JP2618787B2 - 液体封入式防振装置の製造方法 - Google Patents
液体封入式防振装置の製造方法Info
- Publication number
- JP2618787B2 JP2618787B2 JP7450392A JP7450392A JP2618787B2 JP 2618787 B2 JP2618787 B2 JP 2618787B2 JP 7450392 A JP7450392 A JP 7450392A JP 7450392 A JP7450392 A JP 7450392A JP 2618787 B2 JP2618787 B2 JP 2618787B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- cylindrical member
- fitting
- diameter
- small
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車の懸架装
置に用いる液体封入式防振装置の製造方法に関する。
置に用いる液体封入式防振装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より液体封入式防振装置として、図
4に示すようなストラットマウントが知られている。こ
の液体封入式防振装置は、ケース部81と、このケース
部81内に圧入された、第1筒部材82、第2筒部材8
3、オリフィス形成用樹脂リング84及び液室85内に
封入された液体86よりなる本体部87とから構成され
ている。
4に示すようなストラットマウントが知られている。こ
の液体封入式防振装置は、ケース部81と、このケース
部81内に圧入された、第1筒部材82、第2筒部材8
3、オリフィス形成用樹脂リング84及び液室85内に
封入された液体86よりなる本体部87とから構成され
ている。
【0003】上記第1筒部材82は、外筒88と、外筒
88の内側に配置された内筒89と、外筒88と内筒8
9との軸方向一端側(図4の下端側)で両者を液密的に
一体的に連結する隔壁リング状の第1ゴム部90とを有
している。また上記第2筒部材83は、外筒88の軸方
向他端側(図4の上端側)に圧入される大径リング金具
91と、大径リング金具91の内側に配設され、内筒8
9の軸方向他端側に圧入される小径リング金具92と、
大径リング金具91と小径リング金具92とを液密的に
一体的に連結する隔壁リング状の第2ゴム部93とを有
している。なお、大径リング金具91の外周面には薄肉
リング状のシールゴム部94が第2ゴム部93と一体的
に形成されており、このシールゴム部94が外筒88に
圧入される。そして、外筒88と内筒89との間には、
第1ゴム部90及び第2ゴム部93でその軸方向両端面
がそれぞれ区画された液室85が形成され、また該液室
85を軸方向(図4の上下方向)に二分割する樹脂リン
グ84によりオリフィス95が形成され、これらの液室
85及びオリフィス95に液体86が封入されている。
88の内側に配置された内筒89と、外筒88と内筒8
9との軸方向一端側(図4の下端側)で両者を液密的に
一体的に連結する隔壁リング状の第1ゴム部90とを有
している。また上記第2筒部材83は、外筒88の軸方
向他端側(図4の上端側)に圧入される大径リング金具
91と、大径リング金具91の内側に配設され、内筒8
9の軸方向他端側に圧入される小径リング金具92と、
大径リング金具91と小径リング金具92とを液密的に
一体的に連結する隔壁リング状の第2ゴム部93とを有
している。なお、大径リング金具91の外周面には薄肉
リング状のシールゴム部94が第2ゴム部93と一体的
に形成されており、このシールゴム部94が外筒88に
圧入される。そして、外筒88と内筒89との間には、
第1ゴム部90及び第2ゴム部93でその軸方向両端面
がそれぞれ区画された液室85が形成され、また該液室
85を軸方向(図4の上下方向)に二分割する樹脂リン
グ84によりオリフィス95が形成され、これらの液室
85及びオリフィス95に液体86が封入されている。
【0004】上記液体封入式防振装置の本体部87は、
以下のようにして製造される。まず、所定の加硫成形操
作により、第1筒部材82及び第2筒部材83をそれぞ
れ形成する。そして、液体86が収容された槽中で、第
1筒部材82の他端側(図4の上端側)から樹脂リング
84、第2筒部材83を圧入した後、外筒88の外周面
を絞り加工するとともに外筒88の軸方向他端側(図4
の上端側)の端部を径内方向に折り曲げることにより製
造される。
以下のようにして製造される。まず、所定の加硫成形操
作により、第1筒部材82及び第2筒部材83をそれぞ
れ形成する。そして、液体86が収容された槽中で、第
1筒部材82の他端側(図4の上端側)から樹脂リング
84、第2筒部材83を圧入した後、外筒88の外周面
を絞り加工するとともに外筒88の軸方向他端側(図4
の上端側)の端部を径内方向に折り曲げることにより製
造される。
【0005】上記構成を有する液体封入式防振装置は、
ケース部81がボディ側に連結され、内筒89がショッ
クアブソーバの軸先端部に連結されて使用に供される。
そして、ケース部81と内筒89との間に相互作用する
軸方向振動に対して第1ゴム部90及び第2ゴム部93
の弾性作用や、軸方向に二分割された液室85間をオリ
フィス通路95を介して流動する液体86の流体作用に
より、良好な減衰作用を果たす。なお、上記軸方向に大
荷重が作用したときのケース部81に対する内筒89の
大変位は、内部ストッパ構造により規制されている。す
なわち、内筒89の下端に第1ゴム部90と一体的に形
成されたストッパゴム部96、及び小径リング金具92
の上端に第2ゴム部90と一体的に形成されたストッパ
ゴム部97が、それぞれケース部81に当接することに
より上記大変位が規制される。
ケース部81がボディ側に連結され、内筒89がショッ
クアブソーバの軸先端部に連結されて使用に供される。
そして、ケース部81と内筒89との間に相互作用する
軸方向振動に対して第1ゴム部90及び第2ゴム部93
の弾性作用や、軸方向に二分割された液室85間をオリ
フィス通路95を介して流動する液体86の流体作用に
より、良好な減衰作用を果たす。なお、上記軸方向に大
荷重が作用したときのケース部81に対する内筒89の
大変位は、内部ストッパ構造により規制されている。す
なわち、内筒89の下端に第1ゴム部90と一体的に形
成されたストッパゴム部96、及び小径リング金具92
の上端に第2ゴム部90と一体的に形成されたストッパ
ゴム部97が、それぞれケース部81に当接することに
より上記大変位が規制される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
液体封入式防振装置では、第1筒部材82の内筒89
と、該内筒89に圧入された第2筒部材83の小径リン
グ金具92との間においては、圧入締代による緊縛力の
みによって軸方向の相対移動が規制されている。このた
め、ケース部81に対して内筒89が図4の下方側に相
対的に移動する方向Aに大荷重が作用したとき、上記し
たような内部ストッパ構造が無いと、小径リング金具9
2から内筒89が抜けるという不都合を生じる。
液体封入式防振装置では、第1筒部材82の内筒89
と、該内筒89に圧入された第2筒部材83の小径リン
グ金具92との間においては、圧入締代による緊縛力の
みによって軸方向の相対移動が規制されている。このた
め、ケース部81に対して内筒89が図4の下方側に相
対的に移動する方向Aに大荷重が作用したとき、上記し
たような内部ストッパ構造が無いと、小径リング金具9
2から内筒89が抜けるという不都合を生じる。
【0007】したがって、上記従来の液体封入式防振装
置は、内筒89及びケース部81間に上記方向Aの大荷
重が作用したときの抜けに対する信頼性を向上させるた
めには、上記内部ストッパ構造が不可欠となり、構造が
複雑になる。本発明は、上記内部ストッパ構造を無くし
て構造を簡単にしつつ、軸方向の抜けに対する信頼性を
向上させた液体封入式防振装置の提供を目的とする。
置は、内筒89及びケース部81間に上記方向Aの大荷
重が作用したときの抜けに対する信頼性を向上させるた
めには、上記内部ストッパ構造が不可欠となり、構造が
複雑になる。本発明は、上記内部ストッパ構造を無くし
て構造を簡単にしつつ、軸方向の抜けに対する信頼性を
向上させた液体封入式防振装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の液体封入式防振
装置の製造方法は、外筒部材と、該外筒部材の内側に配
置された内筒部材と、該外筒部材と該内筒部材との軸方
向一端側で両者を液密的に一体的に連結する隔壁リング
状の第1側壁部を有する第1ゴム部とをもつ第1筒部材
と、上記外筒部材の軸方向他端側の内周面に圧入できる
大径リング金具と、該大径リング金具の内側に配設さ
れ、その軸方向略中央に内周径が異なる屈曲部が形成さ
れるとともに、該屈曲部から軸方向他端側に形成されて
上記内筒部材の外周面に圧入できる小径部、及び該屈曲
部から軸方向一端側に形成されて上記内筒部材の外側に
シールゴムを介して配置可能な拡径部をもつ小径リング
金具と、該大径リング金具と該小径リング金具とを液密
的に一体的に連結する隔壁リング状の第2側壁部を有す
る第2ゴム部とをもつ第2筒部材とを準備し、液体内
で、前記第1筒部材の軸方向他端側から第1筒部材の外
筒部材と内筒部材との間に前記第2筒部材を圧入して、
前記外筒部材と前記内筒部材との間に前記第1側壁部及
び前記第2側壁部でその軸方向両端面がそれぞれ区画さ
れるリング状の液室に液体を封入する圧入工程と、前記
内筒部材の軸方向他端側の端部及び前記小径リング金具
の小径部を、前記小径リング金具の屈曲部を支点として
径外方向に同時に折り曲げる第1折り曲げ工程と、前記
第1折り曲げ工程と同時に又は前記第1折り曲げ工程の
前若しくは後に実施され、前記外筒部材の外周面を絞り
加工するとともに、前記外筒部材の軸方向他端側の端部
を、前記大径リング金具の軸方向他端側の端部を支点と
して径内方向に折り曲げる第2折り曲げ工程とを有する
ことを特徴とする
装置の製造方法は、外筒部材と、該外筒部材の内側に配
置された内筒部材と、該外筒部材と該内筒部材との軸方
向一端側で両者を液密的に一体的に連結する隔壁リング
状の第1側壁部を有する第1ゴム部とをもつ第1筒部材
と、上記外筒部材の軸方向他端側の内周面に圧入できる
大径リング金具と、該大径リング金具の内側に配設さ
れ、その軸方向略中央に内周径が異なる屈曲部が形成さ
れるとともに、該屈曲部から軸方向他端側に形成されて
上記内筒部材の外周面に圧入できる小径部、及び該屈曲
部から軸方向一端側に形成されて上記内筒部材の外側に
シールゴムを介して配置可能な拡径部をもつ小径リング
金具と、該大径リング金具と該小径リング金具とを液密
的に一体的に連結する隔壁リング状の第2側壁部を有す
る第2ゴム部とをもつ第2筒部材とを準備し、液体内
で、前記第1筒部材の軸方向他端側から第1筒部材の外
筒部材と内筒部材との間に前記第2筒部材を圧入して、
前記外筒部材と前記内筒部材との間に前記第1側壁部及
び前記第2側壁部でその軸方向両端面がそれぞれ区画さ
れるリング状の液室に液体を封入する圧入工程と、前記
内筒部材の軸方向他端側の端部及び前記小径リング金具
の小径部を、前記小径リング金具の屈曲部を支点として
径外方向に同時に折り曲げる第1折り曲げ工程と、前記
第1折り曲げ工程と同時に又は前記第1折り曲げ工程の
前若しくは後に実施され、前記外筒部材の外周面を絞り
加工するとともに、前記外筒部材の軸方向他端側の端部
を、前記大径リング金具の軸方向他端側の端部を支点と
して径内方向に折り曲げる第2折り曲げ工程とを有する
ことを特徴とする
【0009】
【作用】本発明の液体封入式防振装置の製造方法の圧入
工程では、液体内で、第1筒部材の軸方向他端側から第
1筒部材の外筒部材と内筒部材との間に第2筒部材を圧
入することにより、外筒部材と内筒部材との間に第1側
壁部及び第2側壁部でその軸方向両端面がそれぞれ区画
されるリング状の液室が形成されるとともに、この液室
内に液体が封入される。このとき、小径リング金具の屈
曲部から軸方向一端側に形成された拡径部と内筒部材と
の間でシールゴムが挟持される。
工程では、液体内で、第1筒部材の軸方向他端側から第
1筒部材の外筒部材と内筒部材との間に第2筒部材を圧
入することにより、外筒部材と内筒部材との間に第1側
壁部及び第2側壁部でその軸方向両端面がそれぞれ区画
されるリング状の液室が形成されるとともに、この液室
内に液体が封入される。このとき、小径リング金具の屈
曲部から軸方向一端側に形成された拡径部と内筒部材と
の間でシールゴムが挟持される。
【0010】本発明方法の第1折り曲げ工程では、内筒
部材の軸方向他端側の端部及び小径リング金具の小径部
が、小径リング金具の屈曲部を支点として径外方向に同
時に折り曲げられる。このとき、屈曲部を支点として該
屈曲部が折り曲げられている方向に、内筒部材及び小径
リング金具を折り曲げるので、容易にかつ鋭角的に軸方
向他端側の部位のみの内筒部材及び小径リング金具(小
径部)を同等に折り曲げることができる。このため、内
筒金具及び小径リング金具間における軸方向の抜けを良
好に防止することができる。また、折り曲げられた内筒
金具と小径部との密着性が損なわれることがなく、両者
間のシール性を良好に確保することができる。
部材の軸方向他端側の端部及び小径リング金具の小径部
が、小径リング金具の屈曲部を支点として径外方向に同
時に折り曲げられる。このとき、屈曲部を支点として該
屈曲部が折り曲げられている方向に、内筒部材及び小径
リング金具を折り曲げるので、容易にかつ鋭角的に軸方
向他端側の部位のみの内筒部材及び小径リング金具(小
径部)を同等に折り曲げることができる。このため、内
筒金具及び小径リング金具間における軸方向の抜けを良
好に防止することができる。また、折り曲げられた内筒
金具と小径部との密着性が損なわれることがなく、両者
間のシール性を良好に確保することができる。
【0011】本発明方法の第2折り曲げ工程では、外筒
部材の外周面が絞り加工されるとともに、外筒部材の軸
方向他端側の端部が、大径リング金具の軸方向他端側の
端部を支点として径内方向に折り曲げられる。この外筒
部材の絞り加工により、外筒部材及び大径リング金具間
における液密性を向上させることができる。また、外筒
部材の軸方向他端側の端部の径内方向への折り曲げによ
り、外筒部材及び大径リング金具間における軸方向の抜
けを良好に防止することができる。
部材の外周面が絞り加工されるとともに、外筒部材の軸
方向他端側の端部が、大径リング金具の軸方向他端側の
端部を支点として径内方向に折り曲げられる。この外筒
部材の絞り加工により、外筒部材及び大径リング金具間
における液密性を向上させることができる。また、外筒
部材の軸方向他端側の端部の径内方向への折り曲げによ
り、外筒部材及び大径リング金具間における軸方向の抜
けを良好に防止することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面に基づ
き説明する。本実施例は、本発明の液体封入式防振装置
をストラットマウントに適用したものである。この液体
封入式防振装置は、図1の断面図に示すように、第1筒
部材1と、第2筒部材2と、第1筒部材1及び第2筒部
材2間に形成された液室3内に封入された液体(水やア
ルキレングリコール、シリコンオイル等の非圧縮性流
体)4と、液室3内に収容され第1筒部材1及び第2筒
部材2間で軸方向に挟持された樹脂リング5と、第1筒
部材1に保持されたボールベアリング6とから構成され
ている。
き説明する。本実施例は、本発明の液体封入式防振装置
をストラットマウントに適用したものである。この液体
封入式防振装置は、図1の断面図に示すように、第1筒
部材1と、第2筒部材2と、第1筒部材1及び第2筒部
材2間に形成された液室3内に封入された液体(水やア
ルキレングリコール、シリコンオイル等の非圧縮性流
体)4と、液室3内に収容され第1筒部材1及び第2筒
部材2間で軸方向に挟持された樹脂リング5と、第1筒
部材1に保持されたボールベアリング6とから構成され
ている。
【0013】第1筒部材1は、加硫成形後の状態を図2
に示すように、鉄製の外筒部材11と、外筒部材11の
内側に同心状に配置された鉄製の内筒部材12と、外筒
部材11の内周面及び内筒部材12の外周面に一体的に
接合されたゴム弾性体よりなる第1ゴム部13とをもっ
ている。外筒部材11は、下端(図1、図2の下端、以
下同様)に遠心方向に突出する第1フランジ部111a
を有する第1筒状体111と、上端(図1、図2の上
端、以下同様)に第1フランジ部111aと接合された
第2フランジ部111bを有し第1筒状体111とほぼ
同径の第2筒状体112とから構成されている。溶接に
より一体的に接合された第1フランジ部111a及び第
2フランジ部111bには、自動車のボディに本装置を
取り付けるための複数のボルト(図示しない)が固定さ
れている。
に示すように、鉄製の外筒部材11と、外筒部材11の
内側に同心状に配置された鉄製の内筒部材12と、外筒
部材11の内周面及び内筒部材12の外周面に一体的に
接合されたゴム弾性体よりなる第1ゴム部13とをもっ
ている。外筒部材11は、下端(図1、図2の下端、以
下同様)に遠心方向に突出する第1フランジ部111a
を有する第1筒状体111と、上端(図1、図2の上
端、以下同様)に第1フランジ部111aと接合された
第2フランジ部111bを有し第1筒状体111とほぼ
同径の第2筒状体112とから構成されている。溶接に
より一体的に接合された第1フランジ部111a及び第
2フランジ部111bには、自動車のボディに本装置を
取り付けるための複数のボルト(図示しない)が固定さ
れている。
【0014】内筒部材12は、主内筒121と、主内筒
121の略中央部外周面に上端が接合されて同心状に配
設された副内筒122とから構成されている。主内筒1
21は下端側に拡径されたベアリング保持部12aを有
し、このベアリング保持部12a内にボールベアリング
6が保持される。なお、副内筒122は、主内筒121
の段部12bの外周面に一体的に溶接又は圧入により接
合されている。
121の略中央部外周面に上端が接合されて同心状に配
設された副内筒122とから構成されている。主内筒1
21は下端側に拡径されたベアリング保持部12aを有
し、このベアリング保持部12a内にボールベアリング
6が保持される。なお、副内筒122は、主内筒121
の段部12bの外周面に一体的に溶接又は圧入により接
合されている。
【0015】第1ゴム部13は、外筒部材11と内筒部
材12との軸方向一端側(図1、図2の下端側)で両者
を液密的に一体的に連結する隔壁リング状の第1側壁部
13aと、外筒部材11の第1筒状体111の内周面に
加硫接着された薄肉リング状の第1シールゴム部13b
と、内筒部材12の主内筒121の外周面に加硫接着さ
れた薄肉リング状の第2シールゴム部13cとを有して
いる。この第1ゴム部13は、外筒部材11及び内筒部
材12を同心状に配設した状態で、軸方向一端側(図
1、図2の下端側)の両者間に充填したゴム材を加硫し
て形成されており、加硫接着により外筒部材11及び内
筒部材12と一体化されている。
材12との軸方向一端側(図1、図2の下端側)で両者
を液密的に一体的に連結する隔壁リング状の第1側壁部
13aと、外筒部材11の第1筒状体111の内周面に
加硫接着された薄肉リング状の第1シールゴム部13b
と、内筒部材12の主内筒121の外周面に加硫接着さ
れた薄肉リング状の第2シールゴム部13cとを有して
いる。この第1ゴム部13は、外筒部材11及び内筒部
材12を同心状に配設した状態で、軸方向一端側(図
1、図2の下端側)の両者間に充填したゴム材を加硫し
て形成されており、加硫接着により外筒部材11及び内
筒部材12と一体化されている。
【0016】第2筒部材2は、加硫成形後の状態を図3
に示すように、大径リング金具21と、大径リング金具
21の内側に同心状に配設された小径リング金具22
と、大径リング金具21の内周面及び小径リング金具2
2の外周面に一体的に接合されたゴム弾性体よりなる第
2ゴム部23とをもっている。大径リング金具21は、
その軸方向略中央に形成された内周径の異なる第1屈曲
部21aと、第1屈曲部21aから軸方向他端側(図
1、図3の上端側)に形成されて外筒部材11の第1筒
状体111の内周面に圧入される大径部21bと、第1
屈曲部21aから軸方向一端側(図1、図3の下端側)
に形成されて外筒部材11の第1筒状体111との間で
第1シールゴム部13bを挟持する縮径部21cとを有
している。
に示すように、大径リング金具21と、大径リング金具
21の内側に同心状に配設された小径リング金具22
と、大径リング金具21の内周面及び小径リング金具2
2の外周面に一体的に接合されたゴム弾性体よりなる第
2ゴム部23とをもっている。大径リング金具21は、
その軸方向略中央に形成された内周径の異なる第1屈曲
部21aと、第1屈曲部21aから軸方向他端側(図
1、図3の上端側)に形成されて外筒部材11の第1筒
状体111の内周面に圧入される大径部21bと、第1
屈曲部21aから軸方向一端側(図1、図3の下端側)
に形成されて外筒部材11の第1筒状体111との間で
第1シールゴム部13bを挟持する縮径部21cとを有
している。
【0017】小径リング金具22は、その軸方向略中央
に形成された内周径の異なる第2屈曲部22aと、第2
屈曲部22aから軸方向他端側(図1、図3の上端側)
に形成されて内筒部材12の主内筒121の外周面に圧
入される小径部22bと、第2屈曲部22aから軸方向
一端側(図1、図3の下端側)に形成されて内筒部材1
2の主内筒121との間で第2シールゴム部13cを挟
持する拡径部22cと、拡径部22cの先端に形成され
た遠心方向に突出する膨出部22dとを有している。
に形成された内周径の異なる第2屈曲部22aと、第2
屈曲部22aから軸方向他端側(図1、図3の上端側)
に形成されて内筒部材12の主内筒121の外周面に圧
入される小径部22bと、第2屈曲部22aから軸方向
一端側(図1、図3の下端側)に形成されて内筒部材1
2の主内筒121との間で第2シールゴム部13cを挟
持する拡径部22cと、拡径部22cの先端に形成され
た遠心方向に突出する膨出部22dとを有している。
【0018】第2ゴム部23は、大径リング金具21と
小径リング金具22とを液密的に一体的に連結する隔壁
リング状の第2側壁部23aと、小径リング金具22の
外周面に一体的に接合された厚肉部23bとを有してい
る。この第2ゴム部23は、大径リング金具21及び小
径リング金具22を同心状に配設した状態で両者間に充
填したゴム材を加硫して形成されており、加硫接着によ
り大径リング金具21及び小径リング金具22と一体化
されている。
小径リング金具22とを液密的に一体的に連結する隔壁
リング状の第2側壁部23aと、小径リング金具22の
外周面に一体的に接合された厚肉部23bとを有してい
る。この第2ゴム部23は、大径リング金具21及び小
径リング金具22を同心状に配設した状態で両者間に充
填したゴム材を加硫して形成されており、加硫接着によ
り大径リング金具21及び小径リング金具22と一体化
されている。
【0019】樹脂リング5は、外筒部材11と内筒部材
12との間に形成され、かつ第1側壁部13a及び第2
側壁部23aでその軸方向両端面がそれぞれ区画された
リング状の液室3を、軸方向に二分割するとともに、こ
の二分割された液室を連通させるオリフィス通路7を形
成するためのものである。樹脂リング5の内径は第2ゴ
ム部23の厚肉部23bの外径より大きく、この値は、
両者間に形成されるオリフィス通路7を通過する液体4
の流体作用により、所定の周波数の振動減衰効果を発揮
すべく設定されている。なお、樹脂リング5の外周端に
は、第2筒部材2の大径リング金具21の端面と第1筒
部材1の第1シールゴム部13b側の第1側壁部13a
の端面とで軸方向に挟持される環状突部5aが形成され
ている。
12との間に形成され、かつ第1側壁部13a及び第2
側壁部23aでその軸方向両端面がそれぞれ区画された
リング状の液室3を、軸方向に二分割するとともに、こ
の二分割された液室を連通させるオリフィス通路7を形
成するためのものである。樹脂リング5の内径は第2ゴ
ム部23の厚肉部23bの外径より大きく、この値は、
両者間に形成されるオリフィス通路7を通過する液体4
の流体作用により、所定の周波数の振動減衰効果を発揮
すべく設定されている。なお、樹脂リング5の外周端に
は、第2筒部材2の大径リング金具21の端面と第1筒
部材1の第1シールゴム部13b側の第1側壁部13a
の端面とで軸方向に挟持される環状突部5aが形成され
ている。
【0020】上記構成を有する液体封入式防振装置は以
下のように製造される。 (圧入工程)液体4を収容する液槽内で、図2に示す第
1筒部材1の軸方向他端側から、第1筒部材の外筒部材
11と内筒部材12との間に樹脂リング5及び図3に示
す第2筒部材2を圧入する。これにより、外筒部材11
と内筒部材12との間に第1側壁部13a及び第2側壁
部23aでその軸方向両端面がそれぞれ区画され、かつ
樹脂リング5で軸方向に二分割されたリング状の液室3
と、オリフィス通路7とが形成されるとともに、この液
室3及びオリフィス通路7に液体4が封入される。この
とき、外筒部材11の第1筒状体111の内周面と大径
リング金具21の縮径部21cとの間で第1シールゴム
部13bが挟持されるとともに、内筒部材12の主内筒
121の外周面と小径リング金具22の拡径部22cと
の間で第2シールゴム部13cが挟持される。 (第1折り曲げ工程)上記液槽内で、内筒部材12の主
内筒121の軸方向他端側の端部及び小径リング金具2
2の小径部22bを、小径リング金具22の第2屈曲部
22aを支点として径外方向に同時に折り曲げて、第1
折り曲げ部Pを形成する。このとき、第2屈曲部22a
を支点として第2屈曲部22aが折り曲げられている方
向に、主内筒121及び小径リング金具22が折り曲げ
られるので、容易にかつ鋭角的に軸方向他端側の部位の
みの主内筒121及び小径リング金具22の小径部22
bを同等に折り曲げることができる。このため、主内筒
121及び小径リング金具22間における軸方向の抜け
を良好に防止することができる。また、折り曲げられた
主内筒121と小径部22bとの密着性を損なうことな
く、両者間のシール性を良好に確保することができる。 (第2折り曲げ工程)さらに、上記液槽内で外筒部材1
1の第1筒状体111の外周面を絞り加工するととも
に、第1筒状体111の軸方向他端側の端部を、大径リ
ング金具21の軸方向他端側の端部を支点として径内方
向に折り曲げて第2折り曲げ部Qを形成する。この外筒
部材11の第1筒状体111の絞り加工により、第1筒
状体111及び大径リング金具21間における液密性を
向上させることができる。また、第1筒状体111の軸
方向他端側の端部の径内方向への折り曲げにより、第1
筒状体111及び大径リング金具21間における軸方向
の抜けを良好に防止することができる。 (塗装工程)上記一体物を液槽から取り出し、外筒部材
11及び内筒部材12を塗装後、主内筒121のベアリ
ング保持部12aにボールベアリング6を圧入するとと
もに、ベアリング保持部12aの先端を径内方向に曲げ
加工することにより、本実施例の液体封入式防振装置を
完成する。
下のように製造される。 (圧入工程)液体4を収容する液槽内で、図2に示す第
1筒部材1の軸方向他端側から、第1筒部材の外筒部材
11と内筒部材12との間に樹脂リング5及び図3に示
す第2筒部材2を圧入する。これにより、外筒部材11
と内筒部材12との間に第1側壁部13a及び第2側壁
部23aでその軸方向両端面がそれぞれ区画され、かつ
樹脂リング5で軸方向に二分割されたリング状の液室3
と、オリフィス通路7とが形成されるとともに、この液
室3及びオリフィス通路7に液体4が封入される。この
とき、外筒部材11の第1筒状体111の内周面と大径
リング金具21の縮径部21cとの間で第1シールゴム
部13bが挟持されるとともに、内筒部材12の主内筒
121の外周面と小径リング金具22の拡径部22cと
の間で第2シールゴム部13cが挟持される。 (第1折り曲げ工程)上記液槽内で、内筒部材12の主
内筒121の軸方向他端側の端部及び小径リング金具2
2の小径部22bを、小径リング金具22の第2屈曲部
22aを支点として径外方向に同時に折り曲げて、第1
折り曲げ部Pを形成する。このとき、第2屈曲部22a
を支点として第2屈曲部22aが折り曲げられている方
向に、主内筒121及び小径リング金具22が折り曲げ
られるので、容易にかつ鋭角的に軸方向他端側の部位の
みの主内筒121及び小径リング金具22の小径部22
bを同等に折り曲げることができる。このため、主内筒
121及び小径リング金具22間における軸方向の抜け
を良好に防止することができる。また、折り曲げられた
主内筒121と小径部22bとの密着性を損なうことな
く、両者間のシール性を良好に確保することができる。 (第2折り曲げ工程)さらに、上記液槽内で外筒部材1
1の第1筒状体111の外周面を絞り加工するととも
に、第1筒状体111の軸方向他端側の端部を、大径リ
ング金具21の軸方向他端側の端部を支点として径内方
向に折り曲げて第2折り曲げ部Qを形成する。この外筒
部材11の第1筒状体111の絞り加工により、第1筒
状体111及び大径リング金具21間における液密性を
向上させることができる。また、第1筒状体111の軸
方向他端側の端部の径内方向への折り曲げにより、第1
筒状体111及び大径リング金具21間における軸方向
の抜けを良好に防止することができる。 (塗装工程)上記一体物を液槽から取り出し、外筒部材
11及び内筒部材12を塗装後、主内筒121のベアリ
ング保持部12aにボールベアリング6を圧入するとと
もに、ベアリング保持部12aの先端を径内方向に曲げ
加工することにより、本実施例の液体封入式防振装置を
完成する。
【0021】本実施例に係る液体封入式防振装置は、外
筒部材11がボディ側に連結され、内筒部材12に保持
されたボールベアリング6がショックアブソーバの軸先
端部に連結されて使用に供される。この使用時に、外筒
部材11と内筒部材12との間に相互作用する軸方向振
動に対して第1ゴム部13及び第2ゴム部23の弾性作
用や、軸方向に二分割された液室3間をオリフィス通路
7を介して流動する液体4の流体作用により、良好な減
衰作用を果たす。
筒部材11がボディ側に連結され、内筒部材12に保持
されたボールベアリング6がショックアブソーバの軸先
端部に連結されて使用に供される。この使用時に、外筒
部材11と内筒部材12との間に相互作用する軸方向振
動に対して第1ゴム部13及び第2ゴム部23の弾性作
用や、軸方向に二分割された液室3間をオリフィス通路
7を介して流動する液体4の流体作用により、良好な減
衰作用を果たす。
【0022】そして、外筒部材11に対して内筒部材1
2が図1の下方側に相対的に移動する方向に大荷重が作
用したとき場合でも、内筒部材12の主内筒121及び
小径リング金具22が径外方向へ折り曲げられているの
で、両者間における抜けが良好に防止される。また、外
筒部材11に対して内筒部材12が図1の上方側に相対
的に移動する方向に大荷重が作用したとき場合でも、外
筒部材11の第1筒状体111が径内方向へ折り曲げら
れているので、第1筒状体111及び大径リング金具2
1間における抜けが良好に防止される。
2が図1の下方側に相対的に移動する方向に大荷重が作
用したとき場合でも、内筒部材12の主内筒121及び
小径リング金具22が径外方向へ折り曲げられているの
で、両者間における抜けが良好に防止される。また、外
筒部材11に対して内筒部材12が図1の上方側に相対
的に移動する方向に大荷重が作用したとき場合でも、外
筒部材11の第1筒状体111が径内方向へ折り曲げら
れているので、第1筒状体111及び大径リング金具2
1間における抜けが良好に防止される。
【0023】したがって、本実施例に係る液体封入式防
止装置は、従来の装置に採用されていた内部ストッパ構
造を採用することなく、簡単な構造で部材間の抜けに対
する信頼性を向上させることができ、コスト低減に貢献
する。なお、上記実施例では、本発明をストラットマウ
ントに適用する例について説明したが、本発明はいわゆ
るブッシュタイプのものにも適用することが可能であ
る。
止装置は、従来の装置に採用されていた内部ストッパ構
造を採用することなく、簡単な構造で部材間の抜けに対
する信頼性を向上させることができ、コスト低減に貢献
する。なお、上記実施例では、本発明をストラットマウ
ントに適用する例について説明したが、本発明はいわゆ
るブッシュタイプのものにも適用することが可能であ
る。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の液体封入
式防振装置の製造方法は、第1筒部材に第2筒部材を圧
入後、小径リング金具の屈曲部を支点として内筒部材及
び小径リング金具を径外方向に折り曲げるとともに、大
径リング金具の端部を支点として大径リング金具を径内
方向に折り曲げるという簡単な手法で、部材間の抜けに
対する信頼性を向上させることができる。このため、従
来のように複雑な内部ストッパ構造を採用する必要がな
く、コスト低減に貢献する。
式防振装置の製造方法は、第1筒部材に第2筒部材を圧
入後、小径リング金具の屈曲部を支点として内筒部材及
び小径リング金具を径外方向に折り曲げるとともに、大
径リング金具の端部を支点として大径リング金具を径内
方向に折り曲げるという簡単な手法で、部材間の抜けに
対する信頼性を向上させることができる。このため、従
来のように複雑な内部ストッパ構造を採用する必要がな
く、コスト低減に貢献する。
【図1】実施例に係る液体封入式防振装置の軸方向断面
図である。
図である。
【図2】上記液体封入式防振装置に係り、第1筒部材の
加硫成形後の状態を示す軸方向断面図である。
加硫成形後の状態を示す軸方向断面図である。
【図3】上記液体封入式防振装置に係り、第2筒部材の
加硫成形後の状態を示す軸方向断面図である。
加硫成形後の状態を示す軸方向断面図である。
【図4】従来の液体封入式防振装置の軸方向断面図であ
る。
る。
1は第1筒部材、2は第2筒部材、3は液室、4は液
体、11は外筒部材、12は内筒部材、13は第1ゴム
部、13aは第1側壁部、13cは第2シールゴム部、
21は大径リング金具、22は小径リング金具、22a
は第2屈曲部、22bは小径部、22cは拡径部、23
は第2ゴム部、23aは第2側壁部である。
体、11は外筒部材、12は内筒部材、13は第1ゴム
部、13aは第1側壁部、13cは第2シールゴム部、
21は大径リング金具、22は小径リング金具、22a
は第2屈曲部、22bは小径部、22cは拡径部、23
は第2ゴム部、23aは第2側壁部である。
Claims (1)
- 【請求項1】 外筒部材と、該外筒部材の内側に配置さ
れた内筒部材と、該外筒部材と該内筒部材との軸方向一
端側で両者を液密的に一体的に連結する隔壁リング状の
第1側壁部を有する第1ゴム部とをもつ第1筒部材と、 上記外筒部材の軸方向他端側の内周面に圧入できる大径
リング金具と、該大径リング金具の内側に配設され、そ
の軸方向略中央に内周径が異なる屈曲部が形成されると
ともに、該屈曲部から軸方向他端側に形成されて上記内
筒部材の外周面に圧入できる小径部、及び該屈曲部から
軸方向一端側に形成されて上記内筒部材の外側にシール
ゴムを介して配置可能な拡径部をもつ小径リング金具
と、該大径リング金具と該小径リング金具とを液密的に
一体的に連結する隔壁リング状の第2側壁部を有する第
2ゴム部とをもつ第2筒部材とを準備し、 液体内で、前記第1筒部材の軸方向他端側から第1筒部
材の外筒部材と内筒部材との間に前記第2筒部材を圧入
して、前記外筒部材と前記内筒部材との間に前記第1側
壁部及び前記第2側壁部でその軸方向両端面がそれぞれ
区画されるリング状の液室に液体を封入する圧入工程
と、 前記内筒部材の軸方向他端側の端部及び前記小径リング
金具の小径部を、前記小径リング金具の屈曲部を支点と
して径外方向に同時に折り曲げる第1折り曲げ工程と、 前記第1折り曲げ工程と同時に又は前記第1折り曲げ工
程の前若しくは後に実施され、前記外筒部材の外周面を
絞り加工するとともに、前記外筒部材の軸方向他端側の
端部を、前記大径リング金具の軸方向他端側の端部を支
点として径内方向に折り曲げる第2折り曲げ工程とを有
することを特徴とする液体封入式防振装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7450392A JP2618787B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 液体封入式防振装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7450392A JP2618787B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 液体封入式防振装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05272583A JPH05272583A (ja) | 1993-10-19 |
JP2618787B2 true JP2618787B2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=13549189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7450392A Expired - Lifetime JP2618787B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 液体封入式防振装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2618787B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10507703B2 (en) | 2016-06-27 | 2019-12-17 | Sumitomo Riko Company Limited | Strut mount and suspension mechanism using the same |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2727179B1 (fr) * | 1994-11-17 | 1997-01-17 | Hutchinson | Perfectionnements aux supports antivibratoires hydrauliques |
WO2000012646A1 (fr) * | 1998-08-31 | 2000-03-09 | Shishiai-Kabushikigaisha | Composition de liquide d'amortissement |
US6517062B2 (en) * | 1999-03-08 | 2003-02-11 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Vibration isolator |
CN108843718B (zh) * | 2018-07-13 | 2023-08-04 | 亚新科噪声与振动技术(安徽)有限公司 | 副车架轴向液压衬套 |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP7450392A patent/JP2618787B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10507703B2 (en) | 2016-06-27 | 2019-12-17 | Sumitomo Riko Company Limited | Strut mount and suspension mechanism using the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05272583A (ja) | 1993-10-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5775666A (en) | Elastic mount having mounting bracket functioning as stop mechanism and method of producing the same | |
EP0410397B1 (en) | Upper support for shock absorber in suspension system, having elastically supported resonance member | |
JPH04357344A (ja) | 流体封入式マウント装置およびその製造方法 | |
JPH08170683A (ja) | 液体封入式防振マウント | |
JP2618787B2 (ja) | 液体封入式防振装置の製造方法 | |
JPS61144444A (ja) | 流体入りブツシユ | |
US6390458B2 (en) | Fluid-filled elastic mount whose orifice passage has sufficiently large cross sectional area exhibits improved fluid-tightness | |
JPS61130639A (ja) | 流体入りマウント | |
JPH0546451B2 (ja) | ||
JPH0650134B2 (ja) | 防振ゴムブッシュ | |
JPH0524837Y2 (ja) | ||
JP3648575B2 (ja) | 液封入式防振装置 | |
JP4131396B2 (ja) | 液体封入式筒型防振装置 | |
JPH0633230Y2 (ja) | 流体封入式クツシヨンゴム組立体 | |
JP3736302B2 (ja) | 流体封入式マウント装置の製作方法 | |
JP3702761B2 (ja) | 液体封入式筒型防振装置 | |
JP3900057B2 (ja) | 液体封入式防振装置 | |
JP3265810B2 (ja) | 液体封入式ブッシュ | |
JPH0524836Y2 (ja) | ||
JP2549723Y2 (ja) | 液体封入型防振装置 | |
JPH0570009B2 (ja) | ||
JP3601163B2 (ja) | 流体封入式筒型マウントおよびその製造方法 | |
JPH0966721A (ja) | ストラットマウントおよびその製造方法 | |
JP2827859B2 (ja) | 液体封入式ブッシュ | |
JPH0131797Y2 (ja) |