JPS60190207A - 濾過エレメント - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば内燃機関用潤滑油濾過器に用いて好都
合な濾過エレメントに関するものである。

〔従来技術〕

従来公知のこの種の濾過エレメントとしては、例えば米
国特許第２，７６８，７５２号明細書に記載されたもの
がある。これは、横断面波形形状部を多数有したが祠を
、その波形形状部を接触させるようにして全体をリング
状に構成しており、この波形形状部の接触８（ｉの間に
流体を通過させ、この接触部の間を流体が通過する間に
流体中のゴミ、スラノヂなどを除去する、いわゆる表面
ｌ濾過（ｓｕｒｆａｃｅｆ　ｉ　Ｉ　ｔｅｒ）方式のも
のである。

上記従来のものは、未濾過流体を効果的に清浄にするた
めに上記波形形状部の接触部の長さ、つまり全体のリン
グ状部の半径方向の長さを長くする必要があるので、波
形形状部の強度が低下したり、あるいは変形したりする
恐れがある。

また、全体として大型であるのに反し、濾過面積が小さ
いという不具合もある。

〔発明の目的〕 本発明は、上記従来例の濾過エレメントとは全く異なる
画期的な構造を採用することにより、上記の諸事具合を
解消しようとするものである。

〔実施例〕

以下本発明を具体的な実施例により、詳細に説明する。

第１図乃至第４図において、炉材１にはそれ自身を屈曲
することによって形成した複数の波形形状部１ａと複数
の平形形状部１ｂが一体に備えられである。

また、波形形状部１ａと平形形状部１ｂとを全体に渡っ
て交互に配置して全体としてリング状に構成しである。

なお、該リング形状を保持するように炉材１の両端は第
１図中のＡ点で接着剤にて接合しである。このリング状
炉材４においては、波形形状部１ａと２つの平形形状部
１ｂの１つとを１ユニツトとしてその相隣れる間には複
数の空所２と３が形成しである。このうち空所２はリン
グ状炉材４の内側空間５に連通しないよう隔離されてい
る。つまり、この空所２の内側空間５寄りは波形形状部
１ａと平板形形状部１ｂとが一体に連結しているため、
空間２は内側空間５に連通しないのである。なお、画形
状部１ａ、１ｂは微小隙間ｙを介して離れているため、
上記複数の空所２　（本例では一単位当り７つ）は互い
にリング状炉材４の外側に連通している。

一力、複数の空所３（本例では一単位当り７つ）は、波
形形状部１ａと平形形状部ｉｂとの間の微小隙１７ｉＪ
　ｘを介しＣ互いにリング状炉材４の内側空間５に連通
している。

上記構造のリング状１戸材４においては、第２図および
第３図に明示するごとく、上記空所３の両αｌｉｔ　（
？／”ｔＡ４の両端）のみが例えば塩化ビニルゾル系接
着剤層６によって閉鎖されており、従って、空所３の部
分は第４図および第５図に示すように袋状部７となる。

ところで、前記１戸材ｌは第６図に示す帯状炉材１′を
そこに示した複数の折り線ｌに沿って屈曲するもので、
折り線βの間隔は連続的に変化させである。この折り線
ｌに沿って屈曲したものを第６図に示した折り部Ａ−Ｍ
に対応して図示したのが第７図である。

次に、上記構成になるｐ過エレメントに対する流体の流
経路について説明する。例えば未濾過流体がｐ過エレメ
ントの下方より流入する場合では、流体は複数個の空所
２の下方より該空所２内に流入し・該空所２から波形形
状部１ａならびに平形形状部１ｂを通過して空所３内に
至る。この空所３内に流入した流体は対向隙間Ｘを経て
１戸材４の内側空間５に流出する。なお、流体は波形形
状部ｌａ、平形形状部１ｂを通過する際に核部１ａ、■
ｂで濾過され清浄となる。

かような濾過作用を有するｔ濾過エレメントの用途例に
ついて以下説明する。内燃機関用潤滑油炉遇器について
述べると、第８図において、本発明の濾過エレメント８
はその内側に孔あき全屈円筒９を固定した状態で金属容
器１１内に収容されている。容ａｌｌの開口端には、中
心にねじ孔１２ａを有しその外周に複数の開口１２ｂを
有したリング状金Ｈ端板１２が配置され、また該端板１
２に溶接固定した薄肉リング板が容器１１の開口端周縁
にロックシームされている。なお、図中１４はゴム製逆
止弁、１５はスプリング、１６は上記円筒９に固定され
た金属端板、１７はゴム製ガスケットを示している。

この濾過器においては、潤滑油は図中の矢印のごとく開
口１２ｂから逆止弁１４を押し広げて容器ｌｌ内に入り
、濾過エレメント８を通って清浄にされた後、矢印のよ
うにねし孔１２ａを経て内燃機関へ戻る。

本発明は以下のごとく種々の変形が可能である。

（１１第９図のごとく、リング状炉材４の両端の全域を
金属などの端板２５．２６で閉鎖してもよい。

この場合、流体は隙間ｙを通って空所２．３に至る。な
お、第１図において、隙間ｙは微小であるが、本例の場
合は油通路を確保するため離れていた方がよい。なお、
流体を導出するため、下方の端板２６は中心に孔２６ａ
を有したリング状になっている。

（２）炉材ｌの波形形状部１ａの屈曲形状は第１図にと
られれることなく、第１０図のとと（平形形状部ｉｂを
２重構造にしたもの、あるいは第１１図のごとく波形形
状部１ａに平形形状部を、また平形形状部に波形形状部
を部分的に形成してもよい。

（３）前記第１図のリング状炉材によれば、その全体に
渡って交互に波形形状部１ａと平形形状部１ｂとが配置
されているが、一部においては波形形状部どうしを連続
して配置し、該波形形状部どうしを対向せしめるように
してもよい。

（４）前記第２図に示したリング状部材において、その
一部のみ空所３の他に空所２の両端を閉鎖することも可
能である。

（５）第３図に示した１戸材を一単位としてこれを接着
剤で接合してリング状の第１図の炉材を構成するように
してもよい。

（６）接着剤層６を通気性のある材料で構成し、該層６
を炉材として使用することも可能である。

〔発明の効果〕

以上詳述した本発明の効果を列挙すれば、次のごとくで
ある。

（ａｌ　ｔｐ濾過エレメント複数個所に両端が閉鎖され
た袋状部を形成したとともに、複数の波形形状と平形形
状部とを組合せたから、全体としてエレメント強度が高
く、濾過体容積当り最大の濾過面積を確保することがで
きる。

（ｂｌ複数の波形形状部の全体を流体の濾過部分として
使うことができ、従って濾過面積を大きくとることがで
きる。

（ｅ）上記（ａｌ〜（ｂｌにより従来のｔ濾過エレメン
トに比べ大幅な小型化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明濾過エレメントを構成するためのリング
状炉材を示す平面図、第２図は本発明の一実施例を示す
斜視図、第３図は第２図の一部を切り取った平面図、第
４図は第２図のＶ−Ｖ線に沿う断面斜視図、第５図は第
４図のＩＶ−ＩＶ線に沿う断面図、第６図は第１図のリ
ング状炉材を構成するための出発炉材を示す展開図、第
７図は第６図の炉材を屈曲した状態を示す平面図、第８
図および第９図は本発明の用途例を示す断面図、第１０
図および第１１図は本発明の他の実施例を示す平面図で
ある。 １・・・炉材、ｌａ・・・波形形状部、１ｂ・・・平形
形状部、２．３・・・空所、４・・・炉材、５川内側空
間、６・・・接着剤沿う、７・・・袋状部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１波形形状部と平形形状部とを交互に配置して全体
   とし°ζリング状の炉材を構成し、該リング状１戸材の
   前記波形形状部の２つと前記平形形状部の１つとの相隣
   れる間に形成される２つの空所の一力を前記リング状１
   戸材の内側空間に連通し、他方を該内側空間と隔離して
   前記リング状２戸材の外側に連通し、該内側空間に連通
   ずる前記一方の空所の両端を閉鎖して袋状となし、前記
   他方の空所に流入した流体をｎ；１記波形形状部および
   平形形状部を通過させた後、前記袋状部における前記一
   方の空所に流入せしめて前記リング状炉材の内側空間に
   導くようにした１濾過エレメント。 （２）前記リング状炉材において、その全体に渡って交
   互に前記波形形状部と前記平形形状部とが配置されてい
   る特許請求の範囲第１項記載の濾過エレメント。 （３）前記リング状を戸材において、その一部において
   前記波形形状部どうしが対向している特許請求の範囲第
   １項記載の濾過エレメント。 （４）前記リング状炉材において、その一部において前
   記２つの空所の両方が前記リング状炉材の内側空間と隔
   離されている特許請求の範囲第１項記載の濾過エレメン
   ト。 （５）前記袋状部の閉鎖部分は、前記リング状炉材の両
   端を閉鎖した接着剤層により構成されている特許請求の
   範囲第１項記載の濾過エレメント。 （６）前記リング状炉材における前記波形形状部と前記
   平形形状部とが一体に連結している特許請求の範囲第１
   項乃至第５項いずれか記載の濾過エレメント。