JPS6020948B2 - 文書画読取り装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、文書画等の原稿を諭取る装置に関し、特に文
書画等の原稿の位置座標を正確に調整することができる
文書画論取り装置に関する。

文書画等を光走査し、電気信号に変換する装置としては
、例えば、ファクシミリ等があるが、これらは、文書画
等に含まれる情報を伝達することに重点がおかれている
ので、情報が文書画等のどの位置にあるかは考慮する必
要がない。それ故に、光鰭変換素子の走査する座標に対
する文書画等に含まれる情報の座標のずれは相当の範囲
にわたって許容されている。従って、文書画等を装置に
セットするに当っては、文誓画等の適当な一辺又は二辺
を装置に刻まれた目盛り等に合わせて、例えば、平面ガ
ラスの上に直くか、円筒に巻き込ませれば良かった。

ところが最近、文書画を読取って暗号化し、これをざら
に復合化するような装置が提案されており、このような
装置の場合には、暗号化時の原文書画の座標と復合化時
の暗号化画像の座標とを精密に合わせることが必要とな
る。なぜならば、仮に両者の座標位置に狂いがあると復
号化時に特有のノイズを発生したり、著しい場合には復
号化が不可能にさえなるからである。しかしながら、従
釆の議取り装置では、原稿の縁を指標に合わせることに
よってプラテン上の原縞の大略の位置合わせを行ない、
しかも原稿は情報が下面にくるようにうつ伏せに置かれ
るので、文書画等に含まれる情報の座標を議取り走査系
の座標に正しく合わせることは、非常に難しく、事実上
不可能である。

本発明は、文書画等に含まれる情報の座標を、謙取るシ
ステム側の走査する座標に容易にかつ正確に合わせるこ
とができる様に改良することを目的とする。

このために本発明においては、原稿の情報面を表に向け
、操作者が情報を直視しながら、座標合わせができるよ
うにしている。

本発明は、原稿位置調整台３に設けられた位贋調整機構
５と、原稿を原稿位置調整台３に固定するため、原稿裏
面を吸引するブロワー６と、光弦変換部８と、光電変換
部８の走査する座標および原稿のそれを一致させること
を容易化するためのスケール・ガラス２とから成り、原
稿位置調整台は、原稿座標合わせ位置および議取り位置
間で移動可能に構成される。

以下本発明を図示の実施例によって詳細に説明する。

第１図は本発明の第１実施例の概略構成図、第２図は位
置調整機構５の概略平面図、第３図はスケールガラス２
の平面図である。カバー１と原稿調整台３は、相互に、
ほゞ直角の角度をなし、かつ一体化された構造となって
いる。

原稿調整台３の上には、位置調整機構５が設けられてお
り、その上に文書画等の原稿が上向きにして乗せられ調
整ダイヤル５ａ，５ｂ，５ｃによってＸ、Ｙ及び回転方
向の調整が出来る構造となっている。スケール・ガラス
２は、例えば第３図のような座標目盛りを有し、カバ−
１と原稿調整台の成す角度内で自由に回動できる構造と
なっている。スケール・ガラス２は、ストッパー４によ
つて通常は水平以下には下がらない機造となっているが
、ストッパー４を取りはずせば、スケール・ガラス２を
垂直位置まで時計方向に回敷することができ、この状態
で、スケール・ガラス２の座標と、光電変換部の走査す
る座標とが一致するように相対位鷹を調整することが出
来る。

光鰭変換を行って謙取ろうとする原稿を、位置調整機構
５の上に情報面を上にしてのせ、スケール・ガラス２を
かぶせる。

この状態で、操作者は情報（画像）を直視しながら、調
整ダイヤル５ａ，５ｂ，５ｃを用い、情報の位置座標の
原点をスケール・ガラス２の原点に合わせる。スケ−ル
・ガラス２に印された目盛り、×、＊印等の指際は透明
ガラスの下面にあり、原稿と接しているので視差等によ
る誤差は除去される。調整が終った時点で、カバー１を
時計方向に回動すると、カバー１と一体化した原稿調整
台３は点線３′で示したように垂直になり、その上に乗
せられた原稿は、光鰭変換部８が走査する座標に精密に
一致した位置にセットされる。

原稿は、位贋調整が終了した後、ブロア−６及びダクト
７によって位置調整機構５に吸付けられているので落下
したり、位魔ずれしたりすることはない。以上詳述した
ように、本発明の文書画議取り装置では、光電変換走査
系の座標（原点）に正確に一致したスケール・ガラスが
直接原稿に接する構造となっているので、直接目視によ
って原稿の座標位置が容易に調整出釆、特別の照明、光
学系等を必要とせず、装置が簡略化出来る。カバーと原
稿支持機構が一体化されているので、カバーを閉めると
同時に原稿が所定の位置にセットでき、特別の動力を必
要とせず、菱贋が簡略化出来る。さらに、読取り時に原
稿上に押えガラス等が介在しないので、光の屈折、反射
やフレアを生ずることがなく、コントラストの低下等の
不都合を生ずるおそれがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例を示す概略構成図、第２図は
原稿位置調整機構の平面図、第３図はスケール・ガラス
の平面図である。 ２…・・・スケール・ガラス、３・・・・・・原稿位置
調整台、４…・・・ストッパ、５…・・・位置調整機構
、８・・・…光電変換部。 矛１図 夕２図 夕３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 原稿位置調整台を原稿座標合せ位置と読取り位置と
   の間で移動可能に配置し、前記原稿座標合せ位置におい
   て原稿のＸ、Ｙおよび回転方向位置を調整して光電変換
   部の読取り座標と原稿の所定座標位置とを一致させた後
   、前記原稿位置調整台を読取り位置に移動させて原稿読
   取りを行なわせる文書画読取り装置であつて、原稿位置
   調整台上に取付けられ、Ｘ、Ｙおよび回転方向の微調機
   構を有し、かつその上に原稿が画像を上向きにしてセツ
   トされる原稿位置調整機構と、光電変換部の読取り座標
   と特定関係をもつ可視指標を有し、前記原稿位置調整台
   が原稿座標合せ位置にあるときに、原稿位置調整機構に
   上向きにセツトされた原稿上に被せられ、前記指標が原
   稿位置の微調整のための基準となるような透明スケール
   とを具備したことを特徴とする文書画読取り装置。 ２ 原稿位置調整台およびその上の原稿位置調整機構が
   一体として回動するように構成されたことを特徴とする
   前記特許請求の範囲第１項記載の文書画読取り装置。 ３ 前記透明スケールは、原稿位置調整機構上にセツト
   された原稿に対して接触可能であり、前記可視標は透明
   スケールの原稿側の面に形成されたことを特徴とする前
   記特許請求の範囲第１項または第２項記載の文書画読取
   り装置。