JPS60204077A - 図形選択制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、対話形式にて図形を作成・編集するシステム
に係り、特に表示装置に表示された複数の図形データの
中から、操作の対象とする図形データを選択する操作に
好適な図形選択制御方式に関する。

〔発明の背景〕

従来の線によって表わされる図形を、表示装置とボイン
ティング装置を利用して対話型で作成・編集するシステ
ムでは、図形データの入力・編集の単位として、直線や
円などの基本的な要素と頻・繁に使用される記号などを
表わすための要素の集合である部品が扱われる。同様に
、編集操作においてもこの種の要素と部品が単位となり
、データの削除を例にすると、削除命令の指示と削除す
る要素または部品を指定することによって行われる。

しかし、画面上で同一色・同一輝度で表示された複数の
要素または部品を区別することは困難であり、操作対象
図形の選択操作においても分りにくく、正確に選択され
たか否かは選択の指示を行い、システムからの応答が明
示されるまで確認できない。誤って違った図形が選択さ
れた場合には、選択の取消を指示する必要がある。

以上のように従来の選択操作には対話型における操作性
において欠けるものであづた６〔発明の目的〕 本発明の目的は、画面上に表示された複数の図形データ
の中から、ボインティング装置と表示装置を利用して、
図形編集の対象となる図形の選択操作を正確に、容易に
行う手段を提供し、対話型システムにおける操作性の向
上を図った図形選択制御方式を提供することにある。

〔発明の概要〕

対話型図形編集システムでは、ある編集命令を実行する
ためには、対話的にＩＷ集の対象となる図形を相定する
必要がある。これは従来１画面上に画面上の位置を示す
マーカを表示し、該マーカをボインティング装置で動か
し、選択指示によって該マーカが示す位置からシステム
が図形データを検索し、マーカの示す位置の近くにある
図形を操作対象図形とする方法がとられている。このよ
うに選択操作の手順には、マーカを対象図形に近付ける
操作１とマーカの位置での選択をシステムに指示する操
作２があり、該操作１においてもシステムからの応答は
可能である。本発明は該操作１の段階において選択候補
の図形を明示することによって、対話的な操作を正確に
、容易にしようとするものである。

〔発明の実施例〕 以下、本発明を実施例により詳細に説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すハードウェア構成図で
ある。第１図において、１１は図形データを表示するた
めの表示装置であり、データの表示には高輝度表示、ブ
リンク表示とそれ以外の通常表示の３つの表示状態を持
つものとする。１２は表示装置１１の画面上の座標を指
示するボインティング装置であり、本実施例ではグラフ
ィック・タブレットを用いる。１３は各装置を制御する
プロセッサであり、プログラムメモリ１４に格納された
プログラムによって動作する。１５は図形データを格納
する図形データメモリであり、１６は作業用のデータを
格納するレジスタである。

第２図に図形データメモリのデータ溝底の一例を示す。

第２図において、図形データ２２は直線・円などの基本
要素または基本要素の集合を単位として管理され、単位
ごとに登録番号２１と該図形データの表示状態を示す表
示状態フラグ２４を持っている。２３は一つの基本要素
の集合を表わすための継続フラグであり、ａ続フラグが
ＯＮのときは次のデータも同じ集合の図形データである
ことを示している。表示状態フラグ２４がＯＮのときは
、そのデータが画面上ブリンク表示されていることを示
している。

第３図は、第１図のバージウェア溝底における本発明に
基づく、操作対象図形を選択するための操作手順のフロ
チャートである。第３図に示すように、ペンをタブレッ
トに触れることによって選択候補表示状態となり、選択
候補となった図形データは高輝度表示される（３１〜３
３）。次にペンをダウン（押下）することによって、高
輝度表示されていた図形データはブリンク表度となり、
操作対象図形として選択されたことになる（３４〜３５
）。この操作手順において、選択候補の表示はペンの移
動だけでよく、特別な操作は必要としない、そして選択
を指示（ペンダウン）する前に選択図形を確認できるた
め、該操作を少なくすることができ、操作性の向上が図
れることになる。

第４図は、本発明を実現するための、プログラムメモリ
１４に格納された選択操作プログラムの機能ブロック図
の一例であり、グラフィック・タブレットからデータ人
力を行うボインティング装置入力部４２と、入力座標に
よって選択候補となる図形データを高輝度表示させる選
択候補処理部４３と１選択指示（ペンダウン）された場
合に、指示された時点で選択候補となっていた図形デー
タをブリンク表示し、操作対象図形として選択されたこ
とを示す選択処理部４４と、ペンがタブレットに触れた
状態から離れた状態に変わった時に状態を初期化する終
了処理部４５と、各処理部４２〜４４を制御するスケジ
ューラ４１から成る。

第５図〜第６図は、第４図機能ブロック図の各処理４１
〜４５の各フローチャートであり、第５図はスケジュー
ラ４１のフローチャート、第６図はボインティング装置
入力部４２のフローチャート、第７図は選択候補処理部
４３のフローチャート、第８図は選択処理部４４のフロ
ーチャート、第９図は終了処理部４５のフローチャート
である。

第５図に示すように、スケジューラの処理は、まずボイ
ンティング装置入力部５１を起動し、ぺンの状態とペン
の座標位置を得る。ペンの状態には、ペンがタブレット
から離れている状態ペンアップと、ペンがタブレットに
触れている状態ペンタッチと、ペンが押下され入力され
たことを示す状態ペンダウンの３段階があり、スケジュ
ーラは各ペンの状態によって選択候補処理５３、選択処
理５４、終了処理５５を起動し、以下は５１〜５５を繰
り返すことになる。

第６図に示すように、グラフィック・タブレットからの
入力処理は、ペンの状態を判別し、ペンの状態がペンタ
ッチとペンダウンのときは、ペンの座標位置Ｘ、Ｙをス
ケジューラ４１に返す。

第７図の選択候補処理では、入力座標Ｘ、Ｙの近傍にあ
る図形データを図形データメモリ１５かに検索しく７１
）、検索した図形データを高輝度表示させる（７６．７
７）。この時、７１の検索においては、検索した図形デ
ータの表示状態フラグ２４がＯＮのときは、該図形デー
タは既に操作対象図形として選択された図形であり、別
の図形データを検索させることによって、一つの編集に
おいて、複数の図形データを繰り返し指定することを容
易にする。さらに選択候補の図形データの登録番号２１
をレジスタ１６に格納し保持することによって、７１の
検索によって検索された図形データの登録番号２１とレ
ジスタ１６の内容が同じ場合は、以下の処理を省き処理
の高速化を図っている。

第８図では、選択候補処理部４３によってレジスタ１６
に格納されている登録番号をもつ図形データを選択対象
図形として選択処理を行う。判定８１では、レジスタ１
６が０の時は、選択候補図形がないことであり、エラー
となる。

第９図の終了処理では、ベンタッチの状態からペンアッ
プの状態に変わったとき、画面上に高輝度表示された図
形データがあった場合は、表示状態を正常に戻し、ペン
がタブレットに触れていない初期の状態に戻す処理を行
う。

以上まで述べた実施例によって、本発明は実施すること
ができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、図形を対話的に編集するシステムにお
いて必要な図形選択の操作を、従来のポインティング装
置による選択指示の操作手順を変更することなく、選択
指示を行う以前に、選択される図形を確認できるので、
誤操作が少なくなり、選択操作を確実にかつ容易にする
効果がある。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明におけるシステムのハードウェア溝底図
、第２図は第１図に示された図形データメモリの一猪成
例を示す図、第３図は本発明を使用したときの操作手順
のフローチャート、第４図は本発明の一実施例を示すブ
ロック図であり、第５図〜第９図は第４図に示したブロ
ックのフロー第３　図 ｆＪ５　図 第２　目 ＶＪ７０ １　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 図形の基本要素または該基本要素の集合を単位として格
   納する手段と、該図形を指示するボインティング装置と
   、該ボインティング装置の指示により上記単位の図形の
   うちの選択候補図形を明示し、該明示にもとづいて該選
   択候補図形を選択する手段を有することを特徴とする図
   形選択制御方式。