JPS60214744A - 薬物の経皮吸収促進助剤及びこれを含有する外用医薬組成物 - Google Patents

薬物の経皮吸収促進助剤及びこれを含有する外用医薬組成物

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JPS60214744A
JPS60214744A JP6957984A JP6957984A JPS60214744A JP S60214744 A JPS60214744 A JP S60214744A JP 6957984 A JP6957984 A JP 6957984A JP 6957984 A JP6957984 A JP 6957984A JP S60214744 A JPS60214744 A JP S60214744A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、薬物の経皮吸収促進助剤、当該吸収促進助剤
を配合した外用医薬組成物、ならびに薬物の経皮吸収を
促進する方法に関する。
従来薬物を外皮に投与する場合は殺菌、消毒、鎮痛、鎮
痒、消炎など外皮またはその直下の皮下&1lIi91
i 等、局所的に作用することを目的とするものであっ
た。また、全身的作用を目的とする場合は、経口錠や注
射による投与が従来より行われてきた。
経口錠の場合は、吸収後肝−次代謝を受けやすいことや
、吸収が不充分であったり、また効果の持続を計るには
一次的に必要以上の高濃度の体内濃度になる欠点があっ
た。またインドメタシンの如く、経口投与によって胃腸
障害を生起する例もある。一方、注射による投与は、速
やかな吸収が得られるが、医師等の専門家が必要である
近年、上記副作用や欠点を改善するため、全身作用を目
的とする経皮投与方法が提案されている。
医薬を経皮投与した場合、薬効の持続化が容易であるこ
と、薬物の体内濃度コントロールが可能になることや皮
膚組織から血流に入るため肝−次代謝を受けにくい等の
利点がある。
しかしながら、正常皮膚は本来異物の体内への侵入を防
ぐバリアー機能を持っているため、皮膚を経由して医薬
を投与するのは局所用途に限られていた。このため、全
身作用を目的とする場合には経皮吸収促進助剤が必要で
あり、近年各種のものが提案されている0例えば、米国
特許第3.55L554号には、ジメチルスルホキシド
をはじめ、ジメチルアセトアミド、ジメチルフォルムア
ミド、メチルデシルスルホキシド等が開示されている。
また、低級アルキルアミドと組み合わせた吸収促進助剤
としてジメチルアセトアミドとエチルアルコール、イソ
プロピルアルコール、イソプロピルパルミテート等(米
国特許第3.472.931号)や、2−ピロリドンと
適当なオイル、直鎮脂肪酸とアルコールのエステルを組
み合わせた例(米国特許第4,017,641号)等が
あるが、これら吸収促進助剤は、効果、安全性、使用感
の点で未だ充分とはいえない。
本発明者らは、薬物の経皮吸収促進方法を鋭意研究した
結果、天然のアミノ酸である2−ピロリドン−5−カル
ボン酸の脂肪族炭化水素エステルが、薬物の皮膚透過性
、経皮吸収性を高めること、また当該ピロリドンカルボ
ン酸の炭化水素エステルが外皮に適用されうる薬物を製
剤化するに当たっての基剤の一要素として使用しうろこ
とを見いだした。
本発明は、上記新知見に基づいて完成されたものであり
、その第1の目的は、薬物の経皮吸収促進助剤を提供す
るにある。
本発明の第2の目的は、薬物の皮膚透過性、経皮吸収性
のよい外用医薬組成物を提供するにある。
本発明の第3の目的は、薬物の皮膚透過性、経皮吸収性
を高める方法を提供するにある。
即ち、本発明は、 ■2−ピロリドンー5−カルボン酸の脂肪族炭化水素エ
ステル(以下、ピロリドンカルボン酸エステルという)
から選ばれる少なくとも一種のエステル化合物を吸収促
進活性成分とする薬物の経皮吸収促進助剤、 ■ピロリドンカルボン酸エステルから選ばれる少なくと
も一種のエステル化合物および外用投与、用薬物を含有
することを特徴とする外用医薬組成物である。
ピロリドンカルボン酸またはそのナトリウム塩は、従来
よりエモリエント剤として知られており、化粧品に使用
されている。また、ピロリドンカルボン酸のエステルは
、非水溶系界面活性剤、繊維柔軟剤、乳化安定助剤等の
用途での例がある。しかしながら、前記ピロリドンカル
ボン酸の炭化水素エステルが薬物の経皮吸収を促進する
ことは予想できなかった。
ピロリドンカルボン酸エステルとしては、アルキルエス
テル、不飽和炭化水素エステルなどがあげられる。アル
キルエステルにおけるアルキルは環状のもの、即ちシク
ロアルキルであってもよく、また、直鎖状、分枝状のい
ずれでもよい。また、不飽和炭化水素エステルにおける
不飽和炭化水素基も直鎮状、分枝状、環状のいずれでも
よい。
具体的には、鎮状アルキルエステルとしては、ピロリド
ンカルボン酸メチルエステル、ピロリドンカルボン酸エ
チルエステル、ピロリドンカルボン酸n−プロピルエス
テル、ピロリドンカルボン酸n−ブチルエステル1.ピ
ロリドンカルボン1%in−ヘプチルエステル、ピロリ
ドンカルボン酸n−オクチルエステル、ピロリドンカル
ボン酸n−ノニルエステル、ピロリドンカルボン酸n−
デシルエステル、ピロリドンカルボン酸n−ウンデシル
エステル、ピロリドンカルボン酸n−ドデシルエステル
、ピロリドンカルボン酸n−)リゾシルエステル、ピロ
リドンカルボン酸n−テトラデシルエステル、ピロリド
ンカルボン酸n−ヘキサデシルエステル、ピロリドンカ
ルボン酸n−オクタデシルエステル、ピロリドンカルボ
ン酸n−エイコシルエステル、ピロリドンカルボン@1
so−プロピルエステル、ピロリドンカルボン酸2−メ
チルヘキシルエステル、ピロリドンカルボン酸2−エチ
ルヘキシルエステル、ピロリドンカルボン酸3゜7−シ
メチルオクチルエステル、ピロリドンカルボン酸2−へ
キシルデシルエステル、ピロリドンカルボン酸2−オク
チルドデシルエステル、ピロリドンカルボン酸2,4.
41−ジメチル1−ペンクンエステル、ピロリドンカル
ボン酸メチルオクチルエステルなどの直鎖及び分枝鎖の
ものがあげられ、アルキルエステルのアルキル部分の炭
素数は1〜20のものが好ましい。
環状アルキルエステルとしては、ピロリドンカルボン酸
2−シクロヘキシルエチルエステル、ピロリドンカルボ
ン酸シクロヘプチルエステル、ピロリドンカルボン酸シ
クロヘキシルメチルエステル、ピロリドンカルボン酸シ
クロオクチルエステル、ピロリドンカルボン酸4−シク
ロヘキシルブチルエステル、ピロリドンカルボン酸3−
シクロペンチルプロピルエステル、ピロリドンカルボン
酸5−メチル−2−イソプロピルクロヘキシルエステル
などがあげられ、環状アルキルエステルのアルキル部分
の炭素数は6〜12のものが好ましい。
不飽和炭化水素エステルとしては、ピロリドンカルボン
酸−Cis−3−へキセニルエステル、ピロリドンカル
ボン酸−オレイルエステル、ピロリドンカルボン酸すル
イルエステルなどがあげられ、当該炭化水素エステルの
炭化水素部分の炭素数は6〜24のものが好ましい。不
飽和炭化水素エステルとしては、さらにテルペンアルコ
ール由来のエステルが例示され、その具体例としては、
ピロリドンカルボン酸ゲラニルエステルなどがあげられ
、その場合のテルペンアルコールの炭素数は10〜20
であることが好ましい。
本発明の吸収促進助剤中、炭素数1〜5の炭化水素エス
テルは、一般に極性の大きい親水性化合物と併用するこ
とにより、また、炭素数6以上の炭化水素エステルは、
一般に非極性の疎水性化合物と併用することによって吸
収促進効果をより大きくすることができる。
親水性基剤としては、例えば次の如きものが例示される
■低級アルコール: 具体的には、メチルアルコール、エチルアルコール、n
−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−
ブチルアルコール、1so−ブチルアルコール、5ec
−ブチルアルコール、n−ブチルアルコール、n−アミ
ルアルコール、150−アミルアルコールなどの炭素数
1〜5のものが好ましいものとして列挙される。
■グリセリン、そのエステル: エステルとしてはモノ、ジ又はトリエステルのいずれで
もよく、酸成分としては炭素数2〜6の脂肪酸、特に酢
酸が好ましい。具体的にはグリセリンモノアセテート、
グリセリンジアセテート、グリセリントリアセテートな
どが列挙される。
■チオグリセロール: モノ、ジ又はトリグリセロールのいずれでもよく、例え
ばα−モノチオグリセロールが例示される。
■乳酸、そのエステル: エステルにおけるアルコール部分としては、炭素数1〜
4の脂肪族1価アルコールが好ましい。
具体的には乳酸、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル
などが列挙される。
■環状尿素: 5員又は6員環のものが好ましく、具体的には%、N’
−ジメチルエチレン尿素、エチレン尿素、プロピレン尿
素などが列挙される。
■一般式 () 〔式中、R1、Rz、R3及びR4はそれぞれ水素原子
、炭素数1〜4の低級アルキル基(メチル、エチル、n
−プロピル、1SO−プロピル、n−ブチルなど)、ニ
トロまたは炭素数1〜2のアシルを示す。〕 で表わされる化合物: 具体的には尿素、N−メチル尿素、N−エチル尿素、N
−ブチル尿素、1.1−ジメチル尿素、1.3−ジメチ
ル尿素、1,1−ジエチル尿素、1.3−ジエチル尿素
、1.1,3.3−テトラメチル尿素、N−アセチル−
N′ −メチル尿素、ニトロ尿素などが列挙される。
■一般式 〔式中、R5は水素原子又は炭素数1〜3の低級アルキ
ル(メチル、エチル、n−プロピル、1so−プロピル
など)、nは3〜5の整数を示す。〕で表わされる化合
物: 具体的には2−ピロリドン、N−メチルピロリドン、N
−メチルピペリドン、カプロラクタム、N−メチルカプ
ロラクタムなどが列挙される。
■一般式 〔式中、R8、R?及びR8はそれぞれ水素原子、炭素
数1〜3のアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、
1so−プロピルなど)を示す。〕で表わされる化合物
; 具体的には、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、
N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジエチルホル
ムアミド、アセトアミド、N−メチルアセトアミド、N
、N−ジメチルアセトアミド、N、N−ジエチルアセト
アミド、プロピオンアミド、N−メチルプロピオンアミ
ド、N、N−ジメチルプロピオンアミド、N、N−ジエ
チルプロピオンアミドなどが列挙される。
■アルキレングリコール: アルキレンとしては、炭素数2〜8のものが好ましく、
具体的にはエチレングリコール、1.3−プロパンジオ
ール、1.2−プロパンジオール、ブタンジオール、ペ
ンクンジオール、2−メチル−2,4−ベンタンジオー
ル、2−エチル−1゜3−ヘキサンジオールなどが列挙
される。
[相]モノ又はジエチレングリコールのモノアルキルエ
ーテル : モノアルキルエーテルにおけるアルキルとしては炭素数
1〜2のものが好ましい。具体的に框、エチレングリコ
ールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチ
ルエーテルなどがあげられる。
■ラクトン: 具体的にはプロピオラクトン、ブチロラクトン、β−ブ
チロラクトンなどがあげられる。
疏水性基剤としては、例えば、 ■炭素数7〜20の直鎖アルコール、分校アルコール、
不飽和アルコール。
■ハロゲンで置換されていてもよい炭素数5〜30の直
鎖状、分枝状又は環状脂肪族炭化水素:置換基としての
ハロゲンとしてはブロム、クロルが好ましい。
脂肪族炭化水素部分としては、鎖状の場合には炭素数5
〜30(好ましくは6〜24)の飽和あるいは1または
2個の不飽和結合を有するアルキル基が好ましく、環状
の場合には単環、2員環のものが好ましい。単環の場合
の炭素数は6〜10であることが好ましく、それは1以
上のメチル、飽和アルキルで置換されていてもよい。ま
た、2以上の単環がアルキレンを介して結合されたもの
であってもよい。2員環の場合には炭素数10〜12が
好ましく、それは、例えば1以上のメチルなどの低級ア
ルキルで置換されていてもよい。具体的には、n−ペン
タン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン、n
−ノナン、n−デカン、n−ウンデカン、n−ドデカン
、n−テトラデカン、n−ヘキサデカン、n−オクタデ
カン、2−メチル−ペンタン、2−メチルヘキサン、2
,3〜ジメチルヘキサン、2−メチルノナン、2.6−
シクロオクタン、2,2,4.4,6.8゜8−ヘプク
メチルノナン、プリスタン、スクヮラン、軽質流動パラ
フィン、バラメタン、リモネン、リモネンダイマーの水
素添加物、シクロヘキサン、1.3−ジメチルシクロヘ
キサン、シクロオクタン、イソブチルシクロヘキサン、
シクロドデカン、メチルデカリン、デカリン、オクチル
ブロマイド、デシルブロマイド、ドデシルブロマイド、
ヘキサデシルブロマイド、ドデシルクロライド、ジブロ
ムドデカン等があげられる。
■総炭素数11〜26の脂肪族カルボン酸のアルコール
エステル: アルコール部分としてはメチルアルコール、エチルアル
コール、n−プロピルアルコール、1so−プロピルア
ルコール、n−ブチルアルコール、is。
−ブチルアルコール、5ec−ブチルアルコール、t−
ブチルアルコール、n−アミルアルコール、is。
−アミルアルコール、n−ヘキシルアルコールなどの炭
素数1〜6の1価アルコールが好ましいものとして列挙
ささる。また、カルボン酸部分としては炭素数10〜2
0の脂肪酸、就中、炭素数12〜18の飽和脂肪酸が好
ましい。当該エステルの具体例としては、メチルラウレ
ート、エチルラウレート、ヘキシルラウレート、イソプ
ロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、メチ
ルステアレート、ブチルステアレートなどが例示される
■炭素数10〜24のモノ又はジエーテル:具体的には
ジチルエーテル、ジオクチルエーテル、ジオクチルエー
テル、ジドデシルエーテル、メトキシドデカン、エトキ
シドデカンなどのアルキルモノエーテル、1.8−シネ
オールなどの脂環を有するエーテル、エチレングリコー
ルジブチルエーテル、エチレングリコールジプロピルエ
ーテル、エチレングリコールジオクチルエーテルなどの
アルキルジエーテルなどがあげられる。
■炭素数11〜15のケトン: 脂肪族ケトンが好ましく、たとえば2−ウンデカノン、
3−ウンデカノン、4−ウンデカノン、5−ウンデカノ
ン、6−ウンデカノン、3−ドデカノン、4−ドデカノ
ン、5−ドデカノン、2−トリデカノン、3−トリデカ
ノン、7−トリデカノン、8−ペンタデカノン、3−ヘ
キサデカノンなどがあげられる。
ピロリドンカルボン酸エステルと前記親水性又は疎水性
化合物との配合割合は、重量比で99:1〜l:99で
ある。
本発明外用製剤に配合される薬物は、外皮投与可能な薬
物であれば特に制限はなく、局所作用を目的とする薬物
であれば深部まで薬物を浸透することを目的とし、また
全身作用を目的の場合は、速やかに当該薬物が血中へ移
行する。
局所用薬物としては、具体的には、局所麻酔剤(例、塩
酸プロカイン、塩酸テトラヒドロ、塩酸ジブカイン、リ
ドカイン、塩酸リドカイン、酢酸ビペロカイン)、抗ヒ
スタミン剤(例、塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸
クロルフェニラミン、マレイン酸プロムフェニラミン、
ジフェニールイミダゾール、塩酸クレミゾール)、抗生
物質(例、リンコマイシン、ペニシリンG1エリスロマ
イシン、塩酸テトラサイクリン、タリンダマイシン、カ
ナマイシン、オキシテトラサイクリン、クロラムフェニ
コール、フラジオマイシン、ナイスクチン、塩酸グラミ
シジン、バシトラシン)、抗真菌剤〔例、グリセオフル
ビン、N−メチル−N−(3−トリル)チオカルバミン
!−2−ナフチルエステル、塩酸シアメタゾール、オレ
オスリシン、トリクマイシン、ビロールニトリル、5−
フルオロシトシン〕などがあげられる。
全身用薬物としては、具体的にはベンゾジアゼピン類(
例、ジアゼパム、ニトラゼパム、フルニトラゼバム、ロ
ラゼパム、プラゼパム、フルジアゼパム、クロナゼパム
)、利尿剤〔例、サイアザイド類(例、ペンドロフルメ
チアジド、ポリチアジド、メチクロチアジド、トリクロ
ルメチアジド、チクロベンチアジド、ペンチルヒドロク
ロロチアジド、ヒドロクロロチアジド、ブメタニド)、
降圧剤(例、クロニジン)、抗ヒスタミン類〔例、アミ
ノエーテル類(例、ジフェンヒドラミン、カルビノキサ
ミン、ジフェニルビラリン)、エチレンジアミン類(例
、フェンベンズアミン)、モノアミン類(例、クロルフ
ェニラミン)〕、非ステロイド系消炎剤(例、インドメ
タシン、イブプロフェン、イブフェナック、アルフロツ
ェナ・7り、ジクロフェナック、メフェナム酸、フルル
ビプロフェン、フルフェナム酸、ケトプロフェン)、抗
悪性腫瘍剤〔例、5−フルオロウラシル、1−(2−テ
トラヒドロフリル)−5−フルオロウラシル、シタラビ
ン、プロクスウリジン〕、ステロイド系消炎剤(例、コ
ルチゾン、ヒドロコルチゾン、プレドニゾロン、プレド
ニゾン、トリデカノン、デキサメサゾン、ベタメサゾン
)、抗てんかん剤(例、エトサクシミド)、不整脈治療
剤(例、アジマリン、ブラシマリン、ピンドロール、プ
ロプラノロール、キニジン)、精神神経用剤〔例、クロ
フルペリロール、トリフルペリドール、ハロペリドール
、モペロン)、スコポラミン類(例、メチルスコポラミ
ン、ブチルスコポラミン)、クロロプロマシン、アトロ
ピン類(例、臭化メチルアトロビン、臭化メチルアニソ
トロピン)、血管拡張剤(例、イソソルビットシナイト
レート、ニトログリセリン、四硝酸ペンタエリスリトー
ル、プロパニルニトレート、ジピリダモール)、抗生物
質〔例、テトラサイクリン類(例、テトラサイクリン、
オキシテトラサイクリン、メタサイクリン、ドキシサイ
クリン、メタサイクリン)、クロラムフェニコール類、
エリスロマイシン類〕などがあげられる。
薬物の配合量は、所望の薬効を奏するに十分な量であれ
ばよく、それは薬物の種類、患者の体重、症状などによ
って異なるものであり、これら条件に応じて適宜選択す
ればよい。一般的には、ピロリドンカルボン酸エステル
及びその他基剤の総量に対して0.01〜20重量%、
就中0.2〜10重量%であることが好ましい。
なお、当該医薬組成物の皮膚塗付面積を増減することに
よって、薬物の使用量を調整できるので、かならずしも
上記の配合量に限定されるものではない。
本発明に係る外用医薬組成物は、そのままあるいは製薬
上許容される既知の第三成分などを添加して、軟膏、硬
膏、ローション、粘着テープ剤、含浸剤、ゲル剤などの
非乳化性の外用製剤として外皮に投与される。含浸剤と
しては、たとえば当該外用医薬組成物あるいはさらに既
知の第三成分を配合した組成物を適当な吸着体(ガーゼ
、濾紙、多孔質膜等)に吸着させたものがあげられ、こ
れは一般に外科用粘着テープで固定することによって外
皮に適用される。また、ゲル剤としては、たとえばジベ
ンジリデンソルビトール〔例、ゲルオールD■(新日本
理化社製)〕を用いてゲル状となし、支持体上に展着し
たものなどがあげられる。
また粘着テープ剤の粘着性基剤としては、アクリル系共
重合物、ポリビニルエーテル化合物、ゴム系粘着性混合
物など自体既知のものが挙げられる。
その他の外用製剤も自体既知の手段にて容易に調製する
ことができる。
以下実施例、実験例によって本発明をより具体的に説明
するが、本発明はこれらによって何ら限定されるもので
はない。
製造例1 構造式 ヲ有する2−ピロリドン−5−カルボン酸n−ヘプチル
エステルの製造: 2−ピロリドン−5−カルボン酸6.5g(0,05m
01)、n−ヘプチルアルコール23.2g(0゜20
mol)、濃硫酸触媒量、ベンゼン40m1を冷却器及
び機械的攪拌器を備えた容量200m1のブース型コル
ベンに入れ、3.5時間還流した。室温Gこ冷却後飽和
NaHCO3水中に注ぎ、ベンゼンで抽出し、通常の方
法で洗浄、乾燥し、溶媒留去し、減II: −Jk W
プ8色山9−ピロ11トン−5−カルボン酸n−ヘプチ
ルエステル7.4gを得た。沸点186〜188℃/ 
3 wmHg。
他のピロリドンカルボン酸も上記製造例1に準じて製造
される。
実施例1〜16 基本処方 (1)薬剤 1重量% (2)親水性又は疎水性化合物 74重量%(3)ピロ
リドンカルボン酸エステル 25重量%(1)、(2)
及び(3)として表1に示したものを各々用いて、上記
基本処方の液状組成物を、まず(3)を(2)に混合し
、更に+11を溶解することによって調整した。
対照処方1 (11薬剤 1重量% (2)親水性又は疎水性化合物 99重量%(2)とし
て各々表1中の実施例に記載したものを用い、(1)を
(2)に溶解して各実施例から(3)成分を除いた組成
物を得た。
比較例1〜5 +11薬剤 1重量% (2)親水性又は疎水性化合物 74重量%(3)ピロ
リドンカルボン酸 モノグリセライドエステル 25重量%0OR (Rはオレイン酸又はステアリン酸残基)実施例17〜
28 基本処方 (11薬剤 1重量% (2)親水性又は疎水性化合物 24重量%(3)ピロ
リドンカルボン酸エステル 75重量%(1)、(2)
及び(3)として表1に示したものを各々用いて、上記
基本処方の液状組成物を、まず(3)を(2)に混合し
、更にfi+を溶解することによって調整した。
比較例6〜10 (1)薬剤 1重量% (2)親水性又は疎水性化合物 24重量%(3)ピロ
リドンカルボン酸又は ナトリウム塩 75重量% 実験例1 実施例1〜28、対照処方1及び比較例1〜10の組成
物における薬物の皮膚透過量を切除したラット腹部皮膚
を使用して測定し、その結果を表1及び表2に示した。
なお、表1、表2中のQ値は、次のことを意味する。
C;実施例又は比較例における薬物の皮膚透過量D:対
照処方lにおける薬物の皮膚透過量(測定方法) 皮膚の表側に相当する部分が上記組成物に接し、皮膚の
裏側に相当側る部分が生理食塩水に接するようにラット
皮膚をガラス製透過セルに取りつけ、生理食塩水中に透
過してきた薬物を高速液体クロマトグラフにて定量した
。なお、この実験は密封容器内で行った。
実施例29・実験例2 (1)塩酸プロプラノロール 1g (211,2−プロパンジオール 0〜100g(3)
ピロリドンカルボン酸−n−100〜Ogドデシルエス
テル (2)の成分と(3)の成分の混合比(重量比)を10
0:0〜O:100まで変化させた各混合液をつくり、
それに塩酸プロプラノロールを1%となるように溶解し
た組成物を調製した。かくして得られた各組成物につい
ての皮膚透過率を実験例1と同様にして測定し、これを
第1図に示した。第1図において、Y軸は(2)成分単
独(100g)を基剤とした場合に対する上記各混合液
における薬物の透過倍率を、Y軸は(2)成分と(3)
成分の総和に対する(3)成分の重量%を示した。
実施例30・実験例3 (1)塩酸プロプラノロール 1g (2)ドラゴサントール 0〜100gエステル (2)の成分と(3)の成分の混合比(重量比)を10
0:0〜O:100まで変化させた各混合液をつくり、
それに塩酸プロプラノロールを1%となるように溶解し
た組成物を調製した。かくして得られた各組成物につい
ての皮i透過率を実験例1と同様にして測定し、これを
第2図に示した。第2図において、Y軸は(2)成分単
独(100g)を基剤とした場合に対する上記各混合液
における薬物の透過倍率を、Y軸は(2)成分と(3)
成分の総和に対する(3)成分の重量%を示した。但し
、ドラゴサントールは日本ドラブコ社製、α−ビサボロ
ール85%、ファルネソール15%である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明の効果を示すグラフであ
る。 (以下余白) 第”1図 第2図 手続補正書帽釦 1、事件の表示 昭和59年特許願第69579号 2、発明の名称 経皮吸収促進助剤及びこれを含有する外用医薬組成物 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 氏名(名称) 日東電気工業株式会社 4、代理人■541 住 所 大阪市東区平野町4丁目53番地3ニューライ
フ平野町406号 置 (06) 227−1156 願書の「発明の名称」の欄、および 明細書の「発明の名称」の欄 6、補正の内容 (1)願書を別紙のとおりに訂正する。 手続補正書(自船 昭和59年8月13日 特v1 1、事件の表示 昭和59年特許願第069579号 2、発明の名称 薬物の経皮吸収促進助剤及びこれを含有する外用医薬組
成物 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称 日東電気工業株式会社 4、代理人■541 住所 大阪市東区平野町4丁目53番地3ニューライフ
平野町406号 電話(06) 227−1156 5゜ 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 6、補正の内容 (1)明細書第8頁、第4行の11〜5」を16」に訂
正する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2−ピロリドン−5−カルボン酸の脂肪族炭化水
    素エステルから選ばれる少なくとも一種のエステル化合
    物を吸収促進活性成分とする薬物の経皮吸収促進助剤。
  2. (2)2−ピロリドン−5−カルボン酸の脂肪族炭化水
    素エステルから選ばれる少なくとも一種のエステル化合
    物および外用投与用薬物を含有することを特徴とする外
    用医薬組成物。
JP6957984A 1984-04-06 1984-04-06 薬物の経皮吸収促進助剤及びこれを含有する外用医薬組成物 Granted JPS60214744A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6160620A (ja) * 1984-09-03 1986-03-28 Teijin Ltd ピログルタミン酸エステル類を含有する医薬品組成物
JPH0217111A (ja) * 1988-05-13 1990-01-22 Unilever Nv 化粧品用組成物
US5045559A (en) * 1988-05-13 1991-09-03 Unilever Patent Holdings B.V. Treatment of skin disorders
US5158955A (en) * 1989-05-12 1992-10-27 Chesebrough-Pond's Usa Co., Division Of Conopco, Inc. Cosmetic composition comprising an ester of pyroglutamic acid
KR20020026402A (ko) * 2000-10-02 2002-04-10 한상철 피부투과도가 향상된 국소마취용 외용제 조성물

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