JPS6019769B2 - 硬化性樹脂組成物 - Google Patents

硬化性樹脂組成物

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JPS6019769B2
JPS6019769B2 JP14813877A JP14813877A JPS6019769B2 JP S6019769 B2 JPS6019769 B2 JP S6019769B2 JP 14813877 A JP14813877 A JP 14813877A JP 14813877 A JP14813877 A JP 14813877A JP S6019769 B2 JPS6019769 B2 JP S6019769B2
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JP
Japan
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resin composition
curable resin
thermal shock
resistance
observed
Prior art date
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JP14813877A
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JPS5481393A (en
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哲夫 田島
康夫 日良
一成 竹元
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子部品用洋型絶縁用レジンおよび塗料に関す
るものである。
末端反応性の官能基を有するテレキーリックポリマ一は
多く知られている。
末端反応性の官能基としては−OH、一COO日、一S
H、など が、また主鎖の骨格としては (1・2ーポリブタジエン)、一CH2−CH=CHC
H一CQ−(1・4−ポリブタジエン)、(R:−C均
一CH2−など)、一R−○−(R:−CH2一CH2
−など)、(n=0〜13)などが用いられている。
とくに、ゴム弾性を有する注型絶縁用レジンおよび塗料
としては希釈用の反応性ビニルモノマ−による低粘度化
が必要であるとともに、主鎖の骨格としては無端性に近
いものが重要であった。それゆえ、ラジカル重合性の末
端基および無極性の骨格を有するものがより有用となっ
てきた。そこで、末端に基(アクリル変性)または、 基(メタクリル変性)を 有する1・2−ポリブタジェンや1・4ーポリブタジェ
ンなどが見出された。
しかし、これらの硬化物はいずれも骨格に炭素−炭素の
二重結合を有するため、耐熱酸化性が乏しく熱劣化や酸
化劣化が著しく、特にレジン硬化物の表面から伸びが低
下し、耐熱衝撃性が低下した。それゆえに、使用中硬化
したレジン層にクラックが入り、電子部品が使用不能に
なることがいよいよ見られ、絶縁用レジンの耐熱寿命が
なく、耐熱衝撃性が著しく悪くなるという欠点を有して
いた。本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなく
し、耐熱劣化性、耐酸化性および耐熱衝撃性のすぐれた
ゴム弾性を有する注型絶縁用レジンおよび塗料を提供す
るにある。
本発明において、耐熱劣化性、耐酸化性および耐熱衝撃
性のすぐれたゴム弾性を有する注型絶縁用レジンおよび
塗料の対象となる硬化性樹脂組成物は下記のような化学
構造をもったテレキーリツクポリマ一と希釈用反応性ビ
ニルモノマ−からなるものである。
1テレキーリツクポリマ一 ■ ■ ■ 上記■〜■のポリマーは、いずれもm/n=1/9〜9
/1、分子量1000〜3000である。
またRはアルキル基であり、たとえばメチル(C瓜)、
エチル(C2&)、プロピル(C3日7)などの基であ
る。
ロ 希釈用反応性ビニルモノマー ■ スチレン、ビニルトルエン、Q−メチルスチレン、
パラターシヤリーブチルスチレン、クロルスチレン、ジ
ビニルベンゼンなどの芳香族ビニル化合物。
■ メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、ブチル(メタ)アクリレート、エチレングリ
コーールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロ
パントリ(メタ)アクリレートなどのアクリレート系モ
ノマ−。
■ その他、酢酸ビニルなどのビニルェステル類、ジア
リルフタレートなどのアリルモノマー類、ジェチルフマ
レートなどのフマレート類。
また、上記■〜■のものは併用しても良い。
こ)でテレキーリツクポリマ一のm/nが1/9より小
さいと硬化物の耐熱劣化性が乏しく、9/1より大きい
と結晶性が高く、常温で希釈用反応性ビニルモノマーに
溶解せず使用困難となる。また、テレキーリックポリマ
−の分子量が1000より小さいと硬化物のゴム弾性が
乏しく、3000より大きいと希釈した硬化性樹脂組成
物が著しく高粘度となり使用困難となる。
テレキーリックポリマ一と希釈用反応性ビニルモノマー
の配合割合は重量部で40/60〜80/20、特に5
0/50〜70/30が好ましい。
配合割合が40/60より小さいと硬化物のゴム弾性お
よび耐熱劣化性が著しく低下し、80/20より大きい
と著しく高粘度の組成物となり使用困難となる。本発明
の硬化に際して過酸化物触媒としては特に制限するもの
でなく、ケトンパーオキサィド、ハイドロ/ぐーオキサ
イド、ジアルキル/ぐーオキサイド、ジアシル/ぐーオ
キサイド、/ぐーオキシエステルの単独または併用が可
能であり、またその硬化促進剤として金属塩、第三級ア
ミン、第四級アンモニウム塩を併用することによっても
硬化させられる。
その他活性エネルギー硬化の一手段としては紫外線硬化
も可能で、その場合には増感剤としてペンゾイン、ベン
ゾインアルキルェーテルなどの存在下で、また増感剤と
過酸化物触媒の併用存在下で高圧水銀ランプなどを使用
して照射硬化させられ、必要に応じて更に加熱炉、遠赤
外線照射などの焼付け硬化を併用することも有効である
以下実施例をもって本発明を更に具体的に説明する。実
施例 1重量部 両末端アクリル変性エチレンーブテン−1コポリマ−(
ブテン−1、8仇hol%ユニット、分子量1400)
70ビニルトルエ
ン 30クメンハイド
0/ぐーオキサイド 1.0ナフテン酸マン
ガン 0.5上記組成物を常温で
混合し、80℃雰囲気中1.5時間加熱後さらに110
00雰囲気中で2.虫時間の加熱による2段硬化を行な
った。
硬化は完全であり、第1図、第2図に示されるような鉄
製C字形ヮッシャ2を上記樹脂組成物1中に埋め込み硬
化した場合には亀裂の発生が認められなかった。さらに
、この埋め込み硬化した試料を100002時間放置後
ただちに一60oo、2時間放置し、これを1サイクル
として20サイクルの熱衝撃性試験を行なったが亀裂の
発生は認められなかった。また、この埋め込み硬化した
試料を120oo、50畑寺間放置後上言己の熱衝撃性
試験を行なったが熱劣化せず、亀裂の発生は認められな
かった。硬化樹脂の誘電特性は良好で温度によって殆ん
ど変化せず、誘電率(ご)、誘電正俊(ねn6)は、1
0KHz、2500においてご =2.44、tan6
=0.002& 12000においてご=2.30 0
n6=0.0040であった。
実施例 2 重量部 両末端メタクリル変性エチレンーブテン−1コポリマー
(ブテンー1、2伍hol%ユニット、分子量2000
) 40スチレン
60過酸化ペ
ンゾィル 1.0ジメチルア
ニリン 0.5上記組成物
を常温で混合した後、8000雰囲気中で1時間加熱後
さらに100℃雰囲気中で2時間の加熱による2段硬化
を行なった。
硬化は完全であった。第1図、第2図に示す鉄製C字形
ワッシャ2を樹脂組成物1中に埋め込み硬化した場合に
は亀裂の発生は認められなかった。実施例1と同様、1
0000と−60ooの間で熱衝撃試験を行なったが亀
裂の発生は認められず、また120qo、50畑時間放
置後の同試験でも亀裂の発生は認められず、耐熱劣化性
、耐酸化性ならびに、耐熱衝撃曲ま良好であった。硬化
樹脂の誘電特性は温度によって殆んど変化せず、10K
Hz、25℃においてご=2.40、tan6=0.0
040、12000においてご=2.40、ねn6=0
.0060と良好であった。
実施例 3 重量部 両末端アクリル変性エチレン−ブテンー1コポリマー(
ブテン−1、5位hol%ユニット、分子量1000)
80スチレン
15ラウリルメタクリ
レート 5メチルエチルケトン/fーオキ
サイド 1.0ナフテン酸コバルト
0.5上記組成物を常温で混合した後、8
0q0雰囲気中で6時間の加熱後を行なった。
硬化は完全であった。第1図、第2図に示すごとく鉄製
C字形ワッシャ2を樹脂組成物1中に埋め込み硬化した
場合には亀裂の発生は認められなかった。実施例1、2
と同様、100qoと−60qoの間で熱衝撃試験を行
なったが亀裂の発生が認められず、また12ぴ○、50
斑時間放置後の同試験でも亀裂の発生は認められず、耐
熱劣化性、耐酸化性ならびに耐熱衝撃性は良好であった
。硬化樹脂の譲露特性は温度によって殆んど変化せず、
10KHz、2500においてど=2.45、tan6
=0.0045 120こ0においてご=2.50 ね
n6=0.0060と良好であった。
比較例 重量部 TE−2000(両末端メタクリル変性1・2ーポリブ
タジエン)* 70スチレン
30クメンハイド
ロパーオキサイド 1.0ナフテン酸マンガ
ン 0.5*日曹製商品名上記
組成物を常温で混合した後、80qo雰囲気中で1.5
時間加熱後さらに110qo雰囲気中で2.母音間加熱
による2段硬化を行なった。
硬化は完全であった。また、電気特性も実施例1、2と
同様10KHz、25℃において、ご =2.9、ta
n6 =0.009 120q0においてご=3.1、
tan6=0.010と、比較的良好であった。しかし
、実施例と同じようにして100℃と−60℃の間で熱
衝撃試験を行なったところ亀裂の発生が認められた。ま
た、120q0、50畑時間放置後の同試験では1サイ
クルで大きな亀裂の発生が認められた。
実施例に比べて耐熱劣化性が著しく悪く、耐熱衝撃性の
低下を促進している。
本発明の耐熱劣化性、耐酸化性および耐熱衝撃性のすぐ
れたゴム弾性を有する硬化物を与える硬化性樹脂組成物
は紙、布、その他のテープ類への含浸用、電子回路部品
の注型絶縁用、封入用、絶縁塗料用材料として有用であ
り、特にフライバックトランス用、抵抗器、コンデンサ
ーの被覆保護材料として有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は鉄製C字形ワッシャを樹脂中に埋め込み硬化し
た状態を示す平面図、第2図は同側面図である。 1・・・・・・樹脂組成物、2……鉄製C字形ワツシヤ
、3・・・・・・鉄製スベーサ。 才’図 才2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 末端に水酸基を有するエチレンとα−オレフインと
    のコポリマーの水酸基1当量に、アクリル酸、メタクリ
    ル酸のうちから選ばれた1種の化合物を1カルボキシ当
    量反応させて得たテレキーリツクポリマと、ビニルモノ
    マとからなることを特徴とする硬化性樹脂組成物。
JP14813877A 1977-12-12 1977-12-12 硬化性樹脂組成物 Expired JPS6019769B2 (ja)

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JPS5481393A JPS5481393A (en) 1979-06-28
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JP5014689B2 (ja) * 2006-06-30 2012-08-29 孝志 澤口 両末端(メタ)アクリル酸エステル化オリゴアルキレン及びそれを用いた架橋共重合体
US8394870B2 (en) * 2009-07-16 2013-03-12 E.I. Du Pont De Nemours And Company Crosslinked fluoropolymer networks

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