JP2004124617A - 既設支承装置の支承交換工法および支承装置 - Google Patents

既設支承装置の支承交換工法および支承装置 Download PDF

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Abstract

【課題】施工が容易で比較的低コストな既設支承の支承交換工法および支承装置を提供すること。
【解決手段】橋脚1にブラケット3を固定し、各ブラケット3の上部に渡ってそれぞれ架設した梁材4上のジャッキ5を伸長して橋桁6をジャッキアップした後、既設上沓7を残して既設支承装置8の本体を撤去し、ベースプレート9を配置し、既設上沓7を覆うように既設上沓カバー部材10を配置して橋桁6に固定し、ベースプレート9に支承装置12の下沓13を固定し、下沓13にサイドブロック14を固定し、ジャッキ5を短縮し支承装置12に既設上沓カバー部材10を載置して一体化し、サイドブロック14に上揚力止め部材17を固定し、ジャッキ5と梁材4とブラケット3を撤去した後、ベースプレート9の橋軸直角方向の両端部に、橋脚の側面に固定された垂直補剛材18を固定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、既設支承装置をタイプBの支承装置に取り替える支承交換工法および支承装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、既設PC箱桁およびPC・RC版桁の耐震性向上の目的で、鋼製またはゴム製等の既設の支承装置を、タイプBの支承形式に取り替える場合、以下の点で困難とされている。
【0003】
タイプBの支承装置に交換するとなると、既設のアンカーをそのまま利用できないため、新たなアンカーを設置する必要があり、橋脚の上面から縦に削孔するとなると、橋脚と橋桁との間隔は既設支承装置の高さで決まり、多少ジャッキアップしたとしても、橋脚と橋桁との間隔よりも長いアンカー孔(コアー削孔)が不可能であること、またアンカーの長さが、桁の橋脚間の長さより長いアンカー材が必要なことが不可能としている主な理由である。他にも、既設の橋脚の形状に制約を受ける点がある。
【0004】
このような理由により、現状では、既設の支承を、新設のタイプAの支承装置と他の落橋防止装置とを組み合わせて補完する構造としている。例えば、図11(a)に示すような橋脚1と橋桁6との間に配置されている鋼製等の既設支承装置8を新たな支承装置に交換する場合、▲1▼図11bに示すように、新設のタイプAの支承装置30と、橋脚1の橋軸方向の両側上部に縁端拡幅コンクリート31を一体に設けて、その上に変位制限装置32を設置する場合、▲2▼図11(c)に示すように、新設のタイプAの支承装置30と桁からなる橋桁6相互間をPC鋼材33により連結する連結装置34とを設置する場合、▲3▼図11(d)に示すように、橋脚1と橋桁6とにそれぞれPC鋼材取り付け用ブラケット35を設けて、橋脚1と橋桁6とをPC鋼材33により連結する場合等がある。
また、橋脚上の既設支承をすべり支承化し、また、橋脚側面にブラケットを取付け、そのブラケット上に免震装置を取付け、すべり支承部と免震装置部とに、それぞれ機能を分離する機能分離型の既存支承を利用した橋梁の免震工法も知られている(例えば、参考特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特許第3025177号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらのタイプAの支承装置と落橋防止装置との組み合わせの場合には、タイプAの支承装置と別個に落橋防止装置が必要であるので、施工が煩雑になると共に、施工コストが高くなるという問題がある。
また、橋脚上の既設支承をすべり支承化し、橋脚側面に固定したブラケット上に免震装置を取付ける場合も、すべり支承とは別個に免震装置が必要であるので、施工が煩雑になると共に、施工コストが高くなるという問題がある。
【0007】
本発明は、既設支承装置を、新たなタイプBの支承装置に、施工が容易で比較的低コストで取り替えることが可能な既設支承装置の支承交換工法を提供することを目的とすると共に、既設支承装置における上沓を利用したタイプBの支承装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1の支承装置においては、既設支承装置8の本体が撤去された橋脚1上に新設のベースプレート9が配置され、前記新設のベースプレート9は橋脚側面にアンカーボルトにより固定された補剛材18と一体化されて橋脚1に取付けられ、橋桁6の既設上沓7を覆うように新設の既設上沓カバー部材10が橋桁下面に配置され、前記新設の既設上沓カバー部材10における横方向に延長する横部分11が、橋脚1から横方向に外れた位置において橋桁下面にアンカーボルト23により固定され、新設のベースプレート9に新設の支承装置12が固定され、かつ新設の支承装置12の上部は、既設上沓カバー部材10に連結されていることを特徴とする。
【0009】
また、請求項2の発明においては、請求項1に記載の支承装置において、既設アンカーボルト20が前記新設のベースプレート9に溶接により固定されていると共に、前記橋脚1と新設のベースプレート9の間に硬化性材料24が充填硬化されて、新設のベースプレート9が橋脚1上に配置され、かつ前記既設上沓7を埋め込むように橋桁1と既設上沓カバー部材10との間に硬化性材料24が充填硬化されていることを特徴とする。
【0010】
また、請求項3の既設支承装置の支承交換工法においては、橋脚1上の既設支承装置7の本体を撤去した後、新設のベースプレート9を橋脚1上に設置し、かつ橋桁6の既設上沓7を覆うように新設の既設上沓カバー部材10を橋桁下面に配置すると共に、前記新設の既設上沓カバー部材10における横方向に延長する横部分11を、橋脚1から横方向に外れた位置において橋桁下面にアンカーボルトにより固定し、新設の支承装置12を前記新設のベースプレート9に設置し、前記新設のベースプレート9を橋脚側面にアンカーボルト19により固定された補剛材18と一体化されて橋脚1に取付けると共に、新設の支承装置12を既設上沓カバー部材10に連結することを特徴とする。
【0011】
また、請求項4の発明においては、請求項3に記載の既設支承装置の支承交換工法において、橋脚1側の既設アンカーボルト20が前記ベースプレート9に溶接により固定され、橋脚1と新設のベースプレート9の間に硬化性材料21を充填して硬化し、かつ既設上沓7を埋め込むように橋桁6と新設の既設上沓カバー部材10との間に硬化性材料24を充填して硬化させることを特徴とする
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図によって詳細に説明する。
図1〜図9は本発明の一実施形態を示すものであって、まず、図6〜図8に示すように、コンクリート製橋脚1における橋軸直角方向の両側面27に、上下方向に間隔をおいて、橋軸方向に延長する複数の横向きのアンカーボルト孔28が設けられている。このアンカーボルト孔28は、橋脚1を貫通しない比較的短尺のアンカーボルト孔28であり、このアンカーボルト孔28に、ねじ付異形鋼棒等のアンカーボルト19(19a,19b)の先端部を挿入し、アンカーボルト孔28とアンカーボルト19との間に接着剤を充填固化させて、アンカーボルト19を橋脚1に固定する。
【0013】
次いで、前記各アンカーボルト19に、ボルト挿通孔を予め工場等において設けた鋼製ブラケット3におけるボルト挿通孔を挿通させるようにして、橋脚1の橋軸直角方向の両側面27に、鋼製ブラケット3の内側面を直接または均しモルタル等を介在させて当接させ、アンカーボルト19にナット29を螺合緊締して、前記ブラケット3を橋脚1に固定する。この鋼製ブラケット3は、橋軸方向の橋脚1本体に対応する幅内において、上下左右に間隔をおいて複数のアンカーボルト用の透孔を有する縦鋼板36と、これに溶接により一体の複数の補強縦リブ37と、これらの縦鋼板36と補強縦リブ37の上端部に溶接により一体に固着の梁材支承用上面板38および縦鋼板36と補強縦リブ37の下端部に溶接により固着された下面板とを備えた箱状のブラケット3とされている。
【0014】
前記各鋼製ブラケット3は、橋脚1における橋軸方向の両端部から橋軸方向の外側に張り出すように突出する張出部分2を有する広幅のブラケット3であり、この橋軸方向の外側に突出した張出部分2の上面板38上、すなわち対向して配置されている各鋼製ブラケット3における橋軸方向の両端部に、それぞれ橋軸直角方向に延長するように、補強スチフナ付の組み立てH形鋼からなる鋼製梁材4が架設されて、前記鋼製ブラケット3における上面板38にボルト等により着脱自在に架設され、また橋軸方向に間隔をおいて対向する各梁材4における橋軸直角方向の端部ウエブ39相互には、総ねじPC鋼棒40が挿通配置されて、各梁ウエブ39の橋軸方向の外側に配置のナット41により、前記各鋼製梁材4相互は連結されている。
【0015】
そして、橋脚1の側面27に固定されたブラケット3の上面に、液圧ジャッキ等のジャッキ5を設置し、既設の支承装置8における橋脚1との連結および橋桁6との連結を開放した状態で、図示を省略するが、適宜ジャッキ5と橋桁6との間に支承鋼板を介在させて、前記ジャッキ5を伸長して、図8に示すように、橋桁6をジャッキアップし、既設の支承装置8の本体を撤去し、橋脚1に埋め込み固定されている既設アンカーボルト20を残すと共に、既設の支承装置8における橋桁6側に固定の鋼製上沓(既設上沓)7を残した状態とする。
【0016】
なお、既設のアンカーボルト20と既設の支承装置8におけるベースプレート等の分離手段については、ボルト等による着脱可能でない場合には、既設ベースプレート42を部分的に加熱溶融するか、ガス切断して、既設アンカーボルト20と、既設のベースプレート42とを分離する。また既設のアンカーボルト20が長い場合は、適宜溶断等により切断して、後記する新設のベースプレート9の上面よりも下のレベルになるまで、既設アンカーボルト20の頭部を切断しておく。この既設アンカーボルト20の頭部の切断は、新設のベースプレート9の上面以上のレベルに既設アンカーボルト20を出さないため、また既設のアンカーボルト20の延長線上にタイプBの新設の支承装置12を設置するために邪魔になる部分であるので、所定のレベルまで下げておく。また、橋脚の上面に設けてある既設の支承装置用の台座モルタル43は、適宜撤去しておく。
【0017】
次いで、橋脚1の上面に、適宜スペーサ(図示を省略した)を介在させて、新設のベースプレート9を載置する。この新設のベースプレート9には、既設のアンカーボルト20を収納するための透孔44が設けられており、前記アンカーボルト収納用の透孔44に既設のアンカーボルト20を配置するように、新設のベースプレート9を橋脚1の上面に適宜スペーサを介在させて載置する。
【0018】
前記の新設のベースプレート9は矩形状鋼板により構成され、また新設のベースプレート9の橋軸直角方向の寸法は、この実施形態では、橋脚1の橋軸直角方向の寸法と同程度か、これよりも若干大きな寸法に形成され、その新設のベースプレート9における橋軸直角方向の両端部に、橋脚1の橋軸直角方向の両側面にアンカーボルト19aにより固定される後記の垂直補剛材18との溶接等による一体化が容易になるように構成されている。このように、新設のベースプレート12は、橋脚1の上面の横方向(図示例では、橋軸直角方向)寸法程度の長さに設定され、新設のベースプレート9が広くなるように設定されている。
【0019】
また、既設のアンカーボルト20の上端部を、新設のベースプレート9の透孔に配置した状態とするか、または、既設のアンカーボルト20の上端部が適宜切断されて、その上端部と、新設のベースプレート9とが溶接により一体化された状態で、新設のベースプレート9と橋脚1の上面との間を埋めるように、硬化性材料が充填され、硬化されて台座が形成される。
【0020】
このように、新設のベースプレート9を橋脚1に設置する一方、コンクリート製橋桁6の下面に、橋桁6に固定されている既設の上沓7から橋軸直角方向の両側において、かつ橋脚1から横方向に外れた位置において、橋軸方向に間隔をおいて複数の縦向きのアンカーボルト孔45を穿設し、前記アンカーボルト孔45にアンカーボルト23の先端部を配置すると共にアンカーボルト孔45内に接着材を充填して、アンカーボルト23の先端部をアンカーボルト孔45に固定する。
【0021】
次いで、既設の上沓7を覆うように新設の既設上沓カバー部材10の橋軸直角方向の両端部のアンカーボルト挿通孔45に、橋桁6下面に固定したアンカーボルト23の下端部を挿通して、アンカーボルト23に螺合したナット46により、前記既設上沓カバー部材10を所定のレベルに保持する。
【0022】
前記既設上沓カバー部材10は、橋軸方向の寸法がほぼ一定の矩形状鋼板が溶接により固定されて形成され、下端部の矩形状下部鋼板47と、その下部鋼板47の橋軸方向の両端部から離れた位置に、橋軸直角方向に間隔をおくと共に橋軸方向に延長するように配置されて上向きに立設されて溶接により固定されたそれぞれ縦鋼板48と、その各縦鋼板48の上端部に、橋脚1から横方向に外れるように橋軸直角方向に延長するように配置された上部横鋼板48からなる横部分11とにより構成されている。
【0023】
前記の下部鋼板47の橋軸直角方向の両端部に、橋軸直角方向に張り出すと共に橋軸方向に延長する上揚力止めフランジ16が一体に連設され、前記縦鋼板48は既設の上沓8の上下方向の寸法と同程度かそれ以上の寸法に形成され、既設の上沓8を被覆できるレベルまで、下部鋼板47のレベルを下げることができるようにされ、また、前記上部の横部分11は、橋軸直角方向の寸法が比較的大きく設定され、橋脚1から横方向に外れて、橋軸直角方向に離れた位置に、橋軸方向に間隔をおいて複数のアンカーボルト孔を備えている。
【0024】
このように既設上沓カバー部材10が、前記縦向きのアンカーボルト23に固定された状態で、橋桁6と既設上沓カバー部材10との間に無収縮モルタル等の硬化性材料24が充填され、前記橋桁6と既設上沓カバー部材10とが一体化される。この場合、前記既設上沓7には橋軸直角方向に張り出す突出部49があり、これを埋め込むように硬化性材料24が充填されているので、硬化性材料24との一体化、しいては既設上沓カバー部材10と橋桁6との一体化を向上させることができる。
【0025】
次いで、前記のように橋脚1に新設のベースプレート9を設置した後、新設のベースプレート9上に、新設のゴム支承装置12における鋼製下沓13を載置し、鋼製下沓13の周縁部全周を、前記新設のベースプレート9に溶接Wにより固定する。
【0026】
ここで、新設のゴム支承装置12の構成について説明すると、このゴム支承装置の構造は、下部から順に、矩形状鋼板からなる鋼製下沓13と、前記鋼製下沓13に載置されて一体化されている弾性体50と、その弾性体50に載置されて一体化されている鋼製上沓15と、前記鋼製下沓13における橋軸直角方向の両側に配置されて橋軸方向に延長するように配置された横移動制限用のサイドブロック14とを備えている。また、図示例では、前記サイドブロック14に上揚力止め部材17を取り付けている。なお、前記上揚力止め部材17は、適宜他の方法の上揚力止めを取付ける場合もある。
【0027】
前記弾性体50は、ゴムのような弾性層に埋め込み配置されている上部鋼板51と下部鋼板52との間に、ゴム層53と補強鋼板(図示を省略した)とを交互に積層して一体化して構成され、前記下部鋼板52の中央部下面と、前記下沓13の中央部上面とには、鋼製円柱状のせん断キーを嵌合するための凹部が設けられ、これらの凹部に嵌合配置されたせん断キー54により横方向に相対的に移動不能に一体化されている。また前記と同様に、前記上部鋼板51の中央部上面と、前記鋼製上沓15の中央部下面とには、鋼製円柱状のせん断キー55を嵌合するための凹部が設けられ、これらの凹部に嵌合配置されたせん断キー55により横方向に相対的に移動不能に一体化されている。
【0028】
さらに、前記の鋼製上沓15における橋軸方向および橋軸直角方向の周縁部には、間隔をおいて多数のボルト挿通孔56が設けられており、このボルト挿通孔56に挿通されると共に、前記既設上沓カバー部材10における下部鋼板47に設けられた雌ねじ孔に螺合された多数のボルト57により、前記新設のゴム支承装置12における鋼製上沓15は、前記既設上沓カバー部材10と一体に連結される。
【0029】
前記新設の支承装置12における上沓15よりも鋼製下沓13における橋軸直角方向の両端部は長くされて、その橋軸直角方向の両端部の部分は、サイドブロック14の設置スペースとされていると共に、橋軸方向に間隔をおくと共に橋軸直角方向に間隔をおいて複数の雌ねじ孔が設けられている。
【0030】
図示例のサイドブロック14は、倒T字状の鋼製ブロックにより構成され、橋軸方向に延長するように配置される下部の両フランジ58には、橋軸直角方向に複数のボルト挿通孔が間隔をおいて設けられている。また、前記サイドブロック14における中央部の横断面矩形状の支承凸部59の上面には、橋軸直角方向に間隔をおいて複数の雌ねじ孔が設けられて、上揚力止め部材17の取り付け部を形成している。前記支承凸部59の橋軸方向の両側面は橋軸方向の移動制限支承部とされ、また、前記支承凸部59の橋軸直角方向の内側面は橋軸直角方向の移動制限支承部とされ、支承凸部59に間隔をおいて横方向に対向する既設上沓カバー部材10における下部鋼板47の側方開口溝22内面が係合されると、橋桁6が移動制限される。
【0031】
前記のように、ゴム支承装置12における鋼製下沓13を、新設のベースプレート9に溶接により固定した後、橋桁6をジャッキアップした状態で支持しているジャッキ5を短縮して、橋桁6側の既設上沓カバー部材10を前記ゴム支承装置12における鋼製上沓15の上面に載置し、橋桁6の荷重をゴム支承装置12により支持させる。また、ジャッキ5と橋桁6との間に適宜介在させた支承鋼板およびジャッキ5を撤去する。また、橋脚1に固定されているジャッキ設置用の鋼製ブラケット3は適宜の時期に撤去することになるが、後記の垂直補剛材18に置換えるまで、適宜足場として使用することができる。
【0032】
次いで、前記新設の支承装置12におけるサイドブロック14の上部に、複数のボルト挿通孔を有する上揚力止め部材17を配置すると共に、その上揚力止め部材17の橋軸直角方向の先端部を、既設上沓カバー部材10における上揚力止めフランジ16の上面に近接または接触させて係合させ、橋脚1と橋桁6とを前記新設のゴム支承装置12を介して連結する。
【0033】
その後、前記の鋼製ブラケット3を固定しているナット29を取り外して、前記の鋼製ブラケット3を撤去した後、前記鋼製ブラケット3を固定するために使用していた横向きのアンカーボルト19のうち、上端部の複数本のアンカーボルト19aを除いて、下方のアンカーボルト19bを溶断等適宜の手段により撤去し、必要に応じモルタルを充填する。
【0034】
その後、新設のベースプレート9を橋脚1に強固に固定するために、橋脚1側に設けられている横向きの前記アンカーボルト19aを利用して、垂直補剛材18を取り付ける。この垂直補剛材18は、縦鋼板60とこれに直角に溶接により固定された複数の鋼製補強用縦リブ61とにより構成されていると共に、上下方向に間隔をおいて複数のアンカーボルト孔を有している。前記垂直補剛材18を橋軸直角方向から橋脚1の上部に間隔をおいて配置すると共に、垂直補剛材18における縦鋼板60の上端部を、新設のベースプレート9における橋軸直角方向の両端部下面に当接するように配置すると共に、その垂直補剛材18における縦鋼板60の複数のアンカーボルト孔に、それぞれ橋脚1の上部に予め設けたアンカーボルト19aを挿入設置し、そのアンカーボルト19aにナット29を螺合し、垂直補剛材18を橋脚1に取付る。
【0035】
その後、前記垂直補剛材18の縦鋼板60および縦リブ61の上端部と、前記新設のベースプレート9の橋軸直角方向の両端部を、橋軸方向に連続した溶接により固着して、新設のベースプレート9と垂直補剛材18とを強固に一体化し、必要に応じ防錆塗装を施して、既設支承の交換を終了する。
【0036】
前記実施形態では、橋軸直角方向の橋脚1の側面を利用して、新設のベースプレート9を補剛材18により取付け、また、橋軸直角方向の橋桁6の下面を利用して、既設上沓カバー部材10の横部分11を取付けた場合について説明したが、橋脚1の形状によっては施工不可能な場合もあり、その場合には、橋軸方向の橋脚側面等の橋脚1の側面を利用して、新設のベースプレート9を取付け、あるいは、橋軸方向の橋桁6の下面を利用して、既設上沓カバー部材10を取付けるようにすればよい。このように橋脚1の形状に囚われずに橋脚1の側面を利用して、アンカーボルト19aを確実に設置できる構造とされ、また、既設上沓カバー部材10を固定する桁6側のアンカーボルト23は、橋脚1から横方向に外れた位置において桁6下面より鉛直に確実に設置できる構造とされている。
【0037】
前記実施形態のようにタイプBの支承装置に改造された支承構造では、橋脚1と橋桁6との間の応力の伝達に関して、既設上沓カバー部材10,新設の支承装置12,新設のベースプレート9,補剛材18およびアンカーボルト19(19a,19b),23ならびに硬化性材料21,24等を介して伝達させることができ、また、新設のベースプレート9に既設のアンカーボルト20が固定されていると、既設のアンカーボルト20も応力の伝達要素として有効に利用することができる。例えば、新設のベースプレート9に作用する応力を、既設のアンカーボルト20を介して橋脚1に伝達すると共に、垂直補剛材18およびアンカーボルト19(19a,19b)を介して橋脚1に伝達して、橋脚1に支承させることもできる。
【0038】
また、前記実施形態では、新設の支承装置がゴム支承であるので、ゴムのせん断弾性変形により、橋桁6と橋脚1との間の水平方向の相対変位を吸収すると共に、橋桁6に対して上揚力が働いたときにも橋桁6と橋脚1との連結状態を保ち、橋桁6が一定以上に上方へ相対変位するのを防止する機能を有する。
【0039】
このように図示の実施形態では、既設の支承装置8における橋脚1側の既設アンカーボルト20の上部の一部を切断することで、既設アンカーボルト20を有効に利用することができると共に、橋桁6側の既設の上沓7も有効に利用することができ、また、鋼製下沓13の両側部にサイドブロック14の設置スペースを設けてあるので、小型のタイプBのゴム支承装置12に改造することができる。
【0040】
本発明を実施する場合、橋桁6が箱桁等である場合は、適宜箱桁の下床版をコンクリート等により増厚補強するようにしてもよい。ジャッキ5としては、前記実施形態以外の公知のジャッキを使用するようにしてもよい。梁材4としては、H形鋼等の既製品を使用するようにしてもよい。
【0041】
本発明を実施形態する場合、橋脚1の上部の橋軸直角方向の両側面に予め固定のコンクリート製等の既設ブラケット3または新設ブラケット3を固定して、そのブラケット3上に、ジャッキ5および梁材4を設置して、橋桁6をジャッキアップするようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】
請求項1の発明によると、新設のベースプレートを、橋脚上面にアンカーボルト孔を設けることなく、橋脚側面に設けるアンカーボルトにより固定される補剛材と一体化して橋脚に取付けることができる。また、橋脚から横方向に外れた位置で既設上沓カバー部材を橋桁に固定するので、既設上沓カバー部材の取り付けが容易になる。また、新設のベースプレート上にタイプBの支承装置を、比較的低コストで取り替えることが可能である。また、既設上沓を覆うように既設上沓カバー部材を設けるので、既設上沓を残した状態でも、橋桁側のソールプレートとして既設上沓カバーを強固に固定することができる。
【0043】
また、請求項2の発明によると、既設アンカーボルトを橋脚に残した状態で新設のベースプレートを設置すると共に、硬化性材料を充填する形態であるので、橋脚上に既設アンカーボルトが突出する状態で残しても、新設のベースプレートを容易に設置することができる。
また、既設上沓を覆うように既設上沓カバー部材を設けるので、既設上沓を芯材として利用でき、既設上沓カバー部材と既設上沓とを一体化し、既設上沓カバーを強固にすることができ、しかも既設上沓カバー部材を橋桁に固定するので、既設上沓カバー部材をソールプレートとして橋桁に強固に固定することができる。また、橋脚と新設のベースプレートの間に硬化性材料を充填して、橋脚と新設ベースプレートを一体化すると、新設のベースプレートを安定した状態で橋脚に設置することができ、耐震性能を向上させることができる。
さらに、新設のベースプレートに既設アンカーボルトが溶接等により固定されていると、既設のアンカーボルトを有効に利用することができ、新設のベースプレートと既設のアンカーボルトを強固に一体化することができ、上揚力が作用しても、新設のベースプレートの中間部が浮き上がらないように強固に支持させることができ、また橋桁から既設アンカーボルを介して橋脚に応力を伝達させることができる。
【0044】
また、請求項3の既設支承装置の支承交換工法によると、既設上沓を覆うように既設上沓カバー部材を設けるので、既設上沓を残した状態でも、橋桁側のソールプレートとして既設上沓カバーを強固に固定することができる。
また、新設のベースプレートを橋脚に固定された補剛材に一体化するので、新設のベースプレートを橋脚に容易に強固に固定することができる。
また、既設上沓カバー部材の横方向に延長する横部分を橋脚から横方向に外れた位置で、確実に設置できるアンカーボルトにより強固に固定でき、また、新設のベースプレートも、橋脚側面に確実に設置できるアンカーボルトにより橋脚に強固に固定できる。
また、従来のように、別個に落橋防止装置等を必要とするタイプAの支承装置とすることなく、タイプBの支承装置に容易に施工でき、比較的短工期で、また、施工コストを低減して、支承交換することが可能である。
【0045】
本発明の請求項4の支承交換工法によると、新設のベースプレートが既設アンカーボルトに溶接により固定するので、既設のアンカーボルトを有効に利用することができ、新設のベースプレートと既設のアンカーボルトを強固に一体化することができ、上揚力が作用しても、新設のベースプレートが浮き上がらないように強固に支持させることができ、また橋桁から橋脚に、既設のアンカーボルトを介して応力を伝達させることができる。
また、既設上沓を埋め込むように橋桁と新設の既設上沓カバー部材との間に硬化性材料を充填し、また既設上沓を覆うように既設上沓カバー部材を設けるので、既設上沓を芯材として利用でき、既設上沓カバー部材と既設上沓とを一体化し、既設上沓カバーを強固にすることができ、しかも既設上沓カバーを橋桁に固定するので、既設上沓カバー部材をソールプレートとして橋桁に強固に固定することができる。また、橋脚と新設のベースプレートの間に硬化性材料を充填して、橋脚と新設ベースプレートを一体化するので、新設のベースプレートを安定した状態で橋脚に設置することができ、耐震性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであって、既設鋼製支承からタイプBのゴム支承装置に取り換えた状態を、橋軸方向から見た状態を示す一部縦断正面図である。
【図2】図1を橋軸直角方向から見た一部縦断側面図である。
【図3】垂直補剛材を取り除いた状態の図1を橋軸直角方向から見た一部縦断側面図である。
【図4】図1のA−A線断面図である。
【図5】図1のB−B線断面図である。
【図6】(a)は橋脚の橋軸直角方向の両側面にブラケットを固定すると共に、ブラケット相互に梁材を架設すると共にジャッキを設置した状態を示す一部縦断概略正面図、(b)は(a)の概略側面図である。
【図7】橋脚にアンカーボルトおよびブラケットを設置すると共に、ブラケットにジャッキを配置した状態を示す一部縦断正面図である。
【図8】橋桁をジャッキアップして、既設支承におけるアンカーボルトおよび既設上沓を除いて撤去した状態を示す一部縦断正面図である。
【図9】橋脚に新設のベースプレートを設置すると共に新設の支承装置を設置し、橋桁に既設上沓カバー部材を設置した状態を示す一部縦断正面図である。
【図10】橋脚に新設のベースプレートを設置すると共に新設の支承装置を設置し、橋桁に既設上沓カバー部材を設置した後、橋桁を降下させて新設の支承装置に既設上沓カバー部材を載置した状態を示す一部縦断正面図である。
【図11】従来の鋼製支承から改良する場合の形態の概略側面図を示すものであって、(a)は改良前の従来の鋼製支承の場合、(b)は変位制限装置との組み合わせとした場合を示し、(c)は桁相互をPC鋼材により連結した場合を示し、(d)は橋脚と橋桁とをPC鋼材により連結して落橋防止装置とした場合を示す。
【符号の説明】
1 橋脚
2 橋軸方向外側に張り出す張出部分
3 ブラケット
4 梁材
5 ジャッキ
6 橋桁
7 既設上沓
8 既設支承装置
9 新設のベースプレート
10 既設上沓カバー部材
11 横部分
12 新設の支承装置
13 下沓
14 サイドブロック
15 上沓
16 上揚力止めフランジ
17 上揚力止め部材
18 垂直補剛材(補剛材)
19 アンカーボルト
20 既設アンカーボルト
21 硬化性材料
22 側方開口溝
23 アンカーボルト
24 硬化性材料
25 移動制限用支承部
27 橋軸直角方向の側面
28 アンカーボルト孔
29 ナット
30 新設のタイプAの支承装置
31 縁端拡幅コンクリート
32 変位制限装置
33 PC鋼材
34 連結装置
35 PC鋼材取付用ブラケット
36 縦鋼板
37 補強縦リブ
38 梁材支承用上面板
39 ウエブ
40 総ねじPC鋼棒
41 ナット
42 既設ベースプレート
43 既設の支承装置用の台座モルタル
44 透孔
45 アンカーボルト孔
46 ナット
47 矩形状下部鋼板
48 縦鋼板
49 突出部
50 弾性体
51 上部鋼板
52 下部鋼板
53 ゴム層
54 せん断キー
55 せん断キー
56 ボルト挿通孔
57 ボルト
58 フランジ
59 支承凸部
60 縦鋼板
61 縦リブ

Claims (4)

  1. 既設支承装置の本体が撤去された橋脚上に新設のベースプレートが配置され、前記新設のベースプレートは橋脚側面にアンカーボルトにより固定された補剛材と一体化されて橋脚に取付けられ、橋桁の既設上沓を覆うように新設の既設上沓カバー部材が橋桁下面に配置され、前記新設の既設上沓カバー部材における横方向に延長する横部分が、橋脚から横方向に外れた位置において橋桁下面にアンカーボルトにより固定され、新設のベースプレートに新設の支承装置が固定され、かつ新設の支承装置の上部は、既設上沓カバー部材に連結されていることを特徴とする支承装置。
  2. 既設アンカーボルトが前記新設のベースプレートに溶接により固定されていると共に、前記橋脚と新設のベースプレートの間に硬化性材料が充填硬化されて、新設のベースプレートが橋脚上に配置され、かつ前記既設上沓を埋め込むように橋桁と既設上沓カバー部材との間に硬化性材料が充填硬化されていることを特徴とする請求項1に記載の支承装置。
  3. 橋脚上の既設支承装置の本体を撤去した後、新設のベースプレートを橋脚上に設置し、かつ橋桁の既設上沓を覆うように新設の既設上沓カバー部材を橋桁下面に配置すると共に、前記新設の既設上沓カバー部材における横方向に延長する横部分を、橋脚から横方向に外れた位置において橋桁下面にアンカーボルトにより固定し、新設の支承装置を前記新設のベースプレートに設置し、前記新設のベースプレートを橋脚側面にアンカーボルトにより固定された補剛材と一体化して橋脚に取付けると共に、新設の支承装置を既設上沓カバー部材に連結することを特徴とする既設支承装置の支承交換工法。
  4. 橋脚側の既設アンカーボルトが前記ベースプレートに溶接により固定され、橋脚と新設のベースプレートの間に硬化性材料を充填して硬化し、かつ既設上沓を埋め込むように橋桁と新設の既設上沓カバー部材との間に硬化性材料を充填して硬化させることを特徴とする請求項3に記載の既設支承装置の支承交換工法。
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