JPS60231706A - 塩化ビニルの懸濁重合法 - Google Patents
塩化ビニルの懸濁重合法Info
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- JPS60231706A JPS60231706A JP8821384A JP8821384A JPS60231706A JP S60231706 A JPS60231706 A JP S60231706A JP 8821384 A JP8821384 A JP 8821384A JP 8821384 A JP8821384 A JP 8821384A JP S60231706 A JPS60231706 A JP S60231706A
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- JP
- Japan
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- polymerization
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- vinyl chloride
- saponification
- polyvinyl alcohol
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- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の属する技術分野)
本発明は塩化ビニルの懸濁重合法に関する。
(従来技術および発明か解決しようとする問題点)
ポリ塩化ビニル(以下PVCと略称する)はすくれた物
理的性質を有する有用な樹脂であり、硬質から軟質の分
野に多方面にわたり使用されている。このうち軟質の分
野では種々の可塑剤が使用されるため、PVCに要求さ
れる重要な特性の一つとして可塑剤吸収性のすぐれてい
ることがあげられている。可塑剤吸収性を向上させるた
めにはPVCの粒子をより多孔性にしなければならない
。また可塑剤を吸収させたPVCか粉体流動性に富み取
り扱いやすい状態にあるためには、その粒子ができるだ
け大きく、かつその粒度分布が可能なかぎりせまいこと
が望ましい。しかし従来知られている填化ビニルの懸濁
重合技術をもってしては、このような多孔性に富み、か
つ粒度分布のせまい大粒子PVCを工業的に有利に製造
することは到底不可能であった。すなわち一般に工業的
に採用されている塩化ビニルの懸濁重合法では、ポリビ
ニルアルコニルやセルローズ系誘導体が分散剤として使
用されるが、これらの分散剤を用いて通常の重合方法に
よって製造されるPVC粒子は、非多孔性であり、概し
て粒度分布が広く80〜200メツシュの間にあり、ま
たその形状は不安定で、粉体流動性もよくない。これら
の欠点を改良するため、例えば特開昭52−11589
0号で提案されている方法は、ケン化価300〜500
(ケン化度37〜70モル%に相当)で平均分子量to
、ooo〜30.000 (1分子量を60として重合
度160〜500に相当)の部分ケン化ポリ酢酸ビニル
の存在下に塩化ビニルの懸濁重合を行なうことを特徴と
する多孔性PVCの製造方法である。特開昭52−11
5890号の方法によればたしかにある程度多孔性のP
VCか得られるが、その値は必ずしも充分高いとはいえ
ず、また粒度分布を40〜100メツシユのせまい範囲
に集中されることは困難で充分な改善効果は得られなか
った。
理的性質を有する有用な樹脂であり、硬質から軟質の分
野に多方面にわたり使用されている。このうち軟質の分
野では種々の可塑剤が使用されるため、PVCに要求さ
れる重要な特性の一つとして可塑剤吸収性のすぐれてい
ることがあげられている。可塑剤吸収性を向上させるた
めにはPVCの粒子をより多孔性にしなければならない
。また可塑剤を吸収させたPVCか粉体流動性に富み取
り扱いやすい状態にあるためには、その粒子ができるだ
け大きく、かつその粒度分布が可能なかぎりせまいこと
が望ましい。しかし従来知られている填化ビニルの懸濁
重合技術をもってしては、このような多孔性に富み、か
つ粒度分布のせまい大粒子PVCを工業的に有利に製造
することは到底不可能であった。すなわち一般に工業的
に採用されている塩化ビニルの懸濁重合法では、ポリビ
ニルアルコニルやセルローズ系誘導体が分散剤として使
用されるが、これらの分散剤を用いて通常の重合方法に
よって製造されるPVC粒子は、非多孔性であり、概し
て粒度分布が広く80〜200メツシュの間にあり、ま
たその形状は不安定で、粉体流動性もよくない。これら
の欠点を改良するため、例えば特開昭52−11589
0号で提案されている方法は、ケン化価300〜500
(ケン化度37〜70モル%に相当)で平均分子量to
、ooo〜30.000 (1分子量を60として重合
度160〜500に相当)の部分ケン化ポリ酢酸ビニル
の存在下に塩化ビニルの懸濁重合を行なうことを特徴と
する多孔性PVCの製造方法である。特開昭52−11
5890号の方法によればたしかにある程度多孔性のP
VCか得られるが、その値は必ずしも充分高いとはいえ
ず、また粒度分布を40〜100メツシユのせまい範囲
に集中されることは困難で充分な改善効果は得られなか
った。
本発明者らは、重合度が500以下で、かつケン化度が
60モル%以下の特殊なポリビニルアルコールを分散剤
として使用する塩化ビニルの懸濁重合を詳細に検討した
結果ついに本発明に到達した。
60モル%以下の特殊なポリビニルアルコールを分散剤
として使用する塩化ビニルの懸濁重合を詳細に検討した
結果ついに本発明に到達した。
(発明の構成)
すなわち、本発明は、塩化ビニルを水性媒体中で懸濁重
合’tbに当り、重合度(JIS K−6726の方法
に準じてめた平均重合度)が500以下で、かつケン化
度(JIS K−6726の方法に準してめたケン化度
)が60モル%以下のポリビニルアルコールを重合用助
剤として重合を開始し、その重合転化率が5〜40%に
達した時点で重合度が700以−ヒでかつケン化度が7
5モル%以七のポリビニルアルコールを添加して重合反
応を続けることを特徴とする塩化ビニルの懸濁重合法を
提供するものである。
合’tbに当り、重合度(JIS K−6726の方法
に準じてめた平均重合度)が500以下で、かつケン化
度(JIS K−6726の方法に準してめたケン化度
)が60モル%以下のポリビニルアルコールを重合用助
剤として重合を開始し、その重合転化率が5〜40%に
達した時点で重合度が700以−ヒでかつケン化度が7
5モル%以七のポリビニルアルコールを添加して重合反
応を続けることを特徴とする塩化ビニルの懸濁重合法を
提供するものである。
本発明に使用される特殊なポリビニルアルコールは、重
合度500以下好ましくは100〜400で、かつケン
化度60モル%以下好ましくは25〜55モル%の低重
合度かつ低ケン化度のポリビニルアルコールであってそ
の使用量は塩化ビニルモノマーに対しo、oi〜5重量
%が適当である。
合度500以下好ましくは100〜400で、かつケン
化度60モル%以下好ましくは25〜55モル%の低重
合度かつ低ケン化度のポリビニルアルコールであってそ
の使用量は塩化ビニルモノマーに対しo、oi〜5重量
%が適当である。
本発明の方法においては、上記特殊ポリビニルアルコー
ルのほかに、重合度が750以上でかつケン化度75モ
ル%以上のポリビニルアルコールが併用される。
ルのほかに、重合度が750以上でかつケン化度75モ
ル%以上のポリビニルアルコールが併用される。
本発明においては、まず上記特殊ポリビニルアルコール
を用いて塩化ビニルの懸濁重合を開始し、その重合転化
率が5〜40、好ましくは10〜30%に達した時点で
重合度750以上で、かつケン化度75モル%以上のポ
リビニルアルコールを塩化ビニル七ツマ−に対し0.0
2〜1重量%添加して重合反応を続けることにより、そ
れぞれの単独使用においては全く予想されなかった著し
い効果が認められ、粒子の多孔性が高度でしかも平均粒
子径が約200ミクロンと大きく、かつその粒度分布が
きわめてせまい範囲にあるPVCを得ることができる。
を用いて塩化ビニルの懸濁重合を開始し、その重合転化
率が5〜40、好ましくは10〜30%に達した時点で
重合度750以上で、かつケン化度75モル%以上のポ
リビニルアルコールを塩化ビニル七ツマ−に対し0.0
2〜1重量%添加して重合反応を続けることにより、そ
れぞれの単独使用においては全く予想されなかった著し
い効果が認められ、粒子の多孔性が高度でしかも平均粒
子径が約200ミクロンと大きく、かつその粒度分布が
きわめてせまい範囲にあるPVCを得ることができる。
重合度750以上で、かつケン化度75モル%以上のポ
リビニルアルコールの使用量は塩化ビニルモノマーに対
して0.02〜l歌量%カ適当である。
リビニルアルコールの使用量は塩化ビニルモノマーに対
して0.02〜l歌量%カ適当である。
本発明において重合転化率は、その重合時間からほぼ正
しく推定することが可能である。重合度750以上で、
かつケン化度75%以−Lのポリビニルアルコールを上
記特殊ポリビニルアルコールと同時に塩化ビニルの重合
開始前に添加するか、もしくはその重合転化率が5%に
達しない前に添加した場合には、得られるPVCの粒径
が微細になり好ましくない。また、ポリビニルアルコー
ルを全く添加しないか、あるいは添加しても重合転化率
が40%を越える時点で添加すると、重合分散系が不安
定となってブロック化したりあるいは粗大粒子が生成し
たりする。
しく推定することが可能である。重合度750以上で、
かつケン化度75%以−Lのポリビニルアルコールを上
記特殊ポリビニルアルコールと同時に塩化ビニルの重合
開始前に添加するか、もしくはその重合転化率が5%に
達しない前に添加した場合には、得られるPVCの粒径
が微細になり好ましくない。また、ポリビニルアルコー
ルを全く添加しないか、あるいは添加しても重合転化率
が40%を越える時点で添加すると、重合分散系が不安
定となってブロック化したりあるいは粗大粒子が生成し
たりする。
本発明の懸濁重合においては、水が媒体として使用され
るが、水と塩化ビニルモノマーとの割合は水/塩化ヒニ
ルモノマー比=0.8〜4/1(7)範囲でよい。
るが、水と塩化ビニルモノマーとの割合は水/塩化ヒニ
ルモノマー比=0.8〜4/1(7)範囲でよい。
本発明においては重合触媒として公知の油溶性ラジカル
触媒が使用される。例えばベンツイルパーオキサイド、
ラウロイルパーオキサイド、カプロイルパーオキサイド
、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ(2−
エチルヘキシル)パ−オキシジカーホネート、ターシア
リプチルパーオキシピバレート等の有機過酸化物、2.
2’−アゾヒスイソブチロニトリル、2,2′−アラヒ
ス−2,4−ジメチルバレロニトリル、2.2’−アン
ビス−4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル
等のアゾ化合物あるいはそれらの組み合せである。
触媒が使用される。例えばベンツイルパーオキサイド、
ラウロイルパーオキサイド、カプロイルパーオキサイド
、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ(2−
エチルヘキシル)パ−オキシジカーホネート、ターシア
リプチルパーオキシピバレート等の有機過酸化物、2.
2’−アゾヒスイソブチロニトリル、2,2′−アラヒ
ス−2,4−ジメチルバレロニトリル、2.2’−アン
ビス−4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル
等のアゾ化合物あるいはそれらの組み合せである。
本発明において、塩化ビニルモノマーのほかに、他の共
重合可能な七ツマ−例えばエチレン、プロピレン、酢酸
ビニル、アルキルビニルエーテル、アクリル酸もしくは
メタクリル酸およびそのニスーrル類、−yレイン酸も
しくはフマール酸およびそのエステル類等を塩化ビニル
に対し15%を越えない範囲で共存させることは自由で
あ之。本発明において、重合反応の温度は40〜70”
Cの範囲が好ましく、また重合時間は8〜20時間で充
分である。
重合可能な七ツマ−例えばエチレン、プロピレン、酢酸
ビニル、アルキルビニルエーテル、アクリル酸もしくは
メタクリル酸およびそのニスーrル類、−yレイン酸も
しくはフマール酸およびそのエステル類等を塩化ビニル
に対し15%を越えない範囲で共存させることは自由で
あ之。本発明において、重合反応の温度は40〜70”
Cの範囲が好ましく、また重合時間は8〜20時間で充
分である。
本発明を実施するに当り、その重合転化率が5〜40%
に達するまでは重合度が500以下で、かつケン化度が
60モル%以下のポリビニルアルコールで重合を行なう
のであるが、この場合、PVCの粒径に好ましくない影
響を与えない範囲内(通常塩化ビニルモノマーに対して
0.02重量%を越えない範囲)で他のすでに公知の分
散剤を併用してもよい。
に達するまでは重合度が500以下で、かつケン化度が
60モル%以下のポリビニルアルコールで重合を行なう
のであるが、この場合、PVCの粒径に好ましくない影
響を与えない範囲内(通常塩化ビニルモノマーに対して
0.02重量%を越えない範囲)で他のすでに公知の分
散剤を併用してもよい。
(発明の効果)
本発明の方法によって得られるPVCは、平均粒径が約
200ミクロンと大きくかっ、その粒度分布は40−1
00メツシユのきわめてせまい範囲に集中しており、ま
た粒子の多孔性が非常に大きくなっている。一般に水性
懸濁重合法により製造したPVC粒子の表面には外殻が
存在する。しかるに水性媒体および分散剤を含まない塊
状重合法により製造したPVC粒子の表面には全くこの
ような外殻は存在しない。
200ミクロンと大きくかっ、その粒度分布は40−1
00メツシユのきわめてせまい範囲に集中しており、ま
た粒子の多孔性が非常に大きくなっている。一般に水性
懸濁重合法により製造したPVC粒子の表面には外殻が
存在する。しかるに水性媒体および分散剤を含まない塊
状重合法により製造したPVC粒子の表面には全くこの
ような外殻は存在しない。
本発明の方法によって製造したpvc粒子の表面を走査
型電子顕微鏡で観察すると、明らかに従来の懸濁重合法
によるPVCの粒子表面とは異なって、塊状重合法によ
るPVCと同じく、粒子表面には外殻が存在しない。し
たがって本発明の方法によって得られるPVCは可塑剤
の吸収性がきわめてすぐれており、また加工時の樹脂の
溶融速度が速い。さらに可塑剤を吸収せしめたトライブ
レンド粉の粉体流動性がきわめてすぐれていることが特
徴である。それ故、本発明の方法によってえられるPV
Cは、多量の可塑剤を配合したり、あるいは吸収性の悪
い高分子系可塑剤や二次q7剤を配合する用途にはとく
に好適に使用される。さらに、他の有利な特徴の一つと
してゲル化が均一で速く、フィッシュアイの発生が少な
いこともあげられる。このように本発明は特異な粒子特
性を有する品質のすぐれたPVCの製造法を提供するも
のでありその寄与するところは大きい。
型電子顕微鏡で観察すると、明らかに従来の懸濁重合法
によるPVCの粒子表面とは異なって、塊状重合法によ
るPVCと同じく、粒子表面には外殻が存在しない。し
たがって本発明の方法によって得られるPVCは可塑剤
の吸収性がきわめてすぐれており、また加工時の樹脂の
溶融速度が速い。さらに可塑剤を吸収せしめたトライブ
レンド粉の粉体流動性がきわめてすぐれていることが特
徴である。それ故、本発明の方法によってえられるPV
Cは、多量の可塑剤を配合したり、あるいは吸収性の悪
い高分子系可塑剤や二次q7剤を配合する用途にはとく
に好適に使用される。さらに、他の有利な特徴の一つと
してゲル化が均一で速く、フィッシュアイの発生が少な
いこともあげられる。このように本発明は特異な粒子特
性を有する品質のすぐれたPVCの製造法を提供するも
のでありその寄与するところは大きい。
(実施例)
以下実施例によって本発明の詳細な説明する。
実施例1
内容積79.の重合機に脱イオン水4000g、重合度
250かつケン化度46モル%のポリビニルアルコール
4g、2,2゛−アゾヒスイソブチロニトリル0.4g
および2,2゛−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニ
トリル0.2gを仕込み、機内の空気を真空ポンプで除
去した。しかる後塩化とニルモノマー2000gを装入
し攪拌下57℃で重合を開始した。重合開始後2時間の
時点で重合転化率15%に達したので8gの重合度80
0、ケン化度77モル%のポリビニルアルコールを溶解
した水溶液200gを圧入した。同し条件で懸濁重合を
続行し、重合開始から11時間後に重合機内圧が6.5
Kg/cm’まで低下したので重合反応を停止した。
250かつケン化度46モル%のポリビニルアルコール
4g、2,2゛−アゾヒスイソブチロニトリル0.4g
および2,2゛−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニ
トリル0.2gを仕込み、機内の空気を真空ポンプで除
去した。しかる後塩化とニルモノマー2000gを装入
し攪拌下57℃で重合を開始した。重合開始後2時間の
時点で重合転化率15%に達したので8gの重合度80
0、ケン化度77モル%のポリビニルアルコールを溶解
した水溶液200gを圧入した。同し条件で懸濁重合を
続行し、重合開始から11時間後に重合機内圧が6.5
Kg/cm’まで低下したので重合反応を停止した。
実施例2
重合度800、ケン化度77モル%のポリビニルアルコ
ールの代りに重合度1200、ケン化度80モル%のポ
リビニルアルコールを用いた以外はすべて実施例1と同
じ条件で重合を行なった。
ールの代りに重合度1200、ケン化度80モル%のポ
リビニルアルコールを用いた以外はすべて実施例1と同
じ条件で重合を行なった。
比較例1
重合開始後重合度800、ケン化度77モル%のポリビ
ニルアルコールの添加を行なわない点をのぞいてはすべ
て実施例1と同じ条件で重合を行なった。
ニルアルコールの添加を行なわない点をのぞいてはすべ
て実施例1と同じ条件で重合を行なった。
比較例2
重合開始後2時間の時点で添加すべき重合度800、ケ
ン化度77モル%のポリビニルアルコールを重合開始前
に他の添加物と同時に添加した以外はすべて実施例1と
同じ条件で重合を行なった。
ン化度77モル%のポリビニルアルコールを重合開始前
に他の添加物と同時に添加した以外はすべて実施例1と
同じ条件で重合を行なった。
比較例3
重合71800、ケン化度77モル%のポリビニルアル
コールの添加を重合開始後6時間の時点(これは重合転
化率50%の時点に相当する)に行なった以外はすべて
実施例1と同じ条件で重合を行なった。
コールの添加を重合開始後6時間の時点(これは重合転
化率50%の時点に相当する)に行なった以外はすべて
実施例1と同じ条件で重合を行なった。
−1−記の実施例及び比較例で得た樹脂につき嵩比重、
粒度分布、可塑剤吸収性(多孔性)、可塑剤吸収時間、
溶融時間及びフィッシュアイ個数を測定した。この測定
結果を下記の表に示した。
粒度分布、可塑剤吸収性(多孔性)、可塑剤吸収時間、
溶融時間及びフィッシュアイ個数を測定した。この測定
結果を下記の表に示した。
計 測定方法
計l)可塑剤吸収性(多孔性)
目のあらさG−2のガラスフィルターに樹脂5gを精解
してとり、樹脂に対して過剰のDOP可塑剤(約10m
1)を添加してよく混合する。しかる後回転数5000
rpmの遠心分#機でDOPを分離し樹脂のDOP吸着
量をめる。単位は樹脂100部あたりのDOP吸着量(
p h r)。
してとり、樹脂に対して過剰のDOP可塑剤(約10m
1)を添加してよく混合する。しかる後回転数5000
rpmの遠心分#機でDOPを分離し樹脂のDOP吸着
量をめる。単位は樹脂100部あたりのDOP吸着量(
p h r)。
註2)可塑剤吸収時間
ブラベンダープラストグラフに内容積
300mJLのシグマミキサーをとりつけ、下記の配合
物の可塑剤吸収時間を100℃、75rpmの条件で測
定する。
物の可塑剤吸収時間を100℃、75rpmの条件で測
定する。
樹脂 200g
DOP 100g
三塩基性硫酸鉛 6g
ステアリン酸鉛 2g
クレイ +33 20g
註3)溶融時間
ブラベンダープラストグラフに内容積30m1のニーグ
ーをとりつけ、下記の配合物の最大トルクに到達するま
での時間(溶融時間)を150℃、30rpmの条件で
測定する。
ーをとりつけ、下記の配合物の最大トルクに到達するま
での時間(溶融時間)を150℃、30rpmの条件で
測定する。
樹 脂 30g
三塩基性硫酸鉛 0.9g
ステアリン酸鉛 0.3g
註4)フィッシュアイ
下記配合物をよく混合し直径8インチ、回転数15/
21 r pmノ2本ロールを14500に加熱して0
.3mmのロール間隙で5分間混練する。しかる後15
X 10 cmの面積に存在するフィッシュアイの個数
を数える。
21 r pmノ2本ロールを14500に加熱して0
.3mmのロール間隙で5分間混練する。しかる後15
X 10 cmの面積に存在するフィッシュアイの個数
を数える。
樹脂 100g
DOP 60 g
カーボン 0.1g
七記表の結果から本発明の方法によれば平均粒子径が大
きく、高度な多孔性を有し、可塑剤吸収性がきわめて良
好で、しかも樹脂の溶融速度が速く、フィッシュアイの
発生も少ない等のすぐれた性質を有するPVC樹脂が得
られることがわかる。
きく、高度な多孔性を有し、可塑剤吸収性がきわめて良
好で、しかも樹脂の溶融速度が速く、フィッシュアイの
発生も少ない等のすぐれた性質を有するPVC樹脂が得
られることがわかる。
Claims (1)
- 1、塩化ビニルを水性媒体中で懸濁重合′:?せ31こ
当り1重合度か500以下で、かつケン化度か60モル
%以上のポリビニルアルコールを重合用助剤として重合
を開始し、その重合転化率が5〜40%に達した時点で
重合度が700以上で、かつケン化度が75モル%以上
のポリビニルアルコールを添加して重合反応を続けるこ
とを特徴とする塩化ビニルの懸濁重合法の
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8821384A JPS60231706A (ja) | 1984-05-01 | 1984-05-01 | 塩化ビニルの懸濁重合法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8821384A JPS60231706A (ja) | 1984-05-01 | 1984-05-01 | 塩化ビニルの懸濁重合法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60231706A true JPS60231706A (ja) | 1985-11-18 |
Family
ID=13936622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8821384A Pending JPS60231706A (ja) | 1984-05-01 | 1984-05-01 | 塩化ビニルの懸濁重合法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60231706A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0370703A (ja) * | 1989-08-09 | 1991-03-26 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 塩化ビニル系重合体の製造方法 |
US5849831A (en) * | 1996-04-19 | 1998-12-15 | Kuraray Co., Ltd. | Process for producing vinyl resin |
-
1984
- 1984-05-01 JP JP8821384A patent/JPS60231706A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0370703A (ja) * | 1989-08-09 | 1991-03-26 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 塩化ビニル系重合体の製造方法 |
US5849831A (en) * | 1996-04-19 | 1998-12-15 | Kuraray Co., Ltd. | Process for producing vinyl resin |
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