JPS5967810A - 電気配線用のボツクスをコンクリ−ト壁に埋設する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 建築物の室壁や床壁等のコンクリート壁にはコンクリー
トボックスやスイッチボックス等の電気配線用のボック
スが埋設されている。

ところで電気配線用のボックスをコンクリート壁に埋設
するにあたっては、従来よシ、所定の距離を存して並設
されたコンクリート仮枠の空間内にボックスをジヤツキ
と共に落し込み、ジヤツキの作動によシボックスの開口
面を一方のコンクリート仮枠に押しつけて密接させ、そ
の後にコンクリート仮枠の空間内にコンクリートを打設
する方法がある。密接させるのはボックス開口面から軟
らかな生コンクリートが流入しないためでおる。

本発明は上記方法とは異なシ、電気配線用のアウトレッ
トボックスやスイッチボックス等のボックスの周壁外面
にクランプを一体に連ねて作製し、このクランプをコン
クリート壁内に巡らされる支骨たる鉄筋に取付け、以て
電気配線用のボックスをコンクリート壁に埋設すること
を目的とする本発明の特徴は、電気配線用のボックスの
周壁外面にクランプを一体に連ねて作製し、コンクリ−
ト壁に支骨だるべく巡らされる鉄筋にクランプを取付け
、更にボックスを別体の支持具で支持する点にある。本
発明は、ボックスの第一の取付手段として、ボックスに
一体に連ねて作製したクランプを支骨たる鉄筋に取付け
、第二の取付手段として、別体の支持具でボックスを支
持するものである。本発明は前記の第一の取付手段と、
第二の取付手段とを結合した点にある。

以下本発明について具体的に説明する。まず、（１）は
コンクリートボックスやスイッチボックス停の電気配線
用のボックスであシ、これは図面に示す例の場合には電
線管（２）挿通用のノックアウト（３）を有している。

（５）は建築物の室壁や床壁醇のコンクリート壁に縦横
等多方向に埋設される支骨である鉄筋でアシ、コンクリ
ート壁（ト）を補強するものである。この鉄筋（５）は
コンクリートの打設前に第１図に示すごとく所定の間隔
を存して多数本配設される。而して、電気配線用のボッ
クス（１）の周壁の外面にこれと一体に連ねて形成した
クランプ（４）を、縦横に巡らされ九支骨たる鉄筋（５
）に取付ける。斯様にボックス（１）の周壁外面にこれ
と一体に連ねて形成したクランプ（４）を、支骨だる鉄
筋（５）に取付けることが、本発明の主たる特徴である
。クランプ（４）を支骨たる鉄筋（５）に取付けるにあ
たって、第１図に示す例の場合には、補助棒（６）をク
ランプ（４）に嵌め込んで縦方向に固定し、この補助棒
（６）の両端部を、横方にのびる鉄筋（５）に針金（７
）等で結束して取付けることとしている。尚第１図に示
す例の場合補助棒（６）として鉄筋を使用している。以
上の様に補助棒（６）を介すれば、コンクリート壁に巡
らされる鉄筋（５）間の間隔が大きくて、通常ならばボ
ックス（１）のクランプ（４）が鉄筋（５）に届かない
場合であっても、補助棒（６）によってクランプ（４）
を確実に届かせることができる。勿論補助棒（６）を使
用せずに、クランプ（４）を鉄筋（５）自体に直接に取
付ける構成としても良い。又、クランプ（４）をボック
ス（１ンの左右両側壁に一体に連ねて形成しＣいる場合
には、図示はしないが、左側壁に形成したクランプ（４
）に鉄筋（５）を嵌めて取付け、一方、右側壁に形成し
たクランプ（４）に補助棒（６）を嵌めて取付けるよう
に鉄筋と補助棒の双方を使用する構成としても良い。

尚クランプ（４）は図面に示すＶ」の場合には、突起を
横方向へ三列並設すると共に、縦方向へ三列並設するこ
とによって構成されており、そして突起間の空間に補助
棒（６）や、コンクリート壁の支骨である鉄筋（５）を
嵌めて取付けることとしている。

斯様にボックス（１）の周壁外面にとれと一体に連ねて
形成したクランプ（４）を鉄筋（５）に取＋ｊけたなら
ば、次に、別体の支持具（ホ）でボックス（１）を支持
する。そして、ボックス（１）の周囲にコンクリートを
流し込んで打設し、コンクリート壁（ト）を形成する。

尚第２図は建築物の垂直な室壁を形成する場合の代表的
な例であυ、この例の場合にはコンクリート壁（ロ）の
表面を形成するコンクリート仮枠（１０（１１）間の空
間に縦横に巡らした鉄筋（５）に、クランプ（４）を取
付けることによシ、ボックス（りを鉄筋（５）に装着す
る。そして次に別体の支持具−をボックス（すの螺孔（
１ａ）に螺入することによシボックス（１）を支持し、
これによシボックス（１）の開口面をコンクリート仮枠
００に密接させる。その後にコンクリート仮枠（１０（
１１）間の空間にコンクリートを流し込んで打設する。

また第８図は建築物の床壁を形成する場合の代表的な例
であシ、この例の場合にはコンクリート仮枠α埠の上方
に設けた鉄筋（５）にボックス（１）のクランプ（４）
を取付り、支持具（ホ）を螺孔（１ａ）に螺入すること
によりボックス（１）を支持し、その後にコンクリート
を打設する構成としている。

以上の様に本発明にあっては、電気配線用のボックス（
１）の周壁の外面にこれと一体に連ねて形成したクラン
プ（４）を鉄筋に取付けるといった第一の取付手段と、
別体の支持兵員でボックス（１）を支持するといった第
二の取付手段とを結合した構成でおるから、それだけボ
ックス（１）の支持を確実に行ない得、これによってボ
ックス（１）をコンクリート壁（ロ）に確実に埋設する
ことができる。

特にボックス（１）とクランプ（４）とを一体に連ねて
作製した点は以上のような意義がある。即ち、電気配線
用のボックス（１）を鉄筋（５）に取付けるにあたって
は、ボックス（１）と別体に作製したクランプをボック
ス（１）周壁外面に螺子、或いは凹凸による嵌め込み構
造によって装着し、この別体のクランプを鉄筋（５）に
取付ける方法も考えられる。然しながらこの場合には別
体のクランプをボックス（１）周壁外面に装着する関係
上、前述のごとく螺子や凹凸による嵌め込み構造等を必
要とし、従って螺子や凹凸による嵌め込み構造などが、
コンクリート打設時の衝撃によって緩むことが予想され
る。これはコンクリート打設時の衝撃はかなシ強いから
である。斯様に緩んだ場合には、コンクリート打設中に
コンクリート仮枠０Ｑからボックス（１）がずれ動き、
ポック７、（１）とコンクリート仮枠０Ｑとの間の隙間
から、流動性を有する生コンクリートが侵入するといっ
た問題、或いは、コンクリート打設中にボックス（１ン
が正規の位置から傾くといった六層面倒な問題が生じる
。この点本発明にあっては、ボックス（１）の周壁の外
面にこれと一体に連ねて形成したクランプ（４）を鉄筋
（５）に取付けることを特徴としているから、別体のク
ランプをボックスに装着する必要が無く、従ってコンク
リート打設時の衝撃がかなシ強い場合であっても上記し
た問題を極力解消し得る。

第４図は本発明を垂直な室壁に適用した別例であシ、こ
の例の場合には支持具（１）としておねじ棒を使用し、
このおねじ棒をボックス（１）の螺孔（ｌａ）に螺入す
ることによってボックス（１）を支持している。尚この
例の場合支持具（１）としてのおねじ棒を適宜回せばボ
ックス（１）の開口面を図示のごとくコンクリ−Ｆ仮枠
α０に密接させることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の代表的な例を示し、Ｆ　を図はボックス
と一体に形成したクランプを鉄筋に取付けた状態の斜視
図、第２図は本発明を室壁に適用した例の側面図、第３
図は本発明を床壁に適用した例の側面図である。第４図
は本発明を室壁に適用した別例の側面図である。 （１）はボックス、（４）はボックスと一体に形成した
クランプ、（５）は鉄筋を示す。 （出願人整理番号　８−１２０６）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コンクリート壁の支骨をなすべくコンクリート壁に埋設
   される鉄筋を配設し、電気配線用のボックスの周壁の外
   面にこれと一体に連ねて作製したクランプを、鉄筋に取
   付けることによシボックスを鉄筋に装着し、別体の支持
   具でボックスを支持し、ボックヌ周囲にコンクリートを
   打設して成ることを特徴とする、電気配線用のボックス
   をコンクリート壁に埋設する方法。