JPH08100726A - 消音機能を備えたフィルタエレメント - Google Patents

消音機能を備えたフィルタエレメント

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JPH08100726A
JPH08100726A JP26100594A JP26100594A JPH08100726A JP H08100726 A JPH08100726 A JP H08100726A JP 26100594 A JP26100594 A JP 26100594A JP 26100594 A JP26100594 A JP 26100594A JP H08100726 A JPH08100726 A JP H08100726A
Authority
JP
Japan
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filter
air
small holes
filter element
pleated
Prior art date
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Pending
Application number
JP26100594A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Shigeta
康彦 繁田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mahle Filter Systems Japan Corp
Original Assignee
Mahle Filter Systems Japan Corp
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Publication date
Application filed by Mahle Filter Systems Japan Corp filed Critical Mahle Filter Systems Japan Corp
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃機関の吸気系に装置されるエアクリ−ナ
のフィルタエレメントにおいて、エア中のダストを捕捉
するとともに消音機能をも具備させたフィルタエレメン
トを提供する。 【構成】 フィルタエレメント1は、ひだ折りされた濾
過体7a、7b、7cの3層構造体7から成り、これら
の間に第1、第2空気室8、9が形成される。濾過体7
b、7cには、複数の小孔5が形成される。ダストを含
むエアは、濾過体7cの小孔5、第2空気室9、濾過体
7bの小孔5、第1空気室8、そして濾過体7aを順次
流通する。濾過体7c、7bを流通する間に、消音さ
れ、濾過体7aを流通する際に消音される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願は、たとえば内燃機関の吸気
系に装着されるエアクリ−ナのフィルタエレメントに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から周知のフィルタエレメントは、
矩形の濾紙をひだ折りして、多数のひだを形成し、これ
を多孔円筒の周りに配設し、その上下端を端板で密封し
た構造のものである。このようなフィルタエレメント
は、流入出口を設けたケ−ス内に収納され、エアクリ−
ナを形成させる。
【0003】ダストを含むエアは、ケ−スの流入口から
流入しフィルタエレメントを流通して、流出口へ流出す
る。この間に、エアのダストは、フィルタエレメントに
捕捉される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のフィルタエレメ
ントは、上記のように、濾過作用を有するものの消音作
用を奏し得ない。そのため、吸気騒音を低減させる必要
がある場合には、吸気系のいずれかの場所に消音のため
の手段を設けなければならない。たとえば、吸気系に、
共鳴型の消音器を取付けたり、あるいは吸音材を配設す
るものである。このような場合には、吸気系に新たなス
ペ−スを設ける必要があり、大型化させてしまうことに
なる。
【0005】したがって、本願は、吸気系に配置される
エアクリ−ナのフィルタエレメント自体に消音手段を形
成することにより、上記の欠点を解消させようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明において
は、ひだ折りされ、小孔を有しない濾過体と2枚のひだ
折りされ、複数の小孔を有する濾過体とを、第1空気
室、第2空気室を介して順次配置して3層構造体を形成
し、その両側に側板を設けて成る構成とし、請求項2の
発明においては、多孔円筒の周りに、小孔を有しない、
環状のひだ折り濾紙体13を配設し、その外周に、環状
空室を介して、複数の小孔を有する環状のひだ折り濾紙
体を配設し、さらにその外周に同じく複数の小孔を有す
る環状のひだ折り濾紙体を環状空室を介して配設し、こ
れらの上下端にディスク状の上下端板を形成させて成る
構成としたものである。
【0007】
【作用】エア中のダストは、フィルタエレメントの濾過
体またはひだ折り濾紙体により捕捉される。同時に、エ
ア中の騒音も、フィルタエレメントの流入側の濾過体ま
たはひだ折り濾紙体に設けられた複数の小孔を流通する
間に、減音される。
【0008】
【実施例】本願発明を実施例により説明すると、図1、
図2は第1の発明の実施例を示すフィルタエレメント1
であり、図3に示す矩形状の濾紙2から形成される。濾
紙2は、折曲部3、4により左端面部2a、中間面部2
b、右端面部2cに区画され、中間部2b、右端面部2
cに、貫通する複数の小孔5が穿設される。濾紙2は、
ひだ折り加工されて、多数のひだ6が設けられ{図3
(b)}前記折曲部3、4に沿って折り曲げられて、3
つの層に積層された3層構造体7を形成する。すなわ
ち、小孔5を有しない左端面部2aは、上層の濾過体7
aを構成し、小孔5を有する中間面部2b、右端面部2
c は、各々、中間層の濾過体7b、下層の濾過体7c
を構成する。各濾過体7a、7b、7cの間には第1空
気室8、第2空気室9が形成される。
【0009】3層構造体7は、両側に、側板10、10
が設けられる。側板10、10は、ウレタン樹脂などの
プラスチック材あるいは金属板、厚紙にシ−ル材を塗布
したものから成り、両側端は、プラスチック材、シ−ル
材内に埋入、シ−ルされる。
【0010】必要に応じ、3層構造体7の両端側にも、
同様な側板10を設けることができる。この場合、側板
10は、全体として矩形状となる。
【0011】第1の発明の他の実施例を示すと、図3に
おける矩形状の濾紙2の折曲部3、4にそって、切断し
て、3枚の濾紙片を形成し、これを上記実施例のよう
に、順次並べ、その外周4辺に側板10を設けた構造の
フィルタエレメントである。3枚の濾紙片は、上層に小
孔5を有しない濾過体11aを、中間層に小孔5を有す
る濾過体11bを、さらに下層に小孔5を有する濾過体
11cを各々形成させる(図4)。
【0012】次に第2発明の実施例のフィルタエレメン
トについて説明すると、図5のように、多孔円筒12の
周りに、多孔を有しない環状のひだ折り濾紙体13を配
設し、その外周に、環状空室14を介して、多孔を有す
る環状のひだ折り濾紙体15を配設し、さらにその外周
に同じく多孔を有する環状のひだ折り濾紙体16を環状
空室14aを介して配設し、これらの上下端にディスク
状の上下端板17、18を形成させて成る。下端板18
の中央部には、流通開口20が設けられている。上下端
板18は、ウレタン樹脂などのプラスチック材、一方面
にシ−ル材を塗布した金属板または厚紙板である。
【0013】上記第1発明の実施例のフィルタエレメン
ト1は、流入出口21、22を設けたケ−ス23内に配
設され使用に供される(図6)。この場合、フィルタエ
レメント1の外周側は、ケ−ス23の内壁に当接した状
態で配設される。したがって、フィルタエレメント1の
3層構造体7の外周側を、内壁にシ−ル材を塗布したケ
−スを用いれば、この内壁に埋込して用いることができ
る。図6において、フィルタエレメント1の、小孔を有
しない濾過体7aが、ケ−ス23の流出口22に面する
ように配設される。
【0014】ダストを含むエアは、ケ−ス23の流入口
21から流入し、フィルタエレメント1の濾過体7c、
7b、7aを順次流通して、流出口23へ流出し、内燃
機関の燃焼室へ供給される。すなわち、エアは、濾過体
7cの小孔5を通って、第2空気室9に入り、そこから
濾過体7bの小孔5を通り、第1空気室8を経て濾過体
7aを流通する。エアが濾過体7cを経て濾過体7aに
至る間に、エア中の所定周波数域の騒音が消音される。
濾過体7aを流通する際に、エア中のダストが捕捉され
る。濾過体7c、7bを流通する際にも、エア中の比較
的粗大なダストが捕捉される。
【0015】上記第1、第2の発明における小孔の大き
さや数は、流通抵抗と消音特性をかん案して設計的に定
められる。小孔と消音特性との関係については、穴あき
板の吸音板と空気層との消音に準じて考えることができ
る。すなわち、空気層を介して穴あき板を配した構造に
おいて、共鳴周波数fO は、次式で表わされる。
【数1】 ここで、Cは音速、l'は開口端補正した板厚であり板
の厚さl、穴径をdとしたときl=l+0.8d で計算さ
れる。また、pは、開口率(穴面積l板の全面積)、L
は空気層厚である。上記第1の発明の実施例において、
図3(a)に示す矩形状の濾紙2を用いた場合には、フ
ィルタエレメントの形成を容易にするという実施例とし
ての効果がある。
【効果】以上のように本発明のフィルタエレメントは、
単に濾過機能だけでなく消音機能をも併せ有しているか
ら、別個に消音器や吸音材を設置する必要がなく、吸気
系が大型化したり重量増になるのを阻止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のフィルタエレメントの上面の
斜視図。
【図2】本発明の実施例のフィルタエレメントの下面の
斜視図。
【図3】(a)は、矩形状濾紙の平面図、(b)がひだ
折りされた濾紙の正面図、(cは3層構造体の正面図。
【図4】他の実施例の正面図。
【図5】他の発明の実施例を示す断面図。
【図6】本発明のフィルタエレメントをケ−ス内に収納
したエアクリ−ナの断面図。
【符号の説明】
1 フィルタエレメント 5 小孔 6 ひだ 7 3層構造体 7a、7b、7c 濾過体 8 第1空気室 9 第2空気室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ひだ折りされ、小孔を有しない濾過体と
    2枚のひだ折りされ、複数の小孔を有する濾過体とを、
    第1空気室、第2空気室を介して順次配置して3層構造
    体を形成し、その両側に側板を設けて成る、消音機能を
    備えたフィルタエレメント。
  2. 【請求項2】 多孔円筒の周りに、小孔を有しない、環
    状のひだ折り濾紙体13を配設し、その外周に、環状空
    室を介して、複数小孔を有する環状のひだ折り濾紙体を
    配設し、さらにその外周に同じく複数の小孔を有する環
    状のひだ折り濾紙体を環状空室を介して配設し、これら
    の上下端にディスク状の上下端板を形成させて成る、消
    音機能を備えたフィルタエレメント。
JP26100594A 1994-09-30 1994-09-30 消音機能を備えたフィルタエレメント Pending JPH08100726A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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