JPS60206110A - 異方性複合磁石・それを含むマグネツトロ−ル及びこれらの製造方法 - Google Patents

異方性複合磁石・それを含むマグネツトロ−ル及びこれらの製造方法

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JPS60206110A
JPS60206110A JP59062549A JP6254984A JPS60206110A JP S60206110 A JPS60206110 A JP S60206110A JP 59062549 A JP59062549 A JP 59062549A JP 6254984 A JP6254984 A JP 6254984A JP S60206110 A JPS60206110 A JP S60206110A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は強磁性粉末と熱可塑性樹脂とを含む長尺異方性
複合磁石、これを含むマグネットロール及びそれらの製
造方法に関する。
先j」え五− 電子写真複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像再
生装置(乾式)においては、磁性現像剤(磁性キアリア
とトナーとの混合粉体である二成分現像剤あるいは一成
分系の磁性トナー等)の搬送手段として、非磁性スリー
ブの内部に複数個の磁極を有する永久磁石部材を設置し
、両者を相対的に回転させるように構成したマグネット
ロールが一般に使用されている。
上記のマグネットロールにも種々の構造のものがあり、
例えば実公昭57−9798号公報に記載されているよ
うな、フェライト粉末を磁場中でプレス成形後焼結して
得られる長尺の異方性ブロック磁石を軸の周囲に固定し
て形成した永久磁石部(Aを用いるもの、あるいはハー
ドフェライトからなる円筒状永久磁石を軸に固着して形
成した永久磁石部材を用いるものく例えば特公昭55−
6907号公報、特公昭53−47043号公報参照)
などが挙げられる。
しかるに前者の場合は、組立r程数が多くなったり低温
減磁が生ずるなどの問題があり、一方後者の場合は焼結
体の密度が約5g/c−と大きいため、重量が大となる
という問題がある。また焼結フェライト磁石は、一般に
、焼結中あるいは焼結後にクラックや割れが発生し易く
、歩留が悪いという問題もある。
これに対して、主として軽量化と製造の容易さのために
強磁性粉末(一般にフェライト粉末)と高分子化合物(
一般にゴム又はプラスチック材料)とを主体とする混線
物を押出成形あるいは、射出成形の手法により円筒状に
一体に成形し、ついで冷却固化後着磁したいわゆる複合
磁石を用いたマグネットロールが提案されたく特開昭5
5−154707号、同56−108207号、同57
−130407号、同57−164509号、特公昭5
2−12400号、同55−32206号、同5石と同
等の磁気特性を得るために、異方性化工程が施されてい
る。この異方性化工程は磁性体粉末と樹脂との混線物を
所定の磁場中で射出成形することを含む。
これらの異方性複合磁石に使用し得る樹脂として、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリアミド
、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルア
クリレート共重合体等が示されている。しかしながらこ
れらの樹脂をマグネットロールのような長尺の異方性磁
石、特に長尺円筒状異方性複合磁石に使用する場合に種
’□題が生じることがわかった。
ポリアミド樹脂を使用した場合、磁気特性の点で優れて
おり、しかも同化速度が早く成形サイクルを大幅に短縮
できるという利点はあるが、上述した長尺の円筒磁石の
製造において、磁場異方化により生じた残留応力をベー
スレヂンであるポリアミド樹脂が応力緩和により吸収出
来ずに成形後あるいはヒートサイクルテスト中に割れを
生ずるという欠点がある。成形条件を厳密に管理するこ
とにより割れの発生の頻度を減少させることは技術的に
不可能でないが、量産には不向きである。
また低密度ポリエチレンを使用した場合はポリアミドA
して更に応力亀裂を発生する頻度が高く、不適である。
エチレン−酢酸ビニル共重合体に関して、特公昭52−
12400号は酢酸ビニル含有量8%のエチレン−酢酸
ビニル共重合体を使用して製造した異方性複合磁石を開
示しているが、この磁石は20φxbmの円板状である
。特公昭55−32206号は90〜96重量%のフェ
ライト粉末(有機けい素化合物で表面処理)と10〜4
重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体く酢酸ビニル含
有量5〜25型組%)とからなる異方性磁石を開示して
いるが、この磁石は界磁マグネット用などに使用するも
のである。これ力1 らの公グ技術はいずれも電子写真複写機等のマグネット
ロールに使用するための長尺の円筒状異方性磁石に関す
るものではなく、長尺の円筒状異方性磁石に関連する後
述の技術的問題について何ら議論がされていない。
また特開昭57−130407号は強磁性粉末をエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体で結合した長尺の円筒状異方性
樹脂磁石を開示している。しかしながらかかる長尺円筒
状の異方性樹脂磁石の場合、成形体のそりの問題がしば
しば生じた。マグネットロールは長尺であり、通常スリ
ーブに収容されるが、僅かでもそりが生ずると種々の重
大な問題が生ずる。
円筒状複合磁石成形体のそりは、あらかじめ金型内にマ
グネットロールのシャフトを挿入しておくインサート成
形の場合にもしばしば生ずることがわかった。また成形
体のそりは特に磁場中で成形する場合に生ずることもわ
かった。この原因は必ずしも解明されていないが、その
一つは磁場中の金型内に磁性体・EVA樹脂組成物の溶
融物を注入する場合、溶融物が」−分に均一に充填され
るものとは限らないという点である。また不均一な磁場
の下でも不均一な混線物の充填が生じうる。
不均一な充填によりシャフトは金型中で曲がる傾向があ
る。金型から成形体を取り出すと曲がったシャフトの復
元力により成形体は曲げられる。その他樹脂複合磁石自
身中の残留応力も曲がりやそりに寄与すると考えられる
。そりが起こるような条件下では、磁石の長手方向に磁
力が不均一になるという問題も生ずる。
このようにEVA樹脂を使用した場合、得られた長尺磁
石は優れた耐熱衝撃性を有するが、そりや曲がり等の寸
法安定性に問題がある。
またEVA樹脂を使用した場合、成形時間が長くなる(
例えばポリアミド樹脂を使用した場合の3倍以上)とい
う問題がある。
発明の要約 従って本発明の目的はそりのない長尺の異方性磁性体・
樹脂複合磁石を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、磁気特性、寸法安定性及び
耐熱衝撃性の優れた長尺円筒状異方性複合磁石を提供す
ることである。
本発明のさらにもう一つの目・的は上記長尺円筒□状異
方性複合磁石を能率よく製造する方法を提供することで
ある。
そりのない長尺の異方性磁性体・樹脂複合磁石は、樹脂
としてエチレン−酢酸ビニル共重合体を使用し、かつ該
共重合体の酢酸ビニル含有量を10重量%以下とし、該
樹脂と強磁性粉末とを主体とする溶融混練物を磁場のか
かった長尺の金型内に注入することにより成形すること
ができることが発見された。またエチレン・酢酸ビニル
共重合体が30 / 10m1n、以上のメルトインデ
ックス(AST M D = 1238)を有する場合
に、混練物の成形が容易であることも発見された。
かかる発見に基づき、本発明は強磁性粉末とエチレン・
酢酸ビニル共重合体とを主体とする長尺の異方性複合磁
石成形体であって、前記共重合体の酢酸ビニル含有量が
10重間%以下であり、もってそりや曲りがないととも
に優れた磁気特性を有する成形体、それを有するマグレ
ットロール、及びそれらの製造方法を提供する。
λ」悲l艮 本発明の長尺の複合磁石は任意の断面形状を有し得るが
、製作が容易であるという理由で円筒状であるのが望ま
しい。円筒状複合磁石の長さ/直径比は、マグネットロ
ールに使用するものの場合、通常約5以上であるが実質
的には約10又はそれ以上である。長さ/直径比に特に
制限はないが、その比が大きくなるに従ってそりや曲り
の問題は深刻になる。
酢酸ビニルの含有量が少ない程エチレン酢酸ビニル共重
合体の硬度と軟化点が高くなる傾向にあることはよく知
られているが、本発明者等は、エチレン酢酸ビニル共重
合体の硬度と軟化点が高い程知い時間で成形することが
できることおよび寸法安定性に優れている、すなわちそ
りや曲りが少ないことを発見した。従って成形能率およ
び寸法安定性の点からは、酢酸ビニルの含有量の少ない
ある。酢酸ビニル含有量が10重量%より高いと得られ
た長尺複合磁石成形体のそりは大きくなりすぎ、マグネ
ットロールに使用できなくなる。また成形時間も長くな
る。一方酢酸ビニルの含有量が少なずぎると、残留応力
を十分に緩和吸収することが不可能になり、成形体に割
れが生ずる傾向が生ずる。従って、酢酸ビニルの含有量
は1重量%より大きく〈好ましくは4重量%より大きく
)することが必要である。
また成形性の点からエチレン酢酸ビニル共重合体の流動
性が良いことが必要であり、具体的には3g/10m1
n以上のメルトインデックスを有することが必要である
本発明に使用できるエチレン酢酸ビニル共重合体で市販
のものとしては、三井ポリケミカル製のM −2030
(酢酸ビニル含有量6重量%、メルトインデックス70
g 710m1n )およびP −0607(酢酸ビニ
ル含有量6重量%、メルトインデックス25(]711
0m1n> 、住友化学工業製のD−3021(酢酸ビ
ニル含有量6重量%、メルトインデックス7Q 710
m1n ) 、日本ユニカー製のNUC−5491(酢
酸ビニル含有量6重量%、メルトインデックス5.5g
 710m1n )などが挙げられる。
本発明においては強磁性粉末として、Baフェライト、
Srフェライトなどのマグネットブランバイト型結晶構
造を有するフェライト粉末、アルニコ磁石粉末、Fe 
−0r−Go系磁石粉末、希土類コバルト磁石粉末、希
土類鉄磁石粉末等の強磁性粉末を使用することができる
。これらの強磁性粉末の配合量は、強磁性粉末:樹脂の
重量比が80〜96:20〜4、好ましくは磁粉が85
重量%以上となるように定めればよい。強磁性粉末の配
合間が80重量部未満では所定の磁気特性(磁石表面で
の残留磁束密度が1400G以上)が得難く、その配合
量が96重量部を越えると、成形がほぼ困難となる。強
磁性粉末は樹脂とのぬれ特性を改善するために、予めそ
の表面を有機ケイ素化合物もしくは有機チタネート化合
物等で被覆してもよい。
磁性粉と樹脂のほかに、成形性を改善するためにポリエ
チレンワックス、ステアリン酸カルシウム等の滑剤若し
くは酸アミド化合物等を少量(敬重量%)加えてもよい
本発明によれば、上記の原料を用いて次のようにして異
方性を有する長尺複合磁石が得られる。
まず強磁性粉末とEVA樹脂および必要に応じ他の添加
材料を含む混線物を準備する。次に該混線物を、周囲に
電磁石もしくは永久磁石を設けた金型内に注入し、磁場
を加えながらかつ加熱しながら射出成形しついで冷却同
化後金型から成形体を取出す。異方性化を十分に行うた
めには、6000〜10000G程度の磁場中で成形す
ることが適当である。所望の用途に応じ任意の数の磁極
を設けるように異方性化処理を行なうことができる。ま
た設備の小形化および簡略化の点からは、永久磁石によ
る磁界中で射出成形するのが有利である。このようにし
て得た成形体はさらに加工する必要なくマグネットロー
ルに使用することができるが、必要に応じて外形を所定
の寸法に加工してもよい。
マグネットロール用め長尺複合磁石を製造する場合、成
形体を円筒状とするのが便利であるが、これは単に円筒
状金型を用いることにより達成できる。円筒状磁石にシ
ャフトを取り付けることによりマグネットロールを作成
することができる。
Hで作成することもできる。この場合、円筒状金型内に
シャフトをあらかじめ挿入しておき、磁場をかけながら
混線物を注入する。成形体は複合磁石とシャフトとが一
体となっているので、そのままマグネットロールとして
使用し得る。
得られたマグネット0−ルは異方性方向と同方向に着磁
し、適当なスリーブ内に収容した後に現像装置等に組み
込む。
発明の実施例および比較例 以下実施例および比較例により本発明を具体的に説明す
るが、これにより本発明が限定されるものではない。
実施例1 平均粒径1.60μmの3rフェライト粉末8.90k
(]にエチレン酢酸ビニル共重合体く東洋曹達製メルセ
ン900、酢ビ含有04重量%、メルトインチy’)’
)、300 /10m1n ) 1.10kgを加えて
2軸押比機により130℃の温度で混練した。得られた
流動状混練物を、マグネットロール用軸(外径10mu
+φ、5uS304 )を立設した金型を備えた射出成
形機に射出温度230℃、射出圧力1200kg/ c
n+2 、射出時間6sec、金型温度80℃、冷却時
間yosecの条件で注入した。磁場は成形体の磁極が
NSSの3極となるように印加した。ついで冷却固化後
金型から軸付成形体く外径28n+mφ、長さ240n
+m )を取出した。そして同様の条件で10本の成形
体を製作した。
実施例2 エチレン酢酸ビニル共重合体としてM −2030(三
井ポリケミカル製、酢ビ含有量6重量%、メルトインデ
ックス7g/10m1n )を用いた以外は実施例1と
同様の条件で10本の成形体を製作した。
実施例3 エチレン酢酸ビニル共重合体としてP −0607(三
井ポリケミカル製、酢ビ含有量6重量%、メルトインデ
ックス25(] /10m1n )を用いた以外は実施
例1と同様の条件で10本の成形体を製作した。
実施例4 エチレン酢酸ビニル共重合体として(住友化学工業製、
酢ビ含有量6重量%、メルトインデックス7(] /1
0n+in )を用いた以外は実施例1と同様の条件で
10本の成形体を製作した。
実施例5 エチレン酢酸ビニル共重合体としてNUC−5491(
日本ユニカー製、酢ビ含有毎6重(6)%、メルトイン
デックス5,5iJ / 10m1n )を用いた以外
は実施例1と同様の条件で10本の成形体を製作した。
実施例6 エチレン酢酸ビニル共重合体としてNUC−3140(
日本ユニカー製、酢ビ含有量10重量%、メルトインデ
ックス20)を用いた以外は実施例1と同様の条件で1
0本の成形体を製作した。
比較例1 平均粒径1.47μmのSrフェライト粉末8.50k
g ニナ−+’ 口> 6 (宇部興産製1011 F
 B ) 1.50kgを2軸押比機により240℃の
温度で混練した。
次に得られた混練物を射出温度280℃、射出圧力90
0k(] /Cm2で成形した以外は実施例1と同様の
条件で10本の成形体を製作した。
比較例2 エチレン酢酸ビニル共重合体の代りに低密度ポリエチレ
ン(三井ポリケミカル製ミラソン68)を用いた以外は
実施例1と同様の条件で10本の成形体を製作した。
比較例3 エチレン酢酸ビニル共重合体として三井ポリケミカル製
エバフレックスP −1207(酢酸ビニル含有量12
重量%、メルトインデックス12g /10m1n )
 1を用いた以外は実施例1と同様の条件で10本の成
形体を製作した。
比較例4 エチレン酢酸ビニル共重合体として三井ポリケミカル製
エバフレックス41o(酢酸ビニル含有用19重量%、
メルトインデックス400g/min )を用いた以外
は実施例1と同様の条件で10本の成形体を製作した。
比較例5 エチレン酢酸ビニル共重合体として住友化学製H−40
11(酢酸ビニル含有量20重量%、メルトインデック
ス20g /10m1n )を用いた以外は実施例1と
同様の条件で10本の成形体を製作した。
上記各実施例および比較例で得られた成形体について、
成形体の割れの有無、そり、ヒートサイタルテストによ
る耐熱衝撃性、密度および着磁俊の磁気特性について測
定を行った。その結果を第1表に示す。また各々の成形
体の所要成形時間を同じく第1表に示す。なおヒートサ
イクルテストは、第1図に示す通り、室温から40℃ま
で2℃/分の速度で加熱しく区間A−B)、40℃に3
時間保ち(B−C)、2℃/分の冷却速度で一40℃ま
で冷却しくC−D)、−40℃に3時間保ち<D−E)
、再び2℃/分の速度で室温まで加熱する(E−F)サ
イクルを、5回繰り返すことにより行った。
第1表から明らかなように、実施例1〜6で得られた成
形体は、磁気特性、耐熱衝撃性および寸法精度の点で十
分満足すべき結果が得られ、また成形能率も良好である
12図は実施例1で得られたNSSの3つの磁極を有す
る成形体の円周方向の磁束密度分布を示す。
これに対して比較例1のポリアミド含有成形体では、磁
気特性および成形能率は良好であるが、第3図に示すよ
うに、シャフト2に固着された円筒状永久磁石1に残留
応力に起因すると考えられる応力亀裂3が多数発生する
傾向があり、成形歩留が箸しく低い。また比較例2のポ
リエチレンを使用した場合も割れがひどい。比較例3〜
5の成形体は寸法精度および成形能率が著しく劣ること
がわかる。
発明の効果 以上に記述の如く、本発明によれば、特定の特性を有す
るエチレン酢酸ビニル共重合体をベースレジンとして用
いることにより、磁気特性、寸法安定性および耐熱衝撃
性に優れた磁気特性を有する長尺円筒複合磁石を能率よ
く得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はヒートサイクル条件を示す図、第2図は本発明
法により得られた複合磁石の磁束密度分布を示す図、第
3図は従来法により得られた成形体の斜視図である。 *fT、百] ヒート廿オクルヌ年71F1(乃) 第2 図 第3図 、?

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 強磁性粉末とエチレン−酢酸ビニル共重合体とを
    主体とする長尺の異方性複合磁石成形体であって、前記
    共重合体の酢酸ビニル含有量が10重措%以下であり、
    もって前記複合磁石成形体はそりがないとともに優れた
    磁気特性を有する成形体。 2、特許請求の範囲第1項に記載の長尺異方性複合磁石
    成形体において、前記複合磁石が円筒状である成形体。 3、 特許請求の範囲第2項に記載の長尺異方性複合磁
    石成形体において、前記円筒状複合磁石の長さ/直径比
    が約5g、上である成形体。 4、 特許請求の範囲第1〜3項のいずれかに記載の長
    尺異方性複合磁石成形体において、前記エチレン−酢酸
    ビニル共重合体が3g/ 10m1n以上のメルトイン
    デックス(ASTM D1238)を有し、かつ強磁性
    粉末と前記エチレン−酢酸ビニル共重合体との重量比が
    80〜9f3:20〜4である成形体。 5、 強磁性粉末と10重量%以下の酢酸ビニル含有量
    のエチレン−酢酸ビニル共重合体とを主体とする長尺の
    異方性複合磁石と、中心ジャ71〜とを有するマグネッ
    トロール・ 6、 特許請求の範囲第5項に記載のマグネットロール
    において、前記複合磁石が円筒状であるマグネットロー
    ル。 7、 特許請求の範囲第6項に記載のマグネットロール
    において、前記円筒状磁石が約5以上の長さ/直径比を
    有するマグネットロール。 8、 特許請求の範囲第5〜7項のいずれかに記載のマ
    グネットロールであって、前記複合磁石の強磁性粉末と
    エチレン−酢酸ビニル共重合体との重量比が80〜9C
    i : 20〜4であるマグネツ1−ロール。 9、 強磁性粉末と、10重量%以下の酢酸ビニル含有
    量のエチレン−酢酸ビニル共重合体とを主体とする混合
    物を流動化し、所定の形状のIa場の存在下において、
    長尺の金型内に注入し、異方性複合磁石を製造する方法
    。 10、特許請求の範囲第9項に記載の方法において、強
    磁性粉末とエチレン−酢酸ビニル共重合体とを80〜9
    6:20〜4の重量比で混合する方法。 11、特許請求の範囲第10項に記載の方法において、
    長さ/直径比が約5以上の長尺円筒状金型を使用する方
    法。 12、特許請求の範囲第11項に記載の方法において、
    前記エチレン−酢酸ビニル共重合体が3g/10m1n
    、以上のメルトインデックス(ASTM D1238)
    を有する方法。 13、円筒形金型中にシャフトをあらかじめ設置し、そ
    こに所定の磁場中で強磁性粉末とエチレン−酢酸ビニル
    共重合体との溶融混線物を注入することにより、特許請
    求の範囲第5項に記載のマグネットロールを製造する方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62199002A (ja) * 1986-02-27 1987-09-02 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 合成樹脂磁石用組成物、それからなる合成樹脂磁石及びマグネツトロ−ル

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