JPS6022121B2 - 防振軌道の施工方法 - Google Patents
防振軌道の施工方法Info
- Publication number
- JPS6022121B2 JPS6022121B2 JP13081980A JP13081980A JPS6022121B2 JP S6022121 B2 JPS6022121 B2 JP S6022121B2 JP 13081980 A JP13081980 A JP 13081980A JP 13081980 A JP13081980 A JP 13081980A JP S6022121 B2 JPS6022121 B2 JP S6022121B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- track
- recess
- rail support
- vibration
- foam board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)
- Railway Tracks (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は防振軌道の施工方法に関するものである。
従来、軌道の振動を軽減する手段として、タイプレート
、まくらぎ、スラブ等のしール支承体をゴム、ポリウレ
タン等の防振ゴムによって支れ、防振ェラストマーの圧
縮変形によって振動、衝撃を緩和するという方法がとら
れている。
、まくらぎ、スラブ等のしール支承体をゴム、ポリウレ
タン等の防振ゴムによって支れ、防振ェラストマーの圧
縮変形によって振動、衝撃を緩和するという方法がとら
れている。
又最近は防振ゴムのせん断変形によって防振を図る方法
も開発されており、この方法は圧縮変形による場合より
も防振効果が大きいとされている。しかし、これらの圧
縮変形もしくはせん断変形による防振を実際の軌道に適
用しようとすると、防嫁ゴムは成形品であるので、公差
の大きい軌道部品もしくは基盤に整合しない場合が屡々
生ずるという問題があり、又、たとえ、取付けができた
としても、軌道をパッキングなどによって改めて整正す
る必要がある等施工上種々の問題点が生ずる。
も開発されており、この方法は圧縮変形による場合より
も防振効果が大きいとされている。しかし、これらの圧
縮変形もしくはせん断変形による防振を実際の軌道に適
用しようとすると、防嫁ゴムは成形品であるので、公差
の大きい軌道部品もしくは基盤に整合しない場合が屡々
生ずるという問題があり、又、たとえ、取付けができた
としても、軌道をパッキングなどによって改めて整正す
る必要がある等施工上種々の問題点が生ずる。
本発明はこのような問題点を除去するためになされたも
のである。
のである。
本発明を第1図〜第4図に示した実施例に従って説明す
る。
る。
第1図〜第4図において1はしール、2はしール1を支
承するタイプレート、まくらぎ、スラブ等のしール支承
体、3はしール支承体2を支える軌道基盤で、当該軌道
基盤3には、しール支承体2を十分収容可能な凹部6が
形成されている。
承するタイプレート、まくらぎ、スラブ等のしール支承
体、3はしール支承体2を支える軌道基盤で、当該軌道
基盤3には、しール支承体2を十分収容可能な凹部6が
形成されている。
4はポリウレタン、ポリエチレン等の独立タイプの発泡
材料からなる、弾性変形量の大きい高弾性発泡板である
。
材料からなる、弾性変形量の大きい高弾性発泡板である
。
軌道基盤3を構築もしくは設置し、タ当該軌道基盤の凹
部6の底面8上に低弾性定数の高弾性発泡板4を敷き、
高弾性発泡板4の上にし−ル支承体2、又はしール支承
体上にレールを締結した軌きようを贋く。この場合、高
弾性発泡板4の周面は凹部6の対向内壁と適合するよう
に設置される。軌きようをレールクレーンないいま軌き
ようクレーン9で吊つて所定の位置に定置する。これに
よって、弾性変形量の大きい高弾性発泡板4はしール支
承体2の底面と軌道基盤3の凹部底面8との間で圧縮さ
れる。軌きようを調節、すなわち軌道を整正した後、し
ール支承体2の周面と、それと対向する、軌道基盤3の
凹部内壁とによって形成される空間7に、ポリウレタン
、ェボキシなど、硬化後にゴム弾性を発現する液状のヱ
ラストマ−7′を充填する。
部6の底面8上に低弾性定数の高弾性発泡板4を敷き、
高弾性発泡板4の上にし−ル支承体2、又はしール支承
体上にレールを締結した軌きようを贋く。この場合、高
弾性発泡板4の周面は凹部6の対向内壁と適合するよう
に設置される。軌きようをレールクレーンないいま軌き
ようクレーン9で吊つて所定の位置に定置する。これに
よって、弾性変形量の大きい高弾性発泡板4はしール支
承体2の底面と軌道基盤3の凹部底面8との間で圧縮さ
れる。軌きようを調節、すなわち軌道を整正した後、し
ール支承体2の周面と、それと対向する、軌道基盤3の
凹部内壁とによって形成される空間7に、ポリウレタン
、ェボキシなど、硬化後にゴム弾性を発現する液状のヱ
ラストマ−7′を充填する。
この場合、ェラストマー7′はし−ル支承体2の底面下
には、高弾性発泡板4があるので充填されない。液状ェ
ラストマーは硬化して弾性を呈すると同時に、支承体2
と軌道基盤とを接着する。これによって軌きようは軌道
基盤3と一体化するとともに、さらに空間7に充填され
、硬化によって弾性を呈するェラストマーと低荷重によ
って容易に弾性変形する高弾性発泡板4とによって弾性
的に支承されること)なる。本発明にか)る防振軌道に
おいては、列車の上下方向の荷重は硬硬化したヱラスト
マーのせん断変形と高弾性発泡板4の圧縮変形とによっ
て弾性的に支えられて衝撃を吸収し、又横圧に対しては
ェラストマーの圧縮弾性と高弾性発泡板4のせん断弾性
に支えられる。
には、高弾性発泡板4があるので充填されない。液状ェ
ラストマーは硬化して弾性を呈すると同時に、支承体2
と軌道基盤とを接着する。これによって軌きようは軌道
基盤3と一体化するとともに、さらに空間7に充填され
、硬化によって弾性を呈するェラストマーと低荷重によ
って容易に弾性変形する高弾性発泡板4とによって弾性
的に支承されること)なる。本発明にか)る防振軌道に
おいては、列車の上下方向の荷重は硬硬化したヱラスト
マーのせん断変形と高弾性発泡板4の圧縮変形とによっ
て弾性的に支えられて衝撃を吸収し、又横圧に対しては
ェラストマーの圧縮弾性と高弾性発泡板4のせん断弾性
に支えられる。
この場合、空間7の形状寸法と液状ェラストマーを適宜
に選定することによって軌きようの適正な支持弾性が確
保でき、液状ェラストマーは配合により、又は養生方法
によって急速硬化性を与えることが可能であるので、そ
のようにすることによって現場での容易かつ迅速な作業
を可能とする。上記実施例においてはしールクレーンも
しくは軌きようクレーン9を用いて軌きようを所定位贋
に定置する場合の例について述べたが、それに代えて、
第3図に示すようにしール支承体2,2間にバツキン9
1を用いて、レール又は軌きようを仮固定する方法をと
ってもよい。
に選定することによって軌きようの適正な支持弾性が確
保でき、液状ェラストマーは配合により、又は養生方法
によって急速硬化性を与えることが可能であるので、そ
のようにすることによって現場での容易かつ迅速な作業
を可能とする。上記実施例においてはしールクレーンも
しくは軌きようクレーン9を用いて軌きようを所定位贋
に定置する場合の例について述べたが、それに代えて、
第3図に示すようにしール支承体2,2間にバツキン9
1を用いて、レール又は軌きようを仮固定する方法をと
ってもよい。
又本発明において、空間7へェラストマーを充填するに
際し、しール支承体2の周面5と軌道基盤3の凹部内壁
を、それぞれ予めサンドブラスト、あるいは研摩材によ
って前処理し、ェポキシブライマーなどを塗布しておけ
ば、しール支承体2の周面5と軌道基盤3の凹都内壁と
のェラストマーによる十分な接着が可能である。又第4
図に示すようにしール支承体2の周面5′および軌道基
盤3の凹都内壁に予め凹凸加工を施しておけば、空間7
に充填されて硬化したェラストマー7′の、周面5′と
凹部内肇61′とに対する接着力が、たとえ不十分であ
ったとしても、硬化したェラストマ−7′としール支承
体2の周面5′および軌道基盤3の凹部内壁とは噛み合
っており、しール支承体2は上下方向の荷重に対して十
分安定である。なお、上記実施例においては、軌道基盤
の凹部に2本のレールを支承するしール支承体を定置す
る場合の例について述べたが凹部を2個別個に設け、そ
れぞれの凹部に定置したしール支承体で、それぞれ別個
にレールを支承してもよい。
際し、しール支承体2の周面5と軌道基盤3の凹部内壁
を、それぞれ予めサンドブラスト、あるいは研摩材によ
って前処理し、ェポキシブライマーなどを塗布しておけ
ば、しール支承体2の周面5と軌道基盤3の凹都内壁と
のェラストマーによる十分な接着が可能である。又第4
図に示すようにしール支承体2の周面5′および軌道基
盤3の凹都内壁に予め凹凸加工を施しておけば、空間7
に充填されて硬化したェラストマー7′の、周面5′と
凹部内肇61′とに対する接着力が、たとえ不十分であ
ったとしても、硬化したェラストマ−7′としール支承
体2の周面5′および軌道基盤3の凹部内壁とは噛み合
っており、しール支承体2は上下方向の荷重に対して十
分安定である。なお、上記実施例においては、軌道基盤
の凹部に2本のレールを支承するしール支承体を定置す
る場合の例について述べたが凹部を2個別個に設け、そ
れぞれの凹部に定置したしール支承体で、それぞれ別個
にレールを支承してもよい。
本発明は、上記実施例から明らかなように、鋼製部材、
コンクリート構造物ないいま部材からなる軌道基盤にも
適用可能であるので、有道床まくらぎ軌道、コンクリー
ト道床軌道等への適用も容易である。
コンクリート構造物ないいま部材からなる軌道基盤にも
適用可能であるので、有道床まくらぎ軌道、コンクリー
ト道床軌道等への適用も容易である。
第1図は本発明の実施例を示す平面図、第2図は第1図
のA−A線拡大断面図、第3図は第1図のB−B線断面
図、第4図は本発明の他の実施例を示す断面図である。 2・・・・・・し−ル支承体、3・・・・・・軌道基盤
、4・・・・・・高弾性発泡板、6・・・・・・軌道基
盤に形成された凹部、7…・・・しール支承体の周と軌
道基盤の凹都内壁とによって形成される空間。第1図 第2図 第3図 第4図
のA−A線拡大断面図、第3図は第1図のB−B線断面
図、第4図は本発明の他の実施例を示す断面図である。 2・・・・・・し−ル支承体、3・・・・・・軌道基盤
、4・・・・・・高弾性発泡板、6・・・・・・軌道基
盤に形成された凹部、7…・・・しール支承体の周と軌
道基盤の凹都内壁とによって形成される空間。第1図 第2図 第3図 第4図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 タイプレート、まくらぎ、もしくはスラブ等のレー
ル支承体の固定用凹部を形成した軌道基盤の当該凹部の
底面に高弾性発泡板を敷き、その上にレール支承体を載
置した後、軌道を整正し、しかる後、レール支承体の周
と上記凹部の内壁とによつて形成される空間に、硬化後
にゴム弾性を発現する液状エラストマーを充填すること
を特徴とする防振軌道の施工方法。 2 タイプレート、まくらぎ、もしくはスラブ等のレー
ル支承体の固定用凹部を形成した軌道基盤の当該凹部の
底面に高弾性発泡板を敷き、その上にレール支承体を載
置した後、軌道を整正し、しかる後、レール支承体の周
と上記凹部の内壁とによつて形成される空間に、硬化後
にゴム弾性を発現する液状エラストマーを充填するもの
においてレール支承体と凹部内壁のそれぞれの対向面に
凹凸加工を施すことを特徴とする防振軌道の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13081980A JPS6022121B2 (ja) | 1980-09-22 | 1980-09-22 | 防振軌道の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13081980A JPS6022121B2 (ja) | 1980-09-22 | 1980-09-22 | 防振軌道の施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5758702A JPS5758702A (en) | 1982-04-08 |
JPS6022121B2 true JPS6022121B2 (ja) | 1985-05-31 |
Family
ID=15043448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13081980A Expired JPS6022121B2 (ja) | 1980-09-22 | 1980-09-22 | 防振軌道の施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6022121B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6395420U (ja) * | 1986-12-10 | 1988-06-20 | ||
JPH01130608U (ja) * | 1988-03-01 | 1989-09-05 | ||
JPH046491Y2 (ja) * | 1984-08-28 | 1992-02-21 |
-
1980
- 1980-09-22 JP JP13081980A patent/JPS6022121B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH046491Y2 (ja) * | 1984-08-28 | 1992-02-21 | ||
JPS6395420U (ja) * | 1986-12-10 | 1988-06-20 | ||
JPH01130608U (ja) * | 1988-03-01 | 1989-09-05 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5758702A (en) | 1982-04-08 |
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