JP2004293672A - 液体封入式筒型防振装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】主軸金具1の外側に同軸状に配置され、2個の窓部33を有する中間筒金具3と、主軸金具1と中間筒金具3の間に介在して両者を一体的に連結し、窓部33に開口する凹部44を有するゴム弾性体4と、ゴム弾性体4と一体に形成されて中間筒金具3の外周面に固着されたシールゴム層5と、中間筒金具3の外側にシールゴム層5を介して同軸状に配置されて絞り加工が施されることにより組付けられ、凹部44の開口を覆蓋して凹部44との間に液体Lが封入される液室61を形成する外筒金具6とを備えている。中間筒金具3は、外筒金具6よりも薄い金属板により形成され、外筒金具6に絞り加工が施されるときに外筒金具6とともに縮径されることにより、ゴム弾性体4が予備圧縮されている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車のサスペンションブッシュやエンジンマウント、キャブマウント等として好適に採用される液体封入式筒型防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車の振動伝達系を構成する部材間に介装されて、それらの部材を防振連結乃至は防振支持する防振装置の一種として、例えば特許文献1〜4に開示されているような液体封入式筒型防振装置が知られている。このうち特許文献1のタイプの液体封入式筒型防振装置は、図5及び図6に示すように、主軸金具101と、主軸金具101の外周に嵌着された狭窄部形成部材102と、主軸金具101の外側に距離を隔てて同軸状に配置され、周方向に配列された2個の窓部133、133を有する中間筒金具103と、主軸金具101と中間筒金具103との間に介在して両者を一体的に連結し、窓部133、133に開口する凹部144を有する筒状のゴム弾性体104と、シールゴム層105を介して中間筒金具103の外側に同軸状に配設されて凹部144の開口を液密的に覆蓋し、凹部144との間にシリコーンオイル等の高粘性の液体Lが封入された液室161を形成する外筒金具106とを備えている。
【0003】
この液体封入式筒型防振装置にあっては、ゴム弾性体104は、図7に示すように、主軸金具101や狭窄部形成部材102、中間筒金具103とともに一体加硫成形されることにより、主軸金具101の外周面と中間筒金具103の内周面に加硫接着された加硫成形体として形成される。そして、外筒金具106は、図8に示すように、その内周面にシールゴム層105が加硫接着され、上記加硫成形体の中間筒金具103の外側に同軸状に配置された状態で八方絞り加工等の絞り加工が施されることにより組付けられており、これによりシールゴム層105によるシール性が確保される。このとき、外筒金具106の加硫成形体への組付け作業を、液室161内に封入すべき液体L中で行うことにより、液室161内に空気等の気体が混入することなく液体Lを容易に封入することができる。
【0004】
なお、上記のような液体封入式筒型防振装置にあっては、ゴム弾性体104が径方向において予備圧縮されていれば、ゴム弾性体104の加硫成形時の収縮による応力が解消されて接着力が向上することから、ゴム弾性体104の耐久性、延いてはその防振装置の耐久性を向上させ得ることが知られている。そのため、外筒金具106を加硫成形体に組付ける前の段階で、加硫成形体の中間筒金具103に絞り加工を施して、ゴム弾性体104に予備圧縮を加えるようにしている。
【0005】
この液体封入式筒型防振装置は、振動伝達系を構成する二つの部材の一方の部材に主軸金具101が連結固定されるとともに、その他方の部材に外筒金具106が圧入固定されることにより取付けられて使用される。そして、この液体封入式筒型防振装置に対して振動が入力すると、主軸金具101と外筒金具106が相対移動するのに伴って、液室161内に形成された狭窄部にある高粘性の液体Lのずり剪断が惹起され、その液体Lのずり剪断作用に基づいて、その入力振動の周波数に拘わりなく、入力振動に対して良好な遮断効果が発揮される。
【0006】
【特許文献1】
特公平5−55740号公報
【特許文献2】
特開平3−125047号公報
【特許文献3】
実開平1−119950号公報
【特許文献4】
特開平10−281211号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1及び2のタイプの液体封入式筒型防振装置は、シールゴム層105が外筒金具106の内周面に設けられており、中間筒金具103の外周面にはゴム層が無いため、中間筒金具103の外周面に直接絞り加工を施してゴム弾性体104に予備圧縮を付与することが可能である。しかし、シールゴム層105を外筒金具106の内周面に設ける場合には、ゴム弾性体104とシールゴム層105との二つの独立した加硫成形工程が必要になるとともに、ゴム弾性体104に予備圧縮を加えるための中間筒金具103に対する絞り加工に加えて、シールゴム層105によるシール性を確保するための外筒金具106に対する絞り加工が必要になることから、製造工程が煩雑になり、コスト上昇の原因にもなるという問題があった。
【0008】
そこで、特許文献3では、中間筒金具の外周面にシールゴム層を設ける一方、中間筒金具を軸方向全長に亘って延びる少なくとも1本のスリットにより周方向に分断するとともに、そのスリット形成部位のゴム弾性体に対して軸方向全長に亘って延びる肉欠部を設け、外筒金具の外挿によって、中間筒金具を径方向内方に変形乃至は変位させることにより、ゴム弾性体に予備圧縮を加えるようにしている。しかし、この場合には、中間筒金具が径方向内方に変形乃至は変位する際に、ゴム弾性体の肉欠部の部位に圧縮による歪みが集中して絞りが不均一になり易いため、ゴム弾性体の全体が均一に予備圧縮され難く、十分に満足な耐久性が得られない。
【0009】
また、特許文献4では、中間筒金具の外周面に、液室及び制限通路を囲むように線状に延びる突条シール材をゴム弾性体と一体に設け、その突条シール材を設けた部分以外の中間筒金具の外周面に絞り加工治具のコマを当接させて、絞り加工を施すことにより、ゴム弾性体に予備圧縮を加えるようにしている。しかし、この場合には、絞り加工治具のコマの当接面形状が複雑になるばかりでなく、絞り加工が施される中間筒金具(ゴム弾性体の加硫成形体)の高い位置決め精度を要求される。また、絞り加工治具のコマが接触することにより突条シール材が切断されたり破損される恐れもあって、絞り加工作業が煩雑になる。
【0010】
本発明は上記実状に鑑みてなされたものであり、コスト上昇を抑制しつつ、ゴム弾性体に予備圧縮を簡易に加えることにより耐久性を向上し得るようにした液体封入式筒型防振装置を提供することを解決すべき課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段、発明の作用及び効果】
上記課題を解決する請求項1記載の発明に係る液体封入式筒型防振装置は、主軸金具と、該主軸金具の外側に距離を隔てて同軸状に配置され、周方向に配列された複数の窓部を有する中間筒金具と、前記主軸金具と前記中間筒金具との間に介在して両者を一体的に連結し、前記窓部に開口する凹部を有するゴム弾性体と、該ゴム弾性体と一体に形成されて前記中間筒金具の外周面に固着されたシールゴム層と、前記中間筒金具の外側に前記シールゴム層を介して同軸状に配置されて絞り加工が施されることにより組付けられ、前記凹部の開口を液密的に覆蓋して前記凹部との間に液体が封入される液室を形成する外筒金具と、を備え、前記中間筒金具は、前記外筒金具よりも板厚が薄い金属板により形成され、前記外筒金具に絞り加工が施されるときに前記外筒金具とともに縮径されることにより、前記ゴム弾性体が予備圧縮されているという手段を採用している。
【0012】
本発明の液体封入式筒型防振装置では、外筒金具が中間筒金具の外側にシールゴム層を介して同軸状に配置された状態で、外筒金具の外側から絞り加工が施されることにより組付けられる。このとき、外筒金具は、外筒金具とともに中間筒金具も縮径するように大きく絞られ、中間筒金具の縮径によってゴム弾性体に予備圧縮が加えられる。この中間筒金具は、外筒金具よりも板厚が薄い金属板により形成されていることから、外筒金具への絞り加工時における中間筒金具の縮径を容易に且つ均一にすることが可能となる。これにより、ゴム弾性体に予備圧縮をより簡易に加えることが可能となる。また、中間筒金具と外筒金具の間に配置されるシールゴム層は、ゴム弾性体と一体に形成されて中間筒金具の外周面に設けられていることから、加硫成形工程が一つになるため、製造コストの上昇を抑制することが可能となる。
【0013】
したがって、本発明の液体封入式筒型防振装置によれば、コスト上昇を抑制しつつ、ゴム弾性体に予備圧縮を簡易に加えることができ、これにより耐久性を向上させることができる。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記外筒金具の絞り加工時における絞り率が5〜15%であるという手段を採用している。
【0015】
この手段によれば、ゴム弾性体の耐久性を確保する上で必要且つ十分な程度にゴム弾性体に予備圧縮を加えることができる。なお、ここでの絞り率D(%)は、外筒金具の絞り前の外径をd0 とし、外筒金具の絞り後の外径をdとすると、次式 D=(d0 −d)/d×100 により与えられる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
【0017】
図1は本実施形態に係る液体封入式筒型防振装置の軸方向に沿う断面図であって図2のI−I線矢視断面図であり、図2はその液体封入式筒型防振装置の軸直角方向に沿う断面図であって図1のII−II線矢視断面図である。
【0018】
本実施形態の液体封入式筒型防振装置は、図1及び図2に示すように、主軸金具1と、主軸金具1の外周に嵌着された狭窄部形成部材2と、主軸金具1の外側に距離を隔てて同軸状に配置され、2個の窓部33、33有する中間筒金具3と、主軸金具1と中間筒金具3の間に介在して両者を一体的に連結し、窓部33、33に開口する凹部44を有するゴム弾性体4と、中間筒金具4の外周面に固着されたシールゴム層5と、絞り加工が施されることにより中間筒金具3の外側に組付けられ、凹部44の開口を液密的に覆蓋して凹部44との間に液体Lが封入される液室61を形成する外筒金具6と、から構成されている。
【0019】
主軸金具1は、鉄系金属により略一定の径と肉厚をもつパイプ状に形成されており、取付ボルト(図示せず)が挿通される内孔11を有する。
【0020】
狭窄部形成部材2は、樹脂材料により厚肉のリング状に形成されており、主軸金具1の外径と略同じ大きさの円孔21を有する。この狭窄部形成部材2の外周面の軸対称となる部位には、互いに平行となる平坦面22、22が形成されている。また、この狭窄部形成部材2の平坦面22、22と90°位相がずれた部分には、径方向外方に膨出する膨出部23、23が形成されている。この狭窄部形成部材2は、主軸金具1の軸方向中央部外周に円孔21が嵌着されて固定されている。
【0021】
中間筒金具3は、外筒金具6よりも板厚が薄い鉄系金属板(板厚約1.4mm)により円筒状に形成されており、軸方向両端に位置する一対のリング部31、31と、軸方向に延び両リング部31、31間に架橋された2個の架橋部32、32とからなる。両架橋部32、32の間には、両リング部31、31とともに画成され周方向に沿って配列された2個の窓部33、33が形成されている。この中間筒金具3は、両窓部33、33が狭窄部形成部材2の両膨出部23、23と対応する位置にある状態で、主軸金具1の外側に距離を隔てて同軸状に配置されている。なお、この中間筒金具3は、外筒金具6に絞り加工が施されるときに外筒金具6とともに縮径されている。
【0022】
ゴム弾性体4は、主軸金具1、狭窄部形成部材2及び中間筒金具3とともに一体加硫成形することにより形成されており、図3に示すように、それらが一体となった加硫成形体として略円筒状に形成されている。このゴム弾性体4は、その内周面が主軸金具1及び狭窄部形成部材2に加硫接着されているとともに、その外周面が中間筒金具3に加硫接着されて、主軸金具1と中間筒金具3を一体的に連結している。
【0023】
このゴム弾性体4は、中間筒金具3の両リング部31、31と対応して軸方向両端に設けられた一対の環状側壁部41、41と、中間筒金具3の両架橋部32、32と対応して両環状側壁部41、41を連結するように設けられた一対の連結42、42と、狭窄部形成部材2の平坦面22、22を除く外表面を覆う被覆部43、43とからなる。これにより、ゴム弾性体4の両環状側壁部41、41の間には、周方向に一周するように連続して中間筒金具3の各窓部33、33に開口する凹部44が形成されている。なお、このゴム弾性体4には、外筒金具6に絞り加工が施されるときに外筒金具6とともに中間筒金具3が縮径されることによって、予備圧縮が加えられている。
【0024】
シールゴム層5は、ゴム弾性体4が加硫成形されるときにゴム弾性体4と連結されて一体に形成されている(図3参照)。このシールゴム層5は、中間筒金具3に加硫接着され、中間筒金具3の全外周面を覆うように設けられている。
【0025】
外筒金具6は、中間筒金具3よりも板厚が厚い鉄系金属板(板厚約1.6mm)により円筒状に形成されている。この外筒金具6は、図4に示すように、図3に示す加硫成形体の外側に同軸状に配置された状態で、外筒金具6の外側から八方絞り加工等の絞り加工が施されることにより組付けられている。これにより、図1及び図2に示すように、ゴム弾性体4の凹部44の開口がシールゴム層5を介して液密的に覆蓋され、外筒金具6と凹部44との間に液体Lが封入される液室61が形成されている。
【0026】
この外筒金具6は、絞り加工が施されたときに5〜15%程度の絞り率で絞られており、外筒金具6の絞りによる縮径に伴って中間筒金具3も外筒金具6と同程度縮径されていることにより、ゴム弾性体4に予備圧縮が加えられている。なお、外筒金具6の加硫成形体への組付け作業を、液室61内に封入すべき液体L中で行うことにより、液室61内に液体Lが封入されている。この場合、液体Lとして、例えば1万センチストークス以上の動粘度を有する高粘性のシリコーンオイルが使用されている。
【0027】
また、液室61内においては、狭窄部形成部材2の膨出部23、23を覆う被覆部43、43と外筒金具6との間に、所定の面積をもって軸方向及び周方向に拡がる円弧状の第1狭窄部62、62が形成されている。そして、狭窄部形成部材2の平坦面22、22とゴム弾性体4の連結部42、42との間には、所定の面積をもって平坦面22、22と平行に拡がる第2狭窄部63、63が形成されている。これらの第1及び第2狭窄部62、63は、1〜6mm程度の間隙で形成されるものである。
【0028】
なお、外筒金具6は、外筒金具6が絞り加工により加硫成形体に組付けられた後、その両端部にロールかしめ等のかしめ加工が施されることにより、加硫成形体の両端外周部にかしめ固定されている。
【0029】
以上のように構成された本実施形態の液体封入式筒型防振装置は、自動車において振動伝達系を構成する二つの部材の一方の部材に主軸金具1が取付ボルト等により連結固定されるとともに、その他方の部材に外筒金具6が圧入固定されることにより取付けられて使用される。そして、この液体封入式筒型防振装置に対して径方向の振動が入力すると、主軸金具1と外筒金具6が相対移動するのに伴って、液室61の第1及び第2狭窄部62、63にある高粘性の液体Lにずり剪断が効果的に惹起され、その液体Lのずり剪断作用に基づいて、その入力振動の周波数に拘わりなく、入力振動に対して良好な遮断効果が発揮される。
【0030】
以上のように、本実施形態の液体封入式筒型防振装置は、外筒金具6に絞り加工を施して加硫成形体に組付けるときに、外筒金具6とともに中間筒金具3も縮径させることによって、ゴム弾性体4に予備圧縮を加えるようにしているため、ゴム弾性体4に予備圧縮を簡易に加えることができる。これにより、ゴム弾性体4の耐久性、延いてはその防振装置の耐久性を向上させることができる。
【0031】
また、本実施形態における中間筒金具3は、外筒金具6よりも板厚が薄い鉄系金属板により形成されていることから、外筒金具への絞り加工時における中間筒金具3の縮径を容易に且つ均一にすることが可能となるため、ゴム弾性体4に予備圧縮をより簡易に加えることができる。なお、ここで外筒金具6については、鉄系金属の代わりにアルミニウム系金属を採用することもできる。この場合も、アルミニウム系金属により形成された外筒金具6の板厚よりも、板厚が薄い鉄系金属で形成される中間筒金具3を採用することができる。
【0032】
また、本実施形態におけるシールゴム層5は、ゴム弾性体4と一体に形成されて中間筒金具3の外周面に設けられているため、加硫成形工程を一つにすることができ、製造コストの上昇を抑制することができる。
【0033】
なお、本実施形態の液体封入式筒型防振装置は、シリコーンオイル等の高粘性の液体Lを使用して、その液体Lのずり剪断作用に基づいて入力振動を低減するタイプのものであるが、特許文献2〜4等に記載されているように、例えば水やアルキレングリコール等の低粘性の液体を使用して、複数の液室間を連通するように設けられたオリフィス通路を流動する液体の液柱共振作用に基づいて入力振動を低減するタイプの液体封入式筒型防振装置に対しても本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る液体封入式筒型防振装置の軸方向に沿う断面図であって図2のI−I線矢視断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る液体封入式筒型防振装置の軸直角方向に沿う断面図であって図1のII−II線矢視断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る液体封入式筒型防振装置に用いられる加硫成形体の軸方向に沿う断面図である。
【図4】本発明の実施形態の液体封入式筒型防振装置において外筒金具に絞り加工を施して加硫成形体に組付ける状態を断面で示す説明図である。
【図5】従来の液体封入式筒型防振装置の軸方向に沿う断面図であって図6のV−V線矢視断面図である。
【図6】従来の液体封入式筒型防振装置の軸直角方向に沿う断面図であって図5のVI−VI線矢視断面図である。
【図7】従来の液体封入式筒型防振装置に用いられる加硫成形体の軸方向に沿う断面図である。
【図8】従来の液体封入式筒型防振装置において外筒金具に絞り加工を施して加硫成形体に組付ける状態を断面で示す説明図である。
【符号の説明】
1、101…主軸金具 2、102…狭窄部形成部材
3、103…中間筒金具 4、104…ゴム弾性体
5、105…シールゴム層 6、106…外筒金具 11…内孔
21…円孔 22…平坦面 23…膨出部 31…リング部
32…架橋部 33、133…窓部 41…環状側壁部
42…連結部 43…被覆部 44、144…凹部
61、161…液室 62…第1狭窄部 63…第2狭窄部
L…液体
Claims (2)
- 主軸金具と、
該主軸金具の外側に距離を隔てて同軸状に配置され、周方向に配列された複数の窓部を有する中間筒金具と、
前記主軸金具と前記中間筒金具との間に介在して両者を一体的に連結し、前記窓部に開口する凹部を有するゴム弾性体と、
該ゴム弾性体と一体に形成されて前記中間筒金具の外周面に固着されたシールゴム層と、
前記中間筒金具の外側に前記シールゴム層を介して同軸状に配置されて絞り加工が施されることにより組付けられ、前記凹部の開口を液密的に覆蓋して前記凹部との間に液体が封入される液室を形成する外筒金具と、を備え、
前記中間筒金具は、前記外筒金具よりも板厚が薄い金属板により形成され、前記外筒金具に絞り加工が施されるときに前記外筒金具とともに縮径されることにより、前記ゴム弾性体が予備圧縮されていることを特徴とする液体封入式筒型防振装置。 - 前記外筒金具の絞り加工時における絞り率は、5〜15%であることを特徴とする請求項1記載の液体封入式筒型防振装置。
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