JPS6020851B2 - 誘電体磁器物質 - Google Patents

誘電体磁器物質

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JPS6020851B2
JPS6020851B2 JP58010836A JP1083683A JPS6020851B2 JP S6020851 B2 JPS6020851 B2 JP S6020851B2 JP 58010836 A JP58010836 A JP 58010836A JP 1083683 A JP1083683 A JP 1083683A JP S6020851 B2 JPS6020851 B2 JP S6020851B2
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克彦 荒井
正見 福井
毅 和田
信立 山岡
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は非酸化性雰囲気中で競結し、酸化性雰囲気中で
塊縞時より低い温度で熱処理して得ることが出釆る後合
べロプスカィト型誘導体磁器物質に関し、更に詳細には
、誘導体生シートにニッケルを主成分とする導体ペース
トを塗布して暁結した構造の積層磁器コンデンサを得る
ために最適な誘導体磁器物質に関する。
従来技術 従来の積層磁器コンデンサは、誘導体生シート(グリー
ンシート)に白金、パラジウム等の貴金属の導電ペース
トを印刷したものを複数枚積み重ねて圧着し、酸化性雰
囲気中で高温焼成を行い、しかる後外部引き出し電極を
設けることによって製作されている。
しかし、白金、パラジウム等の蟹極材料は高価であるた
め、民生用機器が要求する安価な積層磁器コンデンサを
提供することが不可能であった。この種の問題を解決す
るために、ニッケルを主成分とする導電ペーストを生シ
ートに塗布したものを非酸化性雰囲気で焼結させること
が考えられる。ところが、非酸化性雰囲気で焼結しても
、この焼給時の温度が例えば1300℃以上のように高
いと、ニッケル導函ペーストのニッケル粒子の熔融凝集
が生じ、良質な電極を形成することが困難であった。こ
の種の問題を解決するために、本件出願人は特願昭57
一200103号によって非酸化性雰囲気中で低温凝結
することが可能な誘電体磁器組成物を提案した。しかし
、磁器コンデンサの小型化又は大容量化を図るために、
更に比誘電率が高く且つ絶縁抵抗が大きい磁器組成物が
要求されている。発明の目的そこで、本発明の目的は非
酸化性雰囲気中での低温焼給で得ることが可能であり、
且つ高い比謎電率、低い誘電体損失tan6、高い抵抗
率、高い絶縁抵抗×容量値(CR値)を得ることが出来
る誘電体磁器物質を提供することにある。
発明の構成 上記目的を達成するための本発明は、 {(舷xCaySrz)○}k(TinZr,−n)0
2(但しxしy・Z「k、及びnは0.60ミ又<1.
02 0.02≦y≦0.27 0<z≦0.37 1.00SkSI.04 0.74ミn<1.00を満足する数値)からなる基本
成分と、10の重量部の前記基本成分に対して0.2〜
10.の重量部のガラス成分と、を含み「且つ前記ガラ
ス成分はLj20とM(但し前記MはBa○、Ca○及
びS心の内の1種以上の金属酸化物)とSi02から成
り、且つ前記Li20と前記Mと前記Si02との組成
範囲は、これ等の組成をモル%で示す三角図に於ける前
記Li20が0モル%、前記Mが35モル%、前記Si
02が65モル%の組成を示す第1の点Aと、前記Li
20が0モル%、前記Mが40モル%、前記Si02が
60モル%の組成を示す第2の」点Bと、前記L;20
が5モル%、前記Mが45モル%、前記Si02が50
モル%の組成を示す第3の点Cと、前記Li20が48
モル%、前記Mが2モル%、前記Si02が50モル%
の組成を示す第4の点Dと、前記Li20が23モル%
〜前記Mが2モル%、前記Si02が75モル%の組成
を示す第5の点Eと、前記第1の点Aと、を順次に結ぶ
5本の直線で囲まれた領域内であることを特徴とする誘
電体磁器物質に係わるものである。
発賜の効果 上記発明によれば「非酸化性雰囲気で暁結することが可
能であるばかりでなく、高い比護電率の磁器を提供する
ことが出来る。
即ち、非酸化性雰囲気中120ぴ○以下の温度で競結し
、酸化性雰囲気中で比較的低い温度(例えば800qo
)で熱処理することにより、比誘電率が5000以上の
磁器を得ることが出来る。また、抵抗率が2.5×1ぴ
MQ以上、誘電正接(tan6)が1.5%以下、絶縁
抵抗×容量値(CR値)が3300以上の磁器を提供す
ることが出来る。実施例 次に本発明の実施例について述べる。
但し、本発明を明確にするために、本発明の範囲外の実
施例も含まれている。実施例 1〜83(第1表及び第
2表) まず、純度99.0%以上の斑CQ、CaC03tSに
03、TiQ及びZの2を出発原料として用意しト磁器
の基本成分である{(BaxCaySrz)○}k(T
iZr,m)02のX、y「 zL Xt n「 1一
nが第1表に示す値になる割合に上誌出発原料を秤量し
た。
即ちt実施例1ではBaC03が0.79モル部、Ca
C03が0.10モル部、Sに03が0.12モル部、
Ti02が0.86モル部、Zri02が0.14モル
部の割合に原料を秤量し、他の実施例2〜83に於いて
も同様な要領で原料を秤量した。尚各原料中の不純物に
無関係に第1表の割合になるように秤量した。次に、基
本成分を得るための上記原料を1虫時間湿式混合し、粉
砕した後に乾燥し、約1200qo、2時間、大気中で
仮競した。
これにより、出発原料はほぼ基本成分となる。次に、{
(BaxCaySrz)○}k(TinZr,‐n)0
2からなる基本成分10の重量部に対して第1表に示す
割合になるように平均粒蓬約5ム肌のLi20−M−S
i02ガラス粉末を秤量し「 このガラス粉末を仮暁で
得た基本成分に添加し、更にアクリル酸ェステルポリマ
ー、グリセリン「縮合リン酸塩の水溶液から成る有機ノ
ベィンダを仮燐で得た基本成分とガラス粉末との合計重
量に対して15重量%添加し、更に5の重量%の水を加
えたものをポールミルに入れて粉砕及び混合して各磁器
原料のスラリーを作製した。
但し実施例1ではガラス粉末を添加しなかった。尚第1
表に於いて、基本成分の欄のx、ytZ、k、n、1−
nは、基本成分の組成式{(舷XCaySら)0}k(
TiZr,−n)02に於ける元素の割合を示し、ガラ
ス成分の欄は、10の重量部の基本成分に対するガラス
成分(ガラス粉末)の添加量を重量部で示し、ガラスの
鍵成の欄はLi20とMとSi02との割合をモル%で
示し、Mの内容の欄はMの成分であるBa○とCa○と
Sのとの割合をモル%で示し、擁縞温度は非酸化性雰囲
気中での凝結温度を示す。
次に、各スラリーを脱泡処理し、これを使用してドクタ
ーブレード法で長手の生シートを作製し、これを乾燥さ
せた後、プレスによる打ち抜きで第1図を示す3枚の生
シート1,2,3を作製した。
次に、生シート1,2の一方の主面に、ニッケルを主成
分とする導軍ペースト(Ni91wt%、Mh01M%
、Pb○一Ba0一Si02ガラスがれ%にピヒクルを
加えたペースト)を約6ムmの厚さに印刷することによ
って第2図に示す誘電ペースト層4,5を形成し、しか
る後、第2図に示す順序に3枚の生シート1,2,3を
重ね合せ、熱辻E着して一体化した。
次に、生シート1,2,3を一体化したものを加塩炉に
入れ100qC′hの温度上息昇率で室温から60ぴ0
まで空気中で加熱し、有機/ゞィンダを燃焼させた。
しかる後、加熱炉の雰囲気を空気から中性又は還元性の
非酸化性雰囲気に変えた。尚上記の中性又は還元性の非
酸化性雰囲気を実施例1〜79では均2体積%+N29
8体積%雰囲気、実施例80では日2球体穣%+N21
0の本燈%の雰囲気、、実施例81では比劫本頚%+N
293本積%雰囲気、実施例82では比IW本積%+N
29の本積%雰囲気、実施例斑では払75体積%+N2
25体積%雰囲気とした。そして加熱炉を上述の如き非
酸化性雰囲気とした状態で生シートの加熱温度を600
qCから第1表に示す暁給温度(1050こ○〜132
ぴ0)まで100℃/hの比率で上昇させ「上記中性又
は還元性雰囲気中で第1表に示す競結温度を3時間保持
して生シートの鱗結をなした。次に、中性又は還元性の
雰囲気を保った状態で加熱炉の温度を競鯖温度(105
0o○〜1320qo)から800℃まで10ぴC′h
の割合で下げ「次に、加熱炉の雰囲気を中性又は還元性
雰囲気から酸化性雰囲気(空気)に変えて80び0に3
晩ご間保持して酸化処理をなし、その後、室温(約20
qo)まで空気雰囲気中で冷却した。
これにより、第3図に示す如く生シート1に対応した第
1の磁器層laと生シート2に対応した第2の磁器層2
aと生シート3に対応した第3の磁器層3aとから成り
、これ等の間にべ−スト層4,5に対応した鰭極4a,
5aを有する暁絹体6が縛られた。
尚暁結体6に於ける磁器層la,2a,3aの厚さは約
0.05側であり、競結体6の合計の厚さは電極4a,
5aを入れて約0.16側であり、その縦幅及び横幅は
6柵であり、電極4a,5aの対向面積は5肌×5肋=
25めである。上記の非酸化性雰囲気中での暁結と、約
800℃大気中での酸化処理とにより、{(母XCay
Sら)0}k(Ti〆【,−n)02の組成式で示すこ
とが出来る複合プロブスカィト型磁器即ち(舷、Ca、
Sr)(Ti、Zr)Q系磁器の中にガラス成分が混入
された誘電体磁器物質が得られる。
この複合プロブスカィト型磁器は、BaTi03、Ba
Z【〕3、CaTi03、CaZr03、SrTi03
、SrZの3を複合構造で含み、且つ基本成分の組成式
に於けるkが1よりも大きい場合にはBa○、Ca○、
Sのがプロプスカィト型結晶に対して過剰に含み、更に
ガラス粉末を添加した場合にはガラス成分(Li20一
M−Si02)を含む。次に、電極4a,5aが露出す
る鱗結体6の側面にZn(亜鉛)とガラスフリツトとビ
ヒクルとから成る導電性ペーストを塗布して乾燥し、こ
れを大気中で550qoの温度で15分間燈付け、第4
図に示す如くZn電極層7を形成し、更にこの上に鋼(
Cu)を無電解〆ツキで被着させてCu層8を形成し、
更にこの上に電気メッキ法でPb−Sn半田層9を設け
て、一対の外部電極10,11を形成した。次に、上述
の如く形成した各実施例の積層磁器コンデンサの電気的
特性則ち比議電率ご、誘電体損失(tan8)、抵抗率
p、静電容量的×抵抗(Q)を測定したところ、第2表
に示す結果が得られた。
尚、比誘電率ごは、温度2000、周波数lk世、電圧
(実効値)o.5Vの条件で静電容量を測定し、この測
定値と電極4a,5aの対向面積25地と電極4a,5
a間の磁器層12aの厚さ0.05柵から計算で求めた
。また、tan6は比譲軍率と同一条件で測定し、第2
表には%で示した。即ち第2表には実際のねn6の値の
10び音の値を示した。従って、実際のtan6の値は
第2表の値の10‐2倍である。また、抵抗率p(MQ
・仇)は、温度20℃に於いてDC50yを1分間印加
した後に電極10,11間の抵抗値を測定し、この測定
値と寸法とに基づいて計算で求めた。またCR値は、測
定した静電容量値と抵抗値とを掛け合せることにより求
めた。また、第1表に各実施例の組成及び嫌結条件が示
され、第2表に各実施例の特性が示されている。また表
中に於ける〃の印は同上を示す。また第1表ではLら○
、M、Si02の組成とMの組成との組み合せによって
ガラスの組成を示したが、これ等を一体化して示すと例
えば実施例2に於いてはLi2030モル%、母08モ
ル%、Ca06モル%、Sr06モル%、Si0250
モル%となる。第1表 第 1 表(続き) 第 1 表(続き) 第2表 第 2 表腕声き) 第 2表続き) 上記第1表及び第2表に於ける実施例1〜8に基づいて
、基本成分に対するガラス成分の添加量と暁給温度との
関係をグラフで示すと第5図になる。
この第5図から明らかな如く、ガラスを微撃添加するこ
とによって従来よりも約200℃低い1200qC以下
の温度で焼結が可能になる。また還元性雰囲気又は非酸
化性雰囲気で焼結し、大気中800℃の酸化処理で目的
とする比譲露率どの高い誘電体磁器を得ることが出来る
。尚、実施例1はガラス無添加の場合には焼結温度が1
320℃と高く且つはn6が4.5%と大きくなり、ま
た実施例8のガラス添加量がla重量%の場合にはta
n6が3.8%と大きくなり且つIRXC(CR値)が
1.8600Fと低くなる。従って、好ましいガラス成
分の添加量(含有量)は実施例2〜7に示す0.2〜1
0.の重量部である。実施例1、4及び5の磁器コンデ
ンサに関し、磁器の厚さ25Aの当りに10〜80Vの
直流バイアス電圧を印加した状態で、交流測定電圧0.
5V(美効値)、lkHz、20qoの条件で静電容量
を測定し、計算で比誘電率ごを求めたところ、第6図の
結果が得られた。
尚第6図に於いて、曲線E,は実施例4のコンデンサ、
曲線E2は実施例5のコンデンサ、曲線E3は本発明の
範囲外の実施例1のコンデンサの各DC電圧に於けるご
を示す。この第6図から明らかなように、ガラス添加に
よって直流バイアス特性艮0ち実効負荷特性を大幅に改
善することが出来る。本発明に従う実施例4のコソデン
サと、ガラスを含まない本発明の範囲外の実施例1のコ
ンデンサとを、陣溢槽に入れ、一40qo、20℃、8
5午0、150℃の各温度でDC50Vを1分間印放し
た後に抵抗を測定し、計算で抵抗率pを求めたところ、
本発明に従う実施例4のコンデンサでは第7図の曲線R
,で示す結果が得られ、本発明の範囲に属さない実施例
1のコンデンサでは第7図の曲線R2で示す結果となっ
た。
この結果から明らかなようにガラス無添加の場合には常
温(20℃)でpが1びM○・仇台であったものが15
ぴ○で1びM0・奴台に低下するが、ガラスを添加した
場合には1びMQ・仇台に低下する。従って、ガラス競
続温度を下げる効果のみならず、抵抗率の温度に対する
安定性も大幅に改善できる。実施例9〜29はガラスの
組成の変化とコンデンサの特性の変化との関係を求めた
ものである。
実施例9〜14から明らかなように、本発明に係るガラ
ス中に含有するM成分の構成が舷○、Cao及びS幻の
何れでも、又何れの組合せでも1100℃で鯛Z結され
、‘は約1斑00tan6は1.2〜1.4%、pは約
2.85×IQMQ・仇とほぼ等しく、これと実施例3
とを併せると、これら3成分は単独、複合の如何にかか
わらず同等の効果を有することが明らかである。実施例
15及び16は、ガラス成分中のLi20がない場合で
あり、この時M成分が35〜40モル%、銭分がSiQ
であれば、1100q○で暁結され、ごが約1泌00、
tan6が1.1〜1.2%、pが約32×1びM○・
仇と良好であるが、実施例17の如くM成分が50モル
%では燐結温度は1300q0と高く、ねn6が3.5
%と大きく、pが1.19×1びMQ・仇と低くなり、
本発明の目的に達しない。
Li夕が5モル%においては、実施例19に示す如くM
成分が45モル%、Si02が50モル%で、ほぼ実施
例15及び16と同等の暁縞温度と電気的特性を有する
が、M成分が20モル%、Si02が75モル%では実
施例18に示す如く暁結温度及び電気的特性共に本発明
の目的外である。実施例21及び24は共にSi02が
40モル%であるが、両実施例共に鱗続温度が1300
qoと高く、tan6が6%以上であり、且つpが1ぴ
MQ・伽台であるので、本発明の目的に達しないが、S
iQが50モル%になると、実施例25の如くM成分が
2モル%、Li20が48モル%でも競縞温度が109
び0となり、また電気特性はSj02が50モル%の実
施例19と同等の良好になる。
実施例23に示す如くM成分が含まれない場合は、焼成
温度1200℃未満で未鱗続状態であり、120ぴ○以
上になると、過鱗状態となり繊密な暁給体が得られなか
ったが、M成分を2モル%含有することにより実施例2
2に示す如く、Sj02が76モル%、Lj20が23
モル%において、M成分2モル%の実施例25と同等の
電気的特性を有する。従って、本発明に於けるガラスの
好ましい組成範囲は、Li20−M−Si02ガラスの
組成を示す第8図の三角図の第1の点A、第2の点B、
第3の点C、第4の点○、第5の点E、第1の点Aを順
次に結ぶ5本の直線で囲まれた領域内である。
尚、第8図の三角図の第1の点Aは実施例15のLi2
0の琴モル%、M35モル%、Si0265モル%の練
成を示し、第2の点Bは実施例16のLi20裏モル%
、M40モル%、Si0260モル%の組成を示し、第
3の点Cは実施例19のLi205モル%、M45モル
%、SiQ50モル%の組成を示し、第4の点Dは実施
例25のLi2048モル%、M2モル%、Sj025
0モル%の組成を示し、第5の点Bは実施例22のLi
2023モル%、M2モル%、Si0275モル%の組
成を示す。従って、実施例9〜29の内で17、18、
2い21、2324は本発明の範囲外のものである。実
施例30〜40は基本成分中のkの値の変化と特性変化
との関係を示す。この実施例30〜34から明らかなよ
うに、kを0.班〜0.105まで変化させるために、
母即ちxが0.79〜0.86まで変化されている。即
ち、母の原料であるBaC03が0.79モル部〜0.
86モル部の範囲で変化されている。従って、基本成分
中のく舷、Ca、Sr)0の(Ti、Zr)02に対す
る割合即ちkが0.98〜1.05に変化している。こ
の実施例30〜秘中の最初の実施例30の基本成分はk
が0.班であって(Ba、Ca、Sr)○が不足状態で
ある。このため実施例30のねn6は12.5%、pは
1.02×1ぴM○・弧と電気特性が悪い。実施例31
では(舷、Ca、Sr)○と(Ti、Zr)02とのモ
ル比が等しく凝結温度は1080つ○、ごは12580
、ねn6は1.2%、pは2.斑×1ぴと良好になる。
実施例32〜乳では(舷「Ca、Sr)○即ちkが過多
状態であるが、実施例34を除いて、本発明の効果を有
する。実施例松では実施例23と同様に繊密な競緒体が
得られなかった。これらの結果から(Ti、Zr)02
に対する(欧、Ca、Sr)○の比率則ちkの好ましい
範囲は1.0〜1.4である。
従って、実施例30及び34は本発明の範囲外である。
実施例35〜79ではBa、Ca、Srの割合が種々変
0化されている。実施例35に示す如く基本成分にCa
及びSrを含有させない場合には、80000の処理で
酸化され簸く、tan6が4.6%、pが1.4×1ぴ
MQ・仇と満足な電気特性が得られない。Caを2モル
%以上含有させることにより実施例36〜54に示す如
くtan8が1.5%、pが2.5×1ぴMQ・雌以上
の良好な磁器化を示すが、実施例54のCa29モル%
では・が2斑0と「比誘電率が低い。Caが27モル%
の実施例63ではどが10530と良好である。従って
基本成分中のCaの割合則ちyの好ましい範囲は0.0
2〜0.27である。実施例55〜71から明らかな如
く、基本成分のSrの割合瓢ちzが0.001〜0.3
7の範囲であると、(母、Ca)(Ti、Zr)Q系磁
器よりも・が5〜40%増加し、tan6を1.5%以
下「 pを2.5×1ぴM01肌以上とすることが出来
る。
しかし、実施例72に示す如くzが0.39になるとご
が1230と低くなる。従ってSrの割合艮0ちzの好
ましい範囲は0.3?以下である。実施例35〜72か
ら明らかなように、yの好ましい範囲は0.02〜0.
27であり、zの好ましい範囲は0.37以下であるか
ら、欧の割合則ちxの好ましい範囲は「 kを1.00
〜1.04にするために0.60〜1.02である。
基本組成中のZrの割合即ち1−nが0の場合は実施例
73に示す如く、ごが1630と低く、ねn6が5.4
%と高い。
一方、実施例74〜78に示す如く、1一n則ちZrの
割合が0.26以下の範囲では「 ごが5000以上、
tan6が1.5以下、pが2.5×1ぴMQ・仇を満
足するものとなる。また実施例79に示す如くZrの割
合則ち1−nが0.28となるとごが低くなる。従って
、Zrの割合別ち1−nの好ましい範囲は0.26以下
である。またTiの割合則ちnの好ましい範囲は必然的
に0.74Sn<1.00となる。x、y、z、k、n
の好ましい範囲は上述の如3〈であるので、第1表及び
第2表の実施例35〜79のグループの中で3ふ547
2、7379は本発明の範囲外である。実施例80〜斑
では凝結雰囲気の日2の体積%を、0.5%、10%、
75%に変化させている。
このように非酸化性雰囲気の比の割合を変化させても、
鰭気的特性に対する影響は殆んどない。以上の実施例1
〜斑から明らかなように、本発明で特定された誘電体磁
器組成によれば、非酸化性雰囲気中1200℃以下の温
度で焼結し、酸化性雰囲気中約800qoの温度で酸化
処理することにより、比護蟹率5000〜13900、
tan61.5%以下、抵0杭率2.5×1ぴMQ。伽
以上、絶縁抵抗(Q)×容量(F)3300〜3500
QFの誘電体磁器を得ることが出来る。実施例 84〜
91(第3表) 第3表に示す実施例鱗〜87については実施例4と同一
の磁器組成とし、実施例機〜91については実施例1と
同一の磁器組成(ガラス無添加組成)としt生シートを
実施例1〜83と同一方法で形成し、また生シート板の
厚さ、生シート板の寸法(横幅×縦幅)、塗布有効電極
寸法「層数を第3表に示す如く種々変化させ、次に実施
例84〜87については実施例4と同一条件で競結及び
酸化させ「実施例総〜91については実施例1と同一条
件で擬結及び酸化させ、しかる後外部電極を形成して積
層磁器コンデンサを完成させた。
即ち、実施例8087、9091の如く層数が複数の場
合には、第9図に示すように複数の磁器層12a,12
b,12c,12d,12e等を有し且つ複数の電極1
3a,13b,13c,13d等を有し、更に両端面に
外部電極を量0,11を有するコンデンサを完成させた
。しかる後、これ等の静電容量、及び共振周波数に於け
るインピーダンスを等価直列抵抗(ESR)として測定
したところ、第3表の結果が得られた。第3表 第10図は第3表に於ける静電容量とESRとの関係を
示すものであり、実線が実施例84〜87を示し、点線
が実施例総〜91を示す。
この結果から明らかな如く、ガラスを添加すれば、同一
容量であってもESRが低下する。尚、第3表には示さ
なかったが、実施例85と同一寸法、同一層数のコンデ
ンサを実施例7、21、28 筋、95、37、78と
同一磁器組成で形成し、ESRを測定したところ、15
5、130、105、170、9ふ 2の〆190であ
った。
変形例 以上、本発明の実施例について述べたが、本発明はこれ
に限定されるものでなく、更に変形可能なものである。
例えば、基本成分を得るための出発原料を、、実施例1
〜78で示したもの以外の&、Ca、Sr、Tj、Zr
を含む化合物、例えば、母0、Ca0、Sの、Ti02
、Zの2等の酸化物、又は水酸化物等としてもよい。ま
た、酸化温度を800qo以外の750〜1000oo
、好ましくは800〜90び0の範囲の温度としてもよ
い。
即ち、ニッケル等の電極と磁器の酸化とを考慮して変更
することが可能である。また、非酸化性雰囲気中の焼成
温度も、電極材料を考慮して考えることが出来る。
また、本発明の目的を阻害しない範囲で他の物質を更に
添加してもよい。
例えば、本発明の磁器に対してMm02を0.05〜0
.1重量%の範囲で添加してもよい。図面の簡単な説明
第1図は実施例1〜83に従う生シートを示す斜視図、
第2図は第1図の生シートにニッケルべ−ストを印刷し
た状態を示す斜視図、第3図は第2図の生シートを一体
化して燐結した物を示す断面図、第4図は第3図の競結
体に外部電極を設けた状態を示す断面図である。
第5図はガラス添加量と凝結温度との関係を示す図であ
る。第6図はDCバイアス電圧と比誘電率との関係を示
す図である。第7図はコンデンサの温度と抵抗率との関
係を示す図である。第8図はガラスの組成を示す三角図
である。第9図は実施例8087、90、91に於ける
磁器コンデンサの一部を示す断面図である。第10図は
実施例84〜91の容量とESRとの関係を示す図であ
る。1,2,3……生シート、la,lb,lc…・・
・磁器層、4,5・・・…ペースト層、4a,5a・・
・…電極、6…・・・暁縞体、10,11…・・・外部
電極。
第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第9図 第7図 第10図 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 {(Ba_xCa_ySr_z)O}_k(Ti_
    nZr_1_−_n)O_2(但しx、y、z、k、及
    びnは0.60≦x<1.02 0.02≦y≦0.27 0<z≦0.37 1.00≦k≦1.04 0.74≦n<1.00を満足する数値)からなる基本
    成分と、 100重量部の前記基本成分に対して0.2〜10.0
    重量部のガラス成分と、を含み、且つ前記ガラス成分は
    Li_2OとM(但し前記MはBaO、CaO及びSr
    Oの内の1種以上の金属酸化物)とSiO_2から成り
    、且つ前記Li_2Oと前記Mと前記SiO_2との組
    成範囲は、それ等の組成をモル%で示す三角図に於ける
    前記Li_2Oが0モル%、前記Mが35モル%、前記
    SiO_2が65モル%の組成を示す第1の点Aと、前
    記Li_2Oが0モル%、前記Mが40モル%、前記S
    iO_2が60モル%の組成を示す第2の点Bと、前記
    Li_2Oが5モル%、前記Mが45モル%、前記Si
    O_2が50モル%の組成を示す第3の点Cと、前記L
    i_2Oが48モル%、前記Mが2モル%、前記SiO
    _2が50モル%の組成を示す第4の点Dと、前記Li
    _2Oが23モル%、前記Mが2モル%、前記SiO_
    2が75モル%の組成を示す第5の点Eと、前記第1の
    点Aと、を順次に結ぶ5本の直線で囲まれた領域内であ
    ることを特徴とする誘導体磁器物質。
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