JPS60225620A - 濾過エレメント - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、例えば内燃機関用潤滑油１濾過器に用いて好
都合な濾過エレメントに関するものである。

（従来技術） 従来公知のこの種の濾過エレメントとしては、例えば米
国特許第２，７６８，７５２号明細書に記載されたもの
がある。これは、横断面波形形状部を多数有した炉材を
、その波形形状部を接触させるようにして全体をリング
状に構成しており、この波形形状部の接触部の間に流体
を通過させ、この接触部の間を流体が通過する間に流体
中のゴミ、スラツチなどてを除去する、いわゆる表面濾
過（ｓｕｒｆａｃｅｆｉｌｔｅｒ　）方式のものである
。

上記従来のものは、未濾過流体を効果的に清浄するため
に上記波形形状部の接触部の長さ、つまり全体のリング
状部の半径方向の長さを長くする必要があるので、波形
形状部の強度が低下したり、あるいは変形したりする恐
れがある。

また、全体として大型であるのに反し、濾過面（２） 積が小さいという不具合もある。

（発明の目的） 本発明は、上記従来例の濾過エレメントとは全く異なる
画期的な構造を採用することにより、上記の諸子具合を
解消しようとするものである。

（実施例） 以下本発明を具体的な実施例により、詳細に説明する。

第１図乃至第４図において、炉材１にはそれ自身を屈曲
することによって形成した複数の波形形状部１ａが備え
られている。この炉材１は、第１図に特に良好に見られ
るように、その複数の波形形状部１ａの屈曲部分１ｂを
相互に対向させて該対向間に空所２ａ、２ｂを設けるよ
うに、かつ該空所２ａ、２ｂを持った対向部３を複数個
設けるよう全体としてリング状に構成しである。また、
該リング形状を保持するように炉材１の両端は第１図中
のＡ点で接着剤（例えば、ポリアミド系のホントメルト
型樹脂接着剤）にて接合しである。

上記構成のリング状７戸材９の複数個の対向部に（３） おいて、その１個置きの複数個の対向部３ａに形成され
ている空所２ａはリング状炉材１ｏの内側空間４に連通
している。即ち、対向部３ａにおいては、波形形状部１
ａの屈曲部分１ｂの対向間が図中Ｘのように離れている
ため、該対向部３ａにおける空所２ａのすべては互いに
連通ずるとともに、リング状炉材９の内側空間４に連通
しているのである。また、リング状炉材９の他方の複数
個の対向部３ｂにおける空所２ｂは、該炉材９の内側空
間４と連通してないよう隔離されている。即ち、この対
向部３ｂにおいては、互いに対向する波形形状１ａのう
ち最内側は一体に連結されているため、該連結部分５で
炉材９の内側空間４と連通しないようになっているので
ある。

上記リング状炉材９の両端は、第１図のＢ′？：示す範
囲内において、第２図および第３図のように樹接着剤層
６によって閉鎖されている。この樹脂接着剤は例えばポ
リアミド系のホントメルト型の材料よりなる。

このように、第１図のＢで示す範囲内において（４） 樹脂接着剤層６で閉鎖しているため、リング状炉材の両
端においては前記空所２ｂがスリット状に開口すること
になる。このスリット状の開口部８は本実施例では、第
３図のごとく、６個形成されている。また、この開口部
８に続いて炉材９の外側面には第１図の対向部３ａ、３
ｂの間のスリット状の開口部Ｚが同じく６個形成されて
いる。なお、樹脂接着剤層６で閉鎖された部分は、第４
図および第５図に明記するごとく、袋状７となる。

ところで、上記ン戸材１は第６図および該第６図を部分
的に拡大した第７図に示す帯状炉材１′（例えば濾紙よ
りなる）をそこに示した複数の折り線すに沿って屈曲す
ることで構成しである。この折り線すの間隔は連続的に
変化させてあり（第７図参照）、この連続的に変化させ
である領域を線対称に交互に繰り返した状態に折り線す
が炉材１′に付与しである。従って、この炉材１′の折
り線すに沿って屈曲して両端を接合すると第１図の炉材
１が得られるのである。第８図には、第７図における炉
材１′を屈曲した際における折り線（５） 位置の対応関係を示している。

次に、上記構成になる濾過エレメントに対する流体の流
経路について説明する。例えば未済過流体が濾過エレメ
ントの下方より流入する場合では、流体は複数個のスリ
ット状開口部８を経て空所２ｂ内に流入し、該空所２ｂ
と袋状部７の空所２ａとを隔離している波形形状部１ａ
を通過して袋状部７の空所２ａ内に至る。この袋状部７
の空所２ａ内に流入した流体は空所２ａの開口部、つま
り波形形状部１ａの屈曲部１ｂの対向隙間Ｘを経て隣り
合う空所２ａ内に流入しながら炉材９の内側空間４に流
出する。なお、流体は波形形状部１ａを通過する際に核
部１ａで炉遇され清浄となる。

かような濾過作用を有する濾過エレメントの用途例につ
いて以下説明する。まず、内燃機関用潤滑油濾過器につ
いて述べると、第９図において、本発明の濾過エレメン
ト１０はその内側に孔あき金属円筒１１を固定した状態
で金属容器１２内に収容されている。容器１２の開口端
には、中心にねじ孔１３ａを有しその外周に複数の開口
１３ｂ（６） を有したリング状金属端板１３が配置され、また該端板
１３に溶接固定した薄肉リング板１８が容器１２の開口
端周縁にロックルームされている。

なお、図中１４はゴム製逆止弁、１５はスプリング、１
６は上記円筒１１に固定された金属端板、１７はゴム製
ガスケットを示している。

この濾過器においては、潤滑油は図中の矢印のごとく開
口１３ｂから逆止弁１４を押し広げて容器１２内に入り
、２濾過ニレメン）１０の下方ならびに側方を通って清
浄にされた後、矢印のようにねし孔１３ａを経て内燃機
関へ戻る。なお、濾過エレメント１０の下方からは前記
スリット８を経て、側方からはスリットＺを経て油がエ
レメント１０内に入る。

第１０図は内燃機関用空気清浄器に適用した例を示すも
のである。即ち、濾過エレメント１８は合成樹脂製ケー
ス１９と開裂のキャップ２ｏとの間にゴム製ガスケット
２１．２２を介して挟持されている。なお、このケース
１９とキャップ２゜とはクランプ（図示しない）により
結合されてい（７） る。図中２３はガスケット、２４はインレットを示して
いる。

本発明は以下に述べるごとく種々の変形が可能である。

ｉｌｌ第２図および第３図によれば、リング状炉材９の
両端のそれぞれに同位置にスリット状の開口部８を形成
したが、例えば両端の開口部８の位置を互いにずらして
もよく、あるいはリング状炉材９の両端のうち一端にス
リット状の開口部８を形成し、他端はその全面を閉鎖し
てスリット状の開口部８を形成しなくてもよい。また、
このスリット状の開口部８の数は任意にしてもよい。

（２）ン戸材９における波形形状部の屈曲形状は第１１
図乃至第１５図のごとくでも勿論よい。

（３）炉材９は一枚の炉材１′を連続的に屈曲し、かつ
全体をリング状にして構成したが、例えば前記第１図に
示したブロックＢを１単位としてこれを接着剤で接合す
ることでリング状の炉材を構成してもよい。

（４）エレメント構造は円形にとられれることなく（８
） 第１６図のごとく任意なリング状としてもよい。

（５）前記第１図の実施例では濾過エレメントを１２角
形状で示したが、１２角形状に限定されることなく、１
３角形状など多角形形状が可能である。

なお、前記第１１図のごとき屈曲形状にすれば、円形状
とすることができる。

（６）波形形状部の対向間に平形形状部を配設してもよ
い。

（効果） 以上詳述したごとく、本発明によれば、次に列挙する効
果を奏する。

（ａｌ　？ｐ濾過エレメント複数箇所に両端が閉鎖され
た袋状部が形成されているとともに、複数の波形形状部
の隣り合う屈曲部を対向しであるため、全体としてエレ
メント強度が高く濾過体容積当り、最大の濾過面積を確
保することができる。

ｆｂｌ複数の波形形状部の全体を流体の濾過部分として
使うことができ、従って濾過面積を大きくとることがで
きる。

（Ｃ１上記（ａｌ〜ｆｂｌにより従来の濾過エレメント
に比べ（９） 大幅な小型化を図ることができる。

（ｄ）　ｔ濾過エレメントの両端の少なくとも一方にス
リット状の開口部が形成されるよう該両端を閉鎖してい
るから、スリット状の開口部によって閉鎖作業が簡単と
なり、安価な濾過エレメントを提供することができる。

また、 ｔｅｌスリット状の開口部を残して他は閉鎖されている
から、波形形状部の強度が一層向上し、全体として強度
が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明濾過エレメントを構成するためのリング
状炉材を示す平面図、第２図は本発明はの一実施例を示
す斜視図、第３図は第２図の平面図、第４図は第２図の
ｎ−ｎ線に沿う部分破断面斜視図、第５図は第４図のＩ
ＩＩ−Ｉ［［線に沿う断面図、第６図は第１図のリング
状炉材を構成するための出発炉材を示す展開図、第７図
は第６図の一部を拡大して示す展開図、第８図は第７図
の炉材を屈曲した状態を示す平面図、第９図および第１
０図は本発明の用途例を示す断面図、第１１図乃至第（
１０） １６図は本発明の他の実施例を示す平面図である。 １ａ・・・波形形状部、２ａ、２ｂ・・・空所、４・・
・内側空間、６・・・樹脂接着剤層、７・・・袋状部、
８・・・スリット状部の開口部、９・・・リング状の炉
材。 代理人弁理士　岡　部　隆 （１１） 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ＋１．ｌ複数の波形形状部を互いに隣接位置にかつ対向
   関係にリング状に配置して全体としてリング状の炉材を
   構成し、該リング状炉材の両端を、前記波形形状部の対
   向部分に形成される空所が一部においてスリット状に開
   口するよう閉鎖し、該閉鎖によって袋状となった、前記
   波形形状の対向部分の空所を前記リング状炉材の内側空
   間に開口し、前記スリット状の開口部より前記波形形状
   部を通過させて前記袋状の空所に流体を流入せしめ、該
   袋状の空所の開口部より前記リング状が材の内側空間に
   流出せしめるようにした濾過エレメント。 （２）前記スリット状の開口部は前記リング状炉材の両
   端のそれぞれに同位置に形成されている特許請求の範囲
   第１項記載の濾過エレメント。 （３）前記閉鎖部は樹脂接着剤により形成されている特
   許請求の範囲第１項または第２項記載の濾過（１）