JPS60175517A - 濾過エレメント - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば内燃機関用潤滑油濾過器に用いて好都
合な濾過エレメ′ントに関するものである。

〔従来技術〕

従来公知のこの種のが過エレメントとしては、例えば米
国特許第２，７６８．７５２号明細書に記載されたもの
がある。これは、横断面波形形状部を多数有した？Ｐ　
４４を、その波形形状部を接触させるようにして全体を
リング状に構成しており、この波形形状部の接触部の間
に流体を通過させ、この接触部の間を流体が通過する間
に流体中のゴミ、スラツチなどを除去する、いわゆる表
面ｔＰｉ１４　（ｓｕｒｆａｃｅｆ　ｉ　１　ｔｅｒ）
方式のものである。

上記従来のものは、未済過流体を効果的に清浄するため
に上記波形形状部の接触部の長さ、つまり全体のリング
状部の半径方向の長さを長くする必要があるので、波形
形状部の強度が低下した°す、あるいは変形したりする
恐れがある。

また、全体として大型であるのに反し、濾過面積が小さ
いという不具合もある。

〔発明の目的〕

本発明は、上記従来例の濾過エレメントとは全く異なる
画期的な構造を採用することにより、上記の諸子具合を
解消しようとするものである。

〔実施例〕

以下本発明を具体的な実施例により、詳細に説明する。

第１図乃至第４図において、炉材１にはそれ自身を屈曲
することによって形成した複数の波形形状部１ａが備え
られている。この炉材１は、第１図に特に良好に見られ
るように、その複数の波形形状部１ａの屈曲部分１ｂを
相互に対向させて該対向間に空所２ａ、’ｌｂを設りる
ように、かつ該空所２ａ、２ｂを持った対向部３を複数
個設けるよう全体としてリング状に構成しである。また
、該リング形状を保持するように炉材１の両端は第１図
中のＡ点で接着剤（例えば、ポリアミド系のホットメル
ト型樹脂接着剤）にて接合しである。

上記構成のリング状炉材ｌＯの複数個の対向部３におい
て、その１個置きの複数個の対向部３ａに形成されてい
る空所２ａはリング状炉材１０の内側空間４に連通して
いる。即ち、対向部３ａにおいては、波形形状部１ａの
屈曲部分１ｂの対向間が図中χのように離れているため
、該対向部３ａにおける空所２ａのすべては互いに連通
ずるとともに、リング状炉材１０の内側空間４に連通し
ているのである。また、リング状炉材１０の他方の複数
個の対向部３ｂにおける空所２ｂは、該炉材１０の内側
空間４と連通してないよう隔離されている。即ち、この
対向部３ｂにおいては、互いに対向する波形形状部１ａ
のうち最内側は一体に連結されているため、該連結部分
５で炉材１０の　。

内側空間４と連通しないようになっているのである。

上記の複数個の対向部３ａの空所２ａにおいて炉材１０
の両端に相当する部分を例えばポリウレタンフォーム、
発泡塩化ビニル、発泡ゴムの如き通気性のある発泡樹脂
接着剤層６によって閉鎖されている。従って、該対向部
３ａは第４図に示されているごとく袋状７となる。

ところで、上記枦月１は第５図および該第５図を部分的
に拡大した第６図に示す帯状炉材ｌ′（例えばｐ紙より
なる）をそこに示した複数の折り線すに沿って屈曲する
ことで構成しである。この折り線すの間隔は連続的に変
化させてあり（第６図参照）、この連続的に変化させで
ある領域を線対称に交互に繰り返した状態に折り線すが
炉材１′に付与しである。従って、この炉材１′の折り
線すに沿って屈曲して両端を接合すると第１図の炉材ｌ
が得られるのである。第７図には、第６図における炉材
ｌ′を屈曲した際における折り線位置の対応関係を示し
ている。

次に、上記構成になる濾過エレメントに対する流体の流
経路について説明する。例えば未濾過流体が濾過エレメ
ントの下方より流入する場合には、流体は複数個の対向
部３ｂの空所２ｂの下方より該空所２ｂ内に流入し、該
空所２ｂと袋状部７の空所２ａとを隔離している波形形
状部１ａを通過して袋状部７の空所２ａ内に至る。この
袋状部７の空所２ａ内に流入した流体は波形形状部１ａ
の屈曲部１ｂの対向間隔χを経て隣り合う空所２ａ内に
流入しながら炉材１０の内側空間４に流出する。なお、
流体は波形形状部１ａを通過する際に核部１ａで濾過さ
れた清浄となる。

また、流体の一部は、接着剤１ｉｔ６を通過することに
より、濾過され清浄となる。

かようなｔ濾過作用を奏する濾過エレメントの用途例に
ついて以下説明する。内燃機関用潤滑油濾過器について
述べると、第８図において、本発明のが過エレメント８
はその内側に孔あき金属円筒９を固定した状態で金属容
器ｔｉ内に収容されている。容器１１の開口端には、中
心にねし孔１２ａを有しその外周に複数の開口１２ｂを
有したリング状金属端板１２が配置され、また該端板１
２に溶接固定した薄肉リング板が容器１１の開口端周縁
にロックルームされている。なお、図中１４はゴム製逆
止弁、１５はスプリング、１６は上記円筒９に固定され
た金属端板、１７はゴム製ガスケットを示している。

この濾過器においては、潤滑油は図中の矢印のごとく開
口１２ｂから逆止弁１４を押し広げて容器ｌｌ内に入り
、ン濾過エレメント８を通って清浄にされた後、矢印の
ようにねじ孔１２ａを経て内燃機関へ戻る。

本発明は以下の如（種々の変形が可能である。

＋１１第９図のごとく、リング状炉材１０の両端の接着
剤層を６ａ、６ｂとして互いに通気性を異ならしめても
よい。

（２）第２図において、対向部３ｂにおける波形形状部
１ａの屈曲部分１ｂは互いに接触しているが、接触せず
に離れていてもよい。また、この対向部３ｂにおいて、
隣り合う波形形状部１ａの間は空所２ｂを形成するため
に比較的大きく開いているが、流体の流れに支障がない
限り波形形状部１ａの間を狭ばめてもよい。

＋３）　ｉｐ炉材０は一枚の炉材１′を連続的に屈曲し
、かつ全体をリング状にして構成したが、例えば前記第
３図に示した部分的な炉材１単位としてこれを接着剤で
接合することでリング状の炉材を構成してもよい。

（４）接合部材としては上記のごとく発泡樹脂接着剤に
限らず、他の通気性材料でもよいことは勿論である。

〔効果〕

以上詳述したごとく、本発明によれば、次に列挙する効
果を奏する。

（ａｌ　ｉ濾過エレメントの複数個所に両端が閉鎖され
た袋状部が形成されているとともに、複数の波形形状部
の隣り合う屈曲部を対向しであるため、全体としてエレ
メント強度が高く炉遇体容積当り、最大のが遇面積を確
保することができる。

（ｂｌ複数の波形形状部の全体を流体のか過部分として
使うことができ、従って濾過面積を大きくとることがで
きる。

（＋１．）上記ｔａ＋〜（ｂ）により従来の濾過エレメ
ントに比べ大幅な小型化を図ることができる。

（ｄ）通気性のある接合部材を用いたことにより接合部
材が他の濾過エレメントとして作用し、主たるか過エレ
メントの負荷を減らし全体として効率の良い濾過性能を
得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明濾過エレメントを構成するためのリング
状炉材を示す平面図、第２図は本発明の一実施例を示す
斜視図、第３図は第２図のｎ−ｎ線に沿う部分破断面斜
視図、第４図は第３図の■−■線に沿う断面図、第５図
は第１図のリング状が材を構成するための出発炉材を示
す展開図、第６図は第５図の一部を拡大して示す展開図
、第７図は第６図の炉材を屈曲した状態を示す平面図、
第８図は本発明の用途例を示す断面図、第９図は本発明
の他の実施例を示す平面図である。 １・・・炉材、１ａ・・・波形形状部、■ｂ・・・屈曲
部分、”ｌａ、’ｌｂ・・・空所、３ａ、３ｂ・・・対
向部、４・・・内側、６・・・接合部材をなす接着剤層
、７・・・袋状部。 代理人弁理士　岡　部　隆 第１図 第２図 ９＾ 第３図 ■ ＺＤ　／ 第７図 第９図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の波形形状部を備えた炉材を有し、該炉材を
   、その波形形状部の屈曲部分を対向させて該対向間に空
   所を設けるとともに、該空所を持った対向部を複数段げ
   るようにして全体としてリング状に構成し、かつ該リン
   グ状炉材において、前記複数の対向部のうち成るグルー
   プの対向部の空所を前記リング状２戸材の内側空間に連
   通し、かつ他のグループの対向部の空所を前記リング状
   Ｐ月の内側空間と隔離し、前記内側空間に連通ずる前記
   対向部の空所のうち前記リング状炉材の両端に相当する
   部分を通気性を有する接合部材により閉鎖して袋状とな
   し、前記内側空間に連通しない、前記対向部の空所に流
   入した流体を前記波形形状部を通過させた後、前記袋状
   部におりる前記空所に流入せしめて前記リング状ｔＰ　
   ＪｔＡの内側空間に導くようにしたン濾過エレメント。
2. （２）前記接合部材は発泡樹脂材料により構成されてい
   る特許請求の範囲第１項記載の濾過エレメント。