JPS61274131A - 流体入りブツシユ組立体 - Google Patents

流体入りブツシユ組立体

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JPS61274131A
JPS61274131A JP11703985A JP11703985A JPS61274131A JP S61274131 A JPS61274131 A JP S61274131A JP 11703985 A JP11703985 A JP 11703985A JP 11703985 A JP11703985 A JP 11703985A JP S61274131 A JPS61274131 A JP S61274131A
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JP
Japan
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fluid
fitting
cylindrical
metal fitting
orifice
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Application number
JP11703985A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Funahashi
舟橋 芳樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication of JPS61274131A publication Critical patent/JPS61274131A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/06Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/08Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/14Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially
    • F16F13/16Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially specially adapted for receiving axial loads

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、ゴム弾性体の弾性変形と流体の流動抵抗とに
基づいて防振作用を果たすブツシュタイプの流体入り防
振支持体に係り、特に、その流体の流動抵抗に基づいて
軸方向の振動に対して良好な減衰効果を得ることのでき
る、組付性乃至は製作性に優れた流体入すブソシュ組立
体に関するものである。
(従来技術) 自動車等のサスペンションの振動系に介装されて、振動
を減衰乃至は遮断せしめる防振支持体の中に、円筒状の
内筒金具とその外側に一定の距離を隔てて配設された円
筒状の外筒金具とを備え、該内筒金具において、そこに
挿入される所定の軸部材に取り付られるとともに、外側
金具において所定の支持部材に挿入して取り付けられ、
それら軸部材と支持部材との間に加えられる振動を減衰
乃至は遮断せしめるようにした、所謂防振ブツシュと称
されるブツシュタイプのものがある。そして、そのよう
な防振ブツシュの一つである、自動車サスペンションの
A型コントロールアームやL型コントロールアーム等に
用いられるサスペンションアームブツシュにおいては、
主として軸方向の振動を減衰乃至は遮断せしめる機能を
備えるべきことが要請されている。
ところで、かかるサスペンションアームブツシュでは、
軸方向の振動に対して高い減衰特性を要求されるのが普
通であり、そのため従来では、内筒金具と外筒金臭との
間に高い減衰特性のゴム弾性体を介在させ、これに対処
することが行われていた。
(問題点) しかし、このように、ゴム弾性体の弾性変形に基づいて
高い減衰特性を得ようとする従来のサスペンションアー
ムブツシュでは、ゴム弾性体の減衰特性が高くなると動
バネ定数が必然的に大きくなるところから、高減衰特性
化に伴ってNVH性能(振動騒音性能)が悪化するとい
った不具合があり、そしてそれ故、減衰特性を充分に高
めることができないといった問題があった。
一方、特公昭48−36151号公報や特公昭52−1
6554号公報等において、流体の流動抵抗を利用する
ことにより、ゴム弾性体の動バネ定数を大きくすること
な(、振動を有効に減衰するようにした防振ブツシュが
提案されている。しかし、それらの防振ブツシュは何れ
も、主として径方向の振動荷重を受ける構造であるため
、その構造上の制約から、サスペンションアームブツシ
ュの如き、軸方向の振動を減衰しようとする防振ブツシ
ュに対しては、そのまま適用することが困難であった。
(解決手段) 本発明は、このような事情を背景として、前記サスペン
ションアームブツシュの如き防振ブツシュとして好適な
流体入りブツシュ組立体を提供するために為されたもの
であり、その要旨とするところは、(a)所定の軸部材
が挿入されて取り付けられる円筒状の内筒金具と、(b
)該内筒金具の端部に固定される円筒状の内側金具と、
該内側金具の外側に所定距離隔てて位置せしめられた円
筒状の外側金具と、それら内側および外側金具を一体的
に連結する円環状のゴム弾性体とを含み、前記外側金具
の一端を互いに対向させるようにして前記内筒金具に組
み付けられた状態下において、咳内筒金具の外側の周囲
に流体収容空間を協働して形成する一対の弾性部材と、
(c)前記内筒金具の外周面に外挿せしめられる薄肉の
弾性円筒体と、該弾性円筒体の軸方向の略中央部外周部
に一体的に固着されて、前記流体収容空間を軸方向に位
置する二つの流体室に仕切り、且つ酸二つの流体室を連
通せしめる、周方向に延びる連通路を備えた円環状の仕
切金具とを有するオリフィス手段と、(d)前記一対の
弾性部材の外側金具の外周面にそれぞれ外挿され、固定
せしめられる、所定の支持部材に嵌合せしめて取り付け
るための円筒状の外筒金具と、(e)前記二つの流体室
内に封入された所定の非圧縮性流体とを、含むことにあ
る。
(作用および効果) このようなブツシュ組立体では、その内筒金具と外筒金
具との間に軸方向に大きな振動荷重が加えられると、弾
性部材のゴム弾性体とオリフィス手段の弾性円筒体との
変形に基づいて内筒金具と外筒金具とが軸方向に相対移
動し、軸直角方向に仕切られて形成された二つの流体室
のうちの一方の容積が減少し、他方p容積が増大する。
その結果、容積の減少する側の流体室から増大する側の
流体室へ、仕切部材に形成された連通路を通じて非圧縮
性流体が流動せしめられ、そこに所定の流動抵抗が惹起
されることとなる。つまり、本発明のブツシュ組立体に
よれば、その連通路を通じて流動する非圧縮性流体の流
動抵抗に基づいて、軸方向に入力される振動を有効に減
衰することができるのである。
しかも、本発明では、連通路が仕切部材の周方向に延び
る状態で設けられるところから、オリフィス部材の構造
をそれほど複雑とすることなく連通路を長くすることが
でき、それ故簡単な構成によって、上述のような減衰効
果を良好に得ることができるのである。
また、本発明に係るブツシュ組立体では、オリフィス手
段の弾性円筒体が内筒金具の外周面に嵌合されているた
めに、内筒金具と外筒金具とが軸方向や捩り方向に変位
しても弾性円筒体には応力がそれほど生じず、従って耐
久性にも優れているといった利点がある。
さらに、本発明に係るブツシュ組立体は、オリフィス手
段を外挿させた内筒金具の両端部に対して、非圧縮性流
体中で、それぞれの弾性部材をその内側金具において固
定し、されにそれら弾性部材の外側金具に対して外筒金
具を外挿・固定せしめることにより、容易に組み立てる
ことができるため、前記オリフィス手段の構造の複雑化
を回避できることと合わせて、良好な組付性乃至は製作
性を得ることができるといった利点もある。
(実施例) 以下、本発明をより一層具体的に明らかにするために、
その一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
第1図および第2図は、それぞれ、本発明に係る流体入
りブツシュ組立体の一例であるサスペンションアームブ
ツシュの縦断面図および横断面図を示すものである。そ
れらの図から明らかなように、本実施例のサスペンショ
ンアームブツシュは、厚肉円筒状の内筒金具10と、そ
の内筒金具10と協働して該内筒金具10の外側の周囲
に円筒状の流体収容空間を形成する一対の円環状の弾性
部材12と、内筒金具10の外周面に外挿されて前記流
体収容空間を軸方向に位置する二つの流体室14.14
に仕切るオリフィス部材16と、前記二つの弾性部材1
2.12に跨って外挿され、固定せしめられる外筒金具
18とから成り、それらが、流体室14内に所定の非圧
縮性流体を収容した状態で、一体的に組み付けられた構
成とされている。なお、流体室14内に収容される非圧
縮性流体としては、水、アルキレングリコール、ポリア
ルキレングリコール、シリコーン油、液状の低分子量重
合体等の公知のものが用いられる。
ところで、かかるブツシュ組立体における内筒金具10
は、第3図に示されているように、外周部の両端部が、
それぞれ所定長さ部分にわたってそれらの中間部よりも
径の小さい小径部20とされている。
また、一対の弾性部材12は、第4図に示されているよ
うに、それぞれ、円筒状の内側金具22と、その外側に
一定の距離を隔てて同心的に、且つ軸心方向にずれて配
置された円筒状の外側金具24とを備え、それら金具2
2.24が円環状のゴム弾性体26の内外周面にそれぞ
れ加硫接着によって一体的に固着された構成とされてい
る。そして、第1図に示されているように、外側金具2
4が内側金具22から離れた側の端部において相互に対
向するように、内側金具22において前記内筒金具10
の小径部20にそれぞれ圧入固定されている。このよう
に、一対の弾性部材12が内筒金具IOに対して固定さ
れることにより、内筒金具10の周囲に流体収容空間が
形成されるのである。なお、各弾性部材12の外側金具
24は、第4図に示されているように、互いに対向せし
められる側の端部が前記ゴム弾性体26と一体に成形さ
れたシール層28にて覆われており、第1図に示されて
いるように、ブツシュ組立時において、そのシール層2
日が後述のオリフィス半体3oの仕切金具32との間に
介在せしめられるようになっている。
一方、前記オリフィス部材16は、第1図から明らかな
ように、同一形状の二つのオリフィス半体30.30か
ら成っている。また、各オリフィス半体30は、第5図
および第6図に示されているように、薄肉円筒状のゴム
スリーブ34と、そのゴムスリーブ34の一方の端部の
外周部に加硫接着によって一体に固着された円環状の仕
切金具32とから成っている。
そして、ゴムスリーブ34は、仕切金具32が固着され
た側とは反対側の端部の内周部に円環状の金属リング3
6を一体的に備えており、第1図に示されているように
、その金属リング36において前記内筒金具10の小径
部20に嵌合され、且つその金属リング36を、その内
筒金具1oの段付部と前記弾性部材12の内側金具22
との間で挟持された状態で、内筒金具1oの外周面に外
挿せしめられるようになっている。そして、この外挿状
態において、内筒金具10の外周面を協働して覆うよう
になっている。このことから明らかなように、本実施例
では、二つのオリフィス半体30.30のゴムスリーブ
34.34により、オリフィス部材16の薄肉の弾性円
筒体が形成されるようになっている。
なお、第5図から明らかなように、前記金属リング36
は、前記弾性部材12の内側金具22によって押圧され
る側の面をゴムスリーブ34の一部を成すシール層38
で覆われており、ブツシュ組立時において、弾性部材1
2の内側金具22との間でかかるシール層38を挟圧す
るようになっている。これによって、弾性部材12とオ
リフィス半体30との内周部における流体密性能が確保
されているのである。
一方、前記仕切金具32は、第5図および第6図から明
らかなように、ゴムスリーブ34が延びる方向とは反対
の方向に開口する/#35を備えたコ字状断面形状を呈
しており、第1図に示されているように、ブツシュ組立
時において相互に突き合わされたとき、両仕切金具32
.32間において周方向に延びる空間を形成するように
なっている。そして、その突き合わせ状態で、その外周
縁を、前記一対の弾性部材12.12の相対向する外側
金具24.24の端部にて挟持・固定され、前記流体収
容空間を軸方向に位置する二つの流体室14.14に仕
切るようになっている。
また、仕切金具32の溝35内には、第6図および第7
図に示されているように、ゴム弾性体から成る隔壁40
が加硫接着によって一体に設けられ、ブツシュ組立時に
おいて仕切金具32.32が相互に突き合わされたとき
、第8図に示されているように、それらの間に形成され
る空間が、それらの溝35.35内に形成された隔壁4
0,40の突き合わせによって、周方向の一部において
不連続となるようにされている。さらに、仕切金具32
には、第5図および第6図に示されているように、上記
隔壁40近傍の溝35の底部を貫いて、通孔42が形成
されており、ブツシュ組立時において、隔壁40.40
で遮断された仕切金具32.32間の空間が、第2図お
よび第8図に示されているように、それら隔壁40.4
0の両側に位置する周方向の両端部で、前記二つの流体
室14.14の各一方に連通せしめられるようになって
いる。つまり、本実施例では、周方向の両端部をかかる
隔壁40.40によって隔てられた仕切金具32.32
間の空所44が、二つの流体室14.14を連通せしめ
る連通路とされているのであり、このことから明らかな
ように、各仕切金具32.32が、それぞれ、協働して
円環状の仕切部材を構成する連通路形成部材とされてい
るのである。また、各仕切金具32.32内に形成され
た隔壁40.40が協働して不連続部を構成するように
なっているのである。
なお、第5図および第6図に示されているように、各仕
切金具32には、溝35の内外の開口縁を囲む状態でそ
れぞれシール層46.48が一体に設けられており、ブ
ツシュ組立時においてこれらシール層46.48が仕切
金具32.32間に介在されて、それらの間の流体密性
能を確保するようになっている。
また、前記外筒金具18は、第1図から明らかなように
、その長さが、前記内筒金具10に組み付けられた一対
の弾性部材12の外側金具24を合わせた長さよりも僅
かに長くされており、その両端部にカシメ加工を施され
ることにより、それら弾性部材12の外側金具24に固
定されるようになっている。
なお、上述のようなサスペンションアームブツシュは、
例えば、次のようにして製作されることとなる。
すなわち、所定の非圧縮流体中で、先ず、内筒金具10
の外周面に一対のオリフィス半体30゜30を外挿し、
その後、それらオリフィス半体30.30を外挿した内
筒金具10に対して、一対の弾性部材12.12をそれ
ぞれの内側金具22において圧入・固定する。そして、
それら内筒金具10に組み付けた弾性部材12.12に
対して外筒金具18を外挿し、その外挿した外筒金具1
8の両端部に対してそれぞれカシメ加工を施して、弾性
部材12.12の外側金具24.24を軸方向に圧縮す
る状態で固定する。このようにすれば、本実施例のサス
ペンションアームブツシユヲ容易に製作できるのである
このようなサスペンションアームブツシュは、内筒金具
10において、そこに挿通せしめられる所定の軸部材に
取り付けられるとともに、外筒金具18において、そこ
に外挿される所定の支持部材に取り付けられて用いられ
ることとなるが、そのような取付状態において軸方向(
第1図中、上下方向)に大きな振動荷重が加えられると
、その荷重が加えられる方向に応じて弾性部材12.1
2のゴム弾性体26.26およびオリフィス部材16の
弾性円筒体(各オリフィス半体30のゴムスリーブ34
)が変形し、流体室14.14の容積が一方で減少し、
他方で増大する。その結果、オリフィス部材16の仕切
金具32.32間に形成された連通路としての空所44
を通じ、容積が減少する側の流体室14から増大する側
の流体室14に非圧縮性流体が流動せしめられる。
つまり、軸方向に入力された大きな振動荷重は、非圧縮
性流体が空所44を通過する際の流動抵抗によって有効
に減衰されるのである。しかも、本実施例では、かかる
空所44が、仕切金具32の周方向に、略その全長にわ
たって形成されているため、そのような減衰効果を極め
て良好に得ることができるのである。また、本実施例の
サスペンションアームブツシュでは、その空所44の断
面積を任意に設定することができるため、その断面積を
適正な大きさに予め設定しておくことによって、減衰効
果をさらに向上できるといった利点もある。
また、本実施例では、サスペンションアームブツシュが
、オリフィス部材16の構造をそれほど複雑とすること
なく、前述のように容易に製作できるため、その組付性
乃至は製作性が良好であるといった利点もある。なお、
本実施例では、弾性部材12,12、およびオリフィス
部材16を突き合わせによって構成するオリフィス半体
30゜30に、それぞれ同一形状のものが採用されてお
り、これによっても組付性乃至は製作性の向上が図られ
ている。
さらに、本実施例では、前述のように、オリフィス部材
16が内筒金具10と別体に構成され、内筒金具10の
外周面に対してオリフィス部材16の弾性円筒体を成す
各オリフィス半体30のゴムスリーブ34が外挿される
構造が採用されているところから、軸方向や捩り方向の
変位によってゴムスリーブ34に応力がそれほど生じる
ことがなく、それ故耐久性が優れているといった利点も
ある。
加えて、本実施例では、前述のように、非圧縮性流体が
漏洩する恐れのある部分に何れもゴム弾性体からなるシ
ール層(28,3B、46.48)が介在せしめられ、
これらシール層によって各流体室14及び連通路44の
流体密性能が確保されているため、信軌性が極めて高い
といった利点もある。
以上、本発明の一実施例を説明したが、これは文字通り
の例示であり、本発明は、かかる具体例に限定して解釈
されるべきものではない。
例えば、前記実施例では、同一形状の二つのオリフィス
半体30.30の突き合わせによってオリフィス部材1
6が構成される構造が採用され、その突き合わせによっ
て仕切部材が構成されるとともに、その仕切部材の構成
と同時に、その内部に、連通路としての空所44が形成
されるようになっていたが、オリフィス半体30として
は必ずしも同一形状のものを用いる必要はないのであり
、またオリフィス部材16としても必ずしもそのような
オリフィス半体の突き合わせ構造を採用する必要はなく
、内部に連通路を備えた仕切部材を予め用意しておき、
弾性円筒体の加硫成形と同時に、その外周部に仕切部材
を一体に加硫接着する構造を採用してもよいのである。
また、前記実施例では、仕切金具32.32間に形成さ
れた周方向の空間が、その一部において、隔壁40.4
0で不連続とされることにより、連通路としての空所4
4がその仕切金具32の略全長にわたって形成されてい
たが、空所44は必ずしも仕切金具32の略全長にわた
って形成されている必要はなく、また必ずしも仕切金具
32,32間の空間を不連続とすることによって形成さ
れている必要もないのである。
さらに、連通路としては、前記実施例のように、周方向
の一つの空所44のみを利用して形成されている必要は
なく、第9図に示すように、仕切部材50内に前記実施
例の空所44と同様の空所52.52を並列に形成し、
それらを周方向の一端部において互いに連通せしめる一
方、他端部において二つの流体室14.14にそれぞれ
連通せしめることにより、一つの長い連通路を形成する
ようにしてもよい。このようにすれば、連通路をさらに
長くすることが可能となり、軸方向の振動に対してさら
に良好な減衰効果を得ることが可能となる。
また、前記実施例では、一対の弾性部材12に同一形状
のものが採用されていたが、それら弾性部材12は必ず
しも同一形状のものである必要はないのである。例えば
、第10図に示すように、一方の弾性部材12の外側金
具24の端部にフランジ部54を設け、外筒金具18の
一端部に対して、そのフランジ部54に係合するように
カシメ加工を施すようにしても差支えはないのである。
その他、−々列挙はしないが、本考案が、その趣旨を逸
脱しない範囲内において、種々なる変形。
改良等を施した態様で実施し得ることは、言うまでもな
いところである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る流体入りブツシュ組立体の一例で
あるサスペンションアームブツシュを示す縦断面図(第
2図におけるI−1断面図)であり、第2図はそのn−
n断面図である。第3図は第1図のブツシュにおける内
筒金具を示す一部切欠正面図であり、第4図は同じく弾
性部材を示す正面断面図である。第5図および第6図は
、それぞれ第1図のブツシュにおけるオリフィス半体の
正面断面図および底面図であり、第7図は第6図の■−
■拡大断面図である。第8図は第2図のブツシュの■矢
視方向における要部断面説明図である。第9図は本発明
の別の実施例を示す要部断面説明図である。第10図は
本発明のさらに別の実施例を示す要部断面説明図である
。 10:内筒金具    12:弾性部材14:流体室 
    16:オリフイス部材18:外筒金具    
22:内側金具24:外側金具    26:ゴム弾性
体30ニオリフイス半体 32:仕切金具34:ゴムス
リーブ  40:隔壁 42:通孔      44:空所(連通路)50:仕
切部材    52:空所(連通路)第1図 第2囚 2ム 縞 第3図 第9因     第10囚

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定の軸部材が挿入されて取り付けられる円筒状
    の内筒金具と、 該内筒金具の端部に固定される円筒状の内側金具と、該
    内側金具の外側に所定距離隔てて位置せしめられた円筒
    状の外側金具と、それら内側および外側金具を一体的に
    連結する円環状のゴム弾性体とを含み、前記外側金具の
    一端を互いに対向させるようにして前記内筒金具に組み
    付けられた状態下において、該内筒金具の外側の周囲に
    流体収容空間を協働して形成する一対の弾性部材と、 前記内筒金具の外周面に外挿せしめられる薄肉の弾性円
    筒体と、該弾性円筒体の軸方向の略中央部外周部に一体
    的に固着されて、前記流体収容空間を軸方向に位置する
    二つの流体室に仕切り、且つ該二つの流体室を連通せし
    める、周方向に延びる連通路を備えた円環状の仕切金具
    とを有するオリフィス手段と、 前記一対の弾性部材の外側金具の外周面にそれぞれ外挿
    され、固定せしめられる、所定の支持部材に嵌合せしめ
    て取り付けるための円筒状の外筒金具と、 前記二つの流体室内に封入された所定の非圧縮性流体と
    を、 含むことを特徴とする流体入りブッシュ組立体。
  2. (2)前記一対の弾性部材が、略同一の形状を有してい
    る特許請求の範囲第1項記載の流体入りブッシュ組立体
  3. (3)前記オリフィス手段が、前記円環状の仕切部材部
    分において径方向に分割された形態の一対のオリフィス
    半体から構成され、且つそれらオリフィス半体が、突き
    合わされることによって前記仕切部材を構成する、断面
    コ字状の円環状の連通路形成部材をそれぞれ有し、そし
    て各オリフィス半体の連通路形成部材の突き合わせによ
    って、それらの間に前記周方向の連通路が形成されると
    共に、さらにそれらが両側から前記一対の弾性部材の外
    側金具にて挟持される特許請求の範囲第1項または第2
    項記載の流体入りブッシュ組立体。
  4. (4)前記一対のオリフィス半体の連通路形成部材の突
    き合わせにより、それら連通路形成部材のコ字状形状に
    て囲まれた状態で形成される円環状の連通路が、周方向
    の1箇所で閉塞されて不連続とされ、且つかかる不連続
    な連通路が、その不連続部の一端側に近接した位置にお
    いて前記二つの流体室のうちの一方に連通せしめられる
    と共に、該不連続部の他端側に近接した位置において前
    記二つの流体室のうちの他方に連通せしめられている特
    許請求の範囲第3項記載の流体入りブッシュ組立体。
  5. (5)前記一対のオリフィス半体が、略同一の形状を有
    している特許請求の範囲第3項または第4項記載の流体
    入りブッシュ組立体。
  6. (6)前記弾性部材が、それぞれ、その内側金具におい
    て、前記内筒金具の各端部に圧入固定される特許請求の
    範囲第1項乃至第5項の何れかに記載の流体入りブッシ
    ュ組立体。
  7. (7)前記外筒金具が、その両端部において、それぞれ
    、前記弾性部材の外側金具の端部にカシメ固定される特
    許請求の範囲第1項乃至第6項の何れかに記載の流体入
    りブッシュ組立体。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2616868A1 (fr) * 1987-06-19 1988-12-23 Hutchinson Perfectionnements apportes aux manchons de support antivibratoires hydrauliques
US4964623A (en) * 1987-12-07 1990-10-23 Lord Corporation Fluid filled resilient bushing
FR2659711A1 (fr) * 1990-03-13 1991-09-20 Peugeot Support hydroelastique.
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JP2020133700A (ja) * 2019-02-15 2020-08-31 本田技研工業株式会社 可変剛性ブッシュ

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