JP3864164B2 - 高架橋の防振構造および施工方法 - Google Patents

高架橋の防振構造および施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3864164B2
JP3864164B2 JP2004096305A JP2004096305A JP3864164B2 JP 3864164 B2 JP3864164 B2 JP 3864164B2 JP 2004096305 A JP2004096305 A JP 2004096305A JP 2004096305 A JP2004096305 A JP 2004096305A JP 3864164 B2 JP3864164 B2 JP 3864164B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cantilever
viaduct
reinforcing member
absorbing member
displacement absorbing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004096305A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005282079A (ja
Inventor
修 吉岡
仁 神田
秀麿 舟橋
英司 杉▲崎▼
信忠 佐々木
哲夫 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Japan Railway Co
Original Assignee
Central Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Central Japan Railway Co filed Critical Central Japan Railway Co
Priority to JP2004096305A priority Critical patent/JP3864164B2/ja
Publication of JP2005282079A publication Critical patent/JP2005282079A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3864164B2 publication Critical patent/JP3864164B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Description

本発明は、高架橋において、片持梁に対する補強工による振動対策の効果を維持しながら、温度応力の増加をもたらさず、高架橋に悪影響を及ぼすことを防ぐ技術に関する。
両端に片持梁を有するラーメン構造の単位高架橋を所定の間隔で連続して設置した高架橋が知られている。このような高架橋においては、通過する列車等の車両荷重の急激な乗り移りによってその高架橋の端部に発生する衝撃力や、隣接する高架橋間の片持梁における固有振動数によって励起される共振によって振動が発生する。そこで、上述のような振動を低減させる対策が様々に実施されている。一例を挙げると、車両の軽量化などの車両に関する振動対策や、有道床まくらぎの採用およびバラストマットの採用などの軌道に関する振動対策、各種の高架橋の片持梁に関する振動対策などである。
このうち高架橋の片持梁に関する振動対策としては、次のような対策が挙げられる。すなわち、隣接する単位高架橋の片持梁同士を結合させることや、単位高架橋の片持梁を、隣接する高架橋の支柱に取り付けた補強工によって支持することなどである(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−69925号公報(第2,3頁、図1,6)
しかし、上述のような補強工による振動対策を施した高架橋においては、気温の変化で既設高架橋が伸縮しようとした場合には、設置した補強工がその伸縮を拘束するため、既設高架橋における温度応力の増加をもたらし、悪影響を与えるといった問題があった。
本発明は、このような不具合に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、高架橋において、片持梁に対する補強工による振動対策の効果を維持しながら、例えば温度変化によって高架橋に悪影響を及ぼすことを防ぐことにある。
上記課題を解決するためになされた請求項1に係る高架橋は、両端に片持梁を有するラーメン構造の単位高架橋を所定の間隔で連続して設置した構造を有しており、補強部材(51,52,53,54,56:この欄においては、発明に対する理解を容易にするため、必要に応じて「発明を実施するための最良の形態」欄で用いた符号を付すが、この符号によって請求の範囲を限定することを意味するものではない。)が、片持梁を下方から支持することにより片持梁の振動を抑制する。そして、片持梁と補強部材との間には、片持梁または補強部材の少なくともいずれか一方に発生した静的な変位を吸収可能な変位吸収部材(55h)が配置されている。
このような本発明によれば、例えば温度変化によって片持梁または補強部材の少なくともいずれか一方に発生した静的な変位を変位吸収部材が吸収するので、片持梁に対する補強部材による振動対策の効果を維持しながら、高架橋に悪影響を及ぼすことを防ぐことができる。
また、本発明によれば、補強部材が片持梁を下方から支持することにより、列車の走行上等制約がある高架橋の上面側ではなく比較的制約の少ない高架橋の下方の空間を利用できる。また、例えば隣接する単位高架橋の支柱などの既設の構造物の基礎に補強部材の支えを取れば、構造形式が比較的簡易となるとともに、隣接する単位高架橋の基礎へ確実に荷重を伝達させることができる。また、大規模な重機を使用せずに施工することが可能となり、狭隘かつ作業環境上の制約があるような高架橋にも適用できる。
この場合、梁支持部を片持梁の下部にエポキシ樹脂によって一体に取り付け、さらに、上述の変位吸収部材については、弾性を有する材料にて構成し、圧縮された状態で片持梁に取り付けられた梁支持部と補強部材との間に配置され、前記梁支持部を介して前記片持梁を支持することが考えられる(請求項)。なおこの場合、変位吸収部材については、片持梁に対して接着剤などにより接着させてもよし、接着せずに単に密着させてもよい。このことにより、変位吸収部材においては、上述のような片持梁や補強部材に発生した「静的な変位」を吸収する作用を奏することに加えて、次のような片持梁や補強部材に発生した「動的な変位」に対する作用も奏する。すなわち、通過する列車等の車両荷重の急激な乗り移りによってその高架橋の片持梁が上下方向や高架橋の延長方向に振動した場合には、上述のように圧縮した状態の変位吸収部材がその弾性によって伸縮して片持梁に追従するので、補強部材および片持梁との密着状態を保つことができ、片持梁に対する補強部材による振動対策の効果を維持することができる。
この場合、上述の変位吸収部材を片持梁へ押圧させることが可能な押圧機構(55d)を備えることが考えられる。このようにすれば、施工時において、変位吸収部材を補強部材と片持梁との間に配置したのちに押圧機構によって押圧させることにより、変位吸収部材を片持梁と補強部材との間に配置することができる。また、弾性を有する材料にて変位吸収部材を構成した場合には、押圧機構による押圧力を調整することにより、変位吸収部材の圧縮具合を調整することができる。
さらに、上述の押圧機構については、変位吸収部材と補強部材との間に配置された他の構成とともに無収縮モルタルによって一体に固められていることが考えられる(請求項1)。このようにすれば、押圧機構による押圧力が低下することを防ぐことができ、押圧機構を永久構造物化することができる。
なおこの場合、上述のように、梁支持部を片持梁の下部にエポキシ樹脂によって一体に取り付け、さらに、上述の変位吸収部材については、弾性を有する材料にて構成し、圧縮された状態で片持梁に取り付けられた梁支持部と補強部材との間に配置され、前記梁支持部を介して前記片持梁を支持するようにしてもよい(請求項2)。このことにより、変位吸収部材においては、上述のような片持梁や補強部材に発生した「静的な変位」を吸収する作用を奏することに加えて、上述のように片持梁や補強部材に発生した「動的な変位」に対する作用も奏する。
また、上述のような高架橋の防振構造については、次の(1)〜(5)のような工程を含む施工方法によって設置することが考えられる(請求項4)。
(1)片持梁固定工程では、片持梁の下部に梁支持部をエポキシ樹脂によって固定する。
(2)補強部材設置工程では、梁支持部を介して片持梁を下方から支持することにより片持梁の振動を抑制する「補強部材」を設置する。なお、この補強部材は、変位吸収部材を片持梁へ押圧させることが可能な「押圧機構」を備えている。
(3)変位吸収部材設置工程では、片持梁または補強部材の少なくともいずれか一方に発生した静的な変位を吸収可能な「変位吸収部材」を片持梁に固定された梁支持部と補強部材との間に設置する。
(4)変位吸収部材押圧工程では、補強部材が備える押圧機構によって梁支持部を介して変位吸収部材を片持梁へ押圧させる。
(5)押圧機構固定工程では、梁支持部を介して変位吸収部材を片持梁へ押圧させた状態で、押圧機構を変位吸収部材と補強部材との間に配置された他の構成とともに無収縮モルタルによって一体に固める。
以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
図1(a)は実施例の高架橋の端部を補強する補強工(X型)を示す概略説明図である。また、図2は、実施例の高架橋の端部と補強工との接続部分を示す概略説明図である。
[高架橋1の構成の説明]
高架橋1は、図1(a)に示すように、両端に片持梁を有するラーメン構造の単位高架橋3を所定の間隔で連続して設置し、単位高架橋3の片持梁34を補強工5で補強した構成を有している。
[単位高架橋3の構成の説明]
単位高架橋3は、高架橋1の延長方向に沿って配置された複数の支柱31の上部を梁32によって連結した構成を有している。これら支柱31は、その下部が地中に埋設されている。また、梁32の上面にはスラブ33が形成されている。さらに、梁32の両端には、隣接する単位高架橋3へ向けて延出する片持梁34が形成されている。
なお、上述の単位高架橋3の各部構成については、公知技術に従っているので詳細な説明は省略する。
[補強工5の構成の説明]
補強工5は、いわゆるX型の補強工であり、基礎コンクリート部51、下側脚柱52、上側脚柱53、受梁54、沓部55、および連結部材56を備えている。
このうち基礎コンクリート部51は、単位高架橋3の支柱31における地中に埋設した部分にボルトで取り付けられ、その上部が地上に配置されている。
また、下側脚柱52は、鋼製の長尺材であり、隣接する単位高架橋3の片持梁34に向けて傾斜した姿勢にて、その一端が基礎コンクリート部51の上部にボルトで取り付けられている。そして、隣接する単位高架橋3の片持梁34の下方にて2つの下側脚柱52同士が、鋼製の長尺材である連結部材56によって連結されている。
また、上側脚柱53は、下側脚柱52と同様に鋼製の長尺材であり、隣接する単位高架橋3の片持梁34に向けて傾斜した姿勢にて、その一端が下側脚柱52の上部にボルトで取り付けられている。
また、受梁54は、鋼製の長尺材であり、隣接する単位高架橋3の片持梁34の下方にて横たわった姿勢で、2つの上側脚柱53の上部にボルトで取り付けられている。
なお、基礎コンクリート部51、下側脚柱52、上側脚柱53、受梁54、および連結部材56は、補強部材に該当する。
さらに、沓部55は、鋼製沓座55a、鋼製台座55b、下側樹脂製支圧板55c、フラットジャッキ55d、上側樹脂製支圧板55e、鋼製支圧板55f、沓部本体55h、および梁支持部55iを備えており、これら各構成部位が、単位高架橋3の片持梁34と受梁54との間に、その順で設置されている。また、沓部55は、外枠55gを備えている。
このうち鋼製沓座55aは、その上面の面積が受梁54の上面の面積よりも小さい鋼製の平板であり、受梁54の上面に取り付けられている。
また、鋼製台座55bは、その上面の面積が鋼製沓座55aの上面の面積よりも小さく且つその厚み寸法が鋼製沓座55aの厚み寸法よりも小さい鋼製の平板であり、鋼製沓座55aの上面に取り付けられている。
また、下側樹脂製支圧板55cは、樹脂製の平板であり、鋼製台座55bの上に取り付けられている。
また、フラットジャッキ55dは、円盤状に形成された軟鋼製の袋体であり、下側樹脂製支圧板55cの上面に取り付けられている。このフラットジャッキ55dには、樹脂を主成分とする流動体状の硬化剤を混合した充填材が詰められている。具体的には、この充填材を袋体に注入すると袋体が膨張し、袋体の水平部分の下面が下側樹脂製支圧板55cの上部に密着するととともに、袋体の上面が上側樹脂製支圧板55eの下部に密着する。続いて充填材が袋体内の隅々まで行き渡り、袋体が膨張する。すると、フラットジャッキ55dの高さ方向の寸法が増加して下側樹脂製支圧板55cの上部と上側樹脂製支圧板55eの下部との間の寸法を大きくする。
また、上側樹脂製支圧板55eは、下側樹脂製支圧板55cと同様に樹脂製の平板であり、フラットジャッキ55dの上面に取り付けられている。
また、鋼製支圧板55fは、その上面の面積が鋼製台座55bの上面の面積とほぼ等しく且つその厚み寸法が鋼製沓座55aの厚み寸法とほぼ等しい鋼製の平板であり、上側樹脂製支圧板55eの上面に取り付けられている。
また、外枠55gは、ステンレス製の四辺枠であり、上述の鋼製台座55b、下側樹脂製支圧板55c、フラットジャッキ55d、上側樹脂製支圧板55eおよび鋼製支圧板55fを囲うように鋼製沓座55aの上面に取り付けられている。そして、この外枠55gの内部には、無収縮モルタル55jが注入されており、上述の鋼製沓座55a、鋼製台座55b、下側樹脂製支圧板55c、フラットジャッキ55d、上側樹脂製支圧板55eおよび鋼製支圧板55fがこの無収縮モルタル55jによって一体に固められている。
また、沓部本体55hは、その上面の面積が鋼製支圧板55fの上面の面積よりも小さく且つその厚み寸法が鋼製支圧板55fの厚み寸法よりも小さい直方体のゴム部材であり、片持梁34と一体になっている梁支持部55iと鋼製支圧板55fとの間に、上述のフラットジャッキ55dの作用による80KNのプレロード力にて、その上下方向の厚みが0.3mm圧縮された状態で配置されている。また、沓部本体55hは、片持梁34の先端から若干内部寄りの箇所の下方に配置されている。なおこの場合、片持梁34の先端部は、上述のフラットジャッキ55dの作用による80KNのプレロード力にて、1.1mm上方へ持ち上げられた状態となっている。ここで、このプレロード力の値80KNについては、次のように設定されている。すなわち、フラットジャッキ55dによるジャッキアップ時に、高架橋1に死荷重以上の押し上げ荷重が働くと片持梁34の下面に引張力が発生するおそれがあることから、片持梁34の先端部における死荷重相当である100KNに対し、安全率0.8を考慮してプレロード力の値を80KNと設定している。さらに、沓部本体55hは、鋼製支圧板55fに対しては接着剤などによって固定されている一方、梁支持部55iに対しては固定されておらず、片持梁34に変位が発生した場合には沓部本体55hと梁支持部55iとの密着面がずれることにより片持梁34に変位を逃がすよう構成されている。なお、沓部本体55hは、変位吸収部材に該当する。
また、梁支持部55iは、断面がコの字状に成形されたステンレス製材であり、その内部に片持梁34の下部が位置した姿勢で沓部本体55hの上に配置されている。そして、梁支持部55iの内部には、エポキシ樹脂55kが注入されており、片持梁34および梁支持部55iがこのエポキシ樹脂55kによって一体に固められている。
以上のように構成された高架橋1では、補強工5が片持梁34を下方から支持することにより片持梁34の振動を抑制し、さらに、上述のフラットジャッキ55dの作用による80KNのプレロード力にて、その上下方向の厚みが0.3mm圧縮された状態で片持梁34と補強工5との間に配置された沓部本体55hが、例えば温度変化によって片持梁34または補強工5の少なくともいずれか一方に発生した静的な変位を吸収可能に構成されている。
また、以上のように構成された高架橋1では、沓部本体55h(補強工5側)と梁支持部55i(片持梁34側)とが、列車荷重に関わらず常に密着した状態となるよう構成されている。すなわち、片持梁34の先端部においては、高架橋1を列車が通過する際に列車荷重の移動に伴って次のような変位が発生する。
(イ)列車荷重が単位高架橋3の中央部に作用した場合(図3(a)参照):
片持梁34の先端部における上方への変位量:θU=0.21mm
(ロ)列車荷重が片持梁34の先端部に作用した場合(図3(b)参照):
片持梁34の先端部における下方への変位量:θD=0.74mm
上述の(イ)変位量θUについては、沓部本体55hにおける圧縮量0.3mmよりも小さいので、沓部本体55hによって列車荷重の移動に伴う片持梁34における動的な変位を吸収可能である。また、上述の(ロ)変位量θDについては、片持梁34の先端部における上昇量1.1mmよりも小さいので、沓部本体55hによって列車荷重の移動に伴う片持梁34における動的な変位を吸収可能である。このように上述の沓部本体55h(補強工5側)と梁支持部55i(片持梁34側)とは、列車荷重に関わらず、常に密着した状態となるよう構成されている。
[高架橋1に補強工5を取り付ける方法の説明]
次に、上述の高架橋1に補強工5を取り付ける方法について、図4および図5を参照しながら説明する。なお、上述の高架橋を新設する場合には、単位高架橋3を構築した後に単位高架橋3の片持梁34に対して補強工5を取り付けることになり、既設の単位高架橋3に補強工5を取り付ける際の施工方法と同様であるのでここでは詳細な説明は省略する。
(1)補強工5の基礎コンクリート部51を設置する。具体的には、図4(a)に示すように、単位高架橋3の支柱31における地中に埋設した部分の上方を掘削する。次に、掘削した箇所に基礎コンクリート部51の骨格となる鉄筋を組み立てる。さらに、組み立てた鉄筋の回りに型枠を形成する。そして、型枠の内部にコンクリートを流し込む。コンクリートが硬化したら、型枠を取り外す。
(2)下側脚柱52、上側脚柱53および受梁54を組み立てる。具体的には、図4(b)に示すように、先に設置した基礎コンクリート部51の上部に下側脚柱52をボルトで取り付ける。次に、図5(a)に示すように、基礎コンクリート部51の上部に取り付けられた下側脚柱52の上部に上側脚柱53をボルトで取り付ける。このとき、下側脚柱52と上側脚柱53とを連結した2つの柱状物が、隣接する単位高架橋3の片持梁34の下方でX型にクロスした姿勢となる。さらに、横たわった姿勢の受梁54を2つの上側脚柱53の上部にボルトで取り付ける。また、2つの下側脚柱52を、連結部材56を用いてボルトで連結する。そして、下側脚柱52、上側脚柱53および受梁54同士を連結するボルトを増し締めする。
(3)補強工5の梁支持部55iを片持梁34に取り付ける。具体的には、補強工5の梁支持部55iを、片持梁34の下部におけるその先端から若干内部寄りの箇所を覆うよう配置し、梁支持部55iの内部にエポキシ樹脂55kを注入して硬化させる。
(4)補強工5の沓部55を受梁54の上面に取り付ける。具体的には、図5(b)に示すように、先に設置した受梁54の上面における、片持梁34に取り付けられた梁支持部55iの下方に、鋼製沓座55a、鋼製台座55b、下側樹脂製支圧板55c、フラットジャッキ55d、上側樹脂製支圧板55e、鋼製支圧板55f、および沓部本体55hを、下からその順で設置する。なおこの場合、沓部本体55hについては、鋼製支圧板55fに対しては接着剤などによって固定する一方、梁支持部55iに対しては固定しない。次に、フラットジャッキ55dに水を注入する。すると、フラットジャッキ55dの高さ方向の寸法が増加して下側樹脂製支圧板55cの上部と上側樹脂製支圧板55eの下部との間の寸法が大きくなる。この際、このフラットジャッキ55dの作用によって沓部本体55hが80KNのプレロード力にて圧縮された状態で梁支持部55i(片持梁34側)と鋼製支圧板55f(補強工5側)との間に配置されるまで、フラットジャッキ55dに水を注入する。
さらに、列車に高架橋1を繰り返し走行させ、補強工5における各連結部位をなじませる。そして、補強工5における各連結部位をなじませたら、先にフラットジャッキ55dに注入した水を抜き、改めて充填材をフラットジャッキ55dに注入する。ここでは、先ほどと同様に、フラットジャッキ55dの作用によって沓部本体55hが80KNのプレロード力にて圧縮された状態で梁支持部55i(片持梁34側)と鋼製支圧板55f(補強工5側)との間に配置されるまで、フラットジャッキ55dに充填材を注入する。フラットジャッキ55dに注入した充填材が硬化したら、鋼製台座55b、下側樹脂製支圧板55c、フラットジャッキ55d、上側樹脂製支圧板55eおよび鋼製支圧板55fを囲うように外枠55gを鋼製沓座55aの上面に取り付け、この外枠55gの内部に無収縮モルタル55jを注入して硬化させる。
以上の(1)〜(4)のように、既設の単位高架橋3に補強工5を取り付ける。
[支柱31の直下地盤における振動レベル測定試験の説明]
次に、支柱31の直下地盤における振動レベル測定試験について、図6(a)を参照して説明する。なお、図6(a)は、列車荷重によって高架橋1の支柱31の直下地盤に発生した振動数(Hz)と加速度(gal)との関係を示した説明図である。本出願人は、補強工5を施工した高架橋1を列車が通過する場合を想定し、補強工5の施工前における支柱31の直下地盤に発生する振動レベルと、補強工5の施工後における支柱31の直下地盤に発生する振動レベルとを測定する試験を行った。その結果、図6(a)に例示するように、補強工5の施工前には約4.5galであった振動数8Hzにおける加速度値が、補強工5の施工後には約1.6galに低下した。よって、本実施例の高架橋1では、東海道新幹線の沿線地盤において卓越していた振動数8Hz〜10Hz成分が補強工5の施工前に比べて大幅に低減されたことが分かる。また、解析シミュレーションによれば、沓部55を取り付けずに補強工5を施工した場合の振動数8Hz〜10Hz成分における加速度値が、上述の補強工5の施工後の振動数8Hz〜10Hz成分における加速度値とほぼ同じ値となり、これらのことにより、沓部55の有無にかかわらず、片持梁34に対する補強工5による振動対策の効果を維持することができる。
[効果]
このように本実施例の高架橋1によれば、補強工5が単位高架橋3の片持梁34を下方から支持しており、片持梁34と補強工5の受梁54との間には、フラットジャッキ55dの作用による80KNのプレロード力にて圧縮された状態で沓部本体55hが配置されている。このことにより、例えば温度変化によって発生した「片持梁34における静的な変位」または「補強工5における静的な変位」の少なくとも何れかを上述の沓部本体55hが吸収するので、片持梁34に対する補強工5による振動対策の効果を維持しながら、片持梁34に応力が発生して高架橋に悪影響を及ぼすことを防ぐことができる。
また、本実施例の高架橋1によれば、補強工5が片持梁34を下方から支持することにより、列車の走行上等制約がある高架橋1の上面側ではなく比較的制約の少ない高架橋1の下方の空間を利用できる。また、例えば隣接する単位高架橋3の支柱31などの既設の構造物基礎に補強工5の支えを取れば、構造形式が比較的簡易となるとともに、隣接する単位高架橋3の基礎へ確実に荷重を伝達させることができる。また、大規模な重機を使用せずに施工することが可能となり、狭隘かつ作業環境上の制約があるような高架橋1にも適用できる。
また、本実施例の高架橋1によれば、上述の沓部本体55hが、ゴム材料などの弾性を有する材料にて構成されており、フラットジャッキ55dの作用による80KNのプレロード力にて圧縮された状態で、片持梁34と補強工5の受梁54との間に配置されているので、上述のような片持梁34や補強工5における静的な変位を吸収する作用を奏することに加えて、次のような動的な変位に対する作用も奏する。すなわち、通過する列車等の車両荷重の急激な乗り移りによってその単位高架橋3の片持梁34が上下方向や高架橋の延長方向に振動した場合には、圧縮した状態の沓部本体55hがその弾性によって伸縮して片持梁34に追従することにより補強工5の沓部55と片持梁34とが密着した状態を保つことができ、片持梁34に対する補強工5による振動対策の効果を維持することができる。
また、フラットジャッキ55dに注入した充填材が硬化するので、例えば充填材がフラットジャッキ55dから漏れることなどが原因でフラットジャッキ55dによる押圧力が低下することを防ぐことができ、フラットジャッキ55dを永久構造物化することができる。
また、本実施例の高架橋1によれば、沓部55がフラットジャッキ55dを備えているので、施工時において、沓部本体55hを補強工5と片持梁34との間に配置したのちにフラットジャッキ55dによって押圧することにより、沓部本体55hを片持梁34と補強工5との間に配置することができる。また、弾性を有する材料にて沓部本体55hを構成した場合には、フラットジャッキ55dによる押圧力を調整することにより、沓部本体55hの圧縮具合を調整することができる。
[別実施例]
(1)上記実施例では、沓部本体55hがゴム材料にて構成されているが、これには限られず、弾性を有する材料であれば、例えば樹脂材料などの他の材料にて沓部本体55hを構成してもよい。このように構成しても上記実施例と同様の作用効果を奏する。
(2)上記実施例では、沓部55がフラットジャッキ55dを備えているが、これには限られず、沓部本体55hを圧縮した状態で片持梁34と補強工5の受梁54との間に配置することができれば、例えば機械式ジャッキなどの他の構成であってもよい。なおこの場合、機械式ジャッキなどをコンクリートなどで固めることにより、機械式ジャッキなどを永久構造物化することができる。このように構成しても上記実施例と同様の作用効果を奏する。
(3)上記実施例では、沓部本体55hが受梁54に対して接着剤などで接着されていないが、これには限られず、沓部本体55hを、受梁54に対して接着剤などで接着してもよい。このように構成しても上記実施例と同様の作用効果を奏する。
(4)上記実施例では、最初にフラットジャッキ55dに水を注入しているが、これには限られず、例えばオイルなど他の液体をフラットジャッキ55dに注入してもよい。また、上記実施例では、フラットジャッキ55dに注入した水を抜いた後に、充填材をフラットジャッキ55dに注入して硬化させているが、これには限られず、例えばコンクリートや樹脂材などの他の注入後に硬化する材料をフラットジャッキ55dに注入してもよい。このように構成しても上記実施例と同様の作用効果を奏する。
(5)上記実施例では、高架橋1を補強するためにX型の補強工5を用いているが、これには限られず、図1(b)に例示するように、いわゆる門型の補強工105などを用いて高架橋1を補強してもよい。
具体的には、補強工105は、いわゆる門型の補強工であり、基礎コンクリート部151、下側脚柱152、上側脚柱153、受梁154、および沓部155を備えている。なお、この補強工105における補強工5との相違点は、補強工5においては、下側脚柱52と上側脚柱53とを連結した2つの柱状物が、X型に設置されているのに対し、補強工105においては、下側脚柱152と上側脚柱153とを連結した柱状物が基礎コンクリート部151に対して垂直に取り付けられ、さらに、このような上側脚柱153に受梁154が取り付けられている点である。なお、例えば補強工105の沓部155が補強工5の沓部55と同様の構成を有しているなど、その他の構成については補強工5と同様であるのでここでは詳細な説明は省略する。
また、高架橋1に補強工105を取り付ける方法についても、下側脚柱152と上側脚柱153とを連結した柱状物を基礎コンクリート部151に対して垂直に取り付け、さらに、上側脚柱153に受梁154を取り付ける点以外は、上述の高架橋1に補強工105を取り付ける方法と同様であるので、ここでは詳細な説明は省略する(図7および図8参照)。
また、補強工105によって補強された高架橋1の支柱31の直下地盤の振動レベル測定の結果についても、図6(b)に例示するように、補強工105の施工前には約3.8galであった振動数8Hzにおける加速度値が、補強工105の施工後には約1.9galに低下した。よって、補強工105によって補強された高架橋1では、上記実施例と同様に、東海道新幹線の沿線地盤において卓越していた振動数8Hz〜10Hz成分が補強工105の施工前に比べて大幅に低減されたことが分かる。また、解析シミュレーションによれば、上記実施例と同様に、沓部155を取り付けずに補強工105を施工した場合の振動数8Hz〜10Hz成分における加速度値が、上述の補強工105の施工後の振動数8Hz〜10Hz成分における加速度値とほぼ同じ値となり、これらのことにより、沓部155の有無にかかわらず、片持梁34に対する補強工105による振動対策の効果を維持することができる。したがって、このように構成しても上記実施例と同様の作用効果を奏する。
(a)は実施例の高架橋の端部を補強する補強工(X型)を示す概略説明図であり、(b)は実施例の高架橋の端部を補強する補強工(門型)を示す概略説明図である。 実施例の高架橋の端部と補強工との接続部分を示す概略説明図である。 (a)は列車荷重による高架橋の端部の変形を示す説明図(1)であり、(b)は列車荷重による高架橋の端部の変形を示す説明図(2)である。 (a)は実施例の補強工(X型)を高架橋に取り付ける方法を示す説明図(1)であり、(b)は実施例の補強工(X型)を高架橋に取り付ける方法を示す説明図(2)である。 (a)は実施例の補強工(X型)を高架橋に取り付ける方法を示す説明図(3)であり、(b)は実施例の補強工(X型)を高架橋に取り付ける方法を示す説明図(4)である。 (a)は、列車荷重によって高架橋(X型)の支柱の直下地盤に発生した振動数(Hz)と加速度(gal)との関係を示した説明図であり、 (b)は別実施例において、列車荷重によって高架橋(門型)の支柱の直下地盤に発生した振動数(Hz)と加速度(gal)との関係を示した説明図である。 (a)は別実施例の補強工(門型)を高架橋に取り付ける方法を示す説明図(1)であり、(b)は別実施例の補強工(門型)を高架橋に取り付ける方法を示す説明図(2)である。 (a)は別実施例の補強工(門型)を高架橋に取り付ける方法を示す説明図(3)であり、(b)は別実施例の補強工(門型)を高架橋に取り付ける方法を示す説明図(4)である。
符号の説明
1…高架橋、3…単位高架橋、5,105…補強工、31…支柱、32…梁、33…スラブ、34…片持梁、51,151…基礎コンクリート部、52,152…下側脚柱、53,153…上側脚柱、54,154…受梁、55,155…沓部、55a…鋼製沓座、55b…鋼製台座、55c…下側樹脂製支圧板、55d…フラットジャッキ、55e…上側樹脂製支圧板、55f…鋼製支圧板、55g…外枠、55h…沓部本体、55i…梁支持部、55j…無収縮モルタル、55k…エポキシ樹脂、56…連結部材

Claims (4)

  1. 両端に片持梁を有するラーメン構造の単位高架橋を所定の間隔で連続して設置した高架橋であって、
    前記片持梁を下方から支持することにより前記片持梁の振動を抑制する補強部材と、
    前記片持梁と前記補強部材との間に配置され、前記片持梁または前記補強部材の少なくともいずれか一方に発生した静的な変位を吸収可能な変位吸収部材と、
    前記変位吸収部材と前記補強部材との間に配置され、前記変位吸収部材を前記片持梁へ押圧させることが可能な押圧機構と、
    を備え
    前記変位吸収部材は、弾性を有する材料にて構成されており、圧縮された状態で前記片持梁と前記補強部材との間に配置され、
    前記押圧機構は、前記変位吸収部材と前記補強部材との間に配置された他の構成とともに無収縮モルタルによって一体に固められていること
    を特徴とする高架橋の防振構造。
  2. 請求項1に記載の高架橋の防振構造において、
    前記片持梁の下部にエポキシ樹脂によって一体に取り付けられた梁支持部を備え、
    前記変位吸収部材は、前記梁支持部を介して前記片持梁を支持すること
    を特徴とする高架橋の防振構造。
  3. 両端に片持梁を有するラーメン構造の単位高架橋を所定の間隔で連続して設置した高架橋であって、
    前記片持梁を下方から支持することにより前記片持梁の振動を抑制する補強部材と、
    前記片持梁の下部にエポキシ樹脂によって一体に取り付けられた梁支持部と、
    前記片持梁に取り付けられた前記梁支持部と前記補強部材との間に配置され、前記片持梁または前記補強部材の少なくともいずれか一方に発生した静的な変位を吸収可能な変位吸収部材と、
    を備え
    前記変位吸収部材は、弾性を有する材料にて構成されており、圧縮された状態で前記片持梁と前記補強部材との間に配置され、前記梁支持部を介して前記片持梁を支持すること
    を特徴とする高架橋の防振構造。
  4. 両端に片持梁を有するラーメン構造の単位高架橋を所定の間隔で連続して設置した高架橋の防振構造を施工するための施工方法であって、
    前記片持梁の下部に梁支持部をエポキシ樹脂によって固定する片持梁固定工程と、
    前記梁支持部を介して前記片持梁を下方から支持することにより前記片持梁の振動を抑制する補強部材を設置する補強部材設置工程と、
    前記片持梁に固定された前記梁支持部と前記補強部材との間に、前記片持梁または前記補強部材の少なくともいずれか一方に発生した静的な変位を吸収可能な変位吸収部材を設置する変位吸収部材設置工程と、
    前記補強部材が備える、前記変位吸収部材を前記片持梁へ押圧させることが可能な押圧機構によって、前記梁支持部を介して前記変位吸収部材を前記片持梁へ押圧させる変位吸収部材押圧工程と、
    前記梁支持部を介して前記変位吸収部材を前記片持梁へ押圧させた状態で、前記押圧機構を前記変位吸収部材と前記補強部材との間に配置された他の構成とともに無収縮モルタルによって一体に固める押圧機構固定工程と、
    を含むことを特徴とする施工方法。
JP2004096305A 2004-03-29 2004-03-29 高架橋の防振構造および施工方法 Expired - Fee Related JP3864164B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004096305A JP3864164B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 高架橋の防振構造および施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004096305A JP3864164B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 高架橋の防振構造および施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005282079A JP2005282079A (ja) 2005-10-13
JP3864164B2 true JP3864164B2 (ja) 2006-12-27

Family

ID=35180774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004096305A Expired - Fee Related JP3864164B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 高架橋の防振構造および施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3864164B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104153303A (zh) * 2014-08-28 2014-11-19 刘其伟 一种自平衡反压式桥梁单支座更换方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020012280A (ja) * 2018-07-17 2020-01-23 公益財団法人鉄道総合技術研究所 ラーメン高架橋の防振構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104153303A (zh) * 2014-08-28 2014-11-19 刘其伟 一种自平衡反压式桥梁单支座更换方法
CN104153303B (zh) * 2014-08-28 2016-01-06 刘其伟 一种自平衡反压式桥梁单支座更换方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005282079A (ja) 2005-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101762148B1 (ko) 프리캐스트 psc 거더를 이용한 교량 및 그 시공방법
KR101891942B1 (ko) 기존 구조물의 지진 보강공법
KR200202345Y1 (ko) 탄성빔을 이용한 구조물 내하력 증진 보강장치
JP2008019687A (ja) 連続桁橋の施工方法、合成床版および連続桁橋
CN106436558A (zh) 一种三向限位缓冲耗能型桥梁抗震挡块结构及设置安装方法
CN108103928A (zh) 一种多跨简支桥梁伸缩缝的连接结构及施工方法
JP2004124617A (ja) 既設支承装置の支承交換工法および支承装置
KR102012883B1 (ko) 마찰보강가새가 구비된 내진보강용 철골프레임 및 이를 이용한 내진공법
JP3898509B2 (ja) 既設弾性支承の機能変更補修工法
JP3864164B2 (ja) 高架橋の防振構造および施工方法
KR100548911B1 (ko) 일체식 복합교대 교량 및 그 시공방법
JP7123870B2 (ja) 桁の補強構造
JP2021102915A (ja) 直下型地震対応露出型柱脚の定着構造及び施工方法
JP3946527B2 (ja) 既設弾性支承の機能変更補修工法
JP2001003313A (ja) 橋梁用支承装置の据え付け構造および据え付け方法
KR100809065B1 (ko) 기존교량의 내진보강공법
JPH10252082A (ja) 免震杭および免震杭用杭頭ユニット
JP6536895B2 (ja) 補強盛土一体橋梁におけるコンクリート壁構造および施工方法
JP5041481B2 (ja) 既設支承装置の更新方法及び更新構造
KR100622008B1 (ko) 일체식 교대 교량의 합성구조
JP5078863B2 (ja) 支承装置の取替工法及び該工法に用いる取替用支承装置
JP3981688B2 (ja) 鉄骨梁と鉄筋コンクリート柱の接合構造および複合構造物
JP2000199203A (ja) 道路橋継目部の伸縮装置及び道路橋端部の補強構造
JP2006307473A (ja) 延長床版の設計方法
JP2004324245A (ja) フローティングラダーマクラギ、フローティングラダー軌道及びその敷設方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060912

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061002

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3864164

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091006

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101006

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101006

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111006

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121006

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131006

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees