JPS60217294A - 燃料油の低温特性改良用添加剤及び該添加剤を含む石油蒸留留出物 - Google Patents

燃料油の低温特性改良用添加剤及び該添加剤を含む石油蒸留留出物

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JPS60217294A
JPS60217294A JP5768485A JP5768485A JPS60217294A JP S60217294 A JPS60217294 A JP S60217294A JP 5768485 A JP5768485 A JP 5768485A JP 5768485 A JP5768485 A JP 5768485A JP S60217294 A JPS60217294 A JP S60217294A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 パラフィンワックスを含有する鉱油は、鉱油の温度が下
がると流動性が低下するという特徴を有するものである
。この流動性の喪失は、ワックスが板状結晶(鉱油をそ
の中に取り込んだスポンジ状の塊を最終的に形成する)
に結晶化することによるものである。
従来、ワックス状鉱油と混合したときにワックス結晶変
性剤として作用する種々の添加剤が知られていた。これ
らの組成物は、ワックス結晶の形状と大きさを変化させ
、かつ鉱油が低温での流動性を保持することができるよ
うに、ワックスと鉱油間の粘着力を減少させるものであ
る。
種々の流動点降下剤が文献に記載されており、それらの
うちのいくつかは商業的に使用されている。例えば、米
国特許第3.048,479号明細書は、燃料、特に加
熱オイル、ディ、−ゼル及びジェット燃料用の流動点降
下剤として、エチレンと03〜C,ビニルエステル、例
えば酢酸ビニルのコポリマーの使用を教示する。エチレ
ン及びより高級なα−オレフィン、例えばプロピレン、
をベースとした炭化水素重合体流動点降下剤も知られて
いる。
米国特許第3.96L9]6号明細書は、一つのコポリ
マーがワックス結晶核剤であり、他のコポリマーが成長
抑止剤であるコポリマー混合物を、ワックス結晶の大き
さを制御するために使用することを教示する。
英国特許第+2Ei3152号明細書心、1、側鎖分岐
度がより低いコポリマーの使用によって、ワックス結晶
の大きさを制御できるであろうことを示唆する。
潤滑油用流動点降下剤として先に使用されていたジ−n
−アルキルフマレートと酢酸ビニルのコポリマーが、エ
チレン/酢酸ビニルコポリマーとの共添加剤として、低
温流動特性改良のために高い最終沸点を有する蒸留燃料
の処理に使用し得ることが、例えば英国特許第1469
016号明細書に提案されている。英国特許第1469
016号明細書によれば、これらのポリマーは不飽和C
a Caジカルボン酸のC6C1l+アルキルエステル
、特にラウリルフマレート及びラウリル−ヘキサデシル
フマレートであることができる。使用される物質は、典
型的には(i)酢酸ビニル及び平均12.5(11ij
の炭素原子を持つ混合アルコールフマレートエステルか
ら作られるポリマー(英国特許第1469016号明細
書のポリマーA)、(ii)酢酸ビニル及び平均13.
5個の炭素原子を持つ混合アルコールフマレートエステ
ルから作られるポリマー(英国特許第1469016号
明細書のポリマーE)、及び(iii)C,□ジーn−
アルキルフマレート及びCI6メタクリレート又はCI
6ジーn−アルキルフマレート及び01gメタクリレー
トのコポリマーであり、これらの総ては蒸留燃料のだめ
の添加剤として有効ではなかった。
英国特許第1542295号明細書の表■は、n−テト
ラデシルアクリレートであるポリマーB及びヘキサデシ
ルアクリレートとメチルメタクリレートのコポリマーで
あるポリマーCはそれら自体では、該特許が関係する狭
い沸点範囲のタイプの燃料における添加剤として有効で
ないことを示す。
PCT特許出願公開No、 WO83103615は、
比較的低い最終沸点を持つと考えられるワックス状燃料
において、成るオレフィンと成るアルコールでエステル
化された無水マレイン酸とのコポリマーを低分子量ポリ
エチレンと混合して用いることを開示し、コポリマー自
体は効果のない添加剤であることを示す。
蒸留燃料の多様性の増大及びこの石油留分の収率を最大
にするニーズにともなって、エチレン−酢酸ビニルコポ
リマーのような慣用の添加剤で十分処理できない燃料が
出現してきた。蒸留燃料の収率を増す一つの方法は、留
出物カットと配合してヘビーガスオイル留分(HC,O
)をより多く用いること又はたとえば370℃より高い
燃料の最終沸点(F B P>を増すことにより更に深
くカットすることである。本発明が関係するのは、この
タイプの燃料、とくに350℃以にの90%沸点及び3
70℃以上の最終沸点をもつ燃料である。
従来広く入手できた蒸留燃料の流動性改善のために広く
使用されてきたエチレンと酢酸ビニルのコポリマーは、
上述の燃料の処理において有効でないことが判った。さ
らに、英国特許第1469016号明細書に例示される
混合物の使用は、本発明の添加剤としては有効でないこ
とが判った。
また、蒸留燃料の9点を下げる必要がときにある。ここ
で9点は、これら高い最終沸点の燃料を冷却したときに
燃料からワックスが晶出しはじめる温度である。この温
度は一般に、示差熱分析計を用いて測定される。
米国特許第3252771号明細書は、直鎖CI6〜C
I8のα−オレフィンが主であるオレフィン混合物をア
ルミニウムトリクロライド/アルキル触媒で重合して作
られたCI6〜CIOのα−オレフィンのポリマーを、
1960年代初に米国で入手できた処理容易な低い最終
沸点の蒸留燃料において、流動点降下剤及び電点降下剤
として用いることに関する。
120℃〜500℃の範囲で沸騰しかつ370℃以上の
最終沸点(F B P)を持つ従来処理困難であった燃
料において、形成するワックス結晶の大きさを制御して
、コールドフィルタープランギングポイントテスト(冷
時フィルター閉塞点テス)=CFPPT、ジーゼル車輌
の運転性に関係する)及びプログラムドクーリングテス
ト(プログラムされた冷却テスト=PCT、低温での暖
房オイル操作に関係する)の両者における濾過可能性を
生むために、極めて特定のコポリマーが有効であること
を本発明者は見い出した。本発明者はまた、このコポリ
マーが全範囲の蒸留燃料のうち多くの燃料の9点を下げ
るのに有効であることを見い出した。
より詳しくは、平均14〜18個の炭素原子を持つn−
アルキル基を少なくとも25重量%含み、該アルキル基
の10重量%に過ぎない量で14個より少い炭素原子を
含み、かつアルキル基の10重量%にすぎない量で18
個より多い炭素原子を含むところのポリマー又はコポリ
マーが極めて有効な添加剤であることを本発明者は見い
出した。
ジ−n−アルキルフマレート及び酢酸ビニルのコポリマ
ーが好ましいコポリマーであり、本発明者は単一のアル
コール又はアルコールの二成分混合物から作られたフマ
レートの使用が特に有効であることを見い出した。アル
コールの混合物が用いられる場合、各車−のアルコール
から各々得られた混合フマレートを用いるよりも、エス
テル化段階前にアルコールを混合する方が好ましい。
一般に、ポリマー又はコポリマー中の長いn−アルキル
基の平均炭素原子数は、最終沸点が370〜410℃の
範囲にあるヨーロッパで見られる燃料の多くのために1
4〜17の間になければならないことを本発明者は見い
出した。そのような燃料は一般に、−5℃〜+10℃の
範囲の9点を持つ。もし最終沸点が上昇される又は燃料
のヘビーガスオイル成分がたとえば温い気候たとえばア
フリカ、インド、東南アジアなどにおいて見られる燃料
におけるように増加されるなら、上記アルキル基の平均
炭素原子数は16〜18の間のどこかに増大されること
ができる。この後者の燃料は、400℃を越える最終沸
点及び10℃より゛高い9点を持ちうる。
本発明の添加剤として用いられる好ましいポリマー又は
コポリマーは、少なくとも10%(w/iv)のモノエ
チレン性不飽和04〜C,モノ又はジカルボンtttt
 <又は無水物)のモノ又はジ−n−アルキルエステル
を含み、ここでn−アルキル基中の炭素原子の平均数は
14〜18である。このモノ又はジ−n−アルキルエス
テルは、全アルキル基に対して10%(W/W)に過ぎ
ない量の14個より少ない炭素原子のアルキル基及び1
0%(w/w)に過ぎない′量の18個より多い炭素原
子のアルキル基を含む。どれら不飽和エステ゛ルは好ま
しくは、少くとも10%(W/W)のエチレンニ不飽和
エステル、たとえば本明細書の共添加剤の項に述べたも
の、たとえば酢酸ビニルと共重合される。そのようなポ
リマーは、たとえば気相浸透圧法により測定して1.0
00〜100,000の範囲、好ましくは1,000〜
30,000の範囲の数平均分子量を持つ。
ポリマーの製造で有用なモノ/ジカルボン酸エステルは
、式 (ここで、R1及びR2は水素原子又は01〜C4アル
キル基たとえばメチル基であり、R1はC54〜C+a
(平均)のco、o又はcz〜C+a (平均)の0.
COであり(ここで鎖はn−アルキル基である)、R4
は水素原子、R2又はR3である)で示すことができる
。ジカルボン酸モノ又はジエステルモノマーは、種々の
量たとえば0〜70モル%の他の不飽和モノマーたとえ
ばエステルと共重合されることができる。そのような他
のニス、チルとしては、式 %式% (ここでR3は水素原子又はCI”” C4アルキル基
であり、R6は00R8又は0OCRs(Raは直鎖の
又は分岐した01〜C,アルキル基である)であり、R
7はR6又は水素原子である)が1 挙げられる。これらXij!riエステルの例は、メタ
クリレート、アクリレート、フマレー1 (及びマレエ
ート)及びビニルエステルである。より詳しい例として
は、メチルメタクリレ−1・、イソプロペニルアクリレ
ート及びイソブチルアクリレートが挙げられる。酢酸ビ
ニル及びプロピオン酸ビニルのようなビニルエステルが
好ましい。
好ましいポリマーは、40〜60%(モル1モル)のC
54〜C+a(平均)のジアルキルフマレート及び60
〜40%(モル1モル)の酢酸ビニルを含む。
エステルポリマーば一般に、酸素を除去するために窒素
又は二酸化炭素のような不活性ガスの雰囲気下で、通常
過酸化ベンゾイル又はアゾジイソブチロニトリルのよう
な過酸化物又はアゾ型触媒を用いて反応を促進さゼ、一
般に20℃〜150°Cの範囲の温度で、ヘプタン、ベ
ンゼン、シクロヘキサン、又はホワイトオイルのような
炭化水素溶媒の溶液中で、エステルモノマーを重合する
ことによって普通に製造することができる。ポリマーは
、オートクレーブ中で加圧下で又は還流下で作ることが
できる。
本発明の添加剤は、一般に蒸留燃料の低温流動特性改良
用として知られている他の添加剤と組合せて使用したと
きに特に効果的であるが、本発明が関係するタイプの燃
料において特に効果的であることが判った。
剰劫啄 本発明の添加剤は、エチレンー不飽和エステルコポリマ
ー流動性改良剤と共に使用できる。エチレンと共重合可
能な不飽和モノマーとしては、次の一般式で表わされる
不飽和モノ及びジエステルが含まれる。式 式中、R3゜は水素原子又はメチル基でありiR9は一
00CRl 2で示される基1こ、こでRI2は水素原
子又は炭素数1〜28、より一般的には炭素数1〜17
、好ましくは炭素数1〜8の直鎖の若しくは3 Z 分岐したアルキル基である)であり;又はR9は−CO
OR+□で示される基(ここでRI2は前記と同じ意味
を有する水素原子ではない)であり;R1,は水素原子
又は前記と同じ−COOR,□である。R1゜とR8が
水素原子であり、R7が00、 CRlzである千ツマ
−としては、炭素数1〜29、より一般的には、炭素数
1〜18のモノカルボン酸、好ましくは炭素数2〜5の
モノカルボン酸のビニルアルコールエステルが含まれる
エチレンと共重合しうるビニルエステルとしては、酢酸
ビニル、ビニルプロピオネート、ビニルブチ−レート及
びビニルイソブチレートが例示されるが、このうち酢酸
ビニルが好ましい。又、コポリマーとしては、ビニルエ
ステルを10〜40重量%、より好ましくは25〜35
重量%含むものが好適である。このコポリマーは、米国
特許第3961916号明細書に記載される2種のコポ
リマーの混合物であってもよい。
これらのコポリマーとしては、気相浸透圧法によって測
定した数平均分子量が1000〜60004 のものが好ましく、より好ましくは1000〜−400
0である。
本発明の添加剤は、ワックスの結晶成長抑制剤として作
用できるイオン性又は非イオン性の極性化合物と組合せ
て、使用することができる。極性窒素含有化合物が特に
効果的であることが判った。
これらは一般に、炭化水素基置換アミンの少なくとも1
モルと1〜4個のカルボン酸基を有する炭化水素酸又は
その無水物1モルとの反応により形成されたC:+o”
Ci。。、好ましくはC1゜〜CI5゜のアミン塩及び
/又はアミドである。エステル/アミドもまた用いうる
。これらの窒素化合物は、米国特許第4211534号
明細書に記載されている。
アミンとしては、炭素数12〜40の長鎮第1、第2、
第3又は第4アミン又はこれらの混合物が好ましい。し
かし、得られた窒素化合物が油溶性であり、従ってそれ
が通常、合計約30〜300の炭素原子を含むならば、
上記よりも鎖の短いアミンも使用可能である。窒素化合
物はまた、′炭素数が8〜40の直鎖のアルキルセグメ
ントを少な1 ζ くとも1つ有しなければならない。
好適なアミンとしては、テ1−ラデシルアミン、ココア
ミン、水添牛脂(タロー)アミンなどが例示される。又
、第2アミンとしては、ジオクタデシルアミン、メチル
−ベヘニルアミンなどが例示される。アミンの混合物も
好適であり、自然物質から誘導される多くのアミン混合
物も好ましい。
式HN R+ R2で示されろ水添牛脂第2アミンが好
ましい。この式中、R3及びR2は、はぼC14−4%
、Cl6=31%、C+a=59%から構成される牛脂
の水素化物から誘導されるアルキル基を示す。
上記の窒素化合物を製造するために好適なカルボン酸及
びその無水物としては、シクロペンクンジカルボン酸、
シフ[1ヘキセンジカルボン酸、シクロペンクンジカル
ボン酸などが例示される。一般的に、これらの酸は炭素
数が約5〜13の環状部分を有する。本発明において好
ましい酸は、フタル酸のようなベンゼンジカルボン酸で
あり特にその無水物が好ましい。
窒素含有化合物が少くとも一つのアンモニウム塩、アミ
ン塩又はアミド基を持つことが好ましい。
特に好ましいアミン化合物は、無水フタル酸1モルとジ
水添牛脂アミン2モルとの反応により得られるアミド−
アミン塩である。他の好ましい化合物は、上記アミド−
アミン塩を脱水して得たジアミドである。
本発明に従い添加剤として用いられる長鎖エステルコポ
リマーは、上述した共添加剤のタイプの一つ又は両者と
共に用いることができ、かつどちらとでも20/1〜1
 /20 (W/W) 、より好ましくは10/1〜1
/10 (w/w) 、最も好ましくは4/1〜1/4
 (W/W)の比で混合してもよい。長鎖エステル対共
添加剤1対共添加剤2の比をx/y/zとすると、x、
y、及び2が1〜20の範囲、より好ましくは1〜10
の範囲、最も好ましくは1〜4の範囲にあるような三元
混合物も用いることができる。
本発明の添加剤系は、本体の蒸留燃料に添加するために
濃縮物として好適に供給される。又、こ7 6 れらの濃縮物には必要により他の添加剤を含めることが
できる。これらの濃縮物は、好ましくは3〜80重量%
、より好ましくは5〜70重量%、最も好ましくは10
〜60重量%の添加物を含め、好ましくは油中溶液であ
る。この、1;うな濃縮物も本発明の範囲内である。添
加剤は一般に、燃料に対して0.0001〜5重量%、
より好ましくは0.001〜2重量%の添加剤の¥で用
られる。
本発明を次の実施例により具体的に説明するが、流動点
降下剤及び濾過性改良剤としての本発明の添加剤の有効
性を、次のテストにより他の添加剤と比較した。
テスト 1つの方法として、添加剤に対する鉱油の応答を、コー
ルド フィルター プラギング ポイント テスト(冷
却フィルター閉塞テスト−CFPPT)により測定した
。この方法は、ジャーナル オプジ インスティチュー
ト オブ ペトロリアム(Journal of th
e In5titute of Petroleum)
、521巻、No、510.1966年6月号、p8 173〜185に詳しく記載された操作により行なわれ
る。このテストは、ジーゼル自動車における中留分の低
温流動性と関係づけることを意図される。
この方法を簡単に示すと、試料の鉱油40mj2を約−
34℃に保ったバスに入れ、約1’c/分の速度で非直
線的な冷却を行なう。周期的に(9点より少なくとも2
℃高い温度から開始し、1℃低下ごとに)、冷却した鉱
油が所定の時間内に細かいスクリーンを通過できる流動
性についてテストした。このテストは、試料の鉱油の表
面下に置かれる逆さにした漏斗のピペットの下端部が接
続された試験装置により行なった。直径12鰭により規
定される面積をもつ350メソシユのスクリーンが漏斗
の口上にひろげられている。この周期的なテストは、ピ
ペットの上端に真空を与えることによって開始され、鉱
油はスクリーンを通ってピペット中に20nll!の量
を示すマークまで上昇する。成功裡に上昇した後、鉱油
を直ちにCFPPチューブにもどす。
q このテストは、60秒以内に鉱油をピペット中に充填で
きなくなるまで、各1℃の温度低下ごとに行なう。そし
て、この温度をCF P P ?iA度とする。そして
、添加剤無しの鉱油のCFPPと添加剤を加えた同じ鉱
油のCF P Pとの差を、添加剤によるCFPP降下
とした。より効果的な流動性改良剤は、同一濃度の添加
剤でより大きなcppr’降下をもたらす。
流動性改良効果を調べるもう1つの方法は、流動性を改
良された留出物の操作性のためのプログラムド クーリ
ング テスト(PCTテスト)の条件下で行なわれる。
このテストは、ゆっくりと冷却するテストであって、貯
蔵された暖房油のボンピンクと相関させることを意図さ
れる。添加剤を含有する燃料の低温流動性を、下記のP
CTテストにより決定した。燃料300mAを1℃/時
間の速度で直線的に試験温度まで冷却し、この温度に維
持した。試験温度に2時間維持した後、冷却の間に鉱油
/空気の界面に生成する傾向がある異常に大きなワック
スの結晶によりテストが影響されることを防ぐために、
表面層約20m1を吸引して除去する。ワックスをボト
ル中に入れ、ゆっくりと攪拌して分散させた後、CFP
PTフィルター装置を挿入する。次に栓を開けて50O
N水銀圧で吸引し、フィルターを通して目盛りつき受器
に燃料油200 m Itが入ったところで栓を閉じる
。もしも、所定のメツシュサイズを通って200ml!
が10秒以内に吸引された場合には、合格と記録し、流
速があまりにも遅くなり、フィルターがつまったことを
示す場合には、不合格と記録する。
20.30.40.60,80.100.120.15
0.200,250及び350メツシユナンバーのフィ
ルタースクリーンを有するCFPPTフィルター装置を
用い、燃料油が通過する最も細かなメソシュ(最も大き
なメソシュナンバー)を決定する。ワックスを含む燃料
油が通過するメツシュナンバーが大きければ大きいほど
、ワックスの結晶は小さく、添加剤の流動性改良効果は
大きい。2つの燃料油について、同じ流動性改良添加1 O 剤を用いた同じ処理レベルでも正確に同じ結果は得られ
ないことに注意すべきである。
蒸留燃料の9点は、標準曇点テスト(IP−219又は
ASTM−02500)により測点され、ワックス出現
温度はケロセン対照ザンプルに対して示差熱分析計Me
ttler TA 2000Bを用いて測定することに
より(ただしザーマルラグを補正することなく)推定さ
れた。示差熱分析において、25マイクロリツトルの燃
料サンプルを、予測される9点の少くとも10℃」二の
温度から2℃/分の冷却速度で冷却し、燃料の9点を示
差熱分析計により示されるワックス出現温度→−6℃と
して推定する。
2 燃半)珊 rnmrvv 9点” +4 +9 +8 +14 +3初留点 19
6 182 176 180 1B810% 20% 223 234 228 231 23650
% 272 275 276 289 27890% 
370 352 360 285 348最終沸点 3
95 383 392 419 376燃料中のn−パ
ラフィンの範囲“ 10−35 10−36 9−36 9−38 11−
30* セ氏温度 ** 毛細管気液クロマトグラフィにより測点皿セ犬1
麹拝−剋 本充用Qエステルコポリマー 下記の直鎖ジ−n−アルキルフマレートを酢酸3 ビニルと(1/1モル比で)共重合した。
ポリマー 几ニヱル±ル■ A1 10 A2 12 A3 14 A4 16 A5 18 A6 20 エステル化前に下記の鎖長を持つ二つのアルコールをフ
マール酸と混合することにより、下記の(1/1 (W
/W))二元エステルを作った。次に酢酸ビニルを用い
て(1/1モル比で)共重合を行った。
ポリマー 患:」ンレキル鎖I Bl 10/12 B2 12/14 B3 14/16 B4 16/1.8 85 1B/20 4 ある範囲の鎖長を含むアルコール混合物によりエステル
化されたフマレートエステルから、フマレート−酢酸ビ
ニルコポリマーを作った。アルコールを初めにフマール
酸と混合してエステル化し、酢酸ビニルと(1/1モル
比)重合して英国特許第1469016号明細書のポリ
マーAそれと類似の生成物を作った。
C191136、,3010’、、、4G2 10 7
 47. 、−’1”7 8 10数値は、混合物中の
そのn−アルキル鎖を含むアルコールのパーセンI−(
W/W)である。平均炭素原子数は各々、12.8及び
12.6である。
フマレート−酢酸ビニルコポリマーは、最初に一連のフ
マレートを作ることにより作られた。次に一組のフマレ
ートを、英国特許第1469016号明細書の実施例ポ
リマーEと同様のやり方で5〉2(W/W)の比での酢
酸ビニルとの共重合前に混5 合し、下記のポリマー1〕を得た。
すりマー ヱマ−kT−し%−r+−二−アル:I〒−
2し鎮退* ココナツオイルアルコールC+ t/ C
+ aJL約3/3(w/w)より ** 牛脂(タロー)フマレートC16/CIoIL約
1/2 (W/W) 数値は%(W/W)である。
ポリマーDの平均炭素原子数は13.9である。
顔10芸(尤火λAζリマー 下記特性のエチレン−酢酸ビニルコポリマーを共添加剤
として用いた。
6 ポリマー 芙A” M二〇 B 1 17.6 ’ 22IO E 2 24L6 3900 E 3 36 2500 E 4 16 3500 E 5 E3/E4の3/3 (W/W)混合物* 酢
酸ビニル含量、%(W/W) ** 気相浸透圧法による数平均分子量!馳伯IY初 60℃で1モル割合の無水フタル酸を2モル割合のジー
水添牛脂アミンと混合することにより、化合物Fを作っ
た。2−N、N−ジアルキルアミドベンゾエートのジア
ルキルアンモニウム塩が形成される。
犬も用山子グjへ2匁」二 添加剤配合物及び低温流動性テスト結果を下記の表にま
とめて示す。表において濃度は、燃料油中の百万分の1
 (ppm)である。
CFPP低下は、未処理燃料のCPPPとこれ7 より下の処理燃料のCFPPの差(”C)である。
PCT値は一9℃で合格したメツシュナンバーであり、
これが高いほど通過が良い。
下記の表は、燃料Iにおける特定のn−アルキル鎖長の
フマレート−酢酸ビニルコポリマーの効果を示す。
I: Ab Jl川 +1 −1 40  Q 従って最高の能力は、フマレートにおけるCI4アルキ
ル栽の場合に観察される。
燃料油Iにおいて特定のn−アルキル鎖長のフマレー1
〜−酢酸ビニルコポリマーをエチレン−酢酸ビニルコポ
リマーと共に用いた( ] / 4 (w八)の比)場
合の効果は下記のようであると判った。
表2 9 最高の能力は、再びフマレートにおけるCI4アルキル
基の場合に観察される。
燃料油■において特定のn−アルキル鎖長のフマレート
−酢酸ビニルコポリマーを共添加剤としてのエチレン−
酢酸ビニルコポリマーと組合せた(1/4 (w/w)
の比)場合の効果は下記の通りであった。
堺り−1 E5+^2 300 −10 10 1000 従って最高の能力は、再びフマレートにおけるC14ア
ルキル基の場合に観察される。
燃料油■において、近接するアルコールニ成分混合物か
ら作られたフマレート−酢酸ビニルコポリマーをエチレ
ン−酢酸ビニルコポリマーと共に用いた(1/4 (w
/w)の比)場合の効果は、下記の通りであった。
1 E−10+0 0() 00 00 0 coco yen wan ocr山 へへ 回国
 釦の −←− 氏ト 山 0寸 寸ト ■−トω − −一 −8−N ○尊 賜 0寸 寸ト ■− 山 −一 −一 −N ト■ 1、b II II II II 日 2 ここで最高の能力は、フマレートにおけるCI5アルキ
ル基の場合に観察される。
燃料油■において、フマレート−酢酸ビニルコポリマー
をエチレン−酢酸ビニルコポリマーと共に用いた(1/
4 (w/w)の比)場合の効果は下記の通りであった
3 唐−−1 E5 500 E5+B1 11 500 25 14 14 −10 13 4 最高の能力は、フマレートにおけるCI4/CI5アル
キル基の場合に観察される。
燃料油■において、フマレート−酢酸ビニルコポリマー
をエチレン−酢酸ビニルコポリマーと共に用いた(1/
4 (W/W)の比)場合の効果は下記の通りであった
5 777− 更 表6 E5−1−A5 18 500 +46 +28 最高の能力は、再びフマレートにおけるC54/Cいア
ルキル基の場合に観察された。
燃料油mにおいてフマレート−酢酸ビニルコポリマーを
エチレン−酢酸ビニルコポリマーと共に用いた(1/1
 (W/W)の比)場合の効果は下記のようであり、エ
チレン/酢酸ビニルコポリマー単独と比較される。
表7 添加剤 合計濃度 CFPP CFPP低下7 6 燃料油Vにおいて、フマレート−酢酸ビニルコポリマー
、エチレン−酢酸ビニルコポリマー及び極性窒素化合物
より成る三成分添加剤組合せの効果は下記°の通りであ
った。
表9 源 [54 5−4 隷( 1料油Iにおいて種々の二成分または三成分撚」組合せ
の効果゛は下記の通りであった。
亥上皇 1加剤 合計濃度 CFl’P低下 PCTH5+ 8 特定のn−アルキル鎖長のフマレート−酢酸ビニルコポ
リマーの燃料油■の流動点に対する効果は下記の通りで
あった。
表11 添加剤 濃 度 流動点 流動点降下 へ2 500 +3 0 八3 500 −15 18 八4’ 500 −9 12 ^5 500 −9 12 な し +3 − 流動点はASTM D−97テストにより測定された。
上記で用いられた燃料油I〜■のワックス出現温度に対
する本発明の添加剤の効果が測定され、本発明の範囲外
の他の添加剤と比較された。
9 +11111 F tv l′v 賢 シ シ コココココ) 鳴 鳴 弔 堅 モ モ ジ 賢 tv 卜 ン 卜 0 +t−ムムム+LJ+ 職 1 .1. 1.、I I 1 Δ ム Δ Δ Δ Δ ・ 0 0 0 0 0 0 +11111 t’ 叶 シ シ ト 艷 pコココ〉p モ モ モ 玉 モ 鳴 OO○ 000 ;さ ) ) ) ) ) モ 鳴 モ モ モ モ ーー+1−、w−−、、L+−一 0 0 0 0 0 0 =)=)=)=)=〉=〉 モ 鳴 モ モ モ モ ムシ+1−ムムシ ooooo。
13 上記の総ての例に示されるように、9点低下作用のピー
クは、フマレートエステルにおける約16個の炭素原子
のアルキル基において見られる。
5 4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、平均14〜18個の炭素原子を持つn−アルキル基
    を少なくとも25重量%含み、該アルキル基の10重量
    %に過ぎない量で14個より少ない炭素原子を含み、か
    つアルキル基の10重量%に過ぎない量で18個より多
    い炭素原子を含むところのポリマー又はコポリマーを含
    有する添加剤であって、120〜500℃の範囲で沸騰
    しかつ370℃以上の最終沸点を持つ蒸留燃料油の低温
    特性改良用添加剤。 2、平均14〜18個の炭素原子を持つn−アルキル基
    を少なくとも25重景気含み、該アルキル基の10重量
    %に過ぎない量で14個より少い炭素原子を含み、かつ
    アルキル基の10重景気に過ぎない量で18個より多い
    炭素原子を含むところのポリマー又はコポリマーを0.
    001〜2重量%含有する、120〜500 ”cの範
    囲で沸騰しかつ370℃以−1−の最終沸点を持つ石油
    蒸留留出物。
JP5768485A 1984-03-22 1985-03-22 燃料油の低温特性改良用添加剤及び該添加剤を含む石油蒸留留出物 Granted JPS60217294A (ja)

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