JP3517834B2 - エンジンのマフラー - Google Patents

エンジンのマフラー

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JP3517834B2
JP3517834B2 JP2000134575A JP2000134575A JP3517834B2 JP 3517834 B2 JP3517834 B2 JP 3517834B2 JP 2000134575 A JP2000134575 A JP 2000134575A JP 2000134575 A JP2000134575 A JP 2000134575A JP 3517834 B2 JP3517834 B2 JP 3517834B2
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秀則 向井田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば刈払機や
チェーンソーなどに使用される小型エンジンに用いるの
に好適なエンジンのマフラーの改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の小型エンジンに用いるマフラー
は、図5に示すように、エンジンの排気口に接続する排
気ガス入口1を有する排気ガスの第一拡張室2と、排気
ガス出口3を有する第二拡張室4とを設け、前記第一拡
張室2と第二拡張室4との間に、例えば軸方向に沿う無
数の小孔を有するステンレス製の基体、例えばハニカム
状のステンレス製の基体に排気ガスを浄化する触媒をコ
ーティングした排気ガス浄化器5を設けて構成したもの
であった。
【0003】また、図6に示すように、エンジンの排気
口に接続する排気ガス入口1を有する排気ガスの第一拡
張室2と、排気ガス出口3を有する第二拡張室4とを設
け、凹面6aに複数の通気孔6bが穿設された凹状の排
気ガス受部材6を、その凹面6aが排気ガス入口1に向
くように前記第一拡張室2に設け、前記第一拡張室2と
第二拡張室4との間に、例えば軸方向に沿う無数の小孔
を有するステンレス製の基体、例えばハニカム状のステ
ンレス製の基体に排気ガスを浄化する触媒をコーティン
グした排気ガス浄化器5を設けて構成したマフラーであ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す従来のエン
ジンのマフラーにおいては、エンジンの排気ガスが、排
気ガス入口1から排気ガスの第一拡張室2に入り、内部
に設けた排気ガス浄化器5を通って第二拡張室4に入
り、排気ガス出口3から大気に排出されるようになって
おり、従って、前記第一拡張室2の外壁2aおよび第二
拡張室4の外壁4aは排気ガスで700〜800度近く
に加熱されるので、このマフラーをエンジンに取り付け
た場合には、このマフラーの外壁4aから所定間隔を置
いた位置に断熱用の金属カバー7を、さらに、この金属
カバー7から所定間隔を置いた位置に耐熱性のプラスチ
ックカバー8を設けなければならないので、それだけエ
ンジンの外形が大きくなり、エンジンの小型化に反する
ことになる、といった問題が生じる。
【0005】また、図6に示すような従来の改良された
マフラーは、凹面6aに複数の通気孔6bが穿設された
凹状の排気ガス受部材6を、その凹面6aが排気ガス入
口1に向くように前記第一拡張室2に設け、この凹状の
排気ガス受部材6が消音効果を上げるとともに、排気ガ
スによって加熱され、この加熱によって未燃焼ガスが完
全燃焼されて、排気ガスの中に含まれる一酸化炭素や窒
素酸化物等を少なくするように改良されているが、前記
第一拡張室2の外壁2aおよび第二拡張室4の外壁4a
は排気ガスで700〜800度近くに加熱されるので、
前記と同様に、このマフラーの外壁4aから所定間隔を
置いた位置に、断熱用の金属カバー7を、さらに、この
金属カバー7から所定間隔を置いた位置に耐熱性のプラ
スチックカバー8を設けなければならないので、エンジ
ンの外形が大きくなり、エンジンの小型化に反すること
になる、といった問題が生じる。
【0006】そこで、この発明は、前記のような問題点
に鑑みて、従来のマフラーをさらに改良し、少なくと
も、エンジンに取り付ける側でない第二拡張室の外壁が
従来のように高温に加熱されないように改良し、また、
第一拡張室と第二拡張室との間の仕切り板に設けた第一
の排気ガス浄化器の第一拡張室側を排気ガスの流入口を
有するカバーで覆い、第一の排気ガス浄化器の第二拡張
室側を排気ガスの流出口を有するカバーで覆うことによ
り、排気ガスの流れが遅くなり、前記第一の排気ガス浄
化器による排気ガスの中に含まれる一酸化炭素や窒素酸
化物等をさらに少なくする、排気ガスの浄化作用をさら
に良くするとともに、消音効果が高くなるように改良し
た、エンジンのマフラーを提供することを目的としたも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、エンジンの排気口に接続す
る排気ガス入口(11)を有する排気ガスの第一拡張室
(12)と、排気ガス出口(13)を有する第二拡張室
(14)とを設け、前記第一拡張室(12)と第二拡張
室(14)との間に、無数の筒孔を有する基体に排気ガ
スを浄化する触媒をコーティングした第一の排気ガス浄
化器(15)を少なくとも一個設け、この第一の排気ガ
ス浄化器(15)の第一拡張室(12)側を排気ガスの
流入口(17a)を有するカバー(17)で覆い、前記
第一の排気ガス浄化器(15)の第二拡張室(14)側
を排気ガスの流出口(17a′)を有するカバー(1
7′)で覆うとともに、少なくともエンジンに取り付け
る側でない前記第二拡張室(14)の壁面を所定間隔を
置いた二重壁面(14a,14b)で形成したことを特
徴とするエンジンのマフラーとしたものである。
【0008】また、請求項2に係る発明は、エンジンの
排気口に接続する排気ガス入口(11)を有する排気ガ
スの第一拡張室(12)と、排気ガス出口(13)を有
する第二拡張室(14)とを設け、前記第一拡張室(1
2)と第二拡張室(14)との間に、無数の筒孔を有す
る基体に排気ガスを浄化する触媒をコーティングした第
一の排気ガス浄化器(15)を少なくとも一個設け、こ
の第一の排気ガス浄化器(15)の第一拡張室(12)
側を排気ガスの流入口(17a)を有するカバー(1
7)で覆い、この第一の排気ガス浄化器(15)の第二
拡張室(14)側を排気ガスの流出口(17a′)を有
するカバー(17′)で覆うとともに、少なくともエン
ジンに取り付ける側でない前記第二拡張室(14)の壁
面を所定間隔を置いた二重壁面(14a,14b)で形
し、かつ、この二重壁面(14a,14b)の間に断
熱材(16)を充填したことを特徴とするエンジンのマ
フラーとしたものである。
【0009】また、請求項3に係る発明は、エンジンの
排気口に接続する排気ガス入口(11)を有する排気ガ
スの第一拡張室(12)と、排気ガス出口(13)を有
する第二拡張室(14)とを設け、前記第一拡張室(1
2)と第二拡張室(14)との間に、無数の筒孔を有す
る基体に排気ガスを浄化する触媒をコーティングした第
一の排気ガス浄化器(15)を少なくとも一個設け、こ
の第一の排気ガス浄化器(15)の第一拡張室(12)
側を排気ガスの流入口(17a)を有するカバー(1
7)で覆い、この第一の排気ガス浄化器(15)の第二
拡張室(14)側を排気ガスの流出口(17a′)を有
するカバー(17′)で覆うとともに、凹面に複数の通
気孔が穿設された凹状の基体の少なくとも凹面に排気ガ
スを浄化する触媒をコーティングした第二の排気ガス浄
化器(18)を、その凹面が排気ガス入口(11)に向
くように第一拡張室(12)に設け、少なくともエンジ
ンに取り付ける側でない前記第二拡張室(14)の壁面
を所定間隔を置いた二重壁面(14a,14b)に形成
したことを特徴とするエンジンのマフラーとしたもので
ある。
【0010】また、請求項4に係る発明は、エンジンの
排気口に接続する排気ガス入口(11)を有する排気ガ
スの第一拡張室(12)と、排気ガス出口(13)を有
する第二拡張室(14)とを設け、前記第一拡張室(1
2)と第二拡張室(14)との間に、無数の筒孔を有す
る基体に排気ガスを浄化する触媒をコーティングした第
一の排気ガス浄化器(15)を少なくとも一個設け、こ
の第一の排気ガス浄化器(15)の第一拡張室(12)
側を排気ガスの流入口(17a)を有するカバー(1
7)で覆い、前記第一の排気ガス浄化器(15)の第二
拡張室(14)側を排気ガスの流出口(17a′)を有
するカバー(17′)で覆うとともに、凹面に複数の通
気孔が穿設された凹状の基体の少なくとも凹面に排気ガ
スを浄化する触媒をコーティングした第二の排気ガス浄
化器(18)を、その凹面が排気ガス入口(11)に向
くように第一拡張室(12)に設け、少なくともエンジ
ンに取り付ける側でない前記第二拡張室(14)の壁面
を所定間隔を置いた二重壁面(14a,14b)に形成
し、かつ、その二重壁面(14a,14b)の間に断熱
材(16)を充填したことを特徴とするエンジンのマフ
ラーとしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、請求項1に係る発明の実施
の形態について図1を参照して詳細に説明する。この請
求項1に係る発明の実施の形態は、エンジンの排気口
(図示しない)に接続する排気ガス入口11をマフラー
本体19の上方部に有する排気ガスの第一拡張室12
と、排気ガス出口13をマフラー本体19の上方部に有
する第二拡張室14とが、例えばステンレス製のマフラ
ー本体19の中が仕切り板20で仕切られて、図におい
て左右に並設されて形成されている。また、前記第一拡
張室12と第二拡張室14との間に、軸方向に沿う無数
の小孔を集合させて形成した例えばステンレス製の基
体、例えばハニカム状のステンレス製の基体に排気ガス
を浄化する例えば白金やロジウム等の触媒をコーティン
グした第一の排気ガス浄化器15を少なくとも一個設け
いる。また、図1に示すように、エンジンに取り付け
る側でない前記第二拡張室14の壁面を所定間隔を置い
た二重壁面14a,14bで形成し、また、エンジンに
取り付ける側の前記第一拡張室12の壁面を所定間隔を
置いた二重壁面12a,12bで形成するか、または前
記第一拡張室12の壁面はエンジンに取り付ける側とな
るので、必ずしも二重壁面にする必要はない。
【0012】 このように、例えば白金やロジウム等の排
気ガスを浄化する触媒をコーティングした第一の排気ガ
ス浄化器15を設けたことにより、排気ガスを浄化する
ことができる。また、少なくともエンジンに取り付ける
側でない前記第二拡張室14の壁面を所定間隔を置いた
二重壁面14a,14bで形成することにより、この二
重壁面14a,14bの間の空気層が断熱効果を発揮し
て、外側の二重壁面14bへの加熱温度を下げ、この外
側の二重壁面14bから所定間隔を置いた位置には、耐
熱性のプラスチックカバー21を設ければ十分となり、
従来のように、エンジンに取り付ける側でない前記第二
拡張室の外壁から所定間隔を置いた位置に断熱用の金属
カバーを、さらに、この金属カバーから所定間隔を置い
た位置に耐熱性のプラスチックカバーを設ける必要がな
いので、エンジンの外形が大きくなることがなく、エン
ジンを小型化にすることができる。
【0013】また、この請求項1に係る発明の実施の形
態においては、図1に示すように第一拡張室12と第二
拡張室14との間に設けた、軸方向に沿う無数の小孔を
有する例えばステンレス製の基体に排気ガスを浄化する
触媒をコーティングした第一の排気ガス浄化器15の第
一拡張室12側を、排気ガスの流入口17aを有する例
えばステンレス製のカバー17で覆い、この第一の排気
ガス浄化器15の第二拡張室14側を、排気ガスの流出
口17a′を有するステンレス製のカバー17′で覆う
って構成している。前記カバー17,17′は同一形状
に形成されており、このカバー17の排気ガスの流入口
17aが下方に位置するように、また、カバー17′の
排気ガスの流出口17a′が上方に位置するように、前
記第一の排気ガス浄化器15を覆って取り付ければよ
い。このように、前記カバー17,17′を取り付ける
ことにより、排気ガスの流れが遅くなり、第一の排気ガ
ス浄化器15による排気ガス浄化効果および消音効果が
高くなる。
【0014】 また、請求項2に係る発明の実施の形態
は、図2に示すように、前記第一拡張室12の所定間隔
を置いた二重壁面12a,12bの間と、前記第二拡張
室14の壁面を所定間隔を置いた二重壁面14a,14
bの間に、例えばガラス繊維等の耐熱性の断熱材16を
充填した構成が、図1に示す請求項1に係る発明の実施
の形態と相違する。なお、少なくともエンジンに取り付
ける側でない前記第二拡張室14の壁面のみを二重壁面
14a,14bに構成すれば十分である。このように、
二重壁面14a,14b間に断熱材16を充填した構成
にすることにより、請求項1の発明で得られる効果の他
に、断熱効果がさらに大きくなって、外側の二重壁面1
4bへの加熱温度をさらに下げることができる。
【0015】また、請求項3にかかる発明の実施の形態
は、図3 に示すように、エンジンの排気口に接続する排
気ガス入口11を有する排気ガスの第一拡張室12と、
排気ガス出口13を有する第二拡張室14とを設け、前
記第一拡張室12と第二拡張室14との間に、軸方向に
沿う無数の小孔を有するステンレス製の基体に排気ガス
を浄化する前記同様の触媒をコーティングした第一の排
気ガス浄化器15を少なくとも一個設け、この第一の排
気ガス浄化器15の第一拡張室12側を排気ガスの流入
口17aを有する例えばステンレス製のカバー17で覆
い、この第一の排気ガス浄化器15の第二拡張室14側
を排気ガスの流出口17a′を有する例えばステンレス
製のカバー17′で覆うとともに、凹面に複数の通気孔
が穿設された凹状の例えばステンレス製の基体の少なく
とも凹面に排気ガスを浄化する前記同様の触媒をコーテ
ィングした第二の排気ガス浄化器18を、その凹面18
aが排気ガス入口11に向くように第一拡張室12に設
け、少なくともエンジンに取り付ける側でない前記第二
拡張室14の壁面を所定間隔を置いた二重壁面14a,
14bに形成したエンジンのマフラーとしたものであ
る。
【0016】 前記カバー17,17′は同一形状に形成
されており、このカバー17の排気ガスの流入口17a
が下方に位置するように、また、カバー17′の排気ガ
スの流出口17a′が上方に位置するように、前記第一
の排気ガス浄化器15を覆って取り付ければよい。この
ように、前記カバー17,17′を取り付けることによ
り、排気ガスの流れが遅くなり、第一の排気ガス浄化器
15による排気ガス浄化効果および消音効果が高くな
る。また、少なくともエンジンに取り付ける側でない前
記第二拡張室14の壁面を所定間隔を置いた二重壁面1
4a,14bに形成したことによって、外側の二重壁面
14bへの加熱温度を下げることができる。
【0017】また、請求項4に係る発明の実施の形態
は、図4に示すように、 前記第一拡張室12の二重壁面
12a,12bの間と、前記第二拡張室14の二重壁面
14a,14bの間に、例えばガラス繊維等の耐熱性の
断熱材16を充填した構成が、前記請求項3に係る発明
の実施の形態と相違する。二重壁面14a,14bに構
成するのは、少なくともエンジンに取り付ける側でない
前記第二拡張室14の壁面だけでも十分である。このよ
うに、前記二重壁面14a,14b間に断熱材16を充
填した構成にすることにより、断熱効果がさらに大きく
なって、外側の二重壁面14bへの加熱温度をさらに下
げることができる。なお、図1〜図4に示す符号20
は、例えばステンレス製のマフラー本体19の中が、図
において左右に並設された、第一拡張室12と第二拡張
室14になるように仕切られた仕切り板である。
【0018】
【発明の効果】請求項1に係る発明は、前記のように、
無数の筒孔を有する基体に排気ガスを浄化する触媒をコ
ーティングした第一の排気ガス浄化器を設けたので、排
気ガスを浄化するこができる。また、少なくともエンジ
ンに取り付ける側でない第二拡張室の壁面を所定間隔を
置いた二重壁面で形成することにより、この二重壁面の
間の空気層が断熱効果を発揮して、外側の二重壁面への
加熱温度を下げ、この外側の二重壁面から所定間隔を置
いた位置には、耐熱性のプラスチックカバーを設ければ
十分となり、従来のように、前記第二拡張室の外壁から
所定間隔を置いた位置に断熱用の金属カバーを、さら
に、この金属カバーから所定間隔を置いた位置に耐熱性
のプラスチックカバーを設け、それだけエンジンの外形
が大きくなり、エンジンの小型化に反することになる、
といった問題が生じなくなる。また、前記第一の排気ガ
ス浄化器の第一拡張室側を、排気ガスの流入口を有する
カバーで覆い、また、第一の排気ガス浄化器の第二拡張
室側を、排気ガスの流出口を有するカバーで覆うって構
成したことにより、排気ガスの流れが遅くなり、前記第
一の排気ガス浄化器による排気ガス浄化効果および消音
効果が高くなる。
【0019】 また、請求項2に係る発明は、前記のよう
に、少なくともエンジンに取り付ける側でない第二拡張
室の壁面を所定間隔を置いた二重壁面に形成するととも
に、この二重壁面の間に耐熱性の断熱材を充填すること
により、前記第二拡張室の外側の二重壁面への加熱温度
を、請求項1に係る発明よりさらに低くすることができ
る。
【0020】 また、請求項3に係る発明は、前記のよう
に、前記第一拡張室と第二拡張室との間に、軸方向に沿
う無数の筒孔を有する基体に排気ガスを浄化する触媒を
コーティングした少なくとも1個の第一の排気ガス浄化
器を設けるとともに、凹面に複数の通気孔が穿設された
凹状の基体の少なくとも凹面に、排気ガスを浄化する触
媒をコーティングした第二の排気ガス浄化器を、その凹
面が排気ガス入口に向くように前記第一拡張室に設けた
ので、排気ガスを浄化する効果が大きくなる。また、前
記第一の排気ガス浄化器の第一拡張室側を、排気ガスの
流入口を有するカバーで覆い、また、第一の排気ガス浄
化器の第二拡張室側を、排気ガスの流出口を有するカバ
ーで覆うって構成したことにより、排気ガスの流れが遅
くなり、前記第一の排気ガス浄化器による排気ガス浄化
効果および消音効果が高くなる。さらに、少なくともエ
ンジンに取り付ける側でない第二拡張室の壁面を所定間
隔を置いた二重壁面に形成したので、前記第二拡張室の
外側の二重壁面への加熱温度を、低くすることができ
る。
【0021】 また、請求項4に係る発明は、前記のよう
に、少なくともエンジンに取り付ける側でない第二拡張
室の壁面を所定間隔を置いた二重壁面で形成するととも
に、この二重壁面間に断熱材を充填したので、外側の二
重壁面への加熱温度を請求項3の発明よりさらに下げる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る発明の実施の形態であるエンジ
ンのマフラー縦断面図である。
【図2】請求項2に係る発明の実施の形態であるエンジ
ンのマフラー縦断面図である。
【図3】請求項3に係る発明の実施の形態であるエンジ
ンのマフラー縦断面図である。
【図4】請求項4に係る発明の実施の形態であるエンジ
ンのマフラー縦断面図である。
【図5】従来のエンジンのマフラーの縦断面図である。
【図6】他の従来のエンジンのマフラーの縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 排気ガス入口 2 第一拡張室 2a 壁面 3 排気ガス出口 4 第二拡張室 4a 壁面 5 排気ガス浄化器 6 排気ガス受部材 6a 凹面 6b 通気孔 7 金属カバー 8 プラスチックカバー 11 排気ガス入口 12 第一拡張室 12 二重壁面 12b 二重壁面 13 排気ガス出口 14 第二拡張室 14a 二重壁面 14b 二重壁面 15 第一の排気ガス浄化器 16 断熱材 17 カバー 17a 流入口 17′ カバー 17a′ 流出口 18 第二の排気ガス浄化器 18a 凹面 19 マフラー本体 20 仕切り板 21 プラスチックカバー
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F01N 3/24 F01N 3/28 N 3/28 7/08 A 7/08 7/14 7/14 7/16 7/16 B01D 53/36 ZABB (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 1/00 B01D 53/86 ZAB F01N 1/08 F01N 3/24 F01N 3/28 F01N 7/08 F01N 7/14 F01N 7/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの排気口に接続する排気ガス入
    (11)を有する排気ガスの第一拡張室(12)と、
    排気ガス出口(13)を有する第二拡張室(14)とを
    設け、前記第一拡張室(12)と第二拡張室(14)
    の間に、無数の筒孔を有する基体に排気ガスを浄化する
    触媒をコーティングした第一の排気ガス浄化器(15)
    を少なくとも一個設け、この第一の排気ガス浄化器(1
    5)の第一拡張室(12)側を排気ガスの流入口(17
    a)を有するカバー(17)で覆い、前記第一の排気ガ
    ス浄化器(15)の第二拡張室(14)側を排気ガスの
    流出口(17a′)を有するカバー(17′)で覆うと
    ともに、 少なくともエンジンに取り付ける側でない前記第二拡張
    (14)の壁面を所定間隔を置いた二重壁面(14
    a,14b)で形成したことを特徴とするエンジンのマ
    フラー。
  2. 【請求項2】 エンジンの排気口に接続する排気ガス入
    (11)を有する排気ガスの第一拡張室(12)と、
    排気ガス出口(13)を有する第二拡張室(14)とを
    設け、前記第一拡張室(12)と第二拡張室(14)
    の間に、無数の筒孔を有する基体に排気ガスを浄化する
    触媒をコーティングした第一の排気ガス浄化器(15)
    を少なくとも一個設け、この第一の排気ガス浄化器(1
    5)の第一拡張室(12)側を排気ガスの流入口(17
    a)を有するカバー(17)で覆い、この第一の排気ガ
    ス浄化器(15)の第二拡張室(14)側を排気ガスの
    流出口(17a′)を有するカバー(17′)で覆うと
    ともに、 少なくともエンジンに取り付ける側でない前記第二拡張
    (14)の壁面を所定間隔を置いた二重壁面(14
    a,14b)で形成し、かつ、この二重壁面(14a,
    14b)の間に断熱材(16)を充填したことを特徴と
    するエンジンのマフラー。
  3. 【請求項3】 エンジンの排気口に接続する排気ガス入
    (11)を有する排気ガスの第一拡張室(12)と、
    排気ガス出口(13)を有する第二拡張室(14)とを
    設け、前記第一拡張室(12)と第二拡張室(14)
    の間に、無数の筒孔を有する基体に排気ガスを浄化する
    触媒をコーティングした第一の排気ガス浄化器(15)
    を少なくとも一個設け、この第一の排気ガス浄化器(1
    5)の第一拡張室(12)側を排気ガスの流入口(17
    a)を有するカバー(17)で覆い、この第一の排気ガ
    ス浄化器(15)の第二拡張室(14)側を排気ガスの
    流出口(17a′)を有するカバー(17′)で覆うと
    ともに、 凹面に複数の通気孔が穿設された凹状の基体の少なくと
    も凹面に排気ガスを浄化する触媒をコーティングした第
    二の排気ガス浄化器(18)を、その凹面が排気ガス入
    (11)に向くように第一拡張室(12)に設け、 少なくともエンジンに取り付ける側でない前記第二拡張
    (14)の壁面を所定間隔を置いた二重壁面(14
    a,14b)に形成したことを特徴とするエンジンのマ
    フラー。
  4. 【請求項4】 エンジンの排気口に接続する排気ガス入
    (11)を有する排気ガスの第一拡張室(12)と、
    排気ガス出口(13)を有する第二拡張室(14)とを
    設け、前記第一拡張室(12)と第二拡張室(14)
    の間に、無数の筒孔を有する基体に排気ガスを浄化する
    触媒をコーティングした第一の排気ガス浄化器(15)
    を少なくとも一個設け、この第一の排気ガス浄化器(1
    5)の第一拡張室(12)側を排気ガスの流入口(17
    a)を有するカバー(17)で覆い、この第一の排気ガ
    ス浄化器(15)の第二拡張室(14)側を排気ガスの
    流出口(17a′)を有するカバー(17′)で覆うと
    ともに、 凹面に複数の通気孔が穿設された凹状の基体の少なくと
    も凹面に排気ガスを浄化する触媒をコーティングした第
    二の排気ガス浄化器(18)を、その凹面が排気ガス入
    (11)に向くように第一拡張室(12)に設け、 少なくともエンジンに取り付ける側でない前記第二拡張
    (14)の壁面を所定間隔を置いた二重壁面(14
    a,14b)に形成し、かつ、その二重壁面(14a,
    14b)の間に断熱材(16)を充填したことを特徴と
    するエンジンのマフラー。
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