de ácido hialurÈnico
KR20000064523A (ko) 올리고황산화히알루론산
JPS60233101A (ja) 架橋ヒアルロン酸
CN114502599A (zh) 一种超支化聚甘油多缩水甘油醚及其作为多糖交联剂的用途
JP2015507070A (ja) 部分的に解重合したグリコサミノグリカン銀及び金塩
US20220213233A1 (en) Crosslinked polymer of functionalized hyaluronic acid and its use in the treatment of inflammatory states
WO2015044455A1 (en) Single-step functionalization and cross-linking of hyaluronic acid
CN111019163B (zh) 一种三偏磷酸钠交联透明质酸粉末的制备方法及所得产品和应用
AU2004229592B2 (en) Cross-linked polysaccharide composition
CN114502134A (zh) 基于葡萄糖酸锌和透明质酸酯的水凝胶
JPS6112701A (ja) 水溶性架橋グリコサミノグリカン及びその製造法
JP2018035281A (ja) コンドロイチン/デルマタン硫酸並びにこれを含む抗炎症剤、保湿剤及び抗血液凝固剤

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees