JPH0243446Y2 - - Google Patents

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JPH0243446Y2
JPH0243446Y2 JP9647885U JP9647885U JPH0243446Y2 JP H0243446 Y2 JPH0243446 Y2 JP H0243446Y2 JP 9647885 U JP9647885 U JP 9647885U JP 9647885 U JP9647885 U JP 9647885U JP H0243446 Y2 JPH0243446 Y2 JP H0243446Y2
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば内燃機関用潤滑油過器に用
いて好都合な過エレメントに関する。
(従来の技術) 従来公知のこの種の過エレメントとしては、
特開昭60−87817号公報に記載されたものがある。
この従来構造について述べると、過材料より
成り、ジグザグ状に屈曲された複数の波形形状部
を互いに隣接関係にかつ全体としてリング構造と
なるように配置し、該複数の隣接した波形形状部
の間に半径方向の空間を形成するとともに、リン
グ構造の中央に空間を形成し、前記複数個の半径
方向空間のいくらかを前記中央空間に対し半径方
向に連通し、該半径方向の空間は半径方向外端で
前記過材料により閉じられ、他の半径方向の空
間は前記過材料により半径方向内端で閉じて半
径方向外端で開いており、前記中央空間に開いて
おり、前記中央空間に開いている前記半径方向の
空間は軸方向の相対向する端部で端壁により閉じ
た構造である。
上記構造の過エレメントでは、半径方向外端
で開いた複数の半径方向の空間内に流体を流入さ
せ、複数の波形形状部を通過させた後、前記中央
空間に開いている複数個の半径方向空間に流出せ
しめて該中央空間に導くようにしてある。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来公知のものでは上述した流体の流れ経
路を辿るが、半径方向外端で開いた複数の半径方
向の空間内に流入する際の圧力損失、あるいは中
央空間に開いている複数の半径方向の空間内から
該中央空間で至る際の圧力損失が大きく、従つて
例えば潤滑油過器においては該過器の寿命が
短くなり、また内燃機関のエアクリーナにおいて
は燃費の悪化を招く。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、前記複数の半径方向の空間におい
て、前記波形形状部の屈曲部間の間隙を、前記中
央空間に開く前記複数の半径方向の空間では該空
間の半径方向内端で広く外端で狭くなるように、
一方半径方向外端で開く前記複数の半径方向の空
間では前記間隙を、該空間の半径方向内端で狭く
外端で広くなるように、少なくともいずれか一方
の前記半径方向の空間の前記間隙寸法を設定した
ことを特徴とするものである。
(作用) 本考案によれば、例えば半径方向外端で開いた
複数の半径方向の空間の上記間隙に上記の寸法関
係を設定すれば、半径方向外端が広いので、流体
の、該空間内への流入がスムースになる。一方、
例えば上記中央空間に開く複数の半径方向の空間
の上記間隙に上記の寸法関係を設定すれば、半径
方向内端が広いので、スムースに中央空間へ流れ
出ることになる。
(考案の効果) 従つて、本考案によれば、上記の間隙の寸法関
係をいずれの半径方向の空間に設定したにしろ、
全体としての圧力損失を低くすることができ、
過性能の向上につながる。
(実施例) 第1図乃至第3図において、材5より成りジ
グザグ状に屈曲された波形形状部1は互いに隣接
関係に、かつ全体としてリング構造となるよう放
射状に複数配置してある。従つて、隣接した複数
の波形形状部1の間には複数の半径方向の空間
2,3が形成されるとともに、リング構造の中央
に空間4が形成される。この複数波形形状部1は
後述するように一枚の材5を屈曲形成したもの
を上記のごとく配置してリング構造としてある
が、そのリング構造を保持するよう該材5の両
端は第1図中のA点で接着剤で接合してある。
上記複数の半径方向の空間2,3において、そ
の1個置きの空間2は上記中央空間4に半径方向
で連通している。即ち、複数の波形形状部1の屈
曲部1aの対向間が第1図中のように離れている
ため、中央空間4に連通しているのである。これ
に対し、該複数の半径方向の空間2は第1図のご
とく半径方向外端で材5により閉じている。
一方、他方の複数の半径方向の空間3は、その
半径方向内端が中央空間4と連通してないよう隔
離されており、半径方向外端には第1図、第3図
のごとく開いている。ところで、第2図から明白
なごとく、上記複数の半径方向の空間2において
は、波形形状部1の屈曲部1aの対向間の間隙が
該空間2の半径方向内端で広く外端に向つて次第
に狭くなる寸法に設定してある。これに対し、複
数の半径方向の空間3の方は逆の関係となつてい
る。
上記両空間2,3の各々の軸方向において、相
対向する波形形状部1の相対向端は第1図のBで
示す空間3を除く範囲内において、第1図および
第3図のように、端壁である樹脂接着剤層6によ
つて閉鎖されている。この樹脂接着剤は例えばポ
リアミド系のホツトメルト型の材料よりなる。
なお、半径方向の空間3の両端は上記の間隙寸
法に対応してテーパ状に開口している。この開口
部7は本実施例では、第3図のごとく、6個形成
されている。また、この開口部7に続いて空間3
はスリツト状の開口部Zにより半径方向外端で開
いている。なお、樹脂接着剤層6で閉鎖された部
分は、第4図および第5図に明記するごとく、袋
状となる。
ところで、上記複数の波形形状部1は第6図お
よび該第6図を部分的に拡大した第7図に示す帯
状材5(例えば過材料としての紙よりな
る)をそこに示した複数の折り線bに沿つて屈曲
することで構成してある。この折り線bの間隔は
連続的に変化させてあり(第7図参照)、この連
続的に変化させてある領域を線対称に交互に繰り
返した状態に折り線bが材5に付与してある。
従つて、この材5の折り線bに沿つて屈曲して
両端を接合すると第1図の材1が得られるので
ある。なお、波形形状部1の屈曲部1a間の間隙
寸法を前記のように次第に増大(あるいは減少)
するには上記の折り線間の間隙を調整することで
達成できる。
次に、上記構成になる過エレメントに対する
流体の流経路について説明する。例えば未過流
体が過エレメントの下方より流入する場合で
は、流体は複数個のスリツト状開口部7を経て空
間3内に流入し、波形形状部1を通過して袋状部
となつている空間2内に至る。この空間2内に流
入した流体は中央空間4に流出する。なお、流体
は波形形状部1を通過する際に該部1で過され
清浄となる。
ところで、複数の半径方向の空間3は半径方向
内端(中央空間寄り)に向つて先細となるテーパ
状の開口部7によつて開口しているため、該開口
部7に対する流体の入口が広いので、スムースに
該空間3内に流入することになる。
一方、中央空間4に開く複数の半径方向の空間
2の流路は出口側に向かうに従つて広くなつてい
るため、該空間2内に流入した流体はスムースに
中央空間4に流出することになる。
従つて、本実施例の過エレメントは極めて圧
力損失が低くなり、過性能の向上につながる。
ここで、第2図の、各空間2,3における屈曲
部1aの各頂点に接する線の開き角度θを変化さ
せて圧力損失を求めた。その結果を第8図に示
す。なお、この測定結果は後述する第9図の潤滑
油過器として組立てた場合であり、使用した潤
滑油はSAE#30の潤滑油で、流量は30/分、
油温は約80℃である。
第8図から明らかなごとく、角度θによつて圧
力損失が大きく変化し、4゜ないし5゜以上が望まし
い。
次に、本考案の過エレメントの用途例につい
て以下説明する。内燃機関用潤滑油過器につい
て述べると、第9図において、本考案の過エレ
メント8はその内側に孔あき金属円筒12を固定
した状態で金属容器13内に収容されている。容
器13の開口端には、中心にねじ孔14aを有し
その外周に複数の開口14bを有したリング状金
属端板14が配置され、また該端板14に溶接固
定した薄肉リング板18が容器13の開口端周縁
にロツクルームされている。なお、図中15はゴ
ム製逆止弁、16はスプリング、19は上記円筒
12に固定された金属端板、17はゴム製ガスケ
ツトを示している。
この過器においては、潤滑油の図中の矢印の
ごとく開口14bから逆止弁15を押し広げて容
器13内に入り、過エレメント8の下方ならび
に側方を通つて清浄にされた後、矢印のようにね
じ孔14aを経て内燃機関へ戻る。なお、過エ
レメント8の下方からは前記スリツト7を経て、
側方からはスリツトZを経てエレメント8内に入
る。
本考案は上記の実施例に限定されず、次のごと
く変形が可能である。
(1) 空間2,3の両方でなく、片方のみの屈曲部
間の間隙を前記実施例のごとく設定しても勿論
よい。
(2) 第1図および第3図によれば、過エレメン
トの両端のそれぞれに同位置にスリツト状の開
口部8を形成したが、例えば両端の開口部8の
位置を互いにずらしてもよく、あるいは両端の
うち一端にスリツト状の開口部8を形成し、他
端は全面を閉鎖してスリツト状の開口部を形成
しなくてもよい。あるいはこのスリツト状の開
口部7を設けなくてもよい。この場合、流体は
第3図の開口部Zより空間3内に流入する。
(3) 空間2の軸方向相対向端のみを端壁で閉じ、
空間3は閉じなくてもよい。
(4) 例えば第1図に示したブロツクBを1単位と
し、これを複数個接着剤で接合して過エレメ
ントを構成してもよい。
(5) 互いに隣接した波形形状部1の折り曲げピツ
チが同一であるが、異なるようにしても差支え
ない。
(6) 前記第1図の実施例では過エレメントを角
形状で示したが、12角形状に限定されることな
く、13角形状など多角形形状が可能である。
(7) 波形形状部の対向間に平形形状部を配設して
もよい。
(8) 空間2,3において、波形形状部1の屈曲部
1aの各頂点を結んで得られる形状を第10図
a〜dのごとくにしてもよい。このようにする
ことによつて、圧力損失の低下という本考案の
所期の目的を達成することができる。
(9) 本考案は内燃機関の空気清浄器にも適用可能
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部破断平面
図、第2図は第1図の一部を拡大して示す平面
図、第3図は第1図の斜視図、第4図は第1図の
−断面図、第5図は第4図の−断面図、
第6図は第1図の材の展開図、第7図は第6図
の一部拡大展開図、第8図は本考案の効果の説明
に供する特性図、第9図は本考案の用途例を示す
断面図、第10図a〜dは本考案の他の実施例の
要部を示す平面図である。 1……波形形状部、1a……屈曲部、2,3…
…空間、4……中央空間、6……樹脂接着剤層、
7……開口部、Z……開口部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 過材料より成りジグザグ状に屈曲された複
    数の波形形状部を互いに隣接関係にかつ全体と
    してリング構造となるように配置し、 該複数の隣接した波形形状部の間に半径方向
    の空間を形成するとともに、リング構造の中央
    に空間を形成し、 前記複数個の半径方向空間のいくらかを前記
    中央空間に対し半径方向に連通し、 該半径方向の空間は半径方向外端で前記過
    材料により閉じられて、他の複数の半径方向の
    空間は前記過材料により半径方向内端で閉じ
    て半径方向外端で開いており、 前記複数の半径方向の空間において、前記波
    形形状部の屈曲部間の間隙を、前記中央空間に
    開く前記複数の半径方向の空間では該空間の半
    径方向内端で広く外端で狭くなるように、一方
    半径方向外端で開く前記複数の半径方向の空間
    では前記間隙を、該空間の半径方向内端で狭く
    外端で広くなるように、少なくともいずれか一
    方の前記半径方向の空間の前記間隙寸法を設定
    したことを特徴とする過エレメント。 (2) 前記半径方向外端で開く前記複数の半径方向
    の空間のみを除いて、軸方向において相手向す
    る前記複数の波形形状部の端部を閉じる端壁が
    形成されることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の過エレメント。
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