JPS60208536A - コンクリ−ト埋設物の固定具および固定部を有するコンクリ−ト埋設物 - Google Patents

コンクリ−ト埋設物の固定具および固定部を有するコンクリ−ト埋設物

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JPS60208536A
JPS60208536A JP6477884A JP6477884A JPS60208536A JP S60208536 A JPS60208536 A JP S60208536A JP 6477884 A JP6477884 A JP 6477884A JP 6477884 A JP6477884 A JP 6477884A JP S60208536 A JPS60208536 A JP S60208536A
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concrete
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (目的) 本発明は、コンクリート壁内に埋設されるコンクリート
埋設物(以下、埋設物という)を、コンクリートの打設
前に、型枠の所定の埋設位置に固定するための固定具お
よびこの固定部を一体に設けてなる埋設物に関する。
本発明者は、先の昭和58年12月24日出願の特許願
(特願昭58−2516fi2号)および昭和58年 
1月17日出願の特許願(特願昭59−17890号)
で、コンクリート壁の支骨をなすべく縦横に配筋された
鉄筋を利用して、これに埋設物を架設固定し、コンクリ
ート打設を行なって、埋設物をコンクリート壁内に埋設
する方法と、埋設物を鉄筋に架設固定するための架設具
および架設具を一体に設けてなる埋設物について提案し
た。
本発明は、かか菰開発の一環としてなされたもので、埋
設物の所定の埋設位置への固定をより堅固なものとする
ことができる埋設物の固定具および固定部を一体に設け
てなる埋設物を提供する4ものである。
(構成) 本発明に係る固定具は、手による折り曲げが可−能で、
かつ曲げられた状態で覆枠にコンクリート埋設物を押圧
できる突張り強度を有する線材の少なくとも一方の自由
端をほぼ直角に曲成、した線状の支持部と、この線状の
支持部をコンクリート埋設物に取付けるための取付部と
、曲成された自由端の先端に設けられ、型枠に当接させ
る座部とを備えたことを特徴とし、支持部の曲成された
自由端の先端に設けられた座部を型枠に当接させて自由
端を保持する一方で、支持部のもう一方の自由端をコン
クリート壁の支骨をなすべく縦横に巡ぐらされた鉄筋に
架設して固定し、以って、埋設物の所定の埋設位置への
固定をより堅固なものとした。ものである。
また、本発明に係る埋設物は、手による折り曲げが可能
で、かつ曲げられた状態で型枠にコンクリート埋設物を
抑圧できる突張り強度を有し、少なくとも一方の自由端
をほぼ直角に曲成した線状の支持部材と、曲成された自
由端の先端に設けられ、型枠に当接させる座部材とから
なる固定部を、埋設物に一体に設けてなることを特徴と
するもの1である。
以下、電気配線用のボックスおよび電線管の端 ・末を
保護するのに使用するエンドカバーに取付ける固定具を
例にあげて、本発明に係る固定具を説明し、次いで、電
気配線用のボックスを例にあげて、本発明に係る埋設物
を説明する。
第1図から第11図までは、電気配線用のポックスに取
付ける固定具についての実施例を示したものである。
固定具(2)は、一方の自由端(3a)をほぼ直角に曲
成した線状の支持部(3)と、支持部(3)をボックス
(1)に取付けるための取付部(4)と、曲成された自
由端(3a)の死端に設けられる座部(5)とからなっ
ている。
支持5(3)は手による折り曲げが可能であり、曲げ方
向を自在に設定できるようになっている。
線状の支持部(3)の断面は、円形のものや四角のもの
、あるいは、偏平なもの等いろいろ考えられるが、特に
、支骨をなす鉄筋への架設のしやすさ、さらに、曲げ方
向の自在性という点から断面円形のものがすぐれている
。具体的には1通称番線と呼ばれている線材がよく、そ
の中で8番線前後の軟鋼線が最適である。また、支持部
(3)は曲げられた状態で型枠(42)にボックス(1
)を抑圧できる突張り強度を有していなければならない
。つまり、支持部(3)は、第10図に示すように、ボ
ックス(1)の開口面(26)に向かって立てかけられ
る型枠(42)に対し、ボックス(1)を押圧する強度
を有するものであって、これにより、ボックス(1)の
開口面(2B)は、型枠(42)に密接した状態に保た
れるようになっている。さらに、支持部(3)の自由端
(3a)は、はぼ直角に曲成されている。支持部(3)
の曲或は、支持部(3)の少なくとも一方の自由端(3
a)になされていれば足りる。この曲成された自由端(
3a)の長さLは、第2図に示すように、ボックス(1
)の深さH1壁厚Xに対応して、L=X−Hlとなるよ
うに設定される。すなわち、ボックス(1)の開口面(
2B)が型枠(42)に当接し、支持部(3)の曲成さ
れた自由端(3a)先端が、座部(5)を介して、もう
一方の型枠(43)に当接するように長さLが設定され
る。また、第3図に示すように、壁厚Xが第2図の場合
と同じであっても、ボックス(1)の深さがHlであれ
ば、曲成された自由端(3a)の長さLlは、Ll =
X−H1に変更される。また、第4図に示すように、ボ
ックス(1)の開口面(26)にボックスカバー(28
)を設けて、型枠(42)を当接させた場合には、ボッ
クス(1)の深さH2に、ボックスカバー(28)の深
さH3を加え。
L2 =X−(H2+H3) となるように曲成された
自由端(3a)の長さL2が設定される。尚、第2図に
示したように、曲成された自由端(3a)の長さしは、
自由端(3a)の先端に設けた切込(6)の切断によっ
て調整するのが便利である。実際の工事においては、ボ
ックス(1)や、ボックスカバー(28)の深さ、およ
び壁厚は一定基準で定められている。したがって、ボッ
クス(1)の深さの変動、ボックスカバー(28)の有
無、壁厚の変動に応じて、予め、曲成された自由端(3
a)に数箇所の切込(6)(第2図参照)を設けておけ
ば、これらの条件の変動に対応することができる。
支持部(3)は、第1図および第2図に示すように、取
付部(4)の両側に断面半円弧状に形成した凹部(7)
に嵌め込まれて、スポット溶接により取付部(4)に固
定されている。これは、例えば、取付部(4)の凹部(
7)を弾性を淘する部材により形成し、凹部(7)の内
径が支持部(3)の径より小径になるようにして凹部(
7)の弾性を利かせて支持部(3)を強制的に四部(7
)に嵌め込んで嵌着するようにしてもよく、また、凹部
(7)を形成することなく、単に、支持部(3)を取付
部(4)にスポット溶接により固定してもよい。
取付部(4)は、支持部(3)をポー2クス(1)に取
付けるための構造を有するものである。第1図に示す取
付部(4)には、切り起こしによる突片(10)が形成
されている。一方、ボックス(1)の外壁には、取付部
(4)の突片(10)が挿入される孔(15)が形成さ
れている。而して、第2図に示すように、取付部(4)
の突片(10)をポー2クス(1)の孔(15)に挿入
し、ボックス(1)の内側に突出した突片(10)の先
端部分をボックス(1)の内壁(25)に向かって折り
曲げることにより、取付部(4)はボックス(1)に取
付けられ、以って、支持部(3)をボックス(1)に取
付けることができる。取付部(4)のボックス(1)−
の取付は、例えば、第5図に示すように、取付部(4)
に孔(17)を設け、一方、ボックス(1)の外壁に前
記孔(17)より小さい孔(29)を設けて、タッピン
グネジ(18)を孔(17)および孔(29)に螺入し
、取付部(4)をボックス(1)に取付けてもよいし、
また、第6図に示すように、ポル) (19)を孔(1
7)および孔(29)に貫通させ、貫通したボルト(1
!3)の先端からナラ) (20)を螺着し、取付部(
4)をボックス(1)に取付けてもよい。
第7図および第8図に示すように、支持部(3)の曲成
された自由端(3a)の先端には、底面(14)が型枠
(43)に当接する座部(5)が設けられる。座部(5
)は、支持部(3)の曲成された自由端(3a)の先端
か挿入される挿入孔(11)によって、挿入された自由
端(3a)を保持すると共に、型枠(43)に当接する
底面(14)によって、型枠(43)との接触面積を大
きくし、型枠(43)への当接状態を安定した状態に保
つようになっている。また、座部(5)には、釘(44
)、ネジ等の固定部材が挿通される釘孔(13)が設け
られており、これによって、型枠(43)への固定がな
される。座部(5)は1例えば、合成樹脂で成形し、座
部(5)の挿入孔(11)の内径をこれに挿入される支
持部(3)の自由端(3a)の先端の径よりわずかに小
さくすれば、挿入孔(11)に支持部(3)の自由端(
3a)の先端を圧入するだけで、座部(5)から自由端
(3a)の先端が抜けないように自由端(3a)を保持
することができる。また、座部(5)の挿入孔(11)
の上部に入口に向って拡開するテーパ部(12)を形成
すれば、支持部(3)の自由端(3a)の挿入がしやす
い。さらに、挿入孔(11)に挿入された自由端(3a
)の先端は、第8図に示すように、tの距離を残して型
枠(43jに当接しないようになっているから、コンク
リート埋設後に座部(5)を取外せば、第9図ように示
すように自由端(3a)の先端がtの距離分だけコンク
リート壁面から内に入っている。したがって、座部(5
)を取り外した後の空間(58)をモルタルで埋めると
、線状の支持部(3)は壁内に完全に埋設され、壁面に
露出しな))から、自由端(3a)の先端がさびても壁
面にシミのできる等の心配がない。
次に、このような構成よりなる固定具(2)を用いてボ
ックス(1)をコンクリート壁内に埋設する場合につい
て説明する。第1θ図から第12図までは壁面にボック
ス(1)を埋設する方法の一例を示したものである。第
1O図において、まず、一方の型枠(43)を立てかけ
、コンクリート壁の支骨をなす鉄筋(40)を配筋する
0次いで、型枠(43)に座部(5)を釘(44)で打
ちつけて固定する。この゛場合1例えば、第13図に示
すように、ゲージ(45)を用いて、座部(5)の固定
位置を決めるようにするとよい。一方、ボックス(1)
には前述した方法により固定具(2)を取付けておく。
次に、型枠(43)に固定された座部(5)の挿入孔(
11)に固定具(2)の支持部(3)の自由端(3a)
を挿入し、これを保持させる。次いで、支持部(3)の
もう一方の自由端(3b)を近接する鉄筋(40)に手
で折り曲げて接しさせ、この自由端(3b)と鉄筋(4
0)とを針金(41)で結束して、自由端(3b)を鉄
筋(40)に架設固定する。つまり、ボックス(1)は
、針金(41)による結束と座部(5)による保持とに
より固定されたことになる。こうして、ボックス(1)
は所定の埋設位置へ固定される。
次いで、第11図に示すように、ボックス(1)の開口
面(26)へ型枠(42)を立てかける。そして、ボッ
クス(1)の開口面(28)に型枠(42)を当接させ
た状態で、コンクリート打設を行ない、第12図に示す
ように、ボックス(lO)をコンクリート壁(48)内
に埋設する。
尚、上記埋設方法において、座部(5)は予め固定具(
2)に取付けておいてから型枠(43)に当接させ、次
いで座部(5)を釘(44)で打ちつけて固定するよう
にしてもよい。
尚、図中、(4G)はボックス(1)に連結する電線管
であり、(47)はボックス(1)と電線管(46)と
を接続するコネクターである。
尚1本発明に係る固定具は、上記壁面での埋設に限らず
、勿論、スラブでの埋設においても使用できる。
第14図から第16図までは、エンドカバーに取付ける
固定具についての実施例を示したものである。第13図
において、固定具(2)は、一方の自由端(31a)を
ほぼ直角に曲成した線状の支持部(31)と、支持部(
31)をエンドカバー(30)に取付けるための取付部
(32)と、曲成された自由端(31a)の先端に設け
られる座部(27)とからなっている。支持部(31)
は、スポット溶接により、取付部(32)に固定されて
いる。取付部(32)は、略り字形をなし、−裏通に挿
通孔(33)が形成されている。固定具(2)は、第1
5図に示すように、挿通孔(33)およびエンドカバー
(30)の前壁面に設けられた取付孔(36)にコネク
ター(34)の一端の雄ねじ部分(35)を挿通し、次
いでエンドカバー(30)の内側からコネクター(34
)の雄ねじ部分(35)に螺合する雌ねじを有する市め
具(37)を螺挿することにより、エンドカバー(30
)に取付けられる。
第18図は、略り字形状の取付部(32)が:エンド力
バー(30)の背壁面の形状に沿うように形成されたも
ので、これにより、エンドカバー(30)の端部(30
a)を、支持部(31)で押圧することにより、エンド
カバー(30)の端部(30a)の浮きを防止し、コン
クリート打設によるトロの侵入を防ぐことができ′乏。
以上で固定具に関する構成の説明を終えて、次に、本発
明に係る埋設物について説明する。
第17図から第″19図までは、電気配線用のポックス
についての実施例を示したものであり、手による折り曲
げが可能で、かつ曲げられた状態で型枠にボックス(1
)を押圧できる突張り強度を有し、一方の自由端をほぼ
直角に曲成した線状の支持部材(38)と、曲成された
自由端(38a)の先端に設けられ、型枠に当接する座
部材(39)とからなる固定部(4”8’)をボックス
(1)に一体に設けてなるものである。
第17図は、固定部(49)の線状の支持部材(38)
が、スポット溶接(24)により固定されて、ボックス
(1)に一体に設けられたものである。第16図は、並
設する2本の線状の支持部材(38)と、座部材(38
)とからなる固定部(48)がボックス(1)外壁に固
定されているものである。このように、固定部(48)
の線状の支持部材(38)は単数、あるいは複数のいず
れであってもよい。
第18図は、固定部(48)の線状の支持部材(38)
がビス(23)によって固定されて、ボックス(1)に
一体に設けられたものである。すなわち、第19図に示
すように、ボックス(1)の外壁に固定部(4θ)の線
状の支持部材(38)が嵌め込まれる溝(21)を設け
、この溝(21)近くにビス(23)が螺着される螺孔
(22)を設けて、ビス(23)を螺孔(22)に螺入
することによって、ビ°ス(23)の頭部の下面で溝(
21)に嵌め込まれた線状の支持部材(3B)を押さえ
て固定するようになっている。この例の場合、ビス(2
3)を蛎孔(22)に螺入するのを調整することによっ
て、径の異なる線状の支持部材(38)の固定ができる
この場合、ビス(23)はタッピングネジとしてもよい
尚、固定部(48)の支持部材(38)をボックス(1
)に一体に設ける手段については、上記スポ・ント溶4
m(24)や、ビス(23)による固定に限るものでは
すい。
第20図に示すように、座部材(39)には、支持部材
(38)の曲成された自由端(38a)の先端を挿入し
て自由端(38a)を保持するための挿入孔(55)と
、型枠(43)へ座部材(39)を固定するための釘を
挿通ずる釘孔(57)とが設けられている。座部材(3
9)の底面(58)は、座部材(39)の型枠(43)
への当接状態を安定した状態に保つようにするため、そ
の底面積を大きくするのが良い。座部材(38)は、例
えば1合成樹脂で成形し、挿入孔(55)の内径をこれ
に挿入される支持部材(38)の自由端(38a)の先
端の径よりわずかに小さくすれば、挿入孔(55)に支
持部材(38)の自由端(38a)の先端を圧入するだ
けで、座部材(39)から自由端(38a)の先端が抜
けないように自由端(38a)を保持することができる
。また、座部材(39)の挿入孔(55)の上部に入口
に向って拡開するテーパ部(5B)を形成すれば、支持
部材(38)の自由端(38a)の挿入がしやすい。
次に、第17図に示したボックス(1)を例に用いて、
本発明の埋設物を壁面を構成するコンクリート壁内に埋
設する場合について説明する。第21図において、まず
、一方の型枠(43)を立てかけ、コンクリート壁の支
骨ななす鉄筋(40)を配筋する。
次いで、型枠(43)に座部材(39)を釘(44)で
打ちつけて固定する。この場合、例えば、第12図に示
すように、ゲージ(45)を用いて、座部材(38)の
固定位唇を決めるようにするとよい。次に、型枠(43
)に固定された座部材(39)の挿入孔(55)に固定
部(48)の支持部材(38)の自由端(38a)を挿
入し、これを保持させる。次いで、支持部材(3B)の
もう一方の自由端(38b)を近接する鉄筋(40)に
手で折り曲げて接しさせ、この自由端(38ti)と鉄
筋(40)とを針金(41)で結束して、自由端(38
b)を鉄筋(40)に架設固定する。つまり、ボックス
(1)は針金(41)による結束と座部材(39)によ
る保持とにより固定されたことになる。こうして、ボッ
クス(1)は所定の埋設位置へ固定される。
次いで、第22図に示すように、ボックス(1)の開口
面(26)へ型枠(42)を立てかける。そして、ポッ
クス(1)の開口面(26)に型枠(42)を当接させ
た状態で、コンクリート打設を行ない、第23図に示す
ように、ボックス(1)をコンクリート壁(48)内に
埋設する。
尚1図中、、(46)はボックス(1)に連結する電線
管であり、(47)はボックス(1)と電線管(48)
とを接続するコネクターである。
尚、上記埋設方法において、座部材(38)は予めボッ
クス(1)の支持部材(3B)に取付けておいてから型
枠(43)に当接させ、次いで座部材(39)を釘 (
44)で打ちつけて固定するようにしてもよい。また、
ボックス(1)の埋設は上記壁面での埋設に限らず、勿
論、スラブでの埋設にも適用できる。
本発明に係る固定具および埋設物は、ボックス、エンド
カバーに限らず、勿論、他の埋設物についても応用でき
る。
(効果) 本発明に係る固定具によれば、支持部の曲成された自由
端の先端に設けられた座部を型枠に当接させて自由端を
保持する一方で、支持部のもう一方の自由端をコンクリ
ート壁の支骨をなすべく縦横に巡ぐらされた鉄筋に架設
して固定する構造であるから、ボックス等の埋設物の所
定位置への固定をより堅固なものとすることができる。
さらに本発明に係る固定具によれば、支持部が曲げられ
た状態で型枠に埋設物を押圧できる突張り強度を有し、
曲成された自由端が、座部を介して、一方の型枠に当接
しているから、埋設物の開口面をもう一方、の型枠に確
実に当接させておくことができるから、コンクリート打
設時の埋設物へのトロの侵入を確実に防止することがで
きる。
また、曲成された自由端の先端に設けられた座部により
、型枠との接触面積を大きくし、埋設物の型枠への当接
状態を安定した状態に保つことができる。
本発明に係る固定具の場合、従来からある埋設物にその
まま取付けるだけですぐに使用でき便利である。
次に、本発明に係る埋設物によれば、本発明に係る固定
具の場合と同様に、支持部材の曲成された自由端の先端
に設けられた座部材を型枠に当接させて自由端を保持す
る一方で、支持部材のもう一方の自由端をコンクリート
壁の支骨をなすべく縦横に巡ぐらされた鉄筋に架設して
固定する構造であるから、ボックス等の埋設物の所定位
置への固定をより堅固なものとすることができる。
さらに本発明に係る埋設物は、固定部の支持部材が曲げ
られた状態で型枠に埋設物を押圧できる突張り強度を有
し、曲成された自由端が座部材を介して一方の型枠に当
接しているから、埋設物の開口面をもう一方の型枠に確
実に出接させておくことができる。これにより、コンク
リート打設時の埋設物へのトロの侵入を確実に防止する
ことができる。
また、曲成された自由端の先端に設けられた座部材によ
り、型枠との接触面積を大きくし、埋設物の型枠への当
接状態を安定した状態に保つことができる。
第24図および第25図は、可とう性電線管(52)を
 □接続させたボックス(50)を、スタットポル) 
(51)を用いて、型枠(53)に固定する状態を示し
たものである。このような場合、電線管(52)が可と
う性を有するために、電線管(52)の曲げ状態により
型枠(53)に取り付けるボックス(50)に第2B図
に示すような傾き(80)を生じることがある。このよ
うなときは、スタットボルト(51)をスタットボルト
取付孔(54)に螺入しボックス(50)を型枠(53
)にひきつけても、ボックス(50)は、傾いた状態で
型枠(53)にひきつけられるだけで、傾き(60)は
そのままである。本発明によれば、支持部あるいは支持
部材で型枠および支骨鉄筋の両方に固定する構造である
から、このような傾き(60)を生じることかない。
【図面の簡単な説明】
第1IyJから第11図まではボックスに取付ける固定
具の実施例を示したもの受あり、第1図は固定具をボッ
クスに取付ける前の斜視図、第2図は固定具をボックス
に取付けた状態の断面図、第3図および第4図は固定具
の支持部構造を説明するための側面図、第5図はタッピ
ンネジを用いて架設具をボックスに取付ける状態の断面
図、第6図はボルトとナツトを用いて固定具をボックス
に取付ける状態の断面図、第7図は座部の斜視図、第8
図は座部の断面図、第9図はコンクリート埋設後の座部
を取り外した状態の断面図、第10図はボックスを埋設
位置に固定した状態の斜視図、第11図はボックスの開
口面に型枠を当接させた状態の側面図、第12図はコン
クリート壁内に埋設した状態の側断面図、第13図は座
部の型枠への固定位置を図るゲージを示す平面図、第1
4図から第18図まではエンドカバーに取付ける固定具
の実施例を示したものであり、第14図は固定具をエン
ドカバーに取付けた状態の斜視図、第15図は第14図
に示す固定具をエンドカバーに取付けた状態の側断面図
、第16図は取付部の異なる固定具をエンドカバーに取
付けた状態の側断面図、第17図から第18図までは本
発明に係るボックスの実施例であり、第17図は並設す
る2本の支持部材と座部材とからなる固定部を有するボ
ックスの斜視図、第18図はビスにより固定された支持
部材と座部材とからなる固定部を有するボックスの斜視
図、第18図は第18図に示す例の支持部材の固定部分
の断面図、第20図は座部材の断面図、第21図はボッ
クスを埋設位置に固定した状態の斜視図、第′22図は
ポー2クスの開口面に型枠を当接させた状態の側面図、
第23図はコンクリート壁内に埋設した状態の側断面図
、第24図はスタットボルトを用いてボックスを型枠に
固定した状態の本発明の詳細な説明するための平面図、
第25図はその断面図である。 図中、(2)は固定具、(3) (31)は支持部、(
4)(32)は取付部、(5) (27)は座部、(3
8)は支持部材、 (39)は座部材、(3a)(3b
)(31a)(38a)(38b)は自由端、 (42
)(43)は型枠、(48)は固定部、(1) (50
)はボックス、(30)はエンドカバーである。 第13図 第14図 第 15 図 第 16 図 第17図 第 18 図 #19E 1 22 1 1 第 23 図 第九図 第 25 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)手による折り曲げが可能で、かつ曲げられた状態
    で型枠にコンクリート埋設物を押圧できる突張り強度を
    有する線材の少なくとも一方の自由端をほぼ直角に曲成
    した線状の支持部と、この線状の支持部をコンクリート
    埋設物に取付けるための取付部と、曲成された自由端の
    先端に設けられ、型枠に当接させる座部とを備えたこk
    を特徴とするコンクリート埋設物の固定具。
  2. (2)手による折り曲げが可能で、かつ曲げられた状態
    で型枠にコンクリート埋設物を抑圧できる突張り強度を
    有し、少なくとも一方の自由端をほぼ直角に曲成した線
    状の支持部材と、曲成された自由端の先端に設けられ、
    型枠に当接させる座部材とからなる固定部を、コンクリ
    ート埋設物に一体に設けてなることを特徴とする固定部
    を有するコンクリート埋設物。
JP59064778A 1984-03-31 1984-03-31 コンクリート埋設用ボックスの固定具 Expired - Fee Related JPH0610388B2 (ja)

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