JPS60222415A - 抗炎症剤 - Google Patents

抗炎症剤

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Publication number
JPS60222415A
JPS60222415A JP7871784A JP7871784A JPS60222415A JP S60222415 A JPS60222415 A JP S60222415A JP 7871784 A JP7871784 A JP 7871784A JP 7871784 A JP7871784 A JP 7871784A JP S60222415 A JPS60222415 A JP S60222415A
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JP
Japan
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formula
inflammatory agent
magnoshinin
expressed
ether
Prior art date
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Pending
Application number
JP7871784A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayasu Kimura
木村 正康
Jun Suzuki
潤 鈴木
Tei Yamada
山田 禎
Masao Yoshizaki
吉崎 正雄
Toru Kikuchi
徹 菊池
Shigetoshi Kadota
重利 門田
Akiko Matsuda
松田 曉子
Ikuko Kimura
木村 郁子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Iyakuhin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nihon Iyakuhin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、公知化合物マグノシニン(magnoshi
−nin )の医薬用途への利用に関し、とくに、下記
式(1) 但し式中、くさび線−及び破線・・・は、1−位と2−
位の置換基が互いにトランスであることを示す、 で表わされるマグノシニンを有効成分として含有するこ
とを特徴とする抗炎症剤に関する。
上記式(りのマグノシニンは辛夷(しんい1゛タムシバ
) Magnolia aalicifolia MA
XM 。
の花蕾の乾燥物から単離された公知文献(1”hem。
pharm、Bull、3L、1112〜1114(1
983)に記載された公知化合物である。
上記文献には、該式(1)化合物の単離及び化学構造に
関し七記載されている。しかしながら、その薬理作用に
ついては全く言及されていない。
本発明者等は、上記式(1)マグノシニンの薬理作用に
ついて研究を進めてきた。
その結果、該式(1)マグノシニンが優れた抗炎症作用
を有し且つ低毒性の化合物であって、抗炎症剤として優
れた特性を有する化合物であることを発見した。
本発明者等の研究によれば、該式(1)マグノシニンは
、抗炎症剤に共通して発現する胃腸障害などの副作用の
少ない非ステロイド性抗炎症剤としての特性を示し、炎
症の経過において、特にノ・イドロコーチゾy (hy
drocortisone )に匹敵する強い肉芽形成
抑制作用を有し、更に、白血球浸出に影響しない作用を
示す特性を有し、斯くて、抗炎症剤として人の疾病の治
療などの処置に有用な医療上きわめて重雫な価値を有す
る化合物であることがわかった。
従って、本発明の目的は前記式(1)マグノシニンを有
効成分とする抗炎症剤を提供するにある。
本発明の上記目的及び更に多くの目的ならびに利点は、
以下の記載から一層明らかとなるであろう。
本発明抗炎症剤の有効成分式(1)マグノシニンは、例
えば、以下のような手法で製造することができる。
辛夷(タムシバMαgno l iα8αlicifo
tiaMAXM、花蕾の自然乾燥品)を、エーテルで9
0えば約6日間冷浸して暗緑色エーテルエキスを得るこ
とができる。次いで、メタノールを用いてfllえば約
5時間ずつ4回加温抽出し、抽出液を合し、減圧下に溶
媒を留去してメタノールエキスを得ることができる。こ
のように得ることのできるメタノールエキスに例えば5
%クエン酸水溶液を加えて酸性とした後エーテルで抽出
し、エーテル層の溶媒を留去して中酸性分画を得ること
ができる。この中酸性分画を再びエーテルに溶解し析出
する難溶性沈殿を濾過して除いた後、エーテル溶液を例
えば炭酸ソーダで、ついで3チ水酸化ナトリウム水溶液
で順次抽出し、エーテル層をたとえば無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後溶媒を留去して中性分画を得ることができ
る。このようにして得ることのできる中性分画を水蒸気
蒸留に付し、水蒸気蒸留されなかった残留物は、一旦、
エーテルで抽出し、上記と同様に乾燥後濃縮する。残渣
を、たとえば20%水酸化カリウムのメタノール溶液で
4時間加熱還流して加水分解後水を加えてエーテルで抽
出し、エーテル溶液をたとえば無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、溶媒を留去して中性分画を得ることができる。
例えば上述のようにして得ることのできるアルカリ加水
分解中性分画を例えば約16倍量のシリカゲルでカラム
クロマトグラフィーに付し、ヘキサン、塩化メチレン−
ヘキサン混液、塩化メチレン、メタノール−塩化メチレ
ン混液で順次溶出する。塩化メチレン溶出部をさらにシ
リカゲル薄層板を用い、プレパラテイプ薄層クロマトグ
ラフィー(展開溶媒ベンゼン)に付し、粗マグノシニン
結晶を得ることができる。これをエーテルより再結晶し
て白色プリズム状のマグノシニンの結晶を得る。このよ
うにして天然に存在する植物を原料にして抽出方法によ
ってマグノシニンを得ることができるが、別法として化
学的合成方法によっても製造することができる。
前記式(りで表わされるマグノシニンは、単独で或は他
の医薬或いは任意の製剤用担体乃至希釈剤その他の製剤
助剤類と混合した任意の剤形にして医薬として利用でき
る。
例えば経口投与剤形として錠剤、顆粒剤、細粒剤、硬カ
プセル剤、軟カプセル剤、経口用液体製剤などを例示で
きる。
経口投与の錠剤およびカプセル剤は一定量投与形態であ
シ、結合剤として、例えば、シロップ、ブドウ糖液、水
、エタノール、プロパツール、アラビアゴム、デンプン
液、ゼラチン溶液、ソルビット、トラカント、メチルセ
ルロース、カルホキジメチルセルロースあるいはポリビ
ニルピロリドン等が例示できる。
滑沢剤としては、例えば、ステアリン酸マグネ□シウム
、タルク、ポリエチレングリコール、ホウ酸末またはシ
リカ等が例示でき、また、賦形剤としては、例えば、乳
糖、砂糖、とうもろこし殿粉、フルビット、尿素、グリ
シン、結晶セルロース、カオリン、リン酸カルシウム、
炭酸カルシウム、塩化ナトリウムまたはケイ酸等を例示
することができる。
更に、崩壊剤としては、例えば、馬鈴薯殿粉、寒天末、
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ステ
アリン酸モノグリセリド、ラウリル硫酸ナトリウム、ア
ルギン酸ナトリウム、炭酸カルシウムあるいは重炭酸ナ
トリウム等を利用することができる。
さらに必要に応じて、着色剤、矯臭剤、矯味剤あるいは
保存剤等を加えることができる。
錠剤は必要に応じてコーテング製剤、例えば水溶性フィ
ルムコーテング錠剤、腸溶性フィルムコーテング錠剤、
腸溶性フィルムコーテング顆粒、糖衣錠あるいは舌下錠
とすることもできる。
注射用剤としては、溶液注射剤、用時溶解注射剤、懸濁
注射剤あるいは乳濁注射剤等の一定投与量のアンプル又
はバイアルとして用いることができる。
さらに製剤はローション剤例えば懸濁型ローション、乳
剤型ローション又は溶解型ローションとして利用するこ
ともできる。又は懸濁剤、シロップ剤あるいは乳剤とし
て利用することもできる。
このような剤形に利用できる溶媒としては、例えば、注
射用蒸留水、生理的食塩水、ブドウ糖水溶液、エタノー
ル、グリセリン、エチレンクリコール、ゾロピレングリ
コールあるいはポリエチレングリコール等を例示するこ
とができる。
さらに坐剤として用いることもできる。
投与は例えば経口投与、非経口投与として静脈内注射、
皮下注射おるいは筋肉内注射等の各種注射又は直腸内投
与などの種々の方法によって行うことができる。
前記式(1)のマグノシニンの人に対する有効投与量と
しては、1日当シ約30〜120mp、1回肖り約10
〜4o即をあげることができる。これらの投与量は患者
の病状、年令、体重及び投与方法などによシ、適宜に、
変更し決定することができる。
また、前記式(1)マグノシニンのLDflo値は約2
00■/に9<雄性マウス、経口投与)以上である。
参考例 富山県利賀村で採集したタムシバの花蕾の乾燥物1kI
Iを粉砕し、室温にてエーテルで抽出し、さらに沸騰メ
タノールで抽出した。各々の抽出物を常法によシ、塩基
性分画、酸性分画及び中性分画にわけた。メタノール抽
出物の中性分画を水蒸気蒸留に付して精油を除去した後
、アルカリ加水分解に付し、加水分解物の中性分画をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン、
ヘキサン−塩化メチレン、塩化メチレン、メタノール−
塩化メチレンの順で溶出した。
塩化メチレン溶出部をさらにメルクキーゼルゲル60P
Fzsいベンゼンを用いてプレパラテイプ薄層クロマト
グラフィーに付してマグノシニン1051n9を得た。
mpH3,5−115°C 〔α〕Dθ°(CBCI、 ) 十 m/Z414.2064(& ) 実施例1 +11 実験動物 dd系マウス、雄性、6週令、体重26−33(2)実
験方法 マウスの背部皮下に3−の空気を注入する。24時間後
にこの空気嚢中に起炎剤として0.5 mlのアジュバ
ント(結核菌体アセトン粉末1■、流動パラフィン0.
425−1Arlacel −A O,O? 5−)を
注入し、直ちに試験化合物を1 % AviceL−生
理食塩液に懸濁して経口投与する。
対照動物には1 % Avicel−生理食塩液のみを
投与する。試験化合物の投与は連続5日間、1日1回行
い、6日目にマウスを殺して形成したアジュバント肉芽
嚢の肉芽湿重量と浸出液量を測定し、平均値とその標準
誤差を計算する。以下にその結果を示す。
実施例2(散剤) 配合組成 マグノシニン 3.09 乳糖 24.0.9 トウモロコシデンプン 3.0 # 合計 a o、o y マクノシニン、乳糖及ヒトウモロコシデンプンをV型混
合機で混合し散剤とした。
実施例3(顆粒剤) マグノシニン 20g 乳糖 6.0g トウモロコシデンプン 1.9 II ヒドロキシグゾロルセルロース0.1 g合計 10.
0g マグノシニン、乳糖及ヒトウモロコシデンプンを混合し
ヒドロキシプロピルセルロースの水溶液を加えて練合し
、造粒し乾燥して顆粒剤とした。
実施例4(細粒剤) 配合組成 マグノシニン 1.0g D−マンニトール s、 o I! 乳糖 8.4g 結晶セルロース 20g 合計 20.0.9 マグノシニン、D−マンニトールヲ混合シ、次いで乳糖
及び結晶セルロースを加えて混合し、ヒドロキシプロピ
ルセルロースの水溶液を加えて造粒し、乾燥して細粒剤
とした。
実施例5(錠剤) 配合組成 マグノシニン 8.0g 乳糖 14.0.9 カルボキシメチルセルロースカルシウム 6,0gヒド
ロキシプロピルセルロース 1.5 Fステアリン酸マ
グネシウム 1.0g 結晶セルロース 1.0g カープレックス80 0.5.9 合計 3211 マグノシニン、乳糖及びカルボキシメチルセルロースカ
ルシウムをヒドロキシプロピルセルロースの水溶液と混
合し湿式顆粒圧縮法によシ混練造粒し、乾燥して顆粒と
した。
次いでステアリン酸マグネシウム、結晶セルロース及び
カープレックス80を加えて混合し打錠した。
実施例6(カプセル剤) 配合組成 マグノシニン 3.0g 乳糖 11.0g トウモロコシデンプン 7.61 ステアリン酸マグネシウム 0.4g 合計 26.0 # マグノシニン、乳糖、トウモロコシデン粉及びステアリ
ン酸マグネシウムを混合しカプセル充填機にて2号カプ
セルに260■を充填した。
実施例7(坐剤) 配合組成 マグノシニン 1.0.9’ グリセリン脂肪酸エステル 99. OJ7合計 10
0.0.9 マグノシニンをグリセリン脂肪酸エステルに分散して薬
液とする。金属製のモールドに薬液を流し、冷却固化し
た後、モールドから坐剤を取出して製造した。
実施例8(シロップ剤) 配合組成 マグノシニン 1.9 白糖 150g D−ソルビトール液(70チ)125I!パラオキシ安
息香酸メチル 0.2g パラオキシ安息香酸プロピル o、 i 11クエン酸
ナトリウム 5g クエン酸 0.8I レモンオイル 1g 精製水 全量50〇− パラオキシ安息香酸メチル及びパラオキシ安息香酸プロ
ピルを約1000倍量の水に加えて加温溶解し、次に白
糖を加えて溶解し、次にD−ソルビトール液を加えて攪
拌混合する。次にマグノシンを加えて攪拌混合し、さら
にクエン酸ナトリウム、クエン酸の水溶液を加えて混合
し、次にレモンオイルを加えて攪拌混合し、水を加えて
混合し、全量500dとした。
第1頁の続き 0発 明 者 松 1) 暁 子 富山市安養坊用[相
]発明者 木材 部子 富山市五嫂1544匣田793
−2 朋友ハイツ311

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記式(1) 但し式中、くさび線鴫及び破線・・・は、1−位と2−
    位の置換基が互いにトランスであることを示す、 で表わされるマグノシニンを有効成分として含有するこ
    とを特徴とする抗炎症剤。
JP7871784A 1984-04-20 1984-04-20 抗炎症剤 Pending JPS60222415A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7871784A JPS60222415A (ja) 1984-04-20 1984-04-20 抗炎症剤

Applications Claiming Priority (1)

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ID=13669623

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JP7871784A Pending JPS60222415A (ja) 1984-04-20 1984-04-20 抗炎症剤

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JP (1) JPS60222415A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997026242A1 (fr) * 1996-01-17 1997-07-24 Taiho Pharmaceutical Co., Ltd. Derives de 3-(bis-phenylmethylene substitue) oxindole

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997026242A1 (fr) * 1996-01-17 1997-07-24 Taiho Pharmaceutical Co., Ltd. Derives de 3-(bis-phenylmethylene substitue) oxindole
US5965600A (en) * 1996-01-17 1999-10-12 Taiho Pharmaceutical Co., Ltd. 3-(bis-substituted phenylmethylene) oxindole derivatives

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