JPS6020849Y2 - ト−シヨナルダンパ− - Google Patents

ト−シヨナルダンパ−

Info

Publication number
JPS6020849Y2
JPS6020849Y2 JP12133680U JP12133680U JPS6020849Y2 JP S6020849 Y2 JPS6020849 Y2 JP S6020849Y2 JP 12133680 U JP12133680 U JP 12133680U JP 12133680 U JP12133680 U JP 12133680U JP S6020849 Y2 JPS6020849 Y2 JP S6020849Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal fitting
ring
shaped
cylindrical
damper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12133680U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5744237U (ja
Inventor
幸次 沢田
孝夫 菰田
稔 芹沢
豊 太附
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
東海ゴム工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トヨタ自動車株式会社, 東海ゴム工業株式会社 filed Critical トヨタ自動車株式会社
Priority to JP12133680U priority Critical patent/JPS6020849Y2/ja
Publication of JPS5744237U publication Critical patent/JPS5744237U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6020849Y2 publication Critical patent/JPS6020849Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Power Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、回転軸などの振動を防止するトーショナルダ
ンパ−に係り、特に回転軸などに固定される取付金具の
周囲に弾性体を固着し、更にこの弾性体の周囲にマスを
固着してなる捩り型ダイナミックダンパー(トーショナ
ルダンパ−)の改良に関するものである。
従来より、トーショナルダンパ−は、内燃機関における
クランク軸の捩り振動の吸振(減衰)などに用いられて
おり、例えば第1図に示される如き形態のものが知られ
ている。
即ち、図示のダンパーは目的とする防振対象物たる回転
軸を取り付けるためのボス部10を有し、そしてこのボ
ス部10より延びるリブ11及び該リブ11の先端部に
バブ12が設けられ、更に該バブ12の外周に吸振用マ
ス13を配置すると共に、該バブ12及びマス13間に
ゴム弾性体ブロック14を介在させ、これを加硫接着せ
しめて取り付けている。
しかしながら、このトーショナルダンパ−には、ゴム弾
性体ブロック14が加硫接着後、収縮して所謂1ひけヨ
を惹起し、収縮歪が該ブロック14と前記バブ12及び
マス13との接着面に残存する欠点があり、そのためこ
れが原因で、該ダンパーの使用時にかかる箇所より早期
に亀裂を発生せしめ、その寿命を短くする問題があった
このため、上記問題の解消を目的とした第2図a−cに
示される如き構造のトーショナルダンパ−が考えられる
即ち、先ずバブ12の先端にゴム弾性体ブロック14を
加硫接着せしめ、1□の外径に仕上げる〔第2図a〕。
一方、マス13を第2図すの如くリング状に形威し、そ
の内径を、前記ゴム弾性体ブロック14の外径11 よ
りやや小さな12とする。
そして、それら両者を圧入して第2図Cに示される如き
トーショナルダンパ−と為すのである。
従って、かかるダンパーにあっては、ゴム弾性体ブロッ
ク14がバブ12面とマス13面との間で挟圧され、予
備圧縮を受けた形となるため、前記1ひけJ(収縮)に
基因する早期破損は防止されることとなるが、ゴム外径
端14aは圧入により組み付けられるため、長期間の使
用、熱の影響などでゴムにヘタリが生じ、マス13とゴ
ム弾性体ブロック14間でスベリまたは抜けが発生する
心配がある。
また、トーショナルダンパ−としては、他に第3図に示
される如きものも考えられている。
そこでは、ボス10に直線状に設けたリブ11の先端部
を囲んで、断面逆U字形状の円環状マス20が配置され
、該マス20の内側面と該リブ11の両側面間にゴム弾
性体ブロック21をそれぞれ加硫接着せしめてなる構成
が採用されている。
かかる構成を採用すれば、該ゴム弾性体ブロック21と
の接着面積を大きく採り得る利点が生じる一方、該マス
20の断面が逆U字形状である故の制約を受けることと
なる。
即ち、ゴム弾性体ブロック21に対して予備圧縮を加え
ることが著しく困難であるのであり、それ放談ゴム弾性
体ブロック21の接着面には収縮に伴なう1ひけヨが発
生し、その使用時に早期に破損するに至る問題は依然と
して解決されていないのである。
ここにおいて、本考案は、かかる事情を背景にして為さ
れたものであって、その要旨とするところは、有低円筒
状の外側金具と内側金具にて構成されたリング状ハウジ
ングの環状空間部に、リング状マスを介在せしめた薄肉
の円筒金具、外筒金具間にゴム弾性体(ブ冶ツク)を加
硫接着せしめてなる所定寸法のリング状ダンパーを圧入
、固定せしめることによって構成したことにあり、これ
によってゴム弾性体ブロックの接着面積を大と為すと共
に、該弾性体ブロックに対して予備圧縮が加わるように
して、加硫時に生じる該弾性体ブロックと各金具間のひ
け(収縮歪)を効果的に排除せしめ、以てその耐久性(
寿命)を著しく増大せしめ得たのである。
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を更に詳細に
説明する。
第4〜7図は、それぞれ本考案に係るトーショナルダン
パ−の一例を示す構成部材及び組付は状態の断面図を示
している。
これらの図において、先ず第4図はリング状ハウジング
Aを示している。
該ハウジングAは、外側金具1と内側金具2とから構成
されており、両者はいずれも同様な有底円筒状を呈して
いる。
そして、これら両金具1,2は、図示の如くそれらの底
部を衝き合わせるようにして、金具1内に金具2を同心
的に収容して配置され、溶接などの適当な結合手段の採
用により、或はボスとの取付けにより同時に、締結せし
められる。
従って、外側、内側の両金具1,2の円筒部1a、2a
間には、それら金具にて断面がU字形状となる如く囲ま
れた空間が形成され、そして該空間がリング状に延びて
、環状空間部3を形成しているのである。
また、このハウジングAの外側金具1の内径がDl、内
側金具2の外径d□とされている。
そして、このハウジングAは、第5図の如きボス4を介
して、目的とする回転軸に取り付けられるようになって
いる。
即ち、ハウジングA(外側金具1及び内側金具2)の底
部中心部に設けられたボス取付孔Mにボス4が取り付け
られ、そして該ボス4の中心孔4aに回転軸を挿通せし
めて該回転軸に固定せしめるものである。
なお、ハウジングAとボス4との固定は、それぞれに設
けられている孔Ab、4bを用いてボルト、ナツトにて
行なわれるようになっている。
一方、第6図には、リング状の圧入ダンパーBが示され
ており、次のような構成からなるものである。
即ち、図において、5は薄肉の外筒金具であって、その
外径D2が前記リング状ハウジングAを構成する外側金
具1の内径D1より僅かに大きくされている。
また、6は薄肉の内筒金具であって、その外径へが該ハ
ウジングAの内側金具2の外径d□よりやや小さくされ
ている。
そして、これら内、外筒金具5,6は同心的に配置され
ると共に、それら両者間の間隙の略中間に位置してリン
グ状マス7が同様に同心的に配置され、更にマス7と外
筒金具5間並びに該マス7と内筒金具6間にはそれぞれ
ゴム弾性体が充填されてブロック8.9として形成され
、且つ該マス7の両側面並びに内、外筒金具5,6側面
に加硫接着せしめられている。
なお、このとき、ゴム弾性体ブロック8.9の厚さち?
t2は、%=t2、(〉t2、ち<t2のいずれであ
ってもよい。
そして、かかるリング状ダンパーBは、第4図に示され
たリング状ハウジングAの環状空間部3内に圧入、固定
されることにより、第7図に示される如き本考案に係る
トーショナルダンパ−〇を与えるのである。
従って、本考案に従うトーショナルダンパ−は、以上の
如き構成を採用しているため、次のような優れた効果を
奏することになる。
即ち、(1)ゴム弾性体ブロック8,9は、内外側面と
もそれぞれ接着面を有しており、それ故その接着面積を
著しく大とすることが出来る利点がある。
また、(2)リング状ダンパーBをハウジングAに圧入
したとき、ゴム弾性体ブロック8,9には、それぞれ、
ブロック8にあっては外側より内側に、ブロック9にあ
っては内側より外側に、予備圧縮が与えられた状態とな
るのであり、このため加硫時に生じたゴム弾性体ブロッ
クと各金具間のひけ(収縮歪)は確実に除去されること
となるのである。
そして、これら(1)、(2)の効果によって、本考案
に係るトーショナルダンパ−は耐久性に優れたものとな
り、その寿命が著しく向上され得たのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のトーショナルダンパ−の一例ヲ示す半断
面図、第2図a〜Cは他の従来例に係るものの半断面組
付説明図、第3図は更に他の従来例に係るものの半断面
図である。 第4図は本考案に係るトーショナルダンパ−に用いられ
るリング状ハウジングの一例を示す断面図、第5図は同
じくボスの一例を示す断面図、第6図は同じくリング状
ダンパーの一例を示す断面図、更に第7図は該リング状
ハウジングにリング状ダンパーを圧入した状態を示す断
面図である。 1:外側金具、2:内側金具、3:環状空間部、4:ボ
ス、5:外筒金具、6:円筒金具、7:リング状マス、
8,9:ゴム弾性体ブロック、A:リング状ハウジング
、B:リング状ダンパー C:トーショナルダンパー

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 有底円筒状の外側金具内に有底円筒状の内側金具を中心
    的に配置、締結し、該両全具の円筒部間にリング状の環
    状空間部を形威せしめてなるリング状ハウジングと、 前記外側金具の内径より僅かに大なる外径を有する薄肉
    外筒金具と前記内側金具の外径より僅かに小なる内径を
    有する薄肉筒金具とを同心的に配置すると共に、それら
    両金具間に更にリング状マスを配し、且つ該マスと該外
    筒金具、円筒金具との間にそれぞれゴム弾性体を充填し
    、加硫接着せしめてなるリング状ダンパーとを含み、 該リング状ダンパーを前記リング状ハウジングの環状空
    間部に圧入し、固定せしめてなることを特徴とするトー
    ショナルダンパ−0
JP12133680U 1980-08-27 1980-08-27 ト−シヨナルダンパ− Expired JPS6020849Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12133680U JPS6020849Y2 (ja) 1980-08-27 1980-08-27 ト−シヨナルダンパ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12133680U JPS6020849Y2 (ja) 1980-08-27 1980-08-27 ト−シヨナルダンパ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5744237U JPS5744237U (ja) 1982-03-11
JPS6020849Y2 true JPS6020849Y2 (ja) 1985-06-21

Family

ID=29482003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12133680U Expired JPS6020849Y2 (ja) 1980-08-27 1980-08-27 ト−シヨナルダンパ−

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6020849Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62123296A (ja) * 1985-08-10 1987-06-04 Sasakura Eng Co Ltd 排ガス熱交換方法
JPH0740861Y2 (ja) * 1988-03-08 1995-09-20 株式会社前川製作所 組立式水套のシール面の構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5744237U (ja) 1982-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3899836B2 (ja) 筒型ゴムマウント
US3990324A (en) Vibration damper and method of making said damper
JPH0954U (ja) 液体式防振支持スリーブ
JPH01261530A (ja) スリーブ型水力防振支持装置
JP2005505733A (ja) 振動減衰式ゴム軸受
JPH04266644A (ja) 防振装置
JPS61165040A (ja) 流体封入式防振組立体
JPS6020849Y2 (ja) ト−シヨナルダンパ−
JP3972180B2 (ja) ダイナミックダンパー
JP2001050331A (ja) 防振装置
JP2000074131A (ja) 液体封入防振装置
JPH01135940A (ja) 防振装置
JPH0470499B2 (ja)
JPS61274131A (ja) 流体入りブツシユ組立体
JPH0524837Y2 (ja)
JPH0229301Y2 (ja)
JPH04185924A (ja) 防振装置
JPS5827145Y2 (ja) ダンパ
JP2877940B2 (ja) 筒型マウントおよびその製造方法
US20050066767A1 (en) Snap together linear vibration damper and method for assembly related application
JPH0366968A (ja) ダンパープーリ
JP2004293672A (ja) 液体封入式筒型防振装置
JPH0524836Y2 (ja)
JPS61189339A (ja) 液入り弾性ブツシユ
JPS63118441U (ja)