JPS60197741A - シ−トの製造方法 - Google Patents
シ−トの製造方法Info
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- JPS60197741A JPS60197741A JP5399684A JP5399684A JPS60197741A JP S60197741 A JPS60197741 A JP S60197741A JP 5399684 A JP5399684 A JP 5399684A JP 5399684 A JP5399684 A JP 5399684A JP S60197741 A JPS60197741 A JP S60197741A
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- JP
- Japan
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- sheet
- resin
- olefin copolymer
- partially crosslinked
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- Prior art date
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- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
(発明の技術分野)
本発明は、自動車内装材等に用いられるシートの製造方
法に関する。 (従来技術) 自動車内装材のうち、特にインストルメントパネルパッ
ドやドアトリムの表皮に用いられるシートは、従来、軟
質塩化ビニール樹脂又は軟質塩化ビニール樹脂とABS
I(脂のブレンド物が用?1られているが、これらの材
料には次の欠点があった。 即ち、上記材料中に含有する可塑材の揮発による窓のく
もり、窓から入射する日光の紫外線による劣化変色、熱
分解による劣化変色、さらに、特に塩化ビニール樹脂の
耐寒性の悪いことによる寒冷時の脆化破壊等である。 そこで、最近ポリオレフィン系樹脂からなるシートが用
いられてきている。このシートでは上記欠点を克服でき
るが、表面性能に問題があった。 即ち、表面が傷つき易く、また表面に光沢が出過ぎて外
観が悪く、表面ががさりいていて感触が悪く、さらに炭
化水素系の溶剤等によって表面が侵される欠点があった
。 (発明の目的) 本発明は上記事情に基づきなされたもので、その目的は
、可塑材を含まずして柔軟性9弾力性を保持でき、耐光
性、耐熱性、耐寒性が高く、しかも引掻き強度1表面光
沢1表面の手触り感等の表面性能に優れたシートを得る
ことができるシートの製造方法を提供することにある。 (発明の構成) 本発明の要旨は、ポリオレフィン系樹脂と部分架橋型エ
チレン−aオレフィン系共重合体とを含有する原料から
シートを成形し、このシートの表面に、飽和ポリエステ
ル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、イソシアネーF樹脂
を含有する反応性塗料を塗布することを特徴とするシー
トの製造方法にある。 ポリオレフィン、I ポリオレフィン系樹脂には、たとえば、エチレン又はプ
ロピレンの単独重合体、又はこれらエチレンやプロピレ
ンと少量の重合性単量体との共重合体が使用される。 後述するシート加工時に表面模様を付加する場合には、
その後の真空成形等の熱成形時に模様が消失するのを防
ぐために、ポリオレフィン系樹脂として、プロピレンの
単独重合体(ポリプロ、ピレン)あるいはプロピレンと
炭素数2〜10のオレフィンとの共重合体を用いるのが
望ましい。 また、後述のシーF加工を容易にするために、1)kF
70−レート(230’ C,2,16Kg7111圧
)が0.1〜20g/10分、好ましくは1〜14g/
10分の範囲のポリオレフィン系樹脂を用いる。 分 刑エチレンーaオレフィン 4 部分架橋型のエチレン−aオレフィン系共重合体として
は、たとえばエチレンと炭素数3〜14のaオレフィン
との2元共重合体、あるいは、これらエチレン及びaオ
レフィンを各種ポリエン化合物ととともにさらに共重合
させた3元共重合体を使用する。 部分架橋型エチレン−aオレフィン系共重合体としては
、低温での耐衝撃性を付与するために、エチレンとaオ
レフィンが40/60〜80/20、好ましくは501
50〜70/30のモル比のものを使用する。 エチレン−aオレフィン系共重合体の部分架橋は、酸化
剤を添加してポリマーに対する活性酸素濃度を0.01
〜0.04mol/Kg好ましくは0゜02−0.03
mol/Kgの範囲にし、これをたとえばベレッF状に
熱成形す6際に実現される。この部分架橋の際、−C=
O,−COOH,−OH等の極性基が同時に部分架橋部
の近辺に作られる。 2二」」r
法に関する。 (従来技術) 自動車内装材のうち、特にインストルメントパネルパッ
ドやドアトリムの表皮に用いられるシートは、従来、軟
質塩化ビニール樹脂又は軟質塩化ビニール樹脂とABS
I(脂のブレンド物が用?1られているが、これらの材
料には次の欠点があった。 即ち、上記材料中に含有する可塑材の揮発による窓のく
もり、窓から入射する日光の紫外線による劣化変色、熱
分解による劣化変色、さらに、特に塩化ビニール樹脂の
耐寒性の悪いことによる寒冷時の脆化破壊等である。 そこで、最近ポリオレフィン系樹脂からなるシートが用
いられてきている。このシートでは上記欠点を克服でき
るが、表面性能に問題があった。 即ち、表面が傷つき易く、また表面に光沢が出過ぎて外
観が悪く、表面ががさりいていて感触が悪く、さらに炭
化水素系の溶剤等によって表面が侵される欠点があった
。 (発明の目的) 本発明は上記事情に基づきなされたもので、その目的は
、可塑材を含まずして柔軟性9弾力性を保持でき、耐光
性、耐熱性、耐寒性が高く、しかも引掻き強度1表面光
沢1表面の手触り感等の表面性能に優れたシートを得る
ことができるシートの製造方法を提供することにある。 (発明の構成) 本発明の要旨は、ポリオレフィン系樹脂と部分架橋型エ
チレン−aオレフィン系共重合体とを含有する原料から
シートを成形し、このシートの表面に、飽和ポリエステ
ル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、イソシアネーF樹脂
を含有する反応性塗料を塗布することを特徴とするシー
トの製造方法にある。 ポリオレフィン、I ポリオレフィン系樹脂には、たとえば、エチレン又はプ
ロピレンの単独重合体、又はこれらエチレンやプロピレ
ンと少量の重合性単量体との共重合体が使用される。 後述するシート加工時に表面模様を付加する場合には、
その後の真空成形等の熱成形時に模様が消失するのを防
ぐために、ポリオレフィン系樹脂として、プロピレンの
単独重合体(ポリプロ、ピレン)あるいはプロピレンと
炭素数2〜10のオレフィンとの共重合体を用いるのが
望ましい。 また、後述のシーF加工を容易にするために、1)kF
70−レート(230’ C,2,16Kg7111圧
)が0.1〜20g/10分、好ましくは1〜14g/
10分の範囲のポリオレフィン系樹脂を用いる。 分 刑エチレンーaオレフィン 4 部分架橋型のエチレン−aオレフィン系共重合体として
は、たとえばエチレンと炭素数3〜14のaオレフィン
との2元共重合体、あるいは、これらエチレン及びaオ
レフィンを各種ポリエン化合物ととともにさらに共重合
させた3元共重合体を使用する。 部分架橋型エチレン−aオレフィン系共重合体としては
、低温での耐衝撃性を付与するために、エチレンとaオ
レフィンが40/60〜80/20、好ましくは501
50〜70/30のモル比のものを使用する。 エチレン−aオレフィン系共重合体の部分架橋は、酸化
剤を添加してポリマーに対する活性酸素濃度を0.01
〜0.04mol/Kg好ましくは0゜02−0.03
mol/Kgの範囲にし、これをたとえばベレッF状に
熱成形す6際に実現される。この部分架橋の際、−C=
O,−COOH,−OH等の極性基が同時に部分架橋部
の近辺に作られる。 2二」」r
【
ポリオレフィン系樹脂と部分架橋型エチレン−aオレフ
ィン系共重合体とは、好ましくは80/20〜10/9
0、さらに好ましくは70/30〜25/75の2重量
比で混合する。 上記混合原料には、必要に応じて対候剤、熱安定剤、難
燃剤、帯電防止剤、プロセスオイル等を混合してもよい
。 上記混合材料から、Tダイス付き押出成形機やカレンダ
ー成形機等のプラスチック加工機により、シーF状に成
形する。なお、上記成形と同時に、シート表面に模様(
絞)を材加工してもよい。 上記のように加工されたシー)は強靭な物理特性、優れ
た耐熱、耐寒、耐光性を持つ。すなわち、連続可使耐熱
温度120〜130°C1耐寒脆化温度−30〜−60
”C(混合されるポリオレフィン系樹脂の物理特性と比
率による)であり、また、耐光試験サンシャインフェー
ドメーター、ブラックパネル83°C100O時間(連
続屋外暴露5年間相当)にて強度保持率70%以上であ
る。さらに、プレス、真空成形性も優秀である。また、
可塑剤を必要とせずに、柔軟性1弾力性を確保できる。 又応m+ 反応性塗料は、飽和ポリエステル樹脂、アクリル酸エス
テル樹脂、イソシアネート樹脂を含有し、これに溶剤と
必要に応じて顔料とを加える。 上記成分において、アクリル酸エステル樹脂はシートに
引掻き強度等の表面性能を付与するためのものである。 イソシアネート樹脂は後述するようにシート側の極性基
等と結合して反応性塗料のシートへの密着性を確保する
ためのものである。 飽和ポリエステル樹脂は、上記アクリル酸エステル樹脂
とイソシアネート樹脂との間の結合性を保持するための
ものである。 上記各成分の作用を確保するために、飽和ポリエステル
樹脂2〜8部(重量部、以下同じ)、アクリル酸エステ
ル樹脂8〜2部、イソシアネート樹脂0.1〜5.5部
の配合比にするのが好ましい。 イソシアネート樹脂としては、脂肪族系のεのを使用す
るのが好ましい。 【屹艷1粍へ11 上記反応性塗料を前述のようにして成形されたシーFの
表面に塗布する。この塗布は、一般の塗布法例えばグラ
ビアコーター、ロールコータ−、ナイフコーター、スク
リーンコーター、スプレー等によって行なう。 この塗布の際、反応性塗料中のイソシアネート樹脂が、
シート表面の極性基および分子末端の不飽和基と結合す
るため、強固な塗膜(表面処理層)が形成される。 従来、オレフィン系樹脂の表面にコロナ放電等を行ない
、反応性塗料を塗装する技術が公知であるが、本発明に
よれば塗装に先だって上記コロナ放電のよ)な処理を行
なう必要がなく、暎来方法より優れている。 さらに、上記塗膜により、シーFの表面性能を向上で外
る。すなわち、シーYは前述したように優れた物理特性
を持つが、反面、ポリオレフィン系であるが故に、引掻
外強度が弱く、また、炭化水素系溶剤に侵され易い等、
表面性能に欠点があるが、この欠点が塗膜により解決で
終る。また、上記塗膜により、表面光沢1表面感触等を
最適状態に調整でこる。上記塗膜は、熱成形時に伸ばし
ても追随でき、優れた成形性を有する。 実」「例】2(第1図、第2図参照) ポリプロピレン樹脂100部に対して部分架橋型エチレ
ン−αオレフイン系共重合体100部を混合して、Tダ
イス付き押出成形機により、0゜5mm厚さのシート1
を押出すとともに、絞ロールにて片面に紋を付与した。 一方、飽和ポリエステル樹脂4部、アクリル酸エステル
樹脂9部、イソシアネート樹脂2部、顔料1部、溶剤と
してトルエン84部を混合して反応性塗料を得る。そし
て、この反応性塗料を上記シート1の紋を形成した表面
にグラビアコーターにより50g7m2塗布して、塗膜
2を形成した。次に、シート1の裏面にグラビアコータ
ーにより接着剤を25g/+++2塗布し接着層3を形
成した。このシート1を赤外線ヒーターにより表面温度
が160°Cになるまで加熱した後、雄引き真空成形法
によりインストルメントパネルパッドの形状に成形した
。次に、発泡型に鋼材よりなる芯材4をセラ)するとと
もに、上記シート1をセットした後、半硬質ウレタン5
を注入発泡させてインストルメントパネルパッドを作成
した。 上記方法によって得られたインストルメントパネルパッ
ドの表面は適度の光沢を有し、がさつきの無いしっとり
とした手触りであった。さらに、爪先で表面をこすって
みたが、傷が付かず、引掻き強度が高いことが確認され
た。*た、工業用゛ガソリンを含ませたネル布で表面を
強く拭いたが、何隻異常は無かった。さらに、試験片を
切り出して耐光性試験機でブラックパネル温度83゛C
にて1000時間テストを行なったが、実用上何隻支障
の無い程度の物性及び外観変化であった。 実施例2.(第3図、第4図参照) ポリプロピレン樹脂10.0部に対して部分架橋型エチ
レン−αオレフイン系共重合体150部を混合して、T
ダイス付き押出成形機により、0゜4i+m厚さのシー
)11を押出すと同時に、厚さ3論−の30倍発発泡ポ
リプロピレン7オーム15をラミネーYし、ラミネー)
表皮材16を作成した。 一方、飽和ポリエステル樹脂3部、アクリル酸エステル
樹脂7部、イソシアネー)樹脂1部、顔料1部、溶剤と
してトルエン88部を混合して反応性塗料を得、この反
応性塗料を、上記シー)11の表面にグラビアコーター
によI)SOg/醜2塗布して、塗膜12を形成した。 次に、上記ラミ木−F表皮材16を赤外線ヒーターによ
り表面温度が160°Cになるまで加熱した後、表面に
紋を有する雌型17を用いた銀引き真空成形法lこより
真空成形すると同時に、予め表面に接着剤を塗布したA
BS製芯材14を下降プラグ18にセラl。 これを成形されたラミネーシ表皮材16に押し込んで一
体化し、ドアトリムを作成した。 上記方法によって得られたドアトリムを実施例1と同様
にして試験したが、この実施例1と同様の結果が得られ
た。 ufLL(第5図、第6図参照) 、ポリプロピレン樹脂100部に対して部分架橋型エチ
レン−aオレフィン系共重合体170部を混合し、カレ
ンダー成形機により、0.3mm厚さのシー)21を作
成するとともに、絞ロールにて片面に紋を付与した。一
方、飽和ポリエステル樹脂8部、アクリル酸エステル樹
脂2部、イソシアネー)樹脂5.0部、顔料1部、溶剤
として)ルエン84部を混合して反応性塗料を得た。そ
して、この反応性塗料を上記シー)21の絞を形成した
表面にスプレーによ’780g/+a2塗布して、塗膜
22を形成した。次に、このシー)21の裏面にグラビ
アコーターにより接着剤を25g、/+”塗布して接着
層23を形成した。次に、厚さ21IIIIのバー¥f
t−424.厚す2IIIIIlノPvC含浸’7にり
>7オーム25.上記シー)21の順で重ねた。そして
、装飾と固定を兼ねたウヱルダ一部27を超音波振動に
よって形成し、シート21の端末部をハードボード24
の裏に巻き込んで接着剤で固定し、ドアlリムを作成し
た。 上記方法によって得られたドアトリムを実施例1と同様
にして試験したが、この実施例1と同様の結果が得られ
た。 (発明の効果) 以上説明したように、本発明方法によれば、ポリオレフ
ィン系樹脂と部分架橋型エチレン−aオレフィン系共重
合体を含む原料がらシートを成形するこ、とにより、可
塑剤を用いずに強靭な物理特性を持つとともに、優れた
耐熱、耐寒、耐光性を持つシーlが得られる。しかも、
上記シートの表面に、飽和ポリエステル樹脂、アクリル
酸エステル樹脂、イソシアネーl樹脂を含有する反応性
塗料を塗布して塗膜を形成することにより、引掻軽強度
の向上、炭化水素系溶剤に対する耐性の向上を図ること
ができるとともに、表面の光沢、感触等の調整ができ、
表面性−能を向上できる。また、簡単な塗装工程で強固
な塗膜を形成することができる。さらに、本発明により
形成される塗膜は、熱成形時に伸ばしても追随でき、優
れた成形性を有する。
ィン系共重合体とは、好ましくは80/20〜10/9
0、さらに好ましくは70/30〜25/75の2重量
比で混合する。 上記混合原料には、必要に応じて対候剤、熱安定剤、難
燃剤、帯電防止剤、プロセスオイル等を混合してもよい
。 上記混合材料から、Tダイス付き押出成形機やカレンダ
ー成形機等のプラスチック加工機により、シーF状に成
形する。なお、上記成形と同時に、シート表面に模様(
絞)を材加工してもよい。 上記のように加工されたシー)は強靭な物理特性、優れ
た耐熱、耐寒、耐光性を持つ。すなわち、連続可使耐熱
温度120〜130°C1耐寒脆化温度−30〜−60
”C(混合されるポリオレフィン系樹脂の物理特性と比
率による)であり、また、耐光試験サンシャインフェー
ドメーター、ブラックパネル83°C100O時間(連
続屋外暴露5年間相当)にて強度保持率70%以上であ
る。さらに、プレス、真空成形性も優秀である。また、
可塑剤を必要とせずに、柔軟性1弾力性を確保できる。 又応m+ 反応性塗料は、飽和ポリエステル樹脂、アクリル酸エス
テル樹脂、イソシアネート樹脂を含有し、これに溶剤と
必要に応じて顔料とを加える。 上記成分において、アクリル酸エステル樹脂はシートに
引掻き強度等の表面性能を付与するためのものである。 イソシアネート樹脂は後述するようにシート側の極性基
等と結合して反応性塗料のシートへの密着性を確保する
ためのものである。 飽和ポリエステル樹脂は、上記アクリル酸エステル樹脂
とイソシアネート樹脂との間の結合性を保持するための
ものである。 上記各成分の作用を確保するために、飽和ポリエステル
樹脂2〜8部(重量部、以下同じ)、アクリル酸エステ
ル樹脂8〜2部、イソシアネート樹脂0.1〜5.5部
の配合比にするのが好ましい。 イソシアネート樹脂としては、脂肪族系のεのを使用す
るのが好ましい。 【屹艷1粍へ11 上記反応性塗料を前述のようにして成形されたシーFの
表面に塗布する。この塗布は、一般の塗布法例えばグラ
ビアコーター、ロールコータ−、ナイフコーター、スク
リーンコーター、スプレー等によって行なう。 この塗布の際、反応性塗料中のイソシアネート樹脂が、
シート表面の極性基および分子末端の不飽和基と結合す
るため、強固な塗膜(表面処理層)が形成される。 従来、オレフィン系樹脂の表面にコロナ放電等を行ない
、反応性塗料を塗装する技術が公知であるが、本発明に
よれば塗装に先だって上記コロナ放電のよ)な処理を行
なう必要がなく、暎来方法より優れている。 さらに、上記塗膜により、シーFの表面性能を向上で外
る。すなわち、シーYは前述したように優れた物理特性
を持つが、反面、ポリオレフィン系であるが故に、引掻
外強度が弱く、また、炭化水素系溶剤に侵され易い等、
表面性能に欠点があるが、この欠点が塗膜により解決で
終る。また、上記塗膜により、表面光沢1表面感触等を
最適状態に調整でこる。上記塗膜は、熱成形時に伸ばし
ても追随でき、優れた成形性を有する。 実」「例】2(第1図、第2図参照) ポリプロピレン樹脂100部に対して部分架橋型エチレ
ン−αオレフイン系共重合体100部を混合して、Tダ
イス付き押出成形機により、0゜5mm厚さのシート1
を押出すとともに、絞ロールにて片面に紋を付与した。 一方、飽和ポリエステル樹脂4部、アクリル酸エステル
樹脂9部、イソシアネート樹脂2部、顔料1部、溶剤と
してトルエン84部を混合して反応性塗料を得る。そし
て、この反応性塗料を上記シート1の紋を形成した表面
にグラビアコーターにより50g7m2塗布して、塗膜
2を形成した。次に、シート1の裏面にグラビアコータ
ーにより接着剤を25g/+++2塗布し接着層3を形
成した。このシート1を赤外線ヒーターにより表面温度
が160°Cになるまで加熱した後、雄引き真空成形法
によりインストルメントパネルパッドの形状に成形した
。次に、発泡型に鋼材よりなる芯材4をセラ)するとと
もに、上記シート1をセットした後、半硬質ウレタン5
を注入発泡させてインストルメントパネルパッドを作成
した。 上記方法によって得られたインストルメントパネルパッ
ドの表面は適度の光沢を有し、がさつきの無いしっとり
とした手触りであった。さらに、爪先で表面をこすって
みたが、傷が付かず、引掻き強度が高いことが確認され
た。*た、工業用゛ガソリンを含ませたネル布で表面を
強く拭いたが、何隻異常は無かった。さらに、試験片を
切り出して耐光性試験機でブラックパネル温度83゛C
にて1000時間テストを行なったが、実用上何隻支障
の無い程度の物性及び外観変化であった。 実施例2.(第3図、第4図参照) ポリプロピレン樹脂10.0部に対して部分架橋型エチ
レン−αオレフイン系共重合体150部を混合して、T
ダイス付き押出成形機により、0゜4i+m厚さのシー
)11を押出すと同時に、厚さ3論−の30倍発発泡ポ
リプロピレン7オーム15をラミネーYし、ラミネー)
表皮材16を作成した。 一方、飽和ポリエステル樹脂3部、アクリル酸エステル
樹脂7部、イソシアネー)樹脂1部、顔料1部、溶剤と
してトルエン88部を混合して反応性塗料を得、この反
応性塗料を、上記シー)11の表面にグラビアコーター
によI)SOg/醜2塗布して、塗膜12を形成した。 次に、上記ラミ木−F表皮材16を赤外線ヒーターによ
り表面温度が160°Cになるまで加熱した後、表面に
紋を有する雌型17を用いた銀引き真空成形法lこより
真空成形すると同時に、予め表面に接着剤を塗布したA
BS製芯材14を下降プラグ18にセラl。 これを成形されたラミネーシ表皮材16に押し込んで一
体化し、ドアトリムを作成した。 上記方法によって得られたドアトリムを実施例1と同様
にして試験したが、この実施例1と同様の結果が得られ
た。 ufLL(第5図、第6図参照) 、ポリプロピレン樹脂100部に対して部分架橋型エチ
レン−aオレフィン系共重合体170部を混合し、カレ
ンダー成形機により、0.3mm厚さのシー)21を作
成するとともに、絞ロールにて片面に紋を付与した。一
方、飽和ポリエステル樹脂8部、アクリル酸エステル樹
脂2部、イソシアネー)樹脂5.0部、顔料1部、溶剤
として)ルエン84部を混合して反応性塗料を得た。そ
して、この反応性塗料を上記シー)21の絞を形成した
表面にスプレーによ’780g/+a2塗布して、塗膜
22を形成した。次に、このシー)21の裏面にグラビ
アコーターにより接着剤を25g、/+”塗布して接着
層23を形成した。次に、厚さ21IIIIのバー¥f
t−424.厚す2IIIIIlノPvC含浸’7にり
>7オーム25.上記シー)21の順で重ねた。そして
、装飾と固定を兼ねたウヱルダ一部27を超音波振動に
よって形成し、シート21の端末部をハードボード24
の裏に巻き込んで接着剤で固定し、ドアlリムを作成し
た。 上記方法によって得られたドアトリムを実施例1と同様
にして試験したが、この実施例1と同様の結果が得られ
た。 (発明の効果) 以上説明したように、本発明方法によれば、ポリオレフ
ィン系樹脂と部分架橋型エチレン−aオレフィン系共重
合体を含む原料がらシートを成形するこ、とにより、可
塑剤を用いずに強靭な物理特性を持つとともに、優れた
耐熱、耐寒、耐光性を持つシーlが得られる。しかも、
上記シートの表面に、飽和ポリエステル樹脂、アクリル
酸エステル樹脂、イソシアネーl樹脂を含有する反応性
塗料を塗布して塗膜を形成することにより、引掻軽強度
の向上、炭化水素系溶剤に対する耐性の向上を図ること
ができるとともに、表面の光沢、感触等の調整ができ、
表面性−能を向上できる。また、簡単な塗装工程で強固
な塗膜を形成することができる。さらに、本発明により
形成される塗膜は、熱成形時に伸ばしても追随でき、優
れた成形性を有する。
第1図は本発明方法の第1実施例により作成したシート
の断面図、第2図は同シートを用いたインストルメント
パネルパッドの断面図、第3図は本発明方法の第2実施
例により作成したシートの断 □面図、第4図は同シー
Fを用いてドアトリムを作成する工程を示す断面図、第
5図は本発明方法の第3実施例により作成したシートの
断面図、第6図は同シートを用いたドアトリムの断面図
である。 1.11.21・・・シート、2,12.22・・・塗
膜出願人 しげる工業株式会社 他1名 代理人 弁理士 渡辺昇 手続補正書 昭和59年3月29日 特許庁長官殿 1、事件の表示 昭和59年3月21日提出の特許願 事外との関係 特許出願人 住所 東京都中央区日本橋浜町1丁目9番13号4、代
理人 住所 東京都渋谷区代々木3丁目23番5号ニーデルホ
ー7第3ビル3階C号室 委任状、図面 6、補正の内容
の断面図、第2図は同シートを用いたインストルメント
パネルパッドの断面図、第3図は本発明方法の第2実施
例により作成したシートの断 □面図、第4図は同シー
Fを用いてドアトリムを作成する工程を示す断面図、第
5図は本発明方法の第3実施例により作成したシートの
断面図、第6図は同シートを用いたドアトリムの断面図
である。 1.11.21・・・シート、2,12.22・・・塗
膜出願人 しげる工業株式会社 他1名 代理人 弁理士 渡辺昇 手続補正書 昭和59年3月29日 特許庁長官殿 1、事件の表示 昭和59年3月21日提出の特許願 事外との関係 特許出願人 住所 東京都中央区日本橋浜町1丁目9番13号4、代
理人 住所 東京都渋谷区代々木3丁目23番5号ニーデルホ
ー7第3ビル3階C号室 委任状、図面 6、補正の内容
Claims (5)
- (1)ポリオレフィン系樹脂と部分架橋型エチレン−a
オレフィン系共重合体とを含有する原料からシーlを成
形し、このシートの表面に、飽和ポリエステル樹脂、ア
クリル酸エステル樹脂、イソシアネート樹脂を含有する
反応性塗料を塗布することを特徴とするシートの製造方
法。 - (2)前記シート原料として、ポリオレフィン系樹脂と
部分架橋型エチレン−aオレフィン系共重合体とを80
/20〜10/90の重量比で配合することを特徴とす
る特許請求の範囲第1項に記載のシートの製造方法。 - (3)前記シート原料として、ポリオレフィン系樹脂と
部分架橋型エチレン−〇オレフィン系共重合体とを70
/30〜25/75の重量比で配合することを特徴とす
る特許請求の範囲第1項に記載のシートの製造方法。 - (4)前記シート原料のポリオレフィン系樹脂として、
ポリブ豐ピレン樹脂を用いることを特徴とする特許請求
の範囲第1項に記載のシートの製造方法。 - (5)前記反応性塗料において、飽和ポリエステル樹脂
2〜8部(重量部、以下間ヒ)、アクリル酸エステル樹
脂8〜2部、イソシアネーF樹脂0.1〜5.5部の配
合比にすることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
載のシートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5399684A JPS60197741A (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | シ−トの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5399684A JPS60197741A (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | シ−トの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60197741A true JPS60197741A (ja) | 1985-10-07 |
JPH0131775B2 JPH0131775B2 (ja) | 1989-06-28 |
Family
ID=12958214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5399684A Granted JPS60197741A (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | シ−トの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60197741A (ja) |
Cited By (6)
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1984
- 1984-03-21 JP JP5399684A patent/JPS60197741A/ja active Granted
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JPH0131775B2 (ja) | 1989-06-28 |
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